JP5949162B2 - 物体検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、前方に光を発射し、反射光の受光結果に基づき前方物体を検知する装置に関する。
従来、前方物体を検知する装置としては、前方にパルス状の光を発射し、この光が反射して戻ってくるまでの経過時間に基づき、反射点までの距離を計測することにより、前方物体を検知するレーザーレーダ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の装置としては、反射光を受光する受光素子としてのフォトダイオードからの出力信号に基づき、雑音レベルが基準を超えた場合には、警報を出力するものが知られている。また、光雑音の発生原因としては、太陽光が知られている。
特開平6−331745号公報
ところで、複数の受光素子を配列することで、広い視野角で前方に位置する物体までの距離を計測できるようにレーザーレーダ装置を構成する場合、視野角が広がる一方で、受光素子数の増加に起因して電気回路が大型化し、これによってレーザーレーダ装置が大型化する。特に、光雑音の大小を判定するために、受光素子(フォトダイオード)からの受光量に応じた出力電流を計測する電流計測回路を受光素子毎に設ける場合には、このことが、大型化の大きな原因となる。また、上記判定をマイクロコンピュータで行うには、電流計測回路の計測値を、AD(アナログディジタル)変換する必要があるが、受光素子毎に電流計測回路を設ければ、必要なAD変換器数が増加し、このことが原因でレーザーレーダ装置が大型化したり、多数のAD変換器を内蔵する高価なマイクロコンピュータを、レーザーレーダ装置に組み込む必要が生じたりする。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、レーザーレーダ装置等の物体検知装置において、複数の受光素子を設ける場合に、光雑音に関する処理回路が大型化するのを抑えることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明によれば、物体検知装置は、発射手段と、受光手段と、検知手段と、選択合成回路と、計測回路と、決定手段と、を備える。
発射手段は、前方に光を発射する。受光手段は、発射手段により発射された光の反射光を受光可能に配列された複数の受光素子を備える。検知手段は、発射手段に光を発射させ、受光手段が備える受光素子による反射光の受光結果に基づいて、反射点までの距離を計測し、これによって、前方物体を検知する。
選択合成回路は、受光手段が備える受光素子の一群の中から、一つ又は複数の受光素子を選択し、選択した受光素子の受光信号についての合成信号を生成する。計測回路は、選択合成回路により生成された合成信号に基づいて、選択合成回路にて選択された受光素子による受光量の和である受光総量を計測する。
また、決定手段は、上記選択合成回路を制御し、これによって選択合成回路にて選択される受光素子を切り替える。この制御によって、予め定められたグループ毎に、このグループに属する受光素子の受光総量であって、受光手段において反射光が受光されない期間での受光総量を、計測回路を用いて計測する。受光手段が備える受光素子の一群に対しては、複数の上記グループが定められ、各グループは、一以上の受光素子を備える。
決定手段は、計測したグループ毎の受光総量に基づき、受光手段が備える受光素子の一群の内、受光量が基準より高い受光素子を、前方物体の検知に用いることを禁止する禁止対象素子に決定する。
この物体検知装置によれば、複数の受光素子に対して共通する計測回路を用いて、異なる複数のグループの夫々についての受光総量を計測する。この計測結果に基づいて、各受光素子における受光量(光雑音量)が基準より高いかどうかを判定する。従って、複数の受光素子の夫々に対して個別の計測回路を設けることなしに、受光量(光雑音量)が基準より高い受光素子を、前方物体の検知に用いないようにすることができる。
従って、本発明によれば複数の受光素子を物体検知装置に設ける場合に、光雑音に関する処理回路が大型化するのを抑えることができて、物体検知装置の大型化を抑えることができる。
ところで、上記複数のグループとしては、大グループ、及び、受光素子が二以上の大グループを細分化してなる小グループを定義することができる。
そして、決定手段は、大グループ毎の受光総量を、計測回路を用いて計測し、この計測結果に基づき、受光総量が第一の基準より高い大グループを抽出した後、抽出した大グループに属する小グループ毎の受光総量を、計測回路を用いて計測する構成にすることができる。更に、決定手段は、この計測結果に基づき、上記抽出した大グループに属する受光素子の一群の内、受光量が第二の基準より高い受光素子を、上記禁止対象素子に決定する構成にすることができる。
また、大グループの一群には、所属する受光素子が一つである大グループを含ませることができ、決定手段は、上記抽出した大グループが、受光素子が一つである大グループである場合、この大グループに属する受光素子を上記禁止対象素子に決定する構成にすることができる。換言すれば、決定手段は、上記抽出した大グループが、受光素子が二つ以上である大グループである場合に、抽出した大グループに属する小グループ毎の受光総量を、計測回路を用いて計測する構成にすることができる。この計測手法によれば、効率的に禁止対象素子を決定することができる。
また、物体検知装置は、上述した選択合成回路、計測回路及び決定手段に代えて、次の選択回路、計測回路及び決定手段を備える構成にされてもよい。即ち、選択回路は、受光手段が備える受光素子の一群の中から、一つの受光素子を選択し、選択した受光素子の受光信号を伝送する。一方、計測回路は、選択回路により伝送されてきた受光素子の受光信号に基づいて、選択回路にて選択された受光素子による受光量を計測する。
そして、決定手段は、選択回路を制御し、これによって選択回路にて選択される受光素子を切り替えることにより、受光手段が備える受光素子毎に、この受光素子の受光量であって、受光手段において反射光が受光されない期間での受光量を、計測回路を用いて計測し、当該計測した受光素子毎の受光量に基づき、受光手段が備える受光素子の内、受光量が基準より高い受光素子を、前方物体の検知に用いることを禁止する上記禁止対象素子に決定する。
このように構成された物体検知装置によれば、選択回路の制御により、複数の受光素子に対して共通する計測回路を用いて、受光素子毎の受光量を計測し、各受光素子における受光量(光雑音量)が基準より高いかどうかを判定することができる。従って、本発明によれば複数の受光素子を物体検知装置に設ける場合に、光雑音に関する処理回路が大型化するのを抑えることができて、物体検知装置の大型化を抑えることができる。
また、上記検知手段は、受光手段が備える受光素子の一群の内、上記禁止対象素子に決定された受光素子以外の受光素子の受光結果に基づく上記距離の計測結果を選択的に用いて、前方物体を検知する構成にすることができる。
