JP5945733B2 - コンバイナ及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は複数のレーザ光を加算するコンバイナ及びその製造方法に関するものである。
近年、ファイバレーザ加工機の光源であるファイバレーザ発振器は、高出力化、高ビーム品質化を要求されている。そのため、複数のファイバを結合することで複数のレーザ光を加算し、レーザを高出力化するコンバイナが提案されている。
従来のファイバレーザ発振器のコンバイナについて説明する。
図6に示すように、従来のファイバレーザ発振器のコンバイナ101は、複数のシングルモードファイバ102を1つのマルチモードファイバ103に結合させている。複数のシングルモードファイバ102はキャピラリ104内部で束ねられており、それぞれのシングルモードファイバ102は、直径が減少するように先端が細くなっている。すなわち、シングルモードファイバ102の先端はテーパ形状をしている。このように、シングルモードファイバ102の先端を細くすることで、複数のシングルモードファイバ102を1つのマルチモードファイバ103に接続できる。複数のシングルモードファイバ102のそれぞれにレーザを入射し、複数のレーザを結合させることで、マルチモードファイバ103から高出力のレーザを出射することができる。(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、非特許文献1参照。)。
米国特許第8160415号明細書 特表2012−524302号公報 特開2009−145888号公報
Propagation of ultrashort light pulses in tapered fibers and photonic crystal fibers
従来のコンバイナでは、複数のシングルモードファイバが1つのマルチモードファイバに接続できるように、シングルモードファイバの先端の直径を、マルチモードファイバの直径に合わせるように細くするものであった。すなわち、複数のシングルモードファイバの束が、1つのマルチモードファイバの入射端に収まるように、シングルモードファイバの本数および直径だけを管理していた。しかし、シングルモードファイバの先端の直径を小さくするためのテーパ形状については、これまでは特に注目されていなかった。そして、本願発明者は、シングルモードファイバのテーパ形状によって、マルチモードファイバから出力されるレーザの安定性、効率、出力、品質が低下するという課題を新たに見出した。
上記課題を解決するために、本発明のコンバイナは、それぞれが、第1の出射端と、第1の入射端と、第1のコアと、第1のコアを囲む第1のクラッドと、を有する複数のシングルモードファイバを有する。第2の出射端と、第2の入射端とを有するマルチモードファイバを有する。第1の出射端と第2の入射端とが接続部において接続されている。第1のコアは、第1の直径R1および第1の屈折率n1であり、第1のクラッドは、第2の直径R2および第2の屈折率n2である。第1の直径に対する前記第2の直径の比率をS(=R2/R1)とする。第1の入射端に、波長λの光が入射される。複数のシングルモードファイバのそれぞれは、第1の出射端側に、第1の出射端側に近づくにつれて第1のコアの直径および第1のクラッドの直径が減少するテーパ領域を有する。テーパ領域には、第1のコアの半径r(z)が以下の数1を満たす基準点が存在する。
基準点と第1の出射端との距離は、第1の出射端における第1のクラッドの直径の80倍以下である。
本発明のコンバイナの製造方法は、挿入工程と、延伸工程と、切断工程と、接続工程とを有する。挿入工程は、第1のコアと、第1のコアを囲む第1のクラッドと、を有する複数のシングルモードファイバを、両端が開口した筒状のキャピラリに挿入する工程である。延伸工程は、キャピラリの中央部とキャピラリの内部に位置する複数のシングルモードファイバとを延伸する工程である。切断工程は、キャピラリおよび複数のシングルモードファイバを第1の出射端で切断する工程である。接続工程は、第1の出射端にマルチモードファイバの第2の入射端を接続する工程である。第1のコアは、第1の直径R1および第1の屈折率n1であり、第1のクラッドは、第2の直径R2および第2の屈折率n2である。第1の直径に対する前記第2の直径の比率をS(=R2/R1)とする。第1の入射端に、波長λの光が入射される。複数のシングルモードファイバのそれぞれは、第1の出射端側に、第1の出射端側に近づくにつれて第1のコアの直径および第1のクラッドの直径が減少するテーパ領域を有する。テーパ領域には、第1のコアの半径r(z)が以下の数1を満たす基準点が存在する。
