JP5935673B2 - 車両接近通報装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通報音をスピーカから出力させることにより、車両が接近していることを周囲に通報する車両接近通報装置に関するものである。
走行用駆動源として電動機のみを備える電気自動車は、低速走行時の走行音が極めて静かである。また、走行用駆動源として電動機と内燃機関とを備えるハイブリッド車は、低速走行時に電動機の駆動力のみで走行する場合、走行音が極めて静かである。このため、歩行者等が当該車両の接近に気づかないことがある。
そこで、そのような低騒音車両において、通報音信号を生成し、生成した通報音信号に基づく通報音を車外に向けて発生させて、車両の存在を車両周囲の歩行者等に知らせるようにした車両接近通報装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−17071号公報
このような車両接近通報装置は、通報音信号を生成するCPUや通報音信号を増幅するパワーアンプ等の回路を搭載したECUと、通報音信号に応じた通報音を出力するスピーカを備え、規定値以上の音圧レベルの通報音を出力するようになっている。
また、このような車両接近通報装置には、増幅器の温度が基準温度以上になると増幅器の作動を停止させて増幅器を保護する加熱保護回路を備えたものがある。特に、ECUとスピーカを一体化して構成されているものは、車両のエンジンルーム内に増幅器が配置されるため増幅器の周囲温度が高温になりやすく、加熱保護回路を備えた構成とする必要がある。
しかし、このような加熱保護回路を備えた車両接近通報装置は、周囲の温度上昇やECUに搭載されたパワーアンプ等の回路の発熱等により増幅器が基準温度以上となり、加熱保護回路が作動して増幅器の作動が停止してしまうと、スピーカから通報音が出力されなくなってしまい、車両の存在を車両周囲の歩行者等に知らせることができなくなってしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、高温下でも、規定値以上の音圧レベルを維持しつつ、通報音を継続して出力できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数の周波数成分で構成される合成音信号を生成する合成音信号生成部(11)と、合成音信号を増幅して出力する増幅器(12)と、を備え、増幅器(12)より出力される信号に応じた通報音をスピーカ(20)から出力させることにより、車両が接近していることを周囲に通報する車両接近通報装置であって、増幅器(12)の温度が第1の基準温度以上になると増幅器の作動を停止させる加熱保護回路(12a)と、増幅器(12)の温度を検出するための温度検出手段(13)と、を備え、合成音信号生成部(11)は、温度検出手段(13)により検出された増幅器(12)の温度が第1の基準温度(T1)よりも低い第2の基準温度(T2)まで上昇した場合、スピーカ(20)より出力される通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、増幅器(12)の消費電力が低下するように、スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、低効率周波数帯域よりもスピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを上昇させることを特徴としている。
このような構成によれば、増幅器(12)の温度が第1の基準温度(T1)よりも低い第2の基準温度(T2)まで上昇した場合、スピーカ(20)より出力される通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、増幅器(12)の消費電力が低下するように、スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、低効率周波数帯域よりもスピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを上昇させるので、高温下でも、所定値以上の音圧レベルを維持しつつ、通報音を継続して出力できるようにすることができる。
また、スピーカ(20)より出力される通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、増幅器(12)の消費電力が低下するように、スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを上昇させるので、スピーカ(20)より出力される通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、増幅器(12)の消費電力を低下させることもできる。
