JP5939828B2 - ヒートポンプサイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプサイクル装置関するものである。特に可燃性冷媒に対する安全性の確保に係るものである。
従来、給湯器等のヒートポンプサイクルを利用する機器(ヒートポンプサイクル装置)では、例えば、ヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)を利用して、水を加熱し、給湯、空気調和を行うヒートポンプサイクル装置がある。このようなヒートポンプサイクル装置においては、例えば冷媒回路を循環する冷媒と水回路を流れる水との熱交換を水熱交換器において行い、水回路内の水を加熱している。ここで、加熱により、水が膨張する、空気が発生することがあるため、水回路内には水回路に圧力逃がし弁、空気抜き弁を有することが多い(例えば、特許文献1参照)。
一方、冷媒回路における冷媒として、従来、HCFC、HFC冷媒等を利用していた。しかし、これらの冷媒は、大気放出された場合にオゾン層を破壊したり、地球温暖化を招いたりする物質を有している。そこで、HCFC、HFC冷媒等は環境に対する負荷、地球温暖化係数が高い等の理由から、近年、ブタンやプロパンといった自然冷媒(HC)のようなオゾン層破壊係数および地球温暖化係数が低い冷媒へ切り替えが行われつつある。また、例えばHFC冷媒であっても、R32のような自然冷媒に近い地球温暖化係数の冷媒が望まれる。これはヒートポンプサイクル装置においても同様である。
特開2010−276229号公報(第2図)
しかしながら、自然冷媒、R32等のような冷媒は燃焼性があるなどの特性から、従来のヒートポンプサイクル装置と要求される仕様が異なる。このため、使用に際しては注意が必要である。特に冷媒漏洩に対する措置がされていない装置に可燃性冷媒を用いることは、安全上好ましくない。
ここで、例えば、水熱交換器が損傷等して、屋内にある水回路に可燃性の冷媒が漏洩(流入)しても、圧力逃がし弁、空気抜き弁が屋外にあれば、屋外に冷媒を排出することができ、屋内の安全を図ることができる。
しかしながら、従来のヒートポンプサイクル装置では、水回路に備える圧力逃がし弁、空気抜き弁が、屋外等、好ましい場所に設置されたか否かを確認できる手段を有していない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、水回路に漏洩した冷媒を、より確実に屋外に排出できるようにすることができるヒートポンプサイクル装置を得ることを目的とする。
本発明のヒートポンプサイクル装置は、可燃性を有する冷媒を圧縮する圧縮機、空気と冷媒の熱交換を行う空気熱交換器、冷媒と水との熱交換を行う水熱交換器及び水熱交換器を流れる冷媒の圧力調整を行う絞り装置を配管接続して構成する冷媒回路を有する室外機と、水熱交換器において冷媒と熱交換して熱を搬送する循環水を循環させる水回路の一部を有する室内機とを備えるヒートポンプサイクル装置であって、室内機は、供給する水を貯めるタンクと、水回路の一部となり、水熱交換器で加熱された循環水とタンク内の水とを熱交換して、タンク内の水を二次的に加熱する熱交換部とを有し、水回路内の水圧を調整する圧力逃がし弁と水回路内の空気を排出する空気抜き弁とを、水回路の室外機側に設ける。
本発明の室外機は、圧力逃がし弁、空気抜き弁を設置させるようにしたので、例えば水熱交換器にて、万一、隔離が破壊される等して、ヒートポンプサイクル装置の水回路側に冷媒回路から可燃性の冷媒が混入してきた場合でも、水回路を介して屋内側に冷媒を流入させることなく、圧力逃がし弁、空気抜き弁を介して屋外に排出することができる。このため、冷媒が屋内で燃焼してしまうことなく、安全性を高めることができる。
本発明の実施の形態1のヒートポンプサイクル装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2のヒートポンプサイクル装置の構成を示す図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るヒートポンプサイクル装置の構成を示す図である。本実施の形態においては、ヒートポンプサイクル装置の一例としてヒートポンプ給湯装置1000について説明する。ここで、以下に説明する温度、圧力等の高低については、特に絶対的な値との関係で高低等が定まっているものではなく、システム、装置等における状態、動作等において相対的に定まるものとする。
