JP5441033B2 - 回路遮断器の端子構造 - Google Patents

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Description

本発明は、分電盤に設けられる母線と電気的に接続される回路遮断器に関し、詳しくは、各相の母線のうち接続に必要な母線を選択的に接続する選択式端子装置を有した回路遮断器に係る。
回路遮断器の端子装置と母線を選択的に接続する例として、
例えば特許文献1及び特許文献2のように、母線側に、回路遮断器の端子と接続する母線を選択的に切替える切替装置を設けたものがある。
特許文献1においては、図14に示したように、主電路を形成するブスバー(特許文献1の符号1、2、3)と、回路遮断器の端子に接続されるブスバーの足部(特許文献1の符号101、301、601等)の間に、切替装置を設けて構成している。この切替装置は、該切替装置を構成する接続バー(特許文献1の符号6)に設けられた長穴(特許文献1の符号602)と切替片(特許文献1の符号8)の穴部に共に貫通させた切替ネジ(特許文献1の符号7)の位置を前記長穴の一端もしくは他端に移動させて導通させる導体を選択し回路遮断器の端子に接続される導体を切替えて、回路遮断器に供給する電圧を変更するものである。
特許文献2においては、図15に示したように、特許文献1と同じく、主電路を形成するブスバー(特許文献2の符号11、12、13)と、回路遮断器の端子に接続されるブスバーの接続部(特許文献2の符号1301、2001等)の間に、切替装置を設けて構成している。そして切替装置を構成する送り板(特許文献2の符号20)に設けられた長穴部と筒状導体子(特許文献2の符号18)に共に貫通させたねじ(特許文献2の符号17)の位置を前記長穴の一端もしくは他端に移動させて導通させる導体を選択し回路遮断器の端子に接続されるブスバーを切替えて、回路遮断器に供給する電圧を変更するものである。
特開平9−271108 特開2002−135912
上述した、母線側に、回路遮断器の端子と接続する母線を選択的に切替える切替装置を設けたものにあっては、次に示したような課題がある。切替装置における切替部を模式的に示した図16を参照して説明するが、切替の状態を表す長穴の部分に位置するねじ頭に着目すると、(a)については、それぞれのねじ頭の並びが規則的であり、回路遮断器に外部の導体のうちどの導体が接続されているのかが一見して把握できる。ここで、一部分の導体について接続を切替えた場合を示した(b)については、図中右側に位置するねじ頭の並び方が左側や中央部分の他のねじ頭の並び方とは変わっており、並び具合を見ることで、選択されている導体が変わっていることが把握できる。ところが、多くの導体について接続を切替えた場合を示した(c)については、ねじ頭の並び方がまちまちで全体的に不規則となり、回路遮断器にどの導体が接続されているのかが非常に把握しづらいものとなる。
このため、接続する外部の導体のうち、一部分の導体のみ接続を変更した場合には、どの導体を回路遮断器に接続しているのかは容易に把握できるが、接続を変更した導体の数が増えてくると、一転して把握が難しくなり、作業をする者にとっては、接続を行うときや接続後に確認を行う場合において誤解が生じやすくなるおそれがあった。また、回路遮断器に供給される電圧を把握することも容易には行いにくく、回路遮断器に誤った導体を選択して接続した場合には負荷側の電路に不用な電圧が供給されることになり、その場合には負荷側の配線や電気機器に損傷が生じてしまうおそれがある。また、多数のねじの切替を要することから作業性の改善が望まれている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、
回路遮断器における端子装置により母線を選択的に接続する場合や、前記端子装置と母線を接続した後であっても、複数の回路遮断器に対して、どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかを回路遮断器の前面側から直接的に把握しやすく、
さらに、接続状態を切替える際に工具を不要として作業性の向上が望め、
回路遮断器に選択的に印加される電圧が端子装置の位置に応じて明確に把握できて、
作業をする者にとって接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくい選択式端子装置を有した回路遮断器の端子構造を提供することを目的とする。
本発明に係る回路遮断器の端子構造は、上述の課題を解決すべく構成されたもので、
回路遮断器の器体を、
電路を入切する第一の操作部が設けられた前面と、
分電盤への取付面となる前記前面に対向する背面と、
該前面と該背面とに相隣り合う側面とを有して略箱体形状に形成するとともに、
該器体の側面の表面には分電盤の母線から電気を受電もしくは給電する端子を内包した複数の端子部と、
前記器体の前面には前記端子部のうち少なくとも一つの端子部の位置を変更する第二の操作部と、を備え、
前記第二の操作部によって端子部の位置を変更される端子部を選択端子部としたときに、
該選択端子部は、
回路遮断器に接続可能な母線の中から特定の母線を選択して接続できるよう、
回路遮断器の並設方向を幅方向としたときに、
