JP5945895B2 - 油圧モータ駐車ブレーキ - Google Patents

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Description

本発明は油圧モータ駐車ブレーキに関し、さらに詳細にはブレーキ摩擦板のガタつきによる干渉部の破損を防止し、ブレーキトルク低下を抑えることが可能な油圧モータにおけるブレーキ摩擦板の角の破損防止に関する。
従来、この種の油圧モータ駐車ブレーキは、油圧モータにおけるブレーキ摩擦板に生じる摩耗、破損を抑えるために、シリンダバレルの外周側の円弧状溝とブレーキ摩擦板の内周側の円弧状突起の結合部の形状を工夫し、ブレーキ摩擦板のガタつきを抑え、またブレーキ解除時にブレーキ摩擦板を挟むケースとブレーキピストンの距離を小さくすることでガタつきを防止していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−320444
しかしながら、特許文献1に開示されたブレーキ装置を有する油圧モータでは、シリンダブロックとブレーキ摩擦板との間で生じる径方向と周方向との隙間によるガタつきは小さく抑えられているものの、わずかに残る必要な隙間分でブレーキ摩擦板は軸方向に振幅運動する。これにより、長時間の使用に伴い、シリンダバレルに取り付けられているブレーキ摩擦板の外周部の角が破損する場合がある。
本発明は、ブレーキ摩擦板のガタつきを抑えるための構造でも微少のガタつきが発生してしまう点に着眼して係る課題を解決するためになされたので、ガタつきすることを考慮し、ガタつきが発生した際のブレーキ摩擦板の角の破損を防止するため、油圧モータにおけるブレーキ摩擦板の外縁端部に接触するケーシングの接触面に傾斜面又は溝加工を形成してブレーキ摩擦板の角の破損を防止したことを特徴とする油圧モータ駐車ブレーキを提供するものである。
ケーシングと、
前記ケーシングに支持されその軸線周りに回転する回転軸と、
前記ケーシング内に設けられ外部から液圧が供給されることにより前記回転軸を回転駆動するシリンダブロックと、
前記シリンダブロック外周の軸方向外周溝に回転方向に固定かつ軸方向に移動可能に支持され、両側面にブレーキ摩擦板を設けたブレーキディスクと、
前記ケーシング内周に環状に設けられ軸方向移動可能で前記ブレーキディスクを軸方向へ移動可能にしたブレーキピストンと、
を備えた油圧モータ駐車ブレーキにおいて、
前記ケーシングに形成された内周面と、
前記ケーシングに形成され前記ブレーキディスクのブレーキ摩擦板が接触する接触面と、
を備え、
前記ブレーキディスクの前記ブレーキ摩擦板の摩擦面に向き合う前記ケーシング内面の前記接触面に外周方向に向かうほど該ブレーキディスクの軸方向に深くなる傾斜面を備え、
前記傾斜面と前記摩擦面が接触した際の、前記ブレーキ摩擦板の角の破損を防止することを特徴とする。


