JP5950412B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は,分電盤に設けられる母線と電気的に接続される回路遮断器に関し,詳しくは,各相の母線のうち接続に必要な母線を選択的に接続する選択式端子装置を有した回路遮断器に係る。
回路遮断器の端子装置と母線を選択的に接続する例として,
例えば特許文献1及び特許文献2のように,母線側に,回路遮断器の端子と接続する母線を選択的に切替える切替装置を設けたものがある。
特許文献1においては,図31に示したように,主電路を形成するブスバー(特許文献1の符号1,2,3)と,回路遮断器の端子に接続されるブスバーの足部(特許文献1の符号101,301,601等)の間に,切替装置を設けて構成している。この切替装置は,該切替装置を構成する接続バー(特許文献1の符号6)に設けられた長穴(特許文献1の符号602)と切替片(特許文献1の符号8)の穴部に共に貫通させた切替ネジ(特許文献1の符号7)の位置を前記長穴の一端もしくは他端に移動させて導通させる導体を選択し回路遮断器の端子に接続される導体を切替えるものである。
特許文献2においては,図32に示したように,特許文献1と同じく,主電路を形成するブスバー(特許文献2の符号11,12,13)と,回路遮断器の端子に接続されるブスバーの接続部(特許文献2の符号1301,2001等)の間に,切替装置を設けて構成している。そして切替装置を構成する送り板(特許文献2の符号20)に設けられた長穴部と筒状導体子(特許文献2の符号18)に共に貫通させたねじ(特許文献2の符号17)の位置を前記長穴の一端もしくは他端に移動させて導通させる導体を選択し回路遮断器の端子に接続されるブスバーを切替えるものである。
特許文献3においては,図33に示したように,回路遮断器側に,接続する母線を選択的に切替える切替部を設けたものである。特許文献3によれば,可動端子部材を,遮断器本体に対して電気的に脱着自在としたり,遮断器本体に対して回転自在に取り付けることにより,遮断器本体に対する可動端子部材の装着位置を変え,各主幹バーとの接続を切替可能とするものである。また,主幹バー接続用の端子金具を,遮断器本体に対して電気的に脱着自在としたり,遮断器本体に対して回転自在に取り付けることにより,遮断器本体に対する端子金具の装着位置を変え,各主幹バーとの接続を切替可能とするものである。
特開平9−271108 特開2002−135912 特開2002−199514
上述した,母線側に,回路遮断器の端子と接続する母線を選択的に切替える切替装置を設けたものにあっては,次に示したような課題がある。切替装置における切替部を模式的に示した図34を参照して説明するが,切替の状態を表す長穴の部分に位置するねじ頭に着目すると,(a)については,それぞれのねじ頭の並びが規則的であり,回路遮断器に外部の導体のうちどの導体が接続されているのかが一見して把握できる。ここで,一部分の導体について接続を切替えた場合を示した(b)については,図中右側に位置するねじ頭の並び方が左側や中央部分の他のねじ頭の並び方とは変わっており,並び具合を見ることで,選択されている導体が変わっていることが把握できる。ところが,多くの導体について接続を切替えた場合を示した(c)については,ねじ頭の並び方がまちまちで全体的に不規則となり,回路遮断器にどの導体が接続されているのかが非常に把握しづらいものとなる。
このため,接続する外部の導体のうち,一部分の導体のみ接続を変更した場合には,どの導体を回路遮断器に接続しているのかは容易に把握できるが,接続を変更した導体の数が増えてくると,一転して把握が難しくなり,作業をする者にとっては,接続を行うときや接続後に確認を行う場合において誤解が生じやすくなるおそれがあった。回路遮断器に誤った導体を選択して接続した場合には負荷側の電路に不用な電圧が供給されることになり,その場合には負荷側の配線や電気機器に損傷が生じてしまうおそれがある。また,多数のねじの切替を要することから作業性の改善が望まれている。
また,回路遮断器側に,外部の導体を選択的に切替える切替部を設けたものにあっては,次に示したような課題がある。特許文献3においては,回路遮断器に対してどの導体が接続されているのかを,電圧の表示を行うことで把握可能に構成している。
即ち,可動端子部材を,遮断器本体に対して電気的に脱着自在とした例においては,可動端子部材の装着場所が上段であるときには,遮断器本体の上面に設けた表示孔から可動端子部材の上面の色が見え,可動端子部材の装着場所が中段であるときには,可動端子部材の装着部下部隔壁の上面の色が見えることから,それぞれで区別を行い電圧の表示としているものである。
また,可動端子部材を,遮断器本体に対して回転自在に取り付けた例においては,可動端子部材の端面に電圧表示部を設けておき,可動端子部材の位置により選択された電圧を表示しているものである。
