JP5940379B2 - 光コネクタプラグの半挿し防止兼誤脱防止装置 - Google Patents

光コネクタプラグの半挿し防止兼誤脱防止装置 Download PDF

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Description

本発明は、光コネクタアダプタに対し、非嵌合時にはシャッタで遮断され、嵌合時にはシャッタを自動開放するようにしたシャッタ付き光コネクタプラグに係り、嵌合時における光コネクタプラグの半挿し状態を未然に回避でき且つ正常嵌合時における光コネクタプラグの誤脱を防止できるようにした光コネクタプラグの半挿し防止兼誤脱防止装置に関する。
従来、本件出願人等は、先に出願された特許文献1において、光コネクタアダプタに対し、非嵌合時にはシャッタで遮断され、嵌合時にはシャッタを自動開放させる光プラグにおいて、アダプタ嵌合時における光コネクタプラグの半挿し状態であるか完全(正常)挿し状態であるかを容易に確認することができると共に、光コネクタプラグの完全(正常)挿し状態を維持することができ、これによって光コネクタアダプタの双方から挿入された光コネクタプラグ同志が互いに未接続あるいは不完全接続となるのを防止できるようにした光コネクタプラグの半挿し防止装置を提案している。
すなわち、この半挿し防止装置は、特許文献1に記載されているように、光プラグのアウターカバー後端部に、位置合わせ用の第1凸部が突設され、この第1凸部に対応すべくツマミの後端部に位置合わせ用の第2凸部が突設されている。そして、アウターカバーがスプリングガイドと共に後部のストッパガイド位置まで後退移動した移動端にて、前記アダプタに対して前記光プラグが正常に嵌合した状態において両凸部が重なるように形成すると共に、前記両凸部の重なりを維持するために第1凸部と第2凸部とに跨って装着可能とした半挿し防止用のキャップを備えている。
特願2011−136094号(平成23年6月20日出願)
しかしながら、前記した特許文献1における半挿し防止装置は、嵌合時における光プラグの半挿し状態を未然に回避できる構成となっているが、アウターカバー及びツマミ相互間にキャップが装着され保持されたままの状態でツマミ自体は光コネクタアダプタから抜脱できる構成となっている。したがって、シャッタ機能があってもキャップ自体を外さなければシャッタは戻らない。このように従来においては、光コネクタアダプタに対する光プラグの正常嵌合時における当該光プラグの誤脱防止の対策が何等図られていないのが現状である。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、光コネクタアダプタへの嵌合時における光コネクタプラグの半挿し状態を未然に回避できると同時に正常嵌合時における光コネクタアダプタからの光コネクタプラグの誤脱を確実に防止できるようにした光コネクタプラグの半挿し防止兼誤脱防止装置を提供することを目的とする。
筒形のプラグフレームと、該プラグフレームの後部内に前部を嵌合固定した円筒形のストップリングと、該ストップリングの後部外周面との間にケブラをカシメ固定するカシメリングと、前記ストップリング及びカシメリング内に挿通した心線と、該心線を軸心に貫通固定し、前記ストップリングとの間に圧縮バネを介在して前記プラグフレームの軸心に配設したフェルールと、前記カシメリングの後部外周面との間にコード外被を固定するリングと、前記カシメリング及び光ファイバコードを被覆するとともに当該カシメリング及び前記ストップリングを介して前記プラグフレームと一体化してなるブーツと、前記プラグフレーム、ストップリングそれぞれを前後移動自在に覆うツマミとで構成されてなる光プラグを備え、
前記光プラグのフェルールが嵌合されるスリーブホルダ、及び前記ツマミの前後移動により前記光プラグのプラグフレームが係脱する係止部を内側に設けた両端開口の筒状のハウジングからなる光コネクタアダプタを備え、
前記光プラグのツマミの上側を覆いつつ当該ツマミに固定された後部のストッパガイドと、
前記ストッパガイドの内側であって前記ブーツの上部に形成されたブーツ突起に一端が掛止されたスプリングと、
前記ストッパガイドの上面を摺動自在に移動でき且つ内側には前記スプリングの略中間部分が通せられるようになっている中間のスプリングガイドと、
前記スプリングガイドの上面を摺動自在に移動でき且つ内側には前記スプリングの他端が掛止されてツマミの前部外周を前後移動自在に覆うアウターカバーとを備え、