車両制御システム1の構成を表すブロック図である。 受光回路25及び制御部60の構成を表すブロック図である。 受光素子D1〜D7を用いた各方位における反射点までの距離Xの計測態様及び前方物体の検知態様を説明した図である。 反射点までの距離Xの計測方法を説明したグラフである。 選択回路51Aにおけるスイッチ回路のオン/オフのパターンを表す図である。 外乱光による前方物体の誤認識の発生態様を説明した図である。 制御部60が繰返し実行するメインルーチンを表すフローチャートである。 制御部60が実行する外乱光判定処理を表すフローチャートである。 制御部60が実行する第一判定処理を表すフローチャートである。 制御部60が実行する第二判定処理を表すフローチャートである。 第二実施例の外乱光判定処理を表すフローチャートである。 第二実施例の第一判定処理を表すフローチャートである。 第二実施例の第二判定処理を表すフローチャートである。 第三実施例の外乱光判定処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
[第一実施例]
本実施例の車両制御システム1は、車両に搭載されるシステムであり、図1に示すように、レーザーレーダ装置10と、車両制御装置90とを、備え、これらが車内ネットワークを通じて双方向通信可能に接続されたシステムとして構成される。この車両制御システム1において、レーザーレーダ装置10は、レーザー光を発射してから反射光を受光するまでの経過時間Trに基づき反射点までの距離を計測するものである。車両制御装置90は、レーザーレーダ装置10から車内ネットワークを通じて得た計測結果に基づき、車両制御を行う。
詳述すると、レーザーレーダ装置10は、発光部11、受光部20、制御部60、及び、車内ネットワークを通じて車両制御装置90と通信可能なインタフェースとしての通信部70を備える。発光部11は、制御部60に制御されて、パルス状のレーザー光を、自車前方に発射する。受光部20は、集光レンズを含む光学系21と、受光回路25とを備え、発光部11により発射されたレーザー光の反射光を、光学系21を介して受光回路25で受光する。そして、受光回路25は、レーザー光が発射されてから反射光を受光するまでの経過時間Trを計測し、この経過時間Trに基づき、レーザー光を反射した地点(反射点)までの距離を計測する。
受光回路25は、図2に示すように、主回路30と、測距回路40と、ノイズ検出回路50とを備える。主回路30は、光学系21を介して反射光を受光する複数(本実施形態では7個)の受光素子D1〜D7を備える。主回路30を構成するこれら受光素子D1〜D7は、車幅方向(水平方向)に沿って一列に配置されており、図3に示すように、それぞれがレーザー光の発射範囲における水平面内で異なった方位θ1〜θ7から到来する反射光を受光するように配置されている。
これら受光素子D1〜D7は、フォトダイオードにより構成され、主回路30は、各受光素子D1〜D7のカソードに電源電圧が印加され、各受光素子D1〜D7のアノードが、負荷抵抗Rを介して接地された構成にされる。このような主回路30の構成によれば、各受光素子D1〜D7には逆バイアスが印加され、光が入射すると光電変換作用により各受光素子D1〜D7から受光量に応じた電流が出力され、各受光素子D1〜D7からの出力電流は、この受光素子D1〜D7と直列に設けられた負荷抵抗Rにより、電圧値に変換される。
測距回路40は、各受光素子D1〜D7と各負荷抵抗Rとの間の接点に接続されており、この測距回路40には、上記各接点を通じて、各受光素子D1〜D7から受光量に応じた電圧値を示す電気信号としての測距用信号が入力される。
詳述すると、測距回路40は、選択回路41と、増幅回路43A〜43Dと、信号処理回路45と、を備える。図2に示すように、測距回路40は、主回路30が7個の受光素子D1〜D7を備えるのに対し、それより少ない4個の増幅回路43A〜43Dを備える。
即ち、選択回路41は、受光素子D1,D5から得られる上記測距用信号の一方を選択的に、増幅回路43Aに入力し、受光素子D2,D6から得られる上記測距用信号の一方を選択的に、増幅回路43Bに入力し、受光素子D3,D7から得られる上記測距用信号の一方を選択的に、増幅回路43Cに入力する。この他、受光素子D4から得られる上記測距用信号を増幅回路43Dに入力する。
選択回路41から増幅回路43A〜43Dへの経路には、図示しないカップリングコンデンサ等が設けられており、増幅回路43A〜43Dには、各受光素子D1〜D7から入力される測距用信号の内の交流(AC)成分が選択的に入力される。
信号処理回路45は、これら増幅回路43A〜43Dの夫々に対応する処理回路45A〜45Dを備え、処理回路45A〜45Dの夫々において、対応する増幅回路43A〜43Dから入力される増幅後の上記測距用信号に基づき、反射点までの距離計測を行う。
具体的に、処理回路45A〜45Dの夫々は、制御部60に制御されて、発光部11によるレーザー光の発射タイミングからの経過時間Tを計測する。そして、図4に示すように、対応する増幅回路43A〜43Dから入力される測距用信号の電圧値が閾値以上となった時点での経過時間T=Tfと、その後に測距用信号の電圧値が閾値未満となった時点での経過時間T=Tbとを特定して、それらの中点の経過時間T=(Tf+Tb)/2を、発光部11から発射されたレーザー光の反射光を受光するまでに要した時間Trとして特定する。そして、この経過時間Trを、自車位置から反射点までの距離Xに換算する。このような処理により、処理回路45A〜45Dでは、反射点までの距離計測が行われる。そして、算出した距離Xは、制御部60に入力される。
この他、ノイズ検出回路50は、選択合成回路51と、電流計測回路55と、を備え、制御部60に制御されて、主回路30が備える受光素子D1〜D7の一つ又は複数を選択し、選択した受光素子の出力電流の加算値を、電流計測回路55にて計測する。これによって、当該選択した受光素子のグループでの受光量の和(受光総量)を、間接的に計測する。本実施例では、この計測によって、強い外乱光が受光素子D1〜D7に入射していないかどうかの判定に必要な情報を効率的に収集する。
選択合成回路51は、各受光素子D1〜D7に繋がる線路であって各受光素子D1〜D7からの出力電流を計測可能な線路に接続されており、各受光素子D1〜D7から入力される、各受光素子D1〜D7の出力電流を示す電気信号としての電流計測用信号に基づき、これらの一部を合成した合成信号を電流計測回路55に入力する。
選択合成回路51は、受光素子毎に設けられたスイッチ回路の一群で構成される選択回路51Aと、合成回路51Bとを備える。この選択回路51Aを構成する各スイッチ回路のオン/オフは、制御部60によって制御される。具体的に、選択回路51Aでは、図5に示す16通りのパターンでスイッチ回路の一群がオン/オフされる。