また、上記目的を達成するため、請求項に記載の発明は、複数の周波数成分で構成される合成音信号を生成する合成音信号生成部(11)と、合成音信号を増幅して出力する増幅器(12)と、を備え、増幅器(12)より出力される信号に応じた通報音をスピーカ(20)から出力させることにより、車両が接近していることを周囲に通報する車両接近通報装置であって、増幅器(12)の温度が第1の基準温度以上になると増幅器の作動を停止させる加熱保護回路(12a)と、増幅器(12)の温度を検出するための温度検出手段(13)と、を備え、合成音信号生成部(11)は、温度検出手段(13)により検出された増幅器(12)の温度が第1の基準温度(T1)よりも低い第2の基準温度(T2)まで上昇した場合、スピーカ(20)より出力される通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、増幅器(12)の消費電力が低下するように、合成音信号全体の電圧レベルを低下させつつ、スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する周波数成分を、スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域にシフトさせることを特徴としている。
このような構成によれば、増幅器(12)の温度が第1の基準温度(T1)よりも低い第2の基準温度(T2)まで上昇した場合、スピーカ(20)より出力される通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、増幅器(12)の消費電力が低下するように、合成音信号全体の電圧レベルを低下させつつ、スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する周波数成分を、スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域にシフトさせるので、高温下でも、所定値以上の音圧レベルを維持しつつ、通報音を継続して出力できるようにすることができる。
また、合成音信号全体の電圧レベルを低下させつつ、スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する周波数成分を、スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域にシフトさせることで、スピーカ(20)より出力される通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、増幅器(12)の消費電力を低下させることもできる。
また、請求項に記載の発明のように、合成音信号生成部(11)は、更に、温度検出手段(13)により検出された増幅器(12)の温度の上昇に伴って、スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に低下させるとともに、スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に上昇させることができる。
また、請求項に記載の発明のように、合成音信号生成部(11)は、更に、温度検出手段(13)により検出された増幅器(12)の温度の上昇に伴って、合成音信号全体の電圧レベルを徐々に低下させつつ、スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する周波数成分を徐々にスピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域にシフトさせることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る車両接近通報装置の構成を示す図である。 スピーカ出力音圧レベル対周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る車両接近通報装置の制御部のフローチャートである。 合成音信号を構成する周波数成分の電圧レベルの変更について説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る車両接近通報装置の制御部のフローチャートである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る車両接近通報装置の構成を図1に示す。本車両接近通報システムは、エンジンとモータを走行用の動力源として走行するハイブリッド車両に搭載され、スピーカから疑似エンジン音、疑似モータ音、疑似走行音等の通報音を発生させることにより、車両が接近していることを周囲に通報するものである。
本車両接近通報装置は、ECU10およびスピーカ20を備えている。本車両接近通報装置は、ECU10およびスピーカ20が一体化され、車両のエンジンルーム内に配置される。
ECU10は、制御部11、パワーアンプ(以下、AMPという)12および温度センサ13を備えている。また、制御部11には、車速に応じた車速信号を出力する車速センサ(図示せず)が接続されている。
制御部11は、CPU11a、デジタルアナログ変換器(以下、DACという)11bおよびアナログデジタル変換器(以下、ADCという)11cを備えている。また、制御部11は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、I/O(いずれも図示せず)等を備えている。制御部11は、コンピュータとして構成されており、CPU11aは、ROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
