JP5947946B2 - 無励磁作動型電磁ブレーキ - Google Patents

無励磁作動型電磁ブレーキ Download PDF

Info

Publication number
JP5947946B2
JP5947946B2 JP2015075858A JP2015075858A JP5947946B2 JP 5947946 B2 JP5947946 B2 JP 5947946B2 JP 2015075858 A JP2015075858 A JP 2015075858A JP 2015075858 A JP2015075858 A JP 2015075858A JP 5947946 B2 JP5947946 B2 JP 5947946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
electromagnet assembly
flange portion
yoke
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015075858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015165163A (ja
Inventor
敏兼 金木
敏兼 金木
一則 小池
一則 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oriental Motor Co Ltd filed Critical Oriental Motor Co Ltd
Priority to JP2015075858A priority Critical patent/JP5947946B2/ja
Publication of JP2015165163A publication Critical patent/JP2015165163A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5947946B2 publication Critical patent/JP5947946B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

本発明は無励磁作動型電磁ブレーキに関する。
従来の無励磁作動型電磁ブレーキとして特許文献1が知られている。同文献には、イン
ナーヨークの先端の磁極部に所定形状の切り欠き部を形成して、該インナーヨークとアウ
ターヨークとの間の磁気空隙部の部分を適正な体積となるように増大させる技術が開示さ
れている。
実開平5−10833号公報
無励磁作動型電磁ブレーキにおいて、所定値の電流による励磁によりブレーキを非作動
の状態とするためには、アウターヨークとインナーヨークとの間に所定のギャップを設け
る必要がある。そのギャップの精度を保つためには、インナーヨーク及びアウターヨーク
の高い加工精度及び組立精度が求められていた。
本発明は、かかる問題点に鑑み、インナーヨーク及びアウターヨークの加工精度及び組
立精度に依存せずに、インナーヨークとアウターヨークとの間のギャップの精度を保つこ
とを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、アウターヨーク及びインナーヨークを同軸二重円筒状に形成して静止体に固定し、前記アウターヨークと前記インナーヨークとの間の円筒状空隙部に電磁コイルを収容して電磁石組立体を構成し、リング状又はリングを周方向に所定の間隔で略円弧状に分割した形状の永久磁石を前記電磁石組立体内に設け、前記電磁石組立体と軸方向に対向するようにアーマチュアを前記電磁石組立体に対して接離可能に配置するとともに、該アーマチュアを、前記電磁石組立体の軸線上に挿通した、前記静止体から突出するように設けられた回転軸に一体的に設け、かつ該アーマチュアを前記電磁石組立体から引き離す方向に付勢する付勢手段を設け、前記永久磁石によって、前記電磁コイルが励磁されない状態では、前記アーマチュアを前記付勢手段の付勢力に抗して前記電磁石組立体に吸着させて前記回転軸の回転を制動するとともに、前記電磁コイルが励磁されると前記永久磁石の磁束を打ち消す磁束が発生し、前記付勢手段の付勢力により前記アーマチュアを吸着から解放して前記回転軸に対する制動を解除する無励磁作動型電磁ブレーキにおいて、前記アウターヨークの