ヒートポンプ室外機100(以下、室外機100)は屋外に設置されている。室外機100が有する冷媒回路110は、水回路210を流れる水を水熱交換器2によって加熱する暖房給湯運転(以下、通常運転という)と、通常運転に対して冷媒の流れが逆になるリバースサイクルとなる除霜運転とを行う。図1において、実線の矢印は通常運転の冷媒循環方向を示し、破線の矢印は除霜運転の冷媒循環方向を示す。また、室内機200は、室内(屋内)に設置されている。室内機200に一部が設置されている水回路210により、例えば水熱交換器2において加熱された水を循環、室内側に供給する。矢印83は水回路210を循環する水の流れる方向を示す。
(冷媒回路110の構成)
本実施の形態の室外機100は、圧縮機3、四方弁4、水熱交換器2、第1膨張弁6(第1絞り装置)、中圧レシーバ5、第2膨張弁7(第2絞り装置)、空気熱交換器1を配管接続して構成する冷媒回路110を有している。また、後述する水回路210を構成する機器のうち、前述した水熱交換器2、圧力逃がし弁58及び空気抜き弁59を有している。
圧縮機3は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。本実施の形態における圧縮機3は、インバータ装置等を備え、駆動周波数を任意に変化させることにより、圧縮機3の容量(単位時間あたりの冷媒を送り出す量)を細かく変化させることができるものとする。四方弁4は、冷媒回路110における配管接続関係について、圧縮機3の吸入側と吐出側を入れ替えることができ、通常運転と除霜運転とにおける冷媒の循環方向を切り替える。
水熱交換器2は、水回路210を流れる水と冷媒回路110を流れる冷媒との熱交換を行う。水熱交換器2は、例えばプレート熱交換器である。水熱交換器2は、通常運転時には放熱器(凝縮器)として水回路210を流れる水を加熱する。一方、除霜運転時には水回路210の水から吸熱する吸熱器(蒸発器)となり、水を冷却する。ここで、本実施の形態では、水熱交換器2を室外機100に内蔵させているが、例えば室外にあれば、室外機100、室内機200とは独立して設けるようにしてもよい。
第1膨張弁6は、冷媒の流量を調整し、例えば水熱交換器2を流れる冷媒の圧力調整(減圧)を行う。中圧レシーバ5は、冷媒回路110において、第1膨張弁6と第2膨張弁7との間に位置し、余剰冷媒を溜めておく。ここで、圧縮機3の吸入側と接続している吸入配管11が中圧レシーバ5の内部を通過しており、吸入配管11の貫通部12を通過する冷媒と中圧レシーバ5内の冷媒との熱交換を行うことができる。このため中圧レシーバ5は内部熱交換器としての機能を有している。
第2膨張弁7は、冷媒の流量を調整し、圧力調整を行う。ここで、本実施の形態の第1膨張弁6、第2膨張弁7は、制御装置101からの指示に基づいて、開度を変化させることができる電子膨張弁であるものとする。空気熱交換器1は、例えば冷媒とファン等により送られる屋外の空気(外気)との熱交換を行う。空気熱交換器1は、通常運転時には吸熱器(蒸発器)として機能する。一方、除霜運転時には放熱器(凝縮器)として機能する。
ここで、室外機100が有する冷媒回路110を流れる冷媒として、例えばHFC(Hydro FluoroCarbon)系の混合冷媒であるR410AあるいはR407Cより地球温暖化係数が低いHFC系の単一冷媒であるR32(ジフルオロメタン)やハイドロフルオロオレフィン系の冷媒(HFO1234yfやHFO1234ze、以下、HFOという)、HC(Hydro Carbon)系のR290(プロパン)あるいはR1270(プロピレン)の単一あるいは混合冷媒を用いることができる。これらの冷媒は、温暖化係数が低い等、環境負荷は低いが、可燃性を有している。
(制御装置101)
本実施の形態の制御装置101は、制御装置201及びリモートコントローラ(以下、リモコンという)301と、制御線310を介して通信可能とし、冷媒回路110の運転制御を行う。制御装置101は、例えば温度センサ(図示せず)及び圧力センサ(図示せず)の検出に係る物理量、リモコン301を操作することによりヒートポンプ給湯装置1000の使用者から指示される運転内容、給湯器の制御装置201からの運転内容等のデータを含む信号を受信し、圧縮機3の駆動、四方弁4の流路切替、空気熱交換器1のファン送風量、第1膨張弁6の開度、第2膨張弁7の開度等を制御する。
(冷媒回路110の動作)
次に、図1に基づいて冷媒回路110における運転動作について冷媒回路110の冷媒の流れに基づいて説明する。冷媒回路110における圧縮機3等のアクチュエータは、制御装置101が制御する。
