JP5949907B2 - 遠心バレル研磨機および研磨方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物および研磨媒体が装入されたバレル槽を自転・公転することで被加工物を研磨加工する遠心バレル研磨機および遠心バレル機による研磨方法に関する。ここで、研磨媒体は、乾式の場合は研磨メディアであり、湿式の場合はさらに水および必要に応じてコンパウンドを含んで構成される。
被加工物(ワーク)のバリ取り、丸め加工、光沢仕上げ研磨等を行うバレル研磨機として、遠心バレル研磨機が知られている。遠心バレル研磨機は、被加工物と研磨メディアとをバレル槽(ポット)内に挿入し(湿式バレル研磨の場合は、さらに水とコンパウンドとを挿入し)、このバレル槽を自転および公転させることで、バレル槽に挿入した物を流動させて研磨する。このような遠心バレル研磨機の構造は、例えば特開2003−205449号公報に開示されている。同文献に開示された遠心バレル研磨機は、公転軸を中心に垂直方向に回転する公転円盤(タレット)に、その周方向に間隔を空けて研磨槽(バレル槽)を自転可能に取り付けられている構造である。
1回の運転(研磨サイクル)で研磨できる被加工物の量は、バレル槽の寸法に依存する。例えば、一度に大量の被加工物を加工する場合は、大型のバレル槽を備える遠心バレル研磨機で研磨する必要があった。また、被加工物のサイズが小さい場合や、少ない量の被加工物を加工する場合は、小型のバレル槽を備えた遠心バレル研磨機で研磨加工を行う必要があった。
また、複数の工程の研磨加工を同一の遠心バレル研磨機で行う必要がある場合は、工程毎に遠心バレル研磨機の運転を停止し、加工条件を再設定する必要があるので、研磨加工が完了するまでに相当の時間を必要としていた。この問題を解決するために、工程毎の加工条件が設定された複数台の遠心バレル研磨機を用いることが考えられる。この場合、研磨加工が完了するまでに時間は短縮できるが、遠心バレル研磨機の導入費用や遠心バレル研磨機の設置スペースが必要となる。
そこで、本発明は被加工物の量がロット毎に異なる場合や、複数の工程を必要とする研磨加工が必要な場合で、同一の遠心バレル研磨機で研磨加工を行うことができる遠心バレル研磨機およびバレル研磨方法を提供する。
第1の発明は、遠心バレル研磨機であって、公転する公転円盤と、該公転円盤にその周方向に間隔を空けて自転可能に設けられた複数のバレル槽ケースと、該バレル槽ケースに着脱自在に固定されるバレル槽であって、異なる大きさのバレル槽が該バレル槽ケースに固定でき、該バレル槽ケースを介して該公転円盤に自転可能に設けられているバレル槽と、前記バレル槽を前記バレル槽ケースに固定するための固定部材と、を備え、前記バレル槽は、上方が開口された箱体と、前記箱体の開口部を閉止するための蓋と、を備え、前記固定部材は、前記バレル槽ケースに載置された前記バレル槽の蓋を前記箱体に押し付けて内部の空間を密封すると共に前記バレル槽を該バレル槽ケースに固定する構造であり、前記バレル槽ケースの少なくとも1つは、2個以上のバレル槽を固定でき、前記バレル槽は位置決めピンを有し、前記バレル槽ケースには、固定される前記バレル槽の数、サイズおよび形状に対応して前記位置決めピンが嵌合される孔が設けられることを特徴とする。第1の発明に記載の遠心バレル研磨機によれば、被加工物の量や大きさや加工目的に合わせて最適なバレル槽を選択することができる。ここで、バレル槽ケースに異なる大きさのバレル槽が固定できるということは、複数のバレル層ケースの少なくとも1つに大きさの異なるバレル槽を固定する場合と、複数のバレル層ケースには同一の大きさのバレル槽を固定するが、被加工物の量、サイズ等に応じて、バッチにより異なる大きさのバレル槽を複数のバレル層ケースに固定する場合や、1つのバレル槽ケースに異なる大きさのバレル槽を固定する場合をも含む。
第2の発明は、第1の発明に記載の遠心バレル研磨機であって、前記バレル槽ケースの少なくとも1つは、2個以上のバレル槽を固定できることを特徴とする。遠心バレル研磨機の1回の研磨サイクルで、複数の研磨条件で被加工物の研磨加工を行うことができる。バレル槽ケースに固定するバレル槽の大きさや数は、第1の発明に記載と同様、適宜選択することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明に記載の遠心バレル研磨機であって、前記バレル槽は、上方が開口された箱体と、前記箱体の開口部を閉止するための蓋と、を備え、前記固定部材は、前記バレル槽ケースに載置された前記バレル槽の蓋を前記箱体に押し付けて内部の空間を密封すると共に前記バレル槽を該バレル槽ケースに固定する構造であることを特徴とする。バレル槽は前記箱体の開口部に前記蓋をかぶせ、該蓋を押し付けることで、内部が密閉される。前記固定部材は、該蓋を押圧する機能と、該バレル槽を該バレル槽ケースに固定する機能と、を兼ね備えるので、作業者の負担が軽減される。また、もし同一のバレル槽ケースに固定されたバレル槽が複数である場合は、該バレル槽の蓋を一度に押圧する固定部材を用いてもよい。
第4の発明は、第3の発明に記載の遠心バレル研磨機であって、前記固定部材は、前記バレル槽の蓋を前記バレル槽の箱体に押し付けるための押し付け板と、該押し付け板の押し付け力を調整するための押し付け力調整具と、該押し付け板と該押し付け力調整具とを該バレル槽ケースに保持するための保持部材と、を備えた昇降具であることを特徴とする。前記押し付け力調整具によって、前記蓋と前記箱体とを確実に密着させて密封することができるので、研磨加工中にバレル槽の装入物が漏出することがない。また、より強固な力でバレル槽をバレル槽ケースに固定することができるので、安全に研磨加工を行うことができる。
