JP5947380B2 - 電線処理装置 - Google Patents

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    • G01R31/52Testing for short-circuits, leakage current or ground faults

Description

本発明は、電線処理装置に関する。
電線処理装置として、例えば、特開昭59ー222010号公報には、ワイヤストリップ機の異常検出装置に関し、ワイヤと容量結合する電極を設け、ワイヤの芯線とカッタとの接触に伴う電流変化を検出して、ストリップ処理の異常を検出する方法が開示されている。また、特許4883821号公報には、刃を電極として用いる構造が提案されている。同文献では、電線被覆材剥離装置は、刃が芯線に接触したか否かを検知する対象時点又は時間が任意に設定され、剥離動作の開始時、終了直前又は途中、さらには芯線に対する刃の接触時間の各時間的要素を管理することが記載されている。
特開昭59ー222010号公報 特許4883821号公報
上述したように、被覆電線から被覆材を剥離する処理(ストリップ処理)などで、芯線と刃との接触を電気的に検出し、芯線の損傷の有無を判定する提案は、種々なされている。ここでは、電線処理装置および電線処理装置の芯線接触検出装置について、刃と芯線とが接触したことを適切に検出できる新規構成を提案する。
本発明の一実施形態に係る芯線接触検出装置は、刃と、電極と、定電流型の高周波信号発生装置と、芯線接触検出部とを備えている。ここで、電極は、芯線が絶縁体によって被覆された被覆電線に対し、絶縁体を介して芯線に対向している。高周波信号発生装置は、電極に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置である。芯線接触検出部は、高周波信号発生装置から出力された高周波信号に基づいて、刃と芯線とが接触したことを検出できる検出部である。この芯線接触検出装置によれば、刃と芯線とが接触したことを適切に検出できる。
この芯線接触検出装置では、刃は接地されていてもよい。刃が接地されていてもよいので、刃の取り付け構造が簡単である。
また、芯線接触検出部は、高周波信号発生装置から出力された高周波信号の電圧レベルが、予め定められた電圧レベルよりも低い場合に、刃と前記芯線とが接触したことを検出するように構成できる。
また、芯線が刃を除く他の導体に接触し得る場合に、当該他の導体が絶縁されていてもよい。また、芯線が刃を除く他の導体に接触し得る場合に、当該他の導体は抵抗体を介して接地していてもよい。ここで、抵抗体は、芯線と導体とが接触している状態において、高周波信号発生装置から出力される高周波信号の電圧レベルが、刃と芯線とが接触しているときに、高周波信号発生装置から出力される高周波信号の電圧レベルよりも高くなる程度の電気抵抗値を有していてもよい。
また、電線処理装置は、被覆電線を切断する切断刃と、切断刃によって切断された被覆電線の端部をストリップ処理するストリップ刃と、切断刃とストリップ刃のうち、少なくとも何れか一方の刃を前記刃とする芯線接触検出装置を備えている。切断処理やストリップ処理で、刃と芯線とが接触したことを検出できるようになる。
また、電線処理装置は、被覆電線を切断する切断刃と、切断刃によって切断された被覆電線の前端部をストリップ処理するF側ストリップ刃と、切断刃で切断された被覆電線の後端部をストリップ処理するR側ストリップ刃とを備えていても良い。この場合、F側ストリップ刃を前記刃とするF側の芯線接触検出装置と、R側ストリップ刃を前記刃とするR側の芯線接触検出装置とを備えているとよい。
さらに、切断刃を前記刃とする、切断時の芯線接触検出装置を備えていてもよい。また、この場合、F側の芯線接触検出装置とR側の芯線接触検出装置のうち、少なくとも何れか一方が切断時の芯線接触検出装置となるように構成することができる。
また、芯線接触検出装置は、他の形態として、刃と、電線保持器と、定電流型の高周波信号発生装置と、芯線接触検出部とを備えていてもよい。ここで、電線保持器は、芯線が絶縁体によって被覆された被覆電線を保持する装置である。また、高周波信号発生装置は、刃に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置である。また、芯線接触検出部は、高周波信号発生装置から出力された高周波信号に基づいて、刃と芯線とが接触したことを検出できる検出部である。
また、電線処理装置は、被覆電線を切断する切断刃と、切断刃によって切断された被覆電線の前端部をストリップ処理するF側ストリップ刃と、切断刃で切断された被覆電線の後端部をストリップ処理するR側ストリップ刃とを備えている。この電線処理装置は、F側ストリップ刃を前記刃とする、F側の芯線接触検出装置を備えており、かつ、R側ストリップ刃を前記刃とするR側の芯線接触検出装置を備えているとよい。
また、さらに、切断刃を前記刃とする、切断時の芯線接触検出装置を備えていてもよい。この場合、F側の芯線接触検出装置とR側の芯線接触検出装置のうち、少なくとも何れか一方が切断時の芯線接触検出装置となるように構成されていてもよい。
また、上述した電線処理装置において、F側の芯線接触検出装置の高周波信号発生装置と、R側の芯線接触検出装置の高周波信号発生装置とは、周波数が異なる高周波信号を発信するように構成してもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る電線処理装置の構成例を示す図である。 図2は、被覆電線を示す図である。 図3は、F側ノズルの模式図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る電線処理装置の平面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る電線処理装置の平面図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る電線処理装置の等価回路図を示している。 図7は、図6の電線処理装置において刃と芯線とが非接触である場合に、高周波信号発生装置から出力される高周波信号Aを示している。 図8は、図6の電線処理装置において刃と芯線とが接触した場合に、高周波信号発生装置から出力される高周波信号Aを示している。 図9は、処理中の被覆電線の芯線が接地(地絡)した状態について、電線処理装置の等価回路図を示している。 図10は、処理中の被覆電線の芯線が抵抗体を介して接地(地絡)した状態について、電線処理装置の等価回路図を示している。 図11は、他の形態に係る電線処理装置の構成例を示す図である。 図12は、図11に示された電線処理装置の等価回路図である。 図13は、図11の電線処理装置において、芯線が接地(地絡)した状態において、刃と芯線とが接触した場合に、高周波信号発生装置から出力される高周波信号Aを示している。
