JP5935206B2 - コンタクトレンズの製造方法と、それに用いる製造装置 - Google Patents
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Description
このキャストモールド法では、例えば、射出成形機に取り付けた金型により、プラスチック材料からなる雌雄の成形型を作成する。そして、成形型を嵌合状に組み合わせて成形型の内側に成形キャビティを形成する。この成形キャビティ内に重合性材料(モノマー)を供給して重合させることにより、コンタクトレンズ半製品を成形する。
ここで使用される成形型は一般には使い捨てとされ、例えば、1個のコンタクトレンズの成形に雌雄一対の成形型が消費される。
a:成形型に使用されるプラスチック材料は、医療用中間材料として高度に管理されて生産されたもので高価であり、また使い捨てであるので成形型の各部の寸法精度を確保するには高いコストが要求される。
b:成形型のみで成形されたコンタクトレンズの外周縁(エッジ部)の形状を安定的に滑らかな曲面とするには、雌雄の成形型の嵌合状態を注意深く管理することが必要であり、コンタクトレンズの外周縁の全面を滑らかな曲面とすることは殆ど不可能である。
c:雌雄の成形型の内方に形成された成形キャビティ内には、成形キャビティの容量よりも多い量の重合性材料を供給し、オーバーフローさせた状態で重合させるが、成形済みのコンタクトレンズ半製品のエッジ部の、重合後の重合性材料を分離させるさいに生じるバリやリング状の不要物を、分別し廃棄する処理を行う必要がある。
d:重合後の重合性材料を型から分離させるさいに、型を変形させたり、また破壊したりする処理が必要であると、型の使い捨ては必然的となる。
さらに、本発明のコンタクトレンズの製造装置は、コンタクトレンズの、ベースカーブを成形する凸面部分を有する雄型と、コンタクトレンズの、フロントカーブを成形する凹面部分を有する雌型と、前記雄型及び前記雌型を上下へ相対変位させるとともに、前記雄型及び前記雌型を非接触状態で対向させる型駆動部と、前記雄型及び前記雌型内に挟まれた重合性材料の重合開始から終了までの、前記雄型及び前記雌型の相対距離を狭める制御をする制御部を備え、前記雄型からはみ出した重合性材料に衝接することにより、重合性材料を該雄型から離脱させるリング部材を備えていることを特徴とする。
そして、本発明のコンタクトレンズの製造装置は、コンタクトレンズの、ベースカーブを成形する凸面部分を有する雄型と、コンタクトレンズの、フロントカーブを成形する凹面部分を有する雌型と、前記雄型及び前記雌型を上下へ相対変位させるとともに、前記雄型及び前記雌型を非接触状態で対向させる型駆動部と、前記雄型及び前記雌型内に挟まれた重合性材料の重合開始から終了までの、前記雄型及び前記雌型の相対距離を狭める制御をする制御部を備え、前記凸面部分と前記凹面部分との間に形成された空間の外周部に形成される環状開口を包囲するエッジ型を備え、該エッジ型は前記相対距離が狭められるとき、該エッジ型により包囲される前記成形キャビティ内の容積を超える分の重合性材料を該成形キャビティ外へ溢れ出させることを特徴とする。
〈全体概要〉
図1は上記製造装置の一実施例を示す図であり、図2は図1の一部を拡大して示す拡大図である。
製造装置100は雄型1aと雌型1bからなる成形型1、雄型1a及び雌型1bを上下へ相対変位させる型駆動部2、成形型1を加熱する加熱部3、成形型1に対し重合性材料を供給する材料供給部4、及び、型駆動部2が落下させたコンタクトレンズw0を後工程へ搬出するレンズ搬出部5を備えている。
図3Aにおいて、雄型1aは全体として底壁a1付の円筒形状を呈するもので、底壁a1の下面が下方へ凸となる湾曲面からなる成形面a2を有し、周面壁a3の上部に径大部a4を形成されている。成形面a2は図4に示すコンタクトレンズw0の角膜側の曲面であるベースカーブBCを成形するためのもので、例えば型中心線回りb1の回転軌跡面であり、鏡面状に加工され、外周の直径は、コンタクトレンズw0の直径よりやや小さい大きさである。
