JP6771642B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷媒と熱媒体との間で熱交換させる冷媒熱媒体間熱交換器を備える空気調和装置に関する。
従来、冷媒回路に流れる冷媒と熱媒体回路に流れる熱媒体とが冷媒熱媒体間熱交換器によって熱交換される空気調和装置が知られている。特許文献1には、熱源側の1次側回路と、室内側の2次側回路とを備えた空気調和装置が開示されている。特許文献1では、1次側回路に流れる冷媒と、2次側回路に流れる熱媒体とが主熱交換器によって熱交換される。このように、特許文献1は、室内側の2次側回路に冷媒を流さないことによって、冷媒が室内の配管に流入することを抑制しようとしている。
特開2000−130877号公報
ここで、特許文献1に開示された空気調和装置において、主熱交換器が室外の熱源機等に内蔵されている場合、主熱交換器が凍結するおそれがある。主熱交換器が凍結によってパンクした場合、冷媒が主熱交換器を通って2次側回路内に流入し、室内の配管に流入するおそれがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、仮に冷媒が熱媒体回路に流入しても、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管に流入することを抑制する空気調和装置を提供するものである。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、膨張部及び冷媒熱媒体間熱交換器が冷媒配管により接続され、冷媒が循環する冷媒回路と、ポンプ、冷媒熱媒体間熱交換器、空調空間の空気と熱交換する負荷側熱交換器が熱媒体配管により接続され、熱媒体が循環する熱媒体回路と、を備え、冷媒熱媒体間熱交換器から流出して負荷側熱交換器に流入する前の熱媒体が流れる熱媒体配管のうちの空調空間の外部に設けられ、冷媒と熱媒体とを分離する分離部と、分離部に接続され、分離部で分離された冷媒を空調空間の外部に排出する排出部と、を有する。
本発明によれば、空調空間の外部に設けられた分離部によって、冷媒と熱媒体とが分離され、分離された冷媒が排出部によって空調空間の外部に排出される。このため、仮に冷媒が熱媒体回路に流入しても、冷媒が分離部及び排出部を介して空調空間の外部に排出される。従って、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管に流入することを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1を示す回路図である。 本発明の実施の形態1における分離部4を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における気泡直径と気泡上昇速度との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態1における水流速と排出量/流入量との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態1の第1変形例における分離部4aを示す模式図である。 本発明の実施の形態1の第2変形例における分離部4bを示す模式図である。 本発明の実施の形態1の第3変形例における分離部4cを示す模式図である。 本発明の実施の形態1の第4変形例における分離部4dを示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100を示す回路図である。 本発明の実施の形態2の第1変形例に係る空気調和装置100aを示す回路図である。 本発明の実施の形態2の第2変形例に係る空気調和装置100bを示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置200を示す回路図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置300を示す回路図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和装置400を示す回路図である。 本発明の実施の形態5における冷媒の圧力と冷媒の飽和温度との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態7に係る空気調和装置600を示す回路図である。 本発明の実施の形態8に係る空気調和装置700を示す回路図である。 本発明の実施の形態9に係る空気調和装置800を示す回路図である。 本発明の実施の形態10に係る空気調和装置900を示す回路図である。 本発明の実施の形態11に係る空気調和装置1000を示す回路図である。 本発明の実施の形態12に係る空気調和装置1100を示す回路図である。 本発明の実施の形態13に係る空気調和装置1200を示す回路図である。 本発明の実施の形態14における副分離部13を示す模式図である。 本発明の実施の形態14の変形例における副分離部13aを示す模式図である。
実施の形態1.
以下、本発明に係る空気調和装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置1を示す回路図である。この図1に基づいて、空気調和装置1について説明する。図1に示すように、空気調和装置1は、冷媒回路2と、熱媒体回路3と、分離部4と、排出部5とを備えている。
(冷媒回路2)
冷媒回路2は、圧縮機22、流路切替装置23、熱源側熱交換器24、膨張部25及び冷媒熱媒体間熱交換器26が冷媒配管21により接続され、冷媒が循環する回路である。なお、圧縮機22、流路切替装置23、熱源側熱交換器24、膨張部25及び冷媒熱媒体間熱交換器26は、熱源機20に内蔵されている。冷媒回路2に流れる冷媒は、R410A又はR407Cとしてもよいし、微燃性冷媒であるR1234yf、R1234ze、R32又はR290としてもよいし、自然冷媒であるCOとしてもよい。本実施の形態1では、熱源機20が室外に設置される空冷機種である場合について例示している。空冷機種とは、熱源側熱交換器24が冷媒と室外空気との間で熱交換させる機種をいう。なお、熱源機20は、室内に設置される水冷機種であってもよい。水冷機種とは、熱源側熱交換器24が冷媒と水との間で熱交換させる機種をいう。
(圧縮機22,流路切替装置23)
圧縮機22は、低温低圧の状態の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温高圧の状態の冷媒にして吐出する機器である。圧縮機22は、例えば容量を制御することができるインバータ圧縮機である。流路切替装置23は、冷媒回路2において冷媒が流れる方向を切り替える機器であり、例えば四方弁である。流路切替装置23は、圧縮機22から吐出された冷媒が冷媒熱媒体間熱交換器26に流れる(図1の実線)か熱源側熱交換器24に流れる(図1の破線)かを切り替えるものであり、これにより、暖房運転及び冷房運転のいずれもが行われる。なお、暖房運転又は冷房運転のいずれか一方のみが行われる場合、流路切替装置23を省略してもよい。
(熱源側熱交換器24,膨張部25)
熱源側熱交換器24は、流路切替装置23と膨張部25との間に接続されており、例えば室外空気と冷媒との間で熱交換させる機器である。熱源側熱交換器24は、暖房運転時には蒸発器として作用し、冷房運転時には凝縮器として作用する。なお、熱源機20には、熱源側熱交換器24に室外空気を送る熱源側送風機が設けられてもよい。膨張部25は、熱源側熱交換器24と冷媒熱媒体間熱交換器26との間に接続されており、冷媒を減圧して膨張する減圧弁又は膨張弁である。膨張部25は、例えば開度が調整される電子式膨張弁である。
(冷媒熱媒体間熱交換器26)
冷媒熱媒体間熱交換器26は、膨張部25と流路切替装置23との間に接続されており、冷媒回路2に流れる冷媒と熱媒体回路3に流れる熱媒体との間で熱交換させる機器である。なお、冷媒熱媒体間熱交換器26において、冷媒の流れと熱媒体の流れとは例えば対向流となっている。
(熱媒体回路3)
熱媒体回路3は、ポンプ32、冷媒熱媒体間熱交換器26、負荷側熱交換器33が熱媒体配管31により接続され、熱媒体が循環する回路である。熱媒体回路3に流れる熱媒体は、水又はブライン等とすることができる。また、熱媒体回路3には、エア抜きバルブ34が設けられている。
