JP5920012B2 - 高炉への原料装入方法 - Google Patents
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Description
この融着帯の通気性が高炉全体の通気性に大きく影響を及ぼしており、高炉における生産性を律速している。低コークス操業を行う場合、使用されるコークス量が減少することからコークススリットが非常に薄くなることが考えられる。
例えば、特許文献1においては、ベルレス高炉において、鉱石ホッパーのうち下流側の鉱石ホッパーにコークスを装入し、コンベア上で鉱石の上にコークスを積層し、炉頂バンカーに装入して、鉱石とコークスとを旋回シュートを介して高炉内に装入するようにしている。
そこで、発明者らは、従来、鉱石類原料層とコークス層としてそれぞれ交互に装入していたコークス層相当量のコークスを鉱石類原料層中に完全に混合した混合層として炉内装入を試みた。
その結果、鉱石類原料とコークスとを完全混合層として装入した場合、チャージ数が増加した場合に良好な通気性が得られない場合があることが判明した。
1.焼結鉱、ペレット、塊状鉱石などの鉱石類原料及びコークスの高炉装入原料を、旋回シュートを用いて高炉内へ装入する高炉操業方法において、
前記高炉装入原料の高炉内への装入方式として、鉱石類原料とコークスを完全混合層として装入する方式と、鉱石類原料とコークスをそれぞれ個別に鉱石類原料層およびコークススリットとして装入する方式の二通りの方式を想定しておくと共に、炉内通気性の異常を検知するために、高炉のシャフト部下部の周りの複数位置でシャフト圧力を常時監視しておき、
前記完全混合層の形成を複数層にわたって連続して行っている際に、前記シャフト圧力に異常が検知されたときは、原料の装入方式を、完全混合層の形成方式から、鉱石類原料層およびコークススリットの個別形成方式に切り替え、
その後、前記シャフト圧力の異常が解消されたら、再度完全混合層の形成方式に切り替える
操業を継続して行うことを特徴とする高炉への原料装入方法。
図1は、本発明による高炉への原料装入方法の一実施形態を模式的に示す図である。
図中、符号1は、焼結鉱、ペレット及び塊状鉱石の少なくとも一つからなる鉱石類原料2を貯蔵する鉱石類原料ホッパー、3はコークス4を貯蔵するコークスホッパーである。これら鉱石原料ホッパー1及びコークスホッパー3から所定比率で切出された鉱石類原料2及びコークス4は鉱石コンベア5によって上方に搬送されてリザービングホッパー6に鉱石類原料2及びコークス4が混合されて高炉装入原料7として貯留される。このリザービングホッパー6から切出された高炉装入原料7は装入コンベア8によって高炉10の炉頂に搬送され、レシービングシュート11を介して複数例えば3つの炉頂バンカー12a〜12cの1つ例えば12bに投入されて貯留される。なお、炉頂バンカー12bに貯留される鉱石類原料及びコークスの混合原料は、コークス量が混合原料の全量の30%以下となるように調整されている。
このとき、混合させるコークス量が全量の30%以下であるときには、炉頂バンカー12bに貯留された時点で、コークスと鉱石類原料とで大きな偏析を生じることはなく、旋回シュート16によって形成される鉱石類原料とコークスとの混合層の混合率を略均一にすることができる。
しかも、炉頂バンカー12bから混合原料を排出する際の排出順序は、図2に示すように、高炉の中心軸に近い排出口12gに近い位置から上方に順次移動し、その後高炉の中心軸から外側に離れる方向に移動し、最後に傾斜側壁12hの上端側が排出される。
従って、鉱石類原料とコークスとを完全混合層として高炉内に装入した場合には、原料の偏析に起因して炉内通気性の悪化が懸念される。
これに対し、鉱石類原料中にコークスを混ぜて混合層として炉内に装入した場合、混合層中におけるコークスは融着層の通気性を大幅に改善する効果を有するものの、コークスの混合量を増加した場合には、相対的にコークススリットが薄くなって、ガスの変動が起こり易くなる。
従って、コークススリットの厚みが薄くなって塊コークスの粒径に近づくと、コークススリット内にコークス粒が存在する領域と存在しない領域が現れて、コークススリット内でガスの偏流が起こり、ガス通気変動が生じ易くなく。
ここに、上記したコークススリット厚の下限値は、塊コークス3個分以上または150mm以上とすることが好ましい。というのは、上記の厚みであれば、コークススリット内にコークス粒が存在する領域と存在しない領域が生じず、コークススリット内でガスの偏流が起こらないので、ガス通気変動が生じなくなるからである。なお、コークススリット厚の上限値については、一定のコークス比においてコークススリット厚を増加させると混合層および鉱石層厚が増加し、層上部の還元性が悪化することから300mm程度するのが好適である。
この原因は、前述したとおり、炉頂バンカー内貯留時に生じた偏析や、装入原料の粒径差や粒度分布が関係しているものと考えられる。
これにより、仮に炉内に通気性の悪化が生じたとしても、その悪化を修復して健全な炉内装入を継続して実施することができることになる。
従って、いずれかのレベルにおいて少なくとも2ヶ所、好ましくは3ヶ所以上の位置で炉内圧を測定することにより、高炉内における通気性の異常を検知することができる。
圧力偏差={(同じ高さレベルでの圧力値の標準偏差)/(同じ高さレベルでの圧力 値の平均値)}×100(%)
