JP5950602B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関するものである。
電子写真方式を採用するプリンタ等の画像形成装置は、画像形成システムとして、コントローラ部と、エンジン制御部とを有している。コントローラ部とエンジン制御部は、互いに同期してシート材等の記録材上に画像を形成するための画像形成動作の制御を行う。また、コントローラ部は、主にホストコンピュータから受信した情報に基づいて、エンジン制御部に対して画像形成動作の開始の指示等を行う。また、コントローラ部とエンジン制御部は、画像形成動作の制御に加えて、画像品質維持のための動作(以下、付加動作)の制御を行う。
付加動作としては、例えば、トナー容器内に残留するトナーの残量を測定するトナー残量検知(特許文献1参照)や画像形成装置内に付着したトナーを除去するクリーニング動作(特許文献2参照)等がある。この付加動作は、通常、画像形成動作の途中であって、適宜必要となった場合に画像形成動作を中断して行われるものである。したがって、付加動作を行う場合、画像形成の生産性が低下し、ユーザの待ち時間が長くなってしまう。
そこで、画像形成動作の途中ではなく、画像形成動作開始前の起動処理中に上記付加動作を行うことにより、ユーザの待ち時間が長くなるのを抑制することができると考えられる。例えば、エンジン制御部の起動処理完了後であって、コントローラ部の起動処理中に、エンジン制御部が付加動作の制御を行うことで、時間を有効に活用することができ、ユーザの待ち時間が長くなることを抑制することができると考えられる。
特開2007−67732号公報 特開2007−256868号公報
起動処理の時間は、接続されている機器の種類や数を変更したり、ユーザが特定の機能を有効又は無効にするなどの設定変更をすることによって異なる。すなわち、起動処理時間は変動的であり、起動処理開始前にその処理時間は不確定なものである。したがって、エンジン制御部の起動処理の時間と付加動作の実行時間とを合わせた時間が、コントローラ部の起動処理時間よりも長くなってしまう場合がある。また、同様にコントローラ部の起動処理の時間と付加動作の実行時間とを合わせた時間が、エンジン制御部の起動処理時間よりも長くなってしまう場合もある。このような場合においては、画像形成動作開始前の起動処理中におけるユーザの待ち時間が長くなってしまうという問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、付加動作を実行することにより生じるユーザの待ち時間が長くなることを抑制することを目的とする。
本発明は、第1の制御手段と、第2の制御手段と、を備え、前記第1の制御手段と前記第2の制御手段は、画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する画像形成装置であって、前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が、前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合は、前記第1の制御手段は、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間において、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させ、前記第1の起動処理にかかる時間の方が前記第2の起動処理にかかる時間より長い場合は、前記第2の制御手段は、前記第2の起動処理が完了した後、前記第1の起動処理が完了するまでの期間において、前記付加動作のうち前記第2の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明は、第1の制御手段と、第2の制御手段と、を備え、前記第1の制御手段と前記第2の制御手段は、画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する画像形成装置であって、前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が、前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合は、前記第1の制御手段は、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間に予め設定した付加時間を加えた期間において、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する、第1の制御手段と、第2の制御手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が、前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合に、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間において、前記第1の制御手段が、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させるステップと、前記第1の起動処理にかかる時間の方が前記第2の起動処理にかかる時間より長い場合に、前記第2の制御手段は、前記第2の起動処理が完了した後、前記第1の起動処理が完了するまでの期間において、前記付加動作のうち前記第2の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させるステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する、第1の制御手段と、第2の制御手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が、前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合に、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間に予め設定した付加時間を加えた期間において、前記第1の制御手段が、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させるステップを備えることを特徴とする。