このように,表示孔から色を識別することにより電圧の表示として接続されている導体を把握したり,また,電圧表示を確認して接続されている導体を把握する場合にあっては,周囲の明るさや暗かったり,部材の色調が似通っている場合にはその色や表示を確認しづらくなることが予想される。
特に,可動端子部材の装着位置,及び可動端子金具の装着位置は,切替の前後において遮断器本体の前面側(操作ハンドルが設けられている面)から臨んだ場合に互いに重なるように位置するため,回路遮断器を外部の導体に接続した後にあっては,どちらの導体に接続しているのかは,表示孔から見える色もしくは電圧表示によって把握することとなり,導体と端子との接続具合を直接的に確認把握することができず,接続を変更した導体の数が増えてくるとどちらの導体に接続しているのか,作業をする者にとって容易には把握することがしづらくなり,誤解が生じやすくなるおそれがあった。
そこで,本発明は,上記問題に鑑みてなされたもので,
回路遮断器における端子装置により母線を選択的に接続する場合や,前記端子装置と母線を接続した後であっても,複数の回路遮断器に対して,どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかを直接的に把握しやすく,
さらに,接続状態を切替える際に工具を不要として,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することを目的とする。
本発明に係る回路遮断器は,上述の課題を解決すべく構成されたもので,ハンドルが設けられた前面と,分電盤への取付面となる前記前面に対向する背面と,該前面と該背面とに相隣り合う側面とを有して形成される略箱体形状の器体を備えるとともに,該器体の側面に電気を受電する端子部を備えた回路遮断器であって,回路遮断器を併設する方向を幅方向としたときに,前記端子部は,前記幅方向において両側面に亘る直方体形状からなる外郭を有し,該外郭における回路遮断器の前面側及び背面側に対応するそれぞれの表面に,受電する電圧を示す確認手段を設け,前記端子部は,回路遮断器に接続可能な母線の中から特定の母線を選択して接続できるよう該端子部に配置された刃受の位置をそれぞれの接続位置の間で移動可能とし,前記端子部に配置された前記刃受の接続位置間の移動方向は,前記前面側からの平面視で前面と略並行であり、該刃受の位置を違えて配設するよう移動され,前記端子部における前記器体の前面側,背面側及び両側面側を器体外部に露出させるとともに,器体の前記幅方向における略中央部に回動軸を設けて器体と端子部を回動自在に軸支し,端子部の前記回動軸からみて左右どちらか一方の側面側に,前記母線と接続するための挟み方向がそれぞれの接続位置において前記幅方向であり,かつ回路遮断器の背面から前面への方向を高さ方向としたときに,前記それぞれの接続位置における前記刃受の高さを前記回動軸をはさんで同じ高さに配設して,前記確認手段を器体の前面側から視認可能とすることを特徴として構成してもよい。
かかる構成によれば,
器体の前面側から端子部を臨んだ場合に,接続する母線の違いを,器体に対して前面と略並行方向の端子の位置の違いとして目視確認することができ,端子装置と母線とを選択的に接続する場合や,端子装置と母線を接続した後であっても,複数の回路遮断器に対して,どの回路遮断器がどの母線を選択して接続されているのかが直接的に把握しやすく,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい。
また,端子部自体を回動させることにより,切替の際に工具を不要として,切替や接続確認における作業を効率よく行うことができる。
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また,本発明に係る回路遮断器は,
前記端子部は一方の接続状態から他方の接続状態に至るまでに180度回転可能とし,端子部と器体とに180度以上回転しないように互いに係合する回り止め手段を前記端子部の前面側に突出させて設け,前記回り止め手段が,それぞれの接続位置において,前面側から視認できる状態と,前面側から視認できない状態とに,端子部の回動とともに変位することにより,前記回り止め手段を器体の前面側から前記端子の配設位置を示す確認手段として視認可能としたことを特徴として構成してもよい。
かかる構成によれば,一方の接続状態から他方の接続状態に切替えるときに,切替が完了したことを,作業者は回り止めにより明確に把握することができ,作業性の向上と電気安全の確実性を保つことができる。
以上の如く,本発明によれば,回路遮断器における端子装置により母線を選択的に接続する場合や,前記端子装置と母線を接続した後であっても,複数の回路遮断器に対して,どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかを直接的に把握しやすく,
さらに,接続状態を切替える際に工具を不要として,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することができる。