(ポンプ32,負荷側熱交換器33,エア抜きバルブ34)
ポンプ32は、室外において冷媒熱媒体間熱交換器26の上流側に設けられ、熱媒体を搬送する機器である。負荷側熱交換器33は、室内において冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側に設けられ、例えば室内空気と熱媒体との間で熱交換させる機器である。負荷側熱交換器33は、暖房運転時には凝縮器として作用し、冷房運転時には蒸発器として作用する。負荷側熱交換器33は、冷暖房器具30に内蔵されており、負荷側熱交換器33の熱交換によって、冷暖房器具30の暖房運転又は冷房運転が行われる。エア抜きバルブ34は、負荷側熱交換器33の下流側に設けられ、熱媒体回路3に流れる熱媒体に混入した空気を抜くバルブである。ここで、室内とは、住宅の居住空間又は公共の場の室内等をいう。本実施の形態1における室内とは、空調空間のことを示す。
(分離部4)
分離部4は、冷媒熱媒体間熱交換器26から流出して負荷側熱交換器33に流入する前の熱媒体が流れる熱媒体配管31のうちの空調空間の外部に設けられ、冷媒と熱媒体とを分離する。本実施の形態1では、分離部4は、室外に設けられ、接続口41と放出口42と流出口43とが形成され、気体と液体とを分離する部材である。接続口41は、熱媒体回路3における冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側に接続される開口である。放出口42は、例えば分離部4の上部に形成され、分離部4内の気体を放出する開口である。流出口43は、熱媒体回路3における負荷側熱交換器33の上流側に接続され液体が流出する開口である。分離部4は、冷媒熱媒体間熱交換器26から流出した流体を、気体と液体とに分離し、気体を放出口42から放出し、液体を流出口43から流出させる部材である。
図2は、本発明の実施の形態1における分離部4を示す模式図である。図2に示すように、分離部4は、延在部44と、放出部45と、流出部46とを有している。延在部44は、熱媒体配管31に接続された接続口41から上方に延びて上端から横方向に延びる管である。流出部46は、延在部44から下方に延びて流出口43に接続される管である。放出部45は、流出部46の上方に設けられ放出口42に接続される管である。
熱媒体配管31に流れる流体は、接続口41から流入して延在部44内を上昇する。この間、流体に気体が混入している場合、小さい気泡が集まって大きい気泡となる。このように、熱媒体配管31に流れる流体が、延在部44によって一旦堰き止められることによって、そのまま分離部4から流出しようとすることを抑制することができる。このようにして、分離部4によって、気体と液体とが分離される。このように、本実施の形態1の分離部4は、気体をトラップする複合管で構成されている。
また、分離部4は、流体の流速が低下することによって、流体が重力によって下方に沈む力よりも、流体が浮力によって上昇する力を大きくして、上方に気体を集める機能を有している。ここで、冷媒熱媒体間熱交換器26が凍結等によりパンクした場合について想定する。冷媒熱媒体間熱交換器26がパンクした場合、冷媒が冷媒熱媒体間熱交換器26のうち熱媒体の流路に侵入して、熱媒体回路3内に流入する可能性がある。この場合、冷媒は、熱媒体回路3に流れる熱媒体によって、ある程度気化している。これは、概して、冷媒の沸点の方が、熱媒体の沸点よりも低いことに起因する。
ここで、分離部4の放出部45及び流出部46の流路断面積は、熱媒体配管31の流路断面積よりも大きい。本実施の形態1において、熱媒体配管31及び流路切替部は、いずれも円状の管であるとする。そして、図2に示すように、熱媒体配管31の管径をd、分離部4の放出部45及び流出部46の管径をd、円周率をπとすると、熱媒体配管31の流路断面積はπ(d/2)であり、放出部45及び流出部46の流路断面積はπ(d/2)であり、π(d/2)>π(d/2)の関係が成り立つ。このように、熱媒体配管31に流れる流体の流速は、流路断面積が広がる分離部4の放出部45及び流出部46に流入することによって、低下する。
図3は、本発明の実施の形態1における気泡直径と気泡上昇速度との関係を示すグラフである。次に、気泡直径と気泡上昇速度との関係について説明する。図3において、横軸を気泡直径[mm]、縦軸を水中での気泡上昇速度[mm/s]とする。また、実線は気泡密度1.25[kg/m]を示し、二点鎖線は気泡密度50.0[kg/m]を示し、破線は気泡密度100.0[kg/m]を示す。ここで、気泡密度が低いほどガス化しており、気泡密度が高いほど液化している。気体の気泡密度は約1.25〜1.50[kg/m]であり、図3の実線に相当する。図3に示すように、気泡密度にかかわらず、気泡直径が大きいほど、水中での気泡上昇速度が高くなる。また、気泡密度が低いほど、気泡上昇速度が高い。
概して、呼び径50[A](外径約60.5[mm])の配管に流れる流体の流量は16[m/h]であり、流速は約2000[mm/s]である。ここで、冷媒熱媒体間熱交換器26の亀裂部から発生する気泡上の冷媒の直径は、約1.5[mm]以上と観測される。そこで、呼び径50[A]の熱媒体配管31が用いられている場合、呼び径80[A](外径89.1[mm])以上の配管を分離部4の放出部45及び流出部46として使用することによって、流速が1000[mm/s]以下となる。図3に示すように、流速が1000[mm/s]のとき、気泡直径は約1.4[mm]である。即ち、気泡直径が約1.4[mm]以上の気泡は、流体が重力によって下方に沈む力よりも浮力によって上昇する力が大きくなる。従って、分離部4内の気泡状の冷媒のほぼ全てを、上方に集めることができる。なお、本実施の形態1では、分離部4の流路断面積が熱媒体配管31の流路断面積より大きくなくてもよい。
図4は、本発明の実施の形態1における水流速と排出量/流入量との関係を示すグラフである。次に、水の流速と、排出部5からの排出量を流入量で除算した割合との関係について説明する。図4において、横軸を水流速[mm/s]、縦軸を排出量/流入量[%]とする。図4に示すように、水流速が1500mm/sのとき、排出量/流入量が約75%であり、排出量が充分となる。このように、分離部4が、内部の水流速が1500mm/s以下となる流路断面積を有することによって、効率的に気体と液体とを分離することができる。これにより、流入した気体を排出部5から効率良く排出することができる。
(排出部5)
図1に示すように、排出部5は、分離部4の流出口43に接続され、分離部4で分離された冷媒を空調空間の外部に排出する排出口51が形成されている。排出部5は、例えばガス抜き弁又はガス逃がし弁等から構成されている。なお、本実施の形態1では、分離部4及び排出部5は、熱源機20の外部に設けられている。このため、既存の熱源機20を使用することができる。また、分離部4及び排出部5は、熱源機20と別の位置に配置することができるため、例えばできるだけ高所に配置することもできる。この場合、排出部5が気体を排出する効果が高まる。
(運転モード)
次に、空気調和装置1の運転モードについて説明する。空気調和装置1は、運転モードとして、暖房運転モード及び冷房運転モードを有している。暖房運転モード及び冷房運転モードについて、図1を用いて説明する。
(暖房運転)
まず、暖房運転について説明する。暖房運転では、流路切替装置23によって、圧縮機22の吐出側と冷媒熱媒体間熱交換器26とが接続され、圧縮機22の吸入側と熱源側熱交換器24とが接続されている(図1の実線)。まず、冷媒回路2における冷媒の流れについて説明する。暖房運転において、圧縮機22に吸入された冷媒は、圧縮機22によって圧縮されて高温高圧のガス状態で吐出する。圧縮機22から吐出された高温高圧のガス状態の冷媒は、流路切替装置23を通過して、凝縮器として作用する冷媒熱媒体間熱交換器26に流入する。冷媒熱媒体間熱交換器26に流入した冷媒は、熱媒体との間で熱交換されて凝縮液化する。このとき、熱媒体が加熱される。凝縮された液状態の冷媒は、膨張部25において膨張及び減圧されて低温低圧の気液二相状態の冷媒となる。そして、気液二相状態の冷媒は、蒸発器として作用する熱源側熱交換器24に流入し、熱源側熱交換器24において、例えば室外空気との間で熱交換されて蒸発ガス化する。蒸発した低温低圧のガス状態の冷媒は、流路切替装置23を通過して、圧縮機22に吸入される。