尚、上記したコンタクトレンズw0の製造において重合性材料w1を紫外線で重合させる場合には、雄型1a及び又は雌型1bは紫外線を透過させる材料を使用する必要がある。
型駆動部2は、定置される本体フレーム6、上軸7、駆動機構8、及び、型位置制御部9を備えている。
本体フレーム6は縦長いもので、方形ブロックからなる台部6a、この台部6aから起立された支柱部6b、及び、支柱部6bから前方へ片持ち状に張り出された梁部6cを有している。台部6aの上面中央位置には上下向きの円形孔e1が形成されており、この円形孔e1は上端に径大箇所を形成されている。この径大箇所にはこれと同心に雌型1bの径大部c4が嵌合状に圧入されて固定されており、また台部6aの上面のうち、雌型1bを取り巻く環状範囲には、環状の溝形部材11が固定されている。
図2に示すように、加熱部3は雄型1aを電力で加熱するヒータ17aと、雌型1bを電力で加熱するヒータ17bとを具備すると共に、これらヒータ17a、17bに通電することで雄型1aと雌型1bのそれぞれを独立して自動的に任意な温度に加熱調整出来る構成とされている。このさい、一方のヒータ17aは雄型1aの内孔に埋設されて円形孔e3内に位置されており、また他方のヒータ17bは雌型1bの内孔に埋設されて円形孔e1内に位置されている。
図1及び図2に示すように、材料供給部4は、上軸7に結合部材18を介して同体状に固定されたシリンダ装置19と、雌型1bの成形面c2上に重合性材料w1を分注する分注ノズル20と、重合性材料w1を分注ノズル20へ供給するためのポンプ21と、重合性材料w1を貯溜するための容器22とを備えている。シリンダ装置19は型駆動部2の作動に関連したタイミングで空気圧などにより左右方向へ出入り作動される出力ロッド19aを具備しており、この出力ロッド19aの先端に分注ノズル20が固定されている。ポンプ21は容器22内の重合性材料w1を適当なタイミングで必要量だけ吸引し分注ノズル20まで送り出すものである。
図2に示すように、レンズ搬出部5は、型駆動部2の雄型1aの真下位置に落下された重合硬化の終了した重合性材料w1を受け入れるための多数のトレー23と、これらのトレー23を適当なタイミングで一定経路上を移動させるための搬送装置24とからなっている。トレー23は底面を軟質材で形成して、受け入れる重合性材料w1に過大な衝撃が付与されないようにするのがよい。搬送装置24は、供給コンベア24a、供給滑りガイド24b、水平搬送部24c、搬出滑りガイド24d、及び、搬出コンベア24eを備えている。供給コンベア24aはトレー23を型駆動部2の右側位置に移動させ、型駆動部2の作動に関連した適当なタイミングで、供給滑りガイド24b上を滑り移動させて水平搬送部24cの搬送始端g1に移動させる。水平搬送部24cは複数の案内車25a、25b、25c、25dに巻き掛けられた搬送チェーン26を介して、搬送始端g1に位置したトレー23を上軸7が一定高さ以上に上昇された時点で左側へ水平移動させ、雄型1aの真下で一時停止させた後、再び水平移動させて搬送終端g2に移動させ、ここからは搬出滑りガイド24d上を滑り移動させて搬出コンベア24eの搬送始端に移動させる。搬送チェーン26はトレー23の両脇下面を支持して搬送するが、雄型1aとは干渉しない形態とされている。搬出コンベア24eはこれの搬出始端に位置したトレー23を後工程まで搬出する。
重合性材料w1を容器22内に貯溜させておく。重合性材料w1としては、例えばn−ブチルアクリレート、メチルメタアクリレートなどのアクリル酸エステル、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミド、ジメチルメタアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドなどのアクリルアミド類、N−ビニルピロリドン、N−ビニルピペリドン、N−ビニルカプロラクタムなどのN−ビニルラクタム類、アクリル酸、メタアクリル酸などのアクリル酸系、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、2.3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、ジエチレングリコールメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレートなどのアクリル酸系エステル類、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレートなどのシリコーン化合物などが挙げられる。