第5の発明は、第4の発明に記載の遠心バレル機であって、前記固定部材は弾性体からなるベルトであることを特徴とする。より簡単な構造で、確実に前記蓋を押圧すると共に、バレル槽をバレル槽ケースに固定することができる。
第6の発明は、第1または第2の発明に記載の遠心バレル研磨機を用いた研磨方法であって、前記研磨方法は、被加工物と、研磨メディアと、水と、必要に応じてコンパウンドと、を前記バレル槽に装入する工程と、該バレル槽を前記バレル槽ケースに固定する工程と、前記公転円盤を公転させると共に該バレル槽を自転させて、前記被加工物を研磨する工程と、を備え、前記バレル槽に装入する被加工物、研磨メディア、水、コンパウンドのうち、少なくともいずれかの量が、少なくとも1つのバレル槽と他のバレル槽とで異なることを特徴とする。被加工物、研磨メディア、水、コンパウンドの量をそれぞれ必要に応じて調整することで、複数の研磨条件で同時に研磨することができる。例えば、複数の加工精度の水準が要求される場合や、異なる容積を持つバレル槽を用いて研磨する場合等が考えられる。
第7の発明は、第1または第2の発明に記載の遠心バレル研磨機を用いた研磨方法であって、前記研磨方法は、被加工物と、研磨メディアと、水と、必要に応じてコンパウンドと、を前記バレル槽に装入する工程と、該バレル槽を前記バレル槽ケースに固定する工程と、前記公転円盤を公転させると共に該バレル槽を自転させて、前記被加工物を研磨する工程と、を備え、前記バレル槽に装入する被加工物、研磨メディア、コンパウンドのうち、少なくともいずれかが、少なくとも1つのバレル槽と他のバレル槽とで異なることを特徴とする。第7の発明によって、異なる研磨工程の研磨加工や異なる被加工物の研磨加工を、湿式で同時に行うことができる。
第8の発明は、第1または第2の発明に記載の遠心バレル研磨機を用いた研磨方法であって、前記研磨方法は、被加工物及び研磨メディアを前記バレル槽に装入する工程と、該バレル槽を前記バレル槽ケースに固定する工程と、前記公転円盤を公転させると共に該バレル槽を自転させて、前記被加工物を研磨する工程と、を備え、前記バレル槽に装入する被加工物及び研磨メディアのうち、少なくともいずれかの量が、少なくとも1つのバレル槽と他のバレル槽とで異なることを特徴とする。第8の発明によって、被加工物及び研磨メディアの量をそれぞれ必要に応じて調整することで、複数の研磨条件で同時に研磨加工を行うことができる。例えば、複数の加工精度の水準が要求される場合や、異なる容積を持つバレル槽を用いて研磨加工を行う場合等が考えられる。
第9の発明は、第1または第2の発明に記載の遠心バレル研磨機を用いた研磨方法であって、前記研磨方法は、被加工物及び研磨メディアを前記バレル槽に装入する工程と、該バレル槽を前記バレル槽ケースに固定する工程と、前記公転円盤を公転させると共に該バレル槽を自転させて、前記被加工物を研磨する工程と、を備え、前記バレル槽に装入する被加工物及び研磨メディアのうち、少なくともいずれかが、少なくとも1つのバレル槽と他のバレル槽とで異なることを特徴とする。第8の発明によって、異なる研磨工程の研磨加工や異なる被加工物の研磨加工を、乾式で同時に行うことができる。
この出願は、日本国で2012年4月25日に出願された特願2012−099701号に基づいており、その内容は本出願の内容として、その一部を形成する。
また、本発明は以下の詳細な説明により更に完全に理解できるであろう。しかしながら、詳細な説明および特定の実施例は、本発明の望ましい実施の形態であり、説明の目的のためにのみ記載されているものである。この詳細な説明から、種々の変更、改変が、当業者にとって明らかだからである。
出願人は、記載された実施の形態のいずれをも公衆に献上する意図はなく、開示された改変、代替案のうち、特許請求の範囲内に文言上含まれないかもしれないものも、均等論下での発明の一部とする。
本明細書あるいは請求の範囲の記載において、名詞及び同様な指示語の使用は、特に指示されない限り、または文脈によって明瞭に否定されない限り、単数および複数の両方を含むものと解釈すべきである。本明細書中で提供されたいずれの例示または例示的な用語(例えば、「等」)の使用も、単に本発明を説明し易くするという意図であるに過ぎず、特に請求の範囲に記載しない限り本発明の範囲に制限を加えるものではない。
本発明の遠心バレル研磨機の構造を示す説明図である。図1(A)は正面図、図1(B)は右側面である。 本発明の遠心バレル研磨機におけるバレル槽の自転・公転機構を示す説明図である。図2(A)は正面図、図2(B)は図2(A)におけるA−A線矢視図である。 バレル槽の位置検出に用いるドグおよび近接スイッチの構造を示す模式図である。 スライド扉開閉装置の構造を示す説明図である。 バレル槽をバレル槽ケースに固定する方法の一例を説明するための説明図である。図5(A)は正面図、図5(B)は図5(A)におけるA−A線断面図である。 バレル槽をバレル槽ケースに固定する方法の一例を説明するための説明図である。図6(A)は正面図、図6(B)は図6(A)におけるA−A線矢視図、図6(C)は図6(A)におけるB−B線断面図である。 バレル槽をバレル槽ケースに固定する方法の一例を説明するための説明図である。図7(A)は正面図、図7(B)は図7(A)におけるA−A線断面図である。 バレル槽の一例を示す説明図である。図8(A)は正面斜め上方から見た斜視図、図8(B)は横断面を示す模式図、図8(C)は図8(B)におけるA部の動作を説明するための説明図である。 バレル槽がバレル槽ケースに固定された状態を説明するための説明図である。
