JP5949145B2 - 会議室予約プログラム及び会議室予約装置 - Google Patents

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Description

本発明は、会議室予約プログラム及び会議室予約装置の分野に関する。
従来より会議室予約システムが知られている。会議室予約システムでは、ユーザの希望に適う適切な会議室の選択を行い、会議室の予約を行う。また既に会議室が予約済みであった場合には、先約の会議室の変更を自動で行うことにより、システム上で会議室の予約や再割当が簡単に行えるようになっている。
これに関する技術として、特許文献1には、適した会議室の選択及び適した会議室に先約者があった場合に、先約者に割り当たっている確定済みの会議室の変更を、人の判断を介在させずに自動で行い、会議室を有効に利用する目的で、予約判定の結果、会議室に空きがないときに、候補となる会議室に設定済みの予約を、その会議の予約属性を満たす他の会議室へ振り替る予約振替部等を有する会議室予約システムが記載されている。
しかしながら、従来の会議室予約システムにおいては、予約順に会議室を確定し確保してゆくため、新しい予約が発生したとき既に会議室が予約済みであったりして会議室が足りない場合には、予約属性と会議室属性等に照らし合わせて、予約確定済み会議室を変更することになる。そのため新しい予約を行った予約者は会議室を後からでも確保できるので都合がよいが、会議室予約の振替が行われると、先約の予約者にとっては、本来予定していた会議室が自動的に変更されてしまう。つまりこの場合、無駄な会議室の変更が発生するという問題がある。
例えば、先約の予約者は予約確定した会議室でもって会議を行う予定で、会議参加者に対しその会議室での会議開催案内の通知を既に行っていたにも関わらず、あるとき途中でその会議室の変更がなされてしまうと、会議室の変更を通知しなければならず、予約者や会議参加者の混乱を招いてしまうという可能性があった。
本発明では上記のような問題に鑑みて、ユーザが会議室の予約を行うに際し、会議室変更の発生は極力抑えられるべく、適切な会議室の予約・割当を行う会議室予約プログラム及び会議室予約装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る会議室予約プログラムは、予約者から会議室の予約情報を受け付け、該予約情報に適う会議室を予約する会議室予約プログラムであって、コンピュータに、会議室の識別情報と収容人数と会議室数とを含む会議室情報と、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数と受け付けた予約情報の使用日時と参加人数に適う会議室の予約確定を示す予約確定識別子を含む会議室確定前予約情報とを記憶する記憶手段と、予約者から使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む予約情報が受け付けられると、前記会議室情報と前記会議室確定前予約情報とを参照し、該予約情報を前記会議室確定前予約情報に登録した場合に該使用日時の時間帯において該参加人数を収容可能な会議室数の上限を超えるか否かを判定し、該会議室数の上限を超えない場合、前記会議室確定前予約情報に対し、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む前記予約情報を前記予約確定識別子とともに登録することにより、受け付けた前記予約情報に対し予約を確定する予約確定手段と、前記予約確定手段により前記予約情報が確定された以降であって会議室が使用される前記使用日時よりも前の所定直近時刻になると、前記会議室情報と前記予約確定識別子を有する前記会議室確定前予約情報とを参照し、前記会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて、受け付けた前記予約情報に対し使用会議室を確定する会議室確定手段として機能させ、前記会議室確定手段は、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の予約情報を含む複数の会議室確定前予約情報がある場合、前記会議室の中から、第1の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てて、第2の会議室確定前予約情報に対して希望会議室以外の使用会議室を割り当てることを特徴とする。
また上記課題を解決するため、上記会議室予約装置においては、予約者から会議室の予約情報を受け付け、該予約情報に適う会議室を予約する会議室予約装置であって、会議室の識別情報と収容人数と会議室数とを含む会議室情報と、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数と受け付けた予約情報の使用日時と参加人数に適う会議室の予約確定を示す予約確定識別子を含む会議室確定前予約情報とを記憶する記憶手段と、予約者から使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む予約情報が受け付けられると、前記会議室情報と前記会議室確定前予約情報とを参照し、該予約情報を前記会議室確定前予約情報に登録した場合に該使用日時の時間帯において該参加人数を収容可能な会議室数の上限を超えるか否かを判定し、該会議室数の上限を超えない場合、前記会議室確定前予約情報に対し、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む前記予約情報を前記予約確定識別子とともに登録することにより、受け付けた前記予約情報に対し予約を確定する予約確定手段と、前記予約確定手段により前記予約情報が確定された以降であって会議室が使用される前記使用日時よりも前の所定直近時刻になると、前記会議室情報と前記予約確定識別子を有する前記会議室確定前予約情報とを参照し、前記会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて、受け付けた前記予約情報に対し使用会議室を確定する会議室確定手段と、を有し、前記会議室確定手段は、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の予約情報を含む複数の会議室確定前予約情報がある場合、前記会議室の中から、第1の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てて、第2の会議室確定前予約情報に対して希望会議室以外の使用会議室を割り当てることを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ユーザが会議室の予約を行うに際し、会議室変更の発生は極力抑えられるべく、適切な会議室の予約・割当を行う会議室予約プログラム及び会議室予約装置を提供することができる。
本実施形態に係る会議室予約システム100のネットワーク構成図である。 本実施形態に係る会議室予約サーバ1のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る会議室予約サーバ1の主要機能を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る会議室情報DB111の一例を示す。 本実施形態に係る使用履歴DB112の一例を示す。 本実施形態に係る会議室確定条件113の一例を示す。 本実施形態に係る会議室確定前予約DB114の一例(その1)を示す。 本実施形態に係る会議室確定後予約DB115の一例(その1)を示す。 本実施形態に係る予約確定処理を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る会議室確定処理を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る会議室割り当てテーブルの一例を示す。 本実施形態に係る会議室確定後予約DB115の一例(その2)を示す。 本実施形態に係る会議室確定後予約DB115の一例(その3)を示す。 本実施形態に係る会議室確定前予約DB114の一例(その2)を示す。 本実施形態2に係る会議室確定前予約DB114の一例(その1) 本実施形態2に係る予約確定処理を説明するフローチャートである。 本実施形態2に係る会議室確定前予約DB114の一例(その2)である。 本実施形態2に係る会議室確定前予約DB114の一例(その3)である。 本実施形態2に係る会議室確定後予約DB115の一例(その1)を示す。 本実施形態2に係る会議室確定後キャンセル待ち処理を説明するフローチャートである。 本実施形態2に係る会議室割り当てテーブルの一例を示す。 本実施形態2に係る会議室確定後予約DB115の一例(その2)を示す。 本実施形態2に係る会議室確定前予約DB114の一例(その4)を示す。 本実施形態3に係る会議室予約サーバ1の主要機能を示す機能ブロック図である。 本実施形態3に係る会議室確定処理を説明するフローチャートである。 本実施形態3に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その1)を示す。 保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その2)を示す。 本実施形態3に係る会議室確定後キャンセル待ち処理を説明するフローチャートである。 本実施形態3に係る会議室割り当てテーブルの一例を示す。 本実施形態3に係る会議室確定後予約DB115の一例を示す。 本実施形態4に係る会議室確定前予約DB114の一例(その1)を示す。 本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その1)を示す。 本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その2)を示す。 本実施形態4に係る会議室確定前予約DB114の一例(その2)を示す。 本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その3)を示す。 本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その4)を示す。 本実施形態5に係る会議室予約システム100のネットワーク構成図である。 本実施形態5に係る備品装置の主要機能を示す機能ブロック図である。 本実施形態5に係るプロジェクタ4の使用履歴の一例を示す。 本実施形態5に係る使用履歴DB112の一例を示す。 本実施形態5に係る会議室確定前予約DB114の一例(その1)を示す。 本実施形態5に係る会議室確定処理を説明するフローチャートである。 本実施形態5に係る会議室割り当てテーブルの一例(その1)を示す。 本実施形態5に係る会議室割り当てテーブルの一例(その2)を示す。 本実施形態5に係る会議室確定後予約DB115の一例を示す。 本実施形態5に係る会議室確定前予約DB114の一例(その2)を示す。
以下、本発明を実施するための形態を各実施形態において図面を用いて説明する。
[概要]
上述したように従来の会議室予約システムにおいては、予約順に会議室を確定し確保してゆくため、新しい予約が発生したとき既に会議室が予約済みであったりして会議室が足りない場合には、予約属性と会議室属性等に照らし合わせて、予約確定済み会議室を変更することになるため、無駄な会議室の変更が発生しうる。
本実施形態においては、予約順に会議室を予約、割当てるのではなく、会議室予約時には会議室予約の可否のみを決め、具体的な会議室の指定は保留する。そして会議開催日の所定数日前において、会議室予約に対し、予約状況全体を勘案して具体的な会議室を割り当てて会議室を確定させる。予約者は会議室予約時においては、具体的な会議室は未定であるものの、少なくとも会議室確保は保証されるので、会議室の予約という目的は達成される。また会議開催日の所定数日前、つまり会議開催の比較的直前において、例えば○○会議室というように具体的な会議室が確定するので、会議室確定後に会議室が変更される可能性は極力抑えられるようになっている。以下詳細に説明する。
[実施形態1]
<システム構成>
(ネットワーク構成)
図1は、本実施形態に係る会議室予約システム100のネットワーク構成図である。図に示されるように会議室予約システム100は、会議室予約サーバ1、端末2がネットワーク3を介し接続される。
会議室予約サーバ1は、ユーザに対し適切な会議室の選択を行い、会議室の予約や割当を行う会議室予約装置である。端末2は、会議予約者であるユーザが操作する会議室予約端末(例えばPC)である。ネットワーク3は、LANやWANを含むネットワークであり、会議室予約サーバ1と端末2とを相互通信可能に接続する。
ユーザは会議室の予約を行うに際し、端末2を操作して会議室予約サーバ1に対しアクセスする。ユーザは端末2の表示装置上に表示される予約受付画面から、予約日時、人数、希望会議室等の入力を行うことにより、会議室を予約、確保する。但しこのとき、会議室予約の可否のみが決められ、具体的な会議室の指定は保留される。また会議室予約サーバ1は、会議開催日の所定数日前において、具体的な会議室を確定させ、確定した会議室をユーザの端末2に対し通知する。その後、ユーザは予約日時、確定した会議室に於いて会議を行う。
(ハードウェア構成)
図2は、本実施形態に係る会議室予約サーバ1のハードウェア構成図である。会議室予約サーバ1は、主要な構成として、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、補助記憶装置14、記憶媒体読取装置15、入力装置16、表示装置17、及び通信装置18を含む構成である。
CPU11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路から構成され、装置全体を制御する回路である。また、ROM12は、CPU11で実行される所定の制御プログラム(ソフトウェア部品)を格納するメモリであり、RAM13は、CPU11がROM12に格納された所定の制御プログラム(ソフトウェア部品)を実行して各種の制御を行うときの作業エリア(ワーク領域)として使用するメモリである。
補助記憶装置14は、汎用のOS(Operating System)、各種プログラムを含む各種情報を格納する装置であり、不揮発性の記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)などが用いられる。
入力装置16は、ユーザが各種入力操作を行うための装置である。入力装置16は、マウス、キーボード、表示装置17の表示画面上に重畳するように設けられたタッチパネルスイッチなどを含む。表示装置17は、各種データを表示画面に表示する装置である。例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)などから構成される。
通信装置18は、ネットワーク3を介して端末2などの他の機器との通信を行う装置である。有線ネットワークや無線ネットワークなど含む各種ネットワーク形態に応じた通信をサポートする。
(機能構成)
図3は、本実施形態に係る会議室予約サーバ1の主要機能を示す機能ブロック図である。会議室予約サーバ1は、主要な機能として、記憶部110、設定部120、予約受付部130、予約確定部140、会議室確定部150を含み構成される。