以下、本発明の一実施形態に係る電線処理装置および電線処理装置の芯線接触検出装置を説明する。なお、図面は模式的に描かれており、本発明は特に言及されない限りにおいて、これらの図面によって限定されない。また、同じ作用を奏する部材又は部位には、適宜に同じ符号を付している。
≪電線処理装置100≫
図1は、本発明の一実施形態に係る電線処理装置100の構成例を示す図である。電線処理装置100は、図1に示すように、刃102と、高周波信号発生装置104F、104Rと、電線保持器106と、電極108と、芯線接触検出部110とを備えている。この電線処理装置100は、被覆電線150の切断処理およびストリップ処理を行なう。また、この電線処理装置100は、刃102と芯線152(図2参照)との接触を検出する芯線接触検出装置200F、200Rを備えている。ここで、高周波信号発生装置104F、104R、電線保持器106、電極108、芯線接触検出部110などは、それぞれ芯線接触検出装置200F、200Rの一要素としての機能を備えている。
≪被覆電線150≫
図2は被覆電線150を示す図である。被覆電線150は、図2に示すように、芯線152と、芯線152を被覆した絶縁体154とを備えている。
≪刃102≫
この実施形態では、刃102は、図1に示すように、切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223との三つの刃が設けられている。この実施形態では、切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223とは、それぞれ真ん中が窪んだ刃形状を有した一対の刃で構成されている。切断刃221は、切断処理で被覆電線150を切断する刃である。F側のストリップ刃222は、切断された被覆電線150の両端のうち、送られてくる被覆電線150の前端部150F(F側)をストリップ処理する刃である。R側のストリップ刃223は、切断された被覆電線150の両端のうち、送り出された被覆電線150の後端部150R(R側)をストリップ処理する刃である。
この実施形態では、切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223とは、それぞれ上側の刃221a、222a、223aと下側の刃221b、222b、223bの一対の刃で構成されている。各刃221、222、223は、電線保持器106に保持された被覆電線150に対して進退移動するように刃駆動機構103に取り付けられている。
≪刃駆動機構103≫
刃駆動機構103は、刃102を移動させる機構である。この刃駆動機構103は、上下の刃取付部231、232と、駆動機構233と、アクチュエータ234とを備えている。切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223の、それぞれ上側の刃221a、222a、223aは、上側の刃取付部231に取り付けられている。また、それぞれの下側の刃221b、221b、223bは、下側の刃取付部232に取り付けられている。この実施形態では、切断刃221とストリップ刃222、223は、切断刃221を挟んで、ストリップ刃222(F側)とストリップ刃223(R側)が左右に並べられている。
なお、この実施形態では、切断刃221と、F側とR側のストリップ刃222、223は、一体に動くように構成されているが、切断刃221と、F側とR側のストリップ刃222、223は、それぞれ別個独立に駆動するように構成してもよい。この実施形態では、各刃221、222、223は接地しているとよい。
駆動機構233は、刃取付部231、232に取り付けられた上下一対の刃221a〜223a、221b〜223bを開いたり閉じたり駆動させる機構である。駆動機構233は、例えば、ボール螺子を用いた機構で構成されている。アクチュエータ234は、刃駆動機構103によって各刃221、222、223を駆動させる駆動装置である。アクチュエータ234は、例えば、サーボモータで構成することができる。
≪電線保持器106≫
次に、電線保持器106は、図1に示すように、被覆電線150を保持する装置である。この実施形態では、電線保持器106として、F側ノズル201(F側の電線保持器:図3参照)、R側把持部202(R側の電線保持器:図4参照)を備えている。この実施形態では、被覆電線150は、伸線機206、電線送り機構204、F側ノズル201、R側把持部202の順に挿通されている。上述した、刃102(各刃221、222、223)は、F側ノズル201とR側把持部202との間に配置されている。
≪電線送り機構204、伸線機206≫
ここで、伸線機206は、被覆電線150の巻き癖を除去する装置である。電線送り機構204は、被覆電線150の送り量(戻し量)を調整する機構である。F側ノズル201は、所定の向きに被覆電線150を送るノズルである。図3は、F側ノズル201の模式図である。この実施形態では、F側ノズル201は、図3に示すように、被覆電線150が挿通される貫通孔301と、被覆電線150を把持する把持機構302を有している。
F側ノズル201の貫通孔301は、刃102が設けられた部位に向けて先細りしている。かかる貫通孔301によれば、被覆電線150を適切に誘導できる。また、把持機構302は、F側ノズル201の内部に構成されており、貫通孔301に挿通された被覆電線150を把持する。この実施形態では、R側把持部202は、F側ノズル201に対して刃102の向こう側に配置されている。R側把持部202は、F側ノズル201から導き出された被覆電線150を、刃102の向こう側で把持する部材である。
図4と図5は、この電線処理装置100の平面図である。図4に示すように、この電線処理装置100では、平面視において刃102を挟む両側に、F側の端子取付装置241とR側の端子取付装置242とが設けられている。図5に示すように、F側ノズル201は回動し、切断刃221、F側のストリップ刃222、F側の端子取付装置241のそれぞれに向けられる。また、R側把持部202も回動し、切断刃221、R側のストリップ刃223、R側の端子取付装置242のそれぞれに向けられる。F側ノズル201とR側把持部202は、それぞれ駆動機構252F、252Rとアクチュエータ254F、254Rとを備えている(図1参照)。
≪電極108≫
電極108は、図1に示すように、電線保持器106に保持された被覆電線150に対し、絶縁体154を介して芯線152に対向した電極である。この実施形態では、F側の電極108は、伸線機206に設けられている。また、R側の電極108は、R側把持部202に設けられている。なお、この実施形態では、F側の電極108を伸線機206とし、R側の電極108をR側把持部202とした。F側の電極108およびR側の電極108はこれに限定されない。例えば、F側の電極108は、電線送り機構204またはF側ノズル201に設けてもよい。
≪高周波信号発生装置104F、104R≫
