JP5950412B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1及び特許文献2のように,母線側に,回路遮断器の端子と接続する母線を選択的に切替える切替装置を設けたものがある。
即ち,可動端子部材を,遮断器本体に対して電気的に脱着自在とした例においては,可動端子部材の装着場所が上段であるときには,遮断器本体の上面に設けた表示孔から可動端子部材の上面の色が見え,可動端子部材の装着場所が中段であるときには,可動端子部材の装着部下部隔壁の上面の色が見えることから,それぞれで区別を行い電圧の表示としているものである。
回路遮断器における端子装置により母線を選択的に接続する場合や,前記端子装置と母線を接続した後であっても,複数の回路遮断器に対して,どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかを直接的に把握しやすく,
さらに,接続状態を切替える際に工具を不要として,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することを目的とする。
器体の前面側から端子部を臨んだ場合に,接続する母線の違いを,器体に対して前面と略並行方向の端子の位置の違いとして目視確認することができ,端子装置と母線とを選択的に接続する場合や,端子装置と母線を接続した後であっても,複数の回路遮断器に対して,どの回路遮断器がどの母線を選択して接続されているのかが直接的に把握しやすく,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい。
また,端子部自体を回動させることにより,切替の際に工具を不要として,切替や接続確認における作業を効率よく行うことができる。
前記端子部は一方の接続状態から他方の接続状態に至るまでに180度回転可能とし,端子部と器体とに180度以上回転しないように互いに係合する回り止め手段を前記端子部の前面側に突出させて設け,前記回り止め手段が,それぞれの接続位置において,前面側から視認できる状態と,前面側から視認できない状態とに,端子部の回動とともに変位することにより,前記回り止め手段を器体の前面側から前記端子の配設位置を示す確認手段として視認可能としたことを特徴として構成してもよい。
さらに,接続状態を切替える際に工具を不要として,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させるとともに,作業をする者にとって誤認を生じさせにくい端子装置を有した回路遮断器を提供することができる。
(第1の実施形態)
まず,第1の実施形態に係る回路遮断器について,図1乃至図11を用いて説明する。
第1の実施形態に係る回路遮断器1は,図1及び図2に示すように,回路遮断器1を併設する方向を幅方向としたときに,該幅方向に分割するケース101a及び101bを重ね合わせて構成される略箱体形状の器体を有する。
そして,該器体には,
回路遮断器1に電源を供給するための各極の導体と接続される電源側端子部102A,102Bと,
回路遮断器1の負荷側に電源を供給するための各極の導体と接続される負荷側端子部103A,103Bとが設けられ,
これら電源側端子部102A,102Bと負荷側端子部103A,103Bとの間を電気的に接続する各極の主導体に介在し,電源側と負荷側を電気的に入切接続する固定接点104A,104Bと,
該固定接点104A,105Bと各々接離自在に対向する可動接点105A,105Bを固着した可動接触子106A,106Bと,
これら可動接触子106A,106Bを開閉駆動する開閉機構107と,
該開閉機構107とリンク109により接続され器体の外部から開閉機構107を操作する操作部となるハンドル108とが配設されている。
器体の操作部が設けられた面を前面aとし,分電盤への取付面となる前記前面aに対向する面を背面bとし,該前面aと該背面bとに相隣り合う面を側面cとしたときに,器体の長手方向における側面cの一端に,ケース101a,101bの間に挟み込まれるように設けられている。また,電源側端子部のうち102Aは器体に固定されて配設される端子部(固定端子部という)で,102Bは器体内を,一方のケース101b側から他方のケース101a側に,即ち前記幅方向に連続的に移動可能に設けられる端子部(選択端子部という)である。
選択端子部102Bは,その外郭が刃受102B1とは電気的に接続されていない非充電部として構成されている。
どの母線を選択しているか,また,回路遮断器への供給電圧はいくらか,は前記開口部101b3から視認できる表示部により識別できる。また,前記操作部102B2が器体外部に突出しているため,該操作部102B2の位置によっても識別することができる。
次に,第2の実施形態に係る回路遮断器について図12及び図13を用いて説明する。
第1の実施形態との違いは,前記回路遮断器1の長手方向における器体側面の一部を切り欠き,該器体側面側から,前記選択端子部102Bを把持して,一方の位置から他方の位置に選択端子部102Bを移動可能にした点である。
次に,第3の実施形態に係る回路遮断器について図14乃至図16を用いて説明する。
第2の実施形態との違いは,前記選択端子部102Bにおける操作部102B2を取り除き,回路遮断器1の前面側に設けた開口部101b3全体を,回路遮断器に接続する母線の種類,もしくは,回路遮断器への給電電圧を識別するための表示部とした点である。
選択端子部102Bの前面側には,前記平板状の樹脂部材102B4と同様に,略中央部を境にして幅方向に色分けがなされている。選択端子部102Bが一方に位置するときには,前記平板状の樹脂部材102B4の一方側102B4b及び選択端子部102Bの前面側の一方102Bbの両方が回路遮断器1の器体に設けられた開口部102b3から視認可能となる。また,他方に位置するときには,前記平板状の樹脂部材102B4の他方側102B4a及び選択端子部102Bの前面側の他方102B1の両方が回路遮断器1の器体に設けられた開口部102b3から視認可能となる。
次に,第4の実施形態に係る回路遮断器について図17乃至図19を用いて説明する。
第3の実施形態との違いは,回路遮断器1の器体における選択端子部102Bの前面側を取り除き,器体の外部に選択端子部103Bを露出させて配設した点である。