本発明の遠心バレル研磨機を、図を参照して説明する。ここで、図1では、内部の構造を示すために、遠心バレル研磨機1のスライド扉30を開放した状態を示している。
なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1に示すように、遠心バレル研磨機1は、正面(図1における手前方向)にスライド扉30を備えた筐体10と、該筐体10の内部に配置される複数個のバレル槽11と、該バレル槽11がそれぞれ固定されるバレル槽ケース12と、該バレル槽ケース12がそれぞれ固定されるタレット14(公転円盤)と、を備える。これにより、バレル槽11は、同図における垂直方向に自公転可能に配置されている。本実施形態では、バレル槽ケース12は、12a〜12dの4つを用いたが、これに限定されず任意の数とすることができる。
バレル槽11は、図5(B)に示すように、上面が開口された箱体11xおよび前記開口を閉止する蓋11yで構成されており、被加工物(ワーク)と研磨媒体(乾式で研磨する場合は研磨メディア、湿式で研磨する場合はさらに水および必要に応じてコンパウンド等とを含む)、を装入可能な筒状に形成されている。なお、本実施形態では、内部の空間が8角形である形状としたが、形状は特に限定されない。
バレル槽ケース12a〜12dには、任意の大きさのバレル槽11を固定することができる。また、バレル槽ケース12a〜12dには、それぞれ1個または複数(例えば2〜8個)のバレル槽11を固定することができる。これにより、湿式・乾式問わず、下記(1)(2)(3)(4)のような加工を行うことができる。これらの加工方法は一例であり、本発明はこれらに限定されない。
(1)被加工物が開発用途である場合等、被加工物の量が十分でない場合、被加工物の量に合わせた大きさのバレル槽11を選択し、該バレル槽に合わせて最適な量の研磨メディア、及び湿式の場合はさらに水と必要に応じてコンパウンドと、を該バレル槽に装入することができる。
(2)粗研磨工程、中研磨工程、仕上げ研磨工程、を要する場合、それぞれの工程に適した研磨媒体を該被加工物と共にそれぞれのバレル槽に装入し、遠心バレル研磨機を運転することで、異なる研磨工程を同時に行うことができる。
(3)大きさや量や材質が異なる被加工物を研磨する場合、該被加工物を研磨するのに適した研磨媒体を該被加工物と共にそれぞれのバレル槽に装入し、遠心バレル研磨機を運転することで、それらの被加工物の研磨加工を同時に行うことができる。
(4)複数の加工精度の水準(例えば、表面粗さ、光沢度等)が要求される場合、それぞれの加工条件に適した大きさのバレル槽を選択し、またバレル槽に装入した被加工物の量およびバレル槽の容積に合わせて最適な量の研磨媒体を装入することで、加工精度が異なる研磨加工を同時に行うことができる。
本実施形態では、それぞれのバレル槽ケース12にバレル槽11を2個ずつ固定した(図2(B)参照)。バレル槽の数は、これに限定されることなく、被加工物の量や研磨の目的等に合わせて任意に設定することができる。
バレル槽ケース12a〜12dは、自転軸15a〜15dをそれぞれ備えている。また、タレット14は、水平に固定された公転軸13を回転中心として、一対が配置されている。前記バレル槽ケース12a〜12dは、一対のタレット14の間に、その周方向に等間隔となるように配置されている。その際、前記バレル槽ケース12a〜12dは、前記公転軸13に平行になるようにした前記自転軸15a〜15dによって、前記タレット14に支持されている。これによって、バレル槽ケース12a〜12dおよび該バレル槽ケース12a〜12dに固定されたバレル槽11が、タレット14に対して相対回転が可能に構成されている。
遠心バレル研磨機1は、タレット14を回転駆動する駆動機構として、研磨機用モータ20を備える。該研磨機用モータ20は、ブレーキ機能も備えている。また、該研磨機用モータ20はインバータ(図示せず)と連結されており、該研磨機用モータ20の回転数を任意に設定することができる。該研磨機用モータ20の回転数を変化させることで、バレル槽11の公転・自転速度を変化させるばかりでなく、バレル槽11の着脱時において、タレット14の周速を作業者が安全な速度以下、例えば、533mm/s以下の低速で駆動させることができる。なお、該研磨機用モータ20と該インバータとは、前記バレル槽11の着脱によりバレル槽ケース12a〜12d毎の重量バランスが崩れているときでも、タレット14を回転させることができる大きなトルクが発生することができるように組み合わせられている。
モータの回転軸には、モータプーリ23が固定されており、このモータプーリ23とタレット14の外周部とに公転用ベルト24を掛け渡すことにより、タレット14が公転軸13を中心に回転可能に構成されている。
図2(A)に示すように、公転軸13には、両タレット14から離れる方向(タレット14の外方)に、小径の公転プーリ25a、25bが固定されている。また、自転軸15a〜15dには公転プーリ25a、25bと同径の自転プーリ26a〜26dが自転軸15a〜15dにそれぞれ固定されている。
タレット14の回転方向に隣接する自転プーリ26a、26b及び公転プーリ25aは、タレット14の駆動側(図中左側)に設けられ、自転プーリ26c、26d及び公転プーリ25bは、対向するタレット14(図中右側)の外方に設けられている。つまり、隣接する2つのバレル槽の自転プーリと1つの公転プーリとがグループを形成し、それぞれ対向するタレット14の外方に配置されている。
