JP5949364B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の動力源の動力を伝達する動力伝達装置に関する。
従来、エンジンおよびモータの動力を車両の車軸に伝達する動力伝達装置が知られている。例えば特許文献1に記載された動力伝達装置では、エンジンの動力が入力されるエンジン入力軸、および、モータの動力が入力されるモータ入力軸に対し平行となるよう出力軸が設けられ、当該出力軸に入力された動力が車軸に伝達されるようになっている。
特許文献1の動力伝達装置では、エンジン入力軸とモータ入力軸との間の動力の伝達は、入力側クラッチにより許容または遮断される。また、エンジン入力軸から出力軸への動力の伝達は、出力軸上に設けられた第1出力側クラッチにより許容または遮断される。さらに、モータ入力軸から出力軸への動力の伝達は、出力軸上に設けられた第2出力側クラッチにより許容または遮断される。
特開2012−30775号公報
上述のように、特許文献1の動力伝達装置は、出力軸上に2つの出力側クラッチを配置する構成である。すなわち、2つの出力側クラッチは、エンジンの中心、例えばクランクシャフトに対し、ずれた位置に配置されている。よって、出力側クラッチ近傍にデッドボリュームが形成されるとともに動力伝達装置全体の体格が大きくなるおそれがある。したがって、動力伝達装置の車両への搭載性が低下するおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両への搭載が容易な小型の動力伝達装置を提供することにある。
本発明は、エンジンおよび第1モータの動力を車両の車軸に伝達する動力伝達装置であって、エンジン入力軸とモータ入力軸と出力軸と第1ドライブギアと第2ドライブギアと第1ドリブンギアと第2ドリブンギアと入力側クラッチと第1出力側クラッチとを備えている。エンジン入力軸は、一端がエンジンに接続され、エンジンの動力が入力される。モータ入力軸は、一端が第1モータに接続され、第1モータの動力が入力され、他端がエンジン入力軸の他端に対向するようエンジン入力軸と同軸に設けられる。出力軸は、エンジン入力軸およびモータ入力軸に対し平行に設けられ、入力された動力を車軸に出力する。第1ドライブギアは、エンジン入力軸に対し同軸かつ相対回転可能となるようエンジン入力軸の径方向外側に設けられる。第2ドライブギアは、モータ入力軸に対し同軸となるようモータ入力軸の径方向外側に設けられる。第1ドリブンギアは、第1ドライブギアに噛み合うとともに出力軸に対し同軸となるよう出力軸の径方向外側に設けられる。第2ドリブンギアは、第2ドライブギアに噛み合うとともに出力軸に対し同軸となるよう出力軸の径方向外側に設けられる。入力側クラッチは、エンジン入力軸の他端とモータ入力軸の他端との間に設けられ、エンジン入力軸とモータ入力軸との接続を許容または解除することで、エンジン入力軸とモータ入力軸との間の動力の伝達を許容または遮断可能である。第1出力側クラッチは、エンジン入力軸に対し同軸となるようエンジン入力軸の径方向外側に設けられ、エンジン入力軸と第1ドライブギアとの接続を許容または解除することで、エンジン入力軸から出力軸への動力の伝達を許容または遮断可能である。
本発明では、上述の従来の動力伝達装置で出力軸に配置されていた第1出力側クラッチを、エンジンに接続するエンジン入力軸に対し同軸となるよう設ける構成である。この構成により、第1出力側クラッチを、エンジン近傍、すなわち、例えば従来車両のクラッチまたはトルクコンバータの搭載位置に配置できる。そのため、第1出力側クラッチをエンジン幅内に効率的に配置でき、動力伝達装置の体格を小さくすることができる。したがって、動力伝達装置の車両への搭載性を向上させることができる。よって、動力伝達装置を車両に容易に搭載することができる。
本発明の第1実施形態による動力伝達装置を示す模式図。 本発明の第2実施形態による動力伝達装置を示す模式図。 本発明の第3実施形態による動力伝達装置を示す模式図。 本発明の第4実施形態による動力伝達装置を示す模式図。 本発明の第5実施形態による動力伝達装置を示す模式図。 本発明の第6実施形態による動力伝達装置を示す模式図。
以下、本発明の複数の実施形態による動力伝達装置を図に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による動力伝達装置を図1に示す。
動力伝達装置1は、車両100に搭載され、エンジン10および第1モータ11の動力を車両100の車軸14に伝達するのに用いられる。エンジン10は、本実施形態では、ガソリンを燃料として駆動するガソリンエンジンである。第1モータ11は、車両100に搭載された車両駆動用バッテリ101の電力により回転する電気モータであり、モータ軸にトルクが入力されることにより発電し車両駆動用バッテリ101に充電可能なジェネレータとしても機能する。ここで、車両100は所謂ハイブリッド車両である。
動力伝達装置1は、エンジン入力軸21、モータ入力軸22、出力軸23、第1ドライブギア31、第2ドライブギア32、第1ドリブンギア33、第2ドリブンギア34、入力側クラッチ40、第1出力側クラッチ50および第1筒軸25等を備えている。