どの母線を選択しているか,また,回路遮断器への供給電圧はいくらか,は前記選択端子部103B自体の位置によって識別できる。
次に,第4の実施形態の変形例1について図20を用いて説明する。
第4の実施形態との違いは,前記スリット101b4の形状を略Lの字状に形成し,選択端子部104Bの移動軌跡が,選択端子部104Bが一方の側面側から他方の側面側に移動するとともに,回路遮断器1の背面側から前面側に移動するように構成した点である。
さらに,選択端子部104B自体を把持して操作するため,接続状態を切替える際に工具を不要とでき,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させることができる。
次に,第4の実施形態の変形例2について図21を用いて説明する。
この変形例2は,変形例1におけるスリット101b5の形状を,101b6のように,略Lの字状の両端部同士を結ぶように,一方の側面側の背面側から,他方の側面側の前面側に向けて,器体の長手方向から選択端子部を臨んだときに斜め方向に形成した点である。
さらに,選択端子部104B自体を把持して操作するため,接続状態を切替える際に工具を不要とでき,回路遮断器が複数存在する状態であっても,それぞれの回路遮断器に対して接続している母線を直接的に把握しやすく,切替や接続確認における作業性を向上させることができる。
次に,第5の実施形態に係る回路遮断器について,図22乃至図28を用いて説明する。第1乃至第4の実施形態と比較すると,選択端子部106Bが,回路遮断器1の前面側からの平面視で前面と略並行に移動されて位置を違えて配設するよう形成される点は同じであるが,選択端子部106Bの移動方法が一方の位置から他方の位置に平行移動されるのではなく,回転移動する点が異なる。
そして,器体の長手方向の一端側に電源側端子を備える。該電源側端子のうち,固定端子部102Aは器体の背面寄りに設けられ,選択端子部106Bは器体の前面寄りに回動自在に設けられる。
選択端子部106Bは,該選択端子部における前面側,背面側及び両側面側を器体外部に露出させるとともに,器体に対向する面の略中央部に回動軸106Baを設けている。一方,回路遮断器1の器体には前記回動軸106Baを軸支する孔部101b7を設けて,選択端子部を回動自在に軸支する。
どの母線を選択しているか,また,回路遮断器への供給電圧はいくらか,は前記表示部106B5,106B6により識別できる。
いずれの場合においても,選択端子部の位置により回路遮断器に接続する母線の種類や供給する電圧を回路遮断器の前面側から一目瞭然に識別することができる。
このように,個々の回路遮断器に対して,接続する母線の種類や供給する電圧の大きさが識別しやすいことに加え,複数の回路遮断器を併設配置した場合においても,どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのか,どの回路遮断器にいくらの電圧が供給されているのかが直接的に把握しやすい。
101a ケース
101b ケース
101b3 開口部
102 電源側端子部
102A 固定端子部
102B 選択端子部
103 負荷側端子部
104 固定接点
105 可動接点
106 可動接触子
107 開閉機構
108 ハンドル
109 リンク
102B1 刃受
102B2 操作部
102B3 孔部
102B5 凹部
102B4 平板状の樹脂部材
102B6 選択端子部の側面
101b1 嵌め込み部
101b2 凸部
101b3 開口部
101b4 スリット
101b5 スリット
101b6 スリット
102B 選択端子部
102B2 操作部
103B 選択端子部
103Ba 軸
103Bb 抜け止め部
104B 選択端子部
105B 選択端子部
106B 選択端子部
106B1 刃受
106B2 樹脂部品
106B3 樹脂部品
106B4 回り止め部
106B5 表示部
106B6 表示部
101c 回り止めの当接部
101d 回り止め逃げ部
101b7 孔部
101b8 凸部
106Ba 軸
106Bb 抜け止め部
Claims (2)
- ハンドルが設けられた前面と,分電盤への取付面となる前記前面に対向する背面と,該前面と該背面とに相隣り合う側面とを有して形成される略箱体形状の器体を備えるとともに,
該器体の側面に電気を受電する端子部を備えた回路遮断器であって,
回路遮断器を併設する方向を幅方向としたときに,
前記端子部は,前記幅方向において両側面に亘る直方体形状からなる外郭を有し,
該外郭における回路遮断器の前面側及び背面側に対応するそれぞれの表面に,受電する電圧を示す確認手段を設け,
前記端子部は,
回路遮断器に接続可能な母線の中から特定の母線を選択して接続できるよう該端子部に配置された刃受の位置をそれぞれの接続位置の間で移動可能とし,
前記端子部に配置された前記刃受の接続位置間の移動方向は,前記前面側からの平面視で前面と略並行であり、該刃受の位置を違えて配設するよう移動され,前記端子部における前記器体の前面側,背面側及び両側面側を器体外部に露出させるとともに,
器体の前記幅方向における略中央部に回動軸を設けて器体と端子部を回動自在に軸支し,端子部の前記回動軸からみて左右どちらか一方の側面側に,前記母線と接続するための挟み方向がそれぞれの接続位置において前記幅方向であり,かつ回路遮断器の背面から前面への方向を高さ方向としたときに,前記それぞれの接続位置における前記刃受の高さを前記回動軸をはさんで同じ高さに配設して,
前記確認手段を器体の前面側から視認可能とすることを特徴とする回路遮断器。
- 前記端子部は一方の接続状態から他方の接続状態に至るまでに180度回転可能とし,端子部と器体とに180度以上回転しないように互いに係合する回り止め手段を前記端子部の前面側に突出させて設け,前記回り止め手段が,それぞれの接続位置において,前面側から視認できる状態と,前面側から視認できない状態とに,端子部の回動とともに変位することにより,前記回り止め手段を器体の前面側から前記端子の配設位置を示す確認手段として視認可能としたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
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