CPU11aは、データ出力端子から複数ビットのデジタル信号を出力することが可能となっている。
DAC11bは、CPU11aより入力される複数ビットのデジタル信号をアナログ信号に変換し、このアナログ信号を合成音信号として出力端子から出力する。具体的には、DAC11bは、複数の抵抗を梯子型に接続したR−2Rラダー抵抗群(図示せず)を有している。このR−2Rラダー抵抗群の合成抵抗は、CPU11aより入力される複数ビットのデジタル信号に応じて段階的に変化するようになっている。DAC11bの出力端子から、R−2Rラダー抵抗群の合成抵抗値に応じた電圧が出力されるようになっている。
制御部11は、CPU11aより出力される複数ビットのデジタル信号により、合成音信号を構成する周波数成分および各周波数成分の電圧レベルを調整することが可能となっている。
ADC11cは、温度センサ13より入力されるアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換し、このデジタル信号をCPU11aへ出力する。
AMP12は、制御部11より入力される合成音信号を増幅し、この増幅した電圧を出力する。また、AMP12は、内蔵された半導体回路の温度が第1の基準温度T1(例えば、150℃)以上になるとAMP12の増幅動作を停止させる加熱保護回路12aを有している。
温度センサ13は、AMP12の温度を検出するためのものであり、サーミスタにより構成されている。本実施形態における温度センサ13は、AMP12のパッケージの温度を検出し、検出した温度に応じた信号を制御部11のADC11cへ出力する。
なお、本実施形態においては、加熱保護回路12aにおいてAMP12に内蔵された半導体回路の温度を検出するセンサと、温度センサ13は、別々に設けられている。
AMP12は、制御部11より入力される合成音信号を増幅する。スピーカ20より出力される通報音の音圧は、AMP12から供給される電流の大きさに応じて決まり、AMP12から供給される電流の大きさは、制御部11より出力される合成音信号の出力波形によって決まる。スピーカ20は、AMP12から供給される電流に応じた音圧の通報音を発生する。
図2に、スピーカ20のスピーカ出力音圧レベル対周波数特性の例を示す。図に示されているように、700Hz未満の周波数帯域では、周波数の上昇に伴ってスピーカ出力音圧レベルも上昇しており、また、スピーカ出力音圧レベルは比較的低くなっている。これに対し、700Hz〜4000Hzの周波数帯域では、スピーカ出力音圧レベルの変動が少なく、また、スピーカ出力音圧レベルが全体的に高くなっている。
これは、700Hz未満の周波数帯域では、スピーカ20の効率が低く、出力音の音圧レベルが低くなるのに対し、700Hz〜4000Hzの周波数帯域では、スピーカ20の効率が高く、出力音の音圧レベルが高くなることを意味する。
このように、700Hz未満の周波数帯域でスピーカ20の効率が低く、700Hz〜4000Hzの周波数帯域でスピーカ20の効率が高くなっている場合、例えば、700Hz未満の周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを一定量低下させても、700Hz〜4000Hzの周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを同じ量だけ上昇させると、スピーカ20より出力される通報音の音圧レベルは上昇する。したがって、基準値以上の音圧の通報音をスピーカ20より出力させることができる。また、AMP12に入力する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを変更することで、AMP12の消費電力を低減して発熱を抑制することも可能となる。
本実施形態における車両接近通報装置は、AMP12の温度が上昇し、AMP12の保護回路12aが機能してAMP12の増幅動作を停止させる前に、AMP12入力する合成音信号に含まれる700Hz未満の周波数帯域に属する周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、合成音信号に含まれる700Hz〜4000Hzの周波数帯域に属する周波数成分の電圧レベルを上昇させる処理を実施する。
本車両接近通報装置は、車両走行時に常に車両接近通報音を発生させるのではなく、予め定められた発音条件が成立した場合に、車両接近通報音を発生させる。具体的には、車速が時速20キロメートル(km/h)未満で、かつ、エンジンを停止してモータのみで走行している状態を発音条件とし、この発音条件が成立した場合に車両接近通報音を発生させる。つまり、車両が停車している場合や車速が時速20キロメートル(km/h)以上の場合、あるいは車速が時速20キロメートル(km/h)未満でもエンジン走行している場合には、車両接近通報音を発生させない。
図3に、車両接近通報装置の制御部11のフローチャートを示す。車両のイグニッションスイッチがオン状態になると、車両接近通報装置は動作状態となり、制御部11は図3に示す処理を周期的に実施する。