前記アウターカバーは前記光プラグの挿入に伴い前記光コネクタアダプタに押されて前記スプリングを圧縮しながら後部のストッパガイド位置までツマミ外周を後退移動可能とすると共に、
前記アウターカバー内側には、閉蓋位置から開蓋位置へ揺動可能となるシャッタが設けられ、アウターカバーが前後移動されるのに連動して光プラグのツマミ先端を前記シャッタで自動開閉可能にする光コネクタプラグにおいて、
アウターカバーの後端部に位置合わせ用の第1凸部が突設され、この第1凸部に対応すべくツマミの後端部に位置合わせ用の第2凸部が突設され、アウターカバーがスプリングガイドと共に後部のストッパガイド位置まで後退移動した移動端にて、前記アダプタに対して前記光プラグが正常に嵌合した状態において両凸部が重なるように形成すると共に、
前記両凸部の重なりを維持するために上下配置にて互いに合致した状態の第1凸部と第2凸部とに跨って装着可能とし、且つ光プラグのブーツ上部に形成されたブーツ突起の係止部に係止されることで前記アウターカバー、ツマミ、ブーツの3者を一体化するキャップを備え、
前記光コネクタアダプタの正常嵌合時における前記キャップの装着によってブーツに対する前記ツマミの移動を制限することで、前記光プラグのブーツと一体化したプラグフレームと前記光コネクタアダプタの係止部との係合解除に伴う光プラグの誤脱を阻止すべくなしたことを特徴とした光コネクタプラグの半挿し防止兼誤脱防止装置。
キャップは、アウターカバー上部に当接される天井部と、互いに合致した状態の第1凸部と第2凸部とに跨って装着される左右側面部と、光プラグのブーツに形成されたブーツ突起の係止部によって係止される切欠嵌合部を有する後部とを備え、後部に対向する前側は左右側面部から互いに内側に湾曲した係止縁部を有して開口されている。
ブーツ上部のブーツ突起に形成されたキャップ係止用の係止部として係止凹部が形成されている。
本発明によれば、光コネクタアダプタへの嵌合時における光コネクタプラグの半挿し状態を未然に回避できると同時に正常嵌合時における光コネクタアダプタからの光プラグの誤脱を確実に防止することができる。
すなわち、前記ブーツ突起は、光コネクタアダプタに対するツマミの後方移動を阻止した状態となって、互いに合致した状態の第1凸部と第2凸部とに跨ってキャップが装着され、且つキャップの切欠嵌合部がブーツ突起の係止部によって係止されることから、キャップは、アウターカバー、ツマミ、ブーツを一体的に固定可能とし、且つ正常嵌合時における前記ツマミの移動を制限することができ、光コネクタアダプタからの光プラグの誤脱を未然に防止することができる。
また、アウターカバーの第1凸部とツマミの第2凸部との重なった状態でキャップを装着した際には、これら天井部、左右側面部、後部、係止縁部それぞれによって両凸部の前後方向への位置ズレの防止と同時に、前記キャップ自体は前記ブーツのブーツ突起の係止部に係止されることによってツマミの移動を制限でき、光コネクタアダプタへの嵌合時における光プラグのアダプタ正常嵌合状態を確実に維持させておくことができる。
さらに、ブーツ上部のブーツ突起に形成されたキャップ係止用の係止部として係止凹部が形成されているので、キャップ後部の切欠嵌合部が前記係止凹部に係止されることから、前記アウターカバー、ツマミ、ブーツの3者が一体化し、光プラグのアダプタ正常嵌合状態を確実に維持させておくことができる。
本発明を実施するための一形態におけるキャップが組付前のブーツの後端部に連結されている状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。 同じく(f)は図1(a)のA−A断面図、(g)は全体斜視図である。 キャップを備えたブーツが組み付けられた光コネクタプラグの使用の一例であり、アダプタ正常嵌合状態の斜視図である。 同じくアダプタ異常嵌合状態の斜視図である。 同じくアダプタ嵌合前状態の斜視図である。 同じく光コネクタプラグの斜視図である。 同じくキャップ装着後の状態の全体斜視図である。 アウターカバーの後端部の第1凸部とツマミの後端部の第2凸部とのそれぞれの位置が合致した状態でキャップが両者に跨って装着されている状態の全体斜視図である。 アウターカバーの後端部の第1凸部とツマミの後端部の第2凸部とのそれぞれの位置が合致していない状態(半挿し状態)においてキャップが両者に跨って装着不可となった状態の全体斜視図である。 