JP5942564B2 - 重合体の製造方法、レジスト組成物の製造方法、及びパターンが形成された基板の製造方法 - Google Patents

重合体の製造方法、レジスト組成物の製造方法、及びパターンが形成された基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は重合体の製造方法、該製造方法により得られる重合体を用いてレジスト組成物を製造する方法、及び該レジスト組成物を用いて、パターンが形成された基板を製造する方法に関する。
近年、半導体素子、液晶素子等の製造工程において形成されるレジストパターンは、半導体リソグラフィー技術の進歩により急速に微細化が進んでいる。微細化の手法としては、照射光の短波長化がある。具体的には、従来のg線(波長:438nm)、i線(波長:365nm)に代表される紫外線から、より短波長のDUV(Deep Ultra Violet)へと照射光が短波長化してきている。
最近では、KrFエキシマレーザー(波長:248nm)リソグラフィー技術が導入され、さらなる短波長化を図ったArFエキシマレーザー(波長:193nm)リソグラフィー技術及びEUV(波長:13.5nm)リソグラフィー技術が研究されている。さらに、これらの液浸リソグラフィー技術も研究されている。また、これらとは異なるタイプのリソグラフィー技術として、電子線リソグラフィー技術についても精力的に研究されている。
該短波長の照射光又は電子線を用いたレジストパターンの形成に用いられる高感度のレジスト組成物として、光酸発生剤を含有する「化学増幅型レジスト組成物」が提唱され、現在、該化学増幅型レジスト組成物の改良及び開発が進められている。
例えば、ArFエキシマレーザーリソグラフィーにおいて用いられる化学増幅型レジスト用重合体として、波長193nmの光に対して透明なアクリル系重合体が注目されている。該アクリル系重合体としては、例えば、エステル部にアダマンタン骨格を有する(メタ)アクリル酸エステルとエステル部にラクトン骨格を有する(メタ)アクリル酸エステルとの重合体が提案されている(特許文献1等)。
レジストパターンの微細化に伴って、半導体リソグラフィー用重合体の品質への要求も厳しくなっている。例えば、半導体リソグラフィー用重合体の製造上のロットバラツキが現像時に微少な欠陥を発生させ、デバイス設計における欠陥の原因となる場合がある。
下記特許文献2には、ロットの違いによる分子量分布の変動を小さくする方法として、リビングラジカル重合開始剤を用いて、酸解離性基を有する樹脂を合成する方法が記載されている。
特開平10−319595号公報 特開2009−175746号公報 特開2010−202699号公報
しかし、特許文献2に記載の方法では特定の重合開始剤を用いることが必要であり、重合開始剤の変更に伴う製造条件の適正化も必要となる。また、特許文献3に記載の方法では、重合体のロット間の分子量のバラツキを低減することについて何ら記載も示唆もされていない。 また、近年ではレジスト用重合体のロット間バラツキの低減に対する要求は益々厳しくなっており、従来の方法では必ずしも十分とは言えない。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、重合体のロット間のバラツキをより低減することができる重合体の製造方法、該製造方法を用いたレジスト組成物の製造方法、及び該レジスト組成物の製造方法を用いた、パターンが形成された基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の重合体の製造方法は、反応容器内において、重合溶媒、単量体及び重合開始剤を含む反応液中で単量体を重合反応させる重合工程と、前記重合反応を停止させる反応停止工程を有し、
前記重合反応が開始してから停止操作が開始されるまでの重合反応期間内に、前記反応容器内に単量体を連続的に又は滴下により供給する単量体供給工程を有し、
前記単量体供給工程の開始から終了までの単量体供給期間中の、前記反応液における単量体の含有量を2〜16質量%とし、
前記単量体供給期間を前記重合反応期間の70%以上とすることを特徴とする。
前記重合反応期間の終了時における前記反応液の質量に対して、前記反応器内に供給された単量体の合計質量を30質量%未満とすることが好ましい

本発明は、本発明の製造方法でレジスト用重合体を製造する工程と、得られたレジスト用重合体と、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物を混合する工程を有するレジスト組成物の製造方法を提供する。
本発明は、本発明の製造方法でレジスト組成物を製造する工程と、得られたレジスト組成物を、基板の被加工面上に塗布してレジスト膜を形成する工程と、該レジスト膜に対して露光する工程と、露光されたレジスト膜を現像液を用いて現像する工程を有する、パターンが形成された基板の製造方法を提供する。
本発明によれば、ロット間バラツキが小さい重合体が得られる。
本発明の重合体の製造方法により得られる重合体を用いたレジスト組成物は、重合体のロット間バラツキが小さいため、性能の安定性に優れる。
本発明の基板の製造方法によれば、高精度の微細なパターンを安定して形成できる。
本明細書においては、「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸又はメタクリル酸を意味し、「(メタ)アクリロイルオキシ」は、アクリロイルオキシ又はメタクリロイルオキシを意味する。
<重合体>
本発明の重合体は特に限定されないが、好ましくは、ロット間のバラツキが問題になりやすい半導体リソグラフィー用重合体である。また半導体リソグラフィー用重合体のうちでもロット間バラツキの低減に対する要求が厳しいレジスト用重合体であることが特に好ましい。
半導体リソグラフィー用重合体は、極性基を有する構成単位(a)を有することが好ましく、レジスト用重合体は、該構成単位(a)のほかに、酸脱離性基を有する構成単位(b)を有することが好ましい。
半導体リソグラフィー用重合体の重量平均分子量は、特に限定されないが、一般的には1,000〜100,000が好ましく、3,000〜50,000がより好ましい。
[構成単位(a)]
本発明の重合体は、極性基を有する構成単位(a)を有することが好ましい。
「極性基」とは、極性を持つ官能基又は極性を持つ原子団を有する基であり、具体例としては、ヒドロキシ基、シアノ基、アルコキシ基、カルボキシ基、アミノ基、カルボニル基、フッ素原子を含む基、硫黄原子を含む基、ラクトン骨格を含む基、アセタール構造を含む基、エーテル結合を含む基などが挙げられる。
これらのうちで、波長250nm以下の光で露光するパターン形成方法におけるレジスト組成物に用いられる重合体は、極性基を有する構成単位として、ラクトン骨格を有する構成単位を有することが好ましく、さらに後述の親水性基を有する構成単位を有することが好ましい。
(ラクトン骨格を有する構成単位・単量体)