次に、熱媒体回路3における熱媒体の流れについて説明する。ポンプ32によって搬送された熱媒体は、冷媒熱媒体間熱交換器26に流入する。冷媒熱媒体間熱交換器26に流入した熱媒体は、冷媒との間で熱交換されて加熱される。加熱された熱媒体は、分離部4を通過して、室内に設けられた負荷側熱交換器33に流入し、負荷側熱交換器33において、例えば室内空気との間で熱交換されて冷却される。このとき、室内空気が加熱されて、室内が暖房される。冷却された熱媒体は、その後、ポンプ32に吸入される。
(冷房運転)
次に、冷房運転について説明する。冷房運転では、流路切替装置23によって、圧縮機22の吐出側と熱源側熱交換器24とが接続され、圧縮機22の吸入側と冷媒熱媒体間熱交換器26とが接続されている(図1の破線)。まず、冷媒回路2における冷媒の流れについて説明する。冷房運転において、圧縮機22に吸入された冷媒は、圧縮機22によって圧縮されて高温高圧のガス状態で吐出する。圧縮機22から吐出された高温高圧のガス状態の冷媒は、流路切替装置23を通過して、凝縮器として作用する熱源側熱交換器24に流入する。熱源側熱交換器24に流入した冷媒は、例えば室外空気との間で熱交換されて凝縮液化する。凝縮された液状態の冷媒は、膨張部25において膨張及び減圧されて低温低圧の気液二相状態の冷媒となる。そして、気液二相状態の冷媒は、蒸発器として作用する冷媒熱媒体間熱交換器26に流入し、冷媒熱媒体間熱交換器26において、熱媒体との間で熱交換されて蒸発ガス化する。このとき、熱媒体が冷却される。蒸発した低温低圧のガス状態の冷媒は、流路切替装置23を通過して、圧縮機22に吸入される。
次に、熱媒体回路3における熱媒体の流れについて説明する。ポンプ32によって搬送された熱媒体は、冷媒熱媒体間熱交換器26に流入する。冷媒熱媒体間熱交換器26に流入した熱媒体は、冷媒との間で熱交換されて冷却される。冷却された熱媒体は、分離部4を通過して、室内に設けられた負荷側熱交換器33に流入し、負荷側熱交換器33において、例えば室内空気との間で熱交換されて加熱される。このとき、室内空気が冷却されて、室内が冷房される。加熱された熱媒体は、その後、ポンプ32に吸入される。
(冷媒流入時の動作)
次に、熱媒体回路3内に冷媒が流入した場合の動作について説明する。ここで、仮に、冷媒熱媒体間熱交換器26が凍結等によりパンクした場合について想定する。冷媒熱媒体間熱交換器26がパンクした場合、冷媒が冷媒熱媒体間熱交換器26のうち熱媒体の流路に侵入して、熱媒体回路3内に流入する可能性がある。
熱媒体回路3内に流入した冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から熱媒体配管31内を通って分離部4に至る。冷媒は、分離部4の接続口41から流入して延在部44内を上昇する。このとき、延在部44の下方に沈んでいる冷媒は、熱媒体の流れに伴って強制的に上昇する。この間、小さい気泡状の冷媒が集まって大きい気泡となる。このように、熱媒体配管31に流れる冷媒が、延在部44によって一旦堰き止められることによって、熱媒体と共に分離部4から流出しようとすることを抑制することができる。延在部44を上昇した冷媒は、熱媒体配管31の流路断面積よりも大きい流路断面積の放出部45及び流出部46に流入する。このとき、冷媒の流速が低下することによって、熱媒体と共に流出部46側に沈む力よりも、放出部45側に浮く力が勝り、冷媒は放出部45側に上昇する。
また、流路断面積が広がる際に、冷媒を含む熱媒体の流れが淀むため、流れが淀んでいる部分に冷媒を集めることができる。これにより、小さい気泡状の冷媒が集まって大きい気泡となる。従って、冷媒は更に放出部45側に上昇する。放出部45に到達した冷媒は、放出口42を通って排出部5に至る。そして、冷媒は、排出部5から室外に排出される。なお、冷媒が混入していない熱媒体は、流出部46を下降して、流出口43から熱媒体配管31に流出する。従って、冷媒は、室内に設けられた熱媒体配管31に流入しない。
本実施の形態1によれば、空調空間の外部に設けられた分離部4によって、冷媒と熱媒体とが分離され、分離された冷媒が排出部5によって空調空間の外部に排出される。このため、仮に冷媒が熱媒体回路3に流入しても、冷媒が分離部4及び排出部5を介して空調空間の外部に排出される。従って、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することが抑制される。
また、分離部4の流路断面積は、熱媒体配管31の流路断面積よりも大きい。このため、分離部4は、流体の流速を低下させて、流体が沈む力よりも浮く力を大きくすることができる。従って、冷媒を更に排出することができる。更に、分離部4は、接続口41から上方に延びる延在部44と、延在部44から上方に延びて放出口42に接続される放出部45と、放出部45の下方に位置し、延在部44から下方に延びて流出口43に接続される流出部46と、を有する。これにより、延在部44の下方に沈んでいる冷媒は、熱媒体の流れに伴って強制的に上昇する。この間、小さい気泡状の冷媒が集まって大きい気泡となる。このように、熱媒体配管31に流れる冷媒が、延在部44によって一旦堰き止められることによって、そのまま分離部4から流出しようとすることを抑制することができ、冷媒を集め易くすることができる。また、冷媒が微燃性冷媒又は可燃性冷媒である場合、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを防ぐことにより、更に安全性が向上する。
(第1変形例)
図5は、本発明の実施の形態1の第1変形例における分離部4aを示す模式図である。第1変形例は、分離部4aの構造が実施の形態1と相違する。図5に示すように、第1変形例の分離部4aは、熱媒体配管31の流路断面積よりも大きい流路断面積を有する単一の配管である。熱媒体配管31の管径をd、分離部4aの管径をd、円周率をπとすると、熱媒体配管31の流路断面積はπ(d/2)であり、放出部45及び流出部46の流路断面積はπ(d/2)であり、π(d/2)>π(d/2)の関係が成り立つ。このように、熱媒体配管31に流れる流体の流速は、流路断面積が広がる分離部4aに流入することによって、実施の形態1と同様に、低下する。また、分離部4aの接続口41は、高さ方向において流出口43以上の位置に形成されている。第1変形例では、流出口43は、分離部4aの底部に形成されている。
第1変形例では、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から熱媒体配管31内を通って分離部4aに至る。このとき、冷媒は、熱媒体配管31の流路断面積よりも大きい流路断面積の分離部4aに流入する。このため、冷媒の流速が低下することによって、流出部46側に沈む力よりも、放出部45側に浮く力が勝り、冷媒は上部の放出口42に向かって上昇する。上昇した冷媒は、放出口42を通って排出部5に至る。そして、冷媒は、排出部5から室外に排出される。なお、冷媒が混入していない熱媒体は、分離部4aを通過して、流出口43から熱媒体配管31に流出する。従って、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することが抑制される。
また、分離部4aの接続口41は、高さ方向において流出口43以上の位置に形成されている。このため、分離部4a内において熱媒体が円滑に流れることを妨げずに済む。なお、分離部4aは、配管ではなく筒状の容器としてもよい。配管の方が容器よりも入手性が高くコストを削減することができるが、適宜容器に変更することは可能である。このように、分離部4aは、熱媒体配管31に、配管又は筒状の容器等を接続するだけで作製することができるため、製造性及び入手性が容易である。
(第2変形例)