エンジン入力軸21は、例えば金属により棒状に形成され、一端がエンジン10のクランクシャフトに接続される。これにより、エンジン10の動力は、エンジン入力軸21に入力される。
モータ入力軸22は、例えば金属により棒状に形成され、一端が第1モータ11のモータ軸に接続される。これにより、第1モータ11の動力は、モータ入力軸22に入力される。モータ入力軸22は、他端がエンジン入力軸21の他端に対向するようエンジン入力軸21と同軸に設けられる。すなわち、エンジン10および第1モータ11は、エンジン入力軸21およびモータ入力軸22の軸線上に位置するよう車両100に設けられる。
出力軸23は、例えば金属により棒状に形成され、後述する第1ドリブンギア33、最終ギア35および軸部材24を経由してディファレンシャルギア13に接続される。車軸14は、ディファレンシャルギア13に設けられている。車軸14の両端には、駆動輪15が設けられている。この構成により、出力軸23に入力された動力は、ディファレンシャルギア13を経由して車軸14に出力され、駆動輪15に伝達される。これにより、車両100が走行する。ここで、出力軸23は、エンジン入力軸21およびモータ入力軸22に対し平行に設けられる。
第1ドライブギア31は、例えば金属により円環状に形成されている。第1ドライブギア31は、エンジン入力軸21に対し同軸かつ相対回転可能となるようエンジン入力軸21の径方向外側に設けられている。第1ドライブギア31は、外歯を有している。
第2ドライブギア32は、例えば金属により円板状に形成されている。第2ドライブギア32は、モータ入力軸22に対し同軸かつ相対回転不能にモータ入力軸22に設けられている。これにより、第2ドライブギア32は、モータ入力軸22とともに回転する。第2ドライブギア32は、外歯を有している。なお、本実施形態では、第2ドライブギア32は、第1ドライブギア31より外径が小さく形成されている。つまり、本実施形態では、第1ドライブギア31がハイギアとして用いられ、第2ドライブギア32がローギアとして用いられる。
第1ドリブンギア33は、例えば金属により円板状に形成されている。第1ドリブンギア33は、出力軸23に対し同軸かつ相対回転不能に出力軸23の一端の径方向外側に設けられている。これにより、第1ドリブンギア33は、出力軸23とともに回転する。第1ドリブンギア33は、外歯を有し、第1ドライブギア31の外歯に噛み合うよう設けられている。これにより、第1ドリブンギア33は、第1ドライブギア31とは反対方向に回転する。ここで、第1ドライブギア31と第1ドリブンギア33とは、ハイギア機構を構成している。
第2ドリブンギア34は、例えば金属により円板状に形成されている。第2ドリブンギア34は、出力軸23に対し同軸かつ相対回転不能に出力軸23の他端の径方向外側に設けられている。これにより、第2ドリブンギア34は、出力軸23とともに回転する。第2ドリブンギア34は、外歯を有し、第2ドライブギア32の外歯に噛み合うよう設けられている。これにより、第2ドリブンギア34は、第2ドライブギア32とは反対方向に回転する。ここで、第2ドライブギア32と第2ドリブンギア34とは、ローギア機構を構成している。当該ローギア機構の減速比は、上述のハイギア機構の減速比よりも大きい。
入力側クラッチ40は、エンジン入力軸21の他端とモータ入力軸22の他端との間に設けられている。入力側クラッチ40は、例えば単層湿式クラッチであり、係合部41および被係合部42を有している。係合部41は、エンジン入力軸21の他端に設けられている。被係合部42は、モータ入力軸22の他端に設けられている。係合部41は、被係合部42に摩擦係合することにより、エンジン入力軸21とモータ入力軸22とを接続可能である。エンジン入力軸21とモータ入力軸22とが接続されると、エンジン入力軸21とモータ入力軸22との間で動力が伝達される。係合部41と被係合部42との摩擦係合が解除されると、エンジン入力軸21とモータ入力軸22との接続が解除され、エンジン入力軸21とモータ入力軸22との間の動力の伝達が遮断される。すなわち、入力側クラッチ40は、エンジン入力軸21とモータ入力軸22との接続を許容または解除することで、エンジン入力軸21とモータ入力軸22との間の動力の伝達を許容または遮断可能である。
第1出力側クラッチ50は、エンジン入力軸21に対し同軸となるようエンジン入力軸21の径方向外側に設けられている。第1出力側クラッチ50は、例えば単層湿式クラッチであり、クラッチハウジング51、係合部52および被係合部53を有している。クラッチハウジング51は、例えば金属により有底円筒状に形成され、一方の底部中央がエンジン入力軸21に固定され、エンジン入力軸21に対し同軸かつ相対回転不能となるようエンジン入力軸21に設けられている。よって、クラッチハウジング51は、慣性マス(フライホイール)として働くことで、エンジン10の回転を安定させることができる。係合部52は、クラッチハウジング51の他方の底部の内壁側に設けられている。被係合部53は、円環状に形成され、クラッチハウジング51に収容されるようにしてエンジン入力軸21の径方向外側に設けられている。
