JP5940004B2 - カメラ監視システム及びカメラ監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ監視システム及びカメラ監視方法に係り、特に、単位時間あたりに所定数のフレーム画像を撮影するカメラを複数用い、当該複数のカメラの各々が撮影したフレーム画像を表示画面に同時表示させるカメラ監視システム及びカメラ監視方法に関する。
ネットワークカメラを用いて監視対象を撮影し、その映像データをインターネットや構内LANなどのIPネットワークを通じて収集するカメラ監視システムは、既に周知である。同システムでは、収集した映像データが展開されることにより、監視モニタの画面にカメラが撮影した映像が表示される。そして、監視者は、モニタ画面に表示された映像を見て、監視対象における異常の有無を判断することとなる。
また、カメラ監視システムの中には、ネットワークカメラを複数設置して監視対象を異なる撮影角度や撮影位置にて撮影するシステムが存在する。また、複数のネットワークカメラを用いたカメラ監視システムの中には、各カメラの撮影映像をモニタ画面に同時表示するシステムが存在する。このように各カメラの撮影映像をモニタ画面に同時表示することにより、監視対象の状況を適切に把握することができる。例えば、ビル等の建物が監視対象とするケースにおいて不審者が建物内に侵入してきたとき、複数のネットワークカメラの各々が異なる撮影箇所を撮影することで不審者の動線を特定することが可能になる。
ところで、複数のネットワークカメラの撮影映像をモニタ画面に同時表示させる場合、監視対象の状況を適切に把握するうえで、モニタ画面に同時表示される映像間で撮影時刻が一致している必要がある。一方、各ネットワークカメラが内蔵している時計が表す時刻(現在時刻)についてはカメラ間でズレが生じてしまう。このため、モニタ画面に同一時刻に撮影された映像を表示させようとしても、実際には、異なる時刻に撮影された映像がモニタ画面に同時表示される場合がある。
上記の問題への対応措置としては、各ネットワークカメラが定期的にNTP(Network Time Protocol)サーバにアクセスして同サーバから基準時刻情報を取得することにより、カメラ間での時刻ズレを解消することが挙げられる。例えば、特許文献1に記載のネットワークカメラシステムでは、複数のネットワークカメラの各々が通信ネットワークを介してNTPサーバから基準時間情報を取得し、取得した基準時間情報に基づいて内部時計の時間を他のネットワークカメラと同期させ、内部時計の時間を基準にして他のネットワークカメラと同じタイミングで画像フレームを撮影する。これにより、モニタ画面に各ネットワークカメラの撮影映像を同時表示する際、同一時刻に撮影された映像が表示されるようになる。
特開2006−217326号公報
しかしながら、特許文献1のように各ネットワークカメラが定期的にNTPサーバにアクセスする場合、クライアントであるネットワークカメラの台数が増加すればするほど、必然的にサーバの動作負荷やネットワークで通信されるデータ量が大きくなってしまう。また、時刻ズレが生じた場合、その後にNTPサーバから基準時刻情報を取得するまでの間、モニタ画面に同時表示されるネットワークカメラの撮影映像としては、撮影時間がずれた映像が表示されるようになる。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のカメラの各々で管理している時刻がカメラ間でずれたとしても、表示画面に同時表示させる映像同士で撮影時刻を一致させることがカメラ監視システム及びカメラ監視方法を提供することである。
前記課題は、本発明のカメラ監視システムによれば、単位時間あたりに所定数のフレーム画像を撮影する複数のカメラと、該複数のカメラの各々が撮影した前記フレーム画像を表示画面に同時表示させるための処理を実行する情報処理端末と、前記複数のカメラすべてが同時に前記フレーム画像の撮影を開始するように前記複数のカメラの各々に向けて撮影要求信号を出力する撮影要求装置と、を備えたカメラ監視システムであって、前記フレーム画像を示す画像データ中に前記フレーム画像の撮影順序を示す順序データを組み込む順序データ付与部と、該順序データ付与部によって前記順序データが組み込まれた前記画像データを送信するデータ送信部と、カメラ内部に設置された内部時計と、該内部時計が表す前記フレーム画像の撮影時刻を示す時刻データを前記画像データ中に組み込む時刻データ付与部と、が前記複数のカメラの各々に設けられ、前記複数のカメラの中から指定された指定カメラは、基準時刻情報を提供する情報提供設備と通信して前記基準時刻情報を取得し、取得した前記基準時刻情報が示す時刻に合うように前記指定カメラ内部に設置された前記内部時計が表す時刻を補正する時刻補正部を有し、前記複数のカメラの各々の前記順序データ付与部は、前記フレーム画像を撮影する度に増えるカウント数を示すカウント数データを前記順序データとして前記画像データ中に組み込み、前記複数のカメラの各々が前記撮影要求装置から前記撮影要求信号を受信すると、前記指定カメラの前記順序データ付与部、及び、前記指定カメラ以外のカメラの前記順序データ付与部が互いに独立した状態で前記カウント数をリセットした上で前記カウント数を増やし始めることで前記複数のカメラの各々が同一時刻に撮影した前記フレーム画像に対してカメラ間で同じ前記カウント数を付与し、前記複数のカメラが同一時刻に撮影した前記フレーム画像の前記画像データ中に組み込まれた前記時刻データが示す前記撮影時刻が、前記複数のカメラの間で揃っていない場合において、前記情報処理端末は、前記複数のカメラの各々の前記データ送信部から送信された前記画像データに基づき、前記複数のカメラの各々の前記順序データ付与部が互いに独立した状態で付与した前記カウント数が同一である前記フレーム画像を前記表示画面に同時表示させることにより、前記表示画面に同時表示される前記フレーム画像間で前記撮影順序を一致させながら前記撮影順序に従って前記フレーム画像が切り替わるように前記処理を実行することにより解決される。
上記のカメラ監視システムであれば、各カメラが撮影したフレーム画像に対して撮影順序が付けられ、同一の撮影順序が付けられたフレーム画像が表示画面に同時表示されることになる。これにより、複数のカメラの各々で管理している時刻にズレが生じたとしても、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像を表示画面に同時表示させることが可能となる。これにより、複数のカメラの各々に備えられた内部時計の時刻の異同に拘わらず、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像を表示画面に同時表示させることが可能となる。さらに、本発明の構成であれば、複数のカメラが同一のタイミングでカウントを開始するようになるため、同一時刻に撮影されるフレーム画像に対しては、カメラ間で同じカウント数が付されることになる。これにより、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像を表示画面に同時表示させることがより容易に実現されることになる。
さらにまた、以上の構成であれば、表示画面に同時表示されたフレーム画像の撮影時刻として指定カメラの内部時計が示す情報に対して信頼性が向上する。
また、上記のカメラ監視システムにおいて、前記複数のカメラの各々に対して、前記画像データを記憶するカード状記録媒体が着脱自在に取り付けられており、前記複数のカメラの各々の前記データ送信部は、前記カード状記録媒体に記憶された前記画像データを読み出して前記情報処理端末に向けて送信することとしてもよい。
以上の構成であれば、各カメラではSDカード等のカード状記録媒体に画像データを一旦記憶しておくことになり、データ送信部による画像データの送信が好適な時期(例えば、ネットワークで通信されるデータ量が小さくなった時期)に行われるようになる。
また、上記のカメラ監視システムにおいて、インターネットを介して前記複数のカメラの各々と通信可能であり、前記複数のカメラの各々の前記データ送信部から送信された前記画像データを蓄積しておくために設置された外部サーバを備えることとしてもよい。
以上の構成であれば、いわゆるクラウドサービスを利用し、外部サーバに各カメラの画像データを蓄積しておくことが可能となる。
また、上記のカメラ監視システムにおいて、前記複数のカメラの各々から出力される状態管理情報を取得し、該状態管理情報に基づいて前記複数のカメラの各々が前記フレーム画像を正常に撮影することが可能な状態にあるか否かを判定する状態管理装置を備えることとしてもよい。