(通常運転時の動作)
通常運転時において、制御装置101は、四方弁4が図1の実線で示す流路となるように設定する。このため、通常運転時は、圧縮機3、四方弁4、水熱交換器2、第1膨張弁6、中圧レシーバ5、第2膨張弁7、空気熱交換器1、四方弁4、圧縮機3の順に冷媒が循環する。
(1)圧縮機3が吐出した高温高圧のガス状の冷媒(ガス冷媒)は、四方弁4を経て水熱交換器2に流入する。そして、水熱交換器2に流入したガス冷媒は、凝縮器として機能する水熱交換器2で放熱しながら凝縮液化し、高圧低温の液状の冷媒(液冷媒)となる。水熱交換器2を通過する冷媒の放熱によって、水熱交換器2を通過する負荷側の水(水回路210を流れる水)を加熱する。
(2)水熱交換器2を出た高圧低温の液冷媒は、第1膨張弁6によって若干減圧された後、気液二相状態となり、中圧レシーバ5に流入する。
(3)中圧レシーバ5に流入した冷媒は、中圧レシーバ5内において圧縮機3の吸入配管11を流れる低温の冷媒に熱を与えることで冷却し、液状の冷媒(液冷媒)となって中圧レシーバ5から流出する。
(4)中圧レシーバ5から流出した液冷媒は、第2膨張弁7で低圧まで減圧されて二相冷媒となる。そして、蒸発器として機能する空気熱交換器1に流入し、空気熱交換器1において空気から吸熱し、蒸発して、ガス化する。
(5)ガス化した冷媒は、空気熱交換器1から四方弁4を経て、吸入配管11の貫通部12において、中圧レシーバ5内の冷媒と熱交換して加熱され、圧縮機3に吸入される。
(除霜運転時の動作)
除霜運転時において、制御装置101は、四方弁4が図1の破線で示す流路となるように設定する。この除霜運転における冷媒の流れは前述したようにリバースサイクル(冷房運転)となる。
(1)圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁4を経て空気熱交換器1に流入する。このとき、空気熱交換器1に付いた霜と熱交換することで、霜は溶け、冷媒は空気熱交換器1から液冷媒として流出する。第2膨張弁7を経て気液二相となり、中圧レシーバ5を経て液冷媒となり、第1膨張弁6を経て気液二相状態となり、水熱交換器2(蒸発器)に流入する。
(2)水熱交換器2に流入した冷媒は、水熱交換器2において水熱交換器2を通過する水回路210を流れる水から吸熱して蒸発してガス冷媒となる。そして、四方弁4、中圧レシーバ5を通り、再び圧縮機3に戻る。この冷媒の循環により、空気熱交換器1が除霜される。
(水回路210の構成)
タンク51、水熱交換器2、ポンプ53、ブースタヒータ54、三方弁55(分岐装置の一例)、ストレーナ56、フロースイッチ57、圧力逃がし弁58及び空気抜き弁59を配管接続して水回路210を構成する。ここで、室内機200は、水回路210のうち、室外機100が有する水熱交換器2、圧力逃がし弁58及び空気抜き弁59以外の機器を有している。また、ブースタヒータ54、三方弁55等の水回路210におけるアクチュエータの駆動制御等を行う制御装置201を有している。そして、水回路210を構成する配管の途中には水回路210内の水を排水するための排水口62を設けている。
タンク51は、内部に水を溜める装置である。タンク51には、水回路210に接続されたコイル61を内蔵する。コイル61は、水回路210を循環する水(温水)とタンク51内部に溜まった水とを熱交換させて、タンク51内部に溜まった水を加熱する。また、タンク51は、浸水ヒータ60を内蔵している。浸水ヒータ60は、タンク51内部に溜まった水をさらに加熱するための加熱手段である。
タンク51内の水は、例えばシャワー等に接続されるサニタリー回路側配管81bに流れる。また、サニタリー回路81aにも排水口63を備える。ここで、タンク51の内部に溜まった水が外部の空気により冷えるのを防止するため、断熱材(図示せず)でタンク51を覆っている。断熱材は、例えばフェルト、シンサレート(登録商標)、VIP(Vacuum Insulation Panel)等である。
ポンプ53は、水回路210内の水に圧力を与えて水回路210内を循環させる装置である。また、ブースタヒータ54は、室外機100の加熱能力が足りない場合等に、水回路210内の水をさらに加熱する装置である。さらに三方弁55は、水回路210内の水を分岐するための装置である。例えば、三方弁55は、水回路210内の水をタンク51側へ流すか、外部に設けられたラジエータ、床暖房等の放熱器400が接続される暖房用回路側配管82bへ流すかを切り替える。ここで、暖房用回路側配管82a、82bは、暖房機との間で水を循環させる配管である。ストレーナ56は、水回路210内のスケール(堆積物)を取り除く装置である。フロースイッチ57は、水回路210内を循環する流量が一定量以上であるか否かを検出するための装置である。