前記母線との接続位置が前記幅方向において、一方の側面寄りと、他方の側面寄りの2箇所に設けられて、それぞれの接続位置の間で連続的に移動可能とされ、
前記選択端子部は、
前面側から臨んだときに、該第二の操作部を移動させる方向とは反対方向に端子部を移動させる移動方向反転手段を介して移動されるよう形成して回路遮断器の端子構造を構成するとよい。
かかる構成によれば、
器体の前面側から端子部の位置を移動させる場合、第二の操作部と選択端子部とが互いに連動するため作業者は選択端子部の位置を的確に把握しやすい。
また、本発明にかかる回路遮断器の端子構造は、前記器体の前面側には、
端子部の各々の接続位置において端子部が母線と接続されることにより回路遮断器に供給される電圧値を表示する電圧表示部を設け、
前記選択端子部の接続位置における電圧表示部が前面側に表示されて前面側から視認可能となる一方、
端子部が位置しない側における電圧表示部は前記第二の操作部によって隠蔽されて前面側から視認できなくなるよう形成されることを特徴として構成してもよい。
かかる構成によれば、
母線と接続する端子部の器体に対する接続位置と、供給電圧の表示を行う電圧表示部の位置とを前記器体の幅方向において、一方の側面寄りと、他方の側面寄りで合わせることができ、作業をする者にとって、より接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくく、配線確認作業性が高い回路遮断器の端子構造を提供することができる。また、前面側から回路遮断器の電源側端子部を臨んだ場合に、接続する母線の違いを、器体の前面に設けられた電圧表示の違い、即ち端子位置の違いとして目視確認することができ、端子装置と母線とを選択的に接続する場合や、端子装置と母線を接続した後であっても、複数の回路遮断器に対して、どの回路遮断器がどの母線を選択して接続されているのかが直接的に把握しやすい。器体の端子部における前面側の、第二の操作部に隠蔽されない略全面を電圧表示部として用いることができるため、視認性がよく、作業をする者にとって接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくく、配線確認作業性が高い回路遮断器の端子構造を提供することができる。
また、本発明に係る回路遮断器の端子構造は、前記移動方向反転手段を、
前記第二の操作部の端子部側及び前記端子部の第二の操作部側に各々設けたラックと、
これらラックの間に、器体に枢支されたピニオンを配置することにより構成したことを特徴として構成してもよい。
かかる構成によれば、
前記端子部の移動に必要な前記器体の幅方向の動きの軌跡を、第二の操作部においても前記器体の幅方向にスライド移動させることにより作り出すことができ、前記端子部及び第二の操作部の移動方向を、ピニオンの働きにより互いに反対方向とすることができる。即ち、作業者は、第二の操作部を幅方向にスライド移動させることにより、端子部が位置しない側における電圧表示部を前記第二の操作部自体によって隠蔽することができ、前面側から視認できなくなるため、接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくく、配線確認作業性が高い回路遮断器の端子構造を提供することができる。
また、本発明に係る回路遮断器の端子構造は、
前記移動方向反転手段は、
前記第二の操作部が、前記器体の前面寄りに枢支されて前記器体の幅方向に回動可能に設けたレバーにより構成されて、
該レバーの枢支部から器体の背面側に延出した延出部の端部に、前記端子部に係合作用する作用部を設けて構成されたことを特徴として構成してもよい。
かかる構成によれば、前記端子部の移動に必要な前記器体の幅方向の動きの軌跡を、レバーで構成した第二の操作部を幅方向に操作することにより作り出すことができ、前記端子部及び第二の操作部の移動方向を、前記作用部により互いに反対方向とすることができる。即ち、作業者は、第二の操作部を幅方向に前記枢支部を中心として回動移動させることにより、端子部が位置しない側における電圧表示部を前記第二の操作部自体によって隠蔽することができ、前面側から視認できなくなるため、接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくく、配線確認作業性が高い回路遮断器の端子構造を提供することができる。
以上の如く、本発明によれば、回路遮断器における端子装置により母線を選択的に接続する場合や、前記端子装置と母線を接続した後であっても、複数の回路遮断器に対して、どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかを回路遮断器の前面側から直接的に把握しやすく、さらに、接続状態を切替える際に工具を不要として作業性の向上が望め、
回路遮断器に選択的に印加される電圧が端子装置の位置に応じて明確に把握できて、
作業をする者にとって接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくい選択式端子装置を有した回路遮断器の端子構造を提供することができる。