以上の構成であれば、各カメラの死活監視を行うことが可能となり、以て、各カメラで撮影したフレーム画像を良好に表示画面に表示することが可能となる。
また、上記のカメラ監視システムにおいて、前記複数のカメラ及び前記状態管理装置は、いずれも商用電源から電力が供給されることにより起動し、前記状態管理装置は、蓄電装置を有しており、前記商用電源からの電力供給が中断したときに、前記蓄電装置から放出される電力を用いて起動状態を一定期間維持し、該一定期間中に前記電力供給が中断したことを報知するための報知信号を出力することとしてもよい。
以上の構成であれば、各カメラの状態を監視するうえで、停電等により各カメラへの給電が中断したことを認知することが可能となる。
また、前述の課題は、本発明のカメラ監視方法によれば、単位時間あたりに所定数のフレーム画像を撮影する複数のカメラと、該複数のカメラの各々が撮影した前記フレーム画像を表示画面に同時表示させるための処理を実行する情報処理端末と、前記複数のカメラすべてが同時に前記フレーム画像の撮影を開始するように前記複数のカメラの各々に向けて撮影要求信号を出力する撮影要求装置と、を用いたカメラ監視方法であって、前記フレーム画像を示す画像データ中に前記フレーム画像の撮影順序を示す順序データを組み込む順序データ付与工程と、該順序データ付与工程により前記順序データが組み込まれた前記画像データを前記情報処理端末に向けて送信するデータ送信工程と、カメラ内部に設置された内部時計が表す前記フレーム画像の撮影時刻を示す時刻データを前記画像データ中に組み込む時刻データ付与工程と、が前記複数のカメラの各々において行われ、前記複数のカメラの中から指定された指定カメラでは、基準時刻情報を提供する情報提供設備と通信して前記基準時刻情報を取得し、取得した前記基準時刻情報が示す時刻に合うように前記指定カメラ内部に設置された前記内部時計が表す時刻を補正し、前記複数のカメラの各々において行われる前記順序データ付与工程では、前記フレーム画像を撮影する度に増えるカウント数を示すカウント数データを前記順序データとして前記画像データ中に組み込み、前記複数のカメラの各々が前記撮影要求装置から前記撮影要求信号を受信すると、前記指定カメラ及び前記指定カメラ以外において互いに独立した状態で前記カウント数をリセットした上で前記カウント数を増やし始めることで前記複数のカメラの各々が同一時刻に撮影した前記フレーム画像に対してカメラ間で同じ前記カウント数を付与し、前記複数のカメラが同一時刻に撮影した前記フレーム画像の前記画像データ中に組み込まれた前記時刻データが示す前記撮影時刻が、前記複数のカメラの間で揃っていない場合において前記データ送信工程により前記複数のカメラの各々から送信された前記画像データに基づき、前記複数のカメラの各々において互いに独立した状態で付与した前記カウント数が同一である前記フレーム画像を前記表示画面に同時表示することにより、を前記表示画面に同時表示される前記フレーム画像間で前記撮影順序を一致させながら前記撮影順序に従って前記フレーム画像が切り替わるように前記処理が前記情報処理端末において実行されることにより解決される。
すなわち、上記の方法を用いることにより、各カメラが撮影したフレーム画像中、同一の撮影順序が付けられたフレーム画像が表示画面に同時表示されるので、複数のカメラの各々で管理している時刻にズレが生じたとしても、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像を表示画面に同時表示させることが可能となる。これにより、複数のカメラの各々に備えられた内部時計の時刻の異同に拘わらず、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像を表示画面に同時表示させることが可能となる。さらに、本発明の構成であれば、複数のカメラが同一のタイミングでカウントを開始するようになるため、同一時刻に撮影されるフレーム画像に対しては、カメラ間で同じカウント数が付されることになる。これにより、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像を表示画面に同時表示させることがより容易に実現されることになる。さらにまた、以上の構成であれば、表示画面に同時表示されたフレーム画像の撮影時刻として指定カメラの内部時計が示す情報に対して信頼性が向上する。
本発明のカメラ監視システム及びカメラ監視方法によれば、各カメラが撮影したフレーム画像中、同一の撮影順序が付けられたフレーム画像が表示画面に同時表示されるので、複数のカメラの各々で管理している時刻にズレが生じたとしても、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像が表示画面に同時表示されるようになる。これにより、複数のカメラの各々に備えられた内部時計の時刻の異同に拘わらず、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像を表示画面に同時表示させることが可能となる。さらに、本発明の構成であれば、複数のカメラが同一のタイミングでカウントを開始するようになるため、同一時刻に撮影されるフレーム画像に対しては、カメラ間で同じカウント数が付されることになる。これにより、各カメラで同一時刻に撮影されたフレーム画像を表示画面に同時表示させることがより容易に実現されることになる。さらにまた、以上の構成であれば、表示画面に同時表示されたフレーム画像の撮影時刻として指定カメラの内部時計が示す情報に対して信頼性が向上する。
本発明に係るカメラ監視システムの全体構成を示す図である。 本発明に係る表示画面の一例を示した図である。 本発明に係るカメラのハードウェア構成を示す図である。 本発明に係るカメラの構成を機能面から説明した図である。 各カメラがフレーム画像を撮影する際の手順を示す概念図である。 各カメラが撮影したフレーム画像を表示画面に同時表示する際の手順を示す概念図である。 本発明に係る状態管理装置についての説明図である。 本発明に係るカメラ監視方法の流れを示す図である。 カメラにおいて実行される時刻補正処理の流れを示す図である。 カメラと状態管理装置との間で実行される死活監視処理に関して通常時の流れを示す図である。 カメラと状態管理装置との間で実行される死活監視処理に関して停電時の流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係るカメラ監視システム及びカメラ監視方法について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係るカメラ監視システム(以下、本システム)Sは、複数台のカメラを構内に配置して構内における異常の有無を監視するシステムであり、例えば、ビルやマンション若しくは商業施設等の建物において不審者の侵入や火災等の発生を監視するために用いられる。
<<本システムの全体構成>>
本システムSの全体構成について説明すると、本システムSは、図1に示すように、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dと、ネットワークビデオレコーダ(以下、NVR)40と、監視用PC50と、SNMPサーバ60とを主たる構成要素として有する。これらの機器は、同一構内に設置されており、具体的に説明すると、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dの各々は、構内において予め設定された撮影箇所を撮影するのに好適な場所に設置されている。また、NVR40、監視用PC50及びSNMPサーバ60は、構内に設けられた監視室に設置されている。さらに、IPカメラ10A,10B,10C,10D、NVR40、監視用PC50及びSNMPサーバ60は、スイッチングHUB20及びルータ30を介して通信ネットワーク、具体的にはインターネットに接続されている。