高周波信号発生装置104F、104Rは、それぞれ定電流型の高周波信号発生装置である。ここで、「定電流型の高周波信号発生装置」は、負荷が変動しても出力電流を一定の設定値に保つように設定された高周波信号発生装置である。この実施形態では、F側とR側にそれぞれ高周波信号発生装置104F、104Rを備えている。F側の高周波信号発生装置104Fは、F側の電極108としての伸線機206に電気的に接続されており、伸線機206に高周波信号(高周波電圧)を印加する。R側の高周波信号発生装置104Rは、R側の電極108としてのR側把持部202に電気的に接続されており、R側把持部202に高周波信号(高周波電圧)を印加する。
≪高周波信号≫
なお、ここで、高周波信号とは、周波数が10KHz以上の交流信号をいう。例えば、周波数が10KHz以上3MHz未満の交流信号が、高周波信号として好適に用いられる。電線処理装置100は、複数の周波数帯の高周波信号が用いられている。高周波信号発生装置104F、104Rが出力する高周波信号としては、電線処理装置100の他の装置で用いられている周波数帯から実質的にずらした周波数が設定されているとよい。例えば、電線処理装置100の他の装置で10kHz以下の周波数帯が用いられている場合には、高周波信号発生装置104F、104Rの周波数を、凡そ100kHz程度に設定するとよい。これにより、高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号に起因する信号を、他の装置の電気信号と確実に区別できるようになる。
≪芯線接触検出部110≫
芯線接触検出部110は、高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号に基づいて、刃102と芯線152とが接触したことを検出する処理装置である。
この実施形態では、芯線接触検出部110は、高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号に基づいて、刃102と芯線152とが接触したことを検出する。つまり、この実施形態では、芯線接触検出装置200F、200Rは、高周波信号発生装置104F、104RからF側とR側の電極108(伸線機206、R側把持部202)に出力される高周波信号が、入力される受信機282、283を備えている。この実施形態では、高周波信号発生装置104F、104Rと伸線機206、R側把持部202を接続する配線を分岐点284、285にて分岐し、高周波信号発生装置104F、104Rから伸線機206、R側把持部202に出力される高周波信号を受信機282、283に入力している。
受信機282は、F側の高周波信号発生装置104Fが、F側の電極108としての伸線機206に出力した高周波信号を受信する。また、受信機283は、R側の高周波信号発生装置104Rが、R側の電極108としてのR側把持部202に出力した高周波信号を受信する。受信機282、283で受信した高周波信号は、それぞれ芯線接触検出部110に送られる。
≪電線処理装置100の動作≫
この電線処理装置100は、送られてくる被覆電線150に対して、切断、ストリップ、端子取付の各処理を順に行なう。
≪切断処理≫
切断処理では、図4に示すように、F側ノズル201とR側把持部202に被覆電線150を保持させた状態において、切断刃221を閉じ、被覆電線150を切断する。かかる切断処理では、切断刃221は、芯線152に接触する。切断処理後、被覆電線150の切断された両端はストリップ処理、端子取付処理が順に施される。
≪ストリップ処理≫
ストリップ処理では、F側ノズル201を回動させ、F側のストリップ刃222に向ける(図5参照)。そして、F側ノズル201によって保持された被覆電線150の前端部150F(F側)を、F側のストリップ刃222によってストリップ処理する。また、同時に、R側把持部202を回動させ、R側のストリップ刃223に向ける。そして、R側把持部202によって保持された被覆電線150の後端部150R(R側)を、R側のストリップ刃223によってストリップ処理する。
F側とR側のストリップ刃222、223は、ストリップ処理において、それぞれ被覆電線150の絶縁体154(図2参照)に切り込んだ状態で、被覆電線150に対して、被覆電線150の長さ方向に相対的に移動し、絶縁体154を剥ぎ取る。理想的なストリップ処理において、F側とR側のストリップ刃222、223は、芯線152に接触せず、かつ、絶縁体154を剥ぎ取るのに十分な程度に絶縁体154に切り込みを入れて、絶縁体154を剥ぎ取る。理想的なストリップ処理では、ストリップ刃222、223は、芯線152に接触しない。つまり、理想的なストリップ処理では、芯線152は傷つかない。
なお、F側のストリップ刃222とR側のストリップ刃223の配置は、図5の形態に限定されない。つまり、F側のストリップ刃222とR側のストリップ刃223の配置は、被覆電線150の経路上から少しずらす必要がある。この場合、F側のストリップ刃222とR側のストリップ刃223は、図5のように、被覆電線150の経路から左右に回動してずらしてもよいし、上下にずらしてもよい。つまり、F側のストリップ刃222とR側のストリップ刃223は、図5に図示された位置に限らず、任意の位置に配置され得る。
≪端子取付処理≫
端子取付処理では、図5に示すように、F側ノズル201はさらに外側に回動する。そして、被覆電線150のF側の端部150Fが、F側の端子取付装置241に向けられる。被覆電線150のF側の端部150Fは、ストリップ処理によって絶縁体154が剥ぎ取られて芯線152が露出している。F側の端子取付装置241では、被覆電線150のF側の端部150Fに所定の端子が取り付けられる。また、同様に、R側把持部202はさらに回動する。そして、被覆電線150のR側の端部150RがR側の端子取付装置242に向けられる。被覆電線150のR側の端部150Rは、ストリップ処理によって絶縁体154が剥ぎ取られて芯線152が露出している。R側の端子取付装置242では、被覆電線150のR側の端部150Rに所定の端子が取り付けられる。
≪製品トレイ261、不良品トレイ262≫
また、この電線処理装置100では、図5に示すように、適切処理された被覆電線150は製品トレイ261に移される。また、処理中の被覆電線150は、不良と判定がなされた場合に、不良品トレイ262に移される。例えば、芯線接触検出部110は、処理中の被覆電線150の芯線152と刃102とが接触したことを検出する。より具体的には、切断処理およびストリップ処理で、刃102と芯線152とが接触したことを検出する。そして、刃102と芯線152とが接触し、不良と判定された被覆電線150は、不良品トレイ262に移される。
≪芯線接触検出装置200F、200R≫
芯線接触検出装置200F、200Rは、電極108に高周波電圧を印加しつつ、上記電線処理を行い、高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号Aに基づいて、刃102と芯線152とが接触したことを検出する。