図5に示す値「1」は、この値が記載されたセルに対応する受光素子D1〜D7の電流計測用信号が入力されるスイッチ回路がオンに設定されて、対応する電流計測用信号が合成回路51Bに伝送されることを示す。一方、値「0」は、この値が記載されたセルに対応する受光素子D1〜D7の電流計測用信号が入力されるスイッチ回路がオフに設定されて、対応する電流計測用信号が合成回路51Bに伝送されないことを示す。
図5に示すパターン番号0によれば、選択回路51Aを構成する全てのスイッチ回路がオンに設定されて、全ての受光素子D1〜D7の電流計測用信号が合成回路51Bに入力される。一方、パターン番号1によれば、選択回路51Aにおいて受光素子D1の電流計測用信号が入力されるスイッチ回路のみがオンに設定されて、その他のスイッチ回路の一群がオフに設定される。これによって、合成回路51Bには、受光素子D1の電流計測用信号のみが入力される。同様に、パターン番号12によれば、選択回路51Aにおいて、受光素子D1,D2,D3の電流計測用信号が入力されるスイッチ回路の一群がオンに設定されて、その他のスイッチ回路の一群がオフに設定される。これによって、合成回路51Bには、受光素子D1,D2,D3の電流計測用信号のみが入力される。
合成回路51Bは、このような選択回路51Aを通じて入力される電流計測用信号の一群を合成して、その合成信号を生成し、これを電流計測回路55に入力する。合成回路51Bで生成される合成信号は、受光素子D1〜D7の内、対応するスイッチ回路がオンに設定された受光素子の受光量の和に対応する電流値を示す。
従って、電流計測回路55では、受光素子D1〜D7の内、選択回路51Aにおいてスイッチ回路がオンに設定された受光素子の受光量の和に対応する電流値が計測される。この電流計測回路55による計測値は、アナログ信号として制御部60が内蔵するAD変換器60Dに入力され、ディジタル信号に変換される。そして、制御部60が内蔵するCPU60Aによる処理にて使用される。
続いて、制御部60の構成について説明する。制御部60は、レーザーレーダ装置10全体を統括制御するものであり、マイクロコンピュータで構成される。具体的に、制御部60は、プログラムに基づく各種処理を実行するCPU60Aと、CPU60Aによって実行されるプログラム等を記憶するROM60Bと、CPU60Aによるプログラム実行時に作業領域として使用されるRAM60Cと、AD変換器60Dと、を備える。その他、制御部60は、入出力ポートを備え、信号処理回路45が備える各処理回路45A〜45Dによって計測された反射点までの距離Xを取得可能に構成されると共に、発光部11及び受光部20を制御可能に構成される。
この制御部60は、例えば、プログラムの実行により、上述したように発光部11及び受光部20を制御して、発光部11にレーザー光を発射させ、受光部20に、反射光の受光結果に基づいた反射点までの距離Xの計測を行わせる。そして、受光部20により計測された各方位θ1〜θ7の反射点までの距離Xの情報に基づいて、図3右図に太線で示すように、同一物体の反射点と推定される反射点をクラスタリング処理によってまとめ、これによって前方物体を認識し、前方物体(クラスタ)の形状や前方物体までの距離を特定する。図3左図によれば、前方車両が存在するため、この前方車両でレーザー光が反射されることによって得られた各方位θ3〜θ6における反射点の情報がクラスタリング処理によりまとめられて、前方車両が一つの前方物体として検知され、この前方車両の形状属性やこの前方車両までの距離が特定される。
ところで、受光回路25により生成される上記測距用信号には、光雑音等の雑音成分が含まれる。光雑音としては、太陽光を原因とするものが特に顕著である。そして、強い光雑音が測距用信号に含まれる場合には、反射点の計測結果に誤差が生じやすい。例えば、測距用信号に含まれるレーザー光の反射光成分が太陽光等の強い雑音成分に埋もれてしまうことが原因で、反射点の計測結果に誤差が生じやすくなる。この他、測距用信号に含まれる光雑音がレーザー光の反射光と類似した特徴を偶然に示す結果、光雑音に基づく距離Xの計測が行われて、反射点の計測結果に誤差が生じる可能性がある。
そして、図6左図のように、光雑音の原因となる太陽光等の強い外乱光が受光回路25に入射している環境では、反射点の計測結果に誤差が生じることが原因で、図6右図破線で示すように、クラスタリング処理によって認識される前方物体に誤りが生じる結果となる。
そこで、本実施例の制御部60は、図7に示すメインルーチンを繰返し実行することにより、上述した理由による誤認識の発生を抑える。メインルーチンを開始すると、制御部60は、発光部11を動作させずに受光回路25にレーザー光の反射光が入射しない状態を維持した状態で、図8に示す外乱光判定処理を実行することで(S110)、まず、強い外乱光が入射する受光素子を特定する。
外乱光判定処理を開始すると、制御部60は、選択合成回路51を制御して、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号0に対応するオン/オフ状態に設定する(S210)。即ち、選択回路51Aからは、全受光素子D1〜D7の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55には、全受光素子D1〜D7の受光量の和(受光総量P0)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P0を電流値の形態で特定する(S215)。
S215では、例えば、電流計測回路55により所定時間計測された電流値の平均により、受光総量P0を特定することができる。以下では、図5に示すパターン番号i(i=0〜15)に従うスイッチ回路のオン/オフによって選択回路51Aにおいてスイッチ回路がオンに設定される受光素子の一群のことを、グループiと表現し、グループiに属する受光素子による受光量の和のことを受光総量Piと表現する。他のグループi(i=1〜15)の受光総量Piについても、受光総量P0と同様に、同一時間での時間平均により求めることができる。
S215での処理を終えると、制御部60は、上記特定したグループ0の受光総量P0が予め設定された閾値を超えているか否かを判断することにより、受光素子D1〜D7に、強い外乱光が入射している受光素子が存在するか否かを判断する。そして、受光総量P0が閾値を超えていると判断すると(S220でYes)、強い外乱光が入射している受光素子が存在すると判断して、S230に移行し、受光総量P0が閾値以下であると判断すると(S220でNo)、強い外乱光が入射している受光素子が存在しないと判断して、当該外乱光判定処理を終了する。
S230に移行すると、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号12に対応するオン/オフ状態に設定する。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D1,D2,D3の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、合成回路51Bでは、受光素子D1,D2,D3の電流計測用信号についての合成信号が生成され、電流計測回路55では、受光素子D1,D2,D3の受光量の和(受光総量P12)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、受光素子D1,D2,D3を要素とするグループ12の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P12を特定する(S235)。その後、S240に移行する。