第1の実施形態を示す回路遮断器の外観斜視図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の内部構成図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部を示す。 同実施形態に係る表示部を示す。 同実施形態に係る選択端子部と表示部を組み合わせた図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器のケースに表示部を組み合わせた図を示す。 同実施形態に係る器体外観図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部の切替え状態を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部の切替え状態を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部の切替え状態を示す。 第2の実施形態を示す回路遮断器の外観斜視図を示す。 同実施形態に係る選択端子部を切り替えた図を示す。 第3の実施形態を示す回路遮断器の外観図を示す。 同実施形態に係る選択端子部を切替えた図を示す。 同実施形態に係る選択端子部,表示部の図を示す。 第3の実施形態を示す回路遮断器の外観図を示す。 同実施形態に係る選択端子部を切替えた図を示す。 同実施形態に係る選択端子部の構成図を示す。 実施例の変形例の図を示す。 実施例の変形例の図を示す。 第3の実施形態を示す回路遮断器の外観図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の内部構造図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の器体,選択端子部の外観図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部の内部構造図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部の外観図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部の切替え状態を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部の切替え状態を示す。 第4の実施形態に係る回路遮断器を並設した図を示す。 第5の実施形態に係る回路遮断器を並設した図を示す。 従来の接続状態を表わした図を示す。 従来の接続状態を表わした図を示す。 従来の接続状態を表わした図を示す。 従来の接続状態における複数個所で切替を行った図を示す。
次に本発明の実施形態を図面にて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず,第1の実施形態に係る回路遮断器について,図1乃至図11を用いて説明する。
第1の実施形態に係る回路遮断器1は,図1及び図2に示すように,回路遮断器1を併設する方向を幅方向としたときに,該幅方向に分割するケース101a及び101bを重ね合わせて構成される略箱体形状の器体を有する。
そして,該器体には,
回路遮断器1に電源を供給するための各極の導体と接続される電源側端子部102A,102Bと,
回路遮断器1の負荷側に電源を供給するための各極の導体と接続される負荷側端子部103A,103Bとが設けられ,
これら電源側端子部102A,102Bと負荷側端子部103A,103Bとの間を電気的に接続する各極の主導体に介在し,電源側と負荷側を電気的に入切接続する固定接点104A,104Bと,
該固定接点104A,105Bと各々接離自在に対向する可動接点105A,105Bを固着した可動接触子106A,106Bと,
これら可動接触子106A,106Bを開閉駆動する開閉機構107と,
該開閉機構107とリンク109により接続され器体の外部から開閉機構107を操作する操作部となるハンドル108とが配設されている。
前記電源側端子部102A,102Bは,
器体の操作部が設けられた面を前面aとし,分電盤への取付面となる前記前面aに対向する面を背面bとし,該前面aと該背面bとに相隣り合う面を側面cとしたときに,器体の長手方向における側面cの一端に,ケース101a,101bの間に挟み込まれるように設けられている。また,電源側端子部のうち102Aは器体に固定されて配設される端子部(固定端子部という)で,102Bは器体内を,一方のケース101b側から他方のケース101a側に,即ち前記幅方向に連続的に移動可能に設けられる端子部(選択端子部という)である。
器体の電源側には,前記固定されて配設される端子部102A並びに移動可能に設けられる端子部102Bのそれぞれの位置に対応するよう,分電盤内に予め3本の母線L1,L2,Nの接続部が配置されており,前記固定端子部102Aは,母線L2と接続され,前記選択端子部102Bは,一方の位置の場合は母線L1と接続され,他方の位置の場合は母線Nと接続される。