≪電線処理装置100の等価回路図≫
図6は、この電線処理装置100(芯線接触検出装置200F、200R)の等価回路図を示している。ここで、図6中の符号は、図1の各部材、部位に対応している。「G」で示す部位は、機械グランド(基準電位)に電気的に接続(接地)された部位を示している。容量C1は、電極108とグランドGとの空間容量である。容量C2は、被覆電線150の絶縁体154が介在して、被覆電線150の芯線152と電極108とが対向した被覆電線150の静電容量である。スイッチS1は、刃102と芯線152との接触と、非接触とを表現している。
換言すると、スイッチS1は、被覆電線150の絶縁体154に対する、刃102の動作を表現している。つまり、スイッチS1が開いている状態では、刃102と芯線152との間に絶縁体154が介在しており、刃102と芯線152とが非接触であることを示している。また、スイッチS1が閉じている状態では、刃102と芯線152とが接触したことを示している。図7と図8は、それぞれ高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号を示している。
この電線処理装置100(芯線接触検出装置200F、200R)において、刃102と芯線152とが非接触である状態は、図6に示す等価回路図において、スイッチS1が開いた状態に相当する。この場合、被覆電線150の静電容量C2(図6参照)が影響せず、図7に示すように、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号Aの電圧レベルは凡そ一定の電圧を示す。これに対して、刃102と芯線152とが接触した状態には、定電流型の高周波信号発生装置104F、104R(定電流源)に接続された電極108と、刃102を通じてグランドGに接地した芯線152とが、絶縁体154を介して対向した状態になる。この場合、被覆電線150の静電容量C2(図6参照)が影響し、図8に示すように、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号Aの電圧レベルは低くなる。
このように、芯線接触検出装置200F、200Rは、被覆電線150の絶縁体154を介して、被覆電線150の芯線152に対向した電極108と、電極108に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置104F、104Rとを備えている。この場合、高周波信号発生装置104F、104Rから電極108に高周波信号を出力しつつ被覆電線150の処理を行なうとよい。刃102と芯線152とが接触すると、高周波信号発生装置104F、104Rから電極108に出力されている高周波信号の電圧レベルが低くなる。このため、図7および図8に示すように、刃102と芯線152とが接触していない状態での高周波信号の電圧レベル(図7参照)と、刃102と芯線152とが接触した状態での高周波信号の電圧レベル(図8参照)との間に、適当な閾値tを設定することによって、刃102と芯線152とが接触した状態を検出することができる。
この場合、芯線接触検出部110は、高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号の電圧レベルが、予め定められた電圧レベルよりも低い場合に、刃102と芯線152とが接触したことを検出するとよい。また、この実施形態では、刃102は接地しているので、刃102と芯線152とが接触した際に、高周波信号の電圧レベルの変化が大きくなり、刃102と芯線152との接触の検出が容易になる。
また、この電線処理装置100は、切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223とを備えている。そして、芯線接触検出装置200F、200Rは、切断刃221とストリップ刃222、223のうち、少なくとも何れか一方の刃が、芯線152と接触したことを検出するように構成されている。つまり、この電線処理装置100では、高周波信号発生装置104F、104Rから電極108に高周波信号が入力される。芯線接触検出部110は、当該高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号の電圧レベルを評価するとよい。この芯線接触検出装置200F、200Rは、高周波信号の電圧レベルを基に、切断刃221と芯線152との接触、F側のストリップ刃222と芯線152との接触、R側のストリップ刃223と芯線152との接触をそれぞれ検出することができる。
また、この実施形態では、切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223は、それぞれ絶縁する必要はない。各刃221、222、223は、それぞれ接地していてもよい。このため、切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223の機械的な取り付け構造が簡単である。また、切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223の機械的な取り付け構造を凡そ変更する必要がない。この芯線接触検出装置200F、200Rは、既設の電線処理装置にも適用が容易である。
また、この電線処理装置100は、好ましくは、図1に示すように、F側の芯線接触検出装置の高周波信号発生装置104Fと、R側の芯線接触検出装置の高周波信号発生装置104Rとを、それぞれ別に設けておくと良い。これにより、F側とR側の何れで、刃102と芯線152とが接触したかを検出できる。
また、上述したように、芯線接触検出装置200F、200Rは、切断時の芯線接触検出装置としても機能し、切断時に切断刃221と芯線152とが接触したことを検出することができる。この場合、F側の芯線接触検出装置200Fと、R側の芯線接触検出装置200Rのうち、少なくとも何れか一方を、切断刃221と芯線152とが接触したことを検出させるとよい。例えば、F側の芯線接触検出装置200Fが、切断時の芯線接触検出装置としても機能するように構成してもよい。
また、F側の芯線接触検出装置200Fの高周波信号発生装置104Fと、R側の芯線接触検出装置200Rの高周波信号発生装置104Rとは、周波数が異なる高周波信号を発信してもよい。この場合、F側の芯線接触検出装置200Fと、R側の芯線接触検出装置200Rとで、検出される高周波信号が明確に区別できる程度に、両者の周波数に差を付けるとよい。これにより、互いの高周波信号が相互にノイズにならず、より適切に刃102と芯線152との接触を検出できる。
≪芯線152と刃102の「接触」を検出する際の問題≫