初期状態では、水平搬送部24c上にはトレー23が存在しておらず、雄型1aは上軸7と共に図1及び図5Aに示すように最上位置に位置され、また材料供給装置4のシリンダ装置19は図1に示す高さに保持されるのであり、この時点では出力ロッド19aはシリンダ装置の本体内に退入した状態となっている。
次にサーボモータ15が作動され、上軸7が降下される。これにより、雄型1aの成形面a2が図5Bに示すように雌型1bの成形面c2に近づき、成形面c2上の重合性材料w1を図3Bに示すように押圧し、雄型1a及び雌型1bに忠実に倣いコンタクトレンズ状に径大化させる。そして、重合性材料w1の外周縁d1が図3Cに示すように雄型1aの成形面a2の外周まで拡大されたとき、検出センサ9aがこれを検出してサーボモータ15を停止させ、雄型1aの下降を停止させる。この停止時点を初回停止時点と呼ぶこととする。この初回停止時点の後、雄型1aと雌型1bの間の空間は最終段階の成形キャビティCTとして機能するのであり、この成形キャビティCTは重合性材料w1の成形中、常に、外周縁が型外空間に開放された状態に保持される。
並行してサーボモータ15が作動され雄型1aを下降させる。この下降により重合性材料w1がコンタクトレンズ状に成形されて、重合物の外周縁d1は雄型1aの成形面a2の外周からその半径方向へはみ出す。このときのはみ出しは、リング部材13により引き剥がしを行うため、雄型1aの外周からはみ出させている。はみ出した外周縁d1が位置p1に達したことを検出センサ9aが検出すると制御部9により、サーボモータ15を停止させる。
またコンタクトレンズw0の外周縁d1は表面張力により形成されるため、ベースカーブとフロントカーブを結ぶ滑らかな曲面となる。
重合性材料w1の重合が終了するのに必要な時間が経過した後、雄型1aと雌型1bを型中心線方向b1、b2へ離反させると、表面処理効果及び重合性材料w1の重合による収縮により先に雌型1bから離脱する。従って、コンタクトレンズは雄型1a側に残った状態となり、雄型1aとともに上昇する。このように、雄型1aと雌型1bは、繰り返し使用出来るため、成形面a2、c2はコーティングやプラズマ処理などによる表面処理を施しても、コストの上昇分は分散される。
この一方では、上軸7の上昇が適当に進行したとき、供給コンベア24aから1つのトレー23が供給滑りガイド24b上を滑り移動されて水平搬送部24cの搬送チェーン26上に供給され、水平搬送部24cはこのトレー23を雄型1aの真下に移動させ一時停止させる。そして、雄型1aから離脱されて落下する重合性材料w1をこのトレー23内に受け取り、一時停止の時間が経過した後、再びこのトレー23を搬出側へ移動させ、搬出滑りガイド24d上を滑り移動されて搬出コンベア24e上に送り出される。搬出コンベア24eはこのトレー23を次工程へ向け搬送する。
こうして実施例の製造装置100から搬出された重合性材料w1は次工程以降で、膨潤、水和、外観検査、ブリスタ容器内への収納などの処理を受けて製品化される。
また、余分となる重合性材料が無いため、バリとして雄型、雌型に付着して残ってしまうこともなく、雄型及び雌型は連続的に多数回使用出来る。
雄型及び雌型を多数回繰り返し使用する事により、雄型及び雌型の材料や表面処理にコストをかけることが可能になり、より生産性が高まるという効果がある。
コンタクトレンズの外周の縁は表面張力により形成されるため、ベースカーブとフロントカーブが接合する外周の縁が滑らかな曲面のコンタクトレンズを製造することが出来る。