図10中、(a)乃至(c)はアダプタ正常嵌合状態でキャップを装着する手順を示す拡大斜視図、(d)はアダプタ異常嵌合状態でキャップが嵌らない状態を説明する拡大斜視図である。 アウターカバーの後端部の第1凸部とツマミの後端部の第2凸部とのそれぞれの位置が合致した状態でキャップが両者に跨って装着される前状態(アダプタに対して光コネクタが正常に嵌合した状態)の縦断面図である。 同じくキャップ装着後の状態の縦断面図である。 閉鎖状態のシャッタ部分を示す一部縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の一形態を詳細に説明する。
本実施形態においては、図3、図4、図5、図9に示すように、光プラグPのツマミ12の上側を覆うように後部のストッパガイド22及び中間のスプリングガイド23と、ツマミ12の前部外周を覆うアウターカバー24とを備え、該アウターカバー24は光コネクタアダプタQに押されて光プラグPのツマミ12の先端位置から後端位置へ後退移動可能とし、アウターカバー24内側には、閉蓋位置から開蓋位置へ揺動可能となるシャッタ21が設けられ、アウターカバー24が前後移動されるのに連動して光プラグPのツマミ12先端を後述するシャッタ21で開閉可能にして成るシャッタ自動開閉機構Sが形成されている。
このシャッタ自動開閉機構Sは、光コネクタアダプタQに対する光プラグPの非嵌合時にはシャッタ21で常時遮断され、光コネクタアダプタQに対する光プラグPの嵌合時にはシャッタ21を自動開放させられるようにしている。
図11、図12、図13に示すように、アウターカバー24の前側開口部内側には、略断面円弧形マスク状(略1/4の球殻)となったシャッタ21が開閉軸部によって開閉自在(シャッタ21面が前向位置と上向位置との間を揺動可能)となって設けられている。アウターカバー24の開口部上面は、シャッタ21が上向位置に揺動した際の退避スペースが得られるよう上方に向けて円弧型フード状に形成されている。
そして、アウターカバー24が前後移動されるのに連動して、シャッタ21をシャッタ自動開閉機構Sによって自動開閉可能にしてある。すなわち、このシャッタ自動開閉機構Sは、ツマミ12の上側を覆うように後部のストッパガイド22及び中間のスプリングガイド23と、ツマミ12の前部を角形状に覆うアウターカバー24とが互いに伸縮可能となるように取り付けられることで光プラグPに装着されている。
また、図13に示すように、アウターカバー24の底部には底カバー45が設けられ、該底カバー45上の前面開口側には、閉動されたシャッタ21の下端部分を支持するための凹部36が形成されている。また、シャッタ21の上縁部内側には断面略台形状の凸部37を設けてあり、光コネクタアダプタQに対する光プラグPの挿入前において、故意にブーツ11を持って前方に押した場合でもシャッタ21にある凸部37にプラグフレーム1が当たって係止されることで、シャッタ21自体はフェルール7先端に接触しないようになっている。
なお、シャッタ自動開閉機構Sは、アウターカバー24の前後移動によって駆動されるラックアンドピニオン方式によってシャッタ21が開閉するようになっているが、この方式に限られるものでないことは勿論である。
さらに、図13に示すように、アウターカバー24は、光コネクタアダプタQのハウジングH外周と略同形の略角筒状に形成されており、その上側から後部側へ向けて突出した延長部分24aがスプリングガイド23の上面を摺動自在に移動できるようになっている。そして、この延長部分24aの内側には後方に向けて突起29を形成し、該突起29に一端が突起27(後述するブーツ突起61に形成された突起27)に掛止された前記スプリング28の他端が掛止されている。このようにスプリングガイド23は、ストッパガイド22の上面を摺動自在に移動でき、内側にはスプリング28の略中間部分が通せるようになっている。
また、図5、図6に示すように、アウターカバー24は、左右内壁面の略上側に互いに内方に向けて突設したガイド突起30が、ツマミ12の左右外壁面の上部長手方向に沿って形成されたガイド長溝31に係合している。