第1の実施形態を示す回路遮断器の外観斜視図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の内部構成図を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の選択端子部を示す。 同実施形態に係る回路遮断器の端子を示す。 同実施形態に係る第二の操作部を示す。 同実施形態に係る第二の操作部と移動方向反転手段と選択端子部を組み合わせる図を示す。 同実施形態に係る第二の操作部と移動方向反転手段と選択端子部を回路遮断器の器体に組み合わせた図を示す。 同実施形態に係る選択端子部のそれぞれの接続位置を示す。 第2の実施形態を示す回路遮断器の端子構造の外観斜視図を示す。 他の例を示す回路遮断器の端子構造の外観斜視図を示す。 他の例を示す回路遮断器の端子構造の外観斜視図を示す。 他の例を示す回路遮断器の端子構造の外観斜視図を示す。 複数の回路遮断器を併設した場合の外観図を示す。 従来の接続状態を表わした図を示す。 従来の接続状態を表わした図を示す。 従来の接続状態における複数個所で切替を行った図を示す。
次に本発明の実施形態を図面にて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る回路遮断器について、図1乃至図8を用いてその構成を説明する。
第1の実施形態に係る回路遮断器1は、単相3線式の商用電路に用いられるものである。該回路遮断器は、図1及び図2に示すように、回路遮断器1を併設する方向を幅方向としたときに、該幅方向に分割するケース101a及び101bを重ね合わせて構成される略箱体形状の器体を有する。
そして、該器体には、
回路遮断器1に電源を供給するための各極の導体と接続される電源側端子部102A、102Bと、
回路遮断器1の負荷側に電源を供給するための各極の導体と接続される負荷側端子部103A、103Bとが設けられ、
これら電源側端子部102A、102Bと負荷側端子部103A、103Bとの間を電気的に接続する各極の主導体に介在し、電源側と負荷側を電気的に入切接続する固定接点と、
該固定接点と各々接離自在に対向する可動接点を固着した可動接触子と、
これら可動接触子を開閉駆動する開閉機構と、
該開閉機構とリンクにより接続され器体の外部から開閉機構を操作して、電路を入切操作する第一の操作部となるハンドル104とが配設されている。
次に、電源側端子部102A、102Bについて説明を行う。
前記電源側端子部102A、102Bは、
器体の操作部が設けられた面を前面aとし、分電盤への取付面となる前記前面aに対向する面を背面bとし、該前面aと該背面bとに相隣り合う面を側面cとしたときに、器体の長手方向における側面cの一端に、ケース101a、101bの間に挟み込まれるように設けられている。
電源側端子部のうち102Aは器体に固定されて配設される端子部(固定端子部という)で、102Bは器体内を前記幅方向において、一方の側面寄りと、他方の側面よりの2箇所の間で連続的に往復移動が行えるよう、器体の側面に設けた窪み部分に配設される端子部(選択端子部という)である。該選択端子部は、後述する第二の操作部105と選択端子部102Bとを連動させる移動方向反転手段により移動される。
(選択端子部の構造)
器体の電源側には、前記固定されて配設される端子部102A並びに移動可能に設けられる端子部102Bのそれぞれの位置に対応するよう、分電盤内に予め3本の母線L1、L2、Nの接続部が配置されており、前記固定端子部102Aは、母線L2と接続され、前記選択端子部102Bは、一方の位置の場合は母線L1と接続され、他方の位置の場合は母線Nと接続される。選択端子部102Bが母線L1と接続される場合には、回路遮断器1には200Vの電圧が印加され、選択端子部102Bが母線Nと接続される場合には、回路遮断器1には100Vの電圧が印加される。
また、単相3線式の相バランスを整えるため、固定端子部102Aを母線L1と接続する場合には、選択端子部102Bは、一方の位置の場合は母線L2と接続され、他方の位置の場合は母線Nと接続される。そして、選択端子部102Bが母線L2と接続される場合には、回路遮断器1には200Vの電圧が印加され、選択端子部102Bが母線Nと接続される場合には、回路遮断器1には100Vの電圧が印加される。
図3及び図4には、前記選択端子部102Bと、該選択端子部102Bに収納される刃受102B3を示している。前記固定端子部102A並びに選択端子部102Bは、その内部に、母線と接続するための端子として、断面が略徳利状の略コの字状の先部を絞った形状に成形された刃受を収納している。図3及び図4には、前記選択端子部102Bと、該選択端子部102Bに収納される刃受102B3を示している。該刃受は前記絞った形状の部分で母線を挟み込み、負荷側に電源を供給する。
選択端子部102Bは、その外郭が刃受102B1とは電気的に接続されていない非充電部として構成されている。外郭の前面側には、複数の歯を設けたラック102B1を形成しており、後述する第二の操作部105の操作を選択端子部102Bに伝達する役割を果たす。また、外郭の背面側には、幅方向に長形状のリブ102B2が設けられており、このリブ102B2が、器体側に設けられた溝部101cと嵌め合わされることにより、選択端子部102Bが幅方向に往復移動する際のガイド部として働く。
次に、選択端子部102Bを器体の幅方向に往復移動させる第二の操作部105について説明を行う。