また、本発明は、第1の制御手段と、第2の制御手段と、を備え、前記第1の制御手段と前記第2の制御手段は、画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する画像形成装置であって、前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合は、前記第1の制御手段は、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間において、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させ、前記付加動作には複数の動作が含まれており、前記複数の動作には個別に実行閾値が定められており、前記画像形成動作の実行の頻度を表すカウント値をカウントするカウンタと、前記実行閾値に対する前記カウント値の遠近に基づいて優先度が高いか低いかを判断する優先度判断手段と、をさらに有し、前記第1の制御手段、又は前記第2の制御手段は、前記複数の動作のうち前記優先度が高いと判断された動作を優先して実行することを特徴とする。
本発明によれば、付加動作を実行することにより生じるユーザの待ち時間が長くなることを抑制することができる。
本実施例に係る画像形成装置の全体構成の概略断面図 本実施例に係る画像形成装置のシステム構成を説明する図 実施例1に係る画像形成装置の電源投入後の動作について説明する図 実施例1における付加動作の実行の優先度について説明する図 実施例1において実行する付加動作の例を説明する図 実施例1に係るコントローラ部の制御のフローについて説明する図 実施例1に係るエンジン制御部の制御のフローについて説明する図 第一の選択処理のフローについて説明する図 実施例2において実行する付加動作の例を説明する図 実施例2における付加動作の実行の優先度について説明する図 第二の選択処理のフローについて説明する図 実施例3に係る画像形成装置の電源投入後の動作について説明する図 実施例3に係るコントローラ部の制御のフローについて説明する図 実施例3に係るエンジン制御部の制御のフローについて説明する図
(画像形成装置の全体構成)
まず、図1を用いて、本発明の実施例に係るカラー電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。なお、以下に記載する構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれに限定するものではない。
図1に示すように、本実施例に係る画像形成装置は、主な構成要素として、現像装置1と、スキャナ装置2と、給送装置3と、転写装置4と、定着装置5と、排出装置6とを有
する。また、本実施例に係る画像形成装置は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの4色についての画像形成が可能なプロセスカートリッジを着脱可能に備えている。なお、これら4つのプロセスカートリッジは画像形成の色が異なることを除いて構成は同じであるため、ブラックKのプロセスカートリッジの構成についてのみ説明を行い、他の色のプロセスカートリッジについての説明は省略する。プロセスカートリッジは、主な構成要素として、上記現像装置1と、電子写真感光体(以下、像担持体)7と、帯電ローラ8とを有している。現像装置1は、静電潜像を現像する現像剤担持体11と、現像剤担持体11に現像剤としてのトナーを供給するトナー供給ローラ12と、トナーを収容するトナー容器13とを備えている。転写装置4は、一次転写ローラ41と、二次転写ローラ42と、中間転写ベルト43とを備えている。また、現像剤担持体11には、電圧印加手段(不図示)が接続されている。また、中間転写ベルト43上に残留したトナーを除去するために、クリーニングブレード9が中間転写ベルト43に当接して設けられている。クリーニングブレード9によって除去されたトナーは、廃トナー回収容器9aへと回収される。また、記録材としてのシート材Pは、給紙カセット14に収納されている。
次に、図1を用いて、本実施例に係る画像形成装置の画像形成動作について説明する。まず、帯電ローラ8が、像担持体7の表面を一様に帯電する。そして、スキャナ装置2が画像情報に基づいたレーザ光を像担持体上に照射し、像担持体7上に静電潜像が形成される。そして、トナー供給ローラ12が、トナー容器13に収容されるトナーを現像剤担持体11に供給し、さらに、現像剤担持体11が像担持体7にトナーを供給することにより、像担持体7上の静電潜像を可視化する。静電潜像が可視化されることにより形成されたトナー像は、一次転写ローラ41によって中間転写ベルト43上に一次転写される。さらに、中間転写ベルト43に転写されたトナー像は、二次転写ローラ42によって記録材としてのシート材P上(記録材上)に二次転写される。さらに、シート材P上に転写されたトナー像は、定着装置5において加熱、加圧されることにより、転写材Pに永久画像として定着される。その後、画像が形成されたシート材Pは、排出装置6によって画像形成装置の外部へと排出される。
(画像形成装置のシステム構成)
次に、図2を用いて、本実施例に係る画像形成装置のシステム構成について説明する。図2は、本実施例に係る画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。図2に示すように、本実施例に係る画像形成装置は、主なシステム構成として、互いに同期して画像形成動作を制御するコントローラ部101と、エンジン制御部201とを備えている。そして、コントローラ部101は、エンジン制御部201とホストコンピュータ301と相互に通信可能となっている。コントローラ部101は、メイン制御部(以下、CPU)102と、ビデオインターフェイス部103と、情報表示部104と、ROM105と、RAM106と、メモリ107とを備えている。情報表示部104は、ユーザからの操作指示の入力を受け付けるタッチパネルや各種の操作ボタンを備えるオペレーションパネルなどの外部出力装置に画像形成装置の操作のための情報を表示する。メモリ107は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの不揮発性メモリである。すなわち、メモリ107は、画像形成装置本体の電源投入状態において各種のデータを記憶するための書き換え可能なメモリであるとともに、電源遮断後においても、その内容を保持可能なメモリである。
