JP5942804B2 - 無線監視装置 - Google Patents
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図1は、無線センサネットワークとその情報収集管理のための構成の概要を示す図である。
データ不達や遅延などの障害の原因によって取られる対策をまとめると、表2のようになる。
本実施形態では、無線ノードとは別の無線監視装置を設けて、無線ノードの通信状態を監視するか、無線ノードに無線監視装置の機能を搭載して、無線ノードが通信状態の監視を行うようにする。
ここで、無線信号は、I信号とQ信号を含み、シンボルは、I−Q平面上の点として表されるものとする。
図3において、ステップS30で、受信したパケットについてCRC計算を行う。ステップS31において、パケットが誤っているか否かを判断する。ステップS31の判断がNoの場合には、処理を終了する。ステップS31の判断がYesの場合には、ステップS32に進む。
と、EVMの分散Sを計算する。ステップS35では、EVMの平均値が、閾値
より大きいか否かを判定する。ステップS35の判定がNoの場合には、フェージング(1)(低速フェージング)であると判断する。ステップS35の判断がYesの場合には、ステップS36において、EVMの分散値が閾値Srefより小さいが否かを判断する。ステップS36の判断がNo場合には、フェージング(2)(高速フェージング)であると判断する。ステップS36の判断がYesの場合には、干渉であると判断する。
下式(1)により、復調シンボルのEVM(Error Vector Magnitude)の計算を行う。
図3にあるように、受信信号が理想的に受信された場合の信号点を示すI−Q平面内のベクトルが基準信号ベクトルである。これに対し、実際に受信される受信信号を表すベクトルは、雑音などの影響で、基準信号ベクトルとは異なったベクトルとなる。受信信号ベクトルから基準信号ベクトルを減算して得られたベクトルが誤差ベクトルである。この誤差ベクトルの大きさを絶対値で与えたものがEVMである。
を参照する。EVMの平均値が閾値
以上でなければ、フェージング(1)、閾値以上であれば、さらにEVMの分散値Sを参照し、Sが閾値Sref未満であれば干渉、閾値未満でなければフェージング(2)と判断する。
・フェージング(1):低速フェージングの場合:ビットレートに比較してフェージング周期が長く、ほとんどのシンボルでEVM値はほぼ0である。時々、フェージングの落ち込みによってEVMが劣化する場合がある。EVM平均値は小さく、分散も小さい。(図6(a)参照)
・フェージング(2):高速フェージングの場合:ビットレートに比較してフェージング周期が短く、パケットの中でEVMのばらつきが発生する。そのため、EVM平均値は大きくなり、分散も大きくなる。(図6(b)参照)
・干渉:パケットの中で、常に他の信号が存在しており、他の信号ベクトルの大きさ(干渉波の振幅√(I2+Q2))自体がEVMとなる。従って、干渉波の平均振幅分、EVM平均値は大きくなる。EVM分散はフェージング(2)よりも小さく、ガウス分布に近くなる。(図6(c)参照)
EVMの分散値<1 → 干渉
EVMの分散値=1 → 干渉(ガウス雑音)
EVMの分散値>1 → フェージング
として判定することができる。
以上の判定計算によりパケット誤りが発生したときに、干渉影響なのか、フェージング影響なのかを判定することができる。
無線監視装置20は、監視される対象のセンサネットワークの無線ノードとは別に、外部から監視するための装置である。無線監視装置20は、作業者によって無線ノード付近まで移動され、付近の無線ノードの電波状況を監視するようにして用いられる。
図8において、図7と同様の構成要素には同様の参照符号を付して、それらの説明を省略する。
図9において、図2と同様のステップには同様の参照符号を付し、それらの説明を省略する。
の標準正規分布の確率密度関数
EVM平均値における確率密度関数値<0.4 → フェージング
EVM平均値における確率密度関数値=0.4 → 干渉(ガウス雑音)
EVM平均値における確率密度関数値>0.4 → 干渉