図6は、本発明の実施の形態1の第2変形例における分離部4bを示す模式図である。第2変形例は、分離部4bの構造が実施の形態1と相違する。図6に示すように、第2変形例では、流出口43が分離部4bの側面に形成されており、接続口41と流出口43とが対向している。これにより、分離部4b内において熱媒体が円滑に流れることをより妨げずに済む。また、第2変形例でも、第1変形例と同様に、分離部4bは、熱媒体配管31の流路断面積よりも大きい流路断面積を有する単一の配管である。これにより、熱媒体配管31に流れる流体の流速は、流路断面積が広がる分離部4bに流入することによって、第1変形例と同様に、低下する。
(第3変形例)
図7は、本発明の実施の形態1の第3変形例における分離部4cを示す模式図である。第3変形例は、分離部4cの構造が実施の形態1と相違する。図7に示すように、第3変形例の分離部4cは、第2変形例の分離部4cよりも分離部4cを構成する配管が下方に延びている。これにより、下方に延びた部分に、熱媒体配管31に流れる熱媒体から発生するスケールを貯留することができる。また、第3変形例でも、第1変形例と同様に、分離部4cは、熱媒体配管31の流路断面積よりも大きい流路断面積を有する単一の配管である。これにより、熱媒体配管31に流れる流体の流速は、流路断面積が広がる分離部4cに流入することによって、第1変形例と同様に、低下する。
(第4変形例)
図8は、本発明の実施の形態1の第4変形例における分離部4dを示す模式図である。第4変形例は、分離部4dの構造が実施の形態1と相違する。図8に示すように、第4変形例の分離部4dは、接続口41の下端41aが、高さ方向において流出口43の上端43a以上の位置に形成されている。これにより、接続口41から分離部4d内に流入した熱媒体は、流出口43に至るまでに下降するため、熱媒体は分離部4d内を更に滑らかに流れることができる。また、第4変形例でも、第1変形例と同様に、分離部4dは、熱媒体配管31の流路断面積よりも大きい流路断面積を有する単一の配管である。これにより、熱媒体配管31に流れる流体の流速は、流路断面積が広がる分離部4dに流入することによって、第1変形例と同様に、低下する。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100を示す回路図である。本実施の形態2は、出口側弁7及び入口側弁8を備えている点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図9に示すように、熱媒体回路3には、出口側弁7及び入口側弁8が設けられている。出口側弁7は、空調空間の外部において、分離部4の出口側である下流側に設けられ、熱媒体の流量を調整する弁である。出口側弁7は、開度が調整自在の弁でもよいし、開度が固定の弁でもよい。また、入口側弁8は、空調空間の外部において、分離部4の上流側、例えばポンプ32の下流側に設けられ、熱媒体の流量を調整する弁である。入口側弁8は、開度が調整自在の弁でもよいし、開度が固定の弁でもよいし、逆流を防止する逆止弁でもよい。なお、出口側弁7及び入口側弁8は、いずれか一方が設けられていてもよい。この場合、出口側弁7のみが設置される方が、入口側弁8のみが設置されるよりも、冷媒流入抑制効果は高い。
そして、出口側弁7及び入口側弁8は、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、閉止される。冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から熱媒体配管31内を通って分離部4に至る。このとき、仮に、分離部4から熱媒体配管31に冷媒が流入したとしても、出口側弁7が閉じているため、出口側弁7より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを確実に抑制することができる。また、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から逆流する可能性もある。しかし、入口側弁8が閉じているため、入口側弁8より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを更に確実に抑制することができる。このように、本実施の形態2は、冷媒が流入した場合、出口側弁7及び入口側弁8によって、熱媒体回路3を室内側と室外側とに分離するため、冷媒が熱媒体回路3を通って室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。なお、冷媒が熱媒体回路3に流入することを検出する構成は、実施の形態4等で説明する。
(第1変形例)
図10は、本発明の実施の形態2の第1変形例に係る空気調和装置100aを示す回路図である。第1変形例は、熱源機20の設置場所が実施の形態2と相違する。図10に示すように、第1変形例の熱源機20は、室内よりも下方に設置されている。例えば、熱源機20が、室内よりも階下に設けられている場合が想定される。冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、浮力によって、上方の室内側に上昇する可能性がある。冷媒が熱媒体回路3に流入した場合に、ポンプ32が停止しても、浮力があるため、冷媒が上方の室内側に上昇する可能性がある。しかし、出口側弁7が閉じているため、出口側弁7より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを確実に抑制することができる。また、冷媒が冷媒熱媒体間熱交換器26から逆流しても、入口側弁8が閉じているため、入口側弁8より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを更に確実に抑制することができる。このように、出口側弁7又は入口側弁8を備えることによって、熱源機20が室内より下方に設置されていても、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。
(第2変形例)
図11は、本発明の実施の形態2の第2変形例に係る空気調和装置100bを示す回路図である。第2変形例は、複数の冷暖房器具30が接続されている点で、実施の形態2と相違する。図11に示すように、複数の冷暖房器具30は、それぞれ負荷側熱交換器33を有しており、熱媒体回路3において、並列に接続されている。この場合、出口側弁7及び入口側弁8は、各負荷側熱交換器33が設けられた熱媒体配管31が分岐する手前の熱媒体配管31に設けられる。第2変形例のように、複数の冷暖房器具30が接続されていても、出口側弁7又は入口側弁8を備えることによって、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3に係る空気調和装置200を示す回路図である。本実施の形態3は、ポンプ32の設置位置が、実施の形態2と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1又は2と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1及び2との相違点を中心に説明する。
図12に示すように、ポンプ32は、冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側に設けられている。本実施の形態3において、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒熱媒体間熱交換器26から熱媒体配管31内を通った冷媒は、室内を通過することなく、直ちにポンプ32の吸い込み側に流入する。ポンプ32の吸い込み側に冷媒が滞留すると、ポンプ32が空運転となる。ポンプ32が空運転となると、熱媒体の流れが止まるか又は遅くなる。このため、熱媒体に含まれる冷媒の流速も低下する。また、ポンプ32の吸い込みによる流体の圧力の低下によって、液状態の冷媒が気化し易い。このため、冷媒が沈む力よりも浮く力を大きくすることができる。従って、ポンプ32を通過した後に流入する分離部4及び排出部5での冷媒排出効果が高まる。このように、本実施の形態3は、冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側にポンプ32が設けられることによって、ポンプ32を空回り運転させ、熱媒体の流れを止める。従って、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを更に抑制することができる。
実施の形態4.