第1筒軸25は、例えば金属により円筒状に形成され、エンジン入力軸21に対し同軸かつ相対回転可能となるようエンジン入力軸21の径方向外側に設けられている。第1筒軸25は、一端がクラッチハウジング51の他方の底部に形成された穴部を経由して第1出力側クラッチ50の被係合部53に接続され、他端が第1ドライブギア31の内縁部に接続されている。これにより、第1筒軸25は、被係合部53および第1ドライブギア31とともに、エンジン入力軸21に対し相対回転可能である。
この構成により、係合部52は、被係合部53に摩擦係合することによって、エンジン入力軸21と第1ドライブギア31とを接続可能である。エンジン入力軸21と第1ドライブギア31とが接続されると、エンジン入力軸21から出力軸23へ動力が伝達される。係合部52と被係合部53との摩擦係合が解除されると、エンジン入力軸21と第1ドライブギア31との接続が解除され、エンジン入力軸21から出力軸23への動力の伝達が遮断される。すなわち、第1出力側クラッチ50は、エンジン入力軸21と第1ドライブギア31との接続を許容または解除することで、エンジン入力軸21から出力軸23への動力の伝達を許容または遮断可能である。
上記構成により、係合部52が被係合部53に係合したとき、すなわち、第1出力側クラッチ50が接続状態となったとき、エンジン10の動力は、エンジン入力軸21、第1出力側クラッチ50、第1筒軸25、ハイギアとしての第1ドライブギア31、第1ドリブンギア33、最終ギア35および軸部材24を経由してディファレンシャルギア13に伝達される。
また、第1モータ11の動力は、モータ入力軸22、ローギアとしての第2ドライブギア32、第2ドリブンギア34、出力軸23、第1ドリブンギア33、最終ギア35および軸部材24を経由してディファレンシャルギア13に伝達される。
また、係合部41が被係合部42に係合したとき、すなわち、入力側クラッチ40が接続状態となったとき、エンジン10の動力は、エンジン入力軸21、入力側クラッチ40、モータ入力軸22、ローギアとしての第2ドライブギア32、第2ドリブンギア34、出力軸23、第1ドリブンギア33、最終ギア35および軸部材24を経由してディファレンシャルギア13に伝達される。なお、このとき、第1モータ11の動力がモータ入力軸22に入力された場合、エンジン10の動力と第1モータ11の動力とがディファレンシャルギア13に伝達される。
このように、エンジン10および第1モータ11の動力は、ハイギア機構としての第1ドライブギア31および第1ドリブンギア33、または、ローギア機構としての第2ドライブギア32および第2ドリブンギア34、ならびに、出力軸23を経由してディファレンシャルギア13に伝達される。
本実施形態では、車両100に電子制御ユニット(以下、「ECU」という。)90が設けられている。
ECU90は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROMおよびRAM、ならびに、入出力手段等を有する小型のコンピュータである。ECU90は、車両の各部に取り付けられた各種センサからの信号等に基づき、ROMに記憶されたプログラムに従い処理を行い、車両の各種装置の駆動を制御することで車両を統合的に制御する。
ECU90は、各種センサからの信号等に基づき、第1モータ11の駆動、非駆動、および、入力側クラッチ40、第1出力側クラッチ50の接続、切断を制御することにより、エンジン10および第1モータ11が発生する動力の伝達経路および減速比を制御する。
より具体的には、ECU90には、車両100の車速に対応する車速信号、アクセル開度に対応するアクセル開度信号、車両駆動用バッテリ101の充電率に対応するSOC(State of charge)信号等が入力される。車速信号としては、例えば車輪近傍に設けられた車速センサから出力される信号を用いる。アクセル開度信号としては、例えばアクセル開度センサから出力される信号を用いる。SOC信号としては、車両駆動用バッテリ101の充電率を検出して出力するバッテリ監視装置等から出力される信号を用いる。
ECU90は、上述の信号に基づき、入力側クラッチ40および第1出力側クラッチ50の接続、切断(接続の解除)を制御する。具体的には、ECU90は、入力側クラッチ40および第1出力側クラッチ50それぞれの接続、切断を実現するよう設けられるアクチュエータ(例えばクラッチの断続のための油圧を発生するアクチュエータ等)の作動を制御することにより、入力側クラッチ40および第1出力側クラッチ50の接続、切断を制御する。
ECU90による入力側クラッチ40および第1出力側クラッチ50の制御によって、エンジン10の発生する動力は、ハイギア機構を経由して駆動輪15に伝達されることも、ローギア機構を経由して駆動輪15に伝達されることも可能である。一方、第1モータ11の発生する動力は、ローギア機構としての第2ドライブギア32および第2ドリブンギア34を経由して駆動輪15に伝達される。
動力伝達装置1は、例えば下記の「モータLモード」、「エンジンLモード」、「エンジンHモード」、「発電モード」で作動する。
(モータLモード)