コントローラ部101は、ホストコンピュータ301から画像情報と用紙サイズや紙種等の印字情報を受け取る。そして、受け取った画像情報を解析すると共に、ビットデータ等のエンジン制御部201において処理可能な信号に変換する。コントローラ部101は、ビデオインターフェイス部103からビデオインターフェイス部209へのシリアルバス110を介して、エンジン制御部201に印字情報を送信する。また、シリアルバス1
10とは異なるビデオ信号線111を用いて、画像情報をエンジン制御部201に送信する。
エンジン制御部201は、メイン制御部(以下、CPU)202と、駆動制御部203と、定着制御部204と、用紙制御部205と、ROM206と、RAM207と、メモリ208と、ビデオインターフェイス部209とを備えている。メモリ208は、メモリ107と同等の機能を持つ不揮発性メモリである。すなわち、メモリ208は、画像形成装置本体の電源投入状態において各種のデータを記憶するための書き換え可能なメモリであるとともに、電源遮断後においても、その内容を保持可能なメモリである。エンジン制御部201は、コントローラ部101から送信される印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行い、コントローラ部101から送信される印字開始コマンドを待つ。エンジン制御部201は、印字開始コマンドを受信すると、コントローラ部101に、画像情報についての信号であるビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力する。そして、印字予約コマンドの情報に従って画像形成動作の制御を開始する。
また、本実施例に係る画像形成装置は、本体に開閉自由に設けられたドアの開閉を検知するドア開閉センサ302と、シート材Pを収納する給紙トレイの開閉を検知する給紙トレイ開閉センサ303を備えている。そこで感知した情報をエンジン制御部201のCPU202に送信可能となっている。ドア開閉センサ302は、ドアが開けられた時にONとなり、閉められた時にOFFとなる。給紙トレイ開閉センサ303は、給紙トレイが開けられた時にONとなり、閉められた時にOFFとなる。
(付加動作)
次に、画像形成動作のために行う動作以外の動作であって、画像品質維持のために実行する動作(以下、付加動作)について説明する。付加動作は、一般的には、適宜必要となった場合に画像形成動作を中断して行われるものである。また、付加動作の種類は複数あり、それらの実行時間はそれぞれ異なる。エンジン制御部201が制御する付加動作の例としては、トナー残量検知、クリーニング動作、トナー吐き出し動作等がある。また、コントローラ部101が制御する付加動作の例としては、画像処理動作がある。
トナー残量検知とは、トナー容器13に残留するトナーの残量を測定するための検知のことをいう。画像形成動作を行うとトナー容器13内のトナーの残量が減少していく。そのため、トナー残量検知は、トナーの補充のタイミングをユーザに知らせること等を目的に行われるものである。
クリーニング動作とは、画像形成装置内に付着したトナーを除去する動作をいう。このクリーニング動作は、画像形成装置を繰り返し行った結果、画像形成装置内にトナーが付着し、さらにシート材にそのトナーが付着することで画像不良が発生することを抑制するために行われるものである。具体的には、中間転写ベルト43上に残留し付着したトナーをクリーニングブレード9によって除去する動作がある。
トナー吐き出し動作とは、定期的に所定量のトナーをクリーニングブレード9に供給することをいう。このトナー吐き出し動作は、クリーニングブレード9と、中間転写ベルト43との間に生じる摩擦力により、クリーニングブレード9の弾性体からなる表面がめくれてしまうことを抑制するために行われるものである。
(実施例1)
上述した付加動作は、通常は、その動作が必要となった時点で、画像形成動作を中断して実行するものである。しかしながら、付加動作を行うたびに画像形成動作を中断していたのでは画像形成の生産性が低下し、ユーザの待ち時間が長くなってしまう。そこで、実
施例1に係る画像形成装置においては、画像形成動作の開始前であってコントローラ部101の起動処理中に、エンジン制御部201が付加動作の制御を実行する構成を採用する。
図3に示すように、画像形成装置の電源を投入直後、コントローラ部101とエンジン制御部201に対する電源供給が同時に開始される。そして、エンジン制御部201とコントローラ部101は、起動処理をそれぞれ開始する。ここで、起動処理とは、画像形成装置の電源投入時やドアを閉じた時に行われる動作であって、画像形成装置の各種装置の状態確認及び初期設定等を行うことをいう。実施例1においてエンジン制御部201の起動処理の処理時間teは、コントローラ部101の起動処理の処理時間tcよりも短い。