前記器体の前面側には、前記選択端子部102Bの器体の幅方向に往復移動させるための第二の操作部105が設けられている。該第二の操作部105は、器体の幅方向における長さの略半分の大きさに形成された長四角形状のベースと、該ベースの前面側に設けられた把持部105aと、ベースの背面側に設けられた複数の歯を設けたラック105bとを備えている。ラック105bは、ベースに形成した長形状のリブ105b1の端部に、該リブ105b1よりも幅広状に形成されており、第二の操作部105を器体に設けられた開口部101b3嵌め込み取付けた際に、幅方向に移動させるためのガイド部として働くとともに、前面側への抜止めとして働く。
前記ベースの背面側で、回路遮断器1の器体の前面側には、器体の幅方向に亘って、選択端子部102Bの母線との接続位置に応じて回路遮断器1に供給される電圧値を表示する電圧表示部107が設けられている。
該電圧表示部107は、器体の幅方向に対して、略中央から一方の側面寄りには第一の供給電圧である100Vの文字が表示され、略中央から他方の側面寄りには第二の供給電圧である200Vの文字が表示される。
前記第二の操作部105は、器体の幅方向の移動に際し、器体における一方の側面寄りと、他方の側面寄りの2箇所の間で連続的に往復移動を行う。そして、それぞれの一方の側面寄りの位置、及び他方の側面寄りの位置において、前記ベースにより、該ベースの背面となる部分に位置する電圧表示部107、即ち、選択端子部102Bが位置しない側における器体の前面a側に設けられた電圧表示部107を隠蔽する。前述のベースの背面となる部分に位置する電圧表示部は、該ベースに隠蔽されて前面側からは視認できず、ベースに隠蔽されない部分に位置する電圧表示部は前面側から視認可能となる。
次に、第二の操作部105と選択端子部102Bとを連動させるピニオン106について説明を行う。
該ピニオン106は、軸106aの周囲に複数の歯を設けて形成されている。該歯は、前記第二の操作部105に設けられたラック105b、並びに前記選択端子部102Bに設けられたラック102B1と噛み合うように、記第二の操作部105に設けられたラック105bと前記選択端子部102Bに設けられたラック102B1との間に位置するよう配設される。前記ピニオン106は、回路遮断器の器体の前面寄りに、該器体の一部を凹ませて形成した軸受部101dに軸106aが枢支されて配設される。
図7に、これら第二の操作部105とピニオン106と選択端子部102Bとの器体への配置状態を一部断面にて示した。
図7のように、第二の操作部105と選択端子部102bとの間にピニオン106が配置され、それぞれのラック105b、102B1と、器体により軸106aを回動自在に枢支されたピニオンの歯が噛み合う。
次に、第二の操作部105を操作して、選択端子部102Bの位置を移動する場合について一部を断面にて示した図8を用いて説明を行う。
例として、図8(a)、(b)は、固定端子部102Aには母線L2が接続され、選択端子部102Bには母線Nと接続される場合を示し、図8(b)は、固定端子部102Aには母線L2が接続され、選択端子部102Bには母線L1と接続される場合を示す。
まず、図8(a)は、固定端子部102Aには母線L2が接続され、選択端子部102Bには母線Nと接続される場合であるから、回路遮断器に供給される電圧値は100Vとなる。選択端子部102Bの位置する前面側の電圧表示部107には、100Vの文字が表示される。
次に、この状態から、図中において第二の操作部105を初期位置から他方の側面側にスライド移動させ始めると、該第二の操作部105の背面側に設けられたラック105bとピニオン106の歯の噛み合いにより、ピニオンは図中において反時計回りに回転を始める。同時に、ピニオン106の歯と噛み合っている選択端子部102Bの前面側に設けられたラック102B1には力が伝達され、前記第二の操作部105をスライド移動させる方向とは反対の方向に移動を始める。ラックとピニオンの歯は1対1で対応しているため、第二の操作部105の移動量と選択端子部102Bの移動量は同じであり、第二の操作部105を他方の側面側に移動させ終えた場合には、選択端子部102Bも初期位置から他方の側面側に移動し終える(図8(c)、(d))。
この状態では、固定端子部102Aには母線L2が接続され、選択端子部102Bには母線L1と接続される場合であるから、回路遮断器に供給される電圧値は200Vとなる。選択端子部102Bの位置する前面側においては、選択端子部102Bが位置しない側の電圧表示部107は第二の操作部105のベースにより隠蔽され、選択端子部102Bが位置する側の電圧表示部107が現れている。この場合の電圧表示部107は200Vの文字が表示される。
このように第二の操作部105と選択端子部102Bとが互いに連動し、該第二の操作部105をスライド移動させる方向とは反対の方向に選択端子部102Bを移動させるよう構成したから、作業者は選択端子部の位置を的確に把握しやすく、選択端子部102Bを母線と接続する一方の位置において、常にその前面側に、回路遮断器に供給される電圧値の表示の露出が行える。