図2(B)に示すように、公転プーリ25a、25bと自転プーリ26a〜26dとの間には自転用ベルト27a、27bが内周面が接触するように掛け渡されており、弛み防止プーリ28を自転用ベルト27aの外周面から接触させて、ベルトの遊びを低減させている。同様に、右側の公転プーリ25bと自転プーリ26c、26dとには自転用ベルト27bが掛け渡されてある。
タレット14の回転により自転軸15a〜15dが公転軸13の周りに旋回すると、自転用ベルト27a、27bにより公転軸13の回転が自転軸15a〜15dに伝達されて自転軸15a〜15dが自転する。ここで、公転プーリ25a、25bと自転プーリ26a〜26dとは同径であるので、自転軸15a〜15dは、公転軸13、すなわちタレット14と同じ回転数で連動して公転方向と反対方向へ自転することになる。これにより、バレル槽11a〜11dの姿勢を保ったまま、公転軸13を中心に回転させることができる。
図3に示すように、バレル槽ケース12a〜12dに近接するタレット14の外周端には、タレット14と共に回転し、遠心バレル研磨機1のベースに設けられた近接スイッチ41により検出可能な位置検出用部材(本実施形態ではドグ)40a〜40dがそれぞれ設けられている。ドグ40a〜40dは例えば板状の金属片により形成されている。
各ドグ40a〜40dが近接スイッチ41に対向して近接スイッチ41がON状態になると、制御部51(図1参照)に位置検出信号が送信される。
各ドグ40a〜40dは、近接スイッチ41と対向して近接スイッチ41がON状態のときに、バレル槽11a〜11dがスライド扉30から作業可能な箇所に位置するように設けられている。例えば、図3に示すように、ドグ40bが近接スイッチ41に対向しているときには、バレル槽11aがスライド扉30正面に配置されている。
このように、ドグ40a〜40dと近接スイッチ41とにより1/4回転毎(1ピッチ)に位置検出を行うことができる。
回転数検出用のドグ及び回転数検出用の近接スイッチを更に備え、回転数信号を制御部51に送信することもできる。これにより、より正確なタレット14の回転数を把握することができるので、研磨条件をより正確に把握、制御することができる。
なお、回転数検出用のドグ及び近接スイッチは、応答速度などに応じて、ドグ40a〜40d及び近接スイッチ41と別々に設けてもよいし、ドグ40a〜40d及び近接スイッチ41と共用してもよい。
図4に示すように、スライド扉30に隣接してスライド扉30の開閉を規制するスライド扉開閉装置32が設けられている。スライド扉開閉装置32は、スライド扉30の端部に形成された鉤部30aに係止可能な係止部32aと、係止部32aによる鉤部30aの係止を解除するためのラッチ錠32bと、制御部51の指令によりラッチ錠32bをインターロックすることができるソレノイドロック32cと、を備えている。
係止部32aは、鉤部30aに係止する方向(図上方)に付勢され、上下方向に移動可能に構成されている。スライド扉30を閉じると、係止部32aは鉤部30aの突起に案内されて一旦下方に引っ込んだ後に、鉤部30aの突起が係止部32aを通過すると上方に突出して鉤部30aを係止し、スライド扉30が開かないようにする。後述するスライド扉30の開放条件を満足したときに、ラッチ錠32bを下方に引くと、係止部32aによる鉤部30aの係止が解除され、スライド扉30を開けることができる。
ここで、従来、この種のインターロックで用いるソレノイドロックは、通電時に閉動作を行うが、この構成では、急な停電などによる電力遮断時に、タレット14が慣性回転しているときにもスライド扉30が開閉可能となってしまう。そこで、本実施形態では、ソレノイドロック32cは通電時に開操作を行うことにより、より安全な構成とした。
図1に示すように、筐体10の前面には、押しボタン式操作パネル、背面には制御ボタンを備えた制御装置50が設けられている。制御装置50は制御部51に接続されており、制御部51に対して、研磨機用モータ20の運転時間及び回転速度(すなわち、研磨時間及びバレル槽11の自転・公転速度)を手動で設定することができる。また、制御ボタンにより、研磨機用モータ20とインバータとを連動させ、後述するピッチ送りを行うことができる。
制御部51は、制御装置50において設定された研磨条件に基づいて研磨機用モータ20の駆動制御を行う。ここで、回転数検出用のドグ及び近接スイッチにより回転数を計測する場合には、近接スイッチから出力される回転数信号に基づき研磨機用モータ20のフィードバック制御を行うこともできる。
また、制御部51は、スライド扉開閉装置32及び近接スイッチ41と電気的に接続されており、これらから出力される信号に基づいて、以下に示すタレット14の位置制御及びスライド扉30の開閉制御を行う。
以下に、遠心バレル研磨機1による研磨加工手順について説明する。本実施形態では、大きさおよび材質の異なる被加工物A,Bの研磨加工を、湿式で以下に示す4つの工程を同時に行う場合を例に説明する。
工程1:被加工物のバリ等を除去する工程(粗研磨)
工程2:工程1が完了した被加工物の凹凸を小さくする工程(中仕上げ研磨)
工程3:工程2が完了した被加工物の鏡面仕上げをする工程(仕上げ研磨)
工程4:工程3が完了した被加工物の洗浄および防錆処理をする工程(洗浄・防錆処理)
バレル槽11aの箱体に、被加工物Aと粗研磨を行うための研磨メディアと水とを装入する。バレル槽11aの箱体に、被加工物Bと粗研磨を行うための研磨メディアと水とを装入する。同様に、バレル槽11b、11bの箱体に、それぞれ粗研磨(工程1)が完了した被加工物と中仕上げ研磨(工程2)を行うための研磨メディアと水とを装入する。同様に、バレル槽11c、11cの箱体に、それぞれ中仕上げ研磨(工程2)が完了した被加工物と仕上げ研磨(工程3)を行うための研磨メディアと水とを装入する。同様に、バレル槽11d、11dの箱体に、それぞれ仕上げ研磨(工程3)が完了した被加工物と水と洗浄及び防錆(工程4)を行うためのコンパウンドとを装入する。また、被加工物、研磨メディア、水、コンパウンドを箱体に装入した後、それぞれの上部にバレル槽の蓋を載置する。