前記固定端子部102A並びに選択端子部102Bは,その内部に,母線と接続するための端子として,断面が略徳利状の略コの字状の先部を絞った形状に成形された刃受を収納している。該刃受は前記絞った形状の部分で母線を挟み込み,負荷側に電源を供給する。
図3及び図4には,前記選択端子部102Bと,該選択端子部102Bに収納される刃受102B1を示している。
選択端子部102Bは,その外郭が刃受102B1とは電気的に接続されていない非充電部として構成されている。
選択端子部102Bの前面側には前記幅方向に貫通した孔部102B3を設けており,この孔部102B3には,図5に示したような前記幅方向において略中央部を境に色分け(102B4a,102B4b)された平板状の樹脂部材102B4を,図6のように貫挿する。
また,選択端子部102Bの前面側略中央部には,回路遮断器を構成する器体の外部に突出する操作部102B2を設けている。該操作部102B2は,略Tの字状に選択端子部102Bと一体成形している。選択端子部102Bの背面側には,図7に示したように,器体の選択端子部102Bに形成された凸部102b2と嵌合する凹部102B5を設けている。なお,回路遮断器1の器体には,前記操作部102B2の移動軌跡を逃げるように開口部101b3が設けられている。
選択端子部102Bを回路遮断器の器体に取付ける場合には,図7に示したように,前記平板状の樹脂部材102B4を器体の電源側端子部102に予め設けられた嵌め込み部101b1に嵌め込み,該平板状の樹脂部材102B4を前記選択端子部102Bの前面側に設けた前記幅方向に貫通した孔部102B3に貫挿させるとともに,前記凹部102B4を凸部102b2に沿わせ,また,前記略Tの字状の操作部102B2の首下部が前記開口部101b3に沿わせるように配設する。選択端子部102Bを回路遮断器の器体に取付けた状態が図2である。
選択端子部の刃受と回路遮断器内部の主導体とはより線により接続されており,前記幅方向に連続的に移動するときの妨げにならないよう,移動量分の余裕を持たせた長さとしている。
また,電源側端子部102における刃受と,器体内部の主導体との電気的な接続は,この他,器体の内部において,導体で形成した摺動部を設けて,この摺動部に圧接する弾性的な圧接部を刃受に形成し,該摺動部に圧接させて電気的な接続を行ったり,刃受の一部に摺動部をクランプするクランプ部を形成して前記摺動部にクランプさせて端子と摺動部とを電気的に接続してもよい。なお,摺動部と器体内部の導体との電気的な接続は,より線などの電線や端子板などの平板を適宜加工して行うとよい。
図9乃至図11には,前記選択端子部102Bを一方の位置から他方の位置に移動させた場合の操作部及び刃受の位置の変化の状態を示している。図9乃至図11において,(a)は前記前面側から臨んだ場合で,(b)は前記回路遮断器の長手方向の側面側から臨んだ場合である。選択端子部102Bを,操作部102B2を操作することにより前記前面側からの平面視で前面と略並行な幅方向に移動して,一方から他方にその位置を変える。
このとき,前記開口部101b3の前記前面側からは,前記平板状の樹脂部材102B4の色分け部分が視認可能になっており,図9の状態では,平板状の樹脂部材102B4における一方の色分け部102B4bが視認でき,図11の状態では,平板状の樹脂部材102B4における他方の色分け部102B4aが視認できるようになっている。色分けは,接続する母線の種類,もしくは,回路遮断器への給電電圧を識別するために用いている。具体的には,赤と白,赤と黒というように,各々で色相を違えたり,また,明度,彩度を違えて構成するとよい。また,色分けの他,母線の種類を文字によりL1,Nというように表示したり,供給電圧を文字により100V,200Vというように表示してもよい。また,色分けと文字による表示を合わせて行ってもよい。
さらに,図9に示したように,器体の電源側端子部102の前面側に,前記選択端子部102Bを幅方向に移動させる場合に,該選択端子部102B2に設けた略Tの字状の操作部102B2における首下部が弾性的に乗り越え可能な程度に凸部101b8を設けて構成してもよい。これにより,選択端子部102Bを一方の位置から他方の位置に移動させるときに,凸部を乗り越えることにより適度なクリック感が得られ,作業者は,視覚的及び触覚的に選択端子部102Bを切替えたことを認識することができる。
このように回路遮断器1を構成することにより,器体の前面側から選択端子部102Bを臨んだ場合に,該選択端子部102Bは,前面と略平行な幅方向に移動して一方から他方にその位置を変えるため,前面側から見た選択端子部102Bの位置によって,回路遮断器に母線を選択的に接続する場合や,母線を接続した後であっても,回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかが直接的に把握しやすい。