S240に移行すると、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号13に対応するオン/オフ状態に設定する。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D5,D6,D7の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、合成回路51Bでは、受光素子D5,D6,D7の電流計測用信号についての合成信号が生成され、電流計測回路55では、受光素子D5,D6,D7の受光量の和(受光総量P13)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、受光素子D5,D6,D7を要素とするグループ13の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P13を特定する(S245)。その後、S250に移行する。
S250に移行すると、制御部60は、受光総量P12が受光総量P0の40%を超え且つ受光総量P13が受光総量P0の40%を超えている否かを判断する。即ち、条件式P12>0.4*P0及びP13>0.4*P0の両者を満足するか否かを判断する。そして、肯定判断すると(S250でYes)、全受光素子D1〜D7に一様な強い外乱光が入射していると判定し(S255)、当該外乱光判定処理を終了する。尚、受光素子D1〜D7に対して完全に一様な外乱光が入力されている場合、受光総量P12,13は、受光総量P0の42.9%になる。
一方、制御部60は、S250で否定判断すると、S260に移行し、受光総量P12が受光総量P0の60%未満且つ受光総量P13が受光総量P0の60%未満である否かを判断する。即ち、条件式P12<0.6*P0及びP13<0.6*P0の両者を満足するか否かを判断する。そして、肯定判断すると(S260でYes)、受光素子D4に対して強い外乱光が入射していると判定し(S265)、外乱光判定処理を終了する。
尚、数学上では、受光素子D4での受光量が略0%であってもS260で肯定判断される可能性があるが、外乱光としては、単一の光源である太陽光の影響が大きく、外乱光として太陽光が受光回路25に入射している場合には、受光素子D1〜D7の内のいずれか一つの受光量が突出して高くなり、受光素子D1〜D7における受光量の分布は、図8点線内に示すように、受光量が最大となる受光素子をピークとする単峰性を示す。そして、受光素子D4において受光量がピークを示さない場合には、受光総量P12又は受光総量P13が受光総量P0の60%以上となる可能性が高い。このため、本実施例では、上記条件式が満足されると、受光素子D4に対して強い外乱光が入射していると判定する。
一方、制御部60は、S250,S260で否定判断すると、S270に移行して、グループ12の受光総量P12がグループ13の受光総量P13より大きいか否かを判断する。即ち、条件式P12>P13を満足するか否かを判断する。
そして、肯定判断すると(S270でYes)、図9に示す第一判定処理を行うことにより、グループ12に属する受光素子D1,D2,D3の中で、強い外乱光が入射している受光素子を特定する(S280)。一方、受光総量P12が受光総量P13以下であると判断すると(S270でNo)、図10に示す第二判定処理を実行することにより、グループ13に属する受光素子D5,D6,D7の中で、強い外乱光が入射している受光素子を特定する(S290)。その後、外乱光判定処理を終了する。
続いて、第一判定処理の詳細について図9を用いて説明する。第一判定処理を開始すると、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号1に対応するオン/オフ状態に設定する(S310)。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D1の電流計測用信号のみが合成回路51Bに入力され、合成回路51Bでは、受光素子D1の電流計測用信号が上記合成信号として電流計測回路55に伝送され、電流計測回路55では、受光素子D1の受光量に対応する電流値が計測されるようにする。
そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、グループ1(受光素子D1)の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P1を特定する(S315)。尚、受光総量P1は、受光素子D1単独の受光量である。従って、受光素子が一つだけであるグループ1〜7の受光総量P1〜P7については、受光量P1〜P7とも表現する。
S315での処理を終えると次に、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号3に対応するオン/オフ状態に設定する(S320)。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D3の電流計測用信号のみが合成回路51Bに入力され、合成回路51Bでは、受光素子D3の電流計測用信号が上記合成信号として電流計測回路55に伝送され、電流計測回路55では、受光素子D3の受光量に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、グループ3(受光素子D3)の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光量P3を特定する(S325)。
その後、制御部60は、受光量P1が受光総量P12の50%未満且つ受光量P3が受光総量P12の50%未満であるか否かを判断する(S330)。即ち、条件式P1<0.5*P12及びP3<0.5*P12の両者を満足するか否かを判断する。そして、肯定判断すると(S330でYes)、受光素子D2に対して強い外乱光が入射していると判定して(S335)、第一判定処理を終了する。
S260と同様、数学上では、受光素子D2での受光量が略ゼロであっても、S330で肯定判断される可能性があるが、上述したように受光素子D1〜D7における受光量の分布は、単峰性を示す可能性が高く、受光素子D1,D3の受光量が夫々、受光総量P12の50%未満である場合には、受光素子D2の受光量がピークを示す可能性が高い。このため、本実施例では、上記条件式が満足されると、受光素子D2に対して強い外乱光が入射していると判定する。