画像形成装置の電源投入後であって起動処理の開始後、コントローラ部101は、エンジン制御部201との通信確立を確認後、エンジン制御部201に通信確立通知を行う。起動処理開始後であって、通信確立通知を受信したエンジン制御部201は、エンジン状態をコントローラ部101に通知する。ここで、エンジン状態とは、ドアの開閉状態や給紙トレイの開閉状態を示す。エンジン状態に応じてコントローラ部101の起動処理の処理時間tcが変動するため、その変動を加味した上で、コントローラ部101は、起動処理の処理時間tc1を算出する。そして、その残りの処理時間tc1をエンジン制御部201に通知する。残りの処理時間tc1が通知されたエンジン制御部201は、コントローラ部101の残りの処理時間tc1内で完了する付加動作を選択する。そして、エンジン制御部201は、エンジン制御部201の起動処理の完了後であって、コントローラ部101の起動処理中に、上記選択された付加動作の制御を実行する。例えば、図3に示すように、付加動作としてトナー残量検知とクリーニング動作を実行する。そして、エンジン制御部201は、付加動作の制御が完了した時点で、コントローラ部101にエンジンレディをビデオインターフェイス部を介して通知する。その後、コントローラ部101とエンジン制御部201は、すぐに画像形成動作の制御を開始できる状態(レディ状態)を保持する。
(優先度決定方法)
上述した付加動作の選択は、各付加動作毎に決定される優先度に基づいて行われる。以下、図4を用いて、付加動作の優先度の決定方法について説明する。エンジン制御部201は、図4に示すように付加動作を一覧にしたデータを格納する付加動作格納バッファ(以下、バッファとする)を備えている。実施例1においては、実行順序変数n(図4中の実行順序n)としてACT_NUM_MAX個の付加動作が予め登録されている。なお、ACT_NUM_MAXは任意の定数である。そして、nが小さいものから順に実行されることとなる。これらの付加動作は、電源投入時においては、図4(a)に示すように、実行時間が長い動作順に並んで格納されている。
そして、エンジン制御部201は、エンジン制御部201の起動処理が完了した後、コントローラ部101の起動処理が完了するまでの間に完了することが可能な付加動作を選択する選択手段(不図示)を有している。この選択手段は、画像形成動作の実行の頻度を表すカウント値をカウントするカウンタと、実行する付加動作の優先度を判断する優先度判断手段とを有している。カウンタは、メモリ208に記憶されており電源投入時に読み込まれる。そして、各付加動作には個別に上記カウント値の閾値(以下、実行閾値という)が決められており、上記カウント値が所定の実行閾値に到達した時点で、エンジン制御部201がその付加動作を実行する。頻度を表す指標としては、例えば、プリント枚数、現像剤担持体11の回転回数又は回転時間などが挙げられ、いずれを指標にするかについては、付加動作の内容に応じて個別に決めることができる。そして、実行閾値としては、所定のプリント枚数、現像剤担持体11の所定の回転回数又は回転時間などを基準とすることができ、付加動作の内容に応じて個別に実行閾値の値を設定することができる。
また、優先度判断手段は、実行閾値に対するカウント値の遠近に基づいて、実行の優先度が高いか低いかを判断する。各付加動作は、カウント値が実行閾値に近いと実行優先度が高いと判断され、カウント値が実行閾値に遠い方と実行優先度は低いと判断される。そして、優先度が高い付加動作を「高」と、優先度が低い付加動作を「低」と設定する。図4(b)に示すように、実行閾値に近いトナー残量検知とクリーニング動作については、優先度「高」と設定され、実行閾値が遠いトナー吐き出し動作については、優先度「低」と設定される。なお、実行閾値に近いか遠いかの判断基準は、各付加動作によって異なる。例えば、プリント枚数を実行閾値としている付加動作に関しては、実行閾値に到達するまでのカウンタ(プリント枚数)が10枚以下となった場合に実行閾値に近づいたと判断する、というように判断基準を設定する。なお、優先度を「高」、「低」とした一例を示したが、優先度はこれに限られるものではない。例えば、「高」、「中」、「低」と優先度を3パターン以上に設定してもよいし、優先度を数値として表してもよい。優先度を数値として表す場合、ある閾値に対する今の値の割合を算出し、割合の高いものから優先度を高くする等で優先度を設定してもよい。
図4(c)に示すように、優先度「高」と設定された付加動作は、優先度「低」と設定されている付加動作よりも実行される順序が早くなるように、バッファに格納されるデータが並べ替えられる。また、優先度が同じものについては、実行時間が長い動作が優先して実行されるように並び替えられる。すなわち、図4(c)に示すように、トナー残量検知とクリーニング動作の優先度が共に「高」である場合は、実行時間の長いトナー残量検知の方が先に実行されることとなる。このように、付加動作の実行の優先度が決定され、エンジン制御部201は、コントローラ部101の起動処理が完了するまでの間に完了する付加動作の制御を実行時間の長いものから実行していく。例えば、図5に示すように、コントローラ部101の処理起動時間tcが30000msec、エンジン制御部201の起動処理時間teが8000msecとする。そして、優先度が上位のトナー残量検知の実行時間T1が15000msec、クリーニング動作の実行時間T2が9000msecとする。この場合、トナー残量検知を実行しても、起動処理時間tc内に収まるが、さらにクリーニング動作を実行すると、tc内に実行することはできない。したがって、この条件のもとでは、コントローラ部101の起動処理時間tcを利用して、エンジン制御部201は、トナー残量検知のみを実行する。そして、実行されたトナー残量検知についのカウンタのカウント値は最大となり、図4(d)に示すように、優先度は「低」に更新される。
次に、図6を用いて、実施例1に係る画像形成装置の電源投入後のコントローラ部の制御のフローについて説明する。図6は、実施例1に係る画像形成装置の電源投入後のコントローラ部の制御のフローチャートである。画像形成装置本体の電源投入後、コントローラ部101は、起動処理を開始する(S601)。その後、エンジン制御部201との通信が確立した後(S602)、エンジン制御部201に対して通信確立通知を行う(S603)。そして、エンジン制御部201からエンジン状態を受信した後(S604)、コントローラ部101の起動処理の残りの処理時間tc1を算出し(S605)、算出した残りの処理時間tc1をエンジン制御部201に通知する(S606)。その後、起動処理が完了した後(S607)、エンジンレディの受信待ち状態となる(S608)。エンジンレディを受信した後、コントローラ部101は、レディ状態となる。
