JP2017116445A - 物体検出装置 - Google Patents

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【課題】路面を追跡対象として誤検知することを抑制する。【解決手段】物体認識装置は、レーザーセンサの計測点の位置又は反射強度に基づいて、路面上の物体を計測した計測点である物体判定点、又は路面を計測した計測点である路面判定点に分類する点群分類部と、物体判定点を第1クラスタにクラスタリングする第1判定部と、物体判定点近傍の路面判定点と物体判定点とを第2クラスタにクラスタリングする第2判定部と、路面判定点を第3クラスタにクラスタリングする第3判定部と、第1クラスタと既知の物体候補とを対応付けし、第1クラスタに対応付けできない物体候補と第2クラスタとを対応付けし、第1クラスタ及び第2クラスタに対応付けできない物体候補と第3クラスタとを対応付けする対応部と、対応付けられた第1クラスタ、第2クラスタ及び第3クラスタを物体候補として出力する出力部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、物体検出装置に関する。
特許文献1には、レーザーセンサによって計測された物体による反射の計測点が少ない場合、複数フレームにおける物体による反射の計測点を合成することにより、追跡対象の認識精度を向上する装置が記載されている。
特開2011−191227号公報
ところで、レーザーセンサによって計測された計測点は、物体による反射の計測点の他に、路面による反射の計測点を含む。例えば、レーン境界線などの路面ペイントが存在する場合には、路面による反射の計測点が取得される。特許文献1記載の装置は、合成対象に路面の計測点を含んだ場合、路面を追跡対象として誤検知するおそれがある。
本技術分野においては、路面を追跡対象として誤検知することを抑制することが望まれている。
本発明に係る物体検出装置は、レーザーセンサにより計測された複数の計測点に基づいて、物体の候補である物体候補を出力する物体検出装置であって、レーザーセンサによって計測された計測点の位置又は反射強度に基づいて、計測点を、路面上の物体を計測した計測点である物体判定点、又は、路面を計測した計測点である路面判定点の何れかに分類する点群分類部と、複数の物体判定点の位置に基づいて、複数の物体判定点を1又は複数の第1クラスタにクラスタリングする第1判定部と、物体判定点の位置との距離が所定値以下となる路面判定点の位置、及び物体判定点の位置に基づいて、物体判定点の位置との距離が所定値以下となる路面判定点と物体判定点とを1又は複数の第2クラスタにクラスタリングする第2判定部と、複数の路面判定点の位置に基づいて、複数の路面判定点を1又は複数の第3クラスタにクラスタリングする第3判定部と、第1クラスタと前回の処理において出力された物体候補とを対応付けし、第1クラスタに対応付けできない物体候補と第2クラスタとを対応付けし、第1クラスタ及び第2クラスタに対応付けできない物体候補と第3クラスタとを対応付けする対応部と、対応部によって対応付けられた第1クラスタ、第2クラスタ及び第3クラスタを物体候補として出力する出力部と、を備える。
本発明によれば、追跡対象の正検出割合を向上させながら路面を追跡対象として誤検知することを抑制することができる。
実施形態に係る物体検出装置の構成を説明するブロック図である。 物体判定点及び路面判定点の一例を示す図である。 物体判定点に基づくクラスタの一例を示す図である。 路面判定点に基づくクラスタの一例を示す図である。 条件付きのクラスタリングの説明図である。 条件付きのクラスタリングの変形例の説明図である。 条件付きのクラスタリングよるクラスタの一例を示す図である。 クラスタ及び既知の物体候補を示す図である。 従来のクラスタリングを説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る物体検出装置1の構成を説明するブロック図である。物体検出装置1は、レーザーセンサ10を備える車両(乗用車など)に搭載される。物体検出装置1は、レーザーセンサ10により計測された複数の計測点に基づいて、物体の候補である物体候補を出力する。