ラクトン骨格としては、例えば、4〜20員環程度のラクトン骨格が挙げられる。ラクトン骨格は、ラクトン環のみの単環であってもよく、ラクトン環に脂肪族又は芳香族の炭素環又は複素環が縮合していてもよい。
重合体がラクトン骨格を有する構成単位を含む場合、その含有量は、基板等への密着性の点から、全構成単位(100モル%)のうち、20モル%以上が好ましく、25モル%以上がより好ましい。また、感度及び解像度の点から、60モル%以下が好ましく、55モル%以下がより好ましく、50モル%以下がさらに好ましい。
ラクトン骨格を有する単量体としては、基板等への密着性に優れる点から、置換あるいは無置換のδ−バレロラクトン環を有する(メタ)アクリル酸エステル、置換あるいは無置換のγ−ブチロラクトン環を有する単量体からなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましく、無置換のγ−ブチロラクトン環を有する単量体が特に好ましい。
ラクトン骨格を有する単量体の具体例としては、β−(メタ)アクリロイルオキシ−β−メチル−δ−バレロラクトン、4,4−ジメチル−2−メチレン−γ−ブチロラクトン、β−(メタ)アクリロイルオキシ−γ−ブチロラクトン、β−(メタ)アクリロイルオキシ−β−メチル−γ−ブチロラクトン、α−(メタ)アクリロイルオキシ−γ−ブチロラクトン、2−(1−(メタ)アクリロイルオキシ)エチル−4−ブタノリド、(メタ)アクリル酸パントイルラクトン、5−(メタ)アクリロイルオキシ−2,6−ノルボルナンカルボラクトン、8−メタクリロキシ−4−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−3−オン、9−メタクリロキシ−4−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−3−オン等が挙げられる。また、類似構造を持つ単量体として、メタクリロイルオキシこはく酸無水物等も挙げられる。
ラクトン骨格を有する単量体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(親水性基を有する構成単位・単量体)
本明細書における「親水性基」とは、−C(CF−OH、ヒドロキシ基、シアノ基、メトキシ基、カルボキシ基及びアミノ基の少なくとも1種である。
これらのうちで、波長250nm以下の光で露光するパターン形成方法におけるレジスト組成物に用いられる重合体は、親水性基としてヒドロキシ基又はシアノ基を有することが好ましい。
重合体における親水性基を有する構成単位の含有量は、レジストパターン矩形性の点から、全構成単位(100モル%)のうち、5〜30モル%が好ましく、10〜25モル%がより好ましい。
親水性基を有する単量体としては、例えば、末端ヒドロキシ基を有する(メタ)アクリ酸エステル;単量体の親水性基上にアルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基等の置換基を有する誘導体;環式炭化水素基を有する単量体(例えば(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸1−イソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル、(メタ)アクリル酸トリシクロデカニル、(メタ)アクリル酸ジシクロペンチル、(メタ)アクリル酸2−メチル−2−アダマンチル、(メタ)アクリル酸2−エチル−2−アダマンチル等。)が置換基としてヒドロキシ基、カルボキシ基等の親水性基を有するもの;が挙げられる。
親水性基を有する単量体の具体例としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−n−プロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシアダマンチル、2−又は3−シアノ−5−ノルボルニル(メタ)アクリレート、2−シアノメチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。基板等に対する密着性の点から、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシアダマンチル、2−又は3−シアノ−5−ノルボルニル(メタ)アクリレート、2−シアノメチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート等が好ましい。
親水性基を有する単量体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
[構成単位(b)]
本発明にかかる重合体は、レジスト用途に用いる場合は上述した極性基を有する構成単位(a)以外に酸脱離性基を有する構成単位(b)を有することが好ましく、この他に、必要に応じて公知の構成単位を有していてもよい。
「酸脱離性基」とは、酸により開裂する結合を有する基であり、該結合の開裂により酸脱離性基の一部又は全部が重合体の主鎖から脱離する基である。
レジスト組成物において、酸脱離性基を有する構成単位を有する重合体は、酸成分と反応してアルカリ性溶液に可溶となり、レジストパターン形成を可能とする作用を奏する。
酸脱離性基を有する構成単位の割合は、感度及び解像度の点から、重合体を構成する全構成単位(100モル%)のうち、20モル%以上が好ましく、25モル%以上がより好ましい。また、基板等への密着性の点から、60モル%以下が好ましく、55モル%以下がより好ましく、50モル%以下がさらに好ましい。
酸脱離性基を有する単量体は、酸脱離性基及び重合性多重結合を有する化合物であればよく、公知のものを使用できる。重合性多重結合とは重合反応時に開裂して共重合鎖を形成する多重結合であり、エチレン性二重結合が好ましい。
酸脱離性基を有する単量体の具体例として、炭素数6〜20の脂環式炭化水素基を有し、かつ酸脱離性基を有している(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。該脂環式炭化水素基は、(メタ)アクリル酸エステルのエステル結合を構成する酸素原子と直接結合していてもよく、アルキレン基等の連結基を介して結合していてもよい。
該(メタ)アクリル酸エステルには、炭素数6〜20の脂環式炭化水素基を有するとともに、(メタ)アクリル酸エステルのエステル結合を構成する酸素原子との結合部位に第3級炭素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル、又は、炭素数6〜20の脂環式炭化水素基を有するとともに、該脂環式炭化水素基に−COOR基(Rは置換基を有していてもよい第3級炭化水素基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、又はオキセパニル基を表す。)が直接又は連結基を介して結合している(メタ)アクリル酸エステルが含まれる。