切断工程では、基準点と第1の出射端との距離が、第1の出射端における第1のクラッドの直径の80倍以下になるように第1の出射端で切断する。
以上のように、本発明のコンバイナは、シングルモードファイバのテーパ形状を規定することにより、安定し、効率よく、高出力で、高品質なレーザを出力できる。
図1は、本実施の形態のコンバイナの概念図であり、(a)はコンバイナの全体図、(b)は(a)のIb−Ib線における断面図、(c)は(a)のIc−Ic線における断面図、(d)は(a)のId−Id線における断面図である。 図2は、本実施の形態のコンバイナにおけるシングルモードファイバの出射端付近の拡大図であり、(a)はシングルモードファイバの出射端付近の全体図、(b)は(a)のIIb−IIb線における断面図、(c)は(a)のIIc−IIc線における断面図である。 図3は、シングルモードファイバの出射端から出力されるレーザの測定結果を示す図である。 図4は、本実施の形態のコンバイナの製造方法を示すフローチャート図である。 図5の(a)〜(c)は、本実施の形態のコンバイナの製造方法を示す工程図である。 図6は、従来のコンバイナを示す図である。
(実施の形態)
図1(a)は、本実施の形態におけるコンバイナの全体図である。図1(b)は、図1(a)のIb−Ib線における断面図である。図1(c)は、図1(a)のIc−Ic線における断面図である。図1(d)は、図1(a)のId−Id線における断面図である。
図1(a)に示すように、本実施の形態のコンバイナは、複数のシングルモードファイバ1と、マルチモードファイバ2と、キャピラリ3とを有する。
シングルモードファイバ1は、レーザが入射される入射端(第1の入射端、図示せず)と、内部を伝播したレーザが出射される出射端(第1の出射端)とを有する。シングルモードファイバ1の入射端には、レーザ発振器(図示せず)から出射されたレーザが入射される。
また、図1(b)に示すように、シングルモードファイバ1はシングルクラッド構造の石英ガラスファイバであり、中心のコア11(第1のコア)と、コア11の周囲に形成されたクラッド12(第1のクラッド)と、ファイバ被覆とを有する。シングルモードファイバ1のファイバ被覆は、キャピラリ3内部およびキャピラリ3近傍では除去されている。コア11の屈折率n1(第1の屈折率)は、クラッド12の屈折率n2(第2の屈折率)よりも高く、これにより、シングルモードファイバ1を伝播するレーザをコア11に閉じ込める効果を有する。本実施の形態では、例えば、コア11の屈折率n1は1.481、コア11の直径R1は8.2μm、クラッド12の屈折率n2は1.475、クラッド12の直径R2は125μmである。第1の直径に対する前記第2の直径の比率をS(=R2/R1)とする。なお、図1(b)では、理解を容易にするために、コア11の直径R1は実際よりも大きく描かれている。
マルチモードファイバ2は、レーザが入射される入射端(第2の入射端)と、内部を伝播したレーザが出射される出射端(第2の出射端、図示せず)とを有する。マルチモードファイバ2の入射端は、複数のシングルモードファイバ1の出射端に接続され、複数のシングルモードファイバ1からのレーザが入射される。複数のシングルモードファイバ1の出射端とマルチモードファイバ2の入射端とは接続部において融着されており、光学的に接続されて、コンバイナを構成する。
図1(d)に示すように、マルチモードファイバ2は、シングルクラッド構造の石英ガラスファイバであり、中心のコア21(第2のコア)と、コア21の周囲に形成されたクラッド22(第2のクラッド)と、ファイバ被覆とを有する。マルチモードファイバ2のファイバ被覆は、マルチモードファイバ2の入射端近傍では除去されている。コア21の屈折率n3(第3の屈折率)は、クラッド22の屈折率n4(第4の屈折率)よりも高く、これにより、マルチモードファイバ2を伝播するレーザをコア21に閉じ込める効果を有する。本実施の形態では、例えば、コア21の直径は125μm、クラッド22の直径は140μm、開口数(NA)は0.22である。開口数NAとは、√(n3−n4)で表される。
