JP5950766B2 - 放送信号受信機及びテレビジョン受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョン放送を受信する放送信号受信機、該放送信号受信機で受信したテレビジョン放送に基づいて映像を表示するテレビジョン受信機に関する。
テレビジョン放送を受信して視聴するテレビジョン受信機が普及している。民間の放送事業者によるテレビジョン放送においては、番組の途中にコマーシャルメッセージ(以下、CMという)が適宜挿入されている。視聴者は、あるチャンネルの番組の視聴中にCMが開始された場合、チャンネルを切り替え、異なるチャンネルの番組を少しの時間視聴した後、元のチャンネルに戻し、もともと視聴していた番組の視聴を継続することがある。また、視聴者によっては、もともと視聴していた番組の視聴も継続したいが、チャンネルを切り替えた後の番組も視聴したいという状況が生じることもある。
そこで、特許文献1では、もともと視聴していた番組と、チャンネルを切り替えた後の番組との両方を視聴できる映像受信機が提案されている。特許文献1に開示された装置は、連続視聴時間が所定の条件を満たしたチャンネルを録画候補チャンネルとし、このチャンネルでCMが放送されているときに他のチャンネルに切り替えられた場合、元のチャンネル(録画候補チャンネル)の番組を録画する構成である。このような構成により、視聴者は、チャンネルを切り替えた後の番組をそのまま視聴できると共に、チャンネルを切り替える前の番組(録画候補チャンネルの番組)は録画されるので後日視聴できる。
特開2011−166548号公報
特許文献1に開示された装置は、視聴中の録画候補チャンネルでCMが放送されているときに他のチャンネルに切り替えられた場合、録画候補チャンネルの番組を録画する。従って、視聴者の視聴状態によっては、録画候補チャンネルの登録及び録画候補チャンネルの番組録画が繰り返される可能性があり、多数の録画処理が実行される可能性があるという問題を有する。また、録画を開始する条件を満たした時点で録画処理が開始されるので、番組の放送開始時刻からの経過時間又は番組の残りの放送時間等にかかわらず録画処理が開始され、不要な録画処理が実行されるという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、不要な録画処理を抑制しつつ、CMの放送中に異なるチャンネルへの切り替えが行われた場合に、もともと視聴していた番組の視聴も可能な放送信号受信機及びテレビジョン受信機を提供することにある。
本発明に係る放送信号受信機は、テレビジョン放送用の複数のチャンネルのいずれかの選択を受け付ける受付部と、該受付部が選択を受け付けたチャンネルにて、広告信号、番組信号及び各番組の放送開始時刻を含む放送信号を受信する複数の受信部と、いずれかの受信部が受信した放送信号を表示装置へ出力する出力部とを備える放送信号受信機において、時計部と、いずれかの受信部が第1のチャンネルにて放送信号の受信を開始した時点で前記時計部が示す時刻が、前記受信部が受信する放送信号に含まれる番組信号の放送開始時刻から所定時間内の時刻であるか否かを判断する第1判断部と、前記受信部が前記第1のチャンネルにて放送信号を継続して受信する受信時間が所定時間を経過したか否かを判断する第2判断部と、前記第1判断部が前記所定時間内の時刻であると判断し、前記第2判断部が前記所定時間を経過したと判断した後に、前記受付部が第2のチャンネルの選択を受け付けた場合、その時点で前記受信部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号が広告信号であるか否かを判定する判定部と、前記受付部が前記第2のチャンネルの選択を受け付けた場合、異なる受信部が前記第2のチャンネルにて受信する放送信号を前記出力部にて表示装置へ出力する出力信号制御部と、前記判定部が広告信号であると判定した場合、前記受信部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号が番組信号に切り替わったか否かを検出する信号切替検出部と、該信号切替検出部が番組信号に切り替わったことを検出した場合、前記受信部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号を記録する記録部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、放送信号受信機は、第1のチャンネルの放送信号の受信を開始した場合、その時点の時刻が、前記放送信号に含まれる番組信号の放送開始時刻から所定時間内の時刻であるか否かを判断する第1の判断処理を行う。また放送信号受信機は、第1のチャンネルの放送信号を継続して受信する受信時間が所定時間を経過したか否かを判断する第2の判断処理を行う。放送信号受信機は、第1の判断処理で所定時間内の時刻であると判断し、第2の判断処理で所定時間を経過したと判断した後に、異なる第2のチャンネルが選択された場合、その時点における第1のチャンネルの放送信号が広告信号であるか否かを判定する。なお、放送信号受信機は、第2のチャンネルが選択された場合、第2のチャンネルの放送信号を表示装置へ出力するので、第2のチャンネルの番組は表示装置で視聴可能となる。第2のチャンネルが選択された時点における第1のチャンネルの放送信号が広告信号であった場合、第1のチャンネルの放送信号が広告信号から番組信号に切り替わったか否かを検出し、切り替わった後、第1のチャンネルの放送信号の記録を開始する。よって、もともと視聴していた第1のチャンネルの番組は録画(記録)されるので、第1のチャンネルの番組は後日視聴可能である。また、視聴を開始した時点の時刻が、番組の放送開始時刻から所定時間内の時刻であり、且つ、継続して視聴した時間が所定時間以上であるチャンネルに、録画(記録)候補となるチャンネルが制限される。よって、録画処理の増加を抑制し、不要な録画処理の実行を回避できる。