特に、波長250nm以下の光で露光するパターン形成方法に適用されるレジスト組成物を製造する場合には、酸脱離性基を有する単量体の好ましい例として、例えば、2−メチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−エチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、1−(1’−アダマンチル)−1−メチルエチル(メタ)アクリレート、1−メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1−エチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1−メチルシクロペンチル(メタ)アクリレート、1−エチルシクロペンチル(メタ)アクリレート、イソプロピルアダマンチル(メタ)アクリレート、1−エチルシクロオクチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
酸脱離性基を有する単量体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
<重合体の製造方法>
本発明の重合体の製造方法は、反応容器内において、重合溶媒、単量体及び重合開始剤を含む該反応容器内の液(反応液)中で単量体を重合反応させる重合工程と、前記重合反応を停止させる反応停止工程を有する。
本発明において、重合反応が開始してから重合反応を停止させる操作(停止操作)が開始されるまでの期間を重合反応期間という。
本発明における重合工程は、重合溶媒の存在下に重合開始剤を使用して、単量体をラジカル重合させる溶液重合法である。
重合溶媒としては、例えば、下記のものが挙げられる。
エーテル類:鎖状エーテル(ジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル(以下、「PGME」と記す。)等。)、環状エーテル(テトラヒドロフラン(以下、「THF」と記す。)、1,4−ジオキサン等。)等。
エステル類:酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、「PGMEA」と記す。)、γ−ブチロラクトン等。
ケトン類:アセトン、メチルエチルケトン(以下、「MEK」と記す。)、メチルイソブチルケトン(以下、「MIBK」と記す。)等。
アミド類:N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等。
スルホキシド類:ジメチルスルホキシド等。
芳香族炭化水素:ベンゼン、トルエン、キシレン等。
脂肪族炭化水素:ヘキサン等。
脂環式炭化水素:シクロヘキサン等。
重合溶媒は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
重合開始剤としては、熱により効率的にラジカルを発生するものが好ましい。該重合開始剤としては、例えば、アゾ化合物(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]等。)、有機過酸化物(2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等。)等が挙げられる。
本発明では、重合工程において、重合反応の開始前に、反応容器内に予め重合溶媒の少なくとも一部及び単量体の少なくとも一部を供給しておく。
反応容器内に供給された重合溶媒及び単量体を、予め設定された重合温度まで加熱し、ここに重合開始剤を供給することによって重合反応が開始する。反応容器内に重合開始剤が供給された時点が重合反応期間の開始時点となる。
反応容器内に重合開始剤を供給する方法は、連続的に供給する方法であってもよく、滴下により供給する方法であってもよい。製造ロットの違いによる平均分子量、分子量分布等のばらつきをより小さくしやすい点で、滴下により供給する方法がより好ましい。
重合反応が開始してから(重合開始剤が供給された時点から)、重合反応の停止操作が開始される時点までが重合反応期間である。重合反応の停止操作とは、ラジカル重合反応の停止、又は成長反応速度の低下を引き起こす操作を意味し、具体的には反応容器内の温度を低下させる操作、重合禁止剤や酸素といったラジカル反応の阻害剤を反応容器内へ供給する操作を挙げることができる。
本発明は、重合反応期間内に、反応容器内に単量体を連続的に又は滴下により供給する単量体供給工程を有する。単量体供給工程では、重合溶媒及び重合開始剤の存在下で、単量体を反応容器内に供給しながら重合反応させる。製造ロットの違いによる平均分子量、分子量分布等のばらつきをより小さくしやすい点で、反応容器内に単量体を滴下により供給する滴下重合法がより好ましい。
滴下重合法において、単量体を滴下する方法は、単量体のみで滴下してもよく、単量体を重合溶媒に溶解させた単量体溶液として滴下してもよい。
重合開始剤を滴下により供給する場合、単量体に直接に溶解させて滴下してもよく、単量体溶液に溶解させて滴下してもよく、重合溶媒のみに溶解させて滴下してもよい。
単量体及び重合開始剤を、同じ貯槽内で混合した後、反応容器中に滴下してもよく;それぞれ独立した貯槽から反応容器中に滴下してもよく;それぞれ独立した貯槽から反応容器に供給する直前で混合し、反応容器中に滴下してもよい。
単量体及び重合開始剤は、一方を先に滴下した後、遅れて他方を滴下してもよく、両方を同じタイミングで滴下してもよい。
滴下速度は、滴下終了まで一定であってもよく、単量体又は重合開始剤の消費速度に応じて、多段階に変化させてもよい。
滴下は、連続的に行ってもよく、間欠的に行ってもよい。
単量体供給工程の開始時点は、重合反応期間の開始時点以降に、最初に反応容器内に単量体が供給された時点である。単量体供給工程の終了時点は、重合反応に用いられる全単量体を反応容器内に供給し終えた時点である。
好ましくは、反応容器内に重合開始剤と単量体を同時に供給開始する。この場合、単量体供給工程の開始時点と重合反応期間の開始時点とは一致する。
反応容器内に全単量体を供給し終えた直後に重合反応を停止させてもよいが、反応容器内に全単量体を供給した後、反応容器内の反応液を予め設定された重合温度に保って重合反応を進行させる熟成工程を行うことが好ましい。
本発明では、単量体供給期間中の、反応液における単量体の含有量を2〜16質量%とする。該反応液における単量体の含有量とは、反応容器内に供給された単量体のうち、重合反応に消費されずに残っている未反応の単量体の含有量を意味する。
反応容器内への単量体の供給速度が遅すぎると反応液中の単量体含有量が2質量%以下となり、単量体の消費速度が著しく低下し、生産効率が悪くなる。また、単量体の供給速度が速すぎると反応液中の単量体含有量が16質量%以上となり、単量体の消費速度の上昇に伴って重合反応による発熱量が大きくなり、重合反応中の反応液の温度が変動しやすくなる。重合反応による発熱量を小さくして、反応液の温度変動を小さく抑えるほど、同じ製造工程で目的の重合体を繰り返し製造する際のロット間バラツキを小さくすることができる。
重合反応の開始直後からより効率的に単量体を消費し、生産効率を高めつつ、ロット間バラツキをより低く抑えることができる点で、反応液中の単量体は3〜15.5質量%が好ましく、4〜15質量%がより好ましい。