レーザーセンサ10は、車両の周囲環境を検出する検出器である。周囲環境には、路面及び物体が含まれる。物体は、有体物であり、静止物、移動物などを含む。レーザーセンサ10は、電磁波の発信回路、受信回路、各種演算を行う演算回路及び記憶部を備えている。電磁波は、例えばレーザ光やミリ波である。レーザーセンサ10は、車両の周囲の設定検知角度の範囲に亘って電磁波を発信し、物体又は路面が反射した反射波を受信する。レーザーセンサ10は、反射波の検出角度(受信角度)と、発信から受信までに要する電磁波の伝搬時間から求まる検出距離とに基づいて、物体又は路面の位置を検出する。位置とは、三次元の位置であり、高さを含む。なお、検出距離は反射波の強度から求めてもよい。レーザーセンサ10は、発信ごとに、電磁波を反射した位置を計測点として複数取得する。つまり、計測点とは、電磁波を反射した位置の観測点である。
物体検出装置1は、ECU(Electronic Control Unit)11を備えている。レーザーセンサ10及びECU11は、CAN(Controller Area Network)通信回路を用いて通信するネットワークにそれぞれ接続され、相互通信を行うことができる。
ECU11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CAN通信回路などを有する電子制御ユニットである。ECU11は、CPUが出力する信号に基づいてハードウェアを制御し、後述する構成要素の機能を実現する。より具体的な動作の一例としては、ECU11は、CAN通信回路を動作させてデータを入出力し、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行する。
ECU11は、点群分類部20、クラスタリング部30、対応部400及び追跡候補出力部(出力部)50を備える。
点群分類部20は、レーザーセンサ10によって計測された計測点の位置又は反射強度に基づいて、計測点を、路面上の物体を計測した計測点である物体判定点、又は、路面を計測した計測点である路面判定点の何れかに分類する。物体判定点は、物体からの反射による計測点と推定した点である。路面判定点は、路面からの反射による計測点と推定した点である。これらの判定は、反射強度が不安定な場合などにおいて、路面からの反射による計測点を物体判定点と推定したり、物体からの反射による計測点を路面判定点と推定したりする場合がある。
点群分類部20は、レーザーセンサ10によって計測された高さ情報が第1閾値以上の計測点は、物体判定点に分類する。第1閾値は、高さ情報によって物体か路面かを分類するための閾値である。点群分類部20は、レーザーセンサ10によって計測された高さ情報が第1閾値以上でない計測点は、路面判定点であると分類する。点群分類部20は、高さ情報及び反射強度を複合させて、物体判定点又は路面判定点の何れかに分類してもよい。例えば、点群分類部20は、レーザーセンサ10によって計測された高さ情報が第1閾値を含む所定範囲に含まれ、かつ、反射強度が第2閾値以下となる計測点を、路面判定点と分類してもよい。
図2は、物体判定点及び路面判定点の一例を示す図である。図2には、図示しないカメラセンサからの前方画像G1と、車両の周囲を俯瞰するように座標変換したマップ画像G2とが示されている。図2では、一台の先行車両と二台の後続車両が存在する場合を示している。図2に示されるように、マップ画像G2には、物体判定点21(白円)及び路面判定点22(黒円)が示されている。マップ画像G2上において、前方画像G1に示された先行車両Hに対応する位置には、物体判定点21が集中している。また、マップ画像G2上において、前方画像G1に示されたレーン境界線Lに対応する位置には、路面判定点22が集中している。路面からの反射は、レーン境界線や路面ペイントの部分で反射が強くなったり乱れたりする。このため、前方画像G1に示されたレーン境界線Lに対応する位置に、路面判定点22及び物体判定点21が混在している。さらに、二台の後続車両の計測点が不足しており、マップ画像G2では正確に確認できていない例を示している。
クラスタリング部30は、物体クラスタリング部(第1判定部)301、条件クラスタリング部(第2判定部)302及び路面クラスタリング部(第3判定部)303を備える。物体クラスタリング部301は、複数の物体判定点21の位置に基づいて、複数の物体判定点21を1又は複数の第1クラスタC1にクラスタリングする。クラスタとは、複数の計測点を纏めて総称するものであり、1つのグループである。クラスタリングとは、複数の計測点をグループ化することである。物体クラスタリング部301は、近接する物体判定点21を同一の第1クラスタとして抽出する。具体的な一例として、物体クラスタリング部301は、物体判定点21を二次元平面へ投影する。次に、物体クラスタリング部301は、投影された点群をクラスタ用グリッド地図へ変換する。次に、物体クラスタリング部301は、クラスタ用グリッド地図の各列を探索し、連結したグリッドに同一のクラスタ番号を付与する。これにより、物体クラスタリング部301は、連結したグリッドに対応した物体判定点21を同一の第1クラスタにクラスタリングする。