本発明に係る放送信号受信機は、前記判定部が広告信号であると判定した場合、前記受信部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号が番組信号に切り替わるまでの間に、前記受付部が前記第1のチャンネルの選択を受け付けたか否かを検出するチャンネル切替検出部を備え、前記記録部は、前記チャンネル切替検出部が前記第1のチャンネルの選択を受け付けたことを検出した場合、前記第1のチャンネルにて受信される放送信号を記録しないようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、放送信号受信機は、第1のチャンネルにて広告信号の放送中(受信中)に第2のチャンネルに切り替えられた場合であっても、第1のチャンネルによる広告信号の放送終了までに、第1のチャンネルに再度切り替えられた場合には、第1のチャンネルの放送信号を記録しない。よって、もともと視聴していた第1のチャンネルにおいて、広告信号の放送終了前に視聴が再開された場合は、録画する必要はないので、録画しない。
本発明に係る放送信号受信機は、前記記録部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号の記録中に、前記受付部が前記第1のチャンネルの選択を受け付けた場合、前記記録部が記録した放送信号の再生指示を受け付ける再生指示受付部を備え、前記出力信号制御部は、前記再生指示受付部が再生指示を受け付けた場合、前記記録部に記録された放送信号を前記出力部にて前記表示装置へ出力するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、放送信号受信機は、第1のチャンネルの放送信号の記録中に、第1のチャンネルを選択された場合、記録中の放送信号を再生するか否かの再生指示を受け付ける。放送信号受信機は、記録中の放送信号を再生する再生指示を受け付けた場合、記録している第1のチャンネルの放送信号を表示装置へ出力する。よって、CMの放送中に他のチャンネルに切り替えられることによって視聴が中断された第1のチャンネルの番組を、その続きから視聴することができる。一方、放送信号受信機は、記録中の放送信号を再生しない指示を受け付けた場合、第1のチャンネルで現在放送中(受信中)の番組を表示装置へ出力する。よって、第1のチャンネルで現在放送中の番組を視聴することができる。
本発明に係る放送信号受信機は、前記放送信号は、各番組のジャンル情報を含み、記録対象とする番組のジャンル情報を記憶するジャンル記憶部と、いずれかの受信部が第1のチャンネルにて放送信号の受信を開始した場合に、前記放送信号に含まれる番組信号のジャンル情報が、前記ジャンル記憶部に記憶してあるジャンル情報であるか否かを判断するジャンル判断部とを備え、前記第1判断部は、前記ジャンル記憶部に記憶してあるジャンル情報であると判断された場合に、前記放送信号の受信を開始した時点で前記時計部が示す時刻が、前記放送開始時刻から所定時間内の時刻であるか否かを判断するようにしてあり、前記第2判断部は、前記ジャンル記憶部に記憶してあるジャンル情報であると判断された場合に、前記受信部が前記第1のチャンネルにて放送信号を継続して受信する受信時間が所定時間を経過したか否かを判断するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、放送信号受信機は、記録対象とする番組のジャンルを予め記憶しており、予め記憶されたジャンルの番組についてのみ、上述した処理を行う。即ち、予め設定されたジャンルの番組が視聴されているときに、CMの放送中に他のチャンネルに切り替えられ、そのまま他のチャンネルの番組が視聴された場合、もともと視聴されていた番組を記録する。よって、視聴者が見逃したくない番組のジャンルを予め登録しておくことにより、一旦視聴を開始した番組を、チャンネルの切り替えを行うことによって見逃す可能性を低減させることができる。
本発明に係るテレビジョン受信機は、上述したいずれかの放送信号受信機と、該放送信号受信機から出力される放送信号に基づいて映像を表示する表示装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、上述したようにCMの放送中に異なるチャンネルに切り替えられた場合に、もともと視聴していた番組を録画することによって、切り替えられたチャンネルの番組及びもともと視聴していた番組の視聴が可能なテレビジョン受信機を実現できる。
本発明では、第1のチャンネルの番組が視聴されている場合に、CM(広告信号)の放送中に第2のチャンネルへの切り替えが行われ、そのまま第2のチャンネルの番組の視聴が継続された場合であっても、もともと視聴していた第1のチャンネルの番組も視聴できる。また、番組の放送開始時刻から所定時間内に視聴を開始し、継続して視聴している時間が所定時間以上となった番組(チャンネル)のみを録画候補とするので、不要な録画処理を抑制し、視聴者が真に録画を希望する可能性の高い番組のみを録画できる。
実施形態1のテレビジョン受信機の構成例を示すブロック図である。 テレビジョン受信機の機能構成例を示す機能ブロック図である。 テレビジョン受信機による視聴処理の手順を示すフローチャートである。 テレビジョン受信機による視聴処理の手順を示すフローチャートである。 録画処理を実行しているテレビジョン受信機による視聴処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2のテレビジョン受信機による視聴処理の手順の一部を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る放送信号受信機及びテレビジョン受信機について、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
以下に、実施形態1に係るテレビジョン受信機について説明する。
図1は、実施形態1のテレビジョン受信機の構成例を示すブロック図である。本実施形態1のテレビジョン受信機1は、制御部10、RAM(Random Access Memory)11、記憶部12、HDD(Hard Disk Drive)13、第1チューナ14a、第2チューナ14b、信号処理部15、操作部16及び表示部17等を備える。これらの各部はバスを介して相互に接続されている。なお、本実施形態1のテレビジョン受信機1は、2つのチューナ14a,14bを備えているが、3つ以上であってもよい。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等である。制御部10は、記憶部12に記憶されている制御プログラムを適宜RAM11にロードして実行することにより上述した各部を制御し、テレビジョン受信機1を、本発明に係る放送信号受信機及びテレビジョン受信機として動作させる。なお、制御部10は、絶対時刻(年/月/日/時/分/秒)を示す時計(時計部)を有している。