記憶部110は、会議室情報DB111、使用履歴DB112、会議室確定条件113、会議室確定前予約DB114、会議室確定後予約DB115を記憶する。これらDB等の情報の具体例は後述する。
設定部120は、会議室情報DB111、会議室確定条件113の情報を設定する。会議室情報DB111、会議室確定条件113は会議室予約サーバ1上、予め設定されるべき情報であるので、具体的には管理者等により設定部120を介して予め設定(又は変更)されるものである。
予約受付部130は、ユーザの端末2から会議室の予約情報を受け付ける。予約情報は、予約者(ユーザ名)、会議室を使用したい使用日時(予約日時)、使用を希望する希望会議室、会議の参加人数など、会議室を予約するための情報が含まれており、この後、この予約を確定させるか否かの判定を行うため予約確定部140に渡される。
予約確定部140は、予約情報を確定させるか否かの判定を行う。具体的には、会議室情報DB111、会議室確定前予約DB114を参照することにより、予約情報を満たす会議室の空きがあるか否かを判定する。会議室の空きがある場合、受け付けられた予約情報を会議室確定前予約DB114に登録する。この会議室予約時では、あくまで会議室予約の可否のみを決める、つまりユーザに対し予約のみを確定させるものである。そしてまた具体的な会議室の指定は、会議室確定部150により決定・確定されるので、ここでの具体的な会議室の指定はされない。この点詳細は後述する。
会議室確定部150は、その後、所定直近時刻(例えば10日前、3日前等)になると、会議室情報DB111、会議室確定前予約DB114を参照することにより、会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて確定(決定)させ、会議室確定後予約DB115に対し、予約者と使用日時と確定した使用会議室と参加人数とを登録する。つまりこの時点(所定直近時刻)で、会議室確定部150により具体的な会議室が確定される。また会議室確定前予約DB114において、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の会議室確定前予約情報が複数ある場合、つまり予約が重複している場合、重複する1つ目の会議室確定前予約情報に対しては該希望会議室である使用会議室を割り当てて確定させ、重複する2つ目の会議室確定前予約情報に対しては該希望会議室以外の使用会議室を確定させる。この点、具体的な割り当て方法を含め詳細は後述する。
以上これらの機能は、実際には会議室予約サーバ1のCPU11が実行する会議室予約プログラムによりコンピュータに実現させるものである。なおまた、本実施形態においてはあくまで一構成例であり、各機能部を外部装置や他のサーバに実装することも可能である。例えば記憶部110は外部記憶装置により構築することもできる。
(会議室情報DB111)
図4は、本実施形態に係る会議室情報DB111の一例を示す。会議室情報DB111は、予約の対象となる会議室情報が格納される。具体的には図に示されるように、一以上の使用可能な会議室数分の会議室について、各会議室名称や各会議室番号など会議室を識別する情報を示す「会議室」、その会議室が最大収容可能な「収容人数」、会議室の所在を示す「場所」、会議室の備品の有無を示す「備品」(例えばP:プロジェクタ、H:ホワイトボード、C:予備椅子)などの会議室属性が記憶されている。本例では、「収容人数」が6名のタイプと4名のタイプが2つずつの計4つの会議室がある。
この会議室情報は上述の如く、会議室予約サーバ1上、予め設定されるべき情報であるので、具体的には管理者等により設定部120を介して予め予約の対象となる会議室が登録され、また場合によって会議室が追加されたり削除される。
(使用履歴DB112)
図5は、本実施形態に係る使用履歴DB112の一例を示す。使用履歴DB112は、会議室予約サーバ1上の会議室予約・使用履歴情報が格納される。具体的には図に示されるように、予約を行ったユーザ名を示す「予約者名(使用者名)」毎に、予約を行ったユーザの固有識別子を示す「予約者ID」、会議室を使用した日時であって予約を行った「予約日時」、使用した会議室であって予約を行った「会議室」、実際の会議室の使用実績を示す「使用履歴」などの予約・使用履歴情報が記憶されている。
「使用履歴」は、実際の会議室の使用実績を示すので、予約者が予約したとおりに実際に会議室を使用した場合は「使用」のステータスとなる。また上述したように、本実施形態においては、まず会議室予約時には会議室予約の可否のみを決め(予約確定)、次に会議開催日の所定数日前において、会議室予約に対し、予約状況全体を勘案して具体的な会議室を割り当てて会議室を確定させる(会議室確定)。よって予約者が一旦は予約したものの予約確定後にキャンセルした場合は「予約確定後キャンセル」、予約者が一旦は予約したものの会議室確定後にキャンセルした場合は「会議室確定後キャンセル」のステータスとなる。
なおこの会議室予約・使用履歴情報はそのステータスが判明したタイミングで入力される。ユーザが会議室予約サーバ1上にて予約確定後にキャンセル操作を行った場合は、会議室予約サーバ1が使用履歴DB112上、その予約に対して「予約確定後キャンセル」を入力し、会議室確定後にキャンセル操作を行った場合は、会議室予約サーバ1がその予約に対して「会議室確定後キャンセル」を入力する。一方、予約者が予約したとおりに実際に会議室を使用した場合は、会議室予約サーバ1が「予定日時」経過を待ってその予約に対して「使用」を入力する。またもしくは会議終了後、ユーザが会議室予約サーバ1に対し明示的に「使用」を入力する操作を行ってもよい。
(会議室確定条件113)
図6は、本実施形態に係る会議室確定条件113の一例を示す。会議室確定条件113は、会議室を確定させるにあたっての判断条件となる設定情報が格納される。具体的には図に示されるように、「確定タイミング」、「会議室割り当て優先度設定」などの設定情報が記憶されている。
「確定タイミング」は、会議室確定部150が会議室の中から会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて確定(決定)させる判定を行うタイミングを示す。つまり上述の所定直近時刻を決定する設定パラメータである。例えば「確定タイミング」が10日の場合、会議室確定部150は、会議室確定前予約DB114の「予約日時」を参照し、会議室が予約されている日時(会議開催日でもある)の10日前のタイミングにおいて、具体的な会議室を割り当てて確定(決定)する。「確定タイミング」の取り得る設定パラメータ値は0(最小値)及び正の整数値である。
なおここでは、「確定タイミング」の設定パラメータ値として「日」単位を想定したが、「時間」単位や「分」単位で設定することも可能である。例えば「確定タイミング」:1時間であれば会議開始の1時間前のタイミングで、また例えば「確定タイミング」:30分であれば会議開始の30分前のタイミングで会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて確定(決定)させる判定を行う。
「会議室割り当て優先度設定」は、過去のキャンセル状況によって、会議室割り当て優先度を決定するための設定パラメータである。具体的に図例の場合、「予約確定後キャンセル」や「会議室確定後キャンセル」の履歴・経験がある予約者(ユーザ)に対しては、キャンセル1回あたりそれぞれ「−1」、「−5」分の優先度を下げることを意味する。この優先度の設定パラメータは、予約が重複している場合に利用され、会議室確定部150は、優先度の高い方の予約者が希望する会議室を使用できるよう会議室を割り当て確定(決定)する。
この会議室確定条件113内の各設定パラメータは上述の如く、会議室予約サーバ1上、予め設定されるべき情報であるので、具体的には管理者等により設定部120を介して予め設定され、また場合によって変更されるものである。
(会議室確定前予約DB114)
図7は、本実施形態に係る会議室確定前予約DB114の一例(その1)を示す。会議室確定前予約DB114は、ユーザの端末2から受け付けられた予約情報に基づく会議室確定前の予約情報が格納される。具体的には図に示されるように、予約毎に発行させる予約固有識別子を示す「予約ID」、会議室の予約(受付)を行った「予約受付日時」、予約を行ったユーザ名及び予約者IDを示す「予約者名(予約者ID)」、予約を行ったユーザのメールアドレス等を示す「連絡先」、会議室を使用したい日時であって予約を行いたい「予約日」及び「予約時間」、各会議室名称や各会議室番号など使用したい会議室であって予約を行いたい会議室を識別する情報を示す「希望会議室」、会議参加人数を示す「人数」、予約確定の可否を示す「予約確定」などの会議室確定前の予約情報が記憶されている。
「予約確定」は、予約確定の可否を示す識別子である。ユーザから予約を受け付けた時点で、その予約情報により特定される予約日時に、会議参加人数を収容可能な会議室が少なくともいずれか空いていれば、会議室確保可であるので予約確定(○)となる。一方、予約日時に、会議参加人数を収容可能な会議室がこれ以上空いていなければ、会議室確保不可であるので予約確定不可(×)となる。会議室が空いているかどうかは、同予約日時において、同会議参加人数を収容可能な会議室に対する予約が、存在する会議参加人数を収容可能な会議室数を越えるかどうかにより判定されるが、この点詳細は後述する。
なおまた、この時点でいう予約確定(○)とは、具体的な会議室は確定しておらず具体的な会議室の場所は未定であるものの(会議室確定前)、予約日時において会議参加人数を収容可能ないずれかの会議室が確保された状態を意味する。つまり予約確定(○)の場合、ユーザが希望する予約日時、会議参加人数を満たす会議室の確保は少なくとも保証されることになる。
例えば図中、「予約ID」R03、「予約受付日時」2011.05.24、「予約者名(予約者ID)」佐藤○○(002)の予約情報は、佐藤さんによる予約情報である。そして「予約日」及び「予約時間」2011.06.11の10:00〜12:00において、会議参加人数6名を収容可能な希望会議室としてMS301の会議室を予約している。そして会議室情報DB111によれば、2011.06.11の10:00〜12:00において、会議参加人数6名を収容可能な会議室は、MS301及びMS302の2つである。
上述の予約確定部140は、会議室確定前予約DB114内を参照し、同日時(2011.06.11の10:00〜12:00)において他に会議参加人数6名を収容可能な会議室を予約している予約情報の有無を判定する。すると、同日時間帯に6名を収容可能な会議室を予約しているものとして、「予約ID」R01、「予約者名(予約者ID)」鈴木××(001)の予約情報のみがある。会議参加人数6名を収容可能な会議室は、MS301及びMS302の2つであるので、このうち1つをこの鈴木さんの分に割り当てるものとしても、もう1つが今回の佐藤さんの分として残っているので、予約確定部140は、佐藤さんに対し同日時6名を収容可能な会議室を確保できると判定し、予約情報を確定させ「予約確定」○となる。なお佐藤さんに対し希望会議室としてMS301の会議室が割り当てられるかどうかはこの時点では未確定である。
一方仮に、同日時6名を収容可能な会議室を予約しているものとして、鈴木さんのほか、もう1の予約情報があったとすると、会議参加人数6名を収容可能な会議室は、MS301及びMS302の2つであるので、今回の佐藤さんの分として残っている会議室はないので、予約確定部140は、佐藤さんに対し同日時6名を収容可能な会議室は確保できないと判定し、予約を確定させられずに「予約確定」×となる。
以上のように会議室確定前予約DB114は、ユーザから受け付けた予約情報が登録されるものであって、かつ予約日時において会議参加人数を収容可能な会議室の確保の可否を示す「予約確定」の情報が登録されたものになっている。
(会議室確定後予約DB115)
図8は、本実施形態に係る会議室確定後予約DB115の一例(その1)を示す。会議室確定後予約DB115は、会議室確定前予約情報に対して、具体的な会議室が確定した場合、その確定した会議室の識別情報とともに会議室確定後の予約情報が格納される。具体的には図に示されるように、会議室情報DB111に登録されている会議室毎(会議室の識別情報毎)に、「予約日」及び「予約時間」、「予約ID」、「予約者名(予約者ID)」、「連絡先」、「人数」などの会議室確定後の予約情報が記憶されている。
会議室確定後予約DB115には、会議室確定部150により会議室が割り当てられ、会議室が確定された予約情報が格納される。つまり会議室確定前予約DB114内の会議室確定前の予約情報に対し、会議室確定部150により会議室が割り当てられ会議室が確定すると、この予約情報が会議室確定後予約DB115へ格納されることになる(このとき会議室確定前予約DB114内からこの会議室確定前の予約情報は削除)。よって図に示されるように、会議室確定後予約DB115は、会議室確定前予約DB114内の会議室確定前の予約情報が、会議室毎(会議室フォルダ毎)に割り当てられる構造になっていることが分かる。ユーザは会議室確定後予約DB115に従って、予約日時、確定した会議室に於いて会議を行う。
<情報処理>
本実施形態に係る会議室予約サーバ1における情報処理・動作を説明する。上述したように本実施形態に係る会議室予約サーバ1は、予約確定処理において、ユーザの会議室予約時には会議室予約の可否のみを決め、具体的な会議室の指定は保留する。そして会議室確定処理において、会議開催日の所定数日前において、会議室予約に対し、予約状況全体を勘案して具体的な会議室を割り当てて会議室を確定させる。以下それぞれに分けて説明する。
(予約確定処理)
図9は、本実施形態に係る予約確定処理を説明するフローチャートである。以下説明する。
S1:予約受付部130はユーザの端末2から会議室の予約情報を受信すると、入力情報に漏れがないか等を確認し不備がなければ予約情報が受け付けられ、この予約情報を予約確定部140に渡す。予約確定部140は予約情報を取得すると、S2へ進み予約確定処理を開始する。予約情報は、会議室を予約するにあたり必要な情報が含まれる。ここでは例えば、「予約者名(予約者ID)」佐藤○○(002)、「連絡先」sato@・・・、「予約日」及び「予約時間」2011.06.11の10:00〜12:00、「希望会議室」MS301、「人数」6名との予約情報が入力されたものとする。
S2:予約確定部140は、この入力情報を会議室確定前予約DB114へ登録する。登録の際は、発行した「予約ID」、会議室の予約(受付)を行った「予約受付日時」を含め登録する(図7参照)。但し「予約確定」はこの時点では空欄である。
S3:予約確定部140は、会議室情報DB111から、この予約情報を満たす会議室数を取得する。鈴木さんの予約する予約情報によれば「人数」6名であるので、ここでは例えば図3を参照すると、6名を収容可能な会議室は、MD301及びMS302の2つである。
S4:予約確定部140は、会議室確定前予約DB114から、この予約情報と、使用日時間帯が同一又は重複し、かつ同収容人数を必要とする他の予約情報を抽出する。つまりこの予約情報と同時間帯に使用会議室が重複する他の予約を抽出する。ここでは例えば図7を参照すると、佐藤さんの予約する「予約日」及び「予約時間」2011.06.11の10:00〜12:00、「人数」6名であるから、2011.06.11の10:00〜12:00の時間帯において、人数5〜6名の予約情報があるかどうかを検索すると、「予約ID」R01、「予約者名(予約者ID)」鈴木○○(001)の予約情報が抽出される。