上述したように、電線処理装置100(芯線接触検出装置200F、200R)は、定電流型の高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号に基づいて、刃102と芯線152との接触を検知している。しかし、本発明者は、処理中の被覆電線150の芯線152が、接地した導体に接触した場合には、刃102と芯線152とが接触していない場合であっても、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号の電圧レベルが低くなると考えている。したがって、処理中の被覆電線150の芯線152が、接地した導体に接触し得るような場合には、刃102と芯線152とが接触していない場合であっても、刃102と芯線152とが接触したと判定されてしまう可能性があると考えている。
ここで、「接地した導体」とは、当該導体が電気的に浮いていない状態を意味する。電気的に浮いている状態の導体、つまり、どこにも電気的に接続されていない導体(グランドから絶縁された導体)は、ここでは「接地した導体」から除外される。ここで、「接地した導体」には、高周波信号発生装置104F、104Rに接続された刃102は除かれる。また、「導体に芯線152が接触している状態」とは、導体と芯線152とが電気的に接続されている状態を意味する。「導体に芯線152が接触していない状態」とは、導体と芯線152とが電気的に接続されていない状態を意味する。
≪導体の例示≫
例えば、この実施形態では、図5に示すように、電線処理装置100で、処理後のR側の被覆電線150を搬送するのに、コンベア400が配置されている。この場合、R側の被覆電線150では、F側の端部150Fに端子がすでに取り付けられている。コンベア400は、絶縁体であるゴム製のベルトコンベアを採用しているが、一部において、導体部分(金属部分)が露出している場合がある。さらに、かかるコンベア400の導体部分(金属部分)は電気的に接地している場合がある。
このような場合において、R側の端部150Rを処理中の被覆電線150(R側に切り出された被覆電線150)において、ストリップ処理後のF側の端部150Fが、当該コンベア400の金属部分に触れることがある。特に、2m程度に長い被覆電線150では、R側の端部150Rを処理する際に、ストリップ処理済みのF側の端部150Fがコンベア400に載せられることがある。この際、当該F側の端部150Fが、適切に制御されずにコンベア400の金属部分に触れる場合がある。つまり、処理中の被覆電線150の芯線152が接触し得る「接地した導体」として、かかるコンベア400の導体部分が例示され得る。なお、「接地した導体」には、コンベア400の導体部分に限定されない。また、F側でも、同様の問題は生じ得る。例えば、電線処理装置100に供給される電線150を束ねた電線リール(図示せず)の終端部が接地されている場合もある。このように、芯線152が接地(地絡)しているような状態では、芯線接触検出装置200F、200Rにおいて誤検出が生じ得る。
≪芯線接触検出装置200F、200Rによる誤検出≫
図9は、上述した芯線接触検出装置200F、200Rにおいて、処理中の被覆電線150(検出対象となる被覆電線150(図1参照))の芯線152が、他の接地した導体156に接触した状態を示す等価回路図である。ここで、スイッチS2は、芯線152と、他の接地した導体156との接触、非接触を示している。スイッチS2が閉じた状態では、芯線152と、他の接地した導体156とが接触した状態を示している。
この場合、検出対象となる被覆電線150の芯線152がグランドGに接地された状態となる。つまり、グランドGに接地した刃102と、芯線152とが接触した状態(図6において、スイッチS1が閉じた状態)と、実質的に同じ状態になる。この芯線接触検出装置200では、処理中の被覆電線150(検出対象となる被覆電線150)の芯線152が、他の接地した導体に接触した場合には、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号の電圧レベルは、図8に示すように、刃102と芯線152とが接触した場合と同様に低下する。このため、芯線接触検出部110において、刃102と芯線152とが接触したと、誤って検出する可能性がある。
この場合、芯線152が刃102を除く他の導体に接触し得る場合に、当該他の導体が絶縁されているとよい。例えば、上述した例では、コンベア400の導体部分が絶縁されている(電気的に浮いている)とよい。この場合、刃102を除く他の導体と芯線152との接触を、実質的無視できる。このため、芯線接触検出装置200F、200Rは、図6に示すような等価回路図となる。したがって、芯線152が刃102を除く他の導体に接触した場合に、高周波信号発生装置104F、104Rから発信される高周波信号の電圧レベルが下がるのを防止できる。これにより、芯線接触検出装置200F、200Rの誤判定を防止できる。
図10は、他の形態に係る電線処理装置100および芯線接触検出装置200F、200Rの等価回路図を示している。芯線152が刃102を除く他の導体156に接触し得る場合には、図10に示すように、当該他の導体は抵抗体158を介して接地していてもよい。ここで、抵抗体158は、芯線152と導体156とが接触している状態(S2が閉じた状態)において、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号の電圧レベルが、ある程度、高く維持される程度の電気抵抗値を有しているとよい。例えば、この抵抗体158は、電気抵抗地が凡そ1MΩ以上を有していればよい。
例えば、芯線152と導体156とが接触している状態(S2が閉じた状態)において、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号の電圧レベルが、刃102と芯線152とが接触したときに、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号の電圧レベルよりも高い電圧レベルが維持されるように、抵抗体158の抵抗値を設定するとよい。さらには、芯線152と導体156とが接触している状態(S2が閉じた状態)において、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号が、閾値t(図7および図8参照)よりも高い電圧レベルに維持されるとよい。
これにより、芯線152が刃102を除く他の導体に接触した場合に、高周波信号発生装置104F、104Rから発信される高周波信号の電圧レベルが下がるのを防止できる。また、芯線接触検出装置200F、200Rの誤判定が防止される。
≪他の形態≫
次に、電線処理装置および芯線接触検出装置について、他の形態を説明する。
≪電線処理装置100A、芯線接触検出装置200FA、200RA≫
図11は、電線処理装置100A、芯線接触検出装置200FA、200RAを示している。
当該芯線接触検出装置200FA、200RAは、刃102と、電線保持器(F側ノズル201、R側把持部202、電線送り機構204、伸線機206)と、定電流型の高周波信号発生装置104F、104Rと、芯線接触検出部110とを備えている。