次に、図7を用いて、実施例1に係る画像形成装置の電源投入後のエンジン制御部の制御のフローについて説明する。図7は、実施例1に係る画像形成装置の電源投入後のエンジン制御部の制御のフローチャートである。画像形成装置本体の電源投入後、エンジン制御部201は、起動処理を開始する(S701)。その後、コントローラ部101から通信確立通知を受けた後(S702)、コントローラ部101にエンジン状態を通知する(
S703)。そして、エンジン制御部201は、コントローラ部101の起動処理の残りの処理時間tc1を受信した後(S704)、実行する付加動作を選択するための第一の選択処理を行う(S705)。そして、エンジン制御部201の起動処理が完了した時点で(S706)、第一の選択処理によって選択された付加動作の制御の実行を開始する(S707)。付加動作の制御が終了すると(S708)、バッファの更新を実行する(S709)。その後、エンジンレディをコントローラ部101に通知する(S710)。
(第一の選択処理)
次に、図8を用いて、上述した第一の選択処理について説明する。図8は、第一の選択処理のフローチャートである。まず、実行順序変数nを1に初期化する(S801)。そして、メモリ208から読み込んだカウンタのカウント値と各付加動作の実行時間に基づいてバッファの更新を行い(S802)、更新されたバッファの読み出しを行う(S803)。そして、先頭(n=1)に登録されている付加動作の実行時間T1にエンジン制御部201の起動処理の処理時間teを加算する(S804)。ここで、n番目に実行する付加動作の実行時間をTnとする。また、実行時間Tnの合計時間ΣTnにエンジン制御部201の起動処理の処理時間を加算した時間を初期動作時間Teとする。tcがTeよりも長ければ(S805)、nを1増加する(S806)。そして、さらに、nがバッファに格納されている付加動作の最大数ACT_NUM_MAX以下であれば(S807)、次(n=
2)に登録されている付加動作の実行時間T2にTeを加算し(S804)、上記同様の制御を繰り返す。nがACT_NUM_MAXより大きい場合(S807)、n−1番目までの付加
動作を実行することを確定する(S808)。一方、tcがTeよりも長くなければ(S805)、さらに実行する付加動作を追加することなく、n−1番目までの付加動作を実行することを確定する(S808)。
以上説明したように、実施例1においては、コントローラ部101が起動処理の残りの処理時間tc1をエンジン制御部201に通知し、エンジン制御部201が、残りの処理時間tc1内に実行可能な付加動作を優先度に従って選択する。そして、エンジン制御部201は、エンジン制御部201の起動処理の完了後、コントローラ部101の起動処理中に付加動作の制御を実行する。このように、実施例1に係る画像形成装置においては、起動処理中を利用して付加動作を行うことによって、画像形成動作が途中で中断する頻度を低減することができる。その結果、付加動作を行うことにより生じるユーザの待ち時間を減少することができる。また、予めコントローラ部101の起動処理時間tc内に実行可能な付加動作を選択するため、エンジン制御部201の初期動作時間Teがコントローラ部101の起動処理時間tcを超えないように付加動作を実行することができる。したがって、起動処理中のユーザの待ち時間が増加することを抑制することができる。
(実施例2)
実施例1においては、エンジン制御部201の起動処理時間teに付加動作の実行時間Tnの合計時間ΣTnを加算した時間Teが、コントローラ部101の起動処理時間tc内に収まるような構成を採用した。しかしながら、ユーザにとっては、Teがtcを大きく上回ることにならない限り、できるだけ多くの付加動作を実行する方が好ましい。したがって、実施例2においては、tcに所定の時間を余分に加えることで実施例1よりも多くの付加動作を実施可能な構成を採用した。他の構成については、実施例1と同様であるため、その説明については省略する。
上述した実施例1と同様に、コントローラ部101の起動処理時間tcを30000msec、エンジン制御部201の起動処理時間teを8000msecとする。そして、実行優先度が高い付加動作であるトナー残量検知の実行時間T1=15000msec、クリーニング動作を実行時間T2=9000msecとする。この場合、トナー残量検知に加えてクリーニング動作を実行するとTeがtcよりも長くなってしまう。したがって
、実施例1においては、Teがtc内に収まるように、優先度が二番目のクリーニング動作については実行しなかった。これに対して、実施例2においては、エンジン制御部201は、自己の起動処理の完了後、コントローラ部101の起動処理の処理時間tcに所定の時間を加えた時間が経過するまでの間に完了することが可能な付加動作を実行可能に構成されている。
実施例2においては、図9(a)に示すように、コントローラ部101の起動処理時間tcに付加時間としての所定の時間Tdを追加する。ここでは、Tdは5000msecとしたが、これに限らず、Tdはユーザが情報表示部104を操作することで自由に変更可能な値である。すなわち、ユーザ自身が許容可能な待ち時間として設定することができる値である。
このように、コントローラ部101の起動処理時間tcにTdを加えた時間は、エンジン制御部201の起動処理時間teにトナー残量検知の実行時間T1とクリーニング動作の実行時間T2を加えた時間Teよりも長くなる。したがって、実施例2においては、図9(a)及び図10(a)に示すように、TeがTcよりも長い場合であっても、TeがTcにTdを加えた時間よりも短ければ、Teに含まれる付加動作を実行することができる。
しかしながら、実施例2においては、上記条件を満たす場合であっても、優先度が「低」と設定されている付加動作は行わない。例えば、図9(b)及び図10(b)に示すように、TeがTcにTdを加えた時間よりも短い場合であっても、優先度が「低」と設定されているトナー吐き出し動作は実行されない。なお、先の実施例1でも示したように、例えば優先度を数値として表すときは、優先度がある閾値を上回るか否かで付加動作を実行するか否かを判断することもできる。このような構成を採用することにより、優先度が高くない付加動作を実行することで、ユーザの待ち時間が長くなってしまうことを抑制することができる。