S5:予約確定部140は、今回受け付けた予約情報と同日時間帯にて同収容人数を収容可能な会議室を希望する予約数が、同日時間帯に予約人数を収容可能な実際の会議室数を超えないか否かを判定する。つまり会議室に空きがあるか否かを判定する。ここでは上述のように、予約数は鈴木さんと佐藤さんの2であり、会議室数は2である。よってこの場合、予約数は会議室数を超えない、つまり会議室に空きがあると判定される。
S6:予約確定部140は、予約数は会議室数を超えないと判定した場合、この予約情報の「予約確定」の欄に○を入力する。ここでは図7の「予約ID」R03の「予約確定」の欄には、○が入力される。繰り返しになるが、この時点でいう予約確定(○)とは、具体的な会議室は確定しておらず具体的な会議室の場所は未定であるものの(会議室確定前)、予約日時において会議参加人数を収容可能ないずれかの会議室が確保された状態を意味する。つまり予約確定(○)の場合、ユーザが希望する予約日時、会議参加人数を満たす会議室の確保は少なくとも保証される。
S7:一方、予約確定部140は、予約数は会議室数を超えると判定した場合、この予約情報の「予約確定」の欄に×を入力する。この時点でいう予約確定(×)とは、予約日時において会議参加人数を収容可能ないずれかの会議室が空いておらず、会議室自体確保できない状態を意味する。つまり予約確定(×)の場合、会議室の予約自体が確定不可であり、ユーザが希望する予約日時、会議参加人数を満たす会議室の確保は保証されない(この場合キャンセル待ちを行いうるが、この点後述する)。例えば仮に、同時間帯に同収容人数を収容可能な会議室を希望する予約が、鈴木さんのほか、もう1の予約情報があったとすると、会議参加人数6名を収容可能な会議室は、MS301及びMS302の2つであるので、今回の佐藤さんの分として残っている会議室はない。予約確定部140は、佐藤さんに対し同時間帯に6名を収容可能な会議室は確保できないと判定し、予約情報を確定させられずに「予約確定」×となる。
S8:予約確定部140は、「予約確定」×の予約情報に対してはそもそも会議室を確保できていないので、ここでは会議室確定前予約DB114に登録しないよう抹消しておくものとする。なお、実施形態2(後述)のキャンセル待ちを行えるようにする場合は登録しておく必要があるため、その場合には「予約確定」×の予約情報も会議室確定前予約DB114に登録維持しておくようにする。
会議室予約サーバ1は、予約を行おうとする予約者に対し、この予約確定の結果を通知するようにする。予約者は予約時、端末2を介して会議室予約サーバ1にアクセスしているので、例えばこの予約確定の結果を端末2の表示装置上に表示する。また併せて「連絡先」(メール等)に対し通知することもできる。
(会議室確定処理)
図10は、本実施形態に係る会議室確定処理を説明するフローチャートである。以下説明する。
S11:会議室確定部150は、会議室確定時刻になったか否かを判定する。会議室確定部150は例えば1日1回、ある決められた時刻に会議室を確定するとし、ここでは例えば会議室確定時刻を午前0時とする。会議室確定部150は会議室確定時刻になると、会議室確定処理を開始する。
なおここでは、「確定タイミング」の設定パラメータ値として「日」単位を想定して説明するが、上述したように「時間」単位や「分」単位で設定することも可能である。従ってこの場合、例えば「確定タイミング」:1時間であれば会議開始の1時間前の時刻が会議室確定時刻となる。また例えば「確定タイミング」:30分であれば会議開始の30分前の時刻が会議室確定時刻となる。
S12:会議室確定部150は、会議室確定時刻(例えば午前0時)になると、会議室確定処理を開始し、まず会議室確定条件113から会議室確定条件である「確定タイミング」、「会議室割り当て優先度設定」の各設定パラメータを取得する。例えばここでは図6を参照し、会議室確定条件113の「確定タイミング」(会議開催日の)10日前、「予約確定後キャンセル」−1、「会議室確定後キャンセル」−5を取得する。
S13:次に会議室確定部150は、会議室確定前予約DB114から、全ての会議室確定前情報(予約情報)の「予約日」、「予約確定」の値を取得する。
S14:会議室確定部150は、取得した全ての会議室確定前情報(予約情報)の中から、「予約日」、「確定タイミング」の値に基づいて、本日が確定タイミングに該当し、かつ予約確定している予約情報(会議室確定前情報ともいう)を抽出する。例えば、「確定タイミング」は10日前、本日が2011年6月1日であるとすると、抽出対象は、本日から10日後に会議開催予定の予約となるので、図7を参照し、ここでは「予約日」が2011.06.11であって、「予約確定」○である「予約ID」R01、R03の予約情報が抽出される。なお抽出できない場合は、本日は会議室確定処理の対象となる予約はないということになるので処理を終了すればよい。
S15:ここで会議室確定部150は会議室割り当てテーブルを生成し、抽出した予約情報を登録する。図11は、本実施形態に係る会議室割り当てテーブルの一例を示す。会議室割り当てテーブルは、会議室確定部150が会議室確定処理に使用するもので、メモリ上一時的に生成する。会議室確定部150は、抽出された予約情報を順々に会議室割り当てテーブルに登録するが、この時点までにおいては、「予約ID」R01、R03の抽出された予約情報が抽出順に登録されていくものとする。
S16:会議室確定部150は、使用履歴DB112の使用履歴(図5)と、会議室確定条件113の会議室割り当て優先度設定(図6)とに基づいて、抽出された「予約者」毎の予約者割り当て優先度を算出する。例えば次の式により予約者割り当て優先度を算出する。また算出した予約者割り当て優先度は、会議室割り当てテーブルに登録する。
「予約者割り当て優先度」=0 +(-1)×予約確定後キャンセル回数+(-5)×会議室確定後キャンセル回数
例えば、抽出された「予約者」である鈴木さんの予約者割り当て優先度は、使用履歴DB112の使用履歴(図5)を参照すると、「予約確定後キャンセル」1回、「会議室確定後キャンセル」1回の履歴がある。会議室割り当て優先度設定(図6)によれば、優先度は「予約確定後キャンセル」−1、「会議室確定後キャンセル」−5であるので、鈴木さんの場合、予約者割り当て優先度は、−6である。
また例えば、抽出された「予約者」である佐藤さんの予約者割り当て優先度は、使用履歴DB112の使用履歴(図5)を参照すると、「予約確定後キャンセル」0回、「会議室確定後キャンセル」0回である。よって佐藤さんの場合、予約者割り当て優先度は、0である(特に優先度のマイナスなし)。
S17:会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルにおいて、抽出した予約情報を予約者割り当て優先度の降順に並べる。ここでは予約者割り当て優先度は、佐藤さんが0、鈴木さんが−6であるから、佐藤さん、鈴木さんの順番となるよう並べられる(図11参照)。
S18:次に会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルを完成させると、予約者割り当て優先度の順位に従って会議室を優先的に割り当てていく。具体的にまず、会議室割り当てテーブルの最上位エントリーの予約情報を取り出す。そして会議室確定後DB115を参照し、その予約情報による予約日時において希望会議室の予約状況を確認し、空きがある場合、その予約情報に対し、会議室(使用会議室)を確定させる。
例えば図8を参照すると、順位1位のR03の佐藤さんの予約の場合、2011.6.11、10:00−12:00において、希望会議室MS301は空いているので、MS301を確保することが可能である。よって会議室確定部150は、会議室確定後DB115に対し、R03の佐藤さんの予約情報を同日時2011.6.11、10:00−12:00、同会議室MS301で登録する。
図12は、本実施形態に係る会議室確定後予約DB115の一例(その2)を示す。図に示されるように、R03の佐藤さんの予約が、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS301で予約されていることが分かる。
次いで順位2位のR01の鈴木さんの予約の場合、2011.6.11、10:00−12において、図12を参照すると、希望会議室MS301は空いていないので、S301を確保することはできない。この場合、会議室情報DB111から、R01の人数6名を収容可能な会議室を検索すると、MS302が見つかるので、次いで会議室MS302が同日時間帯に空いているか否かを判定する。空いている会議室が複数あった場合には、いずれか1つの会議室を確保する。よってここでは会議室確定部150は、会議室確定後DB115に対し、R01の鈴木さんの予約情報を同日時2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS302で登録する。なお、上述したように、「予約確定」の欄に○になっている場合、予約確定時点で必ず会議参加人数を有用可能な会議室は確保されているので、会議室自体の空きがないということはない(図9のS5)。
図13は、本実施形態に係る会議室確定後予約DB115の一例(その3)を示す。図に示されるように、R01の鈴木さんの予約が、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS302で予約されていることが分かる。
S19:会議室確定部150は、会議室割り当てテーブル上の全ての予約情報に対し会議室が確定すると、会議室確定前予約DB114及び会議室割り当てテーブルに記憶されている同予約情報は抹消しておく。つまり会議室割り当てテーブルの予約情報が全て抹消されれば、本日の会議室確定処理は終了となる。
図14は、本実施形態に係る会議室確定前予約DB114の一例(その2)を示す。図に示されるように、R01の鈴木さんと、R03の佐藤さんの予約が抹消されていることが分かる。
なお会議室予約サーバ1は、予約を行っている予約者に対し、この会議室確定の結果を通知するようにする。例えば予約者の「連絡先」(メール等)に対し通知することにより、予約者は予約していた予約に対し正式に具体的な会議室が決定されたことを認識できる。つまりここでは、R01の鈴木さんと、R03の佐藤さんに対し、会議開催の10日前に具体的な会議室が決定された旨が通知される。
ところで、R01の鈴木さんは「予約受付日」2011.05.22に、R03の佐藤さんは「予約受付日」2011.05.24にそれぞれ予約を行っている(図7)。従来のように予約順であれば、「予約受付日」2011.05.22において予約した鈴木さんが、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS301をまず先予約する。その2日後の「予約受付日」2011.05.24において佐藤さんが、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS301を予約しようとすると、鈴木さんの先予約が存在するため、佐藤さんがどうしても会議室MS301を確保しなければならない事情がある場合、鈴木さんの予約を変更しなければならず、予約者(鈴木さん)や会議参加者の混乱を招いてしまうという可能性がある。
本実施形態においては、「予約受付日」ではなく、会議開催の比較的直前まで希望する予約情報を募っておき、例えば10日前に具体的な会議室が決定されるので、予約変更される自体は生じにくく、少なくとも本例では、鈴木さんの予約変更を回避することができる。仮に具体的な会議室が決定後、例えば会議開催の5日前に、特段の事情で同日時間帯にMS301を使用したい他のユーザが現れた場合には、佐藤さんの予約を変更しなければならない。このとき仮に、上述の「確定タイミング」の設定パラメータを例えば1日前と設定しておけば、1日前に具体的な会議室が決定されるため、この場合においても佐藤さんの予約変更を回避することができる。このように「確定タイミング」の設定パラメータを小さくすればするほど、具体的な会議室は会議開催日の直前に決定されるので、予約変更を回避できる可能性は非常に高くなる。つまり予約変更発生の可能性は低減される。
但しこの場合、具体的な会議室は会議開催日の直前まで決まらないので、会議参加者に対し会議が開催される会議室は事前に周知させることはできず、その周知が可能となるのは直前となる。従って、会議が開催される会議室の通知が直前でも構わないような場合(例えばグループミーティング程度の会議開催のまさに直前に会議室が分かればよいような場合)、「確定タイミング」の設定パラメータをできる限り小さくするよう調整し、予約変更発生の可能性を大きく低減させることができる。なお逆に、会議が開催される会議室の通知はある程度事前でなくてはならない場合、「確定タイミング」の設定パラメータをやや大きくするよう調整しうるが、事前周知のメリットと予約変更発生の可能性とのバランスを取るようにするようにするとよい。
[実施形態2]
本実施形態2においては、上述実施形態1に対しキャンセル待ちを行えるようにしたものである。上述したようにユーザは端末2から会議室の予約情報を行うと、会議室予約サーバ1は、予約情報に係る同日時間帯に会議参加人数を収容可能な会議室の空きがあるか否かを判定する。会議室の空きがあればこの予約情報に対し予約が確定するが(「予約確定」○)、会議室の空きがなければこの予約情報に対し予約は確定できない(「予約確定」×)。このとき上述実施形態1では、予約確定できない予約情報に対しては会議室を確保できないので、会議室確定前予約DB114に登録されないものとして説明した(図9のS8)。
本実施形態2においては、予約時点で会議室の空きがなく予約情報に対し予約は確定できない場合であっても、後に予約のキャンセルが発生したときのためにキャンセル待ちを行えるようにすることでより、会議室予約時の使い勝手を向上させるものである。
図15は、本実施形態2に係る会議室確定前予約DB114の一例(その1)を示す。図7と比較し、キャンセル待ちを希望するか否かを示す「キャンセル待ち希望」の欄が追加されており、また「予約確定」が×である予約情報を含めて会議室確定前予約DB114に登録される。「予約確定」が×、つまり予約時に会議室の空きがない場合であっても、キャンセル待ちを希望する場合、キャンセル発生に備えてその予約情報を保持しておく必要があるからである。
(予約確定処理)
図16は、本実施形態2に係る予約確定処理を説明するフローチャートである。以下図9と比較し、異なる点を中心に説明する。
S1:予約受付部130はユーザの端末2から会議室の予約情報を受信すると、入力情報に漏れがないか等を確認し不備がなければ予約情報が受け付けられ、この予約情報を予約確定部140に渡す。予約確定部140は予約情報を取得すると、S2へ進み予約確定処理を開始する。本実施形態2に係る予約情報は、例えば、「予約者名(予約者ID)」山田△△(003)、「連絡先」yamada@・・・、「予約日」及び「予約時間」2011.06.11の10:00〜12:00、「希望会議室」MS301、「人数」6名に加え、「キャンセル待ち希望」する、との予約情報が入力されたものとする。
S2:予約確定部140は、この入力情報を会議室確定前予約DB114へ登録する(図15参照)。但し「予約確定」はこの時点では空欄である。