一方、S330で否定判断すると(S330でNo)、制御部60は、受光量P1が受光量P3より大きいか否かを判断する。即ち、条件式P1>P3を満足するか否かを判断する(S340)。そして、肯定判断すると(S340でYes)、受光素子D1に対して強い外乱光が入射していると判定して(S350)、第一判定処理を終了する。これに対し、制御部60は、S340で否定判断すると、受光素子D3に強い外乱光が入射していると判定して(S360)、第一判定処理を終了する。
また、S290において図10に示す第二判定処理を開始すると、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号5に対応するオン/オフ状態に設定する(S410)。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D5の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子D5の受光量に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、グループ5(受光素子D5)の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光量P5を特定する(S415)。
更に、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号7に対応するオン/オフ状態に設定する(S420)。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D7の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子D7の受光量に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、グループ7(受光素子D7)の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光量P7を特定する(S425)。
そして、受光量P5が受光総量P13の50%未満且つ受光量P7が受光総量P13の50%未満であるか否かを判断する。即ち、条件式P5<0.5*P13及びP7<0.5*P13の両者を満足するか否かを判断する(S430)。そして、肯定判断すると(S430でYes)、受光素子D6に対して外乱光が入射していると判定して(S435)、第二判定処理を終了する。
一方、否定判断すると(S430でNo)、制御部60は、受光量P5が受光量P7より大きいか否かを判断する(S440)。即ち、条件式P5>P7を満足するか否かを判断する。そして、肯定判断すると(S440でYes)、受光素子D5に対して外乱光が入射していると判定して(S450)、第一判定処理を終了する。一方、否定判断すると(S440でNo)、受光素子D7に対して外乱光が入射していると判定して(S460)、第二判定処理を終了する。
外乱光判定処理(S110)では、このようにして、受光総量P0が閾値を超える場合、受光素子D1〜D7に一様に強い外乱光が入射しているのか、それとも特定部位に強い外乱光が入射しているのかを判断し(S250)、特定部位に強い外乱光が入射していると判断した場合には(S250でNo)、上述した基準で、受光素子D1〜D7の内、最も受光量が大きいと推定される受光素子D1〜D7を、強い外乱光が入射している受光素子として判定する(S260〜S460)。
また、外乱光判定処理を終了すると、制御部60は、選択回路41を制御し、当該選択回路41から増幅回路43A〜43Dを介して信号処理回路45に、受光素子D1,D2,D3,D4の測距用信号が入力されるようにする(S120)。この状態で、受光素子D1,D2,D3,D4に対応する各方位における反射点までの距離Xを信号処理回路45に計測させる測距処理を実行する(S130)。具体的に、S130の測距処理では、発光部11を制御して、発光部11にレーザー光を発射させる一方、信号処理回路45を制御して、処理回路45A〜処理回路45Dの夫々に、反射点までの距離Xを計測させる。
この処理を終えると、制御部60は、選択回路41を制御し、選択回路41から増幅回路43A〜43Cを介して信号処理回路45に、受光素子D5,D6,D7の測距用信号が入力されるようにする(S140)。この状態で、受光素子D5、D6,D7に対応する各方位における反射点までの距離Xを信号処理回路45に計測させる測距処理を実行する(S150)。S150の測距処理では、S130と同様、発光部11を制御して、発光部11にレーザー光を発射させる一方、信号処理回路45を制御して、処理回路45A〜処理回路45Cの夫々に、反射点までの距離Xを計測させる。
また、この処理を終えると、制御部60は、S170に移行し、S110において強い外乱光が入射していると判定された受光素子D1〜D7に対応する方位θ1〜θ7の距離Xの計測結果を破棄した後、破棄されなかった方位θ1〜θ7の距離Xの計測結果に基づいて周知のクラスタリング処理を行うことで、前方物体を認識し、前方物体の属性(形状等)及び前方物体までの距離を特定する(S180)。その後、S190に移行する。但し、S110において受光素子D1〜D7に一様に強い外乱光が入射していると判定された場合には(S255)、S180においてなにもすることなくS190に移行する。
また、S190に移行すると、制御部60は、前方物体の認識結果(前方物体の属性や前方物体までの距離等)を、強い外乱光が入射していると判定した受光素子の情報と共に格納したデータを、通信部70を通じて車両制御装置90に送信し、その後当該メインルーチンを一旦終了する。
車両制御装置90は、このデータをレーザーレーダ装置10から車内ネットワークを通じて受信すると、受信した当該データに基づく車両制御として、車間距離を制御する処理や、前方物体に近づいていることを警告する警告音を出力する処理等を実行する。また、S110において強い外乱光が入射していると判定された場合には、エラー報知のための警告音を出力する処理を実行する例も考えられる。
以上、第一実施例の車両制御システム1について説明したが、本実施例によれば、レーザーレーダ装置10が、光雑音量を計測するための回路として、受光素子D1〜D7に共通する単一の電流計測回路55を備える。そして、選択回路51Aを制御して選択回路51Aを構成するスイッチ回路のオン/オフを切り替えることにより、単一の電流計測回路55を用いて、受光素子D1〜D7に対して予め定められたグループ0,1,3,5,7,12,13毎の受光総量(このグループに属する受光素子群の受光量の和)であって、光雑音量に対応する反射光が受光されない期間での受光総量P0,P1,P3,P5,P7,P12,P13を計測する。
具体的に、受光総量P0,P1,P3,P5,P7,P12,P13の計測に際しては、選択回路51Aに、各グループ0,1,3,5,7,12,13に属する受光素子からの電流計測用信号を選択的に下流に伝送させ、合成回路51Bに、各グループ0,1,3,5,7,12,13に属する受光素子群についての電流計測用信号の合成信号を生成させる。これにより、各グループ0,1,3,5,7,12,13の受光総量P0,P1,P3,P5,P7,P12,P13を、合成信号に基づいて単一の電流計測回路55で計測する。