他方の位置において回路遮断器に供給される電圧は前記第二の操作部105の背面側に位置して隠蔽されるよう構成したから、器体の前面側から端子部を臨んだ場合に、接続する母線の違いを、器体の前面に設けられた電圧表示の違い、即ち端子位置の違いとして目視確認することができ、端子装置と母線とを選択的に接続する場合や、端子装置と母線を接続した後であっても、どの回路遮断器がどの母線を選択して接続されているのかが直接的に把握しやすい。器体の端子部における前面側の、第二の操作部に隠蔽されない略全面を電圧表示部として用いることができるため、視認性がよく、作業をする者にとって接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくく、配線確認作業性が高い回路遮断器の端子構造を提供することができる。
なお、選択端子部の刃受と回路遮断器内部の主導体とはより線により接続されており、前記幅方向に連続的に移動するときの妨げにならないよう、移動量分の余裕を持たせた長さとしている。
また、前記電圧表示部における電圧の表示は、文字による表示の他、器体の幅方向における略中央部を境に色分けを行ったり、その他接続する母線の種類を記載することにより行ってもよい。色分けは、給電電圧を識別するために赤と白、赤と黒というように、各々で色相を違えたり、また、明度、彩度を違えて構成するとよい。また、母線の種類をL1、Nというように表示したり、色分けと文字による表示を組み合わせて行ってもよい。
また、図8の108で示したように、器体の電源側端子部の前面側に、第二の操作部105を幅方向に移動させる場合に、該第二の操作部105の背面側と当接し、弾性的に乗り越え可能な程度に凸部108を設けて構成してもよい。これにより、第二の操作部105を一方の位置から他方の位置に移動させるときに、前記凸部108を乗り越えることにより適度なクリック感が得られ、作業者は、視覚的及び触覚的に選択端子部102Bを切替えたことを認識することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る回路遮断器の端子構造について図9を用いて説明する。
第1の実施形態との違いは、第1の実施形態においては、第二の操作部をスライド移動させることでラックとピニオンの噛み合わせにより第二の操作部はピニオンを介して間接的に選択端子部を移動させる形態であったが、
第2の実施形態においては、第二の操作部を器体に回動自在に枢支させたレバーにより構成し、該レバーの端部を直接選択端子部に作用させて選択端子部を移動させる形態とした点である(レバー式という)。
本実施形態では、第二の操作部となるレバー205を、該レバー205の略回動中心となる軸受部205aを設けて、該軸部205aから延出した一方側をレバーの把持部205eとして構成し、軸受部205aから延出した他方側を選択端子部102Bに作用する作用部205bとして構成している。
前記レバーの軸部205aは、回路遮断器の器体の前面側に設けた軸受部101dに嵌め合わされ、器体に枢支されて器体の幅方向に回動可能に設けられる。
前記レバーの作用部205bは、前記軸受部205aの軸方向と同一方向に軸部が形成されて、選択端子部102Bの前面側に設けられた軸受部102Bbに嵌め合わされる。該軸受部102B4は,前記軸部205の移動軌跡における器体の前面側から背面側における方向の変位量を吸収できる程度に開口が設けられている。
前記レバー205を器体の幅方向に回動させると、その動きに連動して選択端子部102Bは、器体の幅方向に移動する。選択端子部102Bの移動は器体の幅方向に直線的で、レバーの回転軌跡は円弧上であるが、前記軸受部102B4により、見かけ上、前記作用部205bと選択端子部102Bの軸受部102B4との間の長さが伸縮して、回転的な動きを直線的な動きとしている。
また、前記レバー205の把持部205eの両面には、回路遮断器に供給される電圧値を表示する電圧表示部205c、205dが設けられている。回路遮断器の前面側から端子部を臨んだ場合には、選択端子部102Bが位置する側の前面に表示される電圧表示部に加えて、前面側から器体を臨んだときに、器体の幅方向略全体に亘り同一の電圧表示が行えることとなるため、第一の実施形態と比べてより広い領域で電圧表示が行え、接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくく、配線確認作業性が高い回路遮断器の端子構造を提供することができる。
なお、レバー205に設けた電圧表示部は、器体の前面側に設けた電圧表示で十分であれば、必要に応じて設けてもよいし、設けなくともよい。また、電圧表示部205c、205dの表示は、電圧値の他、器体前面に設けられた電圧表示部107の色彩と合わせた色彩を施すことにより行ってもよい。この場合は、回路遮断器への供給電圧に合わせて、器体の幅方向全体に亘り同色の色彩が面積を広くして施されることとなるため、作業者にとってはより視認性が増すものとなる。
(他の形態1)
次に、他の形態に係る回路遮断器の端子構造について図10を用いて説明する。
第1、第2の実施形態との違いは、これら実施形態が、第二の操作部と選択端子部とを別対として構成している形態であったが、
本形態においては、第二の操作部と選択端子部とを一体として構成し、第二の操作部を回転させることにより選択端子部を移動させるよう構成している点である(回転式という)。