本システムSにおいて、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dは、構内の撮影箇所の映像を撮影する。各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影した映像のデータは、カメラ内に装着されたカード状記録媒体に一時的に記憶された後、構内に構築されたLANを通じてNVR40に送信される。なお、本システムSにおいて、IPカメラ10A,10B,10C,10Dから送信される映像のデータについては、NVR40に送信するほか、インターネットを経由して外部サーバ70に送信することが可能である。この外部サーバ70は、クラウドサービス用に設けられたサーバであり、インターネットを介して複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dの各々と通信可能である。このような外部サーバ70が設置されていることにより、本システムSでは、クラウドサービスを利用して各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮像した映像のデータを外部サーバ70に蓄積しておくことが可能である。
NVR40は、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dから送信されてくる映像のデータを記憶する一方で、同データを監視用PC50に向けて伝送する。そして、NVR40から伝送されてくるデータが監視用PC50で展開されると、監視用PC50の表示画面(以下、モニタ画面ともいう)DSに各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの撮影映像が表示されるようになる。特に、本システムSでは、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの撮影映像がモニタ画面DSに同時表示、具体的には図2に示すように四分割表示される。そして、モニタ画面DSを監視する監視者は、モニタ画面DSに同時表示された各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの撮影映像を見て、例えば、構内に不審者かが侵入してきた際に当該不審者の動線を特定することが可能となる。
また、本システムSでは、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの状態についての異常の有無を定期的に検査するためにSNMPサーバ60の死活監視処理が実行される。この死活監視処理により複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dのいずれかが異常状態にあることが判明すると、その旨を示す報知信号がSNMPサーバ60からインターネットを経由して管理センターに向けて送信される。管理センターでは、不図示の管理サーバによって上記の報知信号が受信されると、警報音の発生や警報画面の表示等のアラート処理が実行される。なお、本システムSでは、死活監視処理がSNMP方式のデータ通信によって行われるなっており、詳細については後に説明する。
さらに、本システムSでは、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが内部で管理する時刻を基準時刻と一致させる時刻補正処理が定期的に実行される。ここで、基準時刻とは、基準時刻提供設備である携帯電話会社の基地局から提供され、具体的には当該基地局から発信される信号に重畳される時刻情報(以下、基準時刻情報)が表す時刻である。上記の時刻補正処理が定期的に実行されることで、各IPカメラ10A,10B,10C,10D内で管理している時刻が正確な時刻に揃えられる。これにより、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが内部で管理している映像の撮影時刻が実際に当該映像を撮影した時刻と一致するようになる。なお、本システムSでは、上記の時刻補正処理が週1回の頻度で行われるようになっている。ただし、時刻補正処理の実行頻度については任意に設定することが可能である。
ところで、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが内部で管理している時刻についてはカメラ間でズレが生じてしまう場合がある。かかる場合、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが内部で管理している映像の撮影時刻がカメラ間でずれてしまうことになる。この結果、モニタ画面に各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの撮影映像が同時表示される際、撮影時間の異なる映像が表示されるようになってしまう。このように撮影時間の異なる映像がモニタ画面DSに同時表示されると、監視者は、構内に不審者が侵入してきた際に当該不審者の動線を的確に特定できなくなってしまう。
一方で、本システムSでは、前述したように定期的に時刻補正処理を実行して各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが内部で管理する時刻を基準時刻と一致させることとしている。ただし、時刻補正処理の実行前に上記の時刻ズレが生じてしまうと、次に時刻補正処理が実行されるまでの間は、撮影時間(実際の撮影時間)の異なる映像がモニタ画面DSに表示される同時表示されるようになってしまう。
これに対して、本システムSでは、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dが内部で管理する時刻の異同に拘わらず、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dで同一時刻に撮影された映像をモニタ画面DSに同時表示させる機能を搭載している。この機能は、本システムSの特徴であり、当該機能を実現させるため構成ついては後に詳述する。
<<本システムSの構成機器について>>
次に本システムSを構成する各機器について機器別に説明する。
(IPカメラ)
IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、本発明に係るカメラに相当し、予め設定された撮影箇所の映像を撮影することにより映像データを取得する。ここで、映像は、複数のフレーム画像からなり、本システムSでは1秒間に30フレームのフレーム画像から構成されている。換言すると、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、単位時間あたりに所定数のフレーム画像を撮影するものである。なお、以下では、図1に示すように4台のIPカメラ10A,10B,10C,10Dが設置されているケースを例に挙げて説明するが、カメラの台数については2台以上であれば特に制限なく設定することが可能である。
IPカメラ10A,10B,10C,10Dの構成について説明すると、各々は、図3に示すように、フレーム画像を撮影するカメラ本体1と、フレーム画像の画像データを送信したり外部からの送信データを受信したりするデータ通信部装置2と、カメラ各部を制御するコントローラ3と、フレーム画像の撮影回数をカウントするカウンタ4と、カメラ内部に設置された内部時計5とを備えている。また、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dに対しては、カード状記録媒体としてのSDカード6が着脱自在に取り付けられている。
また、本システムSにおいて、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dへの電力供給は、PoE(Power over Ethernet(Ethernetは登録商標))方式にて行われる。具体的に説明すると、スイッチングHUB20と接続するために敷設されたケーブルを通じて、スイッチングHUB20経由で商用電源Gからの電力が給電されることにより各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは起動する。ただし、PoEに限定されるものではなく、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dに対して電源ケーブル及びデータ通信ケーブルがそれぞれ個別に設けられていることとしてもよい。