膨張タンク52は、加熱等に伴う水回路210内の水の容積変化により変化する圧力を一定範囲内に制御するための装置である。水回路210の圧力が膨張タンク52の圧力制御範囲を超えて高くなった場合に、圧力逃がし弁58にて水回路210内の水を外部へ放出する。
圧力逃がし弁58は保護装置である。空気抜き弁59は、水回路210内に発生等した空気を外部へ放出し、ポンプ53が空回り(エア噛み)することを防止する装置である。圧力逃がし弁58、空気抜き弁59は前述したように室外機100が有しており、このため屋外にある。手動空気抜き弁64は水回路210の空気を抜くための手動弁である。例えば設置工事時の水張り時に水回路210内に混入した空気を抜く場合に用いる。基本的には設置時に用いるため、手動空気抜き弁64については屋内にあってもよい。
(制御装置201)
本実施の形態の制御装置201は、制御装置101及びリモコン301と、制御線310を介して通信可能とし、水回路210の運転制御を行う。
リモコン301は、例えば、ヒートポンプ給湯装置1000に指示の入力等を行うための装置である。また、本実施の形態のリモコン301は表示装置302を有しており、ヒートポンプ給湯装置1000の状態等、各種表示を行うことができる。
以上のように、実施の形態1のヒートポンプ給湯装置1000によれば、屋外にある室外機100に圧力逃がし弁58、空気抜き弁59を設置させるようにしたので、通常、冷媒回路110側と水回路210側とが隔離されている水熱交換器2にて、万一、隔離が破壊される等して、水回路210側に冷媒回路110から可燃性の冷媒(R32やHFO、R290、R1270)が混入してきた場合でも、水回路210を介して屋内側に冷媒を流入させることなく、圧力逃がし弁58、空気抜き弁59を介して屋外に排出することができ、冷媒が屋内で燃焼してしまうことなく、安全性を高めることができる。
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2に係るヒートポンプサイクル装置の構成を示す図である。本実施の形態においては、ヒートポンプサイクル装置の一例としてヒートポンプ給湯装置1100について説明する。図2のヒートポンプ給湯装置1100において、実施の形態1と同じ機器等については、実施の形態1で説明したことと同様である。
本実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置1100の室内機200は、冷媒センサー65を備えている。冷媒センサー65は、例えば制御装置101と接続している。冷媒センサー65は、室外機100内を循環する冷媒と同様の成分を検出することができる検出手段であり、圧力逃がし弁58及び空気抜き弁59の近傍に設けられている。そして、制御装置101は、冷媒センサー65の検出に係る信号に基づいて、これらの弁より放出された水、ガス等に室外機100内を循環する冷媒と同様の成分が混入していないかを判断する。ここでは、冷媒センサー65からの信号に基づく判断を制御装置101が行うものとして説明するが、例えば制御装置201等が行うようにしてもよい。
また、本実施の形態のリモコン301の表示装置302は、制御装置101の判断に基づいて、例えば冷媒回路110からの漏洩が発生しているものとして、異常の旨を表示させる報知手段となる。ここでは、リモコン301に設けた表示装置302により報知を行うようにしているが、例えば制御装置101、201が表示装置を有している場合には、これらの装置に異常の旨を表示させるようにしてもよい。
例えば、従来の装置では、屋内側にも設置される水回路210への冷媒漏洩を検出する手段を備えていない。しかし、例えば水回路210内に可燃性を有する冷媒が漏洩する可能性がある場合には、水回路210内への冷媒漏洩をできる限り早く知らせる方が望ましい。そこで、本実施の形態のヒートポンプサイクル装置は、冷媒センサー65を圧力逃がし弁58及び空気抜き弁59の近傍に設けるようにし、冷媒センサー65が冷媒を検出すると、報知を行うようにしたものである。