本発明では、目的の重合体を製造する製造条件を決定するに当たり、重合体を製造して、単量体供給期間中の反応液における単量体の含有量を測定する。
具体的には、単量体供給期間の開始直後を0時間とし、その後1時間ごとに、反応液中の単量体の含有量を測定する。単量体供給期間の開始直後とは、単量体の供給を開始してから0〜60秒後を意味する。該単量体の含有量の測定は、単量体供給期間の開始直後から終了直後(反応容器内に全単量体を供給し終えた時点から0〜60秒後)までの範囲内で行う。
例えば、単量体供給期間が3時間である場合、単量体の供給開始直後(0時間)、その1時間後、2時間後、3時間後の合計4点における反応液中の未反応の単量体の含有量を測定する。
反応液における単量体の含有量は高速液体クロマトグラフィーを用いて測定する。すなわち、反応容器内から反応液を採取し、高速液体クロマトグラフィーにより未反応の単量体の含有量を単量体ごとに測定し、これらの合計値を求める。採取した反応液中における該合計値の割合(質量%)を、反応液における単量体の含有量とする。検出下限以下の場合、単量体の含有量は0質量%とする。
全ての測定時点における該単量体の含有量が2〜16質量%であれば、そのときの製造条件は「単量体供給期間中の、反応液における単量体の含有量を2〜16質量%とする」を満たす製造条件として採用できる。
該単量体の含有量が2〜16質量%の範囲外である場合は、製造条件を変更して、再度重合体の製造を行い、単量体供給期間中の反応液における単量体の含有量を測定する。
例えば、単量体の含有量が2質量%未満になる場合は、重合反応開始前に予め反応容器内に供給される液における単量体含有量を増加する、重合反応開始以降に反応容器に供給される液(例えば滴下により供給される液)における単量体含有量を増加する、単量体供給期間を短くする(単量体の供給速度を上げる)、又はこれらを組み合わせることによって、反応液中の単量体の含有量を増大させることができる。
反対に、単量体の含有量が16質量%を超える場合は、重合反応開始前に予め反応容器内に供給される液における単量体含有量を低減する、重合反応開始以降に反応容器に供給される液(例えば滴下により供給される液)における単量体含有量を低減する、単量体供給期間を長くする(単量体の供給速度を下げる)、又はこれらを組み合わせることによって、反応液中の単量体の含有量を低下させることができる。
製造条件を変更して、再度重合体の製造を行い、全ての測定時点における該単量体の含有量が2〜16質量%になれば、そのときの製造条件を採用できる。適切な製造条件が得られるまで、この工程を繰り返す。
このようにして「単量体供給期間中の、反応液における単量体の含有量を2〜16質量%とする」を満たす製造条件を決定した後、これと同じ製造条件で目的の重合体を繰り返し製造する。このとき単量体供給期間中の反応液における単量体の含有量の測定は行わなくてよい。これにより、後述の実施例に示されるように、製造再現性が向上し、平均分子量のロット間差が非常に小さい重合体が得られる。
本発明において、重合反応開始前に予め反応容器内に供給される液における単量体含有量は2〜16質量%が好ましく、3〜15.5質量%がより好ましく、4〜15質量%がさらに好ましい。この範囲内であると、単量体供給期中の反応液における単量体の含有量を2〜16質量%の範囲内に制御しやすい。
重合反応開始以降に反応容器に供給される液(例えば滴下により供給される液)における単量体含有量は15〜50質量%が好ましく、20〜45質量%がより好ましく、25〜40質量%がさらに好ましい。この範囲内であると、単量体供給期中の反応液における単量体の含有量を2〜16質量%の範囲内に制御しやすい。
重合反応期間の終了時における反応容器内の反応液の質量に対して、該反応器内に供給された単量体の合計質量が30質量%未満であることが好ましい。具体的には、反応容器に供給される全原料(少なくとも重合溶媒、単量体、重合開始剤を含む)のうち、単量体の合計量が30質量%未満となるように、重合溶媒の使用量を設定することが好ましい。
重合反応期間の終了時の反応液に対する、該反応液に供給された単量体の合計の割合が30質量%未満であると、単量体供給期間中の反応液における単量体の含有量を16質量%以下に維持したまま単量体を供給することが容易となる。
該単量体の合計の割合が25質量%以下であることが好ましく、24.5質量%以下がより好ましい。該単量体の合計の割合の下限値は特に限定されないが、製造の効率の点では5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましい。
単量体供給期間は重合反応期間の70%以上であることが好ましく、75%以上がより好ましく、80%以上がさらに好ましい。70%以上であると単量体供給期間中の反応液における単量体の含有量を16質量%以下に維持したまま単量体を供給することが容易となる。
該単量体供給期間の重合反応期間に対する割合は100%でもよいが、単量体の反応率が高くなり、生産性が向上する点で95%以下が好ましく、90%以下がより好ましい。
重合反応期間は、短すぎると重合反応が不十分となり、未反応の単量体が多く残ってしまい、長すぎると製造効率が悪くなるため、これらの点を加味して設定することができる。重合反応期間は、重合反応で製造される重合体の組成や生成量にもよるが、例えば3〜15時間が好ましく、4〜12時間がより好ましい。
重合反応において予め設定される重合温度は、重合開始剤の分解温度に応じて決められる。ラジカル重合開始剤を用いる場合の重合温度は、一般的には50〜150℃の範囲内である。
本発明では、単量体供給期間中の反応液における単量体の含有量が2〜16質量%となるように、単量体の供給速度と消費速度のバランスを制御することにより、単量体供給期間中の反応液の温度変動を良好に抑えて、得られる重合体の分子量のロット間バラツキを効果的に抑制することができる。
ロット間バラツキを十分に小さくするために、単量体供給期間中の反応容器内の反応液の温度が、該単量体供給期間における該反応液の平均温度±1.5℃の範囲内に維持されることが好ましく、該反応液の平均温度±1.2℃の範囲内に維持されることがより好ましく、該反応液の平均温度±1.0℃の範囲内に維持されることがさらに好ましい。
単量体供給期間における該反応液の平均温度は、必ずしも予め設定された重合温度と一致しなくてもよいが、該重合温度に近いことが好ましい。具体的には該平均温度が該重合温度±1.2℃の範囲内であることが好ましい。
本明細書における反応液の平均温度は以下の方法で測定される値である。すなわち、単量体供給期間の開始時点、及びその後、予め設定された一定の間隔時間が経過する毎に測定して取得する。そして、単量体供給期間の開始時点から4分間経過する毎に、該4分間の間に取得した反応液の温度データの平均値を求め、該平均値を温度変動を評価するための代表値とする。反応液の温度データを取得(測定)する間隔時間は1分以内とし、15秒〜1分が好ましい。
