JP5942949B2 - 高炉原料の装入方法 - Google Patents
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Description
高炉でのコークス使用量を低減する方法としては、1チャージ当りの鉱石装入量を増やす方法と、1チャージ当りのコークス装入量を低下させる方法の2つが考えられる。しかし、前者の方法を実施すると高炉に装入された鉱石の層厚が厚くなるため、鉱石の還元性が低下し、高炉の下部で未還元鉱石の直接反応による炉熱低下を招いて高炉炉況を悪化させることになる。一方、後者の方法を実施すると高炉に装入されたコークスの層厚が融着帯(鉱石同士が軟化融着する領域)で薄くなるため、高炉下部での通気性が悪化することになる。
しかし、特許文献1、2に記載された技術では、鉱石の溶融を促進させるために鉱石と同時に装入されるコークスの粒径を小さくしているため、鉱石が溶融し始めてから滴下するまでの領域(軟化融着帯)でコークスが消滅してしまい、軟化融着帯での通気性が不十分となり、コークス装入量の低減効果、すなわち鉱石に対するコークス比の低減効果が小さいと考えられる。
つまり、装入初期から中期にかけてコークス混合率が大となり、末期でコークス混合率が小となるような経時変化となる。このような排出混合率分布で旋回シュートを介して高炉内へ原料を装入すると、排出末期に装入された領域では炉下部において通気性の改善効果があまり期待できない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、コークスの炉内分布がベルレス高炉の径方向に均一なコークス混合鉱石層を高炉内に形成することのできる高炉原料の装入方法を提供することを目的としている。
本発明において、前記コークス混合鉱石層の中に混合されるコークス量を、炉頂から装入する全コークス量に対して10質量%以上とすることが好ましい。
本発明が適用されるベルレス高炉炉頂部の一例を図1に示す。図1に示されるように、ベルレス高炉1は当該高炉に高炉原料であるコークス2と鉱石3を装入する原料装入装置4を備えている。この原料装入装置4は上部バンカー5及び下部バンカー6を有し、これらのバンカー5,6はベルレス高炉1の炉頂部に配置されている。
原料装入装置4には、上部バンカー5に投入された高炉原料を下部バンカー6に移送する4つの原料排出ポート51が配設されている。原料排出ポート51は、原料排出ポート51を開閉するゲート52をそれぞれ有している。
上記のように、下部バンカー6からベルレス高炉1にコークス2を装入してコークス層15を高炉内に形成した後、旋回シュート10から上部バンカー5に鉱石3を投入すると共に、サブホッパー12から原料排出ポート51の1つの上部にコークス2を供給すると、図4に示されるように、4つの原料排出ポート51のうち1つの原料排出ポート51上にはコークス2と鉱石3の混合堆積層17が形成され、残りの原料排出ポート51上には鉱石3が堆積する。
上部バンカーに鉱石とコークスを旋回シュートから同時に投入した場合は、鉱石と共に下部バンカーから排出される鉱石中のコークス混合率が排出初期の段階では大きいものの、排出中期から減少し、排出末期の段階では鉱石中のコークス混合率が大きく減少することが図7(a)からわかる。
ベルレス高炉にコークスと鉱石を従来方法で装入した場合と本発明方法で装入した場合における高炉の通気抵抗指数やガス利用率を測定した結果を表1に示す。
また、ベルレス高炉にコークスと鉱石を従来方法で装入した場合と本発明方法で装入した場合で、コークス混合鉱石層の中に混合されるコークス量が表1の比較例とほぼ同じ場合における高炉の通気抵抗指数やガス利用率を測定した結果を表2に示す(本発明2)。
また、上述した本発明の一実施形態では、サブホッパーが上部バンカーの外側に配置されたものを例示したが、これに限られるものではない。例えば、図8に示すように、サブホッパー12は上部バンカー5の内側に配置されていてもよく、上部バンカー5の内側に配置されたサブホッパー12から原料排出ポート51の1つの上部にコークス2を供給してもよい。
2…コークス
3…鉱石
4…原料装入装置
5…上部バンカー
6…下部バンカー
7,8…原料槽
9…炉頂コンベア
10,11…旋回シュート
12…サブホッパー
14…投入シュート
15…コークス層
16…コークス混合鉱石層
17,18…コークスと鉱石の混合堆積層
19…鉱石堆積層
51,61,13…原料排出ポート
52,62…ゲート
Claims (2)
- ベルレス高炉の炉頂部に、複数のポートにより連結された上部バンカーと下部バンカーを配置し、前記上部バンカー内の原料を前記複数のポートの開閉により該ポートを経由して下部バンカーに移送し、前記上部バンカーに投入された高炉原料を前記下部バンカーから旋回シュートを介してベルレス高炉に装入して高炉内にコークス層とコークス混合鉱石層を交互に形成する高炉原料の装入方法であって、
前記コークス混合鉱石層のコークスを前記上部バンカーの外側または内側に配置されたサブホッパーに貯留しておき、前記上部バンカーに鉱石を投入中に、前記サブホッパーに貯留されたコークスを前記複数のポートのうち1つのポート上に投入し、次いで、前記ポートの全てを開放した状態でコークス及び鉱石を前記下部バンカーに移送した後、高炉に装入してコークス混合鉱石層を高炉内に形成することを特徴とする高炉原料の装入方法。 - 前記コークス混合鉱石層の中に混合されるコークス量を、炉頂から装入する全コークス量に対して10質量%以上とすることを特徴とする請求項1に記載の高炉原料の装入方法。
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