RAM11は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM11は、制御部10による各種の制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部12は、制御部10が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。
HDD(記録部)13は、大容量のHDを内蔵しており、チューナ14a,14bを介して受信したテレビジョン放送の放送信号を番組単位でHDに記憶(記録)する。
第1チューナ14a及び第2チューナ14bは同一のチューナである。チューナ(受信部)14a,14bは、図示しないアンテナに接続されており、ユーザ(視聴者)により選択されたチャンネルに応じてアンテナで受信した電波を検波してテレビジョン放送の放送信号を受信する。チューナ14a,14bは、受信した放送信号を信号処理部15へ送出する。
アンテナが受信する電波には、放送番組の番組信号(番組コンテンツ)に係る電波のほかに、各放送局が放送する放送番組のジャンル、チャンネル、放送開始日時(放送開始時刻)、放送終了日時及び番組タイトル等を示す番組情報を含むEPG(電子番組表)信号に係る電波が定期的に含まれる。また、民間の放送事業者によるテレビジョン放送においては、番組信号にCM信号(広告信号)が適宜挿入されている。従って、チューナ14a,14bが受信する放送信号には、番組信号だけでなくEPG信号及びCM信号も含まれる。
信号処理部15は、チューナ14a,14bが受信した放送信号に対して、FFT(高速フーリエ変換)処理及び復調処理等の所定の処理を行い、放送信号から、放送番組の番組信号及びCM信号、並びにEPG信号をそれぞれ抽出する。信号処理部15は、制御部10からの指示に従って、抽出した放送番組の番組信号及びCM信号をHDD13へ送出して記憶(録画)させ、又は表示部17へ送出して表示させる。なお、信号処理部15は、操作部16を介したユーザの操作に応じて、抽出したEPG信号を表示部17へ送出して表示させる。また信号処理部15が放送信号から抽出した番組信号には音声信号が含まれており、音声信号は、図示しないスピーカへ入力されて音声出力される。なお、本実施形態1のテレビジョン受信機1は、複数のチューナ14a,14bを備えているので、それぞれのチューナ14a,14bに対応する信号処理部15を複数備えてもよい。また、1つの信号処理部15で複数のチューナ14a,14bから並行して送出されてくる放送信号を順次切り替えて処理するようにしてもよい。
操作部16は、テレビジョン受信機1をユーザが操作するために必要な各種のキーを備えており、ユーザにより各キーが操作された場合、操作されたキーに対応した制御信号を制御部10へ送出する。制御部10は操作部16から取得する制御信号に従って各種処理を実行する。例えば操作部16には、視聴中のチャンネルを切り替えるためのチャンネル切替キーが設けられている。チャンネル切替キーが操作された場合、操作部16は、テレビジョン放送用の複数のチャンネルのいずれかの選択を受け付ける受付部として動作し、選択されたチャンネルを示す制御信号を制御部10へ送出する。
テレビジョン受信機1は、遠隔から操作するためのリモートコントロール装置から送信されてくるリモコン信号を受信する受信部を備えてもよい。この場合、受信部は、受信したリモコン信号を制御部10へ送出し、制御部10は、リモコン信号を解析し、リモコン信号に応じてテレビジョン受信機1の各部の動作を制御する。なお、リモートコントロール装置には、例えば、チャンネルを切り替えるための1〜12の数字キー、十字キー、決定キー及びクリアキー等が設けられている。また以下では、リモートコントロール装置を介してユーザが行った操作も、操作部16を介してユーザが行った操作として説明する。
表示部17は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。表示部17は、制御部10からの指示に従って各種の情報を表示する。例えば、表示部17は、チューナ14a,14bで受信されて信号処理部15で処理された放送信号(番組信号、CM信号、EPG信号)に基づいて、番組情報及びCM情報、並びにEPG情報を表示する。また表示部17は、HDD13に記録された放送信号(番組信号、CM信号)に基づいて番組情報及びCM情報を表示する。更に表示部17は、テレビジョン受信機1の動作状態、ユーザに対して通知すべき情報、テレビジョン受信機1を操作するためのメニュー画面等を表示する。
本実施形態1のテレビジョン受信機1は、上述したように2つのチューナ14a,14bを備える。よって、一方のチューナ14aで受信した放送信号を表示部17で視聴する処理と、他方のチューナ14bで受信した放送信号をHDD13に記録する処理とを並行して行うことができる。
次に、上述した構成のテレビジョン受信機1において、制御部10が記憶部12に記憶してある制御プログラムを実行することによって実現されるテレビジョン受信機1の機能について説明する。図2は、テレビジョン受信機1の機能構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態1のテレビジョン受信機1において、制御部10は、記憶部12に記憶してある制御プログラムを実行することによって、録画候補判定部20、CM検出部21、チャンネル切替検出部22、録画実行判定部23、視聴切替部24、録画処理部25等の各機能を実現する。なお、本実施形態1のテレビジョン受信機1において、制御部10は、チューナ14a,14bのいずれかで受信する放送信号を表示部17にて出力する視聴処理を行いつつ、上述した各機能の動作を行う。
本実施形態1のテレビジョン受信機1は、ユーザが、あるチャンネル(第1のチャンネル)の番組の視聴中に、CMが開始されたことによって他のチャンネル(第2のチャンネル)に切り替え、そのまま他のチャンネルの番組を視聴し続けた場合に、前のチャンネル(第1のチャンネル)の番組を録画する構成である。また、放送開始時刻(放送開始日時)から所定時間(例えば10分間)が経過するまでの間に視聴が開始されており、且つ、連続して視聴されている時間が所定時間(例えば15分間)以上となった番組を、上述したような録画を行う候補(録画候補)とする。即ち、本実施形態1のテレビジョン受信機1は、放送開始時刻から所定時間内に視聴が開始され、連続視聴時間が所定時間以上となった番組の視聴中に、CMの放送中に他のチャンネルに切り替えられ、そのまま他のチャンネルの番組の視聴が継続された場合に、前のチャンネルの番組を録画する構成である。