以上のような構成となった各IPカメラ10A,10B,10C,10Dでは、コントローラ3がNVR40から送信されてくる撮影要求信号を受信すると、カメラ本体1が映像の撮影、換言すると、フレーム画像の撮影を開始する。カメラ本体1が撮影したフレーム画像の画像信号は、不図示のエンコーダによりJPEGやMPEG2等の形式にて圧縮、符号化されたIPデータに変換されて上記のSDカード6に記憶される。その後、データ通信装置2がSDカードに記憶されたフレーム画像の画像データを読み出し、構内ネットワークを通じて同画像データをNVR40や前述の外部サーバ70に向けて送信する。このように本システムSでは、撮影されたフレーム画像の画像データをSDカード6に一旦記憶しておき、データ通信装置2がSDカード6から適宜画像データを読み出して送信するようになっているので、画像データの送信が好適な時期、例えば、ネットワークで通信されているデータ量が小さくなった時期に行われるようになっている。また、クラウドサービスにより外部サーバ70にも画像データを保存しておけるので、例えば、SDカード6の記憶容量以上に画像データが記憶されるような場合、SDカード6に書ききれなくなった画像データを外部サーバ70に記憶しておけるようになる。
なお、本システムSにおいて、フレーム画像の画像データには、当該フレーム画像が撮影された時点でカウンタ4が表すカウント数のデータが組み込まれる。さらにまた、フレーム画像の画像データには、当該フレーム画像が撮影された時点で内部時計5が表す時刻のデータが組み込まれる。そして、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影したフレーム画像の画像データは、上記のカウント数データや時刻データが組み込まれた状態でSDカード6に記憶され、また、データ通信装置2により送信される。
ここで、上記のカウント数データが示すカウント数は、カメラ本体1がフレーム画像を撮影する度に増えるので、フレーム画像の撮影順序を示すものである。かかる意味で、フレーム画像の画像データに組み込まれたカウント数データは、フレーム画像の撮影順序を示す順序データに相当すると言える。
なお、上記のカウント数は、コントローラ3のリセット処理によってリセットされる。
また、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、前述したように、SNMPサーバ60の死活監視処理の対象となっている。より具体的に説明すると、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、SNMPサーバ60に向けて定期的に状態管理情報を出力する。ここで、状態管理情報とは、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dがフレーム画像を正常に撮影することが可能な状態にあるか否かを判定するにあたりSNMPサーバ60が参照する情報である。具体的に説明すると、図7に示すように、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、カメラ内に実装されたMIB(Management Information Base)101を参照して状態管理情報としてのオブジェクトを出力する。特に、本システムSでは、各IPカメラ10A,10B,10C,10DにおいてSDカード6にフレーム画像の画像データが書き込まれているか否かを示すオブジェクトが情報管理情報として出力される。なお、状態管理情報として出力するオブジェクトについては、上記内容以外の情報であってもよく、例えば、起動状態にあるか否かを示すオブジェクトを出力する。
また、本システムSでは、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dのうち、1台のIPカメラ、具体的にはIPカメラ10Aが基準カメラとして指定されている。この指定カメラであるIPカメラ10Aは、携帯電話会社の基地局から発信される信号を受信して基準時刻情報を取得し、内部時計5の時刻を基準時刻に補正する処理、すなわち、時刻補正処理を実行する。
さらに、指定カメラであるIPカメラ10Aは、NTPサーバとしての機能を備えている。より具体的に説明すると、指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dから時刻補正用情報の要求が出力されると、指定カメラであるIPカメラ10Aは、当該要求に応じて時刻補正用情報を構内ネットワーク経由で指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dに送信する。ここで、時刻補正用情報とは、指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dが内部時計5の時刻を補正する際に参照する情報であり、具体的には、指定カメラであるIPカメラ10Aの内部時計5が表す時刻情報である。そして、指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dは、時刻補正用情報を受信すると、同情報が表す時刻に内部時計5の時刻を合わせる処理、すなわち、時刻補正処理を実行する。
以上までに説明してきたIPカメラ10A,10B,10C,10Dの構成を機能面から改めて説明すると、図4に示すように、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dには、画像データ取得部11、順序データ付与部12、時刻データ付与部13、データ送信部14、時刻補正部15、状態管理情報出力部16、撮影要求受付部17を有する。また、指定カメラであるIPカメラ10Aについては、上記の構成部分11〜17に加えて、時刻補正用情報配信部18をさらに有する。
画像データ取得部11は、カメラ本体1とエンコーダにより実現され、単位時間あたりに所定数のフレーム画像を撮影して、同画像の画像データを取得する。なお、単位時間(1秒間)あたりに撮影するフレーム数については、各IPカメラ10A,10B,10C,10D間において同数に設定されている。
順序データ付与部12は、コントローラ3、より具体的にはコントローラ3に搭載されたCPU及び制御プログラムにより実現され、画像データ取得部11により取得されたフレーム画像の画像データ中に当該フレーム画像の撮影順序を示す順序データを組み込む。そして、本システムSにおいて順序データ付与部12は、フレーム画像の撮影時点でカウンタ4が表したカウント数を示すデータ、すなわち、カウント数データを上記フレーム画像の画像データ中に組み込む。さらに、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの順序データ付与部12は、NVR40からの撮影要求信号を受信すると、カウント数をリセットした上でカウント数を増やし始める(つまり、カウントアップを開始する)。これにより、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dにおいて同一時刻に撮影されたフレーム画像に対しては、カメラ間で同一のカウント数が付与されることになる。
時刻データ付与部13は、コントローラ3、より具体的にはコントローラ3に搭載されたCPU及び制御プログラムにより実現され、画像データ取得部11により取得されたフレーム画像の画像データ中に、内部時計5が表す当該フレーム画像の撮影時刻を示す時刻データを組み込む。ここで、本システムSでは、フレーム画像の撮影順序を示すデータとして、時刻データとは異なるデータ、具体的には上記のカウント数データを用いることになっている。このため、フレーム画像の撮影順序は、内部時計5の時刻に影響されず、前述したように、同一時刻に撮影されたフレーム画像の撮影順序についてはカメラ間で揃うようになる。
データ送信部14は、データ通信装置2により実現され、カウント数データや時刻データが組み込まれた状態の画像データをSDカード6から読み出し、同データをNVR40や外部サーバ70に向けて送信する。
時刻補正部15は、コントローラ3及びデータ通信装置2により実現され、IPカメラ10A,10B,10C,10Dの内部時計5の時刻を補正する時刻補正処理を実行するものである。より具体的に説明すると、指定カメラに該当するIPカメラ10Aについては、携帯電話会社の基地局から基準時刻情報を取得し、取得した基準時刻情報が示す時刻と一致するように内部時計5が表す時刻を補正する。指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dについては、指定カメラであるIPカメラ10Aから時刻補正用情報を取得し、取得した時刻補正用情報が示す時刻と一致するように内部時計5が表す時刻を補正する。このように各IPカメラ10A,10B,10C,10Dにおいて時刻補正処理が実行されることにより、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影した映像、すなわち、フレーム画像の証拠としての機能が向上することになる。つまり、時刻補正によりフレーム画像の画像データに組み込まれる時刻データ、すなわち、レーム画像の撮影時刻として内部時計5が示す時刻情報に対して信頼性が向上するようになる。