S3:予約確定部140は、会議室情報DB111から、この予約情報を満たす会議室数を取得する。山田さんの予約する予約情報によれば「人数」6名であるので、ここでは例えば図3を参照すると、6名を収容可能な会議室は、MD301及びMS302の2つである。
S4:予約確定部140は、会議室確定前予約DB114から、この予約情報と、使用日時間帯が同一又は重複し、かつ同レベルの収容人数の会議室を必要とする他の予約情報を抽出する。ここでは例えば図15を参照すると、山田さんの予約する「予約日」及び「予約時間」2011.06.11の10:00〜12:00、「人数」6名であるから、2011.06.11の10:00〜12:00の時間帯において、人数5〜6名の予約情報があるかどうかを検索すると、「予約ID」R01、R03、R06の予約情報が抽出される。
S5:予約確定部140は、今回受け付けた予約情報と同日時間帯にて同収容人数を収容可能な会議室を希望する予約数は、同日時間帯に予約人数を収容可能な実際の会議室数を超えないか否かを判定する。つまり会議室に空きがあるか否かを判定する。ここでは上述のように、予約数は山田さんのほか、鈴木さんと佐藤さんと田中さんの計4であり、会議室数は2である。よってこの場合、予約数は会議室数を超える、つまり会議室に空きがないと判定される。
S7:S7へ進むと、予約確定部140は、予約数は会議室数を超えると判定しているので、この予約情報の「予約確定」の欄に×を入力する。この時点でいう予約確定(×)とは、予約日時において会議参加人数を収容可能ないずれかの会議室も空いておらず、会議室自体確保できない状態を意味する。
S8−2:予約確定部140は、「予約確定」×の予約情報に対して会議室を確保できていないが、「キャンセル待ち希望」する場合には、会議室確定前予約DB114にそのまま登録しておく。一方、「キャンセル待ち希望」しない場合には、会議室確定前予約DB114に登録しないよう抹消する。
会議室予約サーバ1は、予約を行おうとする予約者に対し、この予約確定の結果(例えばキャンセル待ちです等)を通知するようにする。予約者は予約時、端末2を介して会議室予約サーバ1にアクセスしているので、例えばこの予約確定の結果を端末2の表示装置上に表示する。また併せて「連絡先」(メール等)に対し通知することもできる。
(予約確定後キャンセル待ち処理)
ここでキャンセルは、予約者が会議室予約サーバ1に対し、予約情報のキャンセル指示を入力することにより行われる。ここで、キャンセルのタイミングは、予約確定後にキャンセルする場合、会議室確定後にキャンセルする場合がある。まず予約確定後にキャンセルする場合について説明する。
例えば図15を参照し、R03の佐藤さんが予約確定後(且つ会議室確定前)にキャンセルする場合、予約確定部140は、会議室確定前予約DB114からキャンセル対象の予約情報を抹消する。予約確定後にキャンセルする場合か、会議室確定後にキャンセルする場合かは、「確定タイミング」の設定パラメータ値(例えば10日前)によって判定可能である。即ちR03の「予約日」が11日以上あるかどうかを見て、11日以上あれば、予約は未確定であるので、予約確定後にキャンセルする場合と判定できる。なおまた、会議室確定後である場合には、キャンセル対象の予約情報は会議室確定前予約DB114からは抹消され登録されていないので、会議室確定前予約DB114には登録されていれば、予約確定後にキャンセルする場合であることが分かる。
そしてR03の佐藤さんのキャンセルにより、R03の予約情報が抹消された場合、予約確定部140は、同R03が抹消されたことに伴い、「予約確定」×から○へ繰り上げる予約情報があるか否かを判定する。つまり、「予約確定」×の予約情報であって、「キャンセル待ち希望」する、R03と同収容人数レベル(5〜6人)の人数、R03と同日時間帯の予約情報がある場合、その予約情報の「予約確定」を○へと変更する。複数該当する予約情報がある場合は、「予約受付日」が最も早い予約情報とする。「予約受付日」においてR03の予約情報が存在していなければ、その予約情報が本来「予約確定」○になっていたはずだからである。
ここでは、R05、R06の予約情報が繰り上げ候補となる。R05、R06の「予約受付日」は同日であるが、「予約ID」が早い方が早く予約しているので、R05の予約情報の「予約確定」を○へと変更する。これによりR05に対しては少なくとも同日時間帯に人数6名を収容可能な会議室を確保することができたので、R05の「連絡先」(メール等)に対しこの旨を通知する。この後会議室確定時刻になると、会議室確定処理を経て、R05の予約情報に対し具体的な会議室が割り当てられることになる。
図17は、本実施形態2に係る会議室確定前予約DB114の一例(その2)である。図に示されるように、R03の予約情報はキャンセルにより抹消され、代わりにR05の予約情報の「予約確定」が○へと変更されていることが分かる。
なおまた予約確定部140は、使用履歴DB112においてキャンセルされた予約情報を登録するとともに、「使用履歴」のステータスに「予約確定後キャンセル」を入力する。ここではR03の佐藤さんが予約確定後にキャンセルしたとする場合、使用履歴DB112において、「予約者名」佐藤××、「予約者ID」002、「予約日時」2011.06.11、10:00〜12:00、「会議室」MS301、「使用履歴」予約確定後キャンセル、との使用履歴を登録しておく(非図示)。続いて、会議室確定後にキャンセルする場合について説明する。
(会議室確定処理)
再び図10を参照する。上述の繰り返しになるが、会議室確定部150は会議室確定時刻になると、本日が確定タイミングに該当し、かつ予約確定している予約情報を抽出する。ここでは「予約日」が2011.06.11である「予約ID」R01、R03の予約情報が抽出される。そして上述したようにR01、R03の予約情報に対し会議室が割り当てられ、会議室確定後予約DB115において、R01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約が予約される(図13参照)。
図18は、本実施形態2に係る会議室確定前予約DB114の一例(その3)である。図に示されるように、R01の鈴木さんとR03の佐藤の予約情報は、会議室が確定すると会議室確定前予約DB114から同予約情報は抹消されていることが分かる。なおR05、R06に着目すると、2011.06.11、10:00〜12:00、人数6名収容可能な会議室をキャンセル待ちしている予約情報が残っている。
(会議室確定後キャンセル待ち処理)
図19は、本実施形態2に係る会議室確定後予約DB115の一例(その1)を示す。R03の佐藤さんが会議室確定後にキャンセルする場合、会議室確定部150は、会議室確定後予約DB115からキャンセル対象の予約情報を抹消する。図13と比較すると図に示されるように、R03の予約情報はキャンセルにより抹消されていることが分かる。
なおまた会議室確定部150は、使用履歴DB112においてキャンセルされた予約情報を登録するとともに、「使用履歴」のステータスに「会議室確定後キャンセル」を入力する。ここではR03の佐藤さんが会議室確定後にキャンセルしたので、使用履歴DB112において、「予約者名」佐藤××、「予約者ID」002、「予約日時」2011.06.11、10:00〜12:00、「会議室」MS301、「使用履歴」会議室確定後キャンセル、との使用履歴を登録しておく(非図示)。
図20は、本実施形態2に係る会議室確定後キャンセル待ち処理を説明するフローチャートである。会議室にキャンセルが発生したことによりキャンセル待ちの予約に対し空きの出た会議室を割り当てる処理である。以下詳しく説明する。
S21:会議室確定部150は、会議室のキャンセルが発生したか否かを判定する。具体的に、キャンセルは既に会議室を予約(確定)している予約者(例えば佐藤さん)が会議室予約サーバ1に対し、予約情報(例えばR03)のキャンセル指示を入力することにより行われる。
S22:会議室確定部150は、会議室確定条件113から会議室確定条件のうち「会議室割り当て優先度設定」の各設定パラメータを取得する。例えばここでは図6を参照し、会議室確定条件113の「予約確定後キャンセル」−1、「会議室確定後キャンセル」−5を取得する。
S23:次に会議室確定部150は、会議室確定前予約DB114(図18)から、全ての会議室確定前情報(予約情報)、例えば「予約日」、「予約時間」、「人数」、「キャンセル待ち希望」、「予約確定」等の値を取得する。
S24:会議室確定部150は、全ての会議室確定前情報(予約情報)の中から、キャンセルされた予約情報と同条件、つまり同日時間帯、同収容人数レベル(5〜6人)の人数、「予約確定」×である予約情報を抽出する。つまりここでは例えば、キャンセルされた予約情報(R03の佐藤さん)は、「予約日時」2011.06.11、10:00〜12:00、「人数」6名であるから、同条件の会議室をキャンセル待ちしている予約情報を抽出する。なお抽出できない場合は、キャンセルが発生した予約に代わる予約はないので処理を終了すればよい。ここでは「予約日」及び「予約時間」が2011.06.11、10:00〜12:00、「人数」が6名である「予約ID」R05、R06の予約情報が抽出される。
S25:ここで会議室確定部150は会議室割り当てテーブルを生成し、抽出した予約情報を登録する。図21は、本実施形態2に係る会議室割り当てテーブルの一例を示す。会議室割り当てテーブルは、会議室確定部150が会議室確定処理に使用するもので、メモリ上一時的に生成する。会議室確定部150は、抽出された予約情報を順々に会議室割り当てテーブルに登録するが、この時点までにおいては、「予約ID」R05、R06の抽出された予約情報は抽出順に登録されていくものとする。
S26:会議室確定部150は、使用履歴DB112の使用履歴(図5)と、会議室確定条件113の会議室割り当て優先度設定(図6)とに基づいて、抽出された「予約者」毎の予約者割り当て優先度を算出する。また算出した予約者割り当て優先度は、会議室割り当てテーブルに登録する。
例えば、抽出された「予約者」である山田さんの予約者割り当て優先度は、使用履歴DB112の使用履歴(図5)を参照すると、「予約確定後キャンセル」1回、「会議室確定後キャンセル」0回の履歴がある。会議室割り当て優先度設定(図6)によれば、優先度は「予約確定後キャンセル」−1、「会議室確定後キャンセル」−5であるので、山田さんの場合、予約者割り当て優先度は、−1である。
また例えば、抽出された「予約者」である田中さんの予約者割り当て優先度は、使用履歴DB112の使用履歴(図5)を参照すると、「予約確定後キャンセル」0回、「会議室確定後キャンセル」1回である。よって田中さんの場合、予約者割り当て優先度は、−5である。
S27:会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルにおいて、抽出した予約情報を予約者割り当て優先度の降順に並べる。ここでは予約者割り当て優先度は、山田さんが−1、田中さんが−5であるから、山田さん、田中さんの順番となるよう並べられる(図21参照)。
S28:次に会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルを完成させると、予約者割り当て優先度の順位に従って会議室を優先的に割り当てていく。キャンセル枠は1つであるので、具体的にまず会議室割り当てテーブルの最上位エントリーの予約情報を取り出し、その予約情報に対し、会議室(使用会議室)を確定させる。
例えば図19を参照すると、順位1位のR05の山田さんの予約の場合、2011.6.11、10:00−12:00において、希望会議室MS301は空いているので、MS301を確保することが可能である。よって会議室確定部150は、会議室確定後DB115に対し、R05の山田さんの予約情報を同日時2011.6.11、10:00−12:00、同会議室MS301で登録する。
図22は、本実施形態2に係る会議室確定後予約DB115の一例(その2)を示す。図19を比較すると図に示されるように、R05の山田さんの予約が、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS301で予約されていることが分かる。
S29:会議室確定部150は、会議室が確定すると、会議室確定前予約DB114及び会議室割り当てテーブルに記憶されている同予約情報は抹消しておく。具体的に、会議室確定前予約DB114からはR05の予約情報を抹消し、会議室割り当てテーブルからは全予約情報を抹消し、会議室確定後キャンセル待ち処理は終了となる。
図23は、本実施形態2に係る会議室確定前予約DB114の一例(その4)を示す。図18を比較すると図に示されるように、R05の山田さんの予約が抹消されていることが分かる(R06の田中さんの予約は維持)。
なお会議室予約サーバ1は、予約を行っている予約者に対し、この会議室確定の結果を通知するようにする。例えば予約者の「連絡先」(メール等)に対し通知することにより、予約者はキャンセル待ちしていた予約に対し正式に具体的な会議室が決定されたことを認識できる。
[実施形態3]
上述実施形態2においては、キャンセル待ちを行えるようにしたものであったが、本実施形態3では、上述実施形態2に対するキャンセル待ち処理のいわば変形例を説明する。
具体的に、上述実施形態2を振り返って説明する。2011.6.11、10:00−12:00、希望会議室MS301の予約情報でもって予約を行っていたR01の鈴木さんと、R03の佐藤さんは、会議室開催10日前のタイミングで行なわれた会議室確定処理により、R03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられた(図13)。
一方その後、R03の佐藤さんが会議室確定後において会議室MS301をキャンセルしたため、上述実施形態2の会議室確定後キャンセル待ち処理により、R05の山田さんに対して会議室MS301が割り当てられた(図22)。つまり当初より希望会議室MS301で予約を行っていたR01の鈴木さんは希望外の会議室MS302が割り当てられているのに対し、キャンセル待ちを行っていたR05の山田さんに対し会議室MS301が割り当てられたことになる。
ここで、R01の鈴木さんはR03の佐藤さんとの会議室確定処理により、希望外の会議室MS302が割り当てられたものの、R03の佐藤さんがこの時点までにキャンセルしていたとすると、つまり会議室確定処理時点でR03の佐藤さんがいなければ、会議室確定処理によりR01の鈴木さんに対して希望の会議室MS301が本来割り当てられるはずである。即ち、R03の佐藤さんが会議室確定後において会議室MS301をキャンセルした場合、R05の山田さんではなく、R01の鈴木さんに対して会議室MS301が割り当てられるべきとも考えられる。
本実施形態3では、上述実施形態2に対するキャンセル待ち処理を変形させ、上述のケースにおいて、R01の鈴木さんに対して会議室MS301が割り当てられるキャンセル待ち処理を説明する。
(機能構成)
図24は、本実施形態3に係る会議室予約サーバ1の主要機能を示す機能ブロック図である。図2と比べ、記憶部110において、保存用会議室割り当てテーブル116が追加される。保存用会議室割り当てテーブル116の具体例、用途等については以降説明していくものとする。
(会議室確定処理)
再び会議室確定処理により、R03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられるところから説明する。