例えば、該間隔時間が1分である場合、反応開始から1分ごとに反応液の温度を測定し、反応開始から1分、2分、3分、及び4分後の4点の温度データの平均値をその4分間の代表値x1とする。また、5分、6分、7分、及び8分後の4点の温度データの平均値をその4分間の代表値x2とする。以後単量体供給期間の終了時点まで同様にして代表値x3、x4…を求め、全部の代表値x1、x2、x3、x4…の平均値を、単量体供給期間における反応液の平均温度Xとする。各代表値x1、x2…の全部が、該平均温度Xより1.5℃低い温度から、該平均温度Xよりも1.5℃高い温度までの範囲内であれば、「単量体供給期間中の反応液の温度が、該単量体供給期間における反応液の平均温度±1.5℃の範囲内に維持される」を満たす。
また、例えば、温度データを取得する間隔時間が30秒である場合、反応開始から30秒ごとに反応液の温度を測定し、反応開始から0.5分、1分、1.5分、2分、2.5分、3分、3.5分、及び4分後の8点の温度データの平均値をその4分間の代表値x1とする。また、4.5分、5分、5.5分、6分、6.5分、7分、7.5分、及び8分後の8点の温度データの平均値をその4分間の代表値x2とする。以後単量体供給期間の終了時点まで同様にして代表値x3、x4…を求め、全部の代表値x1、x2、x3、x4…の平均値を、単量体供給期間における反応液の平均温度Xとする。
本発明において、重合反応工程中は反応容器内の反応液を撹拌して、重合反応の均一性を向上させることが好ましい。また、反応容器内の圧力制御ができ、熱伝導性に優れ反応温度制御が容易になる点で、耐圧製金属反応容器を用いることが好ましい。金属としては耐食性が高く、重合体への金属不純物の混入が低減しやすい点でステンレス鋼(以下SUSとも言う)が好ましい。反応容器の内面のうち、少なくとも反応液が接触する部分が、ステンレス鋼からなることが好ましい。
反応停止工程において重合反応を停止させて得られる重合体溶液は、必要に応じて精製を行う。例えば、1,4−ジオキサン、アセトン、THF、MEK、MIBK、γ−ブチロラクトン、PGMEA、PGME、乳酸エチル等の希釈溶媒で適当な溶液粘度に希釈した後、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、水、ヘキサン、ヘプタン、ジイソプロピルエーテル、又はそれらの混合溶媒等の貧溶媒中に滴下し、重合体を析出させる。この工程は再沈殿工程と呼ばれ、重合体溶液中に残存する未反応の単量体、重合開始剤等を取り除くために非常に有効である。未反応単量体は、そのまま残存しているとレジスト組成物として用いた場合に感度が低下するため、できるだけ取り除くことが好ましい。重合体中の不純物としての単量体含有量は2.0質量%以下がより好ましく、1.0質量%以下がさらに好ましく、0.29質量%以下が特に好ましく、0.25質量%以下が最も好ましい。
貧溶媒としては、製造する重合体が溶解せずに析出する溶媒であればよく、公知のものを使用できるが、半導体リソグラフィー用重合体に用いられる未反応の単量体、重合開始剤等を効率的に取り除くことができる点で、メタノール、イソプロピルアルコール、ジイソプロピルエーテル、ヘプタン、水、又はそれらの混合溶媒が好ましい。
使用する貧溶媒の量は残存する未反応単量体をより低減できるため、重合体溶液と同質量以上用いることができ、3倍以上が好ましく、4倍以上がより好ましく、5倍以上がさらに好ましく、6倍以上が特に好ましい。
その後、析出物をろ別し、湿粉を得る。
また、湿粉を再び貧溶媒に分散させて重合体分散液を得た後、重合体をろ別する操作を繰り返すこともできる。この工程は、リスラリ工程と呼ばれ、重合体湿粉中に残存する未反応の単量体、重合開始剤等をより低減させるために非常に有効である。
重合体を高い生産性を維持したまま取得できる点ではリスラリ工程を行わず、再沈殿工程のみで重合体を精製することが好ましい。
得られた湿粉は、十分に乾燥して、乾燥粉末状の重合体を得ることができる。
また、ろ別した後、乾燥せずに湿粉のまま適当な溶媒に溶解させてリソグラフィー用組成物として用いてもよく、濃縮して低沸点化合物を除去してからリソグラフィー用組成物として用いてもよい。その際、保存安定剤等の添加剤を適宜添加してもよい。
また、乾燥させた後に適当な溶媒に溶解させ、さらに濃縮して低沸点化合物を除去してからリソグラフィー用組成物として用いてもよい。その際、保存安定剤等の添加剤を適宜添加してもよい。
<レジスト組成物の製造方法>
本発明のレジスト組成物の製造方法は、本発明の製造方法でレジスト用重合体を製造し、得られたレジスト用重合体と、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物(以下、「光酸発生剤」ということもある。)を混合する工程を有するレジスト組成物の製造方法である。好ましくは該重合体と、光酸発生剤とをレジスト溶媒に溶解させてレジスト組成物を製造する。
レジスト用重合体を製造する際は、単量体として、上述した構成単位(a)を導く単量体(極性基を有する単量体)及び上述した構成単位(b)を導く単量体(酸脱離性基を有する単量体)を用いることが好ましい
得られるレジスト組成物は、本発明の製造方法で得られるレジスト用重合体と、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物とを含有する、化学増幅型レジスト組成物である。
[レジスト溶媒]
レジスト溶媒としては、前記重合溶媒と同様の溶媒が挙げられる。
[活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物(光酸発生剤)]
光酸発生剤は、化学増幅型レジスト組成物の光酸発生剤として公知のものを適宜選択して用いることができる。光酸発生剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
光酸発生剤としては、例えば、オニウム塩化合物、スルホンイミド化合物、スルホン化合物、スルホン酸エステル化合物、キノンジアジド化合物、ジアゾメタン化合物等が挙げられる。
レジスト組成物における光酸発生剤の含有量は、重合体100質量部に対して、0.1〜20質量部が好ましく、0.5〜10質量部がより好ましい。
[含窒素化合物]
化学増幅型レジスト組成物は、含窒素化合物を含んでいてもよい。含窒素化合物を含むことにより、レジストパターン形状、引き置き経時安定性等がさらに向上する。つまり、レジストパターンの断面形状が矩形により近くなり、また、レジスト膜に光を照射し、ついでベーク(PEB)した後、次の現像処理までの間に数時間放置されることが半導体素子の量産ラインではあるが、そのような放置(経時)したときにレジストパターンの断面形状の劣化の発生がより抑制される。
含窒素化合物としては、アミンが好ましく、第2級低級脂肪族アミン、第3級低級脂肪族アミンがより好ましい。
含窒素化合物の量は、重合体100質量部に対して、0.01〜2質量部が好ましい。
[有機カルボン酸、リンのオキソ酸又はその誘導体]