どの母線を選択しているか,また,回路遮断器への供給電圧はいくらか,は前記開口部101b3から視認できる表示部により識別できる。また,前記操作部102B2が器体外部に突出しているため,該操作部102B2の位置によっても識別することができる。
さらに,操作部102B2を把持して操作するため,接続状態を切替える際に工具を不要とでき,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に,第2の実施形態に係る回路遮断器について図12及び図13を用いて説明する。
第1の実施形態との違いは,前記回路遮断器1の長手方向における器体側面の一部を切り欠き,該器体側面側から,前記選択端子部102Bを把持して,一方の位置から他方の位置に選択端子部102Bを移動可能にした点である。
本実施形態では,前記回路遮断器1の器体側面の一部を,前記選択端子部102Bの幅方向における側面102B6が器体外部に臨むように切り欠いて構成している。選択端子部102Bの構成は第1の実施形態と同様であるが,一方の位置及び他方の位置に移動させたときに,切り欠いた回路遮断器の器体側面の厚み分の段差ができるため,回路遮断器の長手方向の器体側面と,選択端子部102Bの幅方向の側面の面を合わせるよう,選択端子部102Bの幅方向の厚みを増して構成している。なお,選択端子部102Bの幅方向の厚みを増すことなくそのままとしてもよい。
これにより,作業者は,選択端子部102Bの位置を移動させるときに,操作部102B2を把持して移動させるのみならず,選択端子部102Bの幅方向の側面を把持して移動させることができるため,第1の実施形態と比較して選択端子部102Bをより移動させやすくなるとともに,該選択端子部102Bの位置を把握する際においても,前面側と側面側の2方向からの確認が行えるようになることにより,選択端子部102Bがどちらの位置にあるのかを,より簡易に把握することができ,選択端子部102Bの切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に,第3の実施形態に係る回路遮断器について図14乃至図16を用いて説明する。
第2の実施形態との違いは,前記選択端子部102Bにおける操作部102B2を取り除き,回路遮断器1の前面側に設けた開口部101b3全体を,回路遮断器に接続する母線の種類,もしくは,回路遮断器への給電電圧を識別するための表示部とした点である。
図16には,選択端子部102Bにおける操作部102B2を取り除き,前記平板状の樹脂部材102B4を選択端子部102Bの孔部102B3に貫挿させた図を示している。
選択端子部102Bの前面側には,前記平板状の樹脂部材102B4と同様に,略中央部を境にして幅方向に色分けがなされている。選択端子部102Bが一方に位置するときには,前記平板状の樹脂部材102B4の一方側102B4b及び選択端子部102Bの前面側の一方102Bbの両方が回路遮断器1の器体に設けられた開口部102b3から視認可能となる。また,他方に位置するときには,前記平板状の樹脂部材102B4の他方側102B4a及び選択端子部102Bの前面側の他方102B1の両方が回路遮断器1の器体に設けられた開口部102b3から視認可能となる。
このように,選択端子部102Bの位置に応じて開口部から視認できる表示が開口部全体に亘って変化するため,回路遮断器の前面側から,回路遮断器に接続する母線の種類や回路遮断器への給電電圧の識別が大変行いやすいものとなる。なお,表示については,前述の第1の実施形態同様に,各々で色相を違えたり,明度,彩度を違えて構成するとよい。また,色分けの他,母線の種類を文字によりL1,Nというように表示したり,供給電圧を文字により100V,200Vというように表示してもよい。また,色分けと文字による表示を合わせて行うことにより,より識別性を向上させることができる。
(第4の実施形態)
次に,第4の実施形態に係る回路遮断器について図17乃至図19を用いて説明する。
第3の実施形態との違いは,回路遮断器1の器体における選択端子部102Bの前面側を取り除き,器体の外部に選択端子部103Bを露出させて配設した点である。
選択端子部103Bは,前記選択端子部102Aと同様,内部に刃受を収納し,母線が差し込まれる部分が開口している。また,図19に示したように,選択端子部103Bとケース101との取付けについては,器体101の一部に選択端子部の移動方向に合わせてスリット101b4を設けて,該スリット101b4を貫通するよう選択端子部103Bの外郭の取り付け面側に設けた軸103Baを介して取付されている。前記軸103Baの先部には,スリット101b4から軸103Baが抜けてしまわないよう軸103Baの外形よりも大きく形成された抜止め部103Bbが設けられている。
なお,ケース101への選択端子部103Bの取付けにあたっては,ケース101a,101bを組み合わせるときに,選択端子部103Bの軸103Baを予めスリット101b4に沿わせた上でケースを合わせる。また,刃受と主導体を接続するより線は,前記軸103Baを中空とし,その内部を通して配設する。