印刷には、眼の美容効果を目的にした、装用者の瞳孔範囲に、装飾用の独特のパターンを1種類以上の着色剤で着色したカラーコンタクトレンズ、及び、製造管理するための、製品の識別用の回転マーク、反転マーク、製品名、ブランド名、ロットNo、”サンプル”等の装飾用以外のパターンまたはマークの印刷がある。
これらの製品を提供することが出来ることが本装置の特徴である。
図8に実施例の製造装置200を示す。製造装置200は雄型101aと雌型101bを上下へ相対変位させる型駆動部102、重合性材料を供給する分注ノズル111、印刷装置110及びコンタクトレンズw0を後工程へ搬出するレンズ搬出部5を備えている。
この場合、まずシリンダ112を下降(方向イ)することにより、重合性材料w1を保有した容器120に分注ノズル111の先端を漬け、分注装置119によりレンズ体積の1/3から1/2の重合性材料w1を吸い上げて、分注ノズル111を上昇させる(方向イ逆方向)。
この状態で雄型101aを下降する事により、雄型101aに張り付いたままの状態の薄い中心厚レンズの凸側を、印刷パット116に押し付け、インクを付着させる。
以上の実施例1、実施例2の方法は、ハード及びソフトコンタクトレレンズの何れでも製造を可能とするものである。
図9はこのような構造とした製造装置300を部分的に示している。
図9Aにおいて、雄型201aは実施例1又は実施例2の雄型1a、101aと同一のものである。一方、雌型201bは、成形面c2の外周の直径、及び、成形面c2の最下点から外周までの高さh01が、実施例1又は実施例2で使用した雌型1b又は101bのそれに較べて大きい。
制御部9(図1)の制御により、雌型201bの成形面c2上に重合性材料w1が分注ノズル20を通じて供給される。実施例1及び2の場合には雌型1b、101bに分注される重合性材料w1の量はコンタクトレンズw0の体積に合致した量としていたが、本実施例の場合における重合性材料w1の量はコンタクトレンズw0の体積に対応する量よりも多い量である。
溝形部材11は、雌型201bの外周縁から溢れ出た重合性材料w1を受ける。尚、重合性材料w1はこのように溢れ出ないような量において分注するのが好ましい。
この硬化成形物w1’の外周縁d3の上面部分は、雄型201aや雌型201bの成形面a2、c2の濡れ性や表面張力の作用により環状溝d4の形成された形状となる。雌型201bは、先に説明したように実施例1や2の雌型1bや雄型101bより大きいため、硬化成形物w1’がコンタクトレンズw0の全体の形体を内包し且つ、外周縁d3以外の範囲ではコンタクトレンズw0の対応する部分の形体をもつことができる。
次工程ではトレー23で搬送された硬化成形物w1’を受け取り、これの外周縁d3を図11Aに示す切削装置301により切削する。
切削装置301で硬化成形物w1’を切削するときは、硬化成形物w1’をワーク固定部202aの雌テーパ面n1の上側端縁部に、凸面側を下向きにして主軸202と同心に載置し、硬化成形物w1’の凸面側の外周寄り位置の環状箇所をOリング213の上部に当接させた後、真空圧付与部205を作動させる。これにより真空ポンプ214の発生した真空圧が通気路215を通じることにより雌テーパ面n1と硬化成形物w1’とで囲まれた空間内に付与され、硬化成形物w1’はOリング213に圧接されて主軸202と同心状に位置され強力に固定された状態となる。
上記した切削装置301による一連の処理は全自動的或いは半自動的に行わせることが生産の能率化を図る上で好ましいが、これに限定するものではない。
先の実施例3では、雄型201aと雌型201bで形成される成形キャビティCTは外周縁の全周範囲が型外空間に開放されていたが、この実施例では図12に示すように成形キャビティCTの全外面が型で包囲される。
上軸7が最高位置まで上昇して雄型201aと雌型201bが離反している状態で、雌型201bの成形面c2上に重合性材料w1が供給される。この重合性材料w1の量は後述の成形キャビティCTの容積よりも幾分多いものとする。
エッジ型216を設けたことにより、切削加工すべき硬化成形物w1’は、ほぼ揃った形で切削装置301に供給されることになる。
上記実施例3及び4の製造装置300、400によるコンタクトレンズw0の製造において、実施例2の製造装置200による印刷処理に準じた印刷処理を実行させることも可能である。