(第二の選択処理)
次に、図11を用いて、実施例2において行われる付加動作の選択方法としての第二の選択処理について説明する。図11は、第二の選択処理のフローチャートである。実施例2において、電源投入後のエンジン制御部201の制御は、付加動作の選択方法が異なることを除いては、実施例1と同様に行われる(図7参照)。すなわち、図7のフローチャートのS705の第一の選択処理を第二の選択処理に置き換えたものが、実施例2におけるエンジン制御部201の制御のフローである。したがって、第二の選択処理についてのみ説明し、エンジン制御部201の他の制御についての説明は省略する。
まず、実行順序変数nを1に初期化する(S1101)。そして、メモリ208から読み込んだカウンタのカウント値と各付加動作の実行時間Tnに基づいてバッファの更新を行い(S1102)、更新されたバッファの読み出しを行う(S1103)。その後、先頭(n=1)に登録されている付加動作の実行時間T1にエンジン制御部201の起動処理の処理時間teを加算する(S1104)。ここで、付加動作の実行時間Tnの合計ΣTnにエンジン制御部201の起動処理の処理時間teを加算した時間を初期動作時間Teとする。tcがTeよりも長ければ(S1105)、nを1増加する(S1108)。さらに、nがバッファに格納されている付加動作の最大数ACT_NUM_MAX以下であれば(S
1109)、次(n=2)に登録されている付加動作の実行時間T2にTeを加算し(S1104)、上記同様の制御を繰り返し行う。nがACT_NUM_MAXより大きい場合(S11
09)、n−1番目までの付加動作を実行することを確定する(S1110)。
一方、tcがTeよりも長くなければ(S1105)、さらに、tcにTdを加えた時
間が、Teよりも長いか否かの判断を行う(S1106)。tcにTdを加えた時間がTeよりも長くない場合、エンジン制御部201は、n−1番目までの付加動作を実行することを確定する(S1110)。tcにTdを加えた時間がTeよりも長い場合であって、かつ、n番目の付加動作の優先度が「低」と設定されている場合(S1107)、n−1番目までの付加動作を実行することを確定する(S1110)。tcにTdを加えた時間がTeよりも長い場合であって、かつ、n番目の付加動作の優先度が「高」と設定されている場合(S1107)、nを1増加する(S1108)。そして、nがバッファに格納されている付加動作の最大数ACT_NUM_MAXよりも小さいか否かを判断し(S1109)
、上記同様の制御を繰り返し行う。
以上説明したように、実施例2においては、エンジン制御部201が、エンジン制御部201の起動処理が完了した後、起動処理時間tcに所定の付加時間Tdを加えた時間が経過する間に完了することが可能な付加動作を選択し実行する。したがって、起動処理時間tcを大きく上回ることのない範囲内で、できるだけ多くの付加動作をコントローラ部101の起動処理中に実行することが可能である。そのため、付加動作を行うことによる画像形成動作の中断の頻度を減少することができ、ユーザの待ち時間を減少することができる。
(実施例3)
通常、コントローラ部101の起動処理の処理時間tcとエンジン制御部201の起動処理の処理時間teとでは、コントローラ部101の起動処理の処理時間tcの方が長い。したがって、実施例1及び2においては、teよりもtcの方が長いことを前提として制御を行った。しかしながら、コントローラ部101の起動処理の処理時間tcの方が、エンジン制御部201の起動処理の処理時間teよりも短い場合もあり得る。このような場合においては、コントローラ部101の起動処理が完了した後、エンジン制御部201の起動処理が完了するまで待ち時間が生じてしまう。そこで、実施例3においては、その待ち時間を有効に利用するため、コントローラ部101が、エンジン制御部201の起動処理中に付加動作を実行可能な構成を採用する。コントローラ部101が実行する付加動作としては、例えば、画像処理動作がある。画像処理動作とは、色処理等の画像の画質を向上させるための動作をいう。
図12を用いて、実施例3に係る画像形成装置の電源投入後の動作について説明する。図12に示すように、画像形成装置の電源を投入直後、コントローラ部101とエンジン制御部201に対する電源供給が同時に開始される。そして、エンジン制御部201とコントローラ部101は起動処理をそれぞれ開始する。ここで、起動処理とは、画像形成装置の電源投入時やドアを閉じた時に行われる動作であって、画像形成装置の各種装置の状態確認及び初期設定等を行うことをいう。
画像形成装置の電源投入後、コントローラ部101は、エンジン制御部201との通信確立を確認後、エンジン制御部201に通信確立通知を行う。通信確立通知を受信したエンジン制御部201は、エンジン状態をコントローラ部101に通知する。ここで、エンジン状態とは、ドアの開閉状態や給紙トレイの開閉状態を示す。エンジン状態に応じてコントローラ部101の起動処理の処理時間が変更されるため、その変更を加味した上で、コントローラ部101は、起動処理動作の残りの処理時間tc1を算出する。そして、その残りの処理時間tc1をエンジン制御部201に通知する。そして、エンジン制御部201は、エンジン制御部201の起動処理の第二の残りの処理時間としての処理時間te1を算出し、前記通知されたtc1とte1とを比較する。そして、tc1よりもte1の方が長い場合、エンジン制御部201は、コントローラ部101にte1を通知する。なお、tc1よりもte1の方が短い場合は、実施例1と同様の動作が行われる。
エンジン制御部201の起動処理の残りの処理時間te1が通知されたコントローラ部101は、付加動作の実行優先度に基づいて付加動作を選択し実行する。なお、優先度の決定方法については、実行される付加動作の種類が異なることを除いて、その方法自体は実施例1又は2と同様であるため説明は省略する。残りの処理時間te1が通知されたコントローラ部101は、コントローラ部101の起動処理完了後、エンジン制御部201の起動処理が完了するまでの間に完了することが可能な付加動作を実行する。そして、エンジン制御部201は、エンジン制御部201の起動処理が完了した時点で、コントローラ部101にエンジンレディをビデオインターフェイス部を介して通知する。その後、コントローラ部101とエンジン制御部201は、すぐに画像形成動作の制御を開始できる状態(レディ状態)を保持する。