化学増幅型レジスト組成物は、有機カルボン酸、リンのオキソ酸又はその誘導体(以下、これらをまとめて酸化合物と記す。)を含んでいてもよい。酸化合物を含むことにより、含窒素化合物の配合による感度劣化を抑えることができ、また、レジストパターン形状、引き置き経時安定性等がさらに向上する。
有機カルボン酸としては、マロン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、サリチル酸等が挙げられる。
リンのオキソ酸又はその誘導体としては、リン酸又はその誘導体、ホスホン酸又はその誘導体、ホスフィン酸又はその誘導体等が挙げられる。
酸化合物の量は、重合体100質量部に対して、0.01〜5質量部が好ましい。
[添加剤]
レジスト組成物は、必要に応じて、界面活性剤、その他のクエンチャー、増感剤、ハレーション防止剤、保存安定剤、消泡剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。該添加剤は、当該分野で公知のものであればいずれも使用可能である。また、これら添加剤の量は、特に限定されず、適宜決めればよい。
<微細パターンが形成された基板の製造方法>
本発明の、微細パターンが形成された基板の製造方法は、本発明の製造方法でレジスト組成物を製造する工程と、得られたレジスト組成物を、基板の被加工面上に塗布してレジスト膜を形成する工程と、該レジスト膜に対して露光する工程と、露光されたレジスト膜を現像液を用いて現像する工程を有する。
以下、該基板の製造方法の一例について説明する。
まず、所望の微細パターンを形成しようとするシリコンウエハー等の被加工基板の表面(被加工面)に、レジスト組成物をスピンコート等により塗布する。そして、該レジスト組成物が塗布された被加工基板を、ベーキング処理(プリベーク)等で乾燥することにより、基板上にレジスト膜を形成する。
次いで、レジスト膜に、フォトマスクを介して、250nm以下の波長の光を照射して潜像を形成する(露光)。照射光としては、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、Fエキシマレーザー、EUVエキシマレーザーが好ましく、ArFエキシマレーザーが特に好ましい。また、電子線を照射してもよい。
また、該レジスト膜と露光装置の最終レンズとの間に、純水、パーフルオロ−2−ブチルテトラヒドロフラン、パーフルオロトリアルキルアミン等の高屈折率液体を介在させた状態で光を照射する液浸露光を行ってもよい。
露光後、適宜熱処理(露光後ベーク、PEB)し、レジスト膜にアルカリ現像液を接触させ、露光部分を現像液に溶解させ、除去する(現像)。アルカリ現像液としては、公知のものを用いることができる。
現像後、基板を純水等で適宜リンス処理する。このようにして被加工基板上にレジストパターンが形成される。
レジストパターンが形成された基板は、適宜熱処理(ポストベーク)してレジストを強化し、レジストのない部分を選択的にエッチングする。
エッチング後、レジストを剥離剤によって除去することによって、パターンが形成された基板が得られる。
本発明の製造方法によれば、単量体供給工程の開始から終了までの単量体供給期間中の、反応容器内の反応液における単量体の含有量を2〜16質量%の範囲内とすることにより、ロット間における分子量のばらつきが、従来には無い高度なレベルで小さく抑えられた重合体が得られる。
本発明により得られるレジスト組成物は、該レジスト組成物に含まれる半導体リソグラフィー用重合体の分子量バラツキが小さいため、感度及び現像コントラスト等のレジスト性能の安定性に優れる。
したがって本発明の基板の製造方法によれば、本発明にかかるレジスト組成物を用いることによって、高精度の微細なレジストパターンを安定して形成できる。また、高感度のレジスト組成物の使用が要求される、波長250nm以下の露光光を用いるフォトリソグラフィー又は電子線リソグラフィー、例えばArFエキシマレーザー(193nm)を使用するリソグラフィーによる、パターン形成にも好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下において「部」とあるのは、特に断りのない限り「質量部」を示す。測定方法及び評価方法は以下の方法を用いた。
<重量平均分子量の測定>
重合体の重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)は、下記の条件(GPC条件)でゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーにより、ポリスチレン換算で求めた。
[GPC条件]
装置:東ソー社製、東ソー高速GPC装置 HLC−8220GPC(商品名)、
分離カラム:昭和電工社製、Shodex GPC K−805L(商品名)を3本直列に連結したもの、
測定温度:40℃、
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)、
試料:重合体の約20mgを5mLのTHFに溶解し、0.5μmメンブレンフィルターで濾過した溶液、
流量:1mL/分、
注入量:0.1mL、
検出器:示差屈折計。
検量線I:標準ポリスチレンの約20mgを5mLのTHFに溶解し、0.5μmメンブレンフィルターで濾過した溶液を用いて、上記の条件で分離カラムに注入し、溶出時間と分子量の関係を求めた。標準ポリスチレンは、下記の東ソー社製の標準ポリスチレン(いずれも商品名)を用いた。
F−80(Mw=706,000)、
F−20(Mw=190,000)、
F−4(Mw=37,900)、
F−1(Mw=10,200)、
A−2500(Mw=2,630)、
A−500(Mw=682、578、474、370、260の混合物)。
<反応液中の単量体の定量>
反応容器内の反応液を0.5g採取し、これをアセトニトリルで希釈し、メスフラスコを用いて全量を50mLとした。この希釈液を0.2μmのメンブレンフィルターで濾過し、東ソー社製、高速液体クロマトグラフHPLC−8020(製品名)を用いて、該希釈液中の未反応の単量体含有量を、単量体ごとに求めた。これらの合計単量体量の反応液中における質量割合(質量%)を反応液中に残存する単量体の含有量とした。検出下限以下は残存単量体量を0質量%とした。
前記高速液体クロマトグラフによる測定において、分離カラムはジーエルサイエンス社製、Inertsil ODS−2(商品名)を1本使用し、移動相は水/アセトニトリルのグラジエント系、流量0.8mL/min、検出器は東ソー社製、紫外・可視吸光光度計UV−8020(商品名)、検出波長220nm、測定温度40℃、注入量4μLで測定した。なお、分離カラムであるInertsil ODS−2(商品名)は、シリカゲル粒径5μm、カラム内径4.6mm×カラム長さ450mmのものを使用した。また、移動相のグラジエント条件は、A液を水、B液をアセトニトリルとし、下記の通りとした。また、単量体の含有量を定量するために、濃度の異なる3種類の各単量体溶液を標準液として用いた。
測定時間0〜3分:A液/B液=90体積%/10体積%。