まず、上記した発音条件が成立したか否かを判定する(S100)。ここで、例えば、車両が停車しており、発音条件が成立していない場合、S100の判定はNOとなり、合成信号の出力を停止する(S102)。したがって、スピーカ20から通報音は出力されない。
また、車両が走行を開始し、車速が時速20キロメートル(km/h)未満で、かつ、エンジンを停止してモータのみで走行している状態になると、S100の判定はYESとなり、次に、温度センサ13により検出された温度が第1の基準温度T1(例えば、150℃)よりも低い第2の基準温度T2(120℃)よりも高いか否かを判定する(S104)。
ここで、温度センサ13により検出された温度が第2の基準温度T2(120℃)以下となっている場合、合成音信号に含まれる周波数成分の電圧レベルを定常値に設定する(S105)。ただし、ここでは、合成音信号は出力しない。
次に、周波数可変制御実施フラグをリセットする(S106)。この周波数可変制御実施フラグは、後述する周波数可変制御を実施中であるか否かを示すフラグである。ここでは、周波数可変制御を実施していないため周波数可変制御実施フラグをリセットする。
次に、合成音信号を出力する(S108)。具体的には、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルが規定値以上に維持されるように、予め定められた周波数成分により構成される合成音信号を生成する。なお、この合成音信号はAMP12より増幅され、合成音信号に応じた通報音がスピーカ20より出力される。
図4(a)に、通報音の周波数スペクトルを示す。本実施形態における通報音には6つの周波数成分が含まれる。具体的には、700Hz未満の周波数帯域(低域)に属する3つの周波数成分と、700Hz〜4000Hzの周波数帯域(高域)に属する3つの周波数成分が含まれる。図4(a)に示すように、周波数成分の音圧レベルを変更する前の通報音に含まれる6つの周波数成分は、和音のバランスが維持されるように、ほぼ同じ音圧レベルとなっている。このような周波数スペクトルの通報音がスピーカ20から出力される。
また、エンジンルーム内の温度上昇やAMP12aの発熱等により、AMP12aの温度が上昇し、温度センサ13により検出された温度が第1の基準温度T1(例えば、150℃)よりも低い第2の基準温度T2(120℃)よりも高くなると、S104の判定はYESとなり、次に、周波数成分可変制御実施フラグがセットされているか否かに基づいて周波数成分可変制御を実施中であるか否かを判定する(S110)。
ここで、周波数成分可変制御実施フラグはリセットされているため、S110の判定はNOとなり、次に、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持しつつ、AMP12の消費電力が低下するように、合成音信号に含まれる複数の周波数成分の電圧レベルを変更する(S112)。具体的には、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持しつつ、AMP12の消費電力が低下するように、スピーカ20の効率の低い700Hz未満の低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、スピーカ20の効率の高い700〜4000Hzの高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを上昇させる。
次に、周波数可変制御実施フラグをセットし(S114)、S108へ進む。したがって、700Hz〜4000Hzの周波数帯域に属する3つの周波数成分の音圧レベルが上昇し、700Hz未満の周波数帯域に属する3つの周波数成分の音圧レベルが低下した通報音がスピーカ20より出力される。
図4(b)に、周波数成分の音圧レベルを変更した後の通報音の周波数スペクトルを示す。(b)中の実線は、周波数成分の音圧レベルを変更した後の通報音の周波数スペクトルである。なお、(b)中には、周波数成分の音圧レベルを変更する前の通報音の周波数スペクトルを点線で示してある。
S112にて、700Hz〜4000Hzの周波数帯域(高域)に属する3つの周波数成分の電圧レベルを上昇させ、700Hz未満の周波数帯域(低域)に属する3つの周波数成分の電圧レベルを低下させると、スピーカ20より出力される通報音の音圧レベルは、図4(b)に示すような周波数スペクトルとなる。
このように、スピーカ20の効率の高い700Hz〜4000Hzの周波数帯域に属する3つの周波数成分の電圧レベルを上昇させ、スピーカ20の効率の低い700Hz未満の周波数帯域に属する3つの周波数成分の電圧レベルを低下させることで、和音のバランスは崩れるものの、通報音全体の音圧レベルは規定値以上となる。また、更に、AMP12の消費電力を低下させることができる。
このように周波数可変制御実施フラグがセットされると、次回以降、S110の判定はYESとなるため、更に、700Hz〜4000Hzの周波数帯域に属する3つの周波数成分の電圧レベルを上昇させてしまったり、更に、700Hz未満の周波数帯域に属する3つの周波数成分の電圧レベルを低下させてしまうといったことはなく、図4(b)に示したような、周波数スペクトルの通報音がスピーカ20より出力される。