前記制御装置50を操作し、前述の研磨条件(研磨機用モータ20の運転時間及び回転速度)を設定する。
続いて、制御装置50を操作し、タレット14のピッチ送りの操作を行う。研磨機用モータ20によりタレット14が低速で回転し、ドグ40a〜40dのいずれかが近接スイッチ41により検出されると、近接スイッチ41から制御部51に位置検出信号が出力され、制御部51は研磨機用モータ20をブレーキにより停止させる制御を行う。これにより、所望のバレル槽ケース(例えば、バレル槽ケース12a)がスライド扉30の正面に配置される。
続いて、ラッチ錠32bを操作して係止部32aによる鉤部30aの係止を解除し、スライド扉30を開ける。
スライド扉30の正面に配置されたバレル槽ケース12aに、前記バレル槽11a、11aをそれぞれ載置する。その後、固定部材によって該バレル槽11a、11aの蓋を該バレル槽の箱体に押し付けることで、該蓋と該箱体とを密着させると共に、該バレル槽をバレル槽ケース12aに固定する。バレル槽11a、11aの蓋を該バレル槽11a、11aの箱体に押し付けることで、内部の空間が密封されるので、研磨中に、バレル槽11a、11aの装入物が漏出することがない。
バレル槽11の箱体11xの内面および蓋11yの内面には、各面の摩耗を防ぐために耐摩耗性ゴムからなるライニング(図示せず)を施すことが好ましい。また、前記箱体11xと前記蓋11yとの密着性を向上させるために、箱体11xと蓋11yとの接触面には弾性体からなるシール部材(図示せず)を設けることが好ましい。
なお、バレル槽11には位置決めピン11z(図5(B)参照)を設け、バレル槽ケース12には該位置決めピン11zが嵌合されるための孔を設けることが好ましい。これによって、バレル槽11をバレル槽ケース12に固定する際に、該バレル槽11の位置がずれることを防ぐことができる。該バレル槽11の固定位置が、バレル槽ケース12毎で偏りがあると、公転軸13および自転軸15に負荷がかかり破損する恐れがあるので、該位置決めピン11zによってこの破損を防ぐことができる。例えば、複数のバレル槽ケース12を有する場合、対角に位置するバレル槽ケース12の重心が、バレル槽11が固定された際に、公転軸13および自転軸15に過度な負荷がかからない位置となるように、位置決めピン11zによって調整することができる。なお、前記孔は、載置するバレル槽のサイズや形状を考慮し、予め設けておくことが好ましい。たとえば、1〜8個のバレル槽11の場合に対応する孔をバレル槽ケース12に設けておくことで、1〜8個のバレル槽11をバレル槽ケース12に固定することができる。
固定部材は、例えば、図5に示すように、円筒状のカム12xと、該カム12xに設けられたレバー12xと、該カム12xの両側面より突出し、その軸心が該カム12xの軸心が異なる円筒状の偏心軸12xと、を備えた偏心棒12xを用いることができる。バレル槽ケース12の両側面には、前記偏心軸12xが装入される孔が設けられており、前記偏心棒12xは該孔で、バレル槽ケースに保持されている。該偏心棒12xは、その偏心軸12xの軸心を中心にして回転することができる。バレル槽11をバレル槽ケース12にそれぞれ載置した後、前記レバー12xを作業員が手動操作して、前記偏心棒12xを回転させることで、前記カム12xを前記蓋11yに当接させて、該蓋11yを箱体11xに強く押し付けると共に、バレル槽ケース12に固定することができる。なお、該蓋11yにショルダSを設け、該カム12xを該ショルダSに当接させる構造とすることが好ましい。
また、固定部材の他の例として、例えば、図6に示すように、押し付け板12yと、押し付け力調整機構12yと、該押し付け板12yおよび該押し付け力調整機構12yを前記バレル槽ケース12に保持するための板状の保持部材12yと、を備えた昇降具12yを用いることができる。昇降具12yの一例を、図6を参考に説明する。底面部が開口された逆U字形状の保持部材12yの天井部には壁面と平行な貫通された溝が設けられている。押し付け板12yは、天井部が開口された、前記保持部材12yより小さいU字形状であり、該押し付け板の壁面が、該保持部材12yの溝に摺動可能に装入されている。また、該保持部材12yの天井部中央には、貫通した雌ねじ部が設けられており、雄ねじ部が設けられている押し付け力調整機構12yが装入されている。該押し付け力調整機構12yを回動することで、該押し付け板12yを上下方向に移動させることができる。バレル槽ケース12の両側面には、該保持部材12yの両端部が装入でき、かつ該保持部材12yを該バレル槽ケース12に着脱自在に保持するための切り欠きCが開口されている。該保持部材12yを該バレル槽ケースに固定した後、押し付け力調整機構12yによって、押し付け板12yを下方に強く押し下げることで、前記蓋11yを前記箱体11xに強く押し付けると共に、バレル槽ケース12に固定することができる。なお、前記蓋11yと前記押し付け板12yとを良好に接触させるために、該蓋11yにショルダSを設け、該押し付け板12yを該ショルダSに当接させる構造とすることが好ましい。なお、バレル槽11をバレル槽ケース12から取り出す際は、該押し付け板12yを上方に移動させた後、該バレル槽ケース12から該昇降具12yを取り外すことができる。これにより、バレル槽11の交換を容易に行うことができる。