この後、重合性材料w1は重合により体積を縮減させるが、これに対応した量だけ雄型201aを下降させる。一方、エッジ型316は、雌型201bの外周縁に接触しているため、雄型201aはエッジ型316の内周を滑って下降する。このときの重合温度は、50度である。重合が終了した状態では、雄型201a、雌型201b及びエッジ型316により全ての外表面体を囲った状態の成形キャビティCTは、完成品のコンタクトレンズw0の形状となっている。
1a,101a、201a 雄型
1b,101b、201b 雌型
2 型駆動部
3 加熱部
4 材料供給部
5 レンズ搬出部
6 本体フレーム
7 上軸
8 駆動機構
9 型位置制御部
13 リング部材
23 トレー
24 レンズ搬出部
BC ベースカーブ
CT 成形キャビティCT
FC フロントカーブ
a2 雄型成形面(処理面)
c2 雌型成形面(処理面)
d1 重合性材料w1の外周縁
d2 重合性材料w1の外周部
d3 重合性材料w1の外周部
TH 相対距離
w0 コンタクトレンズ
w1 重合性材料
w1’硬化成形物
100、200、300、400、500、600 製造装置
110 印刷装置
216、316 エッジ型
Claims (4)
- コンタクトレンズの、ベースカーブを成形するための凸面部分を有する雄型と、コンタクトレンズの、フロントカーブを成形するための凹面部分を有する雌型からなる成形型であって、前記凸面部分が上側に、そして凹面部分が下側に位置されて、前記雄型及び前記雌型を非接触状態で対向させて、前記凸面部分と前記凹面部分との間に、周囲が開放された状態に保持される成形キャビティを形成し、
成形キャビティ内の重合性材料が重合硬化する過程における、重合性材料の外周縁の位置が前記成形キャビティからはみ出し続けるように前記雄型及び前記雌型の相対距離を制御することを特徴とするコンタクトレンズの製造方法。
- コンタクトレンズの、ベースカーブを成形する凸面部分を有する雄型と、
コンタクトレンズの、フロントカーブを成形する凹面部分を有する雌型と、
前記雄型及び前記雌型を上下へ相対変位させるとともに、前記雄型及び前記雌型を非接触状態で対向させる型駆動部と、
前記雄型及び前記雌型内に挟まれた重合性材料の重合開始から終了までの、前記雄型及び前記雌型の相対距離を狭める制御をする制御部を備え、
前記制御部は、重合の過程で、重合性材料の外周縁の位置が、前記雄型及び前記雌型からはみ出し続けるように前記雄型及び前記雌型の相対距離を制御することを特徴とするコンタクトレンズの製造装置。
- コンタクトレンズの、ベースカーブを成形する凸面部分を有する雄型と、
コンタクトレンズの、フロントカーブを成形する凹面部分を有する雌型と、
前記雄型及び前記雌型を上下へ相対変位させるとともに、前記雄型及び前記雌型を非接触状態で対向させる型駆動部と、
前記雄型及び前記雌型内に挟まれた重合性材料の重合開始から終了までの、前記雄型及び前記雌型の相対距離を狭める制御をする制御部を備え、
前記雄型からはみ出した重合性材料に衝接することにより、重合性材料を該雄型から離脱させるリング部材を備えていることを特徴とするコンタクトレンズの製造装置。
- コンタクトレンズの、ベースカーブを成形する凸面部分を有する雄型と、
コンタクトレンズの、フロントカーブを成形する凹面部分を有する雌型と、
前記雄型及び前記雌型を上下へ相対変位させるとともに、前記雄型及び前記雌型を非接触状態で対向させる型駆動部と、
前記雄型及び前記雌型内に挟まれた重合性材料の重合開始から終了までの、前記雄型及び前記雌型の相対距離を狭める制御をする制御部を備え、
前記凸面部分と前記凹面部分との間に形成された空間の外周部に形成される環状開口を包囲するエッジ型を備え、該エッジ型は前記相対距離が狭められるとき、該エッジ型により包囲される前記成形キャビティ内の容積を超える分の重合性材料を該成形キャビティ外へ溢れ出させることを特徴とするコンタクトレンズの製造装置。
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