キャピラリ3は、入射開口端31と、出射開口端32とを有し、入射開口端31の径は出射開口端32の径よりも大きい筒形状である。キャピラリ3は石英でできており、キャピラリ3の屈折率はシングルモードファイバ1のクラッド12の屈折率n2と等しい。本実施の形態では、キャピラリ3の屈折率は1.475、入射開口端31の内径は700μm、入射開口端31の外径は800μmである。キャピラリ3の出射開口端32は、シングルモードファイバ1の出射端と面一である。
図1(b)は、図1(a)のIb−Ib線の断面図である。キャピラリ3の入射開口端31付近では、ファイバ被覆が除去された19本のシングルモードファイバ1がキャピラリ3の内径に挿入されている。本実施の形態では、キャピラリ3の内径が700μmであり、シングルモードファイバ1のクラッド12の直径が125μmである。19本のシングルモードファイバ1を密に束ねると、キャピラリ3の内径の直径方向では、図1(b)に示すように、5本のシングルモードファイバ1が並び、直径の和は625μmである。キャピラリ3の内径が700μmであるから、19本のシングルモードファイバ1に余裕を持って挿入できる。
図1(c)は、図1(a)のIc−Ic線の断面図である。図1(c)に示すように、キャピラリ3の出射開口端32付近では、キャピラリ3の入射開口端31付近に比べて、19本のシングルモードファイバ1の直径とキャピラリ3の直径が縮小されている。すなわち、シングルモードファイバ1は、出射端付近(キャピラリ3の内部)において、テーパ形状で細くなっている。このテーパ形状については、後で詳細に説明する。
図1(d)は、図1(a)のId−Id線の断面図である。図1(d)に示すように、ファイバ被覆が除去されたマルチモードファイバ2だけが存在している。
次に、図2および図3を用いて、シングルモードファイバ1の出射端の構造およびシングルモードファイバ1の出射端から出力されるレーザについて説明する。図2は、1本のシングルモードファイバ1の出射端付近の拡大図である。図3は、シングルモードファイバ1の出射端から出力されるレーザの測定結果を示す図である。図3は、中心ボートにのみシングルモード光を入射した場合の近視野像である。
図2(a)に示すように、シングルモードファイバ1は、コア11の直径とクラッド12の直径とは、同じ割合で小さくなっている。シングルモードファイバ1に入射する光の波長をλ、クラッド12の直径をコア11の直径で除した値をS(第1の直径に対する前記第2の直径の比率)とし、シングルモードファイバ1のコア11の半径をr(z)、コア11の屈折率n1、クラッド12の屈折率n2とする。コア11の半径r(z)は、シングルモードファイバ1に沿い、出射端側を正とするZ軸を定めると、zの関数であらわされる。
本実施の形態では、前述したように、S=15.2(125μm/8.2μm)、n1=1.475、n2=1.481とし、シングルモードファイバ1に入射する光の波長をλ=1064nmとして以下の数1を計算すると、コア11の半径r(z)は1.04μmとなる。
コア11の半径が1.04μmの箇所を、図2に示す基準点Oとし、この基準点OをZ軸の原点とする。すなわち、r(0)=1.04μmである。図2(b)は、図2(a)のIIb−IIb線における断面図、言い換えると、基準点O(z=0)における断面図である。この基準点Oでは、コア11の半径が1.04μmなので、コア11の直径は2.08μm、クラッド12の直径は、31.6μmである。
また、シングルモードファイバ1の出射端は、コア21の直径が125μmであるマルチモードファイバ2の入射端に接続される。図1(c)に示すように、キャピラリ3の内径の直径方向では5本のシングルモードファイバ1が並ぶので、1本のシングルモードファイバ1のクラッド12の直径は25μm以下にしなければならない。図2(c)は、図2(a)のIIc−IIc線における断面図、言い換えると、シングルモードファイバ1の出射端(z=zL)における断面図である。
次に、19本のシングルモードファイバ1の中心の1本のみにレーザを入射し、基準点Oから出射端までの距離zL(mm)として、シングルモードファイバ1から出射されるレーザの像を確認した。zL=1.42、zL=1.81、zL=2.00、zL=2.36、zL=2.51、zL=2.85、zL=3.82、zL=4.28の場合の結果を図3に示す。