そして、本実施例によれば、上記計測したグループ毎の受光総量P0,P1,P3,P5,P7,P12,P13に基づき、受光素子D1〜D7の一群の内、受光量が、S220,S250,S260,S270,S330,S340,S430,S440で用いられる条件式にて定義される基準より高い受光素子を、強い外乱光が入射する受光素子であると判定し、これを前方物体の検知に用いることを禁止する(即ち、距離Xの計測値を破棄する)禁止対象素子に決定する。
従って、本実施例によれば、受光素子毎に電流計測回路55を設けなくても、光雑音量が多く反射点の計測に誤差が生じやすい受光素子を特定して、これを前方物体の検知に用いないようにすることができる。よって、本実施例によれば、光雑音に関する信号処理回路であるノイズ検出回路50が大型化するのを抑えて、高性能なレーザーレーダ装置10を構成することができる。
また、本実施例によれば、ノイズ検出回路50に、単一の電流計測回路55を設ければよいため、必要なAD変換器60Dの数を抑えることができる。即ち、本実施例によれば、受光素子毎に電流計測回路55を設ける場合のように、多数のAD変換器60Dが必要になって装置が大型化するのを抑えることができる。更に言えば、多数のAD変換器60Dを備える高価なマイクロコンピュータを制御部60に用いなくても済む。
この他、本実施例によれば、グループ0,1,3,5,7,12,13毎の受光総量P0,P1,P3,P5,P7,P12,P13の計測を、受光量が基準より高い受光素子を特定するための処理の進展に合わせて段階的に実行する。従って、効率よく距離Xの計測値を破棄する受光素子(禁止対象素子)を決定することができる。
即ち、本実施例によれば、受光素子D1〜D7を、大グループ12,13及び受光素子D4のみの大グループに分類している。そして、距離Xの計測値を破棄する受光素子を決定する際には、まず、大グループ12,13毎の受光総量P12,P13を、電流計測回路55を用いて計測し、この計測結果に基づき、受光総量がS260,S270の条件式で定義される第一の基準より高い大グループ12,13又は受光素子D4のみの大グループを抽出する。そして、抽出した大グループが、受光素子D4のみの大グループである場合には、受光素子D4を禁止対象素子に決定する(S265)。
一方、抽出した大グループが、受光素子が二つ以上である大グループ12,13である場合には、このグループに属する小グループ1,3,5,7毎の受光総量P1,P3,P5,P7を、電流計測回路55を用いて計測し、この計測結果に基づき、抽出した大グループ12,13に属する受光素子の一群の内、受光量がS330,S340,S430,S440の条件式で定義される第二の基準より高い受光素子を、禁止対象素子に決定する。
このように、本実施例によれば、段階的に距離Xの計測値を破棄する禁止対象素子の候補を絞り込んでいくため、電流計測回路55を単一のものとしても、効率よく上記処理を行うことができる。そして、本実施例によれば、このように決定された禁止対象素子以外の受光素子の受光結果に基づく距離Xの計測値を選択的に用いて、前方物体を認識するため、レーザーレーダ装置10の大型化を抑えつつ、レーザーレーダ装置10を高精度に前方物体を認識可能なものとすることができる。
ここで、用語間の対応関係について説明する。本実施例のレーザーレーダ装置10は、物体検知装置の一例に対応し、発光部11は、発射手段の一例に対応し、光学系21及び主回路30は、受光手段の一例に対応する。また、測距回路40及び制御部60が実行するS120〜S180によって実現される機能は、検知手段によって実現される機能の一例に対応し、選択回路51A及び合成回路51Bは、選択合成回路の一例に対応し、電流計測回路55は、計測回路の一例に対応する。この他、制御部60が実行する外乱光判定処理によって実現される機能は、決定手段によって実現される機能の一例に対応する。
[第二実施例]
続いて、第二実施例の車両制御システム1について説明する。但し、本実施例の車両制御システム1は、制御部60がS110で実行する外乱光判定処理の内容が第一実施例と異なる程度であるので、以下では、第二実施例において制御部60が実行する外乱光判定処理の内容を、図11を用いて選択的に説明する。
図11に示す外乱光判定処理を開始すると、制御部60は、第一実施例におけるS210〜S220の処理と同様に、S510〜S520の処理を実行する。即ち、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号0に対応するオン/オフ状態に設定し(S510)、この状態で電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得して、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P0を特定する(S515)。その後、受光総量P0が閾値を超えているか否かを判断し(S520)、受光総量P0が閾値を超えていると判断すると(S520でYes)、S530に移行し、受光総量P0が閾値以下であると判断すると(S520でNo)、当該外乱光判定処理を終了する。
S530に移行すると、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号14に対応するオン/オフ状態に設定する。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D1,D2,D3,D4の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子D1,D2,D3,D4の受光量の和(受光総量P14)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、グループ14の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P14を特定する(S535)。
その後、制御部60は、S540に移行し、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号15に対応するオン/オフ状態に設定する。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D4,D5,D6,D7の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子D4,D5,D6,D7の受光量の和(受光総量P15)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、グループ15の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P15を特定する(S545)。その後、S550に移行する。