本形態では、第1の実施形態における第二の操作部105のベースとなる部分と、選択端子部102Bとを、回路遮断器の器体の前面側から背面側に向かう方向と同方向を軸方向とする柱状部材305aにて接続し、該柱状部材305aを軸として回動動作させることにより、前記器体の幅方向におけるベースの位置と、選択端子部との位置を互いに入れ替える構造としている。
本形態では,このように設けられた第二の操作部と一体化した選択端子部を305とし,前記ベースとなる部分と、選択端子部とは、前記柱状部材305aの直径方向に配置させ、該柱状部材305aを回動動作させたときに、第1の実施形態で示した第二の操作部材105と選択端子部102Bの位置関係が保たれるように構成している。
回路遮断器の器体には、該器体の幅方向における略中央部に、前記柱状部材305aが配設されるよう、器体の一部を凹ませて、器体の前面側から内部に連通する孔部を設けて構成した柱状部材受部101eを形成して、第二の操作部と一体化した選択端子部305を回動自在に保持している。
前記柱状部材305aの前面側には、第二の操作部と一体化した選択端子部305を回動させるための把持部305bを形成している。該把持部305bは、作業者が手で回すことができるよう、直線状のリブで形成したつまみを設けている。この他、把持部を一般的なドライバなどの工具を使って回すことができるように、マイナス形状に凹ませて形成してもよいし、プラス形状に凹ませて形成してもよい。
本形態における選択端子部分は,第一の実施形態同様,刃受102b3を内包している。選択端子部分を回転させたときには,柱状部材を回転中心として,図1の(a)の位置から,(c)の位置を経て,(b)の位置に到達する。選択端子部305は180度回転することから,刃受102B3の開口部分が互いに外向きになるよう選択端子部に内包させている。
第二の操作部と一体化した選択端子部305を回動させることにより、前記選択端子部は、それぞれの母線との接続位置で向きが180度変わる。このため選択端子部に収容される刃受は、刃受の先部が、選択端子部の向きがどちらに向いても母線側に対向するように、2つの先部を互いに反対方向に向けて収容している。回路遮断器の主導体と刃受とを接続するリード線は、前記柱状部材305aの背面側に設けて接続している。
また,器体の選択端子部が位置する部分の背面側には,前記リード線と刃受けの移動軌跡を逃げた孔部101hを設けており,器体の前面側には,前記ベースに相当する部分と当接して,選択端子部305の回転開始位置と終了位置を規制する突状に形成した突部101fを設けている。
なお,本形態においては,選択端子部305を一体として形成しているが,部材の加工上分割部材として形成し,後で組み合わせるように設けてもよい。
このように回路遮断器の端子を構成したため、端子部の部品点数を低減することができ、コストを削減しながらも、回路遮断器における端子装置により母線を選択的に接続する場合や、前記端子装置と母線を接続した後であっても、複数の回路遮断器に対して、どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのかを回路遮断器の前面側から直接的に把握しやすく、
さらに、接続状態を切替える際に工具を不要として作業性の向上が望め、
回路遮断器に選択的に印加される電圧が端子装置の位置に応じて明確に把握できて、
作業をする者にとって接続母線や供給電圧の誤認を生じさせにくい選択式端子装置を有した回路遮断器の端子構造を提供することができる。
(他の形態2)
次に、移動方向反転手段の他の形態に係る回路遮断器の端子構造について図10を用いて説明する。
第1の実施形態との違いは、移動方向反転手段をラック/ピニオンに代えて,本形態においては、移動方向反転手段を,薄板状の弾性部材を用いて構成し,該弾性部材を第二の操作部並びに選択端子部に固定し,第二の操作部の操作に応じて,選択端子部が押されたり引かれたりして,その位置を違えるように構成した点である(ベルト式という)。
本形態では,第二の操作部105の背面側並びに選択端子部の前面側にそれぞれ突部105b2,101B2を設けて,薄板状の弾性部材を用いて構成した伝達部材を略U字状に曲げた状態で,該伝達部材の両端部分に設けた孔部に前記突部を嵌め込み,第二の操作部105の操作力を選択端子部102Bに伝達する。
前記略U字状に曲げた部分は,器体に設けられた突部101a5と該突部が緩嵌状態にはめ込まれる凹部との隙間をガイド部として駆動する。薄板状の弾性部材は,屈曲性が得られるポリエチレンシート(例えばナフタレート等)や,ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いて構成してもよいし,りん青銅など弾性的な金属材料を用いて構成してもよい。この他,第二の操作部に設けた突部105b2の両側から突部101B2に亘り,ひも状の部材を配して,第二の操作部材105の操作を,どちらかのひも状の部材を引くことにより,選択端子部102Bに伝達するよう構成してもよい。ひも状の部材としては,ナイロン糸等の樹脂材料を用いたものや,鋼線等の金属材料を用いて構成してもよい。
このように移動方向反転手段を構成することにより,駆動部分を減らせるとともに,単純な構成で移動方向反転手段を構成できるため低コスト化が可能である。
(他の形態3)
次に、移動方向反転手段の他の形態に係る回路遮断器の端子構造について図11を用いて説明する。