偏心棒12xを用いた場合、偏心量によって、蓋11yの押圧力およびバレル槽11をバレル槽ケース12に固定する力が決定される。また、押し付け板12yを用いた場合、押し付け力調整機構12yのストロークによって、蓋11yの押圧力およびバレル槽11をバレル槽ケース12に固定する力が決定される。その為、バレル槽11の製造上の誤差により押圧力および固定力が不足する恐れがある場合は、図7に示すように、固定部材として弾性体(例えばウレタン、ゴム(好ましくは耐摩耗性を有するゴム)、シリコン、等)からなる固定ベルト12zを用いることができる。バレル槽ケースの正面および背面に係止部Fをそれぞれ設け、前記固定ベルト12zの端部をそれぞれ前記係止部Fに係止することで、バレル槽11をバレル槽ケース12に固定することができる。本実施形態では、固定ベルト12zを用いた。固定ベルト12zを係止部Fに係止する構造は、固定ベルト12zの両側部をそれぞれ環状とし、係止部Fを鉤状にして、該係止部に前記環状の部材を引っかける構造としてもよいし、他の公知の構造としてもよい。
バレル槽11の内部の空間を密封する構造を別に設けた場合は、固定部材はバレル槽ケース12に固定する機能さえ有していればよい。前記箱体11xに対して蓋11yを押し付ける構造として、例えば、シャコ万力の様なクランプ機構によって該蓋11yを該箱体11xに押さえつけてもよいし、前記箱体11xおよび蓋11yにネジ孔および貫通孔を設け、ボルトを締め付けることによって該蓋11yを該箱体11xに押さえつけてもよい。または、後述するような蓋固定部材11yをバレル槽11に設けてもよい。
前記蓋固定部材11yの一例を、図8を用いて説明する。前記蓋固定部材11yは、前記蓋11yの押し付け力を調整するためのインデックスプランジャ11yと、該インデックスプランジャ11yを操作することで蓋11yを箱体11xに対して押圧することができる円柱状の蓋押圧部材11yと、を有しており、該蓋押圧部材11yはインデックスプランジャを操作することで回動可能に構成されている。該蓋固定部材11yは蓋11yの4箇所に設けられ、箱体11xには、前記蓋押圧部材11yが装入される穴部11xが設けられている。前記蓋押圧部材11yには傾斜溝11yが設けられており、また前記穴部11xには固定ピン11xが設けられている。前記蓋押圧部材11yを前記穴部11xに装入した後、インデックスプランジャ11yを図8(A)におけるL方向に移動させると、蓋押圧部材11yが回動して、固定ピン11xにより傾斜溝11yが案内されて蓋11yが下方に移動する。すなわち、蓋押圧部材11yが図8(C)の左図の矢印方向に回動することにより、蓋11yが図8(C)の右図に示すように箱体11xに押し付けられる。そしてインデックスプランジャ11yが所定の位置に到達すると、蓋11yに設けた凹部(図示せず)によってインデックスプランジャ11yのピンが下方に突出して蓋押圧部材11yが所定の位置に位置決めされる。すなわち、インデックスプランジャ11yによって、蓋11yの押し付け力が調節される。反対に、インデックスプランジャ11yを図8(A)におけるO方向に回動させると、蓋11yに対する押し付け力が解除されるので、蓋11yを箱体11xから取り外すことができる。
前記バレル槽11a、11aをバレル槽ケースに固定した後、続いて、制御装置50の操作ボタンによりタレット14のピッチ送りの操作を行う。これにより、別のバレル槽ケース(例えばバレル槽ケース12b)が正面に来るように、ピッチ送りを行う。バレル槽ケース12bをスライド扉30の正面に配置させ、タレット14を固定した後、先述と同様の方法で、バレル槽ケース12bにバレル槽11b、11bを固定する。以上の動作を繰り返し、バレル槽ケース12cに11c、11cを、バレル槽ケース12dに11d、11dを固定する。全てのバレル槽11をバレル槽ケース12に固定したら、スライド扉30を閉め、次いでラッチ錠で施錠する。
次いで、前記制御装置50を操作することで、制御部51の指令に基づいて研磨機用モータ20を回転駆動し、タレット14を回転させることにより、所定の研磨条件による被加工物の研磨加工を行う。
研磨工程が終了すると、研磨機用モータ20への電力の供給が停止され、タレット14は惰性回転する。この惰性回転は20秒程度続くため、制御部51は、タレット14の回転速度が安全な回転速度となるまで、ソレノイドロック32cがラッチ錠32bのインターロックを解除できないように制御する。
次に、タレット14が停止、または所定の回転数以下になったことを確認後、制御装置50を操作し、前述のようにタレット14のピッチ送りの操作を行い、所望のバレル槽ケース(例えばバレル槽ケース12a)をスライド扉30の正面に配置する。タレット14が所定の回転数以下であるか否かは、回転数用の近接スイッチの回転数信号や位置検出用の近接スイッチ41の位置検出信号の出力が所定の時間以内にあるか否かで判断することができる。
続いて、ラッチ錠32bを操作して係止部32aによる鉤部30aの係止を解除し、スライド扉30を開け、バレル槽11a、11aの取り出し、交換を行う。
前述と同様の操作で、全てのバレル槽11の取り出しおよび交換を行った後、同様にバレル研磨機1を運転させて再び研磨加工を行う。
取り出した全てのバレル槽11から被加工物を回収し、バレル槽11a〜11bの被加工物はそれぞれ次の工程のバレル槽に装入する。バレル槽11a、11bの被加工物はバレル槽11a、11bに、バレル槽11a、11bの被加工物はバレル槽11a、11bに、バレル槽11a、11bの被加工物はバレル槽11a、11bに、それぞれ装入する。また、バレル槽11a、11bの被加工物は、乾燥工程を経て研磨完了品として回収する。被加工物の回収および交換する工程を、バレル研磨機1の運転中に行うことで、連続して研磨完了品を得ることができる。