状態管理情報出力部16は、データ通信装置2、前述のMIB101及びコントローラ3に搭載されたエージェントプログラム(以下、エージェント)100により実現され、SNMPサーバ60に向けて状態管理情報としてのオブジェクトを出力するものである。
撮影要求受付部17は、データ通信装置2により実現され、NVR40から出力されてくる撮影要求信号を構内ネットワーク経由で受信するものである。
時刻補正用情報配信部18は、指定カメラであるIPカメラ10Aに備えられたデータ通信装置2及びコントローラ3により実現され、指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dに向けて時刻補正用情報を出力するものである。
(NVR)
NVR40は、本発明に係る撮影要求装置に相当し、構内ネットワークを介して複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dと通信可能に接続されている。また、NVR40は、監視用PC50と通信可能に接続されている。そして、NVR40は、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dすべてが同時にフレーム画像の撮影を開始するように複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dの各々に向けて撮影要求信号を出力する。なお、撮影要求信号の出力に際して、監視用PC50側で監視者が撮影開始を指示するために所定の操作を行い、監視用PC50が当該操作を受け付けて撮影開始指示用のデータをNVR40に向けて送信する。NVR40は、監視用PC50から送信されてくるデータを受信すると、これを契機にして撮影要求信号を出力する。
また、NVR40は、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dのデータ送信部14が送信してくるフレーム画像の画像データを受信し、受信した画像データをタスク毎にまとめてデータファイル(具体的には映像ファイル)としてNVR40に内蔵されたハードディスクに一時的に記憶する。そして、NVR40は、監視用PC50からの要求に応じてハードディスク内から上記データファイルを読み出し、同データファイル中の画像データを監視用PC50に順次伝送する。
さらに、NVR40は、スイッチングHUB20及びルータ30を介してインターネットに接続されており、インターネットに接続された端末、例えば、構外のPC、さらにモバイル通信回線を介してインターネットに接続されたスマートフォンやタブレット(PDA)にも上記の画像データを送信することが可能である。なお、NVR40からインターネットを経由して各種端末に画像データを送信する方法としては、公知の方法(例えば、eメール等)を利用することが可能である。
(監視用PC)
監視用PC50は、本発明の情報処理端末に相当し、有線にてNVR40と通信可能に接続されており、NVR40から伝送されてくる画像ファイルを受信する。なお、監視用PC50は、無線にてNVR40と接続されていることとしてもよい。
監視用PC50は、ハードウェア構成の点では通常のPCと同様であり、不図示のCPU、メモリ、通信用インターフェース等を有する。一方、監視用PC50には映像表示プログラムがインストールされており、この映像表示プログラムが実行されると、監視用PC50は、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dの各々が撮影したフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示させるための処理(以下、表示処理)を実行する。
より具体的に説明すると、上記の表示処理において監視用PC50は、NVR40から伝送されてくる画像データをデコードして展開する。ここで、NVR40から伝送されてくる画像データは、換言すると、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dの各々のデータ送信部14から送信された画像データに該当する。
そして、監視用PC50は、デコードした画像データが示すフレーム画像をモニタ画面DS中の対応する領域に表示する。具体的には、図2に示すように、モニタ画面DS中、左上の領域にIPカメラ10Aの撮影画像が、右上の領域にIPカメラ10Bの撮影画像が、左下の領域にIPカメラ10Cの撮影画像が、右下の領域にIPカメラ10Dの撮影画像が表示されるようになる。
モニタ画面DSに表示されるフレーム画像について説明すると、撮影順序が古いフレーム画像の画像データから順次展開されていき、モニタ画面DSに表示されるフレーム画像が時々刻々と切り替わるようになる。この結果、モニタ画面DSには各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影したフレーム画像の経時変化、すなわち、各IP10A,10B,10C,10Dが撮影した映像(動画)が表示されるようになる。
なお、本システムSでは、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dのフレーム画像をモニタ画面DSに表示するにあたり、監視用PC50が、当該フレーム画像の画像データ中に組み込まれた時刻データを読み取り、当該時刻データが示す時刻をフレーム画像とともにモニタ画面DSに表示することが可能である。本システムSでは、指定カメラであるIPカメラ10Aが撮影したフレーム画像の画像データから時刻データを読み取り、図2に示すように、当該時刻データが示す時刻をモニタ画面DS中、IPカメラ10Aの撮影画像が表示される領域に表示することとしている。
さらに、本システムSにおいて監視用PC50は、NVR40から伝送されてくる画像データに基づき、モニタ画面DSに表示されるフレーム画像間で撮影順序を一致させながら撮影順序に従ってフレーム画像が切り替わるように上記表示処理を実行する。これにより、これにより、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dの各々で管理している時刻にズレが生じたとしても、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dで同一時刻に撮影されたフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示させることが可能となる。
上記の内容について図5及び6を参照しながら説明する。なお、以下では、説明を分かり易くするために、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dのうち、IPカメラ10Aでは内部時計5が真の時刻(例えば、基準時刻)に一致し、IPカメラ10Bでは内部時計が2分進んでおり、IPカメラ10Cでは内部時計5が10分進んでおり、IPカメラ10Dでは内部時計5が2分遅れていることとする。また、説明の便宜上、以下の説明では、1分間あたりに撮影されるフレーム画像の数が実際の数(1800フレーム)よりも幾分減らして3フレームとし、図5においても同様のフレーム数とする。さらに、図5中、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影したフレーム画像に付された符号は、カメラの種類及びカウント数を示しており、例えば、符号「A1」が付されたフレーム画像は、IPカメラ10Aにより撮影されたカウント数『1』の画像を意味する。
例えば、NVR40が10:00に撮影要求信号を出力した場合、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、10:00に撮影を開始することになる。一方で、各IPカメラ10A、10B,10C,10D内で管理している時刻がカメラ間で相違しているため、実際の撮影時刻が同一であっても、カメラ内部で管理している撮影時刻が異なってしまう。この結果、例えば、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影したフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示する際、カメラ内部で管理している撮影時刻がフレーム画像間で一致するように表示しようとすると、モニタ画面DSには実際の撮影時刻が異なるフレーム画像が同時表示されるようになってしまう。