次に、図13を用いて、実施例3に係る画像形成装置の電源投入後のコントローラ部の制御のフローについて説明する。図13は、実施例3に係る画像形成装置の電源投入後のコントローラ部の制御のフローチャートである。画像形成装置本体の電源投入後、コントローラ部101は、起動処理を開始する(S1301)。その後、エンジン制御部201との通信が確立した後(S1302)、エンジン制御部201に対して通信確立通知を行う(S1303)。そして、エンジン制御部201からエンジン状態を受信した後(S1304)、コントローラ部101の起動処理の残りの処理時間tc1を算出し(S1305)、算出した残りの処理時間tc1をエンジン制御部201に通知する(S1306)。
その後、起動処理が完了した場合(S1307)、エンジンレディの受信待ち状態となり、エンジンレディを受信した後(S1314)、コントローラ部101は、レディ状態となる。一方、コントローラ部101の起動処理が完了する前にエンジン制御部201からエンジン制御部201の起動処理の残りの処理時間te1の通知があった場合(S1308)、コントローラ部101は、第三の選択処理を実行する(S1309)。ここで、第三の選択処理における付加動作の選択方法は、実行される付加動作の種類が異なることを除いては、実施例1における第一の選択処理又は実施例2における第二の選択処理と同様であるため、その説明については省略する。
第三の選択処理を実行し、コントローラ部101の起動処理が完了した後(S1310)、コントローラ部101は、選択された付加動作の実行を開始する(S1311)。そして、付加動作の実行が完了した後(S1312)、バッファを更新する(S1313)。その後、エンジン制御部201からのエンジンレディの受信待ち状態となり(S1314)、エンジンレディを受信した後、コントローラ部101は、レディ状態となる。
次に、図14を用いて、実施例3に係る画像形成装置の電源投入後のエンジン制御部の制御のフローについて説明する。図14は、実施例3に係る画像形成装置の電源投入後のエンジン制御部の制御のフローチャートである。画像形成装置本体の電源投入後、エンジン制御部201は、起動処理を開始する(S1401)。その後、コントローラ部101から通信確立通知を受けた後(S1402)、コントローラ部101にエンジン状態を通知する(S1403)。そして、エンジン制御部201は、コントローラ部101の起動処理の残りの処理時間tc1を受信した後(S1404)、エンジン制御部201の起動処理の残りの処理時間te1を算出する(S1405)。
その後、エンジン制御部201は、前記通知されたtc1と、算出したte1とを比較する(S1406)。te1よりもtc1の方が長い場合、エンジン制御部201は、実施例1又は2と同様に、第1又は第2の選択処理を行う(S1408)。その後の処理も、実施例1又は2と同様であるので説明は省略する(S1409〜S1412)。一方、te1よりもtc1の方が長くない場合(S1406)、エンジン制御部201の起動処
理が完了すると(S1407)、エンジンレディをコントローラ部101に通知し(S1413)、エンジン制御部201はレディ状態となる。
以上説明したように、起動処理の処理時間teが、起動処理の処理時間tcよりも長い場合、コントローラ部101が、エンジン制御部201の起動処理が完了するまでの間に完了することが可能な付加動作を選択し実行する。このような構成をとることにより、エンジン制御部201の起動処理中の時間を有効に活用することができる。その結果、付加動作を行うことによる生じるユーザの待ち時間を減少することができる。また、実施例2と同様に、コントローラ部101又はエンジン制御部201が、起動処理時間tc又はteに所定の付加時間Tdを加えた時間が経過するまでの間に完了することが可能な付加動作の制御を実行する構成を採用してもよい。
101…コントローラ部、201…エンジン制御部

Claims (12)

  1. 第1の制御手段と、
    第2の制御手段と、を備え、
    前記第1の制御手段と前記第2の制御手段は、画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する画像形成装置であって、
    前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合は、前記第1の制御手段は、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間において、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させ
    前記第1の起動処理にかかる時間の方が前記第2の起動処理にかかる時間より長い場合は、前記第2の制御手段は、前記第2の起動処理が完了した後、前記第1の起動処理が完了するまでの期間において、前記付加動作のうち前記第2の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 第1の制御手段と、
    第2の制御手段と、を備え、
    前記第1の制御手段と前記第2の制御手段は、画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する画像形成装置であって、
    前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が、前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合は、前記第1の制御手段は、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間に予め設定した付加時間を加えた期間において、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第1の制御手段は、画像形成装置の状態に応じて可変な前記第1の起動処理にかかる時間を前記第2の制御手段に送信し、