図3は、物体判定点21に基づく第1クラスタC1の一例を示す図である。図3は、図2に示された物体判定点21及び路面判定点22について、第1クラスタC1にクラスタリングした結果を示す。図3に示されるように、近接した物体判定点21は、1つの第1クラスタC1にクラスタリングされる。
路面クラスタリング部303は、複数の路面判定点22の位置に基づいて、複数の路面判定点22を1又は複数の第3クラスタC3にクラスタリングする。路面クラスタリング部303のクラスタリングの手法は、クラスタリングの対象が路面判定点22である点を除き、物体クラスタリング部301のクラスタリング手法と同一である。
図4は、路面判定点22に基づく第3クラスタC3の一例を示す図である。図4は、図2に示された物体判定点21及び路面判定点22について、第3クラスタC3にクラスタリングした結果を示す。図4に示されるように、近接した路面判定点22は、1つの第3クラスタC3にクラスタリングされる。
条件クラスタリング部302は、物体判定点21の位置との距離が所定値以下となる路面判定点22の位置、及び物体判定点21の位置に基づいて、物体判定点21の位置との距離が所定値以下となる路面判定点22と物体判定点21とを1又は複数の第2クラスタC2にクラスタリングする。図4に示されるように、全ての路面判定点22をクラスタリングした場合には、実際の路面又はレーン境界線なども追跡候補となるため、誤検知が発生する可能性が高くなる。一例として、条件クラスタリング部302は、クラスタリングの対象の路面判定点22を、物体判定点21の近傍の路面判定点22のみに限定する。図5は、条件付きのクラスタリングの説明図である。路面判定点22(22A)と物体判定点21との距離L1は所定値以下である。路面判定点22(22B)と物体判定点21との距離L2は所定値より大きい。図5に示されるように、路面判定点22のうち、物体判定点21の位置との距離が所定値以下となる路面判定点22(22A)のみがクラスタリングの対象となり、物体判定点21の位置との距離が所定値以下とならない路面判定点22(22B)は、クラスタリングの対象とならない。条件クラスタリング部302は、対象となった路面判定点22と物体判定点21とを第2クラスタC2(C21)としてクラスタリングする。条件クラスタリング部302のクラスタリングの手法は、対象となった路面判定点22及び物体判定点21についてクラスタリングする点を除き、物体クラスタリング部301のクラスタリング手法と同一である。
図6は、条件付きのクラスタリングの変形例の説明図である。条件クラスタリング部302は、時系列追跡モデルを用いてクラスタをさらにクラスタリングしてもよい。時系列追跡モデルとは、前回の処理において出力された物体候補の位置、速度、方向なら大きさ(長さ及び幅)を用いて今回の処理における物体候補の位置を推定するモデルである。図6の(A)は、一台の車両の計測結果であり、左右両端が物体判定点21、中央部分が路面判定点22である。図6の(A)に示されるように、条件クラスタリング部302は、上述した手法により、物体判定点21の近傍の路面判定点22と、当該物体判定点21とを第2クラスタC2にクラスタリングする。この場合、実際には一台の車両であっても、2つのクラスタに分離する。条件クラスタリング部302は、物体候補の位置、速度、方向及び大きさ(長さと幅)に基づいて今回の処理において物体候補Bを推定し、今回の処理において物体候補Bが存在する範囲内にクラスタが含まれる場合には、1つの第2クラスタC2(C22)としてクラスタリングする。
図7は、条件付きのクラスタリングよる第2クラスタC2の一例を示す図である。図6は、図2に示された物体判定点21及び路面判定点22について、第2クラスタC2にクラスタリングした結果を示す。図6に示されるように、物体判定点21の位置との距離が所定値以下である路面判定点22と物体判定点21とは、1又は複数の第2クラスタC2(C21)にクラスタリングされる。これにより、図4と比較して、誤検出の原因となる不要なクラスタが少なくなるとともに、物体判定点21と路面判定点22とが混在して従来ではクラスタリングできない場合でもクラスタリングすることができる。また、条件付きのクラスタリングの変形例を適用することで、一台の車両を2つにクラスタリングすることも防ぐことができる(第2クラスタC2(C22))。このため、後述する対応部400が誤って対応付けすることを回避することができる。