軸方向一端から径方向内側に突出するようにリング状の鍔部が設けられるとともに、前記インナーヨークの軸方向一端から径方向外側に突出するようにリング状の鍔部が設けられ、前記アウターヨークの鍔部又は前記インナーヨークの鍔部が直接、前記静止体に固定され、一方の鍔部に他方の鍔部と軸方向に対向させて凸部が設けられ、前記凸部により形成される凹部と前記他方の鍔部との間に、軸方向に着磁された前記永久磁石が配置され、前記凸部と前記他方の鍔部との間に非磁性体からなるギャップ材が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、インナーヨーク及びアウターヨークの加工精度及び組立精度に依存せ
ずに、インナーヨークとアウターヨークとの間のギャップの精度を保つことができる。
本発明の一実施形態を示す図であり、(A)は永久磁石による磁束状態を示す横半断面図、(B)は励磁された電磁コイルによる磁束状態を示す横半断面図である。 (A)は図1(A)に対応する等価な磁気回路図であり、(B)は図1(B)に対応する等価な磁気回路図である。 本発明の他の実施形態を示す図であり、(A)は永久磁石による磁束状態を示す横半断面図、(B)は励磁された電磁コイルによる磁束状態を示す横半断面図である。
[第1の実施形態]
図1において、符号1は、静止体2から突出して設けられた回転軸3に装備された電磁
ブレーキである。この電磁ブレーキ1は、回転軸3に一体的に設けられたリング状のアー
マチュア4と、静止体2に固定され、かつ前記アーマチュア4と一定のギャップGaを置
いて対向して配置された電磁石組立体5とを備えている。
アーマチュア4は、回転軸3の軸方向先端に装着されたハブ6に設けられたばねプレー
ト7により支持され、かつ軸方向に沿って電磁石組立体5と接離可能に装着されている。
このアーマチュア4は、軟磁性体で成形され、ばねプレート7により、常時、前記電磁石
組立体5から引き離される方向(図示左方向)に付勢されている。
電磁石組立体5は、回転軸3と同軸に配置された二重円筒状のアウターヨーク51
びインナーヨーク52を備えている。つまり、回転軸3は、電磁石組立体5の軸線上に
挿通されている。アウターヨーク51とインナーヨーク52との間にある円筒状空隙
53内には、インナーヨーク52に巻回された電磁コイル54が収容されている。
アウターヨーク51には、軸方向一端から径方向内側に突出するようにリング状の鍔
部51aが設けられ、この鍔部51aが静止体2に固定されている。さらに、鍔部5
1aの軸方向アーマチュア4側の面には、リング状かつ回転軸3と同軸方向の凸部51
が設けられ、この凸部51bの内周側にリング状の凹部51cが形成されている
インナーヨーク52の軸方向かつ静止体2側の端部には、径方向外側に突出するよう
にかつ前記アウターヨーク51の鍔部51aと軸方向に対向するようにリング状の鍔
部52aが設けられている。この鍔部52aの軸方向静止体2側の面の外周側には、
リング状かつ回転軸3と同軸方向の凸部52bが設けられ、この凸部52bの内周側
にリング状の凹部52cが形成されている。インナーヨーク52の凸部52b及び
凹部52cはそれぞれ、アウターヨーク51の凸部51b及び凹部51cと軸方向
に対向するように位置合わせがなされている。
そして、アウターヨーク51の凹部51cと、インナーヨーク52の凹部52c
とで形成される円環状空間には、リング状の永久磁石55が設けられている。永久磁
石55は、インナーヨーク52の鍔部52a側の軸方向端面がN極、アウターヨー
ク51の鍔部51a側の軸方向端面がS極となるように着磁されている。
さらに、アウターヨーク51の凸部51bと、インナーヨーク52の凸部52b
とに挟まれるようにリング状のギャップ材56が設けられている。ギャップ材56
の内径は、永久磁石55の外径よりも大きいか又は等しい。このギャップ材56の材
質は非磁性体であり、銅又はステンレス鋼が好ましい。このようなギャップ材56によ
り、アウターヨーク51の凸部51bと、インナーヨーク52の凸部52bとの
間にリング状のギャップGbが軸方向に設けられる。このギャップGbは、前記永久
磁石55の径方向外側に位置している。ギャップGbの軸方向の長さLGb1は、ギ
ャップ材56の軸方向の肉厚と等しく、かつ永久磁石55の軸方向の肉厚Lよりも
小さい。
以上のような電磁ブレーキ1において、永久磁石55の有効磁束φmを図1(A)の