録画候補判定部20は、ユーザが視聴中の番組が録画候補の番組となるか否かを判定する。具体的には、録画候補判定部20はまず、ユーザがあるチャンネル(以下では、第1のチャンネルという)の番組の視聴を開始した場合、その時点で自身の時計が示す時刻が、視聴を開始した番組(第1のチャンネルの番組)の放送開始時刻から所定時間(例えば10分)以内の時刻であるか否かを判断する。より具体的には、録画候補判定部(第1判断部)20は、いずれかのチューナ14a,14b(ここでは第1チューナ14aとする)が、ユーザによって選択された第1のチャンネルの放送信号の受信を開始した時点の時刻が、第1のチャンネルの番組の放送開始時刻から所定時間以内の時刻であるか否かを判断する。なお、チューナ14a,14bは、例えば、操作部16を介してユーザがテレビ番組の視聴の開始指示を行った場合、又はテレビ番組の視聴中にユーザがチャンネルを切り替えた場合に、制御部10からの指示に従って、適宜チャンネルを切り替えて放送信号を受信する。また、番組の放送開始時刻は、放送信号に含まれるEPG信号から取得できる。
録画候補判定部20は、ユーザが第1のチャンネルの番組の視聴を開始した時点の時刻が、番組の放送開始時刻から所定時間以内の時刻でないと判断した場合、この番組は録画候補ではないと判定する。
一方、ユーザが第1のチャンネルの番組の視聴を開始した時点の時刻が、番組の放送開始時刻から所定時間以内の時刻であると判断した場合、録画候補判定部20は次に、ユーザが第1のチャンネルの番組を継続(連続)して視聴した時間(連続視聴時間)が所定時間(例えば15分)以上となったか否かを判断する。具体的には、録画候補判定部(第2判断部)20は、第1チューナ14aが第1のチャンネルの放送信号を連続して受信した時間が所定時間以上となったか否かを判断する。
連続視聴時間が所定時間以上となる前にチャンネルが切り替えられた場合、録画候補判定部20は、この第1のチャンネルの番組は録画候補ではないと判定する。なお、録画候補判定部20は、切り替えられたチャンネルについて、上述した処理を同様に行う。即ち、録画候補判定部20は、切り替えられたチャンネルについて、視聴を開始した時刻が、放送開始時刻から所定時間以内の時刻であるか否かを判断し、また、連続視聴時間が所定時間以上となったか否かを判断し、これらの判断結果に応じて録画候補となるか否かを判定する。
一方、連続視聴時間が所定時間以上となった場合、録画候補判定部20は、この第1のチャンネルの番組は録画候補であると判定する。録画候補の番組であると判定した場合、録画候補判定部20は、第1チューナ14aが受信する第1のチャンネルの番組が録画候補である旨をCM検出部21、チャンネル切替検出部22及び視聴切替部24に通知する。
CM検出部21は、録画候補判定部20から上述の通知があった場合、第1チューナ14aが受信する第1のチャンネルの放送信号を監視し、放送中の信号がCM信号であるか番組信号であるかを検出する。CM検出部21は、CM信号の放送開始及び放送終了を検出した場合、その旨を逐次録画実行判定部23に通知する。
チャンネル切替検出部22は、録画候補判定部20から上述の通知があった場合、操作部16からの制御信号を監視し、第1のチャンネルから他のチャンネルへの切り替えが指示されたか否かを検出し、切り替えが指示された場合、その旨を録画実行判定部23及び視聴切替部24に通知する。
視聴切替部24は、録画候補判定部20から上述の通知があった場合、チャンネル切替検出部22から通知されたチャンネル(ユーザによって切替指示されたチャンネル、第2のチャンネル)の放送信号の受信を第2チューナ14bに行わせる。そして視聴切替部(出力信号制御部)24は、第2チューナ14bが受信して信号処理部15にて処理された第2のチャンネルの放送信号を表示部17に出力し、第2のチャンネルの番組の表示を開始する。なお、このとき視聴切替部24は、第1チューナ14aが受信する第1のチャンネルの放送信号の表示部17への出力を終了する。これにより、表示部17で視聴される番組が第1のチャンネルの番組から第2のチャンネルの番組に切り替えられる。
従って、録画候補の番組がある場合、第1チューナ14aは第1のチャンネルの放送信号の受信を継続したまま、第2チューナ14bが第2のチャンネルの放送信号の受信を開始し、表示部17は第2チューナ14bが受信する第2のチャンネルの放送信号の表示を開始する。
なお、チャンネル切替検出部22は、録画候補判定部20から上述の通知がない場合にも、操作部16からの制御信号を監視してチャンネルの切り替えが指示されたか否かを検出する。そしてチャンネル切替検出部22は、チャンネルの切替指示を検出する都度、切り替えを指示されたチャンネルを視聴切替部24に通知する。
視聴切替部24は、録画候補判定部20から上述の通知がない場合、チャンネル切替検出部22から通知されたチャンネル(ユーザによって切替指示されたチャンネル、第2のチャンネル)の放送信号の受信を第1チューナ14aに行わせる。なお、このとき視聴切替部24は、第1チューナ14aによる第1のチャンネルの放送信号の受信を終了する。そして視聴切替部24は、第1チューナ14aが受信する第2のチャンネルの放送信号を表示部17に出力し、第2のチャンネルの番組の表示を開始する。これにより、表示部17で視聴される番組が第1のチャンネルの番組から第2のチャンネルの番組に切り替えられる。
従って、録画候補の番組がない場合、第1チューナ14aは第1のチャンネルの放送信号の受信を終了し、第2のチャンネルの放送信号の受信に切り替え、表示部17は第1チューナ14aが受信する第2のチャンネルの放送信号の表示を開始する。
録画実行判定部23は、CM検出部21からの通知情報と、チャンネル切替検出部22からの通知情報とに基づいて、録画候補判定部20によって録画候補と判定された番組に対して録画処理を開始すべきか否かを判定する。具体的には、録画実行判定部(判定部)23はまず、チャンネル切替検出部22から他のチャンネル(第2のチャンネル)への切り替え指示があった旨を通知された場合、このときの第1のチャンネルの放送信号がCM信号であるか否かを判定する。即ち、録画実行判定部23は、ユーザがチャンネルを切り替えたときに第1のチャンネルの放送信号がCM信号であったか否かを判定する。