そして、AMP12aの発熱が減少し、温度センサ13により検出された温度が第2の基準温度T2(120℃)以下になると、S104の判定はNOとなり、合成音信号に含まれる周波数成分の電圧レベルを定常値に戻す(S105)。すなわち、合成音信号に含まれる700Hz〜4000Hzの周波数帯域(高域)に属する3つの周波数成分の電圧レベルと、合成音信号に含まれる700Hz未満の周波数帯域(低域)に属する3つの周波数成分の電圧レベルを、それぞれ元の電圧レベルに変更する。
次に、周波数可変制御実施フラグをリセットし(S106)、合成音信号を出力する(S108)。したがって、図4(a)に示したような、周波数スペクトルの通報音がスピーカ20より出力される。
上記した構成によれば、AMP12の温度が第1の基準温度T1よりも低い第2の基準温度T2まで上昇した場合、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持し、かつ、AMP12の消費電力が低下するように、合成音信号に含まれる複数の周波数成分の電圧レベルを変更するので、高温下でも、規定値以上の音圧レベルを維持しつつ、通報音を継続して出力できるようにすることができる。
具体的には、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持し、かつ、AMP12の消費電力が低下するように、スピーカ20の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、スピーカ20の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを上昇させるようになっている。これにより、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持し、かつ、AMP12の消費電力を低下させることができる。
(第2実施形態)
図5に、本実施形態に係る車両接近通報装置の制御部11のフローチャートを示す。なお、図3に示したフローチャートにおけるS105が図5に示すフローチャートではS205となっており、図3に示したフローチャートにおけるS112が図5に示すフローチャートではS212となっている点が異なる。以下、上記第1実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
700Hz未満の周波数帯域でスピーカ20の効率が低く、700Hz〜4000Hzの周波数帯域でスピーカ20の効率が高くなっている場合、例えば、700Hz未満の周波数帯域に属する周波数成分の周波数を700Hz〜4000Hzの周波数帯域にシフトさせると、スピーカ20より出力される通報音の音圧レベルは上昇する。したがって、AMP12に入力する合成音信号全体の電圧レベルを低下させても、基準値以上の音圧の通報音をスピーカ20より出力させることができる。また、AMP12に入力する合成音信号全体の電圧レベルを低下させ、AMP12の出力レベルを低下させることができるため、AMP12の消費電力を低減して発熱を抑制することも可能となる。
上記第1実施形態では、合成音信号に含まれる700Hz未満の周波数帯域に属する周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、合成音信号に含まれる700Hz〜4000Hzの周波数帯域に属する周波数成分の電圧レベルを上昇させる処理を実施したが、本実施形態では、AMP12の効率の低い700Hz未満の周波数帯域に属する周波数成分の周波数をAMP12の効率の高い700Hz〜4000Hzの周波数帯域にシフトさせる処理を実施する。
本実施形態では、温度センサ13により検出された温度が第2の基準温度T2(120℃)以下となっている場合、合成音信号に含まれる周波数成分の周波数を定常値に設定する(S205)。ただし、ここでは、合成音信号は出力しない。
次に、周波数可変制御実施フラグをリセットし(S106)、合成音信号を出力する(S108)。具体的には、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルが規定値以上に維持されるように、予め定められた周波数成分により構成される合成音信号を生成する。なお、この合成音信号はAMP12より増幅され、図4(a)に示した周波数スペクトルの通報音がスピーカ20より出力される。
また、エンジンルーム内の温度上昇やAMP12aの発熱等によりAMP12aの温度が上昇し、温度センサ13により検出された温度が第2の基準温度T2(120℃)よりも高くなった場合、S104の判定はYESとなり、周波数成分可変制御実施フラグがセットされているか否かに基づいて周波数成分可変制御を実施中であるか否かを判定する(S110)。
ここで、周波数成分可変制御実施フラグがセットされていない場合、S110の判定はNOとなり、次に、合成音信号に含まれる700Hz未満の周波数帯域(低域)に属する3つの周波数成分の周波数を、合成音信号に含まれる700Hz〜4000Hzの周波数帯域(高域)にシフトさせる(S212)。このように、スピーカ20の効率の低い周波数帯域(低域)に属する3つの周波数成分の周波数を、スピーカ20の効率の高い周波数帯域(高域)にシフトさせる。