さらに、図3乃至6、図9、図10(a)乃至(d)に示すように、アウターカバー24の後部延長部分24aの後端部左右両端に互いに外側に向けて位置合わせ用の第1凸部51が突設され、ツマミ12の後端部左右両側に位置合わせ用の第2凸部52が前記第1凸部51に対応して突設されている。これら両凸部51、52は互いに同じ突出高さと同じ横幅となって形成されており、両者が上下で段差なく面一となって完全に重なった状態では、アウターカバー24がスプリングガイド23と共に後部のストッパガイド22位置まで正常に後退移動した状態(アダプタ正常嵌合状態)となるようにしてある。
このようにアウターカバー24がスプリングガイド23と共に後部のストッパガイド22位置まで後退移動した移動端にて、前記アダプタQに対して前記光プラグPが正常に嵌合した状態において両凸部51、52が上下配置にて重なるように形成されている。さらに、この両凸部51、52の重なりを維持するために第1凸部51と第2凸部52とに跨って装着可能とした半挿し防止兼誤脱防止用のキャップ53を備えている。
キャップ53は、図1、図2、図3乃至6に示すように、アウターカバー24の後部延長部分24a上側に当接される略ドーム型の天井部53aと、互いに合致した状態の第1凸部51と第2凸部52とに跨って装着される左右側面部53b、53cと、ブーツ11に嵌合する略U字型の切欠嵌合部53dを有する後部53eとを備え、該後部53eに対向する前側は、左右側面部53b、53cの片側側端から互いに内側に向けて僅かに湾曲した係止縁部53fを残して開口されている。この係止縁部53fは前記後部53側の切欠嵌合部53dより広幅に形成されている。そして、後述するブーツ11の後縁部から後方へ向けて一体延設した可撓性のあるベルト54の先端がキャップ53の後部53e側の天井部53a寄りに接着されている。
光プラグPは図11、図12及び図13に示すように、筒形のプラグフレーム1と、該プラグフレーム1の後部内に、係合突起及び係合孔とからなる係合手段によって前部を嵌合固定した円筒形のストップリング2と、該ストップリング2の後部外周面との間にケブラをカシメ固定するカシメリング4と、前記ストップリング2及びカシメリング4内に挿通した心線5と、該心線5を軸心に貫通固定し、前記ストップリング2との間に圧縮バネ6を介在して前記プラグフレーム1の軸心に配設したフェルール7と、前記カシメリング4の後部外周面との間にコード外被を固定するリングと、前記カシメリング4及び光ファイバコード10を被覆するともに当該カシメリング4及び前記ストップリング2を介して前記プラグフレーム1と連結してなるブーツ11と、前記プラグフレーム1、ストップリング2それぞれを覆うツマミ12とで構成されている。
前記光コネクタアダプタQは、図3、図4、図5、図7、図8、図9、図11、図12に示したように、2つの光プラグP相互を接続するよう両端開口の略角筒状のハウジングHからなり、該ハウジングHは、その内部に光プラグPのフェルール7が嵌合されるスリーブホルダRを備え、当該スリーブホルダRへの前記フェルール7の正常嵌合と同時に前記光プラグPのブーツ11と一体となったプラグフレーム1を係合させるための係止部K(図11、図12参照)を内設してある。また、前記光プラグPのツマミ12は、プラグフレーム1の外面上を前後移動自在に装着されており、前記フェルール7がスリーブホルダRに正常嵌合した状態で、前記ハウジングHに対して当該ツマミ12を後退移動させることで、前記ハウジングHの係止部Kと前記プラグフレーム1の係止を解除し、光プラグPが光コネクタアダプタQから抜ける構成となっている。
図1及び図10乃至図12に示すように、ブーツ11は、その端部開口側にツマミ12に内嵌される円筒状のスリーブ部60が延設され、前記ブーツ11とスリーブ部60との略中間に一体形成された矩形状のフランジ62(ブーツ11が装着されるツマミ12の後端開口部の形状に対応している)を介して一側にブーツ突起61が形成されている。このブーツ突起61は、その上部略中間位置に、キャップ53に対する係止部として係止凹部61aが形成され、前記キャップ53の後部53e側にある切欠嵌合部53dが上方より係合するようになっている。また、既述したように、ブーツ突起61の端部には前方に向けて突起27が形成され、これにスプリング28の一端が掛止されている。
さらに、ブーツ11の後縁部にはキャップ53が落下防止用のベルト54を介して一体成形されている。なお、この落下防止用のベルト54は、必ずしも必要とされるものではなく、キャップ53自体が別体であってもよい。