S550に移行すると、制御部60は、受光総量P14が受光総量P0の70%を超え且つ受光総量P15が受光総量P0の70%を超えている否かを判断する。即ち、条件式P14>0.7*P0及びP15>0.7*P0の両者を満足するか否かを判断する。そして、肯定判断すると(S550でYes)、受光素子D4に対して強い外乱光が入射していると判定し(S555)、当該外乱光判定処理を終了する。
一方、制御部60は、S550で否定判断すると、S560に移行し、受光総量P14が受光総量P0の60%未満且つ受光総量P15が受光総量P0の60%未満である否かを判断する。即ち、条件式P14<0.6*P0及びP15<0.6*P0の両者を満足するか否かを判断する。そして、肯定判断すると(S560でYes)、全受光素子D1〜D7に対して一様に強い外乱光が入射していると判定し(S565)、当該外乱光判定処理を終了する。尚、受光素子D1〜D7に対して完全に一様に外乱光が入射している場合、受光総量P14,15は、受光総量P0の4/7=57.1%になる。
この他、制御部60は、S550,S560で否定判断すると、グループ14の受光総量P14がグループ15の受光総量P15より大きいか否かを判断する(S570)。即ち、条件式P14>P15を満足するか否かを判断する。そして、肯定判断すると(S570でYes)、図12に示す第一判定処理を行うことにより、受光素子D1,D2,D3の中で、強い外乱光が入射している受光素子を特定する(S580)。一方、否定判断すると(S570でNo)、図13に示す第二判定処理を実行することにより、受光素子D5,D6,D7の中で、強い外乱光が入射している受光素子を特定する(S590)。その後、当該外乱光判定処理を終了する。
また、図12に示す第一判定処理を開始すると、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号8に対応するオン/オフ状態に設定する(S610)。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D1,D2の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子D1,D2の受光量の和(受光総量P8)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、受光素子D1,D2を要素とするグループ8の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P8を特定する(S615)。
その後、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号9に対応するオン/オフ状態に設定する(S620)。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D2,D3の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子D2,D3の受光量の和(受光総量P9)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、受光素子D2,D3を要素とするグループ9の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P9を特定する(S625)。
そして、受光総量P8と受光総量P9の比P8/P9が、値1を中心とする所定範囲(本実施例では0.9以上1.1以下の範囲)内にあるか否かを判断し(S630)、比P8/P9が所定範囲内にあると判断すると(S630でYes)、受光素子D2に対して外乱光が入射していると判定して(S635)、第一判定処理を終了する。
一方、比P8/P9が所定範囲内にないと判断すると(S630でNo)、制御部60は、受光総量P8が受光総量P9より大きいか否かを判断し(S640)、受光総量P8が受光総量P9より大きいと判断すると(S640でYes)、受光素子D1に対して外乱光が入射していると判定して(S650)、第一判定処理を終了する。
これに対し、受光総量P8が受光総量P9以下であると判断すると(S640でNo)、制御部60は、受光素子D3に対して外乱光が入射していると判定して(S660)、第一判定処理を終了する。
この他、S590において図13に示す第二判定処理を開始すると、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号10に対応するオン/オフ状態に設定し(S710)、選択回路51Aからは、受光素子D5,D6の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子D5,D6の受光量の和(受光総量P10)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、受光素子D5,D6を要素とするグループ10の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P10を特定する(S715)。
更に、制御部60は、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号11に対応するオン/オフ状態に設定する(S720)。即ち、選択回路51Aからは、受光素子D6,D7の電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子D6,D7の受光量の和(受光総量P11)に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、受光素子D6,D7を要素とするグループ11の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光総量P11を特定する(S725)。
そして、受光総量P10と受光総量P11との比P10/P11が、値1を中心とする所定範囲(0.9以上1.1以下の範囲)内にあるか否かを判断し(S730)、比P10/P11が所定範囲内にあると判断すると(S730でYes)、受光素子D6に対して外乱光が入射していると判定して(S735)、第二判定処理を終了する。
一方、比P10/P11が所定範囲内にないと判断すると(S730でNo)、制御部60は、受光総量P10が受光総量P11より大きいか否かを判断し(S740)、受光総量P10が受光総量P11より大きいと判断すると(S740でYes)、受光素子D5に対して外乱光が入射していると判定して(S750)、第二判定処理を終了する。これに対し、受光総量P10が受光総量P11以下であると判断すると(S740でNo)、受光素子D7に対して外乱光が入射していると判定して(S760)、第二判定処理を終了する。
以上、第二実施例の車両制御システム1について説明したが、この車両制御システム1においても、第一実施例の車両制御システム1と同様の効果を得ることができる。
[第三実施例]