図13は、本発明の実施の形態4に係る空気調和装置300を示す回路図である。本実施の形態4は、冷媒検出部6を備えている点で、実施の形態2と相違する。本実施の形態4では、実施の形態1〜3と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜3との相違点を中心に説明する。
図13に示すように、空気調和装置300は、熱媒体回路3に冷媒が流入したことを検出する冷媒検出部6を備えている。そして、冷媒検出部6は、排出部5の排出口51に設けられ、排出口51から排出される冷媒を検出する排出冷媒検出部6aを有している。本実施の形態4では、排出冷媒検出部6aによって、排出口51から排出された冷媒を直接検出している。このため、冷媒が熱媒体回路3に流入したことを直ちに認識することができる。なお、排出冷媒検出部6aが冷媒の流入を検出した際の制御については、実施の形態10で説明する。
実施の形態5.
図14は、本発明の実施の形態5に係る空気調和装置400を示す回路図である。本実施の形態5は、加熱部9を備えている点で、実施の形態4と相違する。本実施の形態5では、実施の形態1〜4と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜4との相違点を中心に説明する。
図14に示すように、加熱部9は、分離部4に設けられ、分離部4内の液体を加熱する。加熱部9は、例えばヒータである。冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、熱媒体回路3に流れる熱媒体の圧力及び温度によって、冷媒が液状態で熱媒体回路3中を循環する可能性がある。このとき、加熱部9によって、分離部4内に流入した液状態の冷媒が加熱される。これにより、液状態の冷媒が気化され、分離部4及び排出部5によって、室外に排出される。また、試運転又は定期点検といったメンテナンス時において、熱源機20の運転が停止し、熱媒体の温度が低下している際、熱媒体回路3に流入した冷媒は、液状態で熱媒体回路3に滞留する。この場合も、加熱部9によって、分離部4内に流入した液状態の冷媒が加熱される。これにより、液状態の冷媒が気化され、分離部4及び排出部5によって、室外に排出される。
更に、冷媒が熱媒体回路3に流入すると、熱源機20内の冷媒が不足して、熱源機20が運転不能に陥る可能性がある。この場合、熱源機20を用いて熱媒体及び冷媒を加熱することができないため、冷媒が外気等によって冷やされて凝縮する。凝縮した液冷媒は、熱媒体回路3中に滞留する。これに対し、本実施の形態5では、熱源機20の代わりにヒータによって、熱媒体及び冷媒の温度を上げることができるため、冷媒が凝縮することを防ぎ、更に冷媒を気化することができる。
図15は、本発明の実施の形態5における冷媒の圧力と冷媒の飽和温度との関係を示すグラフである。次に、冷媒毎の気化のし易さについて説明する。図15において、横軸を圧力[MPaA]、縦軸を飽和温度[℃]とする。また、実線はR32を示し、二点鎖線はR1234yfを示し、破線はR1234zeを示す。図14において、各線よりも下方が液体状態の領域であり、各線よりも上方が気体状態の領域である。図14に示すように、R32よりもR1234yf及びR1234zeの方が、気化し難い。このため、本実施の形態5は、気化し難いR1234yf及びR1234zeが使用される空気調和装置400において顕著な効果を奏する。
実施の形態6.
本実施の形態6は、分離部4及び排出部5が、熱源機20に内蔵されている点で、実施の形態1〜5と相違する。本実施の形態6では、実施の形態1〜5と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜5との相違点を中心に説明する。
分離部4及び排出部5が、熱源機20に内蔵されているため、熱媒体回路3の構造を簡略化することができる。ここで、熱源機20の内部に放熱又は熱交換に用いられる熱源側送風機が設けられている場合、熱源側熱交換器24が送風することによって、分離部4内の冷媒を撹拌することができる。これにより、冷媒の濃度を低下させることができるため、安全性が向上する。
実施の形態7.
図16は、本発明の実施の形態7に係る空気調和装置600を示す回路図である。本実施の形態7は、制御部10及び圧力検出部6bを備えている点で、実施の形態5と相違する。本実施の形態7では、実施の形態1〜6と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜6との相違点を中心に説明する。
図16に示すように、圧力検出部6bは、冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側に設けられており、熱媒体回路3に流れる熱媒体の圧力を検出する。このように、本実施の形態7では、冷媒検出部6は、排出冷媒検出部6a及び圧力検出部6bを有している。なお、圧力検出部6bは、冷媒熱媒体間熱交換器26の上流側に設けられてもよい。また、熱源機20には、制御部10が設けられている。制御部10は、各機器の制御を行うマイコン等である。
制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、出口側弁7及び入口側弁8を閉じる。また、制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、ポンプ32を停止してもよい。本実施の形態7では、具体的には、圧力検出部6bによって検出された熱媒体の圧力が、予め設定された圧力閾値を超えた場合、出口側弁7及び入口側弁8を閉じる。例えば、熱媒体が水の場合、水の圧力が1.0[MPaA]時に飽和液状態となるR32において、液状態の冷媒が気化すると体積が約37倍に膨張する。このように、冷媒の体積が膨張することによって熱媒体の圧力が急激に上昇する。これにより、圧力検出部6bを用いることによって、冷媒が熱媒体回路3に流入したことを検出することができる。
冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から熱媒体配管31内を通って分離部4に至る。このとき、仮に、分離部4から熱媒体配管31に冷媒が流入したとしても、制御部10が出口側弁7を閉じるため、出口側弁7より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを確実に抑制することができる。また、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から逆流する可能性もある。しかし、制御部10が入口側弁8を閉じるため、入口側弁8より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを更に確実に抑制することができる。このように、本実施の形態7は、冷媒が流入した場合、出口側弁7及び入口側弁8によって、熱媒体回路3を室内側と室外側とに分離するため、冷媒が熱媒体回路3を通って室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。なお、制御部10がポンプ32を停止した場合、熱媒体が流れないため、冷媒も流れない。このため、冷媒が室内に流入することを抑制することができる。
実施の形態8.