そして、周波数可変制御実施フラグをセットし(S114)、次に、合成音信号を出力する(S108)。この合成音信号はAMP12より増幅され、合成音信号に応じた通報音がスピーカ20より出力される。なお、合成音信号に含まれる全ての周波数成分がスピーカ20の効率の高い周波数帯域(高域)に属することになるため、和音の音程が高音となるが、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルは規定値以上に維持される。また、更に、AMP12の消費電力を低下させることができる。
また、AMP12aの発熱が減少し、温度センサ13により検出された温度が第2の基準温度T2(120℃)以下になると、S104の判定はNOとなり、合成音信号に含まれる周波数成分の周波数を定常値に戻す(S205)。すなわち、S212にて周波数をシフトさせた周波数成分の周波数を、それぞれ元の周波数に変更する。
次に、周波数可変制御実施フラグをリセットし(S106)、合成音信号を出力する(S108)。したがって、図4(a)に示したような、周波数スペクトルの通報音がスピーカ20より出力される。
上記したように、AMP12の温度が第2の基準温度まで上昇した場合、合成音信号全体の電圧レベルを低下させつつ、スピーカ20の効率の低い低効率周波数帯域に属する周波数成分を、スピーカ20の効率の高い高効率周波数帯域にシフトさせることにより、スピーカ20より出力される通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持し、かつ、AMP12の消費電力を低下させることもできる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、増幅器(12)の温度が前記第1の基準温度(T1)よりも低い第2の基準温度(T2)まで上昇した場合、上記第1実施形態では、前記スピーカ(20)より出力される前記通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持し、かつ、前記増幅器(12)の消費電力が低下するように、前記合成音信号に含まれる前記複数の周波数成分の電圧レベルを変更し、上記第2実施形態では、スピーカ(20)より出力される前記通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持し、かつ、前記増幅器(12)の消費電力が低下するように、前記合成音信号に含まれる前記複数の周波数成分の周波数を変更したが、スピーカ(20)より出力される前記通報音全体の音圧レベルを規定値以上に維持し、かつ、前記増幅器(12)の消費電力が低下するように、前記合成音信号に含まれる前記複数の周波数成分の電圧レベルと周波数の両方を変更するように構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、AMP12の温度が第2の基準温度まで上昇した場合、スピーカ20の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、低効率周波数帯域よりもスピーカ20の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを上昇させるようにしたが、例えば、更に、AMP12の温度の上昇に伴って、スピーカ20の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に低下させ、更に、スピーカ20の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に低下させるとともに、低効率周波数帯域よりもスピーカ20の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に上昇させるように構成してもよい。
また、上記第2実施形態では、AMP12の温度が第2の基準温度まで上昇した場合、スピーカ20の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、低効率周波数帯域よりもスピーカ20の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる合成音信号の周波数成分の電圧レベルを上昇させるように構成したが、更に、AMP12の温度の上昇に伴って、スピーカ20の効率の低い低効率周波数帯域に属する合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に低下させ、更に、スピーカ20の効率の低い低効率周波数帯域に属する周波数成分を徐々にスピーカ20の効率の高い高効率周波数帯域にシフトさせるように構成してもよい。
また、上記第1、第2実施形態では、ECU10とスピーカ20を一体化して本車両接近通報装置を構成し、車両のエンジンルームに配置する例を示したが、ECU10とスピーカ20を別体として構成することもでき、また、ECU10を車両のエンジンルーム以外の場所に配置する構成とすることもできる。
また、上記第1、第2実施形態では、AMP12の温度が第1の基準温度以上になるとAMP12の作動を停止させる加熱保護回路12aをAMP12に内蔵した構成を示したが、加熱保護回路12aをAMP12の外部に設けるように構成してもよい。