続いて、第三実施例の車両制御システム1について説明する。但し、本実施例の車両制御システム1は、制御部60がS110で実行する外乱光判定処理の内容が第一実施例と異なる程度であるので、以下では、第三実施例の制御部60が実行する外乱光判定処理の内容を、図14を用いて選択的に説明する。
図14に示す外乱光判定処理を開始すると、制御部60は、変数i=1に設定し(S810)、続くS820において、選択回路51Aにおけるスイッチ回路の一群を、パターン番号iに対応するオン/オフ状態に設定する。即ち、選択回路51Aからは、受光素子Diの電流計測用信号が合成回路51Bに入力され、電流計測回路55では、受光素子Diの受光量に対応する電流値が計測されるようにする。そして、電流計測回路55により計測された電流値の情報を取得することにより、グループi(受光素子Di)の、レーザー光の反射光が入射していない状態での受光量Piを特定する(S830)。
その後、制御部60は、特定された受光量Piが予め定められた閾値を超えているか否かを判断し(S840)、受光量Piが閾値以下であると判断すると(S840でNo)、S850に移行し、受光量Piが閾値を超えていると判断すると(S840でYes)、受光素子Diに対して強い外乱光が入射していると判定した後(S845)、S850に移行する。尚、閾値については、反射光が入射していないときの受光量(光雑音量)と、反射点までの距離Xの計測誤差との対応関係を、試験等により特定し、計測誤差による悪影響が十分に抑えられる値に、設計者が定めることができる。
また、S850に移行すると、制御部60は、変数iを1加算し、加算後の変数iが、受光回路25における受光素子D1〜D7の個数である7を超えているか否かを判断し(S860)、超えていないと判断すると(S860でNo)、S820に移行し、超えていると判断すると(S860でYes)、当該外乱光判定処理を終了する。
このようにして制御部60は、反射光が入射していないときの各受光素子D1〜D7の受光量P1〜P7を取得し、受光素子D1〜D7の内、受光量P1〜P7が閾値を超えている受光素子を、強い外乱光が入射している受光素子であると判定する。そして、強い外乱光が入射している受光素子であると判定した受光素子を用いた反射点までの距離Xの計測結果を、S170において破棄して、破棄されなかった計測結果に基づき、前方物体を認識し、前方物体の属性や前方物体までの距離の特定等を行う。
以上、第三実施例について説明したが、第三実施例によっても、第一及び第二実施例と同様の効果を得ることができる。
[その他]
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例としては、受光回路25が7個の受光素子D1〜D7を備える例を説明したが、受光回路25が備える受光素子は7個に限定されるものではなく、例えば、6個や8個にすることも可能である。受光素子が6個の場合には、例えば、図8に示す外乱光判定処理を、S250で否定判断した場合に、S260ではなく、S270に移行するように変形することができる。
また、S250,S260,S330,S430,S550,S560の判断ステップで記したパーセンテージについては、受光量の最も高い受光素子が、強い外乱光が入射している受光素子であると判定される確率が十分に高くなるようなパーセンテージであれば良く、設計者が試験等に基づいて自由に設定することができる。
1…車両制御システム、10…レーザーレーダ装置、11…発光部、20…受光部、21…光学系、25…受光回路、30…主回路、40…測距回路、41…選択回路、43A〜D…増幅回路、45…信号処理回路、45A〜D…処理回路、50…ノイズ検出回路、51…選択合成回路、51A…選択回路、51B…合成回路、55…電流計測回路、60…制御部、60A…CPU、60B…ROM、60C…RAM、60D…AD変換器、70…通信部、90…車両制御装置、D1〜D7…受光素子、R…負荷抵抗

Claims (2)

  1. 前方に光を発射する発射手段(11)と、
    前記発射手段により発射された光の反射光を受光可能に配列された複数の受光素子を備える受光手段(21,30)と、
    前記発射手段に前記光を発射させ、前記受光手段が備える受光素子による前記反射光の受光結果に基づいて、反射点までの距離を計測することにより、前方物体を検知する検知手段(40,60,S120〜S180)と、
    前記受光手段が備える受光素子の一群の中から、一つ又は複数の受光素子を選択し、前記選択した受光素子の受光信号についての合成信号を生成する選択合成回路(51)と、
    前記選択合成回路により生成された前記合成信号に基づいて、前記選択合成回路にて選択された前記受光素子による受光量の和である受光総量を計測する計測回路(55)と、
    前記選択合成回路を制御し、これによって前記選択合成回路にて選択される前記受光素子を切り替えることにより、前記受光手段が備える受光素子の一群に対して予め定められた複数のグループであって一以上の受光素子からなるグループ毎に、このグループに属する前記受光素子の前記受光総量であって、前記受光手段において前記反射光が受光されない期間での前記受光総量を、前記計測回路を用いて計測し、当該計測した前記グループ毎の前記受光総量に基づき、前記受光手段が備える受光素子の一群の内、受光量が基準より高い受光素子を、前記前方物体の検知に用いることを禁止する受光素子としての禁止対象素子に決定する決定手段(60,S110,S210〜S290)と、
    を備え
    前記複数のグループには、前記受光手段が備える受光素子の一群をグループ化して定義される大グループ、及び、前記受光素子が二以上の前記大グループを細分化して定義される小グループが含まれ、前記大グループの一群には、所属する受光素子が一つである前記大グループが含まれ、
    前記決定手段は、
    前記大グループ毎の前記受光総量を、前記計測回路を用いて計測し、この計測結果に基づき、前記受光総量が第一の基準より高い前記大グループを抽出し、
    前記抽出した前記大グループが、前記受光素子が一つである前記大グループである場合には、この大グループに属する受光素子を前記禁止対象素子に決定し、
    前記抽出した前記大グループが、前記受光素子が二つ以上である前記大グループである場合には、前記抽出した前記大グループに属する前記小グループ毎の前記受光総量を、前記計測回路を用いて計測し、この計測結果に基づき、前記抽出した前記大グループに属する受光素子の一群の内、受光量が第二の基準より高い受光素子を、前記禁止対象素子に決定すること
    を特徴とする物体検知装置。
  2. 前記検知手段は、前記受光手段が備える受光素子の一群の内、前記禁止対象素子に決定された受光素子以外の前記受光素子の受光結果に基づく前記距離の計測結果を選択的に用いて、前記前方物体を検知すること
    を特徴とする請求項1記載の物体検知装置。
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