前述の例1の形態との違いは、前記レバー205に代えて,リンクを用いて構成した点である(リンク式という)。
本形態では、前記レバー205における作用部205bと選択端子部102Bの軸受部102B4の関係を,第二の操作部にも用いてリンク306を形成している。
リンク306の一部に,該リンク306の回動中心となる軸部306aを設けて,該軸部306aから延出した両端部を,それぞれ,第二の操作部に作用する作用部306c,選択端子部102Bに作用する作用部306bとして構成している。
前記リンク306の軸部306aは、回路遮断器の器体に設けた軸受部101gに嵌め合わされ、器体に枢支されて器体の幅方向に回動可能に設けられる。
また、第二の操作部における軸受部105cは、器体に設けられる溝部101bに嵌合して、該溝部101hは、第二の操作部105の器体の幅方向における移動のガイド部となる。
リンク306の作用部306b,306cは,前記軸部306aの軸方向と同一方向に軸部が形成されて、選択端子部102Bの前面側に設けられた軸受部102B5並びに第二の操作部105の背面側に設けられた軸受部105cに嵌め合わされる。該軸受部102B5、105cは,前記軸部306b、306cの移動軌跡における器体の前面側から背面側における方向の変位量を吸収できる程度に開口が設けられている。なお、第二の操作部105においては、図14(f)に示した要部断面のように、その内部に凹部105dが形成されて前記変位量を吸収可能としている。
前記第二の操作部105を器体の一方の幅方向に移動させると、その動きに連動して選択端子部102Bは、リンク306を介して器体の他方の幅方向に移動する。
このように、リンクを用いて構成することによっても、移動方向反転手段を構成することが可能である。
これらの形態は、いずれも第二の操作部を操作することにより、選択端子部を器体の幅方向において一方の位置から他方の位置に移動させるものである。移動方向反転手段として用いている、ラック・ピニオン式、レバー式、ベルト式、リンク式のいずれも第二の操作部の操作を選択端子部に伝達するための部材の配置を、前記器体の前面側から背面側に行っているが、これらの配置を器体の電源側端子側から負荷側端子側に行って構成することによっても移動方向反転手段を構成可能である。
ラック・ピニオン式においては、ピニオンの軸106aを器体の前面−背面方向に配置して、噛み合わせの方向を90度変えるとともに第二の操作部におけるラック並びに選択端子部におけるラックの形成方向を90度変えて構成してもよい。
レバー式においては、レバーの軸部205bの軸方向が器体の前面−背面方向になるよう90度変えるとともに、選択端子部における軸受部102B4においてもその開口方向を90度変えて構成してもよい。
ベルト式においては、薄板状の弾性部材の板圧方向を90度変えるとともに、該弾性部材の第二の操作部材における支持方向、選択端子部における支持方向を90度変えて構成してもよい。
リンク式においては、リンクの各軸の軸方向を器体の前面−背面方向になるよう90度替えるとともに、第二の操作部における軸受部105c、選択端子部における軸受部102B5においてもその開口方向を90度変えて構成してもよい。
また、前述した電圧表示部107は、文字、色彩による表示を行った例を示したが、回路遮断器が配設される分電盤の設置場所によっては薄暗い場所に設置されること可能性がある。このため、電圧表示部や第二の操作部の位置が作業者にとって明確には分かりにくくなる可能性があることに鑑み、回路遮断器1における前記選択端子部102B側の器体内部の導体と前記固定端子部102A側の器体内部の導体とから電源を得る発光手段を器体に配置し、該発光手段の発光により前記電圧表示部や第二の操作部の位置が認識しやすくなるよう構成してもよい。
例えば、図15に示したように、器体の前面側に配置された第二の操作部105に対して、より前面側に位置するハンドル104が設けられる突部壁面Aに発光手段400を配置して、該発光手段400から器体の電源端子側を照らすように構成する。これにより、薄暗い場所においても、第二の操作部105ならびに電源表示部107が発光手段400により照らされることにより視認性が向上する。
発光手段400は、前記選択端子部102B側の器体内部の導体と前記固定端子部102A側の器体内部の導体とから電力を得るため、それぞれの導体に接続された整流回路、抵抗回路を介して設けられる。発光手段としては、安価なLEDを用いるとよい。
また、選択端子部102Bの位置に応じて、回路遮断器に供給される電圧が変わることから、供給電圧の違いによって発光手段400が破壊しないよう、定電流回路を設けて構成し、常に発光手段が発光するように構成するとよい。
また、発光手段を複数設けて、回路遮断器に供給される電圧に応じて、電流を供給するLEDを違えるように構成してもよい。LEDの発光色を変えておくことにより、例えば、電圧が100Vのときは白色、電圧が200Vのときは赤色のLEDが発光するように回路を設けてもよい。
また、この他、電圧表示部107に透過性を持たせて構成し、発光手段を該電圧表示部107の背面側に設けて、該背面側から前面側を照らすことにより、電圧表示部の文字や色彩が前面側から明確に分かるように構成してもよい。