となる。
図3のフローチャートに対し、図10においては、ステップS40において、パケットのEVMの平均値と、EVM平均値における確率密度関数値Vを求める。また、ステップS41においては、ステップS40で求めたEVM平均値における確率密度関数値Vが閾値Vrefより大きいか否かを判断する。ステップS41の判断がNoの場合には、フェージング(2)であると判断し、Yesの場合には、干渉であると判断する。
図11において、図6と同様な構成要素には、同様な参照符号を付し、それらの説明を省略する。
10 無線ノード
11 ゲートウェイ
12 データセンター
13 PC等
14 広域ネットワーク
20、20a 無線監視装置
21 アンテナ
22 無線受信部
22a 無線送受信部
23、23a ディジタル信号処理部
24 ビット復調及びCRC判定部
25 EVM及びその分散値計算部
25a EVM平均値における確率密度関数値計算部
26 パケット内平均電力計算部
27 判定計算部
28 画面表示部
30 センサ
31 データ符号化部
32 シンボルマッピング部
33 ログ保存部
Claims (7)
- データ収集を行い、収集したデータを無線でパケットに設定して送信する無線ノードと、該無線ノードからのパケットを受信するゲートウェイとで構成される無線ネットワークの無線ノードあるいはゲートウェイを監視する無線監視装置において、
該パケットのビットエラーを検出するビットエラー検出部と、
該パケット内の平均受信電力を検出するパケット内平均受信電力検出部と、
受信信号シンボルごとの、I/Q複素平面における基準信号点からの誤差ベクトルを計算し、その大きさの該パケット内での分布の平均値及び広がりを算出する誤差ベクトル算出部と、
該パケットにビットエラーが発生し、且つ、該パケットの平均受信電力が受信感度よりも高いときに、該誤差ベクトルの大きさの平均値及び、そのパケット内での分布の広がりに基づいて、該ゲートウェイにおけるパケットエラーの原因が干渉によるものか、フェージングによるものかの判定を行う判定部と、
を備えることを特徴とする無線監視装置。 - 前記広がりは、前記誤差ベクトルの大きさの分散値あるいは標準偏差であり、
該分散値、あるいは、該標準偏差が閾値を超えたときにフェージングによるパケットエラーであると判定し、閾値以下である場合は干渉によるパケットエラーであると判定することを特徴とする請求項1に記載の無線監視装置。 - 前記誤差ベクトルの大きさの累積分布関数を計算し、該累積分布関数から、該誤差ベクトルの大きさの確率密度関数を計算し、該誤差ベクトルの平均値における確率密度関数値が、閾値を超える場合はフェージングによるパケットエラー、閾値以下となる場合は干渉によるパケットエラーと判定することを特徴とする請求項1に記載の無線監視装置。
- 請求項1の無線監視装置を内蔵した無線ノード。
- 前記判定の結果を格納するログ保存部、
をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の無線ノード。 - 前記判定の結果を無線送信することを特徴とする請求項4に記載の無線ノード。
- データ収集を行い、収集したデータを無線でパケットに設定して送信する無線ノードと、該無線ノードからのパケットを受信するゲートウェイとで構成される無線ネットワークの無線ノードあるいはゲートウェイを監視する無線監視装置の監視方法であって、
該無線監視装置は、
該パケットのビットエラーを検出し、
該パケット内の平均受信電力を検出し、
受信信号シンボルごとの、I/Q複素平面における基準信号点からの誤差ベクトルを計算し、その大きさの該パケット内での分布の平均値及び広がりを算出し、
該パケットにビットエラーが発生し、且つ、該パケットの平均受信電力が受信感度よりも高いときに、該誤差ベクトルの大きさの平均値及びそのパケット内での分布の広がりに基づいて、該ゲートウェイにおけるパケットエラーの原因が干渉によるものか、フェージングによるものかの判定を行う、
ことを特徴とする監視方法。
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