図17は、本発明の実施の形態8に係る空気調和装置700を示す回路図である。本実施の形態8は、制御部10及び温度検出部6cを備えている点で、実施の形態5と相違する。本実施の形態8では、実施の形態1〜7と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜7との相違点を中心に説明する。
図17に示すように、温度検出部6cは、冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側に設けられており、熱媒体回路3に流れる熱媒体の温度を検出する。このように、本実施の形態8では、冷媒検出部6は、排出冷媒検出部6a及び温度検出部6cを有している。なお、温度検出部6cは、冷媒熱媒体間熱交換器26の上流側に設けられてもよい。また、熱源機20には、制御部10が設けられている。制御部10は、各機器の制御を行うマイコン等である。
制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、出口側弁7及び入口側弁8を閉じる。また、制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、ポンプ32を停止してもよい。本実施の形態8では、具体的には、所定時間毎に温度検出部6cによって検出された熱媒体の温度の差が、予め設定された温度差閾値を超えた場合、出口側弁7及び入口側弁8を閉じる。例えば、熱媒体が水の場合、水の圧力が1.0[MPaA]時に飽和液状態となるR32において、R32と水との流量比率が1:4とすると、液状態の冷媒が気化するまでに、水は約18[℃]低下する。このように、冷媒が気化することによって熱媒体の温度差が急激に変動する。これにより、温度検出部6cを用いることによって、冷媒が熱媒体回路3に流入したことを検出することができる。
冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から熱媒体配管31内を通って分離部4に至る。このとき、仮に、分離部4から熱媒体配管31に冷媒が流入したとしても、制御部10が出口側弁7を閉じるため、出口側弁7より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを確実に抑制することができる。また、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から逆流する可能性もある。しかし、制御部10が入口側弁8を閉じるため、入口側弁8より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを更に確実に抑制することができる。このように、本実施の形態8は、冷媒が流入した場合、出口側弁7及び入口側弁8によって、熱媒体回路3を室内側と室外側とに分離するため、冷媒が熱媒体回路3を通って室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。なお、制御部10がポンプ32を停止した場合、熱媒体が流れないため、冷媒も流れない。このため、冷媒が室内に流入することを抑制することができる。
実施の形態9.
図18は、本発明の実施の形態9に係る空気調和装置800を示す回路図である。本実施の形態9は、制御部10及び電流検出部6dを備え、ポンプ32が熱源側熱交換器24の下流側に設けられている点で、実施の形態5と相違する。本実施の形態9では、実施の形態1〜8と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜8との相違点を中心に説明する。
図18に示すように、電流検出部6dは、ポンプ32の運転電流を検出する。このように、本実施の形態9では、冷媒検出部6は、排出冷媒検出部6a及び電流検出部6dを有している。また、熱源機20には、制御部10が設けられている。制御部10は、各機器の制御を行うマイコン等である。
制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、出口側弁7及び入口側弁8を閉じる。また、制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、ポンプ32を停止してもよい。本実施の形態9では、具体的には、所定時間毎に電流検出部6dによって検出されたポンプ32の電流の差が、予め設定された電流差閾値を超えた場合、出口側弁7及び入口側弁8を閉じる。
例えば、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、ポンプ32の吸入側に冷媒が滞留して、ポンプ32が空回り運転したり、冷媒が流入して熱媒体回路3が凍結して断水状態となったりすると、ポンプ32の運転電流が変動する。このように、冷媒が熱媒体回路3に流入すると、ポンプ32の運転電流が変動する。これにより、電流検出部6dを用いることによって、冷媒が熱媒体回路3に流入したことを間接的に検出することができる。なお、ポンプ32は、冷媒熱媒体間熱交換器26の上流側に設けられてもよい。この場合も、電流検出部6dによって、冷媒が熱媒体回路3に流入したことを間接的に検出することができる。
冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から熱媒体配管31内を通って分離部4に至る。このとき、仮に、分離部4から熱媒体配管31に冷媒が流入したとしても、制御部10が出口側弁7を閉じるため、出口側弁7より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを確実に抑制することができる。また、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から逆流する可能性もある。しかし、制御部10が入口側弁8を閉じるため、入口側弁8より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを更に確実に抑制することができる。
このように、本実施の形態9は、冷媒が流入した場合、出口側弁7及び入口側弁8によって、熱媒体回路3を室内側と室外側とに分離するため、冷媒が熱媒体回路3を通って室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。なお、制御部10がポンプ32を停止した場合、熱媒体が流れないため、冷媒も流れない。このため、冷媒が室内に流入することを抑制することができる。
実施の形態10.
図19は、本発明の実施の形態10に係る空気調和装置900を示す回路図である。本実施の形態10は、電流検出部6dが省略されている点で、実施の形態9と相違する。本実施の形態10では、実施の形態1〜9と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜9との相違点を中心に説明する。
図19に示すように、冷媒検出部6は、排出冷媒検出部6aのみを有している。また、熱源機20には、制御部10が設けられている。制御部10は、各機器の制御を行うマイコン等である。
制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、出口側弁7及び入口側弁8を閉じる。また、制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、ポンプ32を停止してもよい。本実施の形態10では、具体的には、排出冷媒検出部6aによって検出された冷媒の濃度が、予め設定された冷媒閾値を超えた場合、出口側弁7及び入口側弁8を閉じる。このように、本実施の形態10では、冷媒を直接的に検出することができる。このため、冷媒の検出精度を向上させることができる。
冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から熱媒体配管31内を通って分離部4に至る。このとき、仮に、分離部4から熱媒体配管31に冷媒が流入したとしても、制御部10が出口側弁7を閉じるため、出口側弁7より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを確実に抑制することができる。また、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、冷媒は、冷媒熱媒体間熱交換器26から逆流する可能性もある。しかし、制御部10が入口側弁8を閉じるため、入口側弁8より先に進まない。このため、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを更に確実に抑制することができる。
このように、本実施の形態10は、冷媒が流入した場合、出口側弁7及び入口側弁8によって、熱媒体回路3を室内側と室外側とに分離するため、冷媒が熱媒体回路3を通って室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。なお、制御部10がポンプ32を停止した場合、熱媒体が流れないため、冷媒も流れない。このため、冷媒が室内に流入することを抑制することができる。
実施の形態11.
図20は、本発明の実施の形態11に係る空気調和装置1000を示す回路図である。本実施の形態11は、圧力検出部6b、温度検出部6c及び逃がし弁35を備えている点で、実施の形態9と相違する。本実施の形態11では、実施の形態1〜10と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜10との相違点を中心に説明する。
図20に示すように、逃がし弁35は、熱媒体回路3において冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側に設けられ、熱媒体回路3に流れる熱媒体を逃がす弁である。本実施の形態11において、冷媒検出部6は、排出冷媒検出部6a、圧力検出部6b、温度検出部6c及び電流検出部6dを有している。また、熱源機20には、制御部10が設けられている。制御部10は、各機器の制御を行うマイコン等である。
制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、加熱部9に通電して動作させる。また、制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、逃がし弁35を開く。なお、冷媒の検出は、排出冷媒検出部6aを用いてもよいし、圧力検出部6bを用いてもよいし、温度検出部6cを用いてもよいし、電流検出部6dを用いてもよい。
冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、熱媒体回路3に流れる熱媒体の圧力及び温度によって、冷媒が液状態で熱媒体回路3中を循環する可能性がある。このとき、加熱部9によって、分離部4内に流入した液状態の冷媒が加熱される。これにより、液状態の冷媒が気化され、分離部4及び排出部5によって、室外に排出される。また、冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、逃がし弁35を開くことによって、熱媒体回路3に流れる熱媒体及び冷媒の圧力が低下する。これにより、冷媒の飽和温度が下がり、冷媒と共に流れる熱媒体との間で熱交換される。これにより、液状態の冷媒が気化され、分離部4及び排出部5によって、室外に排出される。
実施の形態12.