また、上記第1、第2実施形態は、温度センサ13によりAMP12のパッケージの温度を検出するように構成したが、AMP12のパッケージの温度に限定されるものではなく、例えば、AMP12の近くの温度を検出するように構成してもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、AMP12が増幅器に相当し、制御部11が合成音信号生成部に相当し、温度センサ13が温度検出手段に相当する。
10 ECU
11 制御部
12 AMP
12a 保護回路
13 温度センサ
20 スピーカ

Claims (4)

  1. 複数の周波数成分で構成される合成音信号を生成する合成音信号生成部(11)と、前記合成音信号を増幅して出力する増幅器(12)と、を備え、前記増幅器(12)より出力される信号に応じた通報音をスピーカ(20)から出力させることにより、車両が接近していることを周囲に通報する車両接近通報装置であって、
    前記増幅器(12)の温度が第1の基準温度以上になると前記増幅器の作動を停止させる加熱保護回路(12a)と、
    前記増幅器(12)の温度を検出するための温度検出手段(13)と、を備え、
    前記合成音信号生成部(11)は、前記温度検出手段(13)により検出された前記増幅器(12)の温度が前記第1の基準温度(T1)よりも低い第2の基準温度(T2)まで上昇した場合、前記スピーカ(20)より出力される前記通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、前記増幅器(12)の消費電力が低下するように、前記スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する前記合成音信号の周波数成分の電圧レベルを低下させるとともに、前記低効率周波数帯域よりも前記スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる前記合成音信号の周波数成分の電圧レベルを上昇させることを特徴とする車両接近通報装置。
  2. 前記合成音信号生成部(11)は、更に、前記温度検出手段(13)により検出された前記増幅器(12)の温度の上昇に伴って、前記スピーカ(20)より出力される通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、前記増幅器(12)の消費電力が低下するように、前記スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する前記合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に低下させるとともに、前記低効率周波数帯域よりも前記スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域に含まれる前記合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に上昇させることを特徴とする請求項に記載の車両接近通報装置。
  3. 複数の周波数成分で構成される合成音信号を生成する合成音信号生成部(11)と、前記合成音信号を増幅して出力する増幅器(12)と、を備え、前記増幅器(12)より出力される信号に応じた通報音をスピーカ(20)から出力させることにより、車両が接近していることを周囲に通報する車両接近通報装置であって、
    前記増幅器(12)の温度が第1の基準温度以上になると前記増幅器の作動を停止させる加熱保護回路(12a)と、
    前記増幅器(12)の温度を検出するための温度検出手段(13)と、を備え、
    前記合成音信号生成部(11)は、前記温度検出手段(13)により検出された前記増幅器(12)の温度が前記第1の基準温度(T1)よりも低い第2の基準温度(T2)まで上昇した場合、前記スピーカ(20)より出力される前記通報音全体の音圧レベルを所定値以上に維持し、かつ、前記増幅器(12)の消費電力が低下するように、前記合成音信号全体の電圧レベルを低下させつつ、前記スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する周波数成分を、前記スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域にシフトさせることを特徴とする車両接近通報装置。
  4. 前記合成音信号生成部(11)は、更に、前記温度検出手段(13)により検出された前記増幅器(12)の温度の上昇に伴って、前記スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する前記合成音信号の周波数成分の電圧レベルを徐々に低下させつつ、前記スピーカ(20)の効率の低い低効率周波数帯域に属する周波数成分を徐々に前記スピーカ(20)の効率の高い高効率周波数帯域にシフトさせることを特徴とする請求項に記載の車両接近通報装置。
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