ユーザがチャンネルを切り替えたときに第1のチャンネルの放送信号がCM信号でなかった場合、録画実行判定部23は、第1のチャンネルの番組を録画候補から除外する。例えば、録画実行判定部23は、第1チューナ14aによる第1のチャンネルの放送信号の受信を終了する。第1のチャンネルの放送信号が番組信号であるときにユーザがチャンネルを切り替えた場合、ユーザは第1のチャンネルの番組の視聴を故意に終了したと考えられるので、このような番組は録画対象としない。
ユーザがチャンネルを切り替えたときに第1のチャンネルの放送信号がCM信号であった場合、録画実行判定部23は、次にCM検出部21及びチャンネル切替検出部22から通知される情報に基づいて、第1のチャンネルの番組の録画処理を開始すべきか否かを判定する。具体的には、録画実行判定部23は、CM検出部(信号切替検出部)21及びチャンネル切替検出部22からの通知情報に基づいて、第1のチャンネルの放送信号が番組信号に切り替わる前に、第1のチャンネルへの切り替え指示があるか否かを判定する。即ち、録画実行判定部23は、CM検出部21から第1のチャンネルにおけるCM信号の放送終了を通知される前に、チャンネル切替検出部22から第1のチャンネルへの切り替え指示を通知されたか否かを判定する。
第1のチャンネルの放送信号が番組信号に切り替わる前に、第1のチャンネルへの切り替え指示があった場合、録画実行判定部23は、第1のチャンネルの番組を録画候補から除外する。即ち、第1のチャンネルでCM放送中に、異なるチャンネルに切り替えたユーザが再度第1のチャンネルへの切り替えを指示した場合、ユーザは以降においても第1のチャンネルの番組を視聴する意志があると考えられるので、このような番組は録画対象としない。なお、このとき、視聴切替部24によって第2チューナ14bによる第1のチャンネルの放送信号の受信、及び第2チューナ14bが受信する第1のチャンネルの放送信号の表示部17への出力が開始されている。よって、録画実行判定部23は、第1チューナ14aによる第1のチャンネルの放送信号の受信を終了すればよい。
第1のチャンネルの放送信号が番組信号に切り替わるまでに、第1のチャンネルへの切り替え指示がなかった場合、録画実行判定部23は、第1チューナ14aが受信する第1のチャンネルの放送信号の録画処理の実行を録画処理部25に指示する。
録画処理部25は、録画実行判定部23からの指示に従って、第1チューナ14aが受信する第1のチャンネルの放送信号をHDD13に記録する録画処理を開始する。これにより、番組信号に切り替わった時点から第1のチャンネルの番組の録画処理を行うことができる。
以下に、本実施形態1のテレビジョン受信機1による視聴処理についてフローチャートに基づいて説明する。図3及び図4は、テレビジョン受信機1による視聴処理の手順を示すフローチャートである。なお、ユーザが操作部16を操作してテレビジョン受信機1の動作終了を指示した場合、即ち、テレビ番組の視聴終了を指示した場合、制御部10は終了処理を行い、テレビジョン受信機1は動作を終了する。しかし、フローチャートの煩雑化を避けるため、また、説明の簡略化のため、以下では、ユーザがテレビ番組の視聴終了を指示した場合に制御部10が行う処理についての図示及び説明を省略する。
動作中のテレビジョン受信機1において、制御部10は、チャンネルの切替指示を受け付けたか否かを判断しており(S1)、チャンネルの切替指示を受け付けていないと判断した場合(S1:NO)、その他の処理を行いつつ待機する。テレビ番組の視聴中のユーザは操作部16を介してチャンネルの切替を行うことができ、制御部10は、操作部16を介してチャンネルの切替指示を受け付ける。またテレビジョン受信機1は、前回動作を終了する前に視聴していたチャンネルを例えば記憶部12に記憶している。そして、起動処理後のテレビジョン受信機1において、制御部10は、記憶部12に記憶してある前回の視聴チャンネルを読み出し、読み出したチャンネルにて放送信号の受信を開始する。なお、この場合、制御部10は、記憶部12から読み出したチャンネルを、切替指示を受け付けたチャンネルとする。
チャンネルの切替指示を受け付けたと判断した場合(S1:YES)、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの番組に視聴番組を切り替える(S2)。具体的には、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの放送信号の受信を、例えば第1チューナ14aにて開始し、第1チューナ14aが受信する放送信号の表示部17への出力を開始する。切替指示を受け付けたチャンネルの視聴処理が開始された場合、制御部10(録画候補判定部20)は、この時点の時刻が、視聴を開始した番組の放送開始時刻から所定時間内の時刻であるか否かを判断する(S3)。視聴を開始した番組の放送開始時刻から所定時間内の時刻でないと判断した場合(S3:NO)、制御部10は、ステップS1に処理を戻す。制御部10は、チャンネルの切替指示を受け付ける都度、ステップS2,S3の処理を繰り返し、これにより、ユーザは、切替指示したチャンネルの放送信号を表示部17にて視聴できる。
切替指示されたチャンネルの視聴処理を開始した時点の時刻が、視聴を開始した番組の放送開始時刻から所定時間内の時刻であると判断した場合(S3:YES)、制御部10は、この番組の連続視聴時間の計時処理を開始する(S4)。
制御部10は、連続視聴時間が所定時間以上となったか否かを判断しており(S5)、所定時間以上でないと判断した場合(S5:NO)、チャンネルの切替指示を受け付けたか否かを判断する(S6)。ここで、チャンネルの切替指示を受け付けていないと判断した場合(S6:NO)、制御部10は、ステップS5に処理を戻し、連続視聴時間が所定時間以上となるか、チャンネルの切替指示を受け付けるまで、ステップS5,S6の処理を繰り返す。
チャンネルの切替指示を受け付けたと判断した場合(S6:YES)、制御部10は、ステップS2に処理を戻し、切替指示を受け付けたチャンネルについて、ステップS2〜S6の処理を繰り返す。具体的には、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの番組の視聴処理を開始し(S2)、開始した時点の時刻が、視聴を開始した番組の放送開始時刻から所定時間内の時刻であるか否かを判断する(S3)。また制御部10は、視聴を開始した番組の連続視聴時間の計時処理を開始し(S4)、連続視聴時間が所定時間以上となったか否かを判断する(S5)。