(変更例)
本実施形態では、複数の種類の被加工物および複数段階の研磨工程を湿式で同時に行う場合について説明したが、本発明はこれらに限定されない。例えば、乾式で研磨してもよく、また湿式と乾式を同時に行ってもよい。
また、被加工物の量が少量である場合(たとえば、被加工物が研究開発の為の試料であるために量が十分ではない場合)にも本発明のバレル研磨機で好適に研磨加工を行うことができる。例えば、被加工物が通常のバレル槽に装入するだけの量がない場合、バレル槽ケース12aには、被加工物の量に応じた容積をもつバレル槽11を固定し、その他のバレル槽ケース12b〜12dには空のバレル槽11を固定し、バレル研磨機を運転することができる。これによって、少量の被加工物の研磨加工を行うことができる。
また、異なる材質や形状の被加工物を研磨する場合、バレル槽11毎に種類の異なる被加工物を装入することで、同時に研磨加工を行うことができる。また、被加工物の材質や形状に合わせて、研磨メディアの量や材質を適宜選択することができる。湿式で研磨する場合は、さらに水の量や、必要に応じて加えるコンパウンドの量および種類を、適宜選択することができる。
また、異なる研磨状態の被加工物を得たい場合(例えば、表面粗さがそれぞれ異なる被加工物を得たい場合)等、研磨目的に合わせてポット毎に研磨メディアの量や材質を適宜選択することで、さまざまな目的の研磨加工を同時に行うことができる。湿式で研磨する場合は、さらに水の量や、必要に応じて加えるコンパウンドの量および種類を、適宜選択することができる。
湿式で研磨する場合にコンパウンドを装入することで、コンパウンドの種類によって、(1)〜(10)のいずれかの効果を得ることができる。目的に応じて、コンパウンドの種類および量を適宜選択することができる。
(1)研磨力の向上
(2)研磨メディアの洗浄および研磨力の持続(研磨メディアの目詰まりを防止)
(3)被加工物の洗浄
(4)被加工物の光沢度の向上
(5)被加工物のスケールの除去。
(6)被加工物の油脂の除去
(7)被加工物に防錆効果を付与、または被加工物の変色の防止
(8)被加工物表面に打撃痕の形成を防止
(9)水を軟化
(10)被加工物が硬脆材料の場合、チッピングの抑制
本実施形態では、4つのバレル槽ケース12a〜12dにバレル槽11をそれぞれ2個ずつ固定したが、バレル槽ケース12a〜12dに固定するバレル槽11の数は被加工物の量や加工目的等に合わせて適宜選択することができる。図9(A)〜(H)では、1つのバレル槽ケース12に対して1〜8個のバレル槽11を固定する様子を示したが、バレル槽ケース12の大きさによってはさらに増やすことができる。また、図9(A)(I)(J)のように、異なる大きさのバレル槽11を固定してもよいし、図9(K)(L)のように、1つのバレル槽ケース12に複数のバレル槽11を固定する場合に、それぞれ大きさの異なるバレル槽11を固定してもよい。
バレル槽ケース12に固定されるバレル槽11の容積は、被加工物の量や加工目的等に合わせて適宜選択することができる。
バレル槽ケース12に固定されるバレル槽11の数および容積は、バレル槽ケース12毎に異なっていてもよい。この場合、対面に位置するバレル槽ケース(本実施形態の場合、バレル槽ケース12aと12c、12bと12d)の重力差が大きすぎて、タレットの回転に影響を及ぼしたり、公転軸への負荷が大きすぎたりする場合は、これらの影響を及ぼさない範囲でバレル槽11の数および容積を選択することが好ましい。
固定ベルト12zによって、バレル槽11をバレル槽ケース12に固定する構造は、実施形態に記載の構造に限定されない。例えば、固定ベルトの両端にターンバックルを設け、係止部Fを鉤状にして、該係止部に前記環状の部材を引っかける構造としてもよい。ターンバックルによって、固定ベルト12zの張力を調整できるので、強い押圧力および固定力を得ることができる。または、係止部Fおよび固定ベルト12zの両端部をそれぞれ面ファスナとし(例えば、係止部Fをフック、固定ベルトの両端部をループ、とする)、該面ファスナにて固定ベルト12zの端部を係止部Fに固定する構造としてもよい。
固定ベルト12zによって、バレル槽11をバレル槽ケース12を固定する際、バレル槽ケース12に係止部Fを設けず、固定ベルト12zのみでバレル槽11を固定してもよい。例えば、フック固定ベルト12zに面ファスナのフックおよびループを設けることで、固定ベルト12zのみでバレル槽ケース12に固定できる。または、固定ベルト12zの一端を円環状とし、他端にターンバックルを設け、該ターンバックルを介して該固定ベルト12zの両端を連結し、かつ該固定ベルト12zの張力を調整することで、バレル槽11をバレル槽ケース12に固定する構造としてもよい。
固定ベルト12zの形状は、板状に限定されず、断面形状が丸形状や円環形状としてもよい。また、固定ベルト12zの幅は、任意に選択することができる。例えば、幅の狭い固定ベルト12zを複数本用いても良いし、幅の広い固定ベルト12zを用いて、複数のバレル槽11を同じ固定ベルト12zで固定してもよい。
以下に、本明細書及び図面で用いた主な符号をまとめて示す。
1 遠心バレル研磨機
11 バレル槽
11x 箱体
11x 穴部
11x 固定ピン
11y 蓋
11y 蓋固定部材
11y インデックスプランジャ
11y 蓋押圧部材
11y 傾斜溝
11z 位置決めピン
12 バレル槽ケース
12x 偏心棒
12x カム
12x レバー