図25は、本実施形態3に係る会議室確定処理を説明するフローチャートである。以下説明する。図10と比べ、S15−2が追加されている。
上述の繰り返しになるが、会議室確定部150は会議室確定時刻になると、本日が確定タイミングに該当し、かつ予約確定している予約情報を抽出する。ここでは「予約日」が2011.06.11である「予約ID」R01、R03の予約情報が抽出される。そして上述したようにR01、R03の予約情報に対し会議室が割り当てられ、会議室確定後予約DB115において、R01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約が予約される(図13参照)。即ちR03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられた。
このときS15において、会議室確定部150は会議室割り当てテーブル(図11)を生成し、抽出した予約情報を登録するが、本実施形態3に係るS15−2においては、この会議室割り当てテーブルに登録対象の予約情報を、保存用会議室割り当てテーブル116に登録(格納)しておくようにする。
図26は、本実施形態3に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その1)を示す。ここでは会議室割り当てテーブル(図11)に登録対象の予約情報はR01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約情報であるので、図に示されるように保存用会議室割り当てテーブル116には、R01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約情報が格納されていることが分かる。保存用会議室割り当てテーブル116には会議室割り当てテーブルに登録対象の予約情報が登録される。会議室割り当てテーブルに登録された予約情報に対しては会議室確定処理により必ず会議室が割り当てられるので、保存用会議室割り当てテーブル116に登録されている予約情報は既に会議室が割り当てられている、つまり会議室が確定している予約情報である。なお保存用会議室割り当てテーブル116は、メモリ(RAM13等の揮発性)上一時的に生成される会議室割り当てテーブルとは異なり、記憶部110(ROM12や補助記憶装置14等の不揮発性)に保存される。
以上の会議室確定処理により、R03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられた。また再び図18を参照し、会議室確定前予約DB114においては、この時点でR01の鈴木さんとR03の佐藤の予約情報は、会議室が確定すると会議室確定前予約DB114から同予約情報は抹消される(図15→図18)。なおR05、R06に着目すると、2011.06.11、10:00〜12:00、人数6名収容可能な会議室をキャンセル待ちしている予約情報が残っている。
(会議室確定後キャンセル待ち処理)
本実施形態3においては、R03の佐藤さんが会議室確定後にキャンセルする場合、会議室確定後予約DB115(図13)と、保存用会議室割り当てテーブル116(図26)とからキャンセル対象の予約情報を抹消する。よってこのとき会議室確定後予約DB115については、図19を参照し、図13と比較すると図に示されるように、R03の予約情報はキャンセルにより抹消されていることが分かる。
図27は、保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その2)を示す。図26と比較すると図に示されるように保存用会議室割り当てテーブル116には、R03の佐藤さんの予約情報はキャンセルにより抹消されていることが分かる。
なおまた会議室確定部150は、使用履歴DB112においてキャンセルされた予約情報を登録するとともに、「使用履歴」のステータスに「会議室確定後キャンセル」を入力する。ここではR03の佐藤さんが会議室確定後にキャンセルしたので、使用履歴DB112において、「予約者名」佐藤××、「予約者ID」002、「予約日時」2011.06.11、10:00〜12:00、「会議室」MS301、「使用履歴」会議室確定後キャンセル、との使用履歴を登録しておく(非図示)。
図28は、本実施形態3に係る会議室確定後キャンセル待ち処理を説明するフローチャートである。以下詳しく説明する。
S31:会議室確定部150は、会議室のキャンセルが発生したか否かを判定する。具体的に、キャンセルは既に会議室を予約(確定)している予約者(例えば佐藤さん)が会議室予約サーバ1に対し、予約情報(例えばR03)のキャンセル指示を入力することにより行われる。
S32:会議室確定部150は、保存用会議室割り当てテーブル116を取得する。
S33:会議室確定部150は、保存用会議室割り当てテーブル116内に予約情報があるか否かを判定する。ここでの保存用会議室割り当てテーブル116(図27)には、R01の鈴木さんの予約情報があるのでS34へ進む。なお保存用会議室割り当てテーブル116に予約情報がない場合、図20のフローへ進む。会議室確定前予約DB114において、「キャンセル待ち希望」する入力情報に対し、キャンセルの出た会議室を割り当てるためである。
S34:会議室確定部150は、会議室確定条件113から会議室確定条件のうち「会議室割り当て優先度設定」の各設定パラメータを取得する。例えばここでは図6を参照し、会議室確定条件113の「予約確定後キャンセル」−1、「会議室確定後キャンセル」−5を取得する。
S35:次に会議室確定部150は、保存用会議室割り当てテーブル116(図27)から、予約情報、例えば「予約日」、「予約時間」、「希望会議室」、「人数」等の値を取得する。
S36:会議室確定部150は、保存用会議室割り当てテーブル116の全ての予約情報の中から、キャンセルされた予約情報と同条件、つまり同日時間帯、同収容人数レベル(5〜6人)の人数、希望会議室である予約情報を抽出する。つまりここでは例えば、キャンセルされた予約情報(R03)は、「予約日時」2011.06.11、10:00〜12:00、「人数」6名、「会議室」MS301であるから、同条件の会議室をキャンセル待ちしている予約情報を抽出する。なお抽出できない場合は、保存用会議室割り当てテーブル116上、キャンセルが発生した予約に代わる予約はないので、図20のフローへ進む。ここでは「予約日」及び「予約時間」が2011.06.11、10:00〜12:00、「人数」6名、「希望会議室」MS301である「予約ID」R01の予約情報が抽出される。
S37:ここで会議室確定部150は会議室割り当てテーブルを生成し、抽出した予約情報を登録する。図29は、本実施形態3に係る会議室割り当てテーブルの一例を示す。会議室割り当てテーブルは、会議室確定部150が会議室確定処理に使用するもので、メモリ上一時的に生成する。会議室確定部150は、抽出された予約情報を順々に会議室割り当てテーブルに登録するが、ここでは1件のみ、抽出された「予約ID」R01の予約情報が登録される。
S38:会議室確定部150は、使用履歴DB112の使用履歴(図5)と、会議室確定条件113の会議室割り当て優先度設定(図6)とに基づいて、抽出された「予約者」毎の予約者割り当て優先度を算出する。また算出した予約者割り当て優先度は、会議室割り当てテーブルに登録する。
例えば、抽出された「予約者」である鈴木さんの予約者割り当て優先度は、使用履歴DB112の使用履歴(図5)を参照すると、「予約確定後キャンセル」1回、「会議室確定後キャンセル」1回の履歴があるので、鈴木さんの場合、予約者割り当て優先度は、−6である。
S39:会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルにおいて、抽出した予約情報を予約者割り当て優先度の降順に並べる。ここでは1件のみ、つまり「予約ID」R01の鈴木さんのみの予約情報しかないので、無条件で鈴木さんが最上位の順位1位となる。よってこのように会議室割り当てテーブルの登録が1件のみの場合は、S38、S39は省略可能である。一方複数の予約情報がある場合には上述したように順位順に並べられることになる。
S40:次に会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルを完成させると、予約者割り当て優先度の順位に従って会議室を優先的に割り当てていく。キャンセル枠は1つであるので、具体的にまず会議室割り当てテーブルの最上位エントリーの予約情報を取り出し、その予約情報に対し、会議室(使用会議室)を確定させる。
図30は、本実施形態3に係る会議室確定後予約DB115の一例を示す。図19を比較すると図に示されるように、R01の鈴木さんの予約が、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS302に代えて会議室MS301で予約されていることが分かる。
S41:会議室確定部150は、会議室が確定すると、会議室割り当てテーブルのみならず、保存用会議室割り当てテーブル116に記憶されている同予約情報は抹消しておく。具体的に、保存用会議室割り当てテーブル116からはR01の予約情報を抹消し、会議室割り当てテーブルからは全予約情報を抹消する。
なお会議室予約サーバ1は、予約を行っている予約者に対し、この会議室確定の結果を通知するようにする。例えば予約者(鈴木さん)の「連絡先」(メール等)に対し通知することにより、予約者は希望していた会議室が確保できたことを認識できる。
S41ののち再びS33へ戻る。これまで説明してきたように、R01の鈴木さんの予約に対しては会議室MS302が割り当てられていたところ、希望会議室MS301のキャンセルが出たことにより、R01の鈴木さんに対し会議室MS301が割り当てられた。すると今度は、R01の鈴木さんの予約に対して割り当てられていた会議室MS302のキャンセルが出たことになるため、再びS33へ戻ることで、会議室MS302に対する会議室確定後キャンセル待ち処理を行う必要があるからである。
以上のように本実施形態3においては、会議室のキャンセルが出た場合、まず保存用会議室割り当てテーブル116に記憶されている予約情報に対し、優先的にキャンセルの出た会議室を割り当て、その後(図20のフローへ)、実施形態2のように、会議室確定前予約DB114において、「キャンセル待ち希望」する入力情報に対し、キャンセルの出た会議室を割り当てる。保存用会議室割り当てテーブル116に登録されている予約情報は既に会議室が割り当てられている、つまり会議室が確定している予約情報であるところ、上述のR01の鈴木さんのように会議室確定処理によって希望外の会議室(例えばMS302)が割り当てられた予約者に対し、一旦は希望外の会議室が割り当てられたとしても、希望する会議室のキャンセルが出た場合、当初より希望の会議室をあらためて割り当てることができるからである。
即ち具体的にいえば、2011.6.11、10:00−12:00、希望会議室MS301の予約情報でもって予約を行っていたR01の鈴木さんと、R03の佐藤さんは、会議室開催10日前のタイミングで行なわれた会議室確定処理により、R03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられた(図13)。その後、R03の佐藤さんが会議室確定後において会議室MS301をキャンセルしたため、R01の鈴木さんに対して当初より希望の会議室MS301が割り当てられたものである。
なお会議室確定前予約DB114(図18)において、R05の山田さんやR06の田中さんも同日時間帯のMS301相当の会議室をキャンセル待ちしているものの、本実施形態3では、保存用会議室割り当てテーブル116に記憶されている予約情報に対し、優先的にキャンセルの出た会議室MS301が割り当てられたため、R05の山田さんにはキャンセルの出た会議室MS301は割り当てられなかったことになる。
[実施形態4]
上述実施形態3においては、一旦は希望外の会議室が割り当てられた場合(会議室確定後)であっても、希望する会議室のキャンセルが出た場合、当初より希望の会議室をあらためて割り当てるようにした。しかしながら、希望外の会議室とはいえ一旦は会議室が確定しており、予約者は会議参加者に対し、会議開催の会議室として案内済みである可能性がある。その後、希望する会議室のキャンセルが出て、当初より希望の会議室が割り当てられた場合、予約者は会議参加者に対し、会議開催の会議室変更を行わなければならない。
そこで本実施形態4においては、会議室予約時において、一旦は希望外の会議室が割り当てられた場合、それ以降に希望に合う会議室が空いたら変更するか否かを指定できるようにする。また希望に合う会議室が空いたら変更する場合、会議開催日の何日前までなら変更するかを示す日数を指定できるようにする。このようにすることにより、一切会議室変更を望まないユーザ、希望の会議室を予約できるのであれば会議室変更を許容するユーザというように多様なユーザニーズに応じることができるようにするものである。以下ケース毎に説明する。
<「希望に合う会議室が空いたら変更するか」、しないケース>
図31は、本実施形態4に係る会議室確定前予約DB114の一例(その1)を示す。これまでの会議室確定前予約DB114と比較し、一希望外の会議室が割り当てられた場合それ以降に希望に合う会議室が空いたら会議室を変更するか否かを示す「希望に合う会議室が空いたら変更する」、希望に合う会議室が空いたら変更する場合に会議開催日の何日前なら変更を許容する日数を示す「会議開催日の何日前なら変更するか」の欄が追加されている。例えば、R01の鈴木さんは会議室予約時、「予約日」等の予約情報とともに、「希望に合う会議室が空いたら変更するか」しない、「会議開催日の何日前なら変更するか」−、との入力を行っていることが分かる。つまりこの場合、鈴木さんは会議室変更を望まない。
(会議室確定処理)
再び会議室確定処理により、R03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられるところから説明する。
再び図25を参照する。上述の繰り返しになるが、会議室確定部150は会議室確定時刻になると、本日が確定タイミングに該当し、かつ予約確定している予約情報を抽出する。ここでは「予約日」が2011.06.11である「予約ID」R01、R03の予約情報が抽出される。そして上述したようにR01、R03の予約情報に対し会議室が割り当てられ、会議室確定後予約DB115において、R01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約が予約される(図13参照)。即ちR03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられた。
このとき本実施形態4に係るS15−2においては、この会議室割り当てテーブルに登録対象の予約情報の全てを保存用会議室割り当てテーブル116に登録するわけではなく、「希望に合う会議室が空いたら変更するか」する、となっている予約情報のみを登録する。