モータLモードでは、第1モータ11の動力がローギア機構を経由して駆動輪15に伝達される。このモードでは、入力側クラッチ40および第1出力側クラッチ50は、切断(接続が解除)されている。
(エンジンLモード)
エンジンLモードでは、エンジン10の動力がローギア機構を経由して駆動輪15に伝達される。このモードでは、入力側クラッチ40が接続され、第1出力側クラッチ50は切断される。
(エンジンHモード)
エンジンHモードでは、エンジン10の動力がハイギア機構を経由して駆動輪15に伝達される。このモードでは、第1出力側クラッチ50が接続され、入力側クラッチ40は切断される。
(発電モード)
発電モードでは、エンジン10の動力が、入力側クラッチ40または第1出力側クラッチ50の少なくとも一方を経由して第1モータ11に伝達される。このモードでは、入力側クラッチ40または第1出力側クラッチ50の少なくとも一方が接続される。このモードでは、エンジン10の動力を用いて第1モータ11により発電し、車両駆動用バッテリ101に充電を行うことができる。このモードでは出力軸23が回転するため、このモードは、車両100の走行時に実現可能である。
上述した第1モータ11の駆動モード(モータLモード)とエンジン10の駆動モード(エンジンLモード、エンジンHモード)とは、組み合わせ可能である。
具体的には、第1モータ11とエンジン10とが共にローギア機構を使用する場合は、モータLモードとエンジンLモードとを組み合わせ、入力側クラッチ40を接続し、第1出力側クラッチ50を切断すればよい。
また、第1モータ11がローギア機構を使用し、エンジン10がハイギア機構を使用する場合は、モータLモードとエンジンHモードとを組み合わせ、第1出力側クラッチ50を接続し、入力側クラッチ40を切断すればよい。この場合、第1モータ11とエンジン10とで同時に異なる減速比を実現できる。また、出力軸23の回転数は同一のため、エンジン10の回転数より第1モータ11の回転数を大きくでき、それぞれの動力源において効率の高い動作点を選択することができる。
なお、ECU90は、駆動輪15から出力軸23を経由して伝達されるトルクにより第1モータ11を回転させることで発電を行う、所謂回生ブレーキ制御を行うことができる。
ECU90は、上述したような入力側クラッチ40および第1出力側クラッチ50の接続、切断の組み合わせに加え、第1モータ11の駆動、非駆動を制御することで、車両100の状態に適した走行を実現する。
したがって、上述したような入力側クラッチ40および第1出力側クラッチ50の接続、切断の組み合わせと、第1モータ11による駆動、非駆動とを組み合わせることで、第1モータ11の作動モードとしては、出力軸23に動力を伝達しない非駆動モードおよびモータLモードがあり、エンジン10の作動モードとしては、出力軸23に動力を伝達しない非駆動モード、エンジンLモードおよびエンジンHモードがある。これら第1モータ11およびエンジン10の作動モードは、一部の組み合わせを除き、任意に組み合わせ可能である。
以上説明したように、本実施形態では、上述の従来の動力伝達装置で出力軸に配置されていた第1出力側クラッチを、エンジン10に接続するエンジン入力軸21に対し同軸となるよう設ける構成である。この構成により、第1出力側クラッチ50を、エンジン10近傍、すなわち、例えば従来車両のクラッチまたはトルクコンバータの搭載位置に配置できる。そのため、第1出力側クラッチ50をエンジン幅内に効率的に配置でき、動力伝達装置1の体格を小さくすることができる。したがって、動力伝達装置1の車両への搭載性を向上させることができる。
また、本実施形態では、エンジン入力軸21に対し同軸かつ相対回転可能となるようエンジン入力軸21の径方向外側に設けられ、一端が第1出力側クラッチ50に接続され、他端が第1ドライブギア31に接続される第1筒軸25を備えている。これにより、第1出力側クラッチ50を、エンジン入力軸21に対し同軸に設けることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による動力伝達装置を図2に示す。
第2実施形態では、車両100に第2モータ12が設けられている。第2モータ12は、第1モータ11と同様、車両駆動用バッテリ101の電力により回転する電気モータであり、モータ軸にトルクが入力されることにより発電し車両駆動用バッテリ101に充電可能なジェネレータとしても機能する。第2モータ12は、出力軸23の第1ドリブンギア33とは反対側の端部に接続される。これにより、第2モータ12の動力は、出力軸23に入力される。
本実施形態では、第2ドライブギア32は、円環状に形成されている。第2ドライブギア32は、モータ入力軸22に対し同軸かつ相対回転可能となるようモータ入力軸22の径方向外側に設けられている。