そして、圧力偏差のしきい値を例えば5%に設定し、実際の圧力偏差が5%を超えた場合に、炉内通気性に悪化が生じたと判断して、原料装入方式の切換えを行うのである。
なお、この例で、炉頂バンカー12bには鉱石類原料及びコークスの混合原料が、また炉頂バンカー12aにはコークスのみが、さらに炉頂バンカー12cには鉱石類原料のみが、それぞれ貯留されている。
また、旋回シュート16は、高炉10の軸心を中心に旋回すると同時に高炉10の軸心部から炉壁側へ向かって傾動するように逆傾動制御される、いわゆる逆傾動制御方式で原料装入を行う場合について説明する。
すなわち、旋回シュート16が略垂直状態に傾動している状態では、炉頂バンカー12b及び12cの流量調整ゲート13を閉じ、炉頂バンカー12aのみの流量調整ゲート13を開き、この炉頂バンカー12aに貯留されているコークスのみを旋回シュート16に供給することによって、図5に示すように、軸心部に中心コークス層17を形成する。
なお、中心コークス層を形成するために装入されるコークス量は、1チャージ当たりのコークス装入量の10〜30質量%程度とするのが好ましい。というのは、軸心部へのコークス装入量が10質量%に満たないと軸心部周辺の通気性の改善が十分でなく、一方30質量%より多いコークスを軸心部に集中させた場合には、混合層に使用するためのコークス量が低下するだけでなく、軸心部をガスが流れすぎてやはり炉体からの抜熱量が増加するからである。
すなわち、この場合には、炉頂バンカー12aだけでなく、残りの2つの炉頂バンカー12b及び12cの流量調整ゲート13を所定の開度で開き、炉頂バンカー12aから排出されるコークスと、炉頂バンカー12bから排出される混合原料と、炉頂バンカー12cから排出される鉱石類原料とを同時に集合ホッパー14へ供給し、この集合ホッパー14でコークスと鉱石類原料とを完全に混合してから旋回シュート16に供給する。その結果、高炉10内の中心コークス層17の外側には、コークスと鉱石類原料とが略均一な混合率となった混合層19が形成されるのである。
すなわち、中心コークス層17の形成後、その外側に、コークスのみを貯留した炉頂バンカー12aからコークスを排出して、中心コークス層17の外側に所望厚みのコークス層(コークススリット)18を形成し、さらにこの上に、上記と同様な方法でコークスと鉱石類原料との混合層19を形成する。
かような(コークススリット+混合層)の組み合わせになる層の形成は、シャフト圧力の異常が解消されるまで継続する。
そして、シャフト圧力の異常が解消された時点で、再度、鉱石類原料とコークスの完全混合層を形成するための装入方式を切り替えるのである。
最初は、完全混合層の形成を連続して行い、シャフト圧力に異常が検知された時点で、高炉装入原料の炉内装入を、完全混合層の形成方式から、鉱石類原料層およびコークススリットの個別形成方式に切り替えた。
切換えのタイミング、すなわち圧力偏差のしきい値は5%とした。
同図において、圧力偏差が5%を超えた時点で原料の炉内装入を、完全混合層の形成方式から、鉱石類原料層およびコークススリットの個別形成方式に切り替え、かような(コークススリット+混合層)の組み合わせになる層の形成を2回行った。
なお、混合層のコークス比は160kg/t、コークススリットの厚みは250mmとした。
2 鉱石類原料
3 コークスホッパー
4 コークス
5 鉱石コンベア
6 リザービングホッパー
7 高炉装入原料
8 装入コンベア
10 高炉
11 レシービングシュート
12a〜12c 炉頂バンカー
13 流量調整ゲート
14 集合ホッパー
15 ベルレス式装入装置
16 旋回シュート
17 中心コークス層
18 コークススリット
19 混合層
Claims (3)
- 焼結鉱、ペレット、塊状鉱石などの鉱石類原料及びコークスの高炉装入原料を、旋回シュートを用いて高炉内へ装入する高炉操業方法において、
前記高炉装入原料の高炉内への装入方式として、鉱石類原料とコークスを完全混合層として装入する方式と、鉱石類原料とコークスをそれぞれ個別に鉱石類原料層およびコークススリットとして装入する方式の二通りの方式を想定しておくと共に、炉内通気性の異常を検知するために、高炉のシャフト部下部の周りの複数位置でシャフト圧力を常時監視しておき、
前記完全混合層の形成を複数層にわたって連続して行っている際に、前記シャフト圧力に異常が検知されたときは、原料の装入方式を、完全混合層の形成方式から、鉱石類原料層およびコークススリットの個別形成方式に切り替え、
その後、前記シャフト圧力の異常が解消されたら、再度完全混合層の形成方式に切り替える
操業を継続して行うことを特徴とする高炉への原料装入方法。 - 前記鉱石類原料層およびコークススリットの個別形成方式における当該コークススリットの厚みが、塊コークス3個分以上または150mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の高炉への原料装入方法。
- 前記高炉装入原料を高炉内に装入するに際し、高炉の軸心部に中心コークス層を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の高炉への原料装入方法。
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