破線矢印により示している。永久磁石55の漏れ磁束については後述する。有効磁束φ
mは、永久磁石55のN極から、インナーヨーク52内をアーマチュア4に向かって
軸方向に通過しアーマチュア4の内周側の領域に流入する。この有効磁束φmは、アーマ
チュア4内を径方向外向きに通過してアーマチュア4の外周側の領域からアウターヨーク
51に流入する。有効磁束φmはさらに、アウターヨーク51内を鍔部51aに向
かって軸方向に通過し、鍔部51a内を径方向内向きに通過して永久磁石55のS極
に至る。このように還流する有効磁束φmにより、電磁コイル54が無励磁の状態では
、アーマチュア4がばねプレート7の付勢力に抗して電磁石組立体5に吸着されるため、
回転軸3の回転にブレーキが働く。
その一方で、電磁コイル54に対し、永久磁石55による磁束φmを打ち消す方向
に所定値の電流を流すと、磁束φmと大きさがほぼ同じで向きが逆方向の磁束φcが図1
(B)の破線矢印に示すように生じる。磁束φcは、インナーヨーク52内を鍔部52
に向けて軸方向に通過し、永久磁石55を迂回するように、鍔部52a内を径方
向外向きに通過し、かつ凸部52b内を軸方向に通過してギャップGbに流入する。
この磁束φcは、ギャップGbを軸方向に通過してアウターヨーク51の凸部51b
に流入し、鍔部51a内を径方向外向きに通過し、アウターヨーク51内をアーマ
チュア4に向かって軸方向に通過する。磁束φcはさらに、ギャップGaを経たうえでア
ーマチュア4の外周側の領域に流入し、アーマチュア4内を径方向内向きに通過してアー
マチュア4の内周側の領域からギャップGaを経たうえでインナーヨーク52に流入す
る。このように、磁束φcが前記有効磁束φmとは逆方向に還流することにより、磁束φ
mと磁束φcとが互いに打ち消し合って、その差がある値以下となるため、ばねプレート
7の付勢力によりアーマチュア4は電磁石組立体5への吸着から解放される。その結果、
ブレーキトルクは零となる。
電磁コイル54に流す電流をさらに増加させると、磁束φcの大きさが磁束φmの大き
さを上回り、その差が大きくなるため、アーマチュア4は再び電磁石組立体5に吸着され
る。つまり、ブレーキトルクが再び生じる。したがって、永久磁石55により生じる磁
界の強さと、ばねプレート7の付勢力とに合わせて、電磁コイル54への励磁電流の向
き及び大きさを調整することにより、ブレーキトルクを制御することができる。
このように磁束φcは、永久磁石55を迂回するように、ギャップ材56により形
成されたギャップGbを通過する。そのため、ギャップ材56及びギャップGb
それぞれ、バイパスギャップ材56及びバイパスギャップGbとも呼ぶ。
以上のような無励磁作動型の電磁ブレーキ1を示した図1(A)及び(B)にそれぞれ
対応する等価な磁気回路を図2(A)及び(B)に示している。
図2(A)は、電磁コイル54が励磁されていない図1(A)に対応する等価な磁気
回路を示している。同図において、起磁力Emの永久磁石55により生じる磁束は、ア
ーマチュア4に達する前記有効磁束φmと、アーマチュア4には達せずにバイパスギャッ
プGbを通る漏れ磁束φmLとに分けられる。まず有効磁束φmは、アーマチュア4と
電磁石組立体5との間のギャップGaによる磁気抵抗Rga1及びRga2を通過する。
これに対し、漏れ磁束φmLは、バイパスギャップGbによる磁気抵抗Rgbを通過す
る。アーマチュア4側に流れる有効磁束φmにより、アーマチュア4が電磁石組立体5に
吸着され、同図において電磁ブレーキ1は作動状態にある。
図2(B)は、電磁コイル54に前記所定値の電流を流した図1(B)に対応する等
価な磁気回路を示している。同図において、起磁力Ecの電磁コイル54により生じる
磁束φcは、磁気抵抗Rga1及びRga2を、永久磁石55の有効磁束φmとは逆向
きに通過するとともに、磁気抵抗Rgbを通過する。そして、永久磁石55による有効
磁束φmと電磁コイル54による磁束φcとが互いに打ち消し合い、その差がある値以
下になるため、アーマチュア4が電磁石組立体5への吸着から解放され、同図において電
磁ブレーキ1は非作動状態になる。
以上に鑑みて、バイパスギャップGbによる磁気抵抗Rgbが小さいほど、アーマチ
ュア4の解放に必要な電磁コイル54の起磁力Ecを小さくすることができ、結果とし