12x 偏心軸
12y 昇降具
12y 押し付け板
12y 押し付け力調整具
12y 保持部材
12z 固定ベルト
13 自転軸
14 タレット(公転円盤)
15 公転軸
20 研磨機用モータ
23 モータプーリ
24 公転用ベルト
25 公転プーリ
26 自転プーリ
27 自転用ベルト
28 弛み防止プーリ
30 スライド扉
30a 鉤部
32 スライド扉開閉装置
32a 係止部
32b ラッチ錠
32c ソレノイドロック32c
40a〜40d ドグ
41 近接スイッチ
50 制御装置
51 制御部
C 切り欠き
F 係止部
S ショルダ

Claims (10)

  1. 公転する公転円盤と、該公転円盤にその周方向に間隔を空けて自転可能に設けられた複数のバレル槽ケースと、該バレル槽ケースに着脱自在に固定されるバレル槽であって、
    異なる大きさのバレル槽が該バレル槽ケースに固定でき、該バレル槽ケースを介して該公転円盤に自転可能に設けられるバレル槽と、
    前記バレル槽を前記バレル槽ケースに固定するための固定部材と、を備え
    前記バレル槽は、上方が開口された箱体と、前記箱体の開口部を閉止するための蓋と、を備え、
    前記固定部材は、前記バレル槽ケースに載置された前記バレル槽の蓋を前記箱体に押し付けて内部の空間を密封すると共に前記バレル槽を該バレル槽ケースに固定する構造であり、
    前記バレル槽ケースの少なくとも1つは、2個以上のバレル槽を固定でき、
    前記バレル槽は位置決めピンを有し、
    前記バレル槽ケースには、固定される前記バレル槽の数、サイズおよび形状に対応して前記位置決めピンが嵌合される孔が設けられることを特徴とする、
    遠心バレル機。
  2. 前記バレル槽は、前記バレル槽ケースの孔に嵌合される位置決めピンを有する、
    請求項1に記載の遠心バレル槽。
  3. 前記バレル槽ケースの少なくとも1つは、2個以上のバレル槽を固定できることを特徴とする
    請求項1に記載の遠心バレル研磨機。
  4. 前記固定部材は、前記バレル槽の蓋を前記バレル槽の箱体に押し付けるための押し付け板と、該押し付け板の押し付け力を調整するための押し付け力調整具と、該押し付け板と該押し付け力調整具とを該バレル槽ケースに保持するための保持部材と、を備えた昇降具であることを特徴とする
    請求項1に記載の遠心バレル研磨機。
  5. 前記固定部材は、前記バレル槽ケースに回転可能に保持される円筒状の偏心棒と、該偏心棒から軸心が偏心している円筒状のカムとを備え、該偏心棒の中心を軸に回転させることにより該カムが前記バレル槽の蓋を前記箱体に押し付ける
    請求項1に記載の遠心バレル研磨機。
  6. 前記固定部材は、弾性体からなる固定ベルトであることを特徴とする請求項1に記載の遠心バレル研磨機。
  7. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遠心バレル研磨機を用いた研磨方法であって、
    前記研磨方法は、被加工物と、研磨メディアと、水と、必要に応じてコンパウンドと、を前記バレル槽に装入する工程と、
    該バレル槽を前記バレル槽ケースに固定する工程と、
    前記公転円盤を公転させると共に該バレル槽を自転させて、前記被加工物を研磨する工程と、を備え、
    前記バレル槽に装入する被加工物、研磨メディア、水、コンパウンドのうち、少なくともいずれかの量が、少なくとも1つのバレル槽と他のバレル槽とで異なることを特徴とする研磨方法。
  8. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遠心バレル研磨機を用いた研磨方法であって、
    前記研磨方法は、被加工物と、研磨メディアと、水と、必要に応じてコンパウンドと、を前記バレル槽に装入する工程と、
    該バレル槽を前記バレル槽ケースに固定する工程と、
    前記公転円盤を公転させると共に該バレル槽を自転させて、前記被加工物を研磨する工程と、を備え、
    前記バレル槽に装入する被加工物、研磨メディア、コンパウンドのうち、少なくともいずれかが、少なくとも1つのバレル槽と他のバレル槽とで異なることを特徴とする研磨方法。
  9. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遠心バレル研磨機を用いた研磨方法であって、
    前記研磨方法は、被加工物及び研磨メディアを前記バレル槽に装入する工程と、
    該バレル槽を前記バレル槽ケースに固定する工程と、
    前記公転円盤を公転させると共に該バレル槽を自転させて、前記被加工物を研磨する工程と、を備え、
    前記バレル槽に装入する被加工物及び研磨メディアのうち、少なくともいずれかの量が、少なくとも1つのバレル槽と他のバレル槽とで異なることを特徴とする研磨方法。
  10. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遠心バレル研磨機を用いた研磨方法であって、
    前記研磨方法は、被加工物及び研磨メディアを前記バレル槽に装入する工程と、
    該バレル槽を前記バレル槽ケースに固定する工程と、
    前記公転円盤を公転させると共に該バレル槽を自転させて、前記被加工物を研磨する工程と、を備え、
    前記バレル槽に装入する被加工物及び研磨メディアのうち、少なくともいずれかが、少なくとも1つのバレル槽と他のバレル槽とで異なることを特徴とする研磨方法。
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