図32は、本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その1)を示す。S15では会議室割り当てテーブル(図11)に登録対象の予約情報はR01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約情報であるが、図に示されるように保存用会議室割り当てテーブル116には、R03の佐藤さんの予約情報のみが格納されていることが分かる。図31を参照すると、R01の鈴木さんは、「希望に合う会議室が空いたら変更するか」しない、R03の佐藤さんは、「希望に合う会議室が空いたら変更するか」する、となっているからである。なおまた本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116には、「会議開催日の何日前なら変更するか」の欄が追加されており、R03の佐藤さんの場合5日となっている。
(会議室確定後キャンセル待ち処理)
本実施形態4においても、R03の佐藤さんが会議室確定後にキャンセルする場合、上述したように会議室確定後予約DB115(図13)と、保存用会議室割り当てテーブル116(図26)とからキャンセル対象の予約情報を抹消する。よってこのとき会議室確定後予約DB115については、図19を参照し、図13と比較すると図に示されるように、R03の予約情報はキャンセルにより抹消されていることが分かる。
図33は、本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その2)を示す。図32と比較すると図に示されるように保存用会議室割り当てテーブル116には、R03の佐藤さんの予約情報はキャンセルにより抹消されていることが分かる。
さて再び図28を参照する。S33にて、会議室確定部150は、保存用会議室割り当てテーブル116内に予約情報があるか否かを判定する。ここでの保存用会議室割り当てテーブル116(図33)には、予約情報がないので図20のフローへ進む。つまり、R01の鈴木さんは、「希望に合う会議室が空いたら変更するか」しない、と指定したので保存用会議室割り当てテーブル116に登録されず、そのため会議室確定後キャンセル待ち処理の対象にならない。つまり一旦確定している会議室MS302が以降、変更されることはない。
また仮にS33にて、保存用会議室割り当てテーブル116内に何らか予約情報(R01の鈴木さんとは無関係の予約情報)がある場合には、S34へ進むが、保存用会議室割り当てテーブル116内にR01の鈴木さんの予約情報が登録されていない以上、会議室確定後キャンセル待ち処理の対象にならない。つまり一旦確定している会議室MS302が以降、変更されることはない。
<「希望に合う会議室が空いたら変更するか」、するケース>
図34は、本実施形態4に係る会議室確定前予約DB114の一例(その2)を示す。ここで、R01の鈴木さんは会議室予約時、「予約日」等の予約情報とともに、「希望に合う会議室が空いたら変更するか」する、「会議開催日の何日前なら変更するか」3、との入力を行っていることが分かる。つまりこの場合、鈴木さんは希望の会議室を予約できるのであれば会議室変更を許容する。
(会議室確定処理)
再び会議室確定処理により、R03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられるところから説明する。
再び図25を参照する。上述の繰り返しになるが、会議室確定部150は会議室確定時刻になると、本日が確定タイミングに該当し、かつ予約確定している予約情報を抽出する。ここでは「予約日」が2011.06.11である「予約ID」R01、R03の予約情報が抽出される。そして上述したようにR01、R03の予約情報に対し会議室が割り当てられ、会議室確定後予約DB115において、R01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約が予約される(図13参照)。即ちR03の佐藤さんに対しては希望の会議室MS301が、R01の鈴木さんに対しては希望外の会議室MS302が割り当てられた。
このとき本実施形態4に係るS15−2においては、この会議室割り当てテーブルに登録対象の予約情報の全てを、保存用会議室割り当てテーブル116に登録するわけではなく、「希望に合う会議室が空いたら変更するか」する、となっている予約情報のみを登録する。
図35は、本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その3)を示す。S15では会議室割り当てテーブル(図11)に登録対象の予約情報はR01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約情報であるが、図に示されるように保存用会議室割り当てテーブル116にも、R01の鈴木さんとR03の佐藤さんの予約情報が格納されていることが分かる。図34を参照すると、R01の鈴木さんとR03の佐藤さんは、「希望に合う会議室が空いたら変更するか」する、となっているからである。なおまた本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116は、「会議開催日の何日前なら変更するか」の欄が追加されており、R01鈴木さんの場合3日、R03の佐藤さんの場合5日となっている。
さてここで、本実施形態4に係る会議室確定部150は、例えば1日1回(例えば午前0時)、この保存用会議室割り当てテーブル116のメンテナンスを行う。つまり、「予約日」と本日の日付との差分が、「会議開催日の何日前なら変更するか」の値よりも小さい場合、当該エントリー(入力情報)を削除する。
例えば図35を参照し、本日の日付が2011.06.08とすると、R01の場合、「予約日」は2011.06.11であるので本日の日付との差分は、3である。「会議開催日の何日前なら変更するか」の値3よりも小さくないので、削除しない。つまり会議開催日に対し3日前なのでまだこのR01のエントリー(入力情報)は有効とすべく登録を維持する。また本日の日付が2011.06.09とすると、R01の場合、「予約日」は2011.06.11であるので本日の日付との差分は、2である。「会議開催日の何日前なら変更するか」の値3よりも小さいので、R01のエントリー(入力情報)を削除する。つまり会議開催日に対し3日前を切ったのでこのR01のエントリー(入力情報)は無効とすべく登録を削除する。
(会議室確定後キャンセル待ち処理)
本実施形態4においても、R03の佐藤さんが会議室確定後にキャンセルする場合、上述したように会議室確定後予約DB115(図13)と、保存用会議室割り当てテーブル116(図26)とからキャンセル対象の予約情報を抹消する。よってこのとき会議室確定後予約DB115については、図19を参照し、図13と比較すると図に示されるように、R03の予約情報はキャンセルにより抹消されていることが分かる。
図36は、本実施形態4に係る保存用会議室割り当てテーブル116の一例(その4)を示す。図35と比較すると図に示されるように保存用会議室割り当てテーブル116には、R03の佐藤さんの予約情報はキャンセルにより抹消されていることが分かる。
さて再び図28を参照する。S33にて、会議室確定部150上述の会議室確定部150による保存用会議室割り当てテーブル116のメンテナンス、つまりR01のエントリー(入力情報)の有無で事情は異なってくる。
例えば本日の日付が2011.06.09とし、会議開催日に対し3日前を切っている場合、R01のエントリー(入力情報)は保存用会議室割り当てテーブル116上から削除されている。この場合、保存用会議室割り当てテーブル116(図33)には、予約情報がないので図20のフローへ進む。つまり、R01の鈴木さんは、希望に合う会議室が空いたら変更する、と指定はしたものの、変更は会議開催日の3日前までと指定していたので、保存用会議室割り当てテーブル116からこの時点で既に削除され、そのため会議室確定後キャンセル待ち処理の対象にならない。つまりこの時点では一旦確定している会議室MS302が以降、変更されることはない。
また仮にS33にて、保存用会議室割り当てテーブル116内に何らか予約情報(R01の鈴木さんとは無関係の予約情報)がある場合には、S34へ進むが、保存用会議室割り当てテーブル116内にR01の鈴木さんの予約情報が登録されていない以上、会議室確定後キャンセル待ち処理の対象にならない。つまりこの時点では一旦確定している会議室MS302が以降、変更されることはない。
一方、例えば本日の日付が2011.06.08とし、会議開催日に対し3日前を切っていない場合、R01のエントリー(入力情報)は保存用会議室割り当てテーブル116上に登録されている。この場合、S34以降へ進み、R01の鈴木さんに対し、キャンセルの出た会議室MS301が割り当てられることは実施形態3において上述したとおりである。
[補足]
以上の実施形態においては、予約者が会議室を予約するにあたっての希望として、具体的な「希望会議室」を指定して予約することが可能であった。しかしながら、具体的な会議室のみならず、備品という観点から、具体的な備品(備品を備える会議室)を希望できるようにすることも可能である。この場合、予約者は会議室予約時、予約情報として「希望備品」を指定する。
図4のように備品は、例えばP(プロジェクタ)、H(ホワイトボード)、C(予備椅子)があり、これら備品の有無が会議室毎に会議室情報DB111に登録されている。会議室予約サーバ1はこの情報を使用して、会議室の予約確定処理や会議室確定処理を行う。例えば、予約者が会議室予約時、「希望備品」としてP(プロジェクタ)を指定した場合、「希望備品」Pを備える会議室が空いているか否かが判定されたうえ、予約情報として「希望備品」Pが会議室確定前予約DB114に登録される。また上述のキャンセル待ちにおいても、備品という観点から、予約確定後キャンセル待ち処理や会議室確定後キャンセル待ち処理を行うようにすることも可能であることはいうまでもない。
[実施形態5]
(ネットワーク構成)
図37は、本実施形態に係る会議室予約システム100のネットワーク構成図である。図に示されるように会議室予約システム100は、会議室予約サーバ1、端末2に加え、プロジェクタ4及びホワイトボード5など会議室の備品がネットワーク3を介し接続される。なお、会議に利用される備品には、椅子なども存在するが、本実施形態では、特にネットワークに接続されうる備品装置、即ち例えば、プロジェクタ4やホワイトボード5がある。
プロジェクタ4は、会議室に配置された備品の1つで、画像・映像を投影する表示装置である。ホワイトボード5は、会議室に配置された備品の1つで、印刷機能がついた電子ホワイトボードである。ネットワーク3は、会議室予約サーバ1と端末2に加え、会議室予約サーバ1とプロジェクタ4及びホワイトボード5とを相互通信可能に接続する。また、これにより、本実施形態に係るプロジェクタ4、ホワイトボード5は、自装置で記録し収集していた動作ログを会議室予約サーバ1に対し送信する。
ユーザは会議室の予約を行うに際し、端末2を操作して会議室予約サーバ1に対しアクセスする。ユーザは端末2の表示装置上に表示される予約受付画面から、予約日時、人数、希望会議室(備品利用の有無を含む)等の入力を行うことにより、会議室を予約、確保する。
なお、上述してきたように、このときは会議室予約の可否のみが決められ、具体的な会議室の指定は保留される。また会議室予約サーバ1は、会議開催日の所定数日前において、具体的な会議室を確定させ、確定した会議室をユーザの端末2に対し通知する。その後、ユーザは予約日時、確定した会議室に於いて会議を行う。
(機能構成)
図38は、本実施形態に係る備品装置の主要機能を示す機能ブロック図である。備品装置は、具体的には、上述したように、プロジェクタ4、ホワイトボード5などである。プロジェクタ4及びホワイトボード5は、主要な機能として、使用履歴記録部401、使用履歴転送部402、使用履歴DB403を含み構成される。
使用履歴記録部401は、自装置の動作に基づいて、動作ログを使用履歴DB402に記録する。
使用履歴転送部402は、使用履歴DB402に記録、蓄積された動作ログを、ネットワーク3を介し会議室予約サーバ1に転送する。転送タイミングとしては、動作ログ上、電源ONからOFFの間隔で1つの動作ログとして転送しうる。
使用履歴DB402は、自装置の動作ログを記録、蓄積する。
図39は、本実施形態に係るプロジェクタ4の使用履歴の一例を示す。例えば、使用履歴は、少なくとも「使用開始時刻」、「使用終了時刻」を含み、装置の動作に関する履歴項目から構成される。勿論、履歴項目は、装置の種類ごとに依存するため、例えば、ホワイトボード5の履歴項目であれば、「投影時間」、「投影枚数」といったものは含まない。
(使用履歴DB112)
図40は、本実施形態に係る使用履歴DB112の一例を示す。使用履歴DB112は、上述したように、会議室予約サーバ1上の会議室予約・会議室の使用履歴情報が格納される。また、図4と比較し、本実施形態に係る使用履歴DB112では、新たに、会議室の備品の使用履歴情報(例えば、「プロジェクタ使用履歴」)が追加され格納される。
なお、説明の都合上、会議室の使用履歴を示す「会議室使用履歴」も一部変更した。またここでは、備品の使用履歴情報の一例として、「プロジェクタ使用履歴」の例を取り上げるため、「ホワイトボード使用履歴」は非図示である。但し勿論、「ホワイトボード使用履歴」も会議室情報DB111内に追加されうる。
「会議室使用履歴」(図4の「使用履歴」に相当)は、上述したように、実際の会議室の使用実績を示す。
次に、「プロジェクタ使用履歴」は、会議室の備品であるプロジェクタの使用実績を示し、具体的には、「使用開始時刻」、「使用終了時刻」、「使用率」を含む。例えば、予約者が予約したとおりに実際に会議室を使用した場合は使用した「使用開始時刻」、「使用終了時刻」が格納される。この「使用開始時刻」、「使用終了時刻」は、プロジェクタ4から転送された動作ログに基づく電源ON時刻、OFF時刻である。「使用率」は、会議室予約時間に対する実際の使用時間(本実施例では電源がONである時間)の割合である。例えば、2時間の会議室予約に対してプロジェクタの電源を入れていた時間が1時間の場合、「使用率」は50%となる。また、「予約確定後キャンセル」あるいは「会議室確定後キャンセル」の場合、あるいはプロジェクタを配置していない会議室に付属するプロジェクタ使用履歴は当然ないため、「-」となる。
なお、この「プロジェクタ使用履歴」の情報は、そのステータスが判明したタイミングで入力される。具体的には、「プロジェクタ使用履歴」は、プロジェクタ4から転送された動作ログ(「使用開始時刻」、「使用終了時刻」を含む)に基づくため、動作ログを受信したタイミングで入力されうる。
(会議室確定前予約DB114)
図41は、本実施形態に係る会議室確定前予約DB114の一例(その1)を示す。図7と比較し、本実施形態に係る会議室確定前予約DB114には、希望会議室に配置されている備品のうち使用したい備品を識別する情報を示す「希望備品」が追加され記憶されている。
「予約確定」は、上述したように、予約確定の可否を示す識別子である。ユーザから予約を受け付けた時点で、その予約情報により特定される予約日時に、会議参加人数を収容可能な会議室が少なくともいずれか空いていれば、会議室確保可であるので予約確定(○)となる。一方、予約日時に、会議参加人数を収容可能な会議室がこれ以上空いていなければ、会議室確保不可であるので予約確定不可(×)となる。