本実施形態では、動力伝達装置は、第2出力側クラッチ60および第2筒軸26をさらに備えている。第2出力側クラッチ60は、モータ入力軸22に対し同軸となるようモータ入力軸22の径方向外側に設けられている。第2出力側クラッチ60は、例えば単層湿式クラッチであり、クラッチハウジング61、係合部62および被係合部63を有している。クラッチハウジング61は、例えば金属により有底円筒状に形成され、両方の底部中央に形成された穴部にモータ入力軸22が挿通された状態でモータ入力軸22に対し同軸かつ相対回転可能に設けられている。係合部62は、クラッチハウジング61の第1モータ11側の底部の内壁側に設けられている。被係合部63は、円板状に形成され、クラッチハウジング61に収容され、中央がモータ入力軸22に固定され、モータ入力軸22に対し同軸かつ相対回転不能となるようモータ入力軸22に設けられている。
第2筒軸26は、例えば金属により円筒状に形成され、モータ入力軸22に対し同軸かつ相対回転可能となるようモータ入力軸22の径方向外側に設けられている。第2筒軸26は、一端が第2出力側クラッチ60のクラッチハウジング61のエンジン10側の底部中央に接続され、他端が第2ドライブギア32の内縁部に接続されている。これにより、第2筒軸26は、クラッチハウジング61および第2ドライブギア32とともに、モータ入力軸22に対し相対回転可能である。
この構成により、係合部62は、被係合部63に摩擦係合することによって、モータ入力軸22と第2ドライブギア32とを接続可能である。モータ入力軸22と第2ドライブギア32とが接続されると、モータ入力軸22から出力軸23へ動力が伝達される。係合部62と被係合部63との摩擦係合が解除されると、モータ入力軸22と第2ドライブギア32との接続が解除され、モータ入力軸22から出力軸23への動力の伝達が遮断される。すなわち、第2出力側クラッチ60は、モータ入力軸22と第2ドライブギア32との接続を許容または解除することで、モータ入力軸22から出力軸23への動力の伝達を許容または遮断可能である。
本実施形態では、入力側クラッチ43は、ワンウェイクラッチである。すなわち、入力側クラッチ43は、エンジン入力軸21の回転数がモータ入力軸22の回転数以上のときはエンジン入力軸21とモータ入力軸22とを接続し、エンジン入力軸21の回転数がモータ入力軸22の回転数より小さいときはエンジン入力軸21とモータ入力軸22とを切断する(空回りさせる)よう作動する。
上記構成により、係合部52が被係合部53に係合したとき、すなわち、第1出力側クラッチ50が接続状態となったとき、エンジン10の動力は、エンジン入力軸21、第1出力側クラッチ50、第1筒軸25、ハイギアとしての第1ドライブギア31、第1ドリブンギア33、最終ギア35および軸部材24を経由してディファレンシャルギア13に伝達される。
また、係合部62が被係合部63に係合したとき、すなわち、第2出力側クラッチ60が接続状態となったとき、第1モータ11の動力は、モータ入力軸22、第2出力側クラッチ60、第2筒軸26、ローギアとしての第2ドライブギア32、第2ドリブンギア34、出力軸23、第1ドリブンギア33、最終ギア35および軸部材24を経由してディファレンシャルギア13に伝達される。
また、第2出力側クラッチ60が接続状態となり、かつ、エンジン入力軸21の回転数がモータ入力軸22の回転数以上となった場合、すなわち、入力側クラッチ43が接続状態となった場合、エンジン10の動力は、エンジン入力軸21、入力側クラッチ43、モータ入力軸22、第2出力側クラッチ60、第2筒軸26、ローギアとしての第2ドライブギア32、第2ドリブンギア34、出力軸23、第1ドリブンギア33、最終ギア35および軸部材24を経由してディファレンシャルギア13に伝達される。なお、このとき、第1モータ11の動力がモータ入力軸22に入力された場合、エンジン10の動力と第1モータ11の動力とがディファレンシャルギア13に伝達される。
本実施形態では、ECU90は、各種センサからの信号等に基づき、第1モータ11、第2モータ12の駆動、非駆動、および、第1出力側クラッチ50、第2出力側クラッチ60の接続、切断を制御することにより、エンジン10および第1モータ11が発生する動力の伝達経路および減速比を制御する。
本実施形態では、動力伝達装置は、例えば下記の「モータLモード」、「エンジンLモード」、「エンジンHモード」、「発電モード」で作動する。
(モータLモード)
モータLモードでは、第1モータ11の動力がローギア機構を経由して駆動輪15に伝達される。このモードでは、第2出力側クラッチ60が接続され、第1出力側クラッチ50および入力側クラッチ43は切断(接続が解除)されている。なお、入力側クラッチ43(モータ入力軸22)は、エンジン入力軸21に対し空回りした状態である。
(エンジンLモード)
エンジンLモードでは、エンジン10の動力がローギア機構を経由して駆動輪15に伝達される。このモードでは、入力側クラッチ43および第2出力側クラッチ60が接続され、第1出力側クラッチ50は切断される。
(エンジンHモード)
エンジンHモードでは、エンジン10の動力がハイギア機構を経由して駆動輪15に伝達される。このモードでは、第1出力側クラッチ50および入力側クラッチ43が接続され、第2出力側クラッチ60は切断される。
(発電モード)