この実施形態では、F側の高周波信号発生装置104Fは、F側のストリップ刃222に接続されている。R側の高周波信号発生装置104Rは、R側のストリップ刃223に電気的に接続されている。F側の高周波信号発生装置104FとR側の高周波信号発生装置104Rとは、それぞれF側のストリップ刃222とR側のストリップ刃223に高周波信号を出力する。
芯線接触検出部110は、高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号に基づいて、刃102と芯線152とが接触したことを検出する。この実施形態では、芯線接触検出部110は、受信機282、283を通じて、それぞれ高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号が入力されるように構成されている。
≪刃102の取り付け構造≫
この実施形態では、切断刃221とF側のストリップ刃222とR側のストリップ刃223とは、刃駆動機構103に取り付けられている。刃駆動機構103は、切断刃221とF側のストリップ刃222との間が絶縁されている。また、切断刃221とR側のストリップ刃223との間は導通している。このため、R側の高周波信号発生装置104RからR側のストリップ刃223に入力された高周波信号は、切断刃221にも及んでいる。また、F側の高周波信号発生装置104Fから高周波信号は、3つの刃のうち、F側のストリップ刃222にのみ入力されている。また、切断刃221とF側のストリップ刃222とR側のストリップ刃223とは、機械グランドGからは絶縁されており、電気的に浮いた状態で設けられている。
つまり、この電線処理装置100Aは、切断刃221と、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223とを備えている。そして、F側のストリップ刃222に高周波信号を入力する定電流型の高周波信号発生装置104Fと、R側のストリップ刃223に高周波信号を入力する定電流型の高周波信号発生装置104Rとを備えている。芯線接触検出装置200F、200Rは、F側の高周波信号発生装置104Fと、R側の高周波信号発生装置104Rが出力する高周波信号に基づいて、ストリップ刃222、223と芯線152とが接触したことを検出する。
また、この電線処理装置100Aでは、R側のストリップ刃223と切断刃221とが導通しており、R側の芯線接触検出装置200Rは、切断時の芯線接触検出装置としても機能する。なお、これに限らず、F側の芯線接触検出装置200FとR側の芯線接触検出装置200Rのうち、少なくとも何れか一方が、切断時の芯線接触検出装置としての機能を奏するとよい。例えば、F側のストリップ刃222と切断刃221とを導通させ、R側のストリップ刃223と切断刃221とを絶縁することによって、F側の芯線接触検出装置200Fが、切断時の芯線接触検出装置として機能する。
≪電線処理装置100Aの等価回路図≫
図12は、この電線処理装置100A(芯線接触検出装置200FA、200RA)の等価回路図を示している。ここで、図12中の符号は、図11の各部材、部位に対応している。「G」で示す部位は、機械グランド(基準電位)に電気的に接続(接地)された部位を示している。容量C1は、各刃221、222、223とグランドGとの空間容量である。容量C2は、芯線152とグランドGとの間の静電容量である。スイッチS1は、刃102と芯線152との接触、非接触を表現している。換言すると、スイッチS1は、被覆電線150の絶縁体154に対する、刃102の動作を表現している。つまり、スイッチS1が開いている状態では、刃102と芯線152との間に絶縁体154が介在しており、刃102と芯線152とが非接触であることを示している。また、スイッチS1が閉じている状態では、刃102と芯線152とが接触していることを示している。図7と図8は、それぞれ高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号を示している。
つまり、この電線処理装置100A(芯線接触検出装置200FA、200RA)において、刃102と芯線152とが非接触である状態は、図12に示す等価回路図において、スイッチS1が開いた状態に相当する。この場合、被覆電線150の静電容量C2が影響せず、図7に示すように、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号Aの電圧レベルは凡そ一定の電圧を示す。これに対して、各刃221、222、223と芯線152とが接触した状態には、芯線152とグランドGとの間の静電容量C2が影響し、図8に示すように、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号Aの電圧レベルが低くなる。
この場合、高周波信号発生装置104F、104Rから各刃221、222、223に高周波信号を出力しつつ被覆電線150の処理を行なうとよい。各刃221、222、223と芯線152とが接触すると、高周波信号発生装置104F、104Rから電極108に出力されている高周波信号Aの電圧レベルが低くなる。このため、図7および図8に示すように、各刃221、222、223と芯線152とが接触していない状態での高周波信号Aの電圧レベル(図7参照)と、各刃221、222、223と芯線152とが接触した状態での高周波信号Aの電圧レベル(図8参照)との間に、適当な閾値tを設定することができる。図7および図8に示すように、かかる閾値tを基に、各刃221、222、223と芯線152とが接触した状態を検出することができる。
≪芯線152の地絡≫
電線処理装置100Aにおいて、図12中のスイッチS2が閉じられると、芯線152が接地(地絡)した等価回路図となる。この場合、この場合、芯線152が接地(地絡)している状態(スイッチS2が閉じられる状態)において、刃102と芯線152とが非接触である場合には、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号に、特段、影響がない。したがって、図7に示すような、高周波信号Aが得られる。
また、芯線152が接地(地絡)している状態(スイッチS2が閉じられる状態)において、刃102と芯線152とが接触した場合には、高周波信号発生装置104F、104Rが、刃102と芯線152を介して、グランドGに接地した状態となる。この際、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号は、図13に示すように、電圧レベルが凡そ0になる。つまり、受信機282、283は、高周波信号発生装置104F、104RがグランドGに接地した状態を検出する。しかしながら、この場合、刃102と芯線152とが接触した場合であり、高周波信号発生装置104F、104Rから出力される高周波信号の電圧レベルが閾値tよりも低くなるので、検出結果としては、刃102と芯線152とが接触したことを検出でき、誤判定が生じない。