冷媒センサー65を圧力逃がし弁58及び空気抜き弁59の近傍に設けることにより、冷媒回路110における冷媒が水回路210に漏洩しているかどうかをより早く判断することができる。そして、表示装置302により居住者、使用者等へ冷媒漏洩を素早く報知することができる。
室外機100の制御装置101及び室内機200の制御装置201は、冷媒センサー65からの信号に基づいて、冷媒センサー65が室外機100内を循環する冷媒と同様の成分を検出したものと判断すると、冷媒回路110、水回路210の運転を停止させる。そして、リモコン301に信号を送り、表示装置302に表示を行わせる。
以上のように、実施の形態2のヒートポンプサイクル装置(ヒートポンプ給湯装置1100)によれば、通常、冷媒回路110と水回路210は隔離されている水熱交換器2にて、万一、隔離が破壊されるなどして、水回路210側に可燃性を有する冷媒(R32やHFO、R290、R1270)が漏洩しても、冷媒センサー65によりいち早く検出することができる。また、リモコン301が有する表示装置302に表示させることにより、居住者(使用者)への異常警報を発することができ、素早く報知することができる。ここで、制御装置101、201が表示手段を有している場合には、異常の旨を表示させることができる。また、音、光等による異常報知装置を備えるようにしてもよい。
実施の形態3.
上述の各実施の形態では、圧力逃がし弁58及び空気抜き弁59の両方を室外機100(水回路210)に設ける例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば圧力逃がし弁58、空気抜き弁59のどちらか一方を有する室外機100(水回路210)についても適用することができる。
上述の実施の形態では、ヒートポンプ給湯器について説明したが、本発明は、ヒートポンプ給湯器に限定することなくヒートポンプサイクル装置に利用することができる。例えば、ヒートポンプサイクルを利用した空気調和装置、チラーシステム等に利用することができる。
1 空気熱交換器、2 水熱交換器、3 圧縮機、4 四方弁、5 中圧レシーバ、6 第1膨張弁、7 第2膨張弁、10 熱源側温度センサー、11 吸入配管、12 貫通部、51 タンク、52 膨張タンク、53 ポンプ、54 ブースタヒータ、55 三方弁、56 ストレーナ、57 フロースイッチ、58 圧力逃がし弁、59 空気抜き弁、60 浸水ヒータ、61 コイル、62,63 排水口、64 手動空気抜き弁、65 冷媒センサー、66 給湯側温度センサー、81a,81b サニタリー回路側配管、82a,82b 暖房用回路側配管、83 矢印、100 ヒートポンプ室外機、101,201 制御装置、110 冷媒回路、200 室内機、210 水回路、301 リモコン、302 表示装置、310 制御線、400 放熱器、1000,1100 ヒートポンプ給湯装置。

Claims (3)

  1. 可燃性を有する冷媒を圧縮する圧縮機、空気と前記冷媒の熱交換を行う空気熱交換器、前記冷媒と水との熱交換を行う水熱交換器及び前記水熱交換器を流れる前記冷媒の圧力調整を行う絞り装置を配管接続して構成する冷媒回路を有する室外機と、
    前記水熱交換器において前記冷媒と熱交換して熱を搬送する循環水を循環させる水回路の一部を有する室内機と
    を備えるヒートポンプサイクル装置であって、
    前記室内機は、
    供給する水を貯めるタンクと、
    前記水回路の一部となり、前記水熱交換器で加熱された前記循環水と前記タンク内の水とを熱交換して、前記タンク内の水を二次的に加熱する熱交換部と
    を有し、
    前記水回路内の水圧を調整する圧力逃がし弁と前記水回路内の空気を排出する空気抜き弁とを、前記水回路の前記室外機側に設けることを特徴とするヒートポンプサイクル装置。
  2. 前記圧力逃がし弁及び前記空気抜き弁の近傍において、前記冷媒を検出するための冷媒検出手段と、
    該冷媒検出手段が前記冷媒を検出したものと判断すると、前記冷媒回路及び前記水回路における運転を禁止する制御を行う制御装置と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプサイクル装置。
  3. 報知手段をさらに備え、
    前記制御装置は、運転を禁止しているときには、前記報知手段に運転禁止の旨を報知させることを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプサイクル装置。
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