選択端子部103Bを移動させる場合は,該選択端子部103Bの外郭を把持し,一方から他方の位置に幅方向に移動させる。選択端子部103Bは,回路遮断器の器体の幅方向の略半分の大きさに形成しているため,選択端子部103Bがどちらの位置にあるかは一目瞭然である。
回路遮断器に接続される母線の種類,もしくは供給電圧の大きさの識別のために,ケースの前面側に,選択端子部103Bの位置に応じて,L1及びNという母線の種類を表わす文字や,100V及び200Vという供給電圧を文字を記載しておくとともに,選択端子部130Bの前面には矢印を記載し,選択端子部103Bの位置の移動に合わせて,矢印が母線の種類を表わす文字や供給電圧を表わす文字を指し示すように構成してもよい。
このように回路遮断器1を構成することにより,器体の前面側から選択端子部103Bを臨んだ場合に,該選択端子部103Bは,前面と略平行な幅方向に移動して一方から他方にその位置を変えるため,前面側から見た選択端子部103Bの位置によって,回路遮断器に母線を選択的に接続する場合や,母線を接続した後であっても,回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかが直接的に把握しやすい。
どの母線を選択しているか,また,回路遮断器への供給電圧はいくらか,は前記選択端子部103B自体の位置によって識別できる。
さらに,選択端子部103B自体を把持して操作するため,接続状態を切替える際に工具を不要とでき,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することができる。
なお,選択端子部103Bの背面側及び該背面側と対向する器体の前面側に,それぞれ第3の実施形態と同様に互いに嵌合する凹部と凸部を設けて,選択端子部103Bを幅方向に移動するときのガイドとなる部分を設けて構成してもよい。
(第4の実施形態の変形例1)
次に,第4の実施形態の変形例1について図20を用いて説明する。
第4の実施形態との違いは,前記スリット101b4の形状を略Lの字状に形成し,選択端子部104Bの移動軌跡が,選択端子部104Bが一方の側面側から他方の側面側に移動するとともに,回路遮断器1の背面側から前面側に移動するように構成した点である。
この変形例では,選択端子部104Bは回路遮断器1の前面側からの平面視で前面と略並行に移動するが,背面から前面の方向に高さを違えて選択端子部104Bが移動するため,母線の高さを違えて配置する場合においても,前面側から見た選択端子部102Bの位置によって,回路遮断器に母線を選択的に接続する場合や,母線を接続した後であっても,回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかが直接的に把握しやすい。
さらに,選択端子部104B自体を把持して操作するため,接続状態を切替える際に工具を不要とでき,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させることができる。
(第4の実施形態の変形例2)
次に,第4の実施形態の変形例2について図21を用いて説明する。
この変形例2は,変形例1におけるスリット101b5の形状を,101b6のように,略Lの字状の両端部同士を結ぶように,一方の側面側の背面側から,他方の側面側の前面側に向けて,器体の長手方向から選択端子部を臨んだときに斜め方向に形成した点である。
この場合においても,選択端子部104Bは回路遮断器1の前面側からの平面視で前面と略並行に移動するが,背面から前面の方向に高さを違えて選択端子部104Bが移動するため,母線の高さを違えて配置する場合においても,前面側から見た選択端子部102Bの位置によって,回路遮断器に母線を選択的に接続する場合や,母線を接続した後であっても,回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかが直接的に把握しやすい。
さらに,選択端子部104B自体を把持して操作するため,接続状態を切替える際に工具を不要とでき,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させることができる。
(第5の実施形態)
次に,第5の実施形態に係る回路遮断器について,図22乃至図28を用いて説明する。第1乃至第4の実施形態と比較すると,選択端子部106Bが,回路遮断器1の前面側からの平面視で前面と略並行に移動されて位置を違えて配設するよう形成される点は同じであるが,選択端子部106Bの移動方法が一方の位置から他方の位置に平行移動されるのではなく,回転移動する点が異なる。
回路遮断器1の器体は,第1の実施形態と同様,回路遮断器1を併設する方向を幅方向としたときに,該幅方向に分割するケース101a及び101bを重ね合わせて構成される。