さらに、クラスタリング部30は、後段の対応部400の処理のために、各クラスタに確信度を設定する。クラスタリング部30は、第1クラスタC1の確信度を、第2クラスタC2及び第3クラスタC3の確信度よりも高く設定する(確信度高)。クラスタリング部30は、第2クラスタC2の確信度を、第1クラスタC1の確信度よりも低く、第3クラスタC3の確信度よりも高く設定する(確信度中)。つまり、クラスタリング部30は、第3クラスタC3の確信度を、第1クラスタC1及び第2クラスタC2の確信度よりも低く設定する(確信度低)。このように、クラスタリング部30は、第1クラスタC1、第2クラスタC2及び第3クラスタC3の順に、確信度が低くなるように確信度を設定する。
対応部400は、第1クラスタC1と前回の処理において出力された物体候補とを対応付けし、第1クラスタC1に対応付けできない物体候補と第2クラスタC2とを対応付けし、第1クラスタC1及び第2クラスタC2に対応付けできない物体候補と第3クラスタC3とを対応付けする。対応部400は、各クラスタに設定された確信度に基づいて上記処理を行う。
対応部400は、確信度が高い順に物体候補との対応付けを行う。対応部400は、第1対応部40、第2対応部41及び第3対応部42を備えている。第1対応部40は、最初に第1クラスタC1(確信度高)と前回の処理において出力された物体候補とを対応付けする。対応付けは、例えばユークリッド距離やマハラノビス距離などを用いた公知の手法で行われる。第1対応部40は、対応付けられた追跡候補と第1クラスタC1との情報を追跡候補出力部50へ出力する。第1対応部40は、全ての追跡候補と対応付けできない第1クラスタC1を追跡候補出力部50へ出力する。第1対応部40は、全ての第1クラスタC1について対応付け判定が終了した場合、対応付かない追跡候補を第2対応部41へ出力する。
第2対応部41は、第2クラスタC2(確信度中)と、第1対応部40が対応付けなかった追跡候補とを対応付けする。第2対応部41は、対応付けられた追跡候補と第2クラスタC2との情報を追跡候補出力部50へ出力する。また、第2対応部41は、全ての追跡候補と対応付けできない第2クラスタC2を追跡候補出力部50へ出力する。第2対応部41は、全ての第2クラスタC2について対応付け判定が終了した場合、対応付かない追跡候補を第3対応部42へ出力する。
第3対応部42は、第3クラスタC3(確信度低)と、第1対応部40及び第2対応部41が対応付けなかった追跡候補とを対応付けする。第3対応部42は、対応付けられた追跡候補と第3クラスタC3との情報を追跡候補出力部50へ出力する。第3対応部42は、全ての第3クラスタC3について対応付け判定が終了した場合、対応付かないクラスタは破棄する。
追跡候補出力部50は、対応部400によって対応付けられた第1クラスタC1、第2クラスタ及び第3クラスタを物体候補として出力する。また、追跡候補出力部50は、対応付けされていない第1クラスタC1及び第2クラスタについては、新規の物体候補として出力する。
図8は、クラスタ及び既知の物体候補を示す図である。図8に示されるように、ある時刻tにおいて、自車両2の周囲に確信度が付与されたクラスタC10〜C60が観測されたとする。前回の処理(時刻t−1)において、追跡候補T1〜T3は車両であるとする。
時刻t−1における追跡候補T1と、時刻tにおけるクラスタC10及びクラスタC20の対応付けについて説明する。クラスタC10は、第1クラスタ(確信度高)である。クラスタC20は、第2クラスタ(確信度低)である。ユークリッド距離ではクラスタC20の方が近い。しかし、確信度を考慮して追跡候補T1とクラスタC10とが対応付けられる。
時刻t−1における追跡候補T2と、時刻tにおけるクラスタC30及びクラスタC40の対応付けについて説明する。クラスタC30は、第3クラスタ(確信度中)である。クラスタC40は、第2クラスタ(確信度低)である。ユークリッド距離ではクラスタC40の方が近い。しかし、確信度を考慮して追跡候補T2とクラスタC30とが対応付けられる。
時刻t−1における追跡候補T3と、時刻tにおけるクラスタC50及びクラスタC60の対応付けについて説明する。クラスタC50及びクラスタC60は、第2クラスタ(確信度低)である。周囲に確信度が高いクラスタが存在しないため、追跡候補T2とユークリッド距離が近いクラスタC50が対応付けられ、クラスタC60は破棄される。