発電モードでは、エンジン10の動力が入力側クラッチ43を経由して第1モータ11に伝達される。このモードでは、入力側クラッチ43が接続され、他のクラッチ(第1出力側クラッチ50および第2出力側クラッチ60)は切断される。このモードでは、エンジン10の動力を用いて第1モータ11により発電し、車両駆動用バッテリ101に充電を行うことができる。このモードは、車両100の停止時に実現可能である。また、第2モータ12の発生する動力で車両100が低速走行するようなときにも実現可能である。さらに、第1モータ11で発電した電力により第2モータ12を回転駆動し車両100を走行させる、所謂シリーズ運転を行うこともできる。
本実施形態では、第1モータ11とエンジン10とが共にローギア機構を使用する場合は、モータLモードとエンジンLモードとを組み合わせ、入力側クラッチ40および第2出力側クラッチ60を接続し、第1出力側クラッチ50を切断すればよい。
また、第1モータ11がローギア機構を使用し、エンジン10がハイギア機構を使用する場合は、モータLモードとエンジンHモードとを組み合わせ、第1出力側クラッチ50および第2出力側クラッチ60を接続すればよい。
また、本実施形態では、第1モータ11および第2モータ12の2つのモータの動力により車両100を走行させることができる。また、2つのモータの動力に加え、エンジンLモードまたはエンジンHモードによるエンジン10の動力で車両100を走行させることもできる。
なお、ECU90は、駆動輪15から出力軸23を経由して伝達されるトルクにより第2モータ12を回転させることで発電を行う、所謂回生ブレーキ制御を行うことができる。また、このとき、第2出力側クラッチ60を接続すれば、駆動輪15から出力軸23およびモータ入力軸22を経由して第1モータ11にトルクが伝達されるため、第1モータ11でも回生ブレーキによる発電を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態では、出力軸23の端部には、第2モータ12が接続され、第2モータ12の動力が入力される。これにより、第2モータ12の動力を車両100の走行に用いることができ、第2モータ12により回生ブレーキによる発電を行うこともできる。
また、本実施形態では、第2ドライブギア32は、モータ入力軸22に対し相対回転可能である。動力伝達装置は、第2出力側クラッチ60および第2筒軸26をさらに備えている。第2出力側クラッチ60は、モータ入力軸22に対し同軸となるよう設けられている。第2筒軸26は、モータ入力軸22に対し同軸かつ相対回転可能となるようモータ入力軸22の径方向外側に設けられ、一端が第2出力側クラッチ60に接続され、他端が第2ドライブギア32に接続される。これにより、第2出力側クラッチ60は、モータ入力軸22と第2ドライブギア32との接続を許容または解除することで、モータ入力軸22から出力軸23への動力の伝達を許容または遮断可能である。
このように、比較的体格の大きな第2出力側クラッチ60をモータ入力軸22と同軸に配置することにより、第1出力側クラッチ50および第2出力側クラッチ60をエンジン幅内に効率的に配置でき、動力伝達装置の体格を小さくすることができる。
また、本実施形態では、入力側クラッチ43は、ワンウェイクラッチのため、第1実施形態の入力側クラッチ40と比べ、小型である。よって、動力伝達装置の体格の小型化に寄与する。また、入力側クラッチ43は制御を必要としないため、構成を簡略化できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による動力伝達装置を図3に示す。第3実施形態は、第2出力側クラッチの構成等が第2実施形態と異なる。
第3実施形態では、第2出力側クラッチ64は、ワンウェイクラッチであり、モータ入力軸22と第2ドライブギア32の内縁部との間に設けられている。そのため、第2出力側クラッチ64は、モータ入力軸22の回転数が第2ドライブギア32の回転数以上のときはモータ入力軸22と第2ドライブギア32とを接続し、モータ入力軸22の回転数が第2ドライブギア32の回転数より小さいときはモータ入力軸22と第2ドライブギア32とを切断する(空回りさせる)よう作動する。
上記構成により、モータ入力軸22の回転数が第2ドライブギア32の回転数以上となった場合、すなわち、第2出力側クラッチ64が接続状態となった場合、第1モータ11の動力は、モータ入力軸22、第2出力側クラッチ64、ローギアとしての第2ドライブギア32、第2ドリブンギア34、出力軸23、第1ドリブンギア33、最終ギア35および軸部材24を経由してディファレンシャルギア13に伝達される。
本実施形態では、第2実施形態とほぼ同様の作動モードを実現できる。ただし、本実施形態では、エンジン10の動力がモータ入力軸22に伝達されるとき、すなわち、入力側クラッチ43および第2出力側クラッチ64が接続状態のとき、出力軸23が回転する。つまり、モータ入力軸22の回転数の上限は、出力軸23とローギア機構の減速比との積となる。よって、例えば車両100が低速走行しているときはエンジン10および第1モータ11による発電を行うことができるが、車両100の停車時にはエンジン10および第1モータ11による発電を行うことはできない。