例えば、電圧表示部107を光の透過性を持たせた樹脂製シートで構成するとよい。
なお、前述した選択端子部の移動操作にあたり、第二の操作部を操作する以外に、器体の窪み部分に配設される選択端子部102B自体を器体の外部から幅方向に手で押して移動させたり、回転式の場合には、選択端子部102Bを器体の母線と接続する側に引き出すようにして回転させて位置を違えるように移動させることができる。
仮に、選択端子部自体を操作することにより便宜的に選択端子部の位置を変更でき、より操作性が増す構成であることを付記しておく。
図12には、第1の形態の回路遮断器を複数併設した場合の図を示している。
いずれの場合においても、選択端子部の位置により回路遮断器に接続する母線の種類や供給する電圧を回路遮断器の前面側から一目瞭然に識別することができる。
このように、個々の回路遮断器に対して、接続する母線の種類や供給する電圧の大きさが識別しやすいことに加え、複数の回路遮断器を併設配置した場合においても、どの回路遮断器がどの母線を選択して接続しているのか、どの回路遮断器にいくらの電圧が供給されているのかが直接的に把握しやすい。
本発明は、分電盤に設けられる通常の回路遮断器に適用可能であり、2極回路遮断器のほか、例えば、3極回路遮断器などにも適用が可能である。前記共通端子部や選択端子部が複数個設けられている場合には、それぞれの選択端子部が器体の幅方向に移動する形態の他、器体の幅方向の移動に伴い、選択端子部が器体の前面側から背面側の方向に変位するよう、斜め方向に移動できるように移動方向を形成してもよい。また、前記第二の操作部は、そのベースの背面側にて電圧表示部や連通孔を隠蔽する構造としているが、該第二の操作部を操作部としてではなく、第二の操作部における把持部を省いて隠蔽部(蓋)として用いて、選択端子部の移動は該選択端子部自体を把持することにより行うように構成してもよい。
1 回路遮断器
101a ケース
101b ケース
101b3 開口部
101c 溝部
101d 軸受部
101e 柱状部材受部
101f 突部
101g 軸受部
101h 溝部
101i 孔部
102 電源側端子部
102A 固定端子部
102A1 導体
102B 選択端子部
102B1 ラック
102B2 リブ
102B3 刃受
102B5 軸受部
103 負荷側端子部
104 ハンドル
105 操作部
105a 把持部
105b ラック
105b1 リブ
105c 軸受部
106 ピニオン
106a 軸
107 電圧表示部
108 凸部
201d 軸部
205 レバー
205a レバーの軸受部
205b 作用部
205c 電圧表示部
205d 電圧表示部
205e レバーの把持部
305 第二の操作部と一体化した選択端子部
305a 柱状部材
305b 把持部
306a 軸部
306b 軸部
306c 軸部

Claims (4)

  1. 回路遮断器の器体を、
    電路を入切する第一の操作部が設けられた前面と、
    分電盤への取付面となる前記前面に対向する背面と、
    該前面と該背面とに相隣り合う側面とを有して略箱体形状に形成するとともに、

    該器体の側面の表面には分電盤の母線から電気を受電もしくは給電する端子を内包した複数の端子部と、
    前記器体の前面には前記端子部のうち少なくとも一つの端子部の位置を変更する第二の操作部と、を備え、

    前記第二の操作部によって端子部の位置を変更される端子部を選択端子部としたときに、
    該選択端子部は、
    回路遮断器に接続可能な母線の中から特定の母線を選択して接続できるよう、
    回路遮断器の並設方向を幅方向としたときに、
    前記母線との接続位置が前記幅方向において、一方の側面寄りと、他方の側面寄りの2箇所に設けられて、それぞれの接続位置の間で連続的に移動可能とされ、

    前記選択端子部は、
    前面側から臨んだときに、
    該第二の操作部を移動させる方向とは反対方向に端子部を移動させる移動方向反転手段を介して移動されることを特徴とする回路遮断器の端子構造。

  2. 前記器体の前面側には、
    端子部の各々の接続位置において端子部が母線と接続されることにより回路遮断器に供給される電圧値を表示する電圧表示部を設け、
    前記選択端子部の接続位置における電圧表示部が前面側に表示されて前面側から視認可能となる一方、
    端子部が位置しない側における電圧表示部は前記第二の操作部によって隠蔽されて前面側から視認できなくなるよう形成した請求項1記載の回路遮断器の端子構造。
  3. 前記移動方向反転手段は、
    前記第二の操作部の端子部側及び前記端子部の第二の操作部側に各々設けたラックと、
    これらラックの間に設けたピニオンにより構成されたことを特徴とする請求項2記載の回路遮断器の端子構造。
  4. 前記移動方向反転手段は、
    前記第二の操作部が、前記器体の前面寄りに枢支されて前記器体の幅方向に回動可能に設けたレバーにより構成されて、
    該レバーの枢支部から器体の背面側に延出した延出部の端部に、前記端子部に係合作用する作用部を設けて構成されたことを特徴とする請求項2記載の回路遮断器の端子構造。
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