てアーマチュア4を容易に解放することができる。その一方で、磁気抵抗Rgbをある程
度大きくして、永久磁石55の漏れ磁束φmLを小さくすることで、無励磁の状態にお
いて電磁ブレーキ1を効率的に作動させることができる。つまり、バイパスギャップGb
による磁気抵抗Rgbの値は、ある数値範囲内に収める必要があり、そのためには、バ
イパスギャップGbの軸方向の長さLGb1を適当な数値範囲に限定する必要がある。
本実施形態においては、バイパスギャップGbをバイパスギャップ材56で管理す
ることができるため、アウターヨーク51及びインナーヨーク52の加工精度及び組
立精度に依存せずしてバイパスギャップGbの長さLGb1の精度を保つことができる
。加えて、バイパスギャップ材56が設けられていることにより、バイパスギャップG
を経由したゴミなどの侵入及び付着を防ぐことができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態を変更した実施形態を図3に示している。まず、アウターヨーク5
とインナーヨーク52との間にある円筒状空隙53内には、インナーヨーク52
に巻回された電磁コイル54が収容されている。そして、インナーヨーク52の鍔
部52aが静止体2に固定されている。さらに、鍔部52aの軸方向アーマチュア4
側の面には、リング状かつ回転軸3と同軸方向の凸部52bが設けられ、この凸部52
の外周側にリング状の凹部52cが形成されている。
アウターヨーク51の鍔部51aは、インナーヨーク52の鍔部52aと軸方
向に対向するように設けられている。この鍔部51aの軸方向静止体2側の面の内周側
には、リング状かつ回転軸3と同軸方向の凸部51bが設けられ、この凸部51b
外周側にリング状の凹部51cが形成されている。アウターヨーク51の凸部51b
及び凹部51cはそれぞれ、インナーヨーク52の凸部52b及び凹部52c
軸方向に対向するように位置合わせがなされている。
そして、アウターヨーク51の凹部51cと、インナーヨーク52の凹部52c
とに挟まれるように、リング状の永久磁石55が設けられている。さらに、アウター
ヨーク51の凸部51bと、インナーヨーク52の凸部52bとに挟まれるよう
にリング状のバイパスギャップ材56が設けられている。バイパスギャップ材56
外径は、永久磁石55の内径よりも小さいか又は等しい。このバイパスギャップ材56
によるバイパスギャップGbは、前記永久磁石55の径方向内側に位置している。
バイパスギャップGbの軸方向の長さLGb2は、ギャップ材56の軸方向の肉厚と
等しく、かつ永久磁石55の軸方向の肉厚Lよりも小さい。
以上のような本実施形態においては、第1の実施形態とは異なり、永久磁石55の径
方向内側にバイパスギャップGbを設けている。このような本実施形態によっても、図
2に示したような磁気回路が得られ、第1の実施形態と同様の作用及び効果を得ることが
できる。
[その他]
ハイブリッド型ステッピングモーターのロータに使用している永久磁石を電磁ブレーキ
1の永久磁石55及び55として流用することができる。静止体2がハイブリッド型
ステッピングモーターの場合には、部品の種類を削減することができる。さらに、ハイブ
リッド型ステッピングモーターのロータと電磁石組立体5とに、永久磁石のもととなる着
磁前の素材を組み込んだうえで、電磁ブレーキ1をハイブリッド型ステッピングモーター
に組み付け、前記ロータの着磁前の素材と電磁石組立体5の着磁前の素材とに対して同時
に着磁を施すことができる。これにより、工数を削減することができる。
永久磁石55及び55はリング状に限られず、リングを周方向に所定の間隔で略円
弧状に分割した形状でもよい。
ばねプレート7に限らず、常時、アーマチュア4を電磁石組立体5から引き離す方向に
付勢する任意の付勢手段を用いることができる。
永久磁石55及び55による磁束φmの方向及び電磁コイル54及び54によ
る磁束φcの方向は、図示したものに限られず、磁束φmとは逆方向に磁束φcが生じれ
ばよい。
上記において、本発明に係る無励磁作動型電磁ブレーキの特定の実施形態について具体
的に説明した。しかし、本発明は、このような実施形態に限定されず、当業者にとって明
らかな変更、修正は、全て本発明の技術的範囲に含まれる。
1 電磁ブレーキ
2 静止体
3 回転軸
4 アーマチュア
5 電磁石組立体
6 ハブ
7 ばねプレート