連続視聴時間が所定時間以上となったと判断した場合(S5:YES)、制御部10は、このとき第1チューナ14aが受信している放送信号のチャンネル(番組)を録画候補に決定する(S7)。なお、録画候補に決定されたチャンネルは第1のチャンネルとする。
制御部10(チャンネル切替検出部22)は、第1のチャンネル以外のチャンネルへの切替指示を受け付けたか否かを判断しており(S8)、チャンネルの切替指示を受け付けていないと判断した場合(S8:NO)、その他の処理を行いつつ待機する。例えば、制御部10は、第1チューナ14aが受信する第1のチャンネルの放送信号の表示部17での視聴処理を継続する。
第1のチャンネル以外のチャンネルへの切替指示を受け付けたと判断した場合(S8:YES)、制御部10(視聴切替部24)は、切替指示を受け付けたチャンネルの番組に視聴番組を切り替える(S9)。ここでは、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの放送信号の受信を第2チューナ14bにて開始し、第2チューナ14bが受信した放送信号の出力を表示部17にて開始する。
また制御部10(CM検出部21)は、このときに第1のチャンネルではCM信号の放送中であるか否かを判断する(S10)。CM信号の放送中でないと判断した場合(S10:NO)、制御部10は、第1チューナ14aによる第1のチャンネルの放送信号の受信を終了し(S11)、処理を終了する。なお、ステップS9で切り替えられた番組の視聴処理が継続して行われており、この視聴処理におけるチャンネル(番組)についても、上述した処理が行われているが、ここでは説明を省略する。
第1のチャンネルでCM信号の放送中であると判断した場合(S10:YES)、制御部10は、第1チューナ14aが受信する第1のチャンネルの放送信号を監視し、CM信号の放送が終了したか否かを判断する(S12)。CM信号の放送が終了していないと判断した場合(S12:NO)、制御部10は、チャンネルの切替指示を受け付けたか否かを判断する(S13)。チャンネルの切替指示を受け付けていないと判断した場合(S13:NO)、制御部10は、ステップS12に処理を戻し、第1のチャンネルにおいてCM信号の放送が終了するか、チャンネルの切替指示を受け付けるまで、ステップS12,S13の処理を繰り返す。
チャンネルの切替指示を受け付けたと判断した場合(S13:YES)、制御部10は、切替指示されたチャンネルが、ステップS7で録画候補に決定されたチャンネル(第1のチャンネル)であるか否かを判断する(S14)。録画候補に決定されたチャンネルではないと判断した場合(S14:NO)、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの番組に視聴番組を切り替える(S15)。ここでは、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの放送信号の受信を第2チューナ14bにて開始し、第2チューナ14bが受信した放送信号の出力を表示部17にて開始する。その後、制御部10は、ステップS12に処理を戻し、処理を繰り返す。
切替指示されたチャンネルが、録画候補に決定されたチャンネルであると判断した場合(S14:YES)、制御部10は、第1チューナ14aによる第1のチャンネルの放送信号の受信を終了し(S11)、処理を終了する。即ち、第1のチャンネルでCM信号の放送中に、一旦他のチャンネルへの切替を行った後、第1のチャンネルの視聴を再度開始した場合、この第1のチャンネルの番組を録画対象から除外する。なお、ここでは、ステップS9又はS15で切り替えられた番組の視聴処理、具体的には、第2チューナ14bが受信する放送信号の視聴処理が継続して行われており、この視聴処理におけるチャンネル(番組)についても、上述した処理が行われているが、ここでは説明を省略する。また、ここでは、第1チューナ14aによる第1のチャンネルの放送信号の受信を終了する代わりに、第2チューナ14bによる第1のチャンネルの放送信号の受信を終了し、第1チューナ14aが受信する放送信号について、上述した処理を行ってもよい。
第1のチャンネルの放送信号において、CM信号の放送が終了したと判断した場合(S12:YES)、制御部10(録画処理部25)は、第1チューナ14aが受信する第1のチャンネルの放送信号をHDD13に記録する録画処理を開始し(S16)、処理を終了する。上述した処理により、番組の放送開始時刻から所定時間内に視聴を開始し、更に連続視聴時間が所定時間以上となった番組について、CM放送中に他のチャンネルに切り替えられ、CM終了後も他のチャンネルの視聴が継続されていた場合、CM終了後に録画が開始される。よって、番組の放送開始時刻から所定時間内に視聴を開始し、更に連続視聴時間が所定時間以上となった番組で、CM放送中に他のチャンネルに切り替えられたことによって、それ以降視聴できなかった番組を後日視聴できる。これにより、同一時間帯に放送される複数の番組を共に視聴することが可能となる。
次に、上述したような録画処理の実行中に、録画処理が実行されているチャンネルへの切替指示(視聴指示)を受け付けた場合にテレビジョン受信機1が行う処理について説明する。図5は、録画処理を実行しているテレビジョン受信機1による視聴処理の手順を示すフローチャートである。
上述したような録画処理の実行中のテレビジョン受信機1において、制御部10は、チャンネルの切替指示を受け付けたか否かを判断しており(S21)、チャンネルの切替指示を受け付けていないと判断した場合(S21:NO)、その他の処理を行いつつ待機する。チャンネルの切替指示を受け付けたと判断した場合(S21:YES)、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルが、現在録画中のチャンネルであるか否かを判断する(S22)。録画中のチャンネルでないと判断した場合(S22:NO)、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの番組に視聴番組を切り替えて(S23)、処理を終了する。具体的には、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの放送信号の受信を、例えば第2チューナ14bにて開始し、第2チューナ14bが受信する放送信号の表示部17への出力を開始する。なお、第1チューナ14aは、録画中の番組信号を受信するために使用されている。