測定時間3〜24分:A液/B液=90体積%/10体積%から、50体積%/50体積%まで。
測定時間24〜36.5分:A液/B液=50体積%/50体積%から、0体積%/100体積%まで。
測定時間36.5〜44分:A液/B液=0体積%/100体積%。
<単量体供給期間中の反応液の温度>
反応開始から30秒ごとに反応液の温度を測定し、反応開始から0.5分、1分、1.5分、2分、2.5分、3分、3.5分、及び4分後の8点の温度データの平均値をその4分間の代表値x1とする。また、4.5分、5分、5.5分、6分、6.5分、7分、7.5分、及び8分後の8点の温度データの平均値をその4分間の代表値x2とする。以後単量体供給期間の終了時点まで同様にして代表値x3、x4…を求め、全部の代表値x1、x2、x3、x4…の平均値を、単量体供給期間における反応液の平均温度Xとする。平均温度Xと、各代表値x1、x2、x3、x4…との差の絶対値のうち、最も大きい値を反応液温度の変動幅(単位:℃)として求めた。
<感度、現像コントラスト測定>
レジスト組成物を、6インチシリコンウエハー上に回転塗布し、ホットプレート上で120℃、60秒間プリベーク(PAB)して、厚さ300nmの薄膜を形成した。ArFエキシマレーザー露光装置(リソテックジャパン製 VUVES−4500)を用い、露光量を変えて10mm×10mmの18ショットを露光した。次いで110℃、60秒間ポストベーク(PEB)した後、レジスト現像アナライザー(リソテックジャパン製RDA−800)を用い、23℃にて2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で65秒間現像し、各露光量における現像中のレジスト膜厚の経時変化を測定した。
[解析]
得られたデータを基に、露光量(mJ/cm)の対数と、初期膜厚に対する60秒間現像した時点での残存膜厚率(以下、残膜率という)(%)をプロットした曲線(以下、露光量−残膜率曲線という)を作成し、Eth感度(残膜率0%とするための必要露光量であり、感度を表す。)を以下の通り求めた。
Eth感度:露光量−残膜率曲線が残膜率0%と交わる露光量(mJ/cm
<重量平均分子量のロット間差>
各例において、同一の条件で重合体を5回合成し、それぞれ得られた重合体の重量平均分子量を測定した。測定数5の標準偏差を求め、重量平均分子量のロット間差とした。該ロット間差の値が小さいほど、重合反応の再現性に優れ、重量平均分子量のロット間バラツキが小さいことを示す。
[実施例1]
窒素導入口、攪拌機、コンデンサー、滴下漏斗2個、及び温度計を備えた容量1LのSUS製のフラスコに、下記混合物1−1を入れた。フラスコ内を18kPa(到達減圧度)まで減圧した後、窒素ガスを供給して101kPaまで昇圧した(ガスパージ工程)。すなわち、反応容器内を減圧した後不活性ガスを供給する操作(以下、減圧後パージ操作という)を2回行った。重合圧力は常圧(101kPa)である。
次いで、フラスコ内を窒素雰囲気下に保ったままフラスコを湯浴に入れ、フラスコ内を攪拌しながら湯浴の温度を81℃に上げ、フラスコの内温を80℃にした。
続いて、フラスコ内の反応液の温度を30秒ごとに取得しながら下記混合物1−2を滴下漏斗より6時間かけて、下記混合物1−3をもう一方の滴下漏斗より20分間かけて一定速度でフラスコ内に滴下した。混合物1−2と混合物1−3は同時に滴下を開始し、混合物1−3の滴下が終了してから5時間40分後に混合物1−2の滴下が終了した。また、湯浴の温度をヒーターで加熱しながら81℃に保った。
滴下中(単量体供給期間中)の反応液の平均温度は80.0℃であり、反応液温度の変動幅(最大値)は0.7℃であった。すなわち、反応液の温度は常に80.0±0.7℃以内に制御されていた。
反応液中の未反応の単量体の含有量を、混合物1−2の滴下開始直後(0時間とする)から滴下終了直後まで、1時間ごとに測定し、単量体供給期間中の反応液における単量体の含有量の最小値と最大値を求めた。その結果を表1に示す(以下、同様)。
混合物1−2の滴下終了後、80℃の温度で1時間保持した(熟成工程)。その後、反応停止操作である反応液の冷却を開始し、25℃まで反応液を冷却し、重合反応を停止させて、重合体溶液を得た。滴下時間と熟成工程の時間の合計が重合反応期間であり、滴下時間が単量体供給期間である。これらの値から重合反応期間中の単量体供給期間の割合を求めた。結果を表1に示す(以下、同様)。
重合反応期間の終了時における反応液の質量は、予め反応容器に仕込んだ液(本例では重合溶媒及び単量体)の質量、ならびに滴下により供給した単量体、重合開始剤、及び重合溶媒の質量を合計した値として求め、該反応液の質量に対する供給された単量体の合計量の割合を算出した。結果を表1に示す(以下、同様)。
(混合物1−1)
下記式(m1)の単量体を6.53g、
下記式(m2)の単量体を11.76g、
下記式(m3)の単量体を4.84g、
乳酸エチル170.4g、
PGMEA139.4g。
(混合物1−2)
下記式(m1)の単量体を73.44g、
下記式(m2)の単量体を84.67g、
前記式(m3)の単量体を50.98g、
乳酸エチル232.4g、
PGMEA199.7g、
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(和光純薬工業社製、V601(商品名))4.633g。
重合反応に用いた単量体の合計における単量体の組成(モル%)を表1に示す。
(混合物1−3)
乳酸エチル11.7g、
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(和光純薬工業社製、V601(商品名))1.158g。
Figure 0005942564
得られた重合体溶液を7.0倍量の、メタノール及び水の混合溶媒(メタノール/水=80/20容量比)に撹拌しながら滴下し、白色の析出物(重合体P1)の沈殿を得た。沈殿を濾別し、重合体湿粉を得た。重合体湿粉を減圧下40℃で約40時間乾燥した。得られた重合体P1(製造1−1とする)の重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)を表1に示す(以下、同様)。
重合体P1の100部と、光酸発生剤であるトリフェニルスルホニウムトリフレートの2部と、溶媒であるPGMEAとを、重合体濃度が12.5質量%になるように混合して均一溶液とした後、孔径0.1μmのメンブレンフィルターで濾過し、レジスト組成物を得た。得られたレジスト組成物の感度(Eth)を評価した。結果を表1に示す(以下、同様)。
同一の条件で重合体P1の製造をさらに4回(製造1−2〜1−5)行った。ただし、反応液中の未反応の単量体含有量の測定は行わなかった。各回で得られた重合体の重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)を測定した。製造1−1〜1−5の重合平均分子量の標準偏差を求め、重量平均分子量(Mw)のロット間差とした。結果を1に示す(以下、同様)。