これに対して、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、撮影要求信号を受信するとカウンタ4のカウント数を1にリセットし、以降、フレーム画像を撮影する度にカウント数を増やす。そして、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、図5に示すように、撮影したフレーム画像の画像データに、当該フレーム画像の撮影順序に相当するカウント数を示すカウント数データを組み込む。この結果、同一時刻に撮影されたフレーム画像については、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの間で同一のカウント数が付されることになる。ここで、カウント数は、前述したように、フレーム画像の撮影順序に相当するので、同一時刻に撮影されたフレーム画像についてはカメラ間で同一の撮影順序となる。
一方、監視用PC50は、図6に示すように、同一の撮影順序であるフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示する。より具体的に説明すると、監視用PC50は、NVR40から伝送されてくる画像データからカウント数データを読み出し、当該データから送信元のカメラとカウント数とを特定する。その上で、監視用PC50は、画像データを展開して各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影したフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示する際、指定カメラであるIPカメラ10Aが撮影したフレーム画像のカウント数と、指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dが撮影したフレーム画像のカウント数とを一致させる。ここで、同一のカウント数であるフレーム画像(厳密には、撮影時刻がほぼ同一のフレーム画像)については撮影順序が同一であるため、同一のカウント数であるフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示すれば、同一の撮影順序であるフレーム画像を同時表示することになる。
そして、モニタ画面DSに同時表示されるフレーム画像については、フレーム画像間で撮影順序を一致させながら撮影順序に従って切り替わるようになる。この結果、内部時計5の時刻の異同に拘わらず、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dで同一時刻に撮影されたフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示させることが可能となる。
なお、前述したように、本システムSにおいて各IPカメラ10A,10B,10C,10Dでは撮影要求信号を受信すると、カウンタ4のカウント数が1にリセットされ、以降、フレーム画像を撮影する度にカウント数が増えるようになっている。これにより、複数のIPカメラ10A,10B,10B,10Dが同一のタイミングでカウントを開始するようになるため、同一時刻に撮影されるフレーム画像に対しては、カメラ間で同じカウント数が付されるようになる。これにより、各IPカメラ10A,10B、10C,10Dで同一時刻に撮影されたフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示させることがより容易になる。
(SNMPサーバ)
SNMPサーバ60は、本発明の状態管理装置に相当し、構内ネットワークを介して各IPカメラ10A,10B,10C,10Dと通信可能に接続している。このSNMPサーバ60は、SNMPにて各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの死活監視を行い、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dがフレーム画像を正常に撮像することが可能な状態にあるか否かを定期的に判定する。
より具体的に説明すると、図7に示すように、SNMPサーバ60にはマネージャプログラム(以下、マネージャ)61が搭載されており、マネージャ61は、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dのエージェント100に対して、死活監視に用いるオブジェクトに対応するOID(Object IDentifier)を引き渡す。このOIDを受け取ったエージェント100は、MIB101を参照して上記OIDに相当するオブジェクトをマネージャ61に返送する。このオブジェクトに基づいて、SNMPサーバ60は、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの状態についての異常の有無を判定する。このような死活監視処理が実行されることにより、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの状態を良好な状態で管理し、以て、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dで撮影したフレーム画像を良好にモニタ画面DSに表示することが可能となる。
また、SNMPサーバ60は、商用電源Gから電力が供給されることにより起動する一方で、蓄電装置としてのスーパーキャパシタ62を有している。このスーパーキャパシタ62は、商用電源Gから電力が供給されてSNMPサーバ60が起動状態にあるときには蓄電状態にあり、停電等により商用電源Gからの電力供給が中断したときには蓄電した電力を放出(放電)する。これにより、スーパーキャパシタ62は、商用電源Gからの電力供給が中断したときに、スーパーキャパシタ62から放出される電力を一定期間維持することが可能である。そして、SNMPサーバ60は、スーパーキャパシタ62からの放出電力により起動状態を維持できている期間中に、商用電源Gからの電力供給が中断したことを検知し、その旨を報知するための報知信号を管理センターに向けて送信する。この結果、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの状態を監視する際、停電等により各IPカメラ10A,10B,10C,10Dへの給電が中断したことを認知することが可能となる。
当然ながら、SNMPサーバ60は、スーパーキャパシタ62に蓄電された電力が放出され尽くした時点で商用電源Gからの電力供給が再開されていないと停止状態となる。
<<本システムを用いたカメラ監視方法>>
次に、以上までに説明してきた本システムSを用いたカメラ監視方法(以下、本監視方法)について図8乃至11を参照しながら説明する。
本監視方法では、複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dの各々において画像データ取得工程と順序データ付与工程とデータ送信工程とが行われる。画像データ取得工程では、フレーム画像を示す画像データ中を取得し、順序データ付与工程では、フレーム画像の撮影順序を示す順序データとしてのカウント数データを当該フレーム画像の画像データ中に組み込み、データ送信工程では、順序データ付与工程によりカウント数データが組み込まれた画像データを監視用PC50に向けて送信する。
一方、本監視方法では、監視用PC50において前述の表示処理が実行される。表示処理が実行されると、データ送信工程により複数のIPカメラ10A,10B,10C,10Dの各々から送信されたフレーム画像の画像データに基づき、モニタ画面DSに同時表示されるフレーム画像間で撮影順序(カウント数)を一致させながら撮影順序に従ってフレーム画像が切り替わるようになる。
本監視方法の具体的な手順について図8を参照しながら説明すると、先ず、構内にあるすべてのIPカメラ10A,10B,10C,10Dに向けてNVR40から撮影要求信号が出力される(S001)。各IPカメラ10A,10B,10C,10Dにおいて撮影要求信号が受信されると(S002)、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dのコントローラ3がカウンタ4のカウント数をリセットした上で(S003)、映像、すなわちフレーム画像の撮影を開始する。これにより、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dは、フレーム画像の画像データを取得するようになる(S004)。そして、取得されたフレーム画像の画像データは、内部時計5の時刻を示す時刻データや上述のカウント数データが組み込まれた状態で(S005)、カメラ内に装着されたSDカード6に記憶される(S006)。