切替指示を受け付けたチャンネルが、現在録画中のチャンネルであると判断した場合(S22:YES)、制御部10は、録画した番組を視聴(再生)するか、現在放送中の番組を視聴するかの選択を受け付ける選択画面を表示部17に表示する(S24)。選択画面には、例えば「選択されたチャンネルの番組は現在録画中です。視聴を中断した場面までさかのぼって視聴できますが、視聴しますか?」のようなメッセージが表示される。なお、録画した番組とは、放送開始時刻から所定時間以内に視聴を開始し、連続視聴時間が所定時間以上である番組で、更にCM信号の放送中に他のチャンネルに切り替えられて、それ以降視聴されていない番組である。
制御部(再生指示受付部)10は、選択画面を介したユーザからの指示に従って、録画した番組の視聴(再生)指示を受け付けたか否かを判断する(S25)。録画した番組の視聴指示を受け付けなかったと判断した場合(S25:NO)、即ち、現在放送中の番組の視聴指示を受け付けた場合、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルにて現在放送中の番組に視聴番組を切り替えて(S23)、処理を終了する。なお、ここでは、制御部10は、切替指示を受け付けたチャンネルの放送信号の受信を第2チューナ14bにて開始し、第2チューナ14bが受信する放送信号の表示部17への出力を開始する。また、この際、第1チューナ14aが受信する放送信号のHDD13への録画処理を終了してもよい。
録画した番組の視聴指示を受け付けたと判断した場合(S25:YES)、制御部10は、HDD13に録画した番組の再生処理を開始し(S26)、処理を終了する。ここでは、制御部10は、録画中の番組、即ち、ステップS21で切替されたチャンネルの番組をHDD13に録画する処理を継続しつつ、この番組をHDD13から読み出して表示部17で再生させる処理を開始する。
上述した処理により、所定の条件を満たすことによって録画が開始された番組について、この番組の視聴が再度要求された場合に、録画を開始した時点からの視聴を行うか、現在放送中の時点からの視聴を行うかを選択できる。よって、視聴していない箇所の視聴が可能となるとともに、ユーザが視聴したくない場合には、視聴を回避できる。なお、所定の条件を満たす番組とは、放送開始時刻から所定時間以内に視聴を開始し、連続視聴時間が所定時間以上であり、更にCM信号の放送中に他のチャンネルに切り替えられて、それ以降視聴されていない番組である。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係るテレビジョン受信機1について説明する。本実施形態2のテレビジョン受信機は、上述した実施形態1のテレビジョン受信機1と同様の構成を有するので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
上述の実施形態1のテレビジョン受信機1は、放送開始時刻から所定時間以内に視聴を開始し、連続視聴時間が所定時間以上となった番組(チャンネル)を録画候補に決定し、録画候補のチャンネルにおいて、CM信号の放送中に他のチャンネルに切り替られて、CM信号の放送終了以降に視聴されていない番組を録画する構成である。
これに対して、本実施形態2のテレビジョン受信機1は、録画候補となる番組のジャンルを予め設定しておき、設定されたジャンルの番組であって、放送開始時刻から所定時間以内に視聴を開始し、連続視聴時間が所定時間以上となった番組を録画候補に決定する構成とする。よって、本実施形態2のテレビジョン受信機1では、録画候補とすべき番組のジャンル情報が記憶部(ジャンル記憶部)12に予め記憶されている。なお、記憶部12に記憶してあるジャンル情報は、ユーザによって登録又は変更可能である。
以下に、本実施形態2のテレビジョン受信機1による視聴処理について説明する。本実施形態2のテレビジョン受信機1は、上述の実施形態1のテレビジョン受信機1が行う視聴処理と同様の処理を行う。即ち、本実施形態2のテレビジョン受信機1は、図3及び図4に示した処理と同様の処理を行うので、同様の処理については説明を省略し、異なる処理についてのみ説明する。
図6は、実施形態2のテレビジョン受信機1による視聴処理の手順の一部を示すフローチャートである。なお、実施形態1のテレビジョン受信機1が行う処理と同様の処理については、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
本実施形態1のテレビジョン受信機1において、制御部10は、上述の実施形態1と同様に、チャンネルの切替指示を受け付けたと判断した場合(S1:YES)、切替指示を受け付けたチャンネルの番組に視聴番組を切り替える(S2)。
制御部(ジャンル判断部)10(録画候補判定部20)は、切替指示を受け付けたチャンネルの視聴処理が開始された場合、このチャンネルの番組のジャンルが、予め記憶部12に記憶してあるジャンル情報が示すジャンル(登録ジャンル)であるか否かを判断する(S31)。なお、視聴処理が開始されたチャンネルの番組のジャンル情報は、EPG信号から取得できる。登録ジャンルでないと判断した場合(S31:NO)、制御部10は、ステップS1に処理を戻す。登録ジャンルであると判断した場合(S31:YES)、制御部10は、ステップS3に処理を移行し、ステップS3以降の処理を行う。
本実施形態2のテレビジョン受信機1においても、番組の放送開始時刻から所定時間内に視聴を開始し、更に連続視聴時間が所定時間以上となった番組で、CM放送中に他のチャンネルに切り替えられたことによって、それ以降視聴できなかった番組を後日視聴できる。これにより、同一時間帯に放送される複数の番組を共に視聴することが可能となる。
また、本実施形態2のテレビジョン受信機1では、録画対象(候補)となる番組を、予め設定されたジャンルの番組に制限できるので、録画処理が増加することを防止でき、ユーザが真に録画を希望する番組のみを録画対象とすることができる。