本発明は、ブレーキディスクの摩擦板の摩擦面が係合するケーシングの接触面の円周方向に傾斜面を設け、前記ブレーキ摩擦板の摩擦面が前記傾斜面に接触した際の該ブレーキ摩擦板の摩擦面の角の破損を防止することができる。
本発明の第一の実施の形態に係る油圧モータ駐車ブレーキの略縦断面図である。 図1の要部の拡大図である。 ケーシングに設けた傾斜面とブレーキ摩擦板との係合状態を示す概略図である。 ケーシングに設けた断面凹状溝とブレーキ摩擦板との係合状態を示す他の概略図である。 本発明の第二の実施の形態に係る油圧モータ駐車ブレーキの略縦断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態に係る油圧モータ駐車ブレーキ10の略縦断面図である。図1において、油圧モータ駐車ブレーキ10はフランジ部13とボルト15で一体にされたケーシング11と、ケーシング11内で該ケーシング11に設けられた軸受16,17に支持されその軸線回りに回転する回転軸12と、前記回転軸12に嵌合され共に回転するシリンダブロック14が設けられている。回転軸12はフランジ部13側から外部に突出し、図示しない歯車を介して、例えば旋回台の旋回機構に接続されている。
なお、フランジ部13の側面は図示しない建設機械に取付られた減速機に一体的に締結されている。
シリンダブロック14には複数のシリンダ18が軸方向にピストン19が出入り可能に設けられ、ピストン19の先端がフランジ部13の内側に設けられた斜板20に当接しながらシリンダブロック14の回転に伴い出入りするようにされている。油圧ポート31から油圧を供給することによりシリンダ18に圧力が供給され、ピストン19を斜板20側に押し当てて回転力に変えてシリンダブロック14が回転して、回転軸12を回転させ油圧モータ(図示しない)として作用させている。詳細については一般的な斜板式油圧モータと同様なので詳細な説明を省略する。
シリンダブロック14の外周14aには軸方向外周溝21が等間隔、例えば複数個設けられており、この溝21を回転方向に固定かつ軸方向に移動可能に支持されるように可動側ブレーキディスク(ブレーキディスク)22が嵌挿されている。軸方向外周溝21には可動側ブレーキディスク22が半径方向に切りあがる切上部(スプライン)24が設けられ、この切上部24は可動側ブレーキディスク22の軸方向ストッパ(図2参照)の機能を形成する。
可動側ブレーキディスク22は切上部24で係止され、ピストン19の出入り側方向に切上部24を超えて移動しないようにされている。可動側ブレーキディスク22の軸方向への圧接によりケーシング11とシリンダブロック14とを固着し、ブレーキ作用するようにされている。なお、可動側ブレーキディスク22にはその両面に図3及び図4に示すように円板状のブレーキ摩擦板22aが設けられている。
可動側ブレーキディスク22を移動させるためのブレーキピストン25は、ケーシング11の内周に環状に設けられ軸方向移動可能にされている。ブレーキピストン25はケーシング11の内周面11b,11cにそれぞれ嵌合する外周面25b,25cを有し、内径段差部11dを挟んで環状シール26,26が設けられ、段差部で環状油室27を形成する。環状油室27に外部より圧油を供給することにより、ブレーキピストン25は図2の下方(フランジ13側)に付勢される。
また、フランジ13とブレーキピストン25間にはブレーキスプリング28が環状に配置、挟持されブレーキピストン25を可動側ブレーキディスク22側の方向付勢するようにされている。ブレーキピストン25の先端25aが可動側ブレーキディスク22のブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bに接触可能にされている。
さらに、図3に示すように、可動側ブレーキディスク22のブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bが係合する接触面29には、図2で回転軸12の軸心方向に対してケーシング11の内周面11bに指向し接触面29側に傾斜面30が形成されている。
可動側ブレーキディスク22のブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bが接触面29に接触した際、ブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bは傾斜面30に接触するようになるので、ブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bの角(図3で、ブレーキ摩擦板22a及び摩擦面22bの端部と該ブレーキ摩擦板22a及び該摩擦面22aの外縁部との係合面により形成される右端)の破損を防止することができる。
図3に示すように傾斜面30は、横断面がケーシング11の接触面29において外周方向に下がる斜面を形成したが、図4に示すように断面凹状溝32に形成してもよい。
図3において、実線は可動側ブレーキディスク22のブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bがケーシング11の接触面29に設けた傾斜面30に係合した状態を示し、一点鎖線は可動側ブレーキディスク22が半径方向のガタつきにより接触面29から離間した状態を示す。
かかる、油圧モータ駐車ブレーキ10においては、環状油室27をタンク圧力すると、ブレーキスプリング28によりブレーキピストン25は左方(図1でシリンダブロック14側)に移動し、可動側ブレーキディスク22のブレーキ摩擦板22aに当接し、シリンダブロック14の回転を阻止しブレーキをかける。環状油室27に圧油を供給するとブレーキスプリング28に抗してブレーキピストン25を右方に移動させ、ブレーキを解放し、シリンダブロック14を自由に回転可能にできる。
このため、図3において可動側ブレーキディスク22の移動時にブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bの角が接触面29に接触した際に、ブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bの角の破損を防止することができる。
図4において、実線は可動側ブレーキディスク22のブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bがケーシング11の接触面29に設けた断面凹状溝32の淵32a(図4で凹状溝32の左端)に係合した状態を示し、一点鎖線は可動側ブレーキディスク22が半径方向のガタつきにより接触面29から離間した状態を示す。
図4においては、ブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bが断面凹状溝32の淵32aに接触した際に摩擦面22b上に接触して該ブレーキ摩擦板22aの摩擦面22bの角の破損を防止することができる。
図5は本発明の第二の実施の形態を示す油圧モータ駐車ブレーキ40の略縦断面図で、図5中、図1の構成要素と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。図5に示す油圧モータ駐車ブレーキ40の特徴は、図1に可動側ブレーキディスク22の他に固定側ブレーキディスク41を設けた点にある。すなわち、図5は可動側ブレーキディスク22と固定側ブレーキディスク41を一組にして設け、
固定側ブレーキディスク41はケーシング11の内周面に設けた軸方向外周溝42に摺動自在に支持されている。
10、40 油圧モータ駐車ブレーキ 11 ケーシング
11b、11c 内周面 12 回転軸
13 フランジ部 14 シリンダブロック
16、17 軸受 20 斜板
21、42 軸方向外周溝
22 可動側ブレーキディスク 22a 摩擦板
22b 摩擦面 24 切上部
29 接触面 30 傾斜面
31 油圧ポート 32 断面凹状溝
32a 淵 41 固定側ブレーキディスク

Claims (1)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングに支持されその軸線周りに回転する回転軸と、
    前記ケーシング内に設けられ外部から液圧が供給されることにより前記回転軸を回転駆動するシリンダブロックと、
    前記シリンダブロック外周の軸方向外周溝に回転方向に固定かつ軸方向に移動可能に支持され、両側面にブレーキ摩擦板を設けたブレーキディスクと、
    前記ケーシング内周に環状に設けられ軸方向移動可能で前記ブレーキディスクを軸方向へ移動可能にしたブレーキピストンと、
    を備えた油圧モータ駐車ブレーキにおいて、
    前記ケーシングに形成された内周面と、
    前記ケーシングに形成され前記ブレーキディスクのブレーキ摩擦板が接触する接触面と、
    を備え、
    前記ブレーキディスクの前記ブレーキ摩擦板の摩擦面に向き合う前記ケーシング内面の前記接触面に外周方向に向かうほど該ブレーキディスクの軸方向に深くなる傾斜面を備え、
    前記傾斜面と前記摩擦面が接触した際の、前記ブレーキ摩擦板の角の破損を防止することを特徴とする油圧モータ駐車ブレーキ。
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