図21は、本発明の実施の形態12に係る空気調和装置1100を示す回路図である。本実施の形態12は、バイパス回路11及びバイパス流路切替部12を備えており、出口側弁7及び入口側弁8が省略されている点で、実施の形態11と相違する。本実施の形態12では、実施の形態1〜11と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜11との相違点を中心に説明する。
図21に示すように、バイパス回路11は、空調空間の外部に設けられ、分離部4の流出口43と冷媒熱媒体間熱交換器26の上流側とを接続する回路である。バイパス流路切替部12は、分離部4の流出口43と、バイパス回路11と、負荷側熱交換器33の上流側とを接続し、分離部4の流出口43とバイパス回路11との接続、または分離部4の流出口43と負荷側熱交換器33の上流側との接続を切り替える部材である。バイパス流路切替部12は、例えば三方弁で構成されているが、2つの二方弁で構成されてもよい。
制御部10は、通常時、流出口43から流出した液体が、負荷側熱交換器33に流れるようにバイパス流路切替部12を切り替えている。そして、制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、流出口43から流出した液体がバイパス回路11に流入するようにバイパス流路切替部12を切り替える。なお、冷媒の検出は、排出冷媒検出部6aを用いてもよいし、圧力検出部6bを用いてもよいし、温度検出部6cを用いてもよいし、電流検出部6dを用いてもよい。
冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、制御部10によって、流出口43から流出した液体がバイパス回路11に流入するようにバイパス流路切替部12が切り替えられる。これにより、冷媒は、熱媒体と共に、冷媒熱媒体間熱交換器26からポンプ32を通って、分離部4を通過した後、バイパス回路11に流入する。そして、バイパス回路11に流入した冷媒及び熱媒体は、室内を通過することなく、再び冷媒熱媒体間熱交換器26に流入する。従って、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。また、冷媒及び熱媒体は、冷媒熱媒体間熱交換器26、ポンプ32、分離部4及びバイパス回路11の順に循環するため、循環回数分だけ、分離部4を通過する。このため、冷媒が循環すればするほど、分離部4及び排出部5において、冷媒が排出される。従って、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを更に抑制することができる。
実施の形態13.
図22は、本発明の実施の形態13に係る空気調和装置1200を示す回路図である。本実施の形態13は、分離部4及び排出部5が省略されている点で、実施の形態12と相違する。本実施の形態13では、実施の形態1〜12と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜12との相違点を中心に説明する。
図22に示すように、バイパス回路11は、空調空間の外部に設けられ、冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側と冷媒熱媒体間熱交換器26の上流側とを接続する回路である。本実施の形態13では、ポンプ32が、冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側に設けられているため、バイパス回路11は、ポンプ32の下流側と冷媒熱媒体間熱交換器26の上流側とを接続している。なお、ポンプ32が、冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側に設けられている場合、バイパス回路11は、冷媒熱媒体間熱交換器26の下流側とポンプ32の上流側とを接続する。バイパス流路切替部12は、ポンプ32の下流側と、バイパス回路11と、負荷側熱交換器33の上流側とを接続し、分離部4の流出口43とバイパス回路11との接続、または分離部4の流出口43と負荷側熱交換器33の上流側との接続を切り替える部材である。バイパス流路切替部12は、例えば三方弁で構成されているが、2つの二方弁で構成されてもよい。
制御部10は、通常時、ポンプ32から搬送された熱媒体が、負荷側熱交換器33に流れるようにバイパス流路切替部12を切り替えている。そして、制御部10は、冷媒検出部6によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、ポンプ32から搬送された熱媒体及び冷媒がバイパス回路11に流入するようにバイパス流路切替部12を切り替える。なお、冷媒の検出は、圧力検出部6bを用いてもよいし、温度検出部6cを用いてもよいし、電流検出部6dを用いてもよい。
冷媒が熱媒体回路3に流入した場合、制御部10によって、ポンプ32から搬送された熱媒体及び冷媒がバイパス回路11に流入するようにバイパス流路切替部12が切り替えられる。これにより、冷媒は、熱媒体と共に、冷媒熱媒体間熱交換器26からポンプ32を通って、バイパス回路11に流入する。そして、バイパス回路11に流入した冷媒及び熱媒体は、室内を通過することなく、再び冷媒熱媒体間熱交換器26に流入する。従って、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。このように、バイパス回路11が設けられることによって、分離部4及び排出部5を省略しても、冷媒が室内に設けられた熱媒体配管31に流入することを抑制することができる。
実施の形態14.