そして、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dのデータ送信装置2は、SDカード6に記憶された画像データを適宜読み出してNVR40や外部サーバ70に向けて送信する(S007)。NVR40側では、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dから送信されてくる画像データを随時受信し(S008)、NVR40に内蔵されたハードディスクに記憶する(S009)。その後、NVR40は、監視用PC50からの要求に応じて上記ハードディスクに記憶された画像データを読み出して監視用PC50に伝送する(S010)。
監視用PC50側では、NVR40から伝送されてくる画像データを受信すると(S011)、受信した画像データに基づいて上記の表示処理を実行する。より詳しく説明すると、画像データを受信すると、当該画像データ中に組み込まれたカウント数データを読み出して、同データが示すカウント数を特定する。このカウント数は、前述したように、当該カウント数を示すデータが組み込まれた画像データにより表示されるフレーム画像の撮影順序を示す。つまり、監視用PC50では、画像データ中のカウント数データを読み出して、当該画像データが示すフレーム画像の撮影順序を特定する(S012)。その後、監視用PC50では、画像データを展開して各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影したフレーム画像をモニタ画面DSに表示する際、同一の撮影順序であるフレーム画像を同時表示する(S013)。そして、フレーム画像間で撮影順序を一致させながら、モニタ画面DSに同時表示されるフレーム画像を撮影順序に従って切り替える。
以上のような手順にて進行する本監視方法を用いることにより、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの内部時計5が表す時刻にズレが生じたとしても、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dで同一時刻に撮影されたフレーム画像をモニタ画面DSに同時表示させることが可能となる。
また、本監視方法では、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの内部時計5が表す時刻を定期的に補正する時刻補正処理が実行される。時刻補正処理の流れについて説明すると、図9に示すように、先ず、指定カメラであるIPカメラ10Aが携帯電話会社の基地局から信号を受信して基準時刻情報を取得するところから始まる(S021)。そして、IPカメラ10Aでは、取得した基準時刻情報が示す時刻と一致するようにIPカメラ10Aの内部時計5を補正する(S022)。これにより、指定カメラであるIPカメラ10Aの内部時計5についての時刻補正が完了する。
一方、IPカメラ10Aにおいて時刻補正が完了した後に、指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dが指定カメラであるIPカメラ10Aに対して時刻補正用情報を要求すると(S023)、IPカメラ10Aは、当該要求を受け付けて(S024)、時刻補正用情報として自己の内部時計5が表す時刻情報を他のIPカメラ10B,10C,10Dに配信する。そして、IPカメラ10B,10C,10Dは、IPカメラ10Aから配信された時刻補正用情報を取得すると、取得した時刻補正用情報が示す時刻、つまり、指定カメラであるIPカメラ10Aの内部時計5の時刻と一致するように、自己の内部時計5を補正する(S027)。以上のような手順により、指定カメラ以外のIPカメラ10B,10C,10Dの内部時計5についての時刻補正が完了し、一連の時刻補正処理が終了する。
さらに、本監視方法では、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの状態を管理するために、SNMPサーバ60を用いて定期的に各IPカメラ10A,10B,10C,10Dに対して死活監視を行うことになっている。具体的な手順について説明すると、商用電源GからSNMPサーバ60への電力供給が正常に行われている通常時の場合、図10に示すように、SNMPサーバ60が各IPカメラ10A,10B,10C,10Dに対して、状態管理情報、すなわち、オブジェクトを要求するためにOIDを送信する(S041)。各IPカメラ10A,10B,10C,10DがOIDを受信して要求を受け付けると(S042)、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dのエージェント100がMIB101からOIDに対応するオブジェクトを見つけて状態管理情報として送信する(S043)。SNMPサーバ60は、マネージャ61が上記オブジェクトを受信することにより状態管理情報を取得し(S044)、取得した状態管理情報から各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの状態を判定する(S045)。
そして、状態が正常であると判断した場合(S045でYes)、SNMPサーバ60は、次回の死活監視を実行するまで待機することとなる(S046)。反対に、状態が異常であると判断した場合(S045でNo)、SNMPサーバ60は、管理センターに向けてその旨を示す報知信号を出力する(S047)。
一方、商用電源GからSNMPサーバ60への電力供給が中断した停電時、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが停止状態となる一方で、SNMPサーバ60ではスーパーキャパシタ62に蓄電されていた電力が放電され始めるようになる(S061)。この放電電力により、SNMPサーバ60は停電となった後にも一定期間だけ起動状態を維持することが可能となり、当該期間中に停電を検知し(S062)、その旨を報知する報知信号を管理センターに向けて出力する(S063)。なお、停電検知方法については、公知の方法が利用可能であり、例えば、停電検知機構をSNMPサーバ60内に設けることとしてもよい。
そして、停電期間において、スーパーキャパシタ62に蓄電された電力が放出され尽くした時点でSNMPサーバ60は停止状態となる。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態では、本発明のカメラ監視システム及びカメラ監視方法の一実施例について説明した。しかし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
また、上記の実施形態では、IPカメラ10A,10B,10C,10Dが複数台設置されているのに対し、NVR40、監視用PC50及びSNMPサーバ60が1台ずつ設置されているケースについて説明したが、これに限定されるものではない。NVR40、監視用PC50及びSNMPサーバ60が複数台設置されていることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dがフレーム画像の画像データを取得すると、取得した画像データを着脱自在なSDカード6に記憶することとした。但し、これに限定されるものではなく、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが、SDカード6ではなく、カメラ内部に取り付けられたメモリやハードディスクに画像データを記憶することとしてもよい。