図3に示すように、zL=2.00以下では、レーザを入射した中心のシングルモードファイバ1から、隣接するファイバへの顕著なレーザの漏れは確認されなかった。しかし、zL=2.36以上になると、レーザを入射した中心のシングルモードファイバ1から隣接するファイバへのレーザの漏れが確認された。すなわち、シングルモードファイバ1の出射端の直径が同じであっても、基準点Oから出射端までの距離zLが所定の値よりも大きくなるにつれて、シングルモードファイバ1からのレーザの漏れが顕著になっていくことがわかる。
レーザの漏れの原理とそれによる弊害について、以下に説明する。
シングルモードファイバ1に入射されたレーザは、コア11に閉じ込められて出射端に向かって伝播する。コア11内のレーザはz軸方向に伝播するが、テーパ部においては、コア11の直径は徐々に小さくなっている。基準点Oを通過してからは、特にコア11の閉じ込め効果が小さくなり、レーザはコア11からクラッド12への漏れ出しが顕著になり始める。基準点Oからシングルモードファイバ1の出射端までの距離が長いと、漏れ出すレーザの量も多くなる。
さらに、シングルモードファイバ1のコア11からのレーザの漏れ出しについて、詳細に説明する。基準点Oを通過したレーザは、拡がるようにコア11から漏れ出し始める。そして、コア11から漏れ出したレーザが隣接するシングルモードファイバ1に達すると、図3に示すように、レーザが入射されていない、隣接するシングルモードファイバ1からも出射される。すなわち、本実施の形態の場合では、クラッド12の直径が25μmであるため、レーザは、基準点Oから2.00mm進むと、幅25μmに拡がっていることがわかる。すなわち、基準点Oを通過したレーザの拡がりの全角θは、tanθ=0.0125であることが分かる。言い換えると、漏れ出したレーザ光は、基準点Oから、出射端のクラッド12の直径の約80倍の距離だけ進むと、隣接するシングルモードファイバ1へ漏れることになる。このレーザの漏れが、外周に位置するシングルモードファイバ1で発生すると、キャピラリ3に漏れ出すことになる。これにより、マルチモードファイバ2へのレーザの入射が不安定になり、出力や品質が低下するのである。
以上のことから、シングルモードファイバ1のテーパ部の構造は、クラッド12の直径が31.6μmである基準点Oから、クラッド12の直径が25μm以下である出射端までの距離zLが2.00mm以下であることが望ましい。言い換えると、基準点Oからシングルモードファイバ1の出射端までの距離zLは、出射端のクラッド12の直径の80倍以下であることが望ましい。また、基準点Oからシングルモードファイバ1の出射端までの距離zLは1.80mm以下であることがさらに好ましい。
次に、本実施の形態のコンバイナの製造方法について、説明する。
図4は、本実施の形態のコンバイナの製造方法を示すフローチャート図であり、図5は、本実施の形態のコンバイナの製造方法を示す工程図である。
まず、図4のステップ1において、シングルモードファイバ1およびマルチモードファイバ2の仕様から、コンバイナの形状を求める。具体的には、シングルモードファイバ1のコア11の直径、コア11の屈折率n1、クラッド12の直径、クラッドの屈折率n2から、前述の数1により、基準点Oおよび基準点Oでのクラッド12の直径を求める。また、マルチモードファイバ2のコア21の直径から、マルチモードファイバ1の出射端におけるクラッド12の直径を求める。そして、これらから、基準点Oからシングルモードファイバ1の出射端までの距離を決定し、コンバイナの形状を求める。
次に、図4のステップ2において、複数のシングルモードファイバ1をキャピラリ3に挿入する(挿入工程)。図5(a)は、ステップ2におけるシングルモードファイバ1とキャピラリ3の状態を示す工程図である。
次に、図4のステップ3において、キャピラリ3の両端をホールドする。
次に、図4のステップ4において、キャピラリ3およびキャピラリ3内部のシングルモードファイバ1を加熱し、キャピラリ3とシングルモードファイバ1の直径を縮めるようにキャピラリ3の両端を外側に引っ張る(延伸工程)。図5(b)は、ステップ4におけるシングルモードファイバ1とキャピラリ3の状態を示す工程図である。
ステップ5において、ステップ4の延伸工程におけるキャピラリ3の形状をモニターする。コンバイナがステップ1で求めた形状のテーパを有するように、ステップ4の延伸工程を行い、所望のテーパになると、延伸工程を終了する。
次に、ステップ6において、コンバイナがステップ1で求めた形状になるように、不要な部分を切断する(切断工程)。これにより、シングルモードファイバ1の出射端とキャピラリ3が完成する。図5(c)は、ステップ6におけるシングルモードファイバ1とキャピラリ3の状態を示す工程図である。