図23は、本発明の実施の形態14における副分離部13を示す模式図である。本実施の形態14は、副分離部13を備えている点で、実施の形態4と相違する。本実施の形態14では、実施の形態1〜13と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1〜13との相違点を中心に説明する。
図23に示すように、副分離部13は、排出部5の排出口51に設けられ、気体と液体とを分離する部材である。副分離部13は、排出部5の排出口51に接続され、上方に延びる排出管に接続されている。副分離部13は、管状の部材であり、排出管から下方に延び、底部において液抜き用の配管に接続され、底部から再び上方に延びて、上端にガス排出口13bが形成されている。このように、副分離部13は、気体をトラップする複合管で構成されている。副分離部13の先端には、排出冷媒検出部6aが配置されている。なお、液抜き用の配管には、液抜き弁14が設けられている。
冷媒が熱媒体回路3に流入して、排出部5から排出されるとき、冷媒と共に液状の熱媒体も若干噴出する場合がある。このとき、噴出した液状の熱媒体が、排出冷媒検出部6aにかかる可能性がある。本実施の形態14は、排出部5から排出された液状の熱媒体が、副分離部13によって、底部に溜まり、底部から、液抜き用の配管に流れ落ちる。そして、液抜き弁14が開かれることによって、液状の熱媒体は、液抜き弁14を通って排出される。従って、副分離部13を通過して、ガス排出口13bから冷媒が排出されるとき、液状の熱媒体が噴出しない。よって、排出冷媒検出部6aに液状の熱媒体がかからないため、排出冷媒検出部6aの検出精度を維持することができる。
(変形例)
図24は、本発明の実施の形態14の変形例における副分離部13aを示す模式図である。変形例は、副分離部13aの構造が実施の形態14と相違する。図24に示すように、変形例の副分離部13aは、容器である。副分離部13aは、排出部5の排出口51に接続され、上方に延びる排出管に接続されている。副分離部13aは、底部において液抜き用の配管に接続され、上部にガス排出口13bが形成されている。副分離部13aの先端には、排出冷媒検出部6aが配置されている。なお、液抜き用の配管には、液抜き弁14が設けられている。
冷媒が熱媒体回路3に流入して、排出部5から排出されるとき、冷媒と共に液状の熱媒体も若干噴出する場合がある。このとき、噴出した液状の熱媒体が、排出冷媒検出部6aにかかる可能性がある。変形例は、排出部5から排出された液状の熱媒体が、副分離部13aによって、底部に溜まり、底部から、液抜き用の配管に流れ落ちる。そして、液抜き弁14が開かれることによって、液状の熱媒体は、液抜き弁14を通って排出される。従って、副分離部13aを通過して、ガス排出口13bから冷媒が排出されるとき、液状の熱媒体が噴出しない。よって、排出冷媒検出部6aに液状の熱媒体がかからないため、実施の形態14と同様に、排出冷媒検出部6aの検出精度を維持することができる。
1 空気調和装置、2 冷媒回路、3 熱媒体回路、4,4a,4b,4c,4d 分離部、5 排出部、6 冷媒検出部、6a 排出冷媒検出部、6b 圧力検出部、6c 温度検出部、6d 電流検出部、7 出口側弁、8 入口側弁、9 加熱部、10 制御部、11 バイパス回路、12 バイパス流路切替部、13,13a 副分離部、13b ガス排出口、14 液抜き弁、20 熱源機、21 冷媒配管、22 圧縮機、23 流路切替装置、24 熱源側熱交換器、25 膨張部、26 冷媒熱媒体間熱交換器、30 冷暖房器具、31 熱媒体配管、32 ポンプ、33 負荷側熱交換器、34 エア抜きバルブ、35 逃がし弁、41 接続口、41a 下端、42 放出口、43 流出口、43a 上端、44 延在部、45 放出部、46 流出部、51 排出口、100,100a,100b 空気調和装置、200 空気調和装置、300 空気調和装置、400 空気調和装置、600 空気調和装置、700 空気調和装置、800 空気調和装置、900 空気調和装置、1000 空気調和装置、1100 空気調和装置、1200 空気調和装置。

Claims (26)

  1. 圧縮機、熱源側熱交換器、膨張部及び冷媒熱媒体間熱交換器が冷媒配管により接続され、冷媒が循環する冷媒回路と、
    ポンプ、前記冷媒熱媒体間熱交換器、空調空間の空気と熱交換する負荷側熱交換器が熱媒体配管により接続され、熱媒体が循環する熱媒体回路と、を備え、
    前記冷媒熱媒体間熱交換器から流出して前記負荷側熱交換器に流入する前の前記熱媒体が流れる前記熱媒体配管のうちの前記空調空間の外部に設けられ、前記冷媒と前記熱媒体とを分離する分離部と、
    前記分離部に接続され、前記分離部で分離された前記冷媒を前記空調空間の外部に排出する排出部と、
    を有する空気調和装置。
  2. 前記分離部の流路断面積は、
    前記熱媒体配管の流路断面積よりも大きい
    請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記分離部には、
    前記熱媒体回路における前記冷媒熱媒体間熱交換器の下流側に接続される接続口と、
    前記排出部に接続され、前記冷媒を前記排出部に放出する放出口と、
    前記熱媒体回路における前記負荷側熱交換器の上流側に接続され前記熱媒体が流出する流出口と、が形成されている
    請求項1又は2記載の空気調和装置。
  4. 前記分離部は、
    前記接続口から上方に延びて上端から横方向に延びる延在部と、
    前記延在部から下方に延びて前記流出口に接続される流出部と、
    前記流出部の上方に設けられ前記放出口に接続される放出部と、を有する
    請求項3記載の空気調和装置。
  5. 前記接続口は、
    高さ方向において前記流出口以上の位置に形成されている
    請求項3又は4記載の空気調和装置。
  6. 前記接続口の下端は、
    高さ方向において前記流出口の上端以上の位置に形成されている
    請求項5記載の空気調和装置。
  7. 前記空調空間の外部において前記分離部の下流側に設けられ、熱媒体の流量を調整する出口側弁を更に備える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  8. 前記空調空間の外部において前記分離部の上流側に設けられ、熱媒体の流量を調整する入口側弁を更に備える
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  9. 前記ポンプは、
    前記冷媒熱媒体間熱交換器の下流側に設けられている
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  10. 前記分離部に設けられ、前記分離部内の液体を加熱する加熱部を更に備える
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  11. 前記排出部に設けられ、気体と液体とを分離する副分離部を更に備える
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  12. 前記空調空間の外部に設けられ、前記分離部の前記流出口と前記冷媒熱媒体間熱交換器の上流側とを接続するバイパス回路を更に備える
    請求項のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  13. 前記分離部の前記流出口と、前記バイパス回路と、前記負荷側熱交換器の上流側とを接続し、前記分離部の前記流出口と前記バイパス回路との接続、または前記分離部の前記流出口と前記負荷側熱交換器の上流側との接続を切り替えるバイパス流路切替部を更に備える
    請求項12記載の空気調和装置。
  14. 前記空調空間の外部において前記熱媒体回路に設けられ、前記熱媒体回路に流れる熱媒体を逃がす逃がし弁を更に備える
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  15. 前記熱媒体回路に冷媒が流入したことを検出する冷媒検出部を更に備える
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  16. 前記冷媒検出部によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、前記出口側弁を閉じる制御部を更に備える
    請求項7に従属する請求項15記載の空気調和装置。
  17. 前記冷媒検出部によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、前記入口側弁を閉じる制御部を更に備える
    請求項8に従属する請求項15又は16記載の空気調和装置。
  18. 前記冷媒検出部によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、前記加熱部を動作させる制御部を更に備える
    請求項10に従属する請求項15〜17のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  19. 前記冷媒検出部によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、前記流出口から流出した液体が前記バイパス回路に流入するように前記バイパス流路切替部を切り替える制御部を更に備える
    請求項13に従属する請求項15〜18のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  20. 前記冷媒検出部によって検出された冷媒の濃度が予め設定された閾値を超えた場合、前記逃がし弁を開く制御部を更に備える
    請求項14に従属する請求項15〜19のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  21. 前記冷媒検出部は、
    前記排出部に設けられ、前記排出部から排出される冷媒を検出する排出冷媒検出部を有する
    請求項15〜20のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  22. 前記冷媒検出部は、
    前記熱媒体回路に流れる熱媒体の圧力を検出する圧力検出部を有する
    請求項15〜21のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  23. 前記冷媒検出部は、
    前記熱媒体回路に流れる熱媒体の温度を検出する温度検出部を有する
    請求項15〜22のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  24. 前記冷媒検出部は、
    前記ポンプの運転電流を検出する電流検出部を有する
    請求項15〜23のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  25. 前記分離部は、
    内部の熱媒体の流速が1500mm/s以下となる流路断面積を有する
    請求項1〜24のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  26. 前記分離部で分離された前記熱媒体は、前記負荷側熱交換器に流れる
    請求項1〜25のいずれか1項に記載の空気調和装置。
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