以上、本実施形態に係る物体検出装置1によれば、第1クラスタC1、第2クラスタC2及び第3クラスタC3の順、つまり確信度の高い順に、前回の処理において出力された物体候補と対応付けされる。このため、確信度の低いクラスタが追跡候補と対応付けられる可能性が低くなる。よって、路面を追跡対象として誤検知することを抑制することができる。その結果、追跡対象の正検出割合も向上させることができる。
また、本実施形態に係る物体検出装置1によれば、従来では安定に追跡できなかった対象を安定に追跡できる。まず、本実施形態に係る物体検出装置1の効果と対比説明するために、従来のクラスタリングについて説明する。図9は、従来のクラスタリングを説明する図である。図9では、後方車両H1の時刻t〜t3までの計測点を平面視して示している。従来のクラスタリングでは、路面判定点22として判定された場合、クラスタリングの対象とはならない。このため、時刻t,t+1及びt+3の計測点のように、同一対象を計測している場合であっても、微小なクラスタa〜dを検出するだけであったり、時刻t+2の計測点のように、全くクラスタが計測されなかったりする事象が発生していた。このため、追跡対象と対応付けすることが困難であったり、追跡対象をロストしたりするおそれがあった。
これに対して、本実施形態に係る物体検出装置1によれば、レーザーセンサ10による計測点がクラスタリング部30によって第1クラスタC1、第2クラスタC2及び第3クラスタC3にクラスタリングされる。物体判定点21及び路面判定点22をクラスタリングした第3クラスタC3を採用することで、時刻tにおいて微小なクラスタa,bから第3クラスタC3を生成して追跡対象とすることができる。これにより、従来では安定に追跡できなかった対象を安定に追跡できる。
さらに、本実施形態に係る物体検出装置1によれば、複数フレームを合成する従来の場合に比べて合成処理を行わない分、処理を速くすることができる。このため、時間的な検出遅れを抑制することができる。また、疎なレーザーセンサ10を車両の低い取り付け位置に取り付けた場合、物体判定点21と路面判定点22との分類が困難になるおそれがある。このような場合であっても、本実施形態に係る物体検出装置1は、物体判定点21及び路面判定点22をクラスタリングした第3クラスタC3を採用することで、適切に追跡対象を出力することができる。
本発明は、上述した実施形態に基づいて、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
1…物体検出装置、2…自車両、10…レーザーセンサ、20…点群分類部、21…物体判定点、22…路面判定点、30…クラスタリング部、40…第1対応部、41…第2対応部、42…第3対応部、50…追跡候補出力部、301…物体クラスタリング部(第1判定部)、302…条件クラスタリング部(第2判定部)、303…路面クラスタリング部(第3判定部)、400…対応部。

Claims (1)

  1. レーザーセンサにより計測された複数の計測点に基づいて、物体の候補である物体候補を出力する物体検出装置であって、
    前記レーザーセンサによって計測された前記計測点の位置又は反射強度に基づいて、前記計測点を、路面上の物体を計測した計測点である物体判定点、又は、路面を計測した計測点である路面判定点の何れかに分類する点群分類部と、
    複数の物体判定点の位置に基づいて、前記複数の物体判定点を1又は複数の第1クラスタにクラスタリングする第1判定部と、
    前記物体判定点の位置との距離が所定値以下となる前記路面判定点の位置、及び前記物体判定点の位置に基づいて、前記物体判定点の位置との距離が所定値以下となる前記路面判定点と前記物体判定点とを1又は複数の第2クラスタにクラスタリングする第2判定部と、
    複数の路面判定点の位置に基づいて、前記複数の路面判定点を1又は複数の第3クラスタにクラスタリングする第3判定部と、
    前記第1クラスタと前回の処理において出力された物体候補とを対応付けし、前記第1クラスタに対応付けできない物体候補と前記第2クラスタとを対応付けし、前記第1クラスタ及び前記第2クラスタに対応付けできない物体候補と前記第3クラスタとを対応付けする対応部と、
    前記対応部によって対応付けられた前記第1クラスタ、前記第2クラスタ及び前記第3クラスタを物体候補として出力する出力部と、
    を備える物体検出装置。
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