例えば図中、「予約ID」R03、「予約受付日時」2011.05.24、「予約者名(予約者ID)」佐藤××(002)の予約情報は、佐藤さんによる予約情報である。そして「予約日」及び「予約時間」2011.06.11の10:00〜12:00において、会議参加人数6名を収容可能な希望会議室としてMS301の会議室を予約している。また、会議室とともに、MS301の会議室に配置されているプロジェクタ(P)の使用も希望している(例えば、「希望備品」:P)。
なお、会議室情報DB111(例えば、再び図4参照)によれば、会議参加人数6名を収容可能であって、プロジェクタを備えた会議室は、MS301のみであることを言及しておく。
<情報処理>
次に、本実施形態に係る会議室予約サーバ1における情報処理・動作を説明する。ここでは、既に予約確定処理(例えば、図9)は完了したものとし、これにより、会議室確定前予約DB114には、図41に示される予約情報が記憶されているものとする。この場合において、以下の会議室確定処理を説明する。
図42は、本実施形態に係る会議室確定処理を説明するフローチャートである。本実施形態では、図10を比べ、S17とS18との間に、S20〜S22が追加される。以下、異なる点を中心に詳しく説明する。
S11:会議室確定部150は、会議室確定時刻になったか否かを判定する。会議室確定部150は会議室確定時刻になると、会議室確定処理を開始する。
S12:会議室確定部150は、会議室確定時刻(例えば午前0時)になると、会議室確定処理を開始し、まず会議室確定条件113から会議室確定条件である「確定タイミング」、「会議室割り当て優先度設定」の各設定パラメータを取得する。例えばここでは図6を参照し、会議室確定条件113の「確定タイミング」(会議開催日の)10日前、「予約確定後キャンセル」−1、「会議室確定後キャンセル」−5を取得する。
S13:次に会議室確定部150は、会議室確定前予約DB114から、全ての会議室確定前情報(予約情報)の「予約日」、「予約確定」の値を取得する。
S14:会議室確定部150は、取得した全ての会議室確定前情報(予約情報)の中から、「予約日」、「確定タイミング」の値に基づいて、本日が確定タイミングに該当し、かつ予約確定している予約情報(会議室確定前情報ともいう)を抽出する。例えば、「確定タイミング」は10日前、本日が2011年6月1日であるとすると、抽出対象は、本日から10日後に会議開催予定の予約となるので、図41を参照し、ここでは「予約日」が2011.06.11であって、「予約確定」○である「予約ID」R01、R03の予約情報が抽出される。
S15:ここで会議室確定部150は会議室割り当てテーブルを生成し、抽出した予約情報を登録する。図43は、本実施形態に係る会議室割り当てテーブルの一例(その1)を示す。会議室割り当てテーブルは、上述したように、会議室確定部150が会議室確定処理に使用するもので、メモリ上一時的に生成する。会議室確定部150は、抽出された予約情報を順々に会議室割り当てテーブルに登録するが、この時点までにおいては、「予約ID」R01、R03の抽出された予約情報が抽出順に登録されていく。
S16:会議室確定部150は、使用履歴DB112の使用履歴(図40)と、会議室確定条件113の会議室割り当て優先度設定(図6)とに基づいて、抽出された「予約者」毎の予約者割り当て優先度を算出する。
例えば、抽出された「予約者」である鈴木さんの予約者割り当て優先度は、使用履歴DB112の使用履歴(図40)を参照すると、「予約確定後キャンセル」1回、「会議室確定後キャンセル」1回の履歴がある。会議室割り当て優先度設定(図6)によれば、優先度は「予約確定後キャンセル」−1、「会議室確定後キャンセル」−5であるので、鈴木さんの場合、予約者割り当て優先度は、−6である。
また例えば、抽出された「予約者」である佐藤さんの予約者割り当て優先度は、使用履歴DB112の使用履歴(図40)を参照すると、「予約確定後キャンセル」1回、「会議室確定後キャンセル」1回である。よって佐藤さんの場合、予約者割り当て優先度は、鈴木さん同様、−6である。
S17:会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルにおいて、抽出した予約情報を予約者割り当て優先度の降順に並べる。ここでの例の場合、予約者割り当て優先度は、鈴木さん、佐藤さんともに、−6であるから、受け付けた順のまま、鈴木さん、佐藤さんの順番となるよう並べられる(図43参照)。
S20:次に、会議室確定部150は、並び替えた会議室割り当てテーブルの中で、「使用者割り当て優先度」が、同じ予約で、かつ予約時間・希望会議室・希望備品も同じ予約情報があるかを確認し抽出する。例えば、図42を参照し、「使用者割り当て優先度」が「−6」で同じで、「予約時間」が10:00〜12:00、「希望会議室」がMS301、「希望備品」がプロジェクタ(P)である「予約ID」R01、R03の予約情報が、この条件に該当し、抽出される。なお、抽出できない場合は、S18へ進めばよい。
S21:会議室確定部150は、使用履歴DB112の使用履歴(図40)に基づいて、抽出された「予約者」毎の平均の「備品使用率」を算出する。
例えば、抽出された「予約者」である鈴木さんの平均備品使用率は、使用履歴DB112の「プロジェクタ使用履歴」(図40)を参照すると、「使用率」:50%との履歴が1回あるので、鈴木さんの平均の「備品使用率」は、50%である。
また例えば、抽出された「予約者」である佐藤さんの平均備品使用率は、使用履歴DB112の「プロジェクタ使用履歴」(図40)を参照すると、「使用率」:100%との履歴が2回あるので、佐藤さんの平均の「備品使用率」は、100%である。
S22:次に、会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルにおいて、抽出した予約情報を備品使用率降順に並べる。
図44は、本実施形態に係る会議室割り当てテーブルの一例(その2)を示す。ここでは、「備品使用率」は、佐藤さんが100%、鈴木さんが50%であるから、図に示されるように、佐藤さん、鈴木さんの順番となるよう並べられる。
S18:次に会議室確定部150は、会議室割り当てテーブルを完成させると、予約者割り当て優先度の順位に従って会議室を優先的に割り当てていく。具体的にまず、会議室割り当てテーブルの最上位エントリーの予約情報を取り出す。そして会議室確定後DB115を参照し、その予約情報による予約日時において希望会議室の予約状況を確認し、空きがある場合、その予約情報に対し、会議室(使用会議室)を確定させる。
例えば図44を参照すると、順位1位のR03の佐藤さんの予約の場合、2011.6.11、10:00−12:00において、希望会議室MS301は空いているので、MS301を確保することが可能である。よって会議室確定部150は、会議室確定後DB115に対し、R03の佐藤さんの予約情報を同日時2011.6.11、10:00−12:00、同会議室MS301で登録する。
図45は、本実施形態に係る会議室確定後予約DB115の一例(その1)を示す。図に示されるように、R03の佐藤さんの予約が、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS301で予約されていることが分かる。
次いで順位2位のR01の鈴木さんの予約の場合、2011.6.11、10:00−12において、図45を参照すると、希望会議室MS301は空いていないので、S301を確保することはできない。この場合、会議室情報DB111(例えば、図4)から、R01の人数6名を収容可能な会議室を検索すると、MS302が見つかるので、次いで会議室MS302が同日時間帯に空いているか否かを判定する。空いている会議室が複数あった場合には、いずれか1つの会議室を確保する。よってここでは会議室確定部150は、会議室確定後DB115に対し、R01の鈴木さんの予約情報を同日時2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS302で登録する。なお、上述したように、「予約確定」の欄に○になっている場合、予約確定時点で必ず会議参加人数を有用可能な会議室は確保されているので、会議室自体の空きがないということはない(図9のS5)。
但し、会議室情報DB111(例えば、図4)によれば、会議室MS302には、希望備品であるプロジェクタ(P)は配置されていない。つまり、本実施形態において、R01の鈴木さんは、希望日時に人数が収容できる会議室は確保できたものの、備品については、予約することができない。
会議室確定部150は、会議室割り当てテーブル上の全ての予約情報に対し会議室が確定すると、会議室確定前予約DB114及び会議室割り当てテーブルに記憶されている同予約情報は抹消しておく。つまり会議室割り当てテーブルの予約情報が全て抹消されれば、本日の会議室確定処理は終了となる。
図46は、本実施形態に係る会議室確定前予約DB114の一例(その2)を示す。図41と比較すると分かるように、R01の鈴木さんと、R03の佐藤さんの予約が抹消されていることが分かる。
なお会議室予約サーバ1は、予約を行っている予約者に対し、この会議室確定の結果を通知するようにする。例えば予約者の「連絡先」(メール等)に対し通知することにより、予約者は予約していた予約に対し正式に具体的な会議室が決定されたことを認識できる。つまりここでは、R01の鈴木さんと、R03の佐藤さんに対し、会議開催の10日前に具体的な会議室が決定された旨が通知される。そしてさらに、備品が確保できなかったR01の鈴木さんに対しては、その旨も同時に通知される。
ところで、R01の鈴木さんは「予約受付日」2011.05.22に、R03の佐藤さんは「予約受付日」2011.05.24にそれぞれ予約を行っている(図41)。従来のように予約順であれば、「予約受付日」2011.05.22において予約した鈴木さんが、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS301をまず先予約する。その2日後の「予約受付日」2011.05.24において佐藤さんが、2011.6.11、10:00−12:00、会議室MS301を予約しようとすると、鈴木さんの先予約が存在するため、佐藤さんがどうしても会議室MS301を確保しなければならない事情がある場合、鈴木さんの予約を変更しなければならず、予約者(鈴木さん)や会議参加者の混乱を招いてしまうという可能性がある。
本実施形態においては、「予約受付日」ではなく、会議開催の比較的直前まで希望する予約情報を募っておき、例えば10日前に具体的な会議室が決定されるので、予約変更される自体は生じにくく、少なくとも本例では、鈴木さんの予約変更を回避することができる。またさらに、本実施形態においては、過去の「会議室使用履歴」におけるキャンセル回数が全く同等の場合は、過去の「備品使用率」が高い方が、会議室及びその会議室に配置された備品をより有効に使用しうる使用者であるとして、優先的にその会議室を割り当てることができる。
[総括]
以上のように上述の実施形態に係る会議室予約システム100においては、会議室予約時、予約順に会議室を予約、割当てるのではなく、会議室予約時には会議室予約の可否のみを決め、具体的な会議室の指定は保留する。そして会議開催日の所定数日前において、会議室予約に対し、予約状況全体を勘案して具体的な会議室を割り当てて会議室を確定させる。予約者は会議室予約時においては、具体的な会議室は未定であるものの、少なくとも会議室確保は保証されるので、会議室の予約という目的は達成される。また会議開催日の所定数日前において、例えば○○会議室というように具体的な会議室が確定するので、会議室確定後の会議室が変更される可能性は極力抑えられるようになっている。従って無駄な会議室の変更が発生し、予約者や会議参加者の混乱を招いてしまうといった事態を低減できる。
即ち以上の本発明によれば、ユーザが会議室の予約を行うに際し、会議室変更の発生は極力抑えられるべく、適切な会議室の予約・割当を行う会議室予約プログラム及び会議室予約装置等を提供することが可能となる。なお、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 会議室予約サーバ
2 端末
3 ネットワーク
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 補助記憶装置
15 記憶媒体読取装置
16 入力装置
17 表示装置
18 通信装置18
110 記憶部
111 会議室情報DB
112 使用履歴DB
113 会議室確定条件
114 会議室確定前予約DB
115 会議室確定後予約DB
116 保存用会議室割り当てテーブル
120 設定部
130 予約受付部
140 予約確定部
150 会議室確定部
401 使用履歴記録部
402 使用履歴転送部
403 使用履歴DB
特開2011−48505号公報

Claims (11)

  1. 予約者から会議室の予約情報を受け付け、該予約情報に適う会議室を予約する会議室予約プログラムであって、
    コンピュータに、
    会議室の識別情報と収容人数と会議室数とを含む会議室情報と、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数と受け付けた予約情報の使用日時と参加人数に適う会議室の予約確定を示す予約確定識別子を含む会議室確定前予約情報とを記憶する記憶手段と、
    予約者から使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む予約情報が受け付けられると、前記会議室情報と前記会議室確定前予約情報とを参照し、該予約情報を前記会議室確定前予約情報に登録した場合に該使用日時の時間帯において該参加人数を収容可能な会議室数の上限を超えるか否かを判定し、該会議室数の上限を超えない場合、前記会議室確定前予約情報に対し、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む前記予約情報を前記予約確定識別子とともに登録することにより、受け付けた前記予約情報に対し予約を確定する予約確定手段と、
    前記予約確定手段により前記予約情報が確定された以降であって会議室が使用される前記使用日時よりも前の所定直近時刻になると、前記会議室情報と前記予約確定識別子を有する前記会議室確定前予約情報とを参照し、前記会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて、受け付けた前記予約情報に対し使用会議室を確定する会議室確定手段として機能させ、
    前記記憶手段は、予約者毎の会議室予約履歴並びに使用履歴又はキャンセル履歴を含む会議室使用履歴情報を記憶し、
    前記会議室確定手段は、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の予約情報を含む複数の会議室確定前予約情報がある場合、前記会議室使用履歴情報から、前記複数の会議室確定前予約情報の予約者の会議室使用履歴情報を取得し、該会議室使用履歴情報に基づく優先度を算出し、該優先度の最も高い予約者の第1の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当て、第2の会議室確定前予約情報に対して希望会議室以外の使用会議室を割り当て
    その後に、該希望会議室がキャンセルされると、キャンセルされた予約情報と同一又は重複する使用日時並びに同一の希望会議室の予約情報を含む1以上の会議室確定前予約情報がある場合、前記1以上の会議室確定前予約情報のうち、前記優先度の最も高い予約者の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てること、