また、上記の実施形態では、各IPカメラ10A,10B,10C,10DがNVR40からの撮影要求信号を受信すると、カウンタ4のカウント数をリセットして、以降、フレーム画像を撮影する度にカウントアップすることとした。ただし、カウント数をリセットするタイミングについては、撮影要求信号の受信時点に限定されるものではなく、例えば、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの設置時点でカウント数を初期化するだけであってもよく、また、時刻補正処理を実行した時点でカウント数をリセットすることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dが撮影したフレーム画像の画像データ中に当該フレーム画像の撮影順序を示す順序データを組み込むこととした。そして、上記の実施形態では、その順序データとして、カウンタ4のカウント数を示すカウント数データを用いることとしたが、フレーム画像の撮影順序を示す指標としては、上記のカウント数に限定されず、撮影順序と連動して変化する値であれば特に制限なく利用可能であり、当該値を示すデータが画像データ中に組み込まれていることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dにおいて定期的に内部時計5の時刻を補正する時刻補正処理を実行することとしたが、これに限定されるものではなく、一部又はすべてのIPカメラ10A,10B,10C,10Dにおいて時刻補正処理を実行しないこととしてもよい。ただし、内部時計5の時刻に対する信頼性を高めてカメラの撮影映像についての証拠能力を向上させる意味では、少なくとも指定カメラの内部時計5については時刻補正処理を実行した方が望ましい。
また、上記の実施形態では、各IPカメラ10A,10B,10C,10Dの状態を管理する装置、具体的にはSMNPサーバ60が停電時等の非常時用電源としてのスーパーキャパシタ62を備えることとした。ただし、非常時用電源についてはスーパーキャパシタ62に限定されるものではなく、無停電電源装置(UPS)であってもよい。
1 カメラ本体
2 データ通信装置
3 コントローラ
4 カウンタ
5 内部時計
6 SDカード
10A,10B,10C,10D IPカメラ
11 画像データ取得部
12 順序データ付与部
13 時刻データ付与部
14 データ送信部
15 時刻補正部
16 状態管理情報出力部
17 撮影要求受付部
18 時刻補正用情報配信部
20 スイッチングHUB
30 ルータ
40 NVR
50 監視用PC
60 SNMPサーバ
61 マネージャ
62 スーパーキャパシタ
70 外部サーバ
100 エージェント
101 MIB
S 本システム
DS モニタ画面
G 商用電源

Claims (6)

  1. 単位時間あたりに所定数のフレーム画像を撮影する複数のカメラと、
    該複数のカメラの各々が撮影した前記フレーム画像を表示画面に同時表示させるための処理を実行する情報処理端末と、
    前記複数のカメラすべてが同時に前記フレーム画像の撮影を開始するように前記複数のカメラの各々に向けて撮影要求信号を出力する撮影要求装置と、を備えたカメラ監視システムであって、
    前記フレーム画像を示す画像データ中に前記フレーム画像の撮影順序を示す順序データを組み込む順序データ付与部と、
    該順序データ付与部によって前記順序データが組み込まれた前記画像データを送信するデータ送信部と、
    カメラ内部に設置された内部時計と、
    該内部時計が表す前記フレーム画像の撮影時刻を示す時刻データを前記画像データ中に組み込む時刻データ付与部と、が前記複数のカメラの各々に設けられ、
    前記複数のカメラの中から指定された指定カメラは、基準時刻情報を提供する情報提供設備と通信して前記基準時刻情報を取得し、取得した前記基準時刻情報が示す時刻に合うように前記指定カメラ内部に設置された前記内部時計が表す時刻を補正する時刻補正部を有し、
    前記複数のカメラの各々の前記順序データ付与部は、前記フレーム画像を撮影する度に増えるカウント数を示すカウント数データを前記順序データとして前記画像データ中に組み込み、
    前記複数のカメラの各々が前記撮影要求装置から前記撮影要求信号を受信すると、前記指定カメラの前記順序データ付与部、及び、前記指定カメラ以外のカメラの前記順序データ付与部が互いに独立した状態で前記カウント数をリセットした上で前記カウント数を増やし始めることで前記複数のカメラの各々が同一時刻に撮影した前記フレーム画像に対してカメラ間で同じ前記カウント数を付与し
    前記複数のカメラが同一時刻に撮影した前記フレーム画像の前記画像データ中に組み込まれた前記時刻データが示す前記撮影時刻が、前記複数のカメラの間で揃っていない場合において、前記情報処理端末は、前記複数のカメラの各々の前記データ送信部から送信された前記画像データに基づき、前記複数のカメラの各々の前記順序データ付与部が互いに独立した状態で付与した前記カウント数が同一である前記フレーム画像を前記表示画面に同時表示させることにより、前記表示画面に同時表示される前記フレーム画像間で前記撮影順序を一致させながら前記撮影順序に従って前記フレーム画像が切り替わるように前記処理を実行することを特徴とするカメラ監視システム。
  2. 前記複数のカメラの各々に対して、前記画像データを記憶するカード状記録媒体が着脱自在に取り付けられており、
    前記複数のカメラの各々の前記データ送信部は、前記カード状記録媒体に記憶された前記画像データを読み出して前記情報処理端末に向けて送信することを特徴とする請求項1に記載のカメラ監視システム。
  3. インターネットを介して前記複数のカメラの各々と通信可能であり、前記複数のカメラの各々の前記データ送信部から送信された前記画像データを蓄積しておくために設置された外部サーバを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ監視システム。
  4. 前記複数のカメラの各々から出力される状態管理情報を取得し、該状態管理情報に基づいて前記複数のカメラの各々が前記フレーム画像を正常に撮影することが可能な状態にあるか否かを判定する状態管理装置を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカメラ監視システム。
  5. 前記複数のカメラ及び前記状態管理装置は、いずれも商用電源から電力が供給されることにより起動し、
    前記状態管理装置は、蓄電装置を有しており、前記商用電源からの電力供給が中断したときに、前記蓄電装置から放出される電力を用いて起動状態を一定期間維持し、該一定期間中に前記電力供給が中断したことを報知するための報知信号を出力することを特徴とする請求項4に記載のカメラ監視システム。
  6. 単位時間あたりに所定数のフレーム画像を撮影する複数のカメラと、該複数のカメラの各々が撮影した前記フレーム画像を表示画面に同時表示させるための処理を実行する情報処理端末と、前記複数のカメラすべてが同時に前記フレーム画像の撮影を開始するように前記複数のカメラの各々に向けて撮影要求信号を出力する撮影要求装置と、を用いたカメラ監視方法であって、
    前記フレーム画像を示す画像データ中に前記フレーム画像の撮影順序を示す順序データを組み込む順序データ付与工程と、該順序データ付与工程により前記順序データが組み込まれた前記画像データを前記情報処理端末に向けて送信するデータ送信工程と、カメラ内部に設置された内部時計が表す前記フレーム画像の撮影時刻を示す時刻データを前記画像データ中に組み込む時刻データ付与工程と、が前記複数のカメラの各々において行われ、
    前記複数のカメラの中から指定された指定カメラでは、基準時刻情報を提供する情報提供設備と通信して前記基準時刻情報を取得し、取得した前記基準時刻情報が示す時刻に合うように前記指定カメラ内部に設置された前記内部時計が表す時刻を補正し、
    前記複数のカメラの各々において行われる前記順序データ付与工程では、前記フレーム画像を撮影する度に増えるカウント数を示すカウント数データを前記順序データとして前記画像データ中に組み込み、前記複数のカメラの各々が前記撮影要求装置から前記撮影要求信号を受信すると、前記指定カメラ及び前記指定カメラ以外において互いに独立した状態で前記カウント数をリセットした上で前記カウント数を増やし始めることで前記複数のカメラの各々が同一時刻に撮影した前記フレーム画像に対してカメラ間で同じ前記カウント数を付与し
    前記複数のカメラが同一時刻に撮影した前記フレーム画像の前記画像データ中に組み込まれた前記時刻データが示す前記撮影時刻が、前記複数のカメラの間で揃っていない場合において前記データ送信工程により前記複数のカメラの各々から送信された前記画像データに基づき、前記複数のカメラの各々において互いに独立した状態で付与した前記カウント数が同一である前記フレーム画像を前記表示画面に同時表示することにより、を前記表示画面に同時表示される前記フレーム画像間で前記撮影順序を一致させながら前記撮影順序に従って前記フレーム画像が切り替わるように前記処理が前記情報処理端末において実行されることを特徴とするカメラ監視方法。
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