51、51 アウターヨーク
51a、51a 鍔部
51b、51b 凸部
51c、51c 凹部
52、52 インナーヨーク
52a、52a 鍔部
52b、52b 凸部
52c、52c 凹部
53、53 円筒状空隙
54、54 電磁コイル
55、55 永久磁石
56、56 ギャップ材

Ga ギャップ
Gb、Gb バイパスギャップ
Gb1 バイパスギャップGbの軸方向の長さ
Gb2 バイパスギャップGbの軸方向の長さ
、L 肉厚

Em 永久磁石の起磁力
Ec コイルの起磁力
φm 永久磁石の有効磁束
φmL 永久磁石の漏れ磁束
φc 電磁コイルによる磁束
Rga1 ギャップGaによる磁気抵抗
Rga2 ギャップGaによる磁気抵抗
Rgb バイパスギャップGbによる磁気抵抗

Claims (2)

  1. アウターヨーク及びインナーヨークを同軸二重円筒状に形成して静止体に固定し、前記アウターヨークと前記インナーヨークとの間の円筒状空隙部に電磁コイルを収容して電磁石組立体を構成し、リング状又はリングを周方向に所定の間隔で略円弧状に分割した形状の永久磁石を前記電磁石組立体内に設け、前記電磁石組立体と軸方向に対向するようにアーマチュアを前記電磁石組立体に対して接離可能に配置するとともに、該アーマチュアを、前記電磁石組立体の軸線上に挿通した、前記静止体から突出するように設けられた回転軸に一体的に設け、かつ該アーマチュアを前記電磁石組立体から引き離す方向に付勢する付勢手段を設け、前記永久磁石によって、前記電磁コイルが励磁されない状態では、前記アーマチュアを前記付勢手段の付勢力に抗して前記電磁石組立体に吸着させて前記回転軸の回転を制動するとともに、前記電磁コイルが励磁されると前記永久磁石の磁束を打ち消す磁束が発生し、前記付勢手段の付勢力により前記アーマチュアを吸着から解放して前記回転軸に対する制動を解除する無励磁作動型電磁ブレーキにおいて、
    前記アウターヨークの軸方向一端から径方向内側に突出するようにリング状の鍔部が設けられるとともに、前記インナーヨークの軸方向一端から径方向外側に突出するようにリング状の鍔部が設けられ、前記アウターヨークの鍔部又は前記インナーヨークの鍔部が直接、前記静止体に固定され、一方の鍔部に他方の鍔部と軸方向に対向させて凸部が設けられ、前記凸部により形成される凹部と前記他方の鍔部との間に、軸方向に着磁された前記永久磁石が配置され、前記凸部と前記他方の鍔部との間に非磁性体からなるギャップ材が設けられることを特徴とする無励磁作動型電磁ブレーキ。
  2. 前記ギャップ材が銅又はステンレス鋼からなることを特徴とする請求項1に記載の無励磁作動型電磁ブレーキ。
JP2015075858A 2015-04-02 2015-04-02 無励磁作動型電磁ブレーキ Active JP5947946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015075858A JP5947946B2 (ja) 2015-04-02 2015-04-02 無励磁作動型電磁ブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015075858A JP5947946B2 (ja) 2015-04-02 2015-04-02 無励磁作動型電磁ブレーキ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013147762A Division JP5947756B2 (ja) 2013-07-16 2013-07-16 無励磁作動型電磁ブレーキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015165163A JP2015165163A (ja) 2015-09-17
JP5947946B2 true JP5947946B2 (ja) 2016-07-06

Family

ID=54187705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015075858A Active JP5947946B2 (ja) 2015-04-02 2015-04-02 無励磁作動型電磁ブレーキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5947946B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2701321B2 (ja) * 1988-05-31 1998-01-21 神鋼電機株式会社 電磁ブレーキ
JP3082565B2 (ja) * 1994-03-16 2000-08-28 神鋼電機株式会社 無励磁作動型電磁ブレ−キ/クラッチ
JPH0979294A (ja) * 1995-09-12 1997-03-25 Shinko Electric Co Ltd 無励磁作動型電磁ブレーキ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015165163A (ja) 2015-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5943694B2 (ja) ブレーキ付きモータ
JP5936425B2 (ja) ブレーキ付きモータ
TW201307698A (zh) 電磁離合器
JP5947756B2 (ja) 無励磁作動型電磁ブレーキ
JP2011050129A (ja) 電磁ブレーキ付モータ
JP2008086166A (ja) ミシン駆動用モータ
JP5947946B2 (ja) 無励磁作動型電磁ブレーキ
JP2020056478A (ja) 励磁作動ブレーキ
JP2017089679A (ja) 電磁連結装置
JP6129732B2 (ja) ブレーキモータ、および巻上機
JP2005124259A (ja) 磁気センサおよびブレーキ付き電動機
US20230396126A1 (en) Rotator
US10269480B2 (en) Solenoid
JPWO2022153438A5 (ja)
JP5383579B2 (ja) 電磁ブレーキ付き電動機
JP2008092753A (ja) モータ
JP7026569B2 (ja) 力覚付与型操作装置
JP5810062B2 (ja) 電磁ブレーキ
JP4882355B2 (ja) 渦電流式減速装置
JP2607299Y2 (ja) 振動アクチュエータ
US9893592B2 (en) Rotating electric machine
JP2023120788A (ja) 無励磁作動型電磁ブレーキ
JP6414094B2 (ja) ガルバノスキャナ
JP5073122B1 (ja) 交流電磁石構造
JPH0979294A (ja) 無励磁作動型電磁ブレーキ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5947946

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250