    前記第2の制御手段は、画像形成装置の状態に応じて可変な前記第2の起動処理にかか
    る時間を前記第1の制御手段に送信し、
    前記第1の制御手段は、前記第1の起動処理にかかる時間と、受信した前記第2の起動処理にかかる時間を比較し、
    前記第2の制御手段は、前記第2の起動処理にかかる時間と、受信した前記第1の起動処理にかかる時間を比較することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の起動処理にかかる時間の方が前記第2の起動処理にかかる時間より長い場合は、前記第2の制御手段は、前記第2の起動処理が完了した後、前記第1の起動処理が完了するまでの期間に前記付加時間を加えた期間において、前記付加動作のうち前記第2の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記付加動作には複数の動作が含まれており、前記複数の動作には個別に実行閾値が定められており、
    前記画像形成動作の実行の頻度を表すカウント値をカウントするカウンタと、前記実行閾値に対する前記カウント値の遠近に基づいて優先度が高いか低いかを判断する優先度判断手段と、をさらに有し、
    前記第1の制御手段、又は前記第2の制御手段は、前記複数の動作のうち前記優先度が高いと判断された動作を優先して実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の制御手段、又は前記第2の制御手段は、前記優先度が高いと判断された前記動作のうち実行時間の長いものから優先して実行することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記付加動作として、トナー残量検知動作、クリーニング動作、トナー吐き出し動作、又は画像処理動作が実行されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の制御手段は、画像情報の処理を制御するコントローラであり、第2の制御手段は、画像情報に基づきトナー像の形成を制御するエンジン制御部であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の制御手段は、前記付加動作として画像処理動作を実行させ、前記第2の制御手段は、前記付加動作として、トナー残量検知動作、クリーニング動作、又はトナー吐出し動作を実行させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する、第1の制御手段と、第2の制御手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が、前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合に、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間において、前記第1の制御手段が、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させるステップと、
    前記第1の起動処理にかかる時間の方が前記第2の起動処理にかかる時間より長い場合に、前記第2の制御手段は、前記第2の起動処理が完了した後、前記第1の起動処理が完了するまでの期間において、前記付加動作のうち前記第2の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させるステップと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する、第1の制御手段と、第2の制御手段と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が、前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合に、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間に予め設定した付加時間を加えた期間において、前記第1の制御手段が、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させるステップ
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 第1の制御手段と、
    第2の制御手段と、を備え、
    前記第1の制御手段と前記第2の制御手段は、画像形成装置による、画像を形成する画像形成動作と、付加動作とを制御する画像形成装置であって、
    前記第1の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第1の起動処理にかかる時間の方が前記第2の制御手段が前記画像形成動作の開始前に行う第2の起動処理にかかる時間より短い場合は、前記第1の制御手段は、前記第1の起動処理が完了した後、前記第2の起動処理が完了するまでの期間において、前記付加動作のうち前記第1の制御手段が制御可能な前記付加動作を画像形成装置に実行させ、
    前記付加動作には複数の動作が含まれており、前記複数の動作には個別に実行閾値が定められており、
    前記画像形成動作の実行の頻度を表すカウント値をカウントするカウンタと、前記実行閾値に対する前記カウント値の遠近に基づいて優先度が高いか低いかを判断する優先度判断手段と、をさらに有し、
    前記第1の制御手段、又は前記第2の制御手段は、前記複数の動作のうち前記優先度が高いと判断された動作を優先して実行することを特徴とする画像形成装置。
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