以上説明したように、本実施形態では、第2出力側クラッチ64は、ワンウェイクラッチのため、第2実施形態の第2出力側クラッチ60と比べ、小型である。よって、動力伝達装置の体格の小型化により一層寄与する。また、第2出力側クラッチ64は制御を必要としないため、構成を簡略化できる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による動力伝達装置を図4に示す。第4実施形態では、第2出力側クラッチの位置等が第3実施形態と異なる。
第4実施形態では、第2ドライブギア32は、第1実施形態と同様、モータ入力軸22に固定されている。一方、第2ドリブンギア34は、円環状に形成され、出力軸23に対し同軸かつ相対回転可能となるよう出力軸23の径方向外側に設けられている。
第2出力側クラッチ64は、出力軸23と第2ドリブンギア34の内縁部との間に設けられている。そのため、第2出力側クラッチ64は、第2ドリブンギア34の回転数が出力軸23の回転数以上のときは第2ドリブンギア34と出力軸23とを接続し、第2ドリブンギア34の回転数が出力軸23の回転数より小さいときは第2ドリブンギア34と出力軸23とを切断する(空回りさせる)よう作動する。
上記構成により、本実施形態では、第3実施形態と同様の作動モードを実現できる。
以上説明したように、本実施形態では、第2出力側クラッチ64を出力軸23に設けている。第2出力側クラッチ64は、ワンウェイクラッチのため、小型である。よって、第2出力側クラッチ64を出力軸23に設けたとしても、動力伝達装置の大型化を招くことはない。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による動力伝達装置を図5に示す。第5実施形態は、第1出力側クラッチの構成等が第3実施形態と異なる。
第5実施形態では、第1出力側クラッチ50のクラッチハウジング51は、有底円筒状に形成され、両方の底部中央に形成された穴部にエンジン入力軸21が挿通された状態でエンジン入力軸21に対し同軸かつ相対回転可能に設けられている。係合部52は、クラッチハウジング51のエンジン10側の底部の内壁側に設けられている。被係合部53は、円板状に形成され、クラッチハウジング51に収容され、中央がエンジン入力軸21に固定され、エンジン入力軸21に対し同軸かつ相対回転不能となるようエンジン入力軸21に設けられている。
第1筒軸25は、一端が第1出力側クラッチ50のクラッチハウジング51の第1モータ11側の底部中央に接続され、他端が第1ドライブギア31の内縁部に接続されている。これにより、第1筒軸25は、クラッチハウジング51および第1ドライブギア31とともに、エンジン入力軸21に対し相対回転可能である。
この構成により、係合部52は、被係合部53に摩擦係合することによって、エンジン入力軸21と第1ドライブギア31とを接続可能である。エンジン入力軸21と第1ドライブギア31とが接続されると、エンジン入力軸21から出力軸23へ動力が伝達される。係合部52と被係合部53との摩擦係合が解除されると、エンジン入力軸21と第1ドライブギア31との接続が解除され、エンジン入力軸21から出力軸23への動力の伝達が遮断される。
本実施形態では、エンジン入力軸21のエンジン10と第1出力側クラッチ50との間にフライホイール16が設けられている。フライホイール16は、例えば金属等により円板状に形成され、エンジン入力軸21に対し同軸かつ相対回転不能となるようエンジン入力軸21に固定されている。フライホイール16は、慣性マスとして働くことで、エンジン10の回転を安定させることができる。
上記構成により、本実施形態では、第3実施形態と同様の作動モードを実現できる。
以上説明したように、本実施形態では、第1出力側クラッチ50とは別体のフライホイール16を備えている。これにより、第1出力側クラッチ50のクラッチハウジング51に慣性マスとしての機能をもたせた第3実施形態と比べ、単純な構成とすることができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態による動力伝達装置を図6に示す。第6実施形態は、第2出力側クラッチの配置が第5実施形態と異なる。
第6実施形態は、第4実施形態と第5実施形態とを組み合わせた構成である。すなわち、第6実施形態は、第5実施形態における第2出力側クラッチ64を、第4実施形態のように出力軸23に設けたような構成である。
上記構成により、本実施形態では、第5実施形態と同様の作動モードを実現できる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、第1ドライブギアをハイギアとして、第2ドライブギアをローギアとして形成する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、第1ドライブギアと第2ドライブギアとのギア比はどのように設定してもよい。
本発明の他の実施形態では、第1実施形態の入力側クラッチをワンウェイクラッチに置き換えることとしてもよい。また、第2〜6実施形態の入力側クラッチを、ワンウェイクラッチではなく、例えば第1実施形態のように湿式クラッチ等の通常のクラッチに置き換えることとしてもよい。