そして、図7乃至図12に示すように、ブーツ12に対してベルト54を前方側に向けて湾曲させることで、既述した第1凸部51の位置と第2凸部52の位置とが互いに上下配置にて合致している状態でキャップ53が両者に跨るように上方から装着可能となっている。
このようにキャップ53がベルト54を介して折り返した際には当該キャップ53は後方から前方に向けて180度回転されるため、天井部53a、左右側面部53b、53c、後部53e、前側の係止縁部53fそれぞれがそれら名称に対応した本来の位置となる。
そして、キャップ53の左右側面部53b、53cが、互いに合致した状態、つまり完全重合状態において、第1凸部51と第2凸部52とに跨って装着され、この完全装着後には天井部53aがアウターカバー24の延長部分24a上側に当接され、且つブーツ突起61の係止凹部61aに前記キャップ53の後部53e側にある切欠嵌合部53dが係合し、係止縁部53fは第1凸部51と第2凸部52を後側から係止する。
次に、以上のように構成された形態についての使用、動作の一例について説明する。
図5に示すように、光プラグPのアウターカバー24の前側開口部を光コネクタアダプタQの挿入開口部の入口に突き当てた状態でアウターカバー24を後退させる。
そして、光プラグPがアウターカバー24から前方に突出移動すると同時にシャッタ21がシャッタ自動開閉機構Sによって自動開放され、フェルール7が光コネクタアダプタQのスリーブホルダRに嵌合される(図11参照)。このとき、アウターカバー24がスプリングガイド23と共に後部のストッパガイド22位置まで正常に後退移動した状態(光プラグPのアダプタ正常嵌合状態)となる(図3参照))。
このような移動端においては第1凸部51の位置と第2凸部52の位置とが上下配置状態で互いに合致しており、この状態で図7、図8、図10(a)乃至(c)に示すように、キャップ53を第1凸部51と第2凸部52との両者に跨って完全装着されることで、アウターカバー24がストッパガイド22位置まで完全に後退移動している状態、すなわちアダプタQに対する光プラグPの正常嵌合状態であることが確認できる。
これと同時に、図7、図10(c)、図12に示すように、ブーツ突起61の上部に設けられた係止凹部61aに前記キャップ53の後部53e側にある切欠嵌合部53dが係合することにより、光プラグPの正常嵌合時すなわちツマミ12内側においてブーツ11と連結されているプラグフレーム1内側の前記フェルール7がスリーブホルダRに嵌合した状態で、前記ブーツ11に対するキャップ53の前後移動が阻止され、ツマミ12の移動が制限される。これによって光プラグPのアダプタ正常嵌合状態を確実に維持させておくことができ、且つ光コネクタアダプタQからの光プラグPの誤脱を未然に防止することができる。
なお、使用にあたって、この光プラグPとは別に、光コネクタアダプタQの他方の挿入開口部に他方の光プラグPを挿入して両光プラグ同志を接続するが、この際、どちら側の光プラグPを先に挿入しても構わないことは勿論である。
一方、図4、図9、図10(d)に示すように、アウターカバー24の第1凸部51とツマミ12の第2凸部52とのそれぞれの位置が合致していない状態(光プラグPのアダプタ半挿し状態)においては、キャップ53が両者に跨って装着しようとしても、当該両者の前後位置ズレによってキャップ53は装着できない。これと同時に、ブーツ突起61の係止部すなわち係止凹部61aとキャップ53の切欠嵌合部53dとの相対位置もズレ込むため、両者は互いに係合不可能となる。このときには、第1凸部51と第2凸部52とのそれぞれの位置が上下配置にて合致するまでツマミ12を再度押し込み、両者の前後位置ズレがなくなって互いに重なった時点でキャップ53を再度装着する。
光コネクタアダプタQから光プラグPを引き抜くときには、既述したようにブーツ突起61に装着されているキャップ53を上方へ引き抜く。
こうして、アダプタQに対して一方の光プラグPが正常嵌合状態でないときに、光アダプタQの反対側から他方の光プラグPを挿入しても、両光プラグP同志互いに未接続あるいは不完全接触となる可能性が高いが、本キャップ53は、アダプタQに対する光プラグPの正常嵌合状態を維持するために使用されると同時に正常嵌合時における前記ツマミ12の移動を制限するために使用される。
H ハウジング
P 光プラグ
Q 光コネクタアダプタ
R スリーブホルダ
K 係止部
S シャッタ自動開閉機構
1 プラグフレーム
2 ストップリング
4 カシメリング
5 心線
6 圧縮バネ
7 フェルール