以上のように、芯線接触検出装置200FA、200RAは、各刃221、222、223に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置104F、104Rを備えていてもよい。この場合、芯線接触検出部110は、高周波信号発生装置104F、104Rから出力された高周波信号に基づいて、各刃221、222、223と芯線152とが接触したことを検出するとよい。
また、電線処理装置100Aは、かかる芯線接触検出装置200FA、200RAが、F側のストリップ刃222と、R側のストリップ刃223に構成されていればよく、さらには、切断刃221にも構成されているとよい。
かかる電線処理装置100Aは、特に、F側のストリップ刃222と芯線152との接触、および、R側のストリップ刃223と芯線152との接触を検出することができる。さらに、この電線処理装置100Aは、切断刃221と芯線152との接触を検出できる。特に、この電線処理装置100Aは、芯線接触検出装置200FA、200RAの高周波信号発生装置104F、104Rとして、定電流源が用いられており、高周波信号発生装置104F、104Rから各刃221、222、223に高周波信号が入力されるように構成されている。
そして、高周波信号発生装置104F、104Rから各刃221、222、223に出力されている高周波信号に基づいて、各刃221、222、223と芯線152とが接触したことを検出する。このため、芯線152が接地(地絡)しているような状況においても、刃102と芯線152とが接触した場合には、刃102と芯線152とが非接触である場合に比べて、高周波信号の電圧レベルが格段に下がる。このため、芯線152が接地(地絡)しているような状況においても、それに起因した誤判定が生じにくい。
また、かかる電線処理装置100Aにおいて、F側の芯線接触検出装置200FAの高周波信号発生装置104Fと、R側の芯線接触検出装置200RAの高周波信号発生装置104Rとは、周波数が異なる高周波信号を発信してもよい。この場合、F側の芯線接触検出装置200FAと、R側の芯線接触検出装置200RAとで、検出される高周波信号が明確に区別できる程度に、両者の周波数に差を付けるとよい。これにより、互いの高周波信号が相互にノイズにならず、より適切に刃102と芯線152との接触を検出できる。
以上のように、ここで例示した電線処理装置100、100Aは、定電流型の高周波信号発生装置104F、104Rが用いられており、刃102と芯線152とが接触したことを適切に検出できる。以上、電線処理装置の一実施形態について、種々の形態を例示した。本発明にかかる電線処理装置は、特に言及された場合を除き、上述した何れの実施形態にも限定されない。
100、100A 電線処理装置
102 刃
103 刃駆動機構
104F、104R 高周波信号発生装置
106 電線保持器
108 電極
110 芯線接触検出部
150 被覆電線
150F 前端部
150R 後端部
152 芯線
154 絶縁体
156 他の接地した導体
158 抵抗体
200 芯線接触検出装置
200F、200R、200FA、200RA 芯線接触検出装置
201 F側ノズル
202 R側把持部
204 電線送り機構
206 伸線機
221 切断刃
222 ストリップ刃(F側)
223 ストリップ刃(R側)
231 刃取付部(上側)
232 刃取付部(下側)
233 駆動機構
234 アクチュエータ
241 端子取付装置(F側)
242 端子取付装置(R側)
252F、252R 駆動機構
254F、254R アクチュエータ
261 製品トレイ
262 不良品トレイ
282、283 受信機
301 貫通孔
302 把持機構
400 コンベア
A 高周波信号
C1 容量
C2 静電容量(容量)
G グランド(機械グランド)
S1、S2 スイッチ
t 閾値

Claims (14)

  1. 刃と、
    芯線が絶縁体によって被覆された被覆電線に対し、前記絶縁体を介して前記芯線に対向した電極と、
    定電流型の高周波信号発生装置と、
    芯線接触検出部と
    を備え、
    前記芯線接触検出部は、
    前記電極と前記高周波信号発生装置とを接続し、高周波信号を前記電極に出力する配線と、
    前記配線を分岐する分岐点と、
    前記分岐点において分岐された配線に接続された受信機と
    を備えた、芯線接触検出装置。
  2. 前記芯線が前記刃を除く他の導体に接触し得る場合に、当該他の導体が絶縁されている、請求項1に記載された芯線接触検出装置。
  3. 刃と、
    芯線が絶縁体によって被覆された被覆電線に対し、前記絶縁体を介して前記芯線に対向した電極と、
    前記電極に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置と、
    前記高周波信号発生装置から出力された前記高周波信号に基づいて、前記刃と前記芯線とが接触したことを検出できる芯線接触検出部と
    を備え、
    前記芯線が前記刃を除く他の導体に接触し得る場合に、当該他の導体は抵抗体を介して接地しており、
    ここで、抵抗体は、
    前記芯線と前記導体とが接触している状態において、前記高周波信号発生装置から出力される高周波信号の電圧レベルが、前記刃と前記芯線とが接触しているときに、前記高周波信号発生装置から出力される高周波信号の電圧レベルよりも高くなる程度の電気抵抗値を有する、芯線接触検出装置。
  4. 前記刃は接地されている、請求項1から3までの何れか一項に記載された記載された芯線接触検出装置。
  5. 前記芯線接触検出部は、
    前記高周波信号発生装置から出力された前記高周波信号の電圧レベルが、予め定められた電圧レベルよりも低い場合に、前記刃と前記芯線とが接触したことを検出する、請求項1から4までの何れか一項に記載された芯線接触検出装置。
  6. 被覆電線を切断する切断刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の端部をストリップ処理するストリップ刃と、
    請求項1から5までの何れか一項に記載された芯線接触検出装置であって、前記切断刃と前記ストリップ刃のうち、少なくとも何れか一方の刃を前記刃とする芯線接触検出装置と
    を備えた、
    電線処理装置。
  7. 被覆電線を切断する切断刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の前端部をストリップ処理するF側ストリップ刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の後端部をストリップ処理するR側ストリップ刃と、