上述の実施形態2のテレビジョン受信機1は、録画候補となる番組を、予め登録したジャンルの番組に制限する構成である。このほかに、例えば、放送時間、具体的には、放送開始日時から放送終了日時までの時間が所定時間(例えば、1時間)以上の番組に制限してもよい。この場合、制御部10は、図6に示したフローチャート中のステップS31の処理の代わりに、視聴処理が開始された番組の放送時間が、予め設定された時間以上であるか否かを判断すればよい。また、録画処理に用いるリソースに空きがあるか否かを予め判断し、空きがない場合に、リソースに空きがないことによって録画できない旨のメッセージをユーザに通知するようにしてもよい。なお、録画処理に必要なリソースに空きがあるか否かを判断する処理は、例えば、図3及び図4に示したフローチャート中のステップS2の後段、又はステップS7の前段等で行ってもよい。
上述の実施形態1,2では、本発明に係る放送信号受信機を、録画機能を有するテレビジョン受信機1に適用した構成を例に説明した。このほかに、本発明に係る放送信号受信機は、表示部17を備えない代わりに、表示装置に有線接続又は無線接続可能な接続部を有する記録再生装置、セットトップボックスにも適用できる。この場合、記録再生装置又はセットトップボックスは、チューナで受信した放送信号を外部の表示装置へ出力し、ユーザは外部の表示装置でテレビジョン放送の視聴を行うことができる。記録再生装置又はセットトップボックスに適用した場合であっても、上述の実施形態1,2で得られる効果と同様の効果が得られる。
以上、本発明の好適な実施形態について具体的に説明したが、各構成及び動作等は適宜変更可能であって、上述の実施形態に限定されることはない。
1 テレビジョン受信機(放送信号受信機)
10 制御部(時計部、再生指示受付部、ジャンル判断部)
12 記憶部(ジャンル記憶部)
13 HDD(記録部)
14a 第1チューナ(受信部)
14b 第2チューナ(受信部)
16 操作部(受付部)
17 表示部(表示装置)
20 録画候補判定部(第1判断部、第2判断部)
21 CM検出部(信号切替検出部)
22 チャンネル切替検出部
23 録画実行判定部(判定部)
24 視聴切替部(出力信号制御部)

Claims (5)

  1. テレビジョン放送用の複数のチャンネルのいずれかの選択を受け付ける受付部と、該受付部が選択を受け付けたチャンネルにて、広告信号、番組信号及び各番組の放送開始時刻を含む放送信号を受信する複数の受信部と、いずれかの受信部が受信した放送信号を表示装置へ出力する出力部とを備える放送信号受信機において、
    時計部と、
    いずれかの受信部が第1のチャンネルにて放送信号の受信を開始した時点で前記時計部が示す時刻が、前記受信部が受信する放送信号に含まれる番組信号の放送開始時刻から所定時間内の時刻であるか否かを判断する第1判断部と、
    前記受信部が前記第1のチャンネルにて放送信号を継続して受信する受信時間が所定時間を経過したか否かを判断する第2判断部と、
    前記第1判断部が前記所定時間内の時刻であると判断し、前記第2判断部が前記所定時間を経過したと判断した後に、前記受付部が第2のチャンネルの選択を受け付けた場合、その時点で前記受信部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号が広告信号であるか否かを判定する判定部と、
    前記受付部が前記第2のチャンネルの選択を受け付けた場合、異なる受信部が前記第2のチャンネルにて受信する放送信号を前記出力部にて表示装置へ出力する出力信号制御部と、
    前記判定部が広告信号であると判定した場合、前記受信部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号が番組信号に切り替わったか否かを検出する信号切替検出部と、
    該信号切替検出部が番組信号に切り替わったことを検出した場合、前記受信部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号を記録する記録部と
    を備えることを特徴とする放送信号受信機。
  2. 前記判定部が広告信号であると判定した場合、前記受信部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号が番組信号に切り替わるまでの間に、前記受付部が前記第1のチャンネルの選択を受け付けたか否かを検出するチャンネル切替検出部を備え、
    前記記録部は、前記チャンネル切替検出部が前記第1のチャンネルの選択を受け付けたことを検出した場合、前記第1のチャンネルにて受信される放送信号を記録しないようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の放送信号受信機。
  3. 前記記録部が前記第1のチャンネルにて受信する放送信号の記録中に、前記受付部が前記第1のチャンネルの選択を受け付けた場合、前記記録部が記録した放送信号の再生指示を受け付ける再生指示受付部を備え、
    前記出力信号制御部は、前記再生指示受付部が再生指示を受け付けた場合、前記記録部に記録された放送信号を前記出力部にて前記表示装置へ出力するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の放送信号受信機。
  4. 前記放送信号は、各番組のジャンル情報を含み、
    記録対象とする番組のジャンル情報を記憶するジャンル記憶部と、
    いずれかの受信部が第1のチャンネルにて放送信号の受信を開始した場合に、前記放送信号に含まれる番組信号のジャンル情報が、前記ジャンル記憶部に記憶してあるジャンル情報であるか否かを判断するジャンル判断部とを備え、
    前記第1判断部は、前記ジャンル記憶部に記憶してあるジャンル情報であると判断された場合に、前記放送信号の受信を開始した時点で前記時計部が示す時刻が、前記放送開始時刻から所定時間内の時刻であるか否かを判断するようにしてあり、
    前記第2判断部は、前記ジャンル記憶部に記憶してあるジャンル情報であると判断された場合に、前記受信部が前記第1のチャンネルにて放送信号を継続して受信する受信時間が所定時間を経過したか否かを判断するようにしてあることを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の放送信号受信機。
  5. 請求項1から4までのいずれかひとつに記載の放送信号受信機と、
    該放送信号受信機から出力される放送信号に基づいて映像を表示する表示装置と
    を備えることを特徴とするテレビジョン受信機。
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