10 光ファイバコード
11 ブーツ
12 ツマミ
21 シャッタ
22 ストッパガイド
23 スプリングガイド
24 アウターカバー
24a 延長部分
27 突起
28 スプリング
29 突起
30 ガイド突起
31 ガイド長溝
36 凹部
37 凸部
45 底カバー
51 第1凸部
52 第2凸部
53 キャップ
53a 天井部
53b 左側面部
53c 右側面部
53d 切欠嵌合部
53e 後部
53f 係止縁部
54 落下防止用のベルト
60 スリーブ部
61 ブーツ突起
61a 係止凹部
62 フランジ

Claims (3)

  1. 筒形のプラグフレームと、該プラグフレームの後部内に前部を嵌合固定した円筒形のストップリングと、該ストップリングの後部外周面との間にケブラをカシメ固定するカシメリングと、前記ストップリング及びカシメリング内に挿通した心線と、該心線を軸心に貫通固定し、前記ストップリングとの間に圧縮バネを介在して前記プラグフレームの軸心に配設したフェルールと、前記カシメリングの後部外周面との間にコード外被を固定するリングと、前記カシメリング及び光ファイバコードを被覆するとともに当該カシメリング及び前記ストップリングを介して前記プラグフレームと一体化してなるブーツと、前記プラグフレーム、ストップリングそれぞれを前後移動自在に覆うツマミとで構成されてなる光プラグを備え、
    前記光プラグのフェルールが嵌合されるスリーブホルダ、及び前記ツマミの前後移動により前記光プラグのプラグフレームが係脱する係止部を内側に設けた両端開口の筒状のハウジングからなる光コネクタアダプタを備え、
    前記光プラグのツマミの上側を覆いつつ当該ツマミに固定された後部のストッパガイドと、
    前記ストッパガイドの内側であって前記ブーツの上部に形成されたブーツ突起に一端が掛止されたスプリングと、
    前記ストッパガイドの上面を摺動自在に移動でき且つ内側には前記スプリングの略中間部分が通せられるようになっている中間のスプリングガイドと、
    前記スプリングガイドの上面を摺動自在に移動でき且つ内側には前記スプリングの他端が掛止されてツマミの前部外周を前後移動自在に覆うアウターカバーとを備え、
    前記アウターカバーは前記光プラグの挿入に伴い前記光コネクタアダプタに押されて前記スプリングを圧縮しながら後部のストッパガイド位置までツマミ外周を後退移動可能とすると共に、
    前記アウターカバー内側には、閉蓋位置から開蓋位置へ揺動可能となるシャッタが設けられ、アウターカバーが前後移動されるのに連動して光プラグのツマミ先端を前記シャッタで自動開閉可能にする光コネクタプラグにおいて、
    アウターカバーの後端部に位置合わせ用の第1凸部が突設され、この第1凸部に対応すべくツマミの後端部に位置合わせ用の第2凸部が突設され、アウターカバーがスプリングガイドと共に後部のストッパガイド位置まで後退移動した移動端にて、前記アダプタに対して前記光プラグが正常に嵌合した状態において両凸部が重なるように形成すると共に、
    前記両凸部の重なりを維持するために上下配置にて互いに合致した状態の第1凸部と第2凸部とに跨って装着可能とし、且つ光プラグのブーツ上部に形成されたブーツ突起の係止部に係止されることで前記アウターカバー、ツマミ、ブーツの3者を一体化するキャップを備え、
    前記光コネクタアダプタの正常嵌合時における前記キャップの装着によってブーツに対する前記ツマミの移動を制限することで、前記光プラグのブーツと一体化したプラグフレームと前記光コネクタアダプタの係止部との係合解除に伴う光プラグの誤脱を阻止すべくなしたことを特徴とした光コネクタプラグの半挿し防止兼誤脱防止装置。
  2. キャップは、アウターカバー上部に当接される天井部と、互いに合致した状態の第1凸部と第2凸部とに跨って装着される左右側面部と、光プラグのブーツに形成されたブーツ突起上部の係止部によって係止される切欠嵌合部を有する後部とを備え、後部に対向する前側は左右側面部から互いに内側に湾曲した係止縁部を有して開口されている請求項1記載の光コネクタプラグの半挿し防止兼誤脱防止装置。
  3. ブーツ上部のブーツ突起に形成されたキャップ係止用の係止部として係止凹部が形成されている請求項1または2記載の光コネクタプラグの半挿し防止兼誤脱防止装置。
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