    請求項1から5までの何れか一項に記載された芯線接触検出装置であって、前記F側ストリップ刃を前記刃とする、F側の芯線接触検出装置と、
    請求項1から5までの何れか一項に記載された芯線接触検出装置であって、前記R側ストリップ刃を前記刃とする、R側の芯線接触検出装置と
    を備えた、
    電線処理装置。
  8. 被覆電線を切断する切断刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の前端部をストリップ処理するF側ストリップ刃と、
    前記F側ストリップ刃とは絶縁されており、前記切断刃によって切断された被覆電線の後端部をストリップ処理するR側ストリップ刃と、
    F側の芯線接触検出装置と、
    R側の芯線接触検出装置と
    を備え、
    前記F側の芯線接触検出装置は、
    定電流型のF側の高周波信号発生装置と、
    前記F側ストリップ刃と前記F側の高周波信号発生装置とに接続されたF側の配線と、
    前記F側の配線を分岐するF側の分岐点と、
    前記F側の分岐点において前記F側の配線から分岐されたF側の分岐配線に接続されたF側の受信機と
    を備え、
    前記R側の芯線接触検出装置は、
    定電流型のR側の高周波信号発生装置と、
    前記R側ストリップ刃と前記R側の高周波信号発生装置とに接続されたR側の配線と、
    前記R側の配線を分岐するR側の分岐点と、
    前記R側の分岐点において前記R側の配線から分岐されたR側の分岐配線に接続されたR側の受信機と
    を備えた、電線処理装置。
  9. 被覆電線を切断する切断刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の前端部をストリップ処理するF側ストリップ刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の後端部をストリップ処理するR側ストリップ刃と、
    前記F側ストリップ刃を刃とする、F側の芯線接触検出装置と、
    前記R側ストリップ刃を刃とする、R側の芯線接触検出装置と、
    前記切断刃を前記刃とする、切断時の芯線接触検出装置と
    を備え、
    前記F側の芯線接触検出装置と、R側の芯線接触検出装置と、切断時の芯線接触検出装置とは、
    刃と、
    芯線が絶縁体によって被覆された被覆電線に対し、前記絶縁体を介して前記芯線に対向した電極と、
    前記電極に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置と、
    前記高周波信号発生装置から出力された前記高周波信号に基づいて、前記刃と前記芯線とが接触したことを検出できる芯線接触検出部と
    を、それぞれ備えた、
    電線処理装置。
  10. 被覆電線を切断する切断刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の前端部をストリップ処理するF側ストリップ刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の後端部をストリップ処理するR側ストリップ刃と、
    前記F側ストリップ刃を刃とする、F側の芯線接触検出装置と、
    前記R側ストリップ刃を刃とする、R側の芯線接触検出装置と
    を備え、
    前記F側の芯線接触検出装置と、R側の芯線接触検出装置とは、
    刃と、
    芯線が絶縁体によって被覆された被覆電線に対し、前記絶縁体を介して前記芯線に対向した電極と、
    前記電極に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置と、
    前記高周波信号発生装置から出力された前記高周波信号に基づいて、前記刃と前記芯線とが接触したことを検出できる芯線接触検出部と
    を、それぞれ備え、
    前記F側の芯線接触検出装置の前記高周波信号発生装置と、前記R側の芯線接触検出装置の前記高周波信号発生装置とは、周波数が異なる高周波信号を発信する、
    電線処理装置。
  11. F側の芯線接触検出装置とR側の芯線接触検出装置のうち、少なくとも何れか一方が前記切断時の芯線接触検出装置となる、請求項9に記載された、電線処理装置。
  12. 被覆電線を切断する切断刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の前端部をストリップ処理するF側ストリップ刃と、
    前記F側ストリップ刃とは絶縁されており、前記切断刃によって切断された被覆電線の後端部をストリップ処理するR側ストリップ刃と、
    前記F側ストリップ刃を前記刃とする、F側の芯線接触検出装置と、
    前記R側ストリップ刃を前記刃とする、R側の芯線接触検出装置と、
    前記切断刃を前記刃とする、切断時の芯線接触検出装置と
    を備え、
    前記F側の芯線接触検出装置と、R側の芯線接触検出装置と、切断時の芯線接触検出装置とは、
    刃と、
    芯線が絶縁体によって被覆された被覆電線を保持する電線保持器と、
    前記刃に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置と、
    前記高周波信号発生装置から出力された前記高周波信号に基づいて、前記刃と前記芯線とが接触したことを検出できる芯線接触検出部と
    をそれぞれ備えた、
    電線処理装置。
  13. F側の芯線接触検出装置とR側の芯線接触検出装置のうち、少なくとも何れか一方が前記切断時の芯線接触検出装置となる、請求項12に記載された電線処理装置。
  14. 被覆電線を切断する切断刃と、
    前記切断刃によって切断された被覆電線の前端部をストリップ処理するF側ストリップ刃と、
    前記F側ストリップ刃とは絶縁されており、前記切断刃によって切断された被覆電線の後端部をストリップ処理するR側ストリップ刃と、
    前記F側ストリップ刃を前記刃とする、F側の芯線接触検出装置と、
    前記R側ストリップ刃を前記刃とする、R側の芯線接触検出装置と
    を備え、
    前記F側の芯線接触検出装置と、R側の芯線接触検出装置とは、
    刃と、
    芯線が絶縁体によって被覆された被覆電線を保持する電線保持器と、
    前記刃に、高周波信号を出力する定電流型の高周波信号発生装置と、
    前記高周波信号発生装置から出力された前記高周波信号に基づいて、前記刃と前記芯線とが接触したことを検出できる芯線接触検出部と
    をそれぞれ備え、
    F側の芯線接触検出装置の前記高周波信号発生装置と、R側の芯線接触検出装置の前記高周波信号発生装置とは、周波数が異なる高周波信号を発信する、
    電線処理装置。
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