最後に、ステップ7において、マルチモードファイバ2の入射端をシングルモードファイバ1の出射端に接続し、図1に示すコンバイナが完成する。
以上のように、テーパ部形状をモニターしながら縮径したテーパ部を製造することにより、レーザ光源を接続することなく、より安定して効率よく高出力、高ビーム品質レーザ光を実現できるコンバイナを提供することができる。また、テーパ形状に基づき、入力ファイバ束から出射するレーザ光を推定することが可能になり、歩留まり良くコンバイナを製造することが可能になる。さらに、キャピラリ外径をテーパ部の傾き計測に用いることにより、容易にテーパ部の傾きを計測できる。
本発明のコンバイナ及びその製造方法は、より安定して効率よく高出力、高ビーム品質レーザ光を実現できるコンバイナを提供することができ、レーザ光を加算するコンバイナ及びその製造などに有用である。
1,102 シングルモードファイバ
2,103 マルチモードファイバ
3,104 キャピラリ
11,21 コア
12,22 クラッド
31 入射開口端
32 出射開口端
101 コンバイナ

Claims (5)

  1. それぞれが、第1の出射端と、第1の入射端と、第1のコアと、前記第1のコアを囲む第1のクラッドと、を有する複数のシングルモードファイバと、
    第2の出射端と、第2の入射端とを有するマルチモードファイバと、を備え、
    前記第1の出射端と前記第2の入射端とが接続部において接続され、
    前記第1のコアは、第1の直径R1および第1の屈折率n1であり、
    前記第1のクラッドは、第2の直径R2および第2の屈折率n2であり、
    前記第1の直径に対する前記第2の直径の比率をS(=R2/R1)とし、
    前記第1の入射端に、波長λの光が入射され、
    前記複数のシングルモードファイバのそれぞれは、前記第1の出射端側に、前記第1の出射端側に近づくにつれて前記第1のコアの直径および前記第1のクラッドの直径が減少するテーパ領域を有し、
    前記テーパ領域には、前記第1のコアの半径r(z)が以下の数1を満たす基準点が存在し、
    前記基準点と前記第1の出射端との距離は、前記第1の出射端における前記第1のクラッドの直径の80倍以下であるコンバイナ。
  2. 第1の開口径を有する第1の開口端と、前記第1の開口端と反対側に位置する第2の開口径を有する第2の開口端とを有するキャピラリをさらに備え、
    前記接続部は、前記第2の開口端に位置している請求項1に記載のコンバイナ。
  3. 前記第1の出射端における前記第1のクラッドの直径は25μm以下であり、前記基準点と前記第1の出射端との距離は、2.00mm以下である請求項1または2に記載のコンバイナ。
  4. 前記基準点と前記第1の出射端との距離は、1.80mm以下である請求項3に記載のコンバイナ。
  5. 第1のコアと、前記第1のコアを囲む第1のクラッドと、を有する複数のシングルモードファイバを、両端が開口した筒状のキャピラリに挿入する挿入工程と、
    前記キャピラリの中央部と前記キャピラリの内部に位置する前記複数のシングルモードファイバとを延伸する延伸工程と、
    前記キャピラリおよび前記複数のシングルモードファイバを第1の出射端で切断する切断工程と、
    前記第1の出射端にマルチモードファイバの第2の入射端を接続する接続工程と、を備え、
    前記第1のコアは、第1の直径R1および第1の屈折率n1であり、
    前記第1のクラッドは、第2の直径R2および第2の屈折率n2であり、
    前記第1の直径に対する前記第2の直径の比率をS(=R2/R1)とし、
    前記第1の入射端に、波長λの光が入射され、
    前記複数のシングルモードファイバのそれぞれは、前記第1の出射端側に、前記第1の出射端側に近づくにつれて前記第1のコアの直径および前記第1のクラッドの直径が減少するテーパ領域を有し、
    前記テーパ領域には、前記第1のコアの半径r(z)が以下の数1を満たす基準点が存在し、
    前記切断工程では、前記基準点と前記第1の出射端との距離が、前記第1の出射端における前記第1のクラッドの直径の80倍以下になるように前記第1の出射端で切断するコンバイナの製造方法。
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