各回で得られた重合体をそれぞれ用い、同一の条件でレジスト組成物を調製し、感度(Eth)を評価した。結果を表1に示す(以下、同様)。
[実施例2]
実施例1において、混合物(1−1)を混合物(2−1)に、混合物(1−2)を混合物(2−2)に、混合物(1−3)を混合物(2−3)にそれぞれ変更した。それ以外は実施例1と同様に重合体を製造し、評価した。
滴下中(単量体供給期間中)の反応液の平均温度は80.0℃であり、反応液温度の変動幅(最大値)は0.8℃であった。すなわち、反応液の温度は常に80.0±0.8℃以内に制御されていた。
(混合物2−1)
下記式(m4)の単量体を5.68g、
上記式(m2)の単量体を7.84g、
上記式(m3)の単量体を3.23g、
乳酸エチル157.4g、
γ−ブチロラクトン157.4g。
(混合物2−2)
下記式(m4)の単量体を81.70g、
上記式(m2)の単量体を72.13g、
上記式(m3)の単量体を43.42g、
乳酸エチル199.1g、
γ−ブチロラクトン208.8g。
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(和光純薬工業社製、V601(商品名))3.861g。
(混合物2−3)
乳酸エチル9.8g、
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(和光純薬工業社製、V601(商品名))0.965g。
重合反応に用いた単量体の合計における単量体の組成(モル%)を表1に示す。
Figure 0005942564
[比較例1]
本例では重合反応の開始前に、反応容器に単量体を供給せず重合溶媒のみを供給した。
窒素導入口、攪拌機、コンデンサー、滴下漏斗1個、及び温度計を備えた容量1LのSUS製のフラスコに、重合溶媒として乳酸エチル258.9gを入れた。フラスコ内を18kPa(到達減圧度)まで減圧した後、窒素ガスを供給して101kPaまで昇圧した(ガスパージ工程)。すなわち、重合反応容器内を減圧した後不活性ガスを供給する操作(以下、減圧後パージ操作という)を2回行った。重合圧力は常圧(101kPa)である。
次いで、フラスコ内を窒素雰囲気下に保ったままフラスコを湯浴に入れ、フラスコ内を攪拌しながら湯浴の温度を80℃に上げた。
続いて、フラスコ内の反応液の温度を30秒ごとに取得しながら下記混合物3を滴下漏斗より、4時間かけて一定速度でフラスコ内に滴下した。
滴下中(単量体供給期間中)の平均反応温度は80.0℃であり、反応液温度の変動幅(最大値)は1.8℃であった。すなわち、反応液の温度は常に80.0±1.8℃以内に制御されていた。
滴下終了後、80℃の温度で3時間保持した(熟成工程)。その後、反応停止操作である反応液の冷却を開始し、25℃まで反応液を冷却し、重合反応を停止させて、重合体溶液を得た。
得られた重合体溶液は、実施例1と同様にして重合体を製造し、評価した。
(混合物3)
上記式(m1)の単量体を81.60g、
上記式(m2)の単量体を94.08g、
上記式(m3)の単量体を56.64g、
乳酸エチル431.5g、
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(和光純薬工業社製、V601(商品名))6.624g。
各単量体の仕込み割合(モル%)を表1に示す。
[比較例2]
実施例1において、混合物(1−1)を混合物(4−1)に、混合物(1−2)を混合物(4−2)に、混合物(1−3)を混合物(4−3)にそれぞれ変更した。また混合物4−2の滴下時間を4時間、混合物4−3の滴下時間を20分間、熟成時間を1時間とした。それ以外は実施例1と同様に重合体を製造し、評価した。
滴下中(単量体供給期間中)の反応液の平均温度は80.0℃であり、反応液温度の変動幅(最大値)は1.6℃であった。すなわち、反応液の温度は常に80.0±1.6℃以内に制御されていた。
(混合物4−1)
上記式(m1)の単量体を11.61g、
上記式(m2)の単量体を22.38g、
上記式(m3)の単量体を8.40g、
乳酸エチル289.5g、
(混合物4−2)
上記式(m1)の単量体を70.02g、
上記式(m2)の単量体を80.73g、
上記式(m3)の単量体を48.60g、
乳酸エチル296.7g、
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(和光純薬工業社製、V601(商品名))2.010g。
(混合物4−3)
乳酸エチル5.7g、
ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート(和光純薬工業社製、V601(商品名))3.729g。
重合反応に用いた単量体の合計における単量体の組成(モル%)を表1に示す。
[例13]
反応容器をSUS製反応容器からガラス製反応容器に変更した以外は比較例2と同様にして重合体を製造し、評価した。
滴下中(単量体供給期間中)の反応液の平均温度は80.0℃であり、反応液温度の変動幅(最大値)は2.1℃であった。
Figure 0005942564
表1の結果より、単量体供給期間中の反応液における単量体の含有量が、2〜16質量%の範囲内である実施例1、2では、重量平均分子量のロット間差が非常に小さい重合体が得られた。
また実施例1、2では、比較例1〜3に比べて、得られた重合体を用いて調製したレジスト組成物の感度がより向上し、該感度のロット間でのばらつきもより低減された。

Claims (4)

  1. 反応容器内において、重合溶媒、単量体及び重合開始剤を含む反応液中で単量体を重合反応させる重合工程と、前記重合反応を停止させる反応停止工程を有し、
    前記重合反応が開始してから停止操作が開始されるまでの重合反応期間内に、前記反応容器内に単量体を連続的に又は滴下により供給する単量体供給工程を有し、
    前記単量体供給工程の開始から終了までの単量体供給期間中の、前記反応液における単量体の含有量を2〜16質量%とし、
    前記単量体供給期間を前記重合反応期間の70%以上とする、重合体の製造方法。
  2. 前記重合反応期間の終了時における前記反応液の質量に対して、前記反応器内に供給された単量体の合計質量を30質量%未満とする、請求項1記載の重合体の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の製造方法でレジスト用重合体を製造する工程と、
    得られたレジスト用重合体と、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物を混合する工程を有するレジスト組成物の製造方法。
  4. 請求項に記載の製造方法でレジスト組成物を製造する工程と、
    得られたレジスト組成物を、基板の被加工面上に塗布してレジスト膜を形成する工程と、
    該レジスト膜に対して露光する工程と、露光されたレジスト膜を現像液を用いて現像する工程を有する、パターンが形成された基板の製造方法。
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