そして,器体の長手方向の一端側に電源側端子を備える。該電源側端子のうち,固定端子部102Aは器体の背面寄りに設けられ,選択端子部106Bは器体の前面寄りに回動自在に設けられる。
次に,選択端子部106Bについて詳細に説明する。
選択端子部106Bは,該選択端子部における前面側,背面側及び両側面側を器体外部に露出させるとともに,器体に対向する面の略中央部に回動軸106Baを設けている。一方,回路遮断器1の器体には前記回動軸106Baを軸支する孔部101b7を設けて,選択端子部を回動自在に軸支する。
選択端子部106Bは,2つの樹脂部品106B2,106B3から構成されており,それぞれの部品を組み合わせることにより外郭を構成している。これら樹脂部品の固定はリベットにて行っている。また,前記回動軸106Baは中空に形成され,該回動軸の先部には,軸の半径方向に突出形成された抜け止め部106Bbが設けられている。
回路遮断器1の器体側には,前記選択端子部106Bを軸支するための孔部101b7が設けられている。該孔部101b7は,器体を構成するケース101a,101bそれぞれに半円状の凹部を設けて形成されている。回路遮断器を組み立てる際,ケース同士を組み合わせる時に,前記孔部101b7に前記選択端子部106Bの軸部を嵌め込み,回路遮断器を形成する。
選択端子部106Bの内部には,第1の実施形態と同様,その内部に母線と接続するための端子として,断面が略徳利状の略コの字状の先部を絞った形状に成形された刃受106B1を収納されている。該刃受106B1は前記絞った形状の部分で母線を挟み込み,負荷側に電源を供給する。
選択端子部106Bの内に収納される刃受106B1の位置は,前記回動軸106Baからみて一方の側面側(回動軸から偏った位置)に配設され,選択端子部を回動させることにより刃受106B1の位置が一方の側面側から他方の側面側に移動するように位置する。
選択端子部106Bの外郭において,刃受106B1が収納された側には,該外郭から,回路遮断器の器体と対向する方向に突出して形成された回り止め部106B4が設けられている。また,回路遮断器の器体側には,前記回り止め部106B4が当接して選択端子部の回転を規制する回り止めの当接部101cが形成されるとともに,選択端子部が回転する際に,突出した回り止め部の移動軌跡を逃げるように形成された回り止めの逃げ部101dが形成されている。
選択端子部106Bの刃受106B1と回路遮断器内部の主導体とはより線により接続されている。より線は,前記中空部の部分を通して,前記主導体と接続されており,また,選択端子部を回転させるときの妨げにならないよう,移動量分の余裕を持たせた長さとしている。
また,選択端子部106Bの外郭において,回路遮断器の前面側及び背面側には,それぞれ,回路遮断器に供給される電圧を示す表示部106B5,106B6が設けられている。本実施形態では,母線L2及びL1と接続するときに200Vと表示され,母線L2及びNと接続するときに100Vと表示されるように表示部を設けている。
図27及び図28に選択端子部を回転させて端子の位置を移動させたときの模式図を示している。図27及び図28における(a)は,回路遮断器の前面側から臨んだ図であり,(b)は,回路遮断器の電源側端子部側から臨んだ図である。図27は回路遮断器に100Vの電圧が供給される状態を示しており,図28は回路遮断器に200Vの電圧が供給される状態を示している。
それぞれの状態は,選択端子部106Bを回転することで成され,刃受106B1の位置は,一方の側面側から他方の側面側に移動する。そして,選択端子部106Bに設けられた表示部106B5もしくは106B6を回路遮断器の前面側から視認可能に設けたことにより,回路遮断器への供給電圧の識別は一目瞭然である。
なお,前記表示部には,回路遮断器に供給される電圧の他,接続する母線の種類を記載してもよい。また,第1の実施形態のように,それぞれで色分けを行って構成してもよい。回路遮断器の前面側からの識別においては,第1乃至第2の実施形態と比べて,回路遮断器の幅方向の全体を表示部とできる点で,表示をより広く設けることができ,電圧の表示や接続する母線の種類を文字で記載するときに,該文字の大きさをより大きく記載することができる。
このように回路遮断器を構成することにより,器体の前面側から選択端子部106Bを臨んだ場合に,該選択端子部106Bは,前面と略平行な幅方向に移動して一方から他方にその位置を変えるため,前面側から見た選択端子部106Bの位置によって,回路遮断器に母線を選択的に接続する場合や,母線を接続した後であっても,回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかが直接的に把握しやすい。
どの母線を選択しているか,また,回路遮断器への供給電圧はいくらか,は前記表示部106B5,106B6により識別できる。
さらに,選択端子部106B自体を把持して操作するため,接続状態を切替える際に工具を不要とでき,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することができる。