また、上述の実施形態では、入力側クラッチ、第1出力側クラッチおよび第2出力側クラッチとして単層湿式クラッチを用いる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、第1出力側クラッチおよび第2出力側クラッチとして乾式クラッチ、または、シンクロ機構等の噛み合い式クラッチを用いてもよい。また、例えば被係合部がそれぞれ複数の被係合板を有し、係合部がそれぞれ複数の係合板を有することにより、入力側クラッチ、第1出力側クラッチおよび第2出力側クラッチを複層クラッチとして構成してもよい。
また、本発明の他の実施形態では、最終ギアおよび軸部材を備えず、出力軸をディファレンシャルギアに接続する構成としてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・・動力伝達装置
21 ・・・エンジン入力軸
22 ・・・モータ入力軸
23 ・・・出力軸
31 ・・・第1ドライブギア
32 ・・・第2ドライブギア
33 ・・・第1ドリブンギア
34 ・・・第2ドリブンギア
40、43 ・・・入力側クラッチ
50 ・・・第1出力側クラッチ

Claims (8)

  1. エンジン(10)および第1モータ(11)の動力を車両(100)の車軸(14)に伝達する動力伝達装置(1)であって、
    一端が前記エンジンに接続され、前記エンジンの動力が入力されるエンジン入力軸(21)と、
    一端が前記第1モータに接続され、前記第1モータの動力が入力され、他端が前記エンジン入力軸の他端に対向するよう前記エンジン入力軸と同軸に設けられるモータ入力軸(22)と、
    前記エンジン入力軸および前記モータ入力軸に対し平行に設けられ、入力された動力を前記車軸に出力する出力軸(23)と、
    前記エンジン入力軸に対し同軸かつ相対回転可能となるよう前記エンジン入力軸の径方向外側に設けられる第1ドライブギア(31)と、
    前記モータ入力軸に対し同軸となるよう前記モータ入力軸の径方向外側に設けられる第2ドライブギア(32)と、
    前記第1ドライブギアに噛み合うとともに前記出力軸に対し同軸となるよう前記出力軸の径方向外側に設けられる第1ドリブンギア(33)と、
    前記第2ドライブギアに噛み合うとともに前記出力軸に対し同軸となるよう前記出力軸の径方向外側に設けられる第2ドリブンギア(34)と、
    前記エンジン入力軸の他端と前記モータ入力軸の他端との間に設けられ、前記エンジン入力軸と前記モータ入力軸との接続を許容または解除することで、前記エンジン入力軸と前記モータ入力軸との間の動力の伝達を許容または遮断可能な入力側クラッチ(40、43)と、
    前記エンジン入力軸に対し同軸となるよう前記エンジン入力軸の径方向外側に設けられ、前記エンジン入力軸と前記第1ドライブギアとの接続を許容または解除することで、前記エンジン入力軸から前記出力軸への動力の伝達を許容または遮断可能な第1出力側クラッチ(50)と、
    を備える動力伝達装置。
  2. 前記エンジン入力軸に対し同軸かつ相対回転可能となるよう前記エンジン入力軸の径方向外側に設けられ、一端が前記第1出力側クラッチに接続され、他端が前記第1ドライブギアに接続される第1筒軸(25)をさらに備える請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 前記出力軸には、第2モータ(12)が接続され、前記第2モータの動力が入力されることを特徴とする請求項1または2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記第2ドライブギアは、前記モータ入力軸に対し相対回転可能であり、
    前記モータ入力軸に対し同軸となるよう設けられ、前記モータ入力軸と前記第2ドライブギアとの接続を許容または解除することで、前記モータ入力軸から前記出力軸への動力の伝達を許容または遮断可能な第2出力側クラッチ(60、64)をさらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
  5. 前記モータ入力軸に対し同軸かつ相対回転可能となるよう前記モータ入力軸の径方向外側に設けられ、一端が前記第2出力側クラッチに接続され、他端が前記第2ドライブギアに接続される第2筒軸(26)をさらに備える請求項4に記載の動力伝達装置。
  6. 前記第2出力側クラッチ(64)は、ワンウェイクラッチであることを特徴とする請求項4に記載の動力伝達装置。
  7. 前記第2ドリブンギアは、前記出力軸に対し相対回転可能であり、
    前記出力軸に設けられ、前記出力軸と前記第2ドリブンギアとの接続を許容または解除することで、前記モータ入力軸から前記出力軸への動力の伝達を許容または遮断可能なワンウェイクラッチである第2出力側クラッチ(64)をさらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
  8. 前記入力側クラッチ(43)は、ワンウェイクラッチであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
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