    を特徴とする会議室予約プログラム。
  2. 予約者から会議室の予約情報を受け付け、該予約情報に適う会議室を予約する会議室予約プログラムであって、
    コンピュータに、
    会議室の識別情報と収容人数と会議室数とを含む会議室情報と、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数と受け付けた予約情報の使用日時と参加人数に適う会議室の予約確定を示す予約確定識別子を含む会議室確定前予約情報とを記憶する記憶手段と、
    予約者から使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む予約情報が受け付けられると、前記会議室情報と前記会議室確定前予約情報とを参照し、該予約情報を前記会議室確定前予約情報に登録した場合に該使用日時の時間帯において該参加人数を収容可能な会議室数の上限を超えるか否かを判定し、該会議室数の上限を超えない場合、前記会議室確定前予約情報に対し、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む前記予約情報を前記予約確定識別子とともに登録することにより、受け付けた前記予約情報に対し予約を確定する予約確定手段と、
    前記予約確定手段により前記予約情報が確定された以降であって会議室が使用される前記使用日時よりも前の所定直近時刻になると、前記会議室情報と前記予約確定識別子を有する前記会議室確定前予約情報とを参照し、前記会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて、受け付けた前記予約情報に対し使用会議室を確定する会議室確定手段として機能させ、
    前記記憶手段は、予約者毎の会議室予約履歴並びに使用履歴又はキャンセル履歴を含む会議室使用履歴情報を記憶し、
    前記会議室確定手段は、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の予約情報を含む複数の会議室確定前予約情報がある場合、前記会議室使用履歴情報から、前記複数の会議室確定前予約情報の予約者の会議室使用履歴情報を取得し、該会議室使用履歴情報に基づく優先度を算出し、該優先度の最も高い予約者の第1の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当て、第2の会議室確定前予約情報に対して希望会議室以外の使用会議室を割り当て、
    その後に、該希望会議室がキャンセルされると、キャンセルされた予約情報と同一又は重複する使用日時並びに同一の希望会議室の予約情報を含む1以上の会議室確定前予約情報がある場合であっても、前記1以上の会議室確定前予約情報よりも優先し前記第2の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てること、
    を特徴とする会議室予約プログラム。
  3. 前記会議室確定手段は、
    前記使用日時よりも所定日前であるときに、前記1以上の会議室確定前予約情報よりも優先し前記第2の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てて、
    前記使用日時よりも所定日前の時点を過ぎた後であるときは、前記第2の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てないこと、
    を特徴とする請求項記載の会議室予約プログラム。
  4. 前記所定日は、予約者から受け付けられる前記予約情報に含まれること、
    を特徴とする請求項記載の会議室予約プログラム。
  5. 予約者から会議室の予約情報を受け付け、該予約情報に適う会議室を予約する会議室予約プログラムであって、
    コンピュータに、
    会議室の識別情報と収容人数と会議室数とを含む会議室情報と、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数と受け付けた予約情報の使用日時と参加人数に適う会議室の予約確定を示す予約確定識別子を含む会議室確定前予約情報とを記憶する記憶手段と、
    予約者から使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む予約情報が受け付けられると、前記会議室情報と前記会議室確定前予約情報とを参照し、該予約情報を前記会議室確定前予約情報に登録した場合に該使用日時の時間帯において該参加人数を収容可能な会議室数の上限を超えるか否かを判定し、該会議室数の上限を超えない場合、前記会議室確定前予約情報に対し、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む前記予約情報を前記予約確定識別子とともに登録することにより、受け付けた前記予約情報に対し予約を確定する予約確定手段と、
    前記予約確定手段により前記予約情報が確定された以降であって会議室が使用される前記使用日時よりも前の所定直近時刻になると、前記会議室情報と前記予約確定識別子を有する前記会議室確定前予約情報とを参照し、前記会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて、受け付けた前記予約情報に対し使用会議室を確定する会議室確定手段として機能させ、
    前記会議室情報は、会議室が備える備品情報を含み、
    前記記憶手段は、予約者毎の備品使用履歴情報を記憶し、
    前記会議室確定手段は、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の予約情報を含む複数の会議室確定前予約情報がある場合、前記備品使用履歴情報から、前記複数の会議室確定前予約情報の予約者の備品使用履歴情報を取得し、該備品使用履歴情報に基づく優先度を算出し、該優先度の最も高い予約者の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てること、
    を特徴とする会議室予約プログラム。
  6. 前記会議室確定手段は、予約者毎の会議室予約履歴並びに使用履歴又はキャンセル履歴を含む会議室使用履歴情報に基づく優先度を算出し、該優先度の最も高い予約者の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てられない場合に、前記備品使用履歴情報に基づく優先度を算出し、該優先度の最も高い予約者の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てること、
    を特徴とする請求項記載の会議室予約プログラム。
  7. 前記備品使用履歴情報は、備品の使用率を含み、
    前記会議室確定手段は、前記備品の使用率の最も高い予約者の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てること、
    を特徴とする請求項5又は6記載の会議室予約プログラム。
  8. コンピュータに、
    前記所定直近時刻を決定するための設定パラメータ及び/又は前記優先度を決定するための設定パラメータを設定する設定手段として機能させるための請求項1ないし7何れか一項記載の会議室予約プログラム。
  9. 予約者から会議室の予約情報を受け付け、該予約情報に適う会議室を予約する会議室予約装置であって、
    会議室の識別情報と収容人数と会議室数とを含む会議室情報と、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数と受け付けた予約情報の使用日時と参加人数に適う会議室の予約確定を示す予約確定識別子を含む会議室確定前予約情報とを記憶する記憶手段と、
    予約者から使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む予約情報が受け付けられると、前記会議室情報と前記会議室確定前予約情報とを参照し、該予約情報を前記会議室確定前予約情報に登録した場合に該使用日時の時間帯において該参加人数を収容可能な会議室数の上限を超えるか否かを判定し、該会議室数の上限を超えない場合、前記会議室確定前予約情報に対し、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む前記予約情報を前記予約確定識別子とともに登録することにより、受け付けた前記予約情報に対し予約を確定する予約確定手段と、
    前記予約確定手段により前記予約情報が確定された以降であって会議室が使用される前記使用日時よりも前の所定直近時刻になると、前記会議室情報と前記予約確定識別子を有する前記会議室確定前予約情報とを参照し、前記会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて、受け付けた前記予約情報に対し使用会議室を確定する会議室確定手段と、
    を有し、
    前記記憶手段は、予約者毎の会議室予約履歴並びに使用履歴又はキャンセル履歴を含む会議室使用履歴情報を記憶し、
    前記会議室確定手段は、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の予約情報を含む複数の会議室確定前予約情報がある場合、前記会議室使用履歴情報から、前記複数の会議室確定前予約情報の予約者の会議室使用履歴情報を取得し、該会議室使用履歴情報に基づく優先度を算出し、該優先度の最も高い予約者の第1の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当て、第2の会議室確定前予約情報に対して希望会議室以外の使用会議室を割り当て
    その後に、該希望会議室がキャンセルされると、キャンセルされた予約情報と同一又は重複する使用日時並びに同一の希望会議室の予約情報を含む1以上の会議室確定前予約情報がある場合、前記1以上の会議室確定前予約情報のうち、前記優先度の最も高い予約者の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てること、
    を特徴とする会議室予約装置。
  10. 予約者から会議室の予約情報を受け付け、該予約情報に適う会議室を予約する会議室予約装置であって、
    会議室の識別情報と収容人数と会議室数とを含む会議室情報と、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数と受け付けた予約情報の使用日時と参加人数に適う会議室の予約確定を示す予約確定識別子を含む会議室確定前予約情報とを記憶する記憶手段と、
    予約者から使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む予約情報が受け付けられると、前記会議室情報と前記会議室確定前予約情報とを参照し、該予約情報を前記会議室確定前予約情報に登録した場合に該使用日時の時間帯において該参加人数を収容可能な会議室数の上限を超えるか否かを判定し、該会議室数の上限を超えない場合、前記会議室確定前予約情報に対し、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む前記予約情報を前記予約確定識別子とともに登録することにより、受け付けた前記予約情報に対し予約を確定する予約確定手段と、
    前記予約確定手段により前記予約情報が確定された以降であって会議室が使用される前記使用日時よりも前の所定直近時刻になると、前記会議室情報と前記予約確定識別子を有する前記会議室確定前予約情報とを参照し、前記会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて、受け付けた前記予約情報に対し使用会議室を確定する会議室確定手段と、
    を有し、
    前記記憶手段は、予約者毎の会議室予約履歴並びに使用履歴又はキャンセル履歴を含む会議室使用履歴情報を記憶し、
    前記会議室確定手段は、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の予約情報を含む複数の会議室確定前予約情報がある場合、前記会議室使用履歴情報から、前記複数の会議室確定前予約情報の予約者の会議室使用履歴情報を取得し、該会議室使用履歴情報に基づく優先度を算出し、該優先度の最も高い予約者の第1の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当て、第2の会議室確定前予約情報に対して希望会議室以外の使用会議室を割り当て、
    その後に、該希望会議室がキャンセルされると、キャンセルされた予約情報と同一又は重複する使用日時並びに同一の希望会議室の予約情報を含む1以上の会議室確定前予約情報がある場合であっても、前記1以上の会議室確定前予約情報よりも優先し前記第2の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てること、
    を特徴とする会議室予約装置。
  11. 予約者から会議室の予約情報を受け付け、該予約情報に適う会議室を予約する会議室予約装置であって、
    会議室の識別情報と収容人数と会議室数とを含む会議室情報と、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数と受け付けた予約情報の使用日時と参加人数に適う会議室の予約確定を示す予約確定識別子を含む会議室確定前予約情報とを記憶する記憶手段と、
    予約者から使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む予約情報が受け付けられると、前記会議室情報と前記会議室確定前予約情報とを参照し、該予約情報を前記会議室確定前予約情報に登録した場合に該使用日時の時間帯において該参加人数を収容可能な会議室数の上限を超えるか否かを判定し、該会議室数の上限を超えない場合、前記会議室確定前予約情報に対し、予約者と使用日時と希望会議室の識別情報と参加人数とを含む前記予約情報を前記予約確定識別子とともに登録することにより、受け付けた前記予約情報に対し予約を確定する予約確定手段と、
    前記予約確定手段により前記予約情報が確定された以降であって会議室が使用される前記使用日時よりも前の所定直近時刻になると、前記会議室情報と前記予約確定識別子を有する前記会議室確定前予約情報とを参照し、前記会議室の中から、該会議室確定前予約情報に適う使用会議室を割り当てて、受け付けた前記予約情報に対し使用会議室を確定する会議室確定手段と、
    を有し、
    前記会議室情報は、会議室が備える備品情報を含み、
    前記記憶手段は、予約者毎の備品使用履歴情報を記憶し、
    前記会議室確定手段は、同一又は重複する使用日時の時間帯並びに同一の希望会議室の予約情報を含む複数の会議室確定前予約情報がある場合、前記備品使用履歴情報から、前記複数の会議室確定前予約情報の予約者の備品使用履歴情報を取得し、該備品使用履歴情報に基づく優先度を算出し、該優先度の最も高い予約者の会議室確定前予約情報に対して該希望会議室である使用会議室を割り当てること、
    を特徴とする会議室予約装置。
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