なお,前記選択端子部106Bの大きさを,回路遮断器1の幅方向の大きさと同等にした実施例の他,該選択端子部106Bの大きさを,前記回動軸106Baを境として,刃受けを備えない側の部分を,該刃受けに接続されない側の母線を避ける程度に除肉し,回路遮断器1の幅方向の大きさの略半分の大きさに形成してもよい。これにより,刃受けに接続されない側の母線が回路遮断器の前面側から,より直接的に視認でき,切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することができる。
図29及び図30には,第4の実施形態並びに第5の実施形態の回路遮断器を複数併設した場合の図を示している。
いずれの場合においても,選択端子部の位置により回路遮断器に接続する母線の種類や供給する電圧を回路遮断器の前面側から一目瞭然に識別することができる。
このように,個々の回路遮断器に対して,接続する母線の種類や供給する電圧の大きさが識別しやすいことに加え,複数の回路遮断器を併設配置した場合においても,どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのか,どの回路遮断器にいくらの電圧が供給されているのかが直接的に把握しやすい。
本発明は,分電盤に設けられる通常の回路遮断器に適用可能であり,2極回路遮断器のほか,例えば,3極回路遮断器などにも適用が可能である。
1 回路遮断器
101a ケース
101b ケース
101b3 開口部
102 電源側端子部
102A 固定端子部
102B 選択端子部
103 負荷側端子部
104 固定接点
105 可動接点
106 可動接触子
107 開閉機構
108 ハンドル
109 リンク
102B1 刃受
102B2 操作部
102B3 孔部
102B5 凹部
102B4 平板状の樹脂部材
102B6 選択端子部の側面
101b1 嵌め込み部
101b2 凸部
101b3 開口部
101b4 スリット
101b5 スリット
101b6 スリット
102B 選択端子部
102B2 操作部
103B 選択端子部
103Ba 軸
103Bb 抜け止め部
104B 選択端子部
105B 選択端子部
106B 選択端子部
106B1 刃受
106B2 樹脂部品
106B3 樹脂部品
106B4 回り止め部
106B5 表示部
106B6 表示部
101c 回り止めの当接部
101d 回り止め逃げ部
101b7 孔部
101b8 凸部
106Ba 軸
106Bb 抜け止め部



Claims (2)

  1. ハンドルが設けられた前面と,分電盤への取付面となる前記前面に対向する背面と,該前面と該背面とに相隣り合う側面とを有して形成される略箱体形状の器体を備えるとともに,
    該器体の側面に電気を受電する端子部を備えた回路遮断器であって,
    回路遮断器を併設する方向を幅方向としたときに,
    前記端子部は,前記幅方向において両側面に亘る直方体形状からなる外郭を有し,
    該外郭における回路遮断器の前面側及び背面側に対応するそれぞれの表面に,受電する電圧を示す確認手段を設け,
    前記端子部は,
    回路遮断器に接続可能な母線の中から特定の母線を選択して接続できるよう該端子部に配置された刃受の位置をそれぞれの接続位置の間で移動可能とし,
    前記端子部に配置された前記刃受の接続位置間の移動方向は,前記前面側からの平面視で前面と略並行であり、該刃受の位置を違えて配設するよう移動され,前記端子部における前記器体の前面側,背面側及び両側面側を器体外部に露出させるとともに,
    器体の前記幅方向における略中央部に回動軸を設けて器体と端子部を回動自在に軸支し,端子部の前記回動軸からみて左右どちらか一方の側面側に,前記母線と接続するための挟み方向がそれぞれの接続位置において前記幅方向であり,かつ回路遮断器の背面から前面への方向を高さ方向としたときに,前記それぞれの接続位置における前記刃受の高さを前記回動軸をはさんで同じ高さに配設して,
    前記確認手段を器体の前面側から視認可能とすることを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記端子部は一方の接続状態から他方の接続状態に至るまでに180度回転可能とし,端子部と器体とに180度以上回転しないように互いに係合する回り止め手段を前記端子部の前面側に突出させて設け,前記回り止め手段が,それぞれの接続位置において,前面側から視認できる状態と,前面側から視認できない状態とに,端子部の回動とともに変位することにより,前記回り止め手段を器体の前面側から前記端子の配設位置を示す確認手段として視認可能としたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
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