JP5935044B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、受信技術に関し、特にパケット信号を受信する受信装置に関する。
交差点の出会い頭の衝突事故を防止するために、路車間通信の検討がなされている。路車間通信では、路側機と車載器との間において交差点の状況に関する情報が通信される。路車間通信では、路側機の設置が必要になり、手間と費用が大きくなる。これに対して、車車間通信、つまり車載器間で情報を通信する形態であれば、路側機の設置が不要になる。その場合、例えば、GPS(Global Positioning System)等によって現在の位置情報をリアルタイムに検出し、その位置情報を車載器同士で交換しあうことによって、自車両および他車両がそれぞれ交差点へ進入するどの道路に位置するかを判断する(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−202913号公報
IEEE802.11等の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)では、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)と呼ばれるアクセス制御機能が使用されている。そのため、当該無線LANでは、複数の端末装置によって同一の無線チャネルが共有される。このようなCSMA/CAでは、キャリアセンスによって他のパケット信号が送信されていないことを確認した後に、パケット信号が送信される。一方、ITS(Intelligent Transport Systems)のような車車間通信に無線LANを適用する場合、不特定多数の端末装置へ情報を送信する必要があるために、信号はブロードキャストにて送信されることが望ましい。
IEEE802.11等の規格に準拠した無線LANにおいてパケット信号を受信した場合、パケット信号の先頭部分に配置されたSTF(Short Training Field)をもとに、パケット信号を増幅するための増幅器における増幅率の設定がなされる。増幅率の設定精度が低いと、受信したパケット信号に適した増幅がなされない。例えば、受信電力の低いパケット信号に対して増幅率が低かったり、受信電力の高いパケット信号に対して増幅率が高かったりすると、パケット信号の復調精度が悪化する。そのため、受信したパケット信号に適した増幅率を設定することが望まれる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信したパケット信号に適した増幅率を設定する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の受信装置は、所定の信号を受信する受信部と、受信部において受信した信号を増幅する増幅部と、増幅部において増幅した信号をもとに増幅部での増幅率を制御し、制御した増幅率を増幅部に使用させる制御部とを備える。制御部は、受信部において受信した信号がパケット信号の先頭部分に配置された既知信号である場合と、受信部において受信した信号がパケット信号以外の信号である場合とに応じて、異なった制御を実行する。
本発明の別の態様も受信装置である。この装置は、所定の信号を受信する受信部と、受信部において受信した信号を増幅する増幅部と、増幅部において増幅した信号をもとに増幅部での増幅率を制御し、制御した増幅率を増幅部に使用させる制御部とを備える。制御部は、受信部において受信した信号がパケット信号の先頭部分に配置された既知信号である場合、所定の初期値を使用して制御を開始し、受信部が当該パケット信号の受信を終了した場合にも、所定の初期値を使用して新たな制御を開始する。
本発明のさらに別の態様もまた受信装置である。この装置は、所定の信号を受信する受信部と、受信部において受信した信号を増幅する増幅部と、増幅部において増幅した信号をもとに増幅部での増幅率を制御し、制御した増幅率を増幅部に使用させる制御部とを備える。制御部は、受信部において受信した信号がパケット信号の先頭部分に配置された既知信号である場合、予め定められた増幅率を初期値として制御を開始し、受信部において受信した信号がパケット信号以外の信号である場合、パケット信号以外の信号に対して過去に使用させた増幅率を初期値として制御を開始する。
本発明のさらに別の態様もまた受信装置である。この装置は、所定の信号を受信する受信部と、受信部において受信した信号を増幅する増幅部と、増幅部において増幅した信号をもとに増幅部での増幅率を制御し、制御した増幅率を増幅部に使用させる制御部とを備える。制御部は、受信部において受信した信号がパケット信号の先頭部分に配置された既知信号である場合と、受信部において受信した信号がパケット信号以外の信号である場合とに応じて、増幅率の更新の頻度を変える。
本発明のさらに別の態様もまた受信装置である。この装置は、既知信号が先頭部分に配置されたパケット信号を受信する受信部と、受信部において受信したパケット信号を増幅する増幅部と、増幅部において増幅したパケット信号のうち、既知信号をもとに増幅部での増幅率を制御し、制御した増幅率を増幅部に使用させる制御部とを備える。制御部は、増幅部において増幅した信号の大きさを、既知信号の期間よりも短い期間において順次平均する平均化部と、平均化部において順次平均した大きさが目標範囲に含まれるまで増幅率を調節し、平均化部において順次平均した大きさが目標範囲に含まれると増幅率を固定する決定部とを備える。決定部は、増幅率が最大値よりも小さい値である場合の目標範囲の幅と、増幅率が最大値である場合の目標範囲の幅とを変える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、受信したパケット信号に適した増幅率を設定できる。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の車両に搭載された無線装置の構成を示す図である。 図1の通信システムにおいて規定されるパケット信号のフォーマットを示す図である。 図3の無線装置における受信装置の構成を示す図である。 図4の決定部において記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図6(a)−(b)は、図3の決定部の動作概要を示す図である。 図4の指示部の構成を示す図である。 図7の指示部の動作概要を示す図である。 図4の指示部において記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図4の受信装置における平均期間と目標値の設定手順を示すフローチャートである。 図4の受信装置における増幅率の制御手順を示すフローチャートである。 図4の受信装置における範囲の設定手順を示すフローチャートである。 図4の受信装置における増幅率の記憶手順を示すフローチャートである。 図4の受信装置における初期値の設定手順を示すフローチャートである。 図4の受信装置の指示手順を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る指示部の動作概要を示す図である。 本発明の別の変形例に係る受信装置の構成を示す図である。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、車両に搭載された端末装置間において車車間通信を実行するとともに、交差点等に設置された基地局装置から端末装置へ路車間通信も実行する通信システムに関する。当該通信システムは、ITSに相当する。車車間通信として、端末装置は、車両の速度や位置等の情報を格納したパケット信号をブロードキャスト送信する。また、他の端末装置は、パケット信号を受信するとともに、これらの情報をもとに車両の接近等を認識する。さらに、基地局装置は、渋滞情報や工事情報を格納したパケット信号をブロードキャスト送信する。端末装置は、パケット信号を受信するとともに、情報をもとに渋滞の発生や工事区間を認識する。
通信システムにて使用されるパケット信号のフォーマットは、無線LANと類似しており、先頭部分にSTFが配置され、それに続いてLTF(Long Training Field)が配置される。なお、LTFは、ふたつのOFDMシンボルを含み、ここでは、前の方をLTF1といい、後ろの方をLTF2という。無線LANでは、一般的にパケット信号を受信すると、AGC(Automatic Gain Control)によって増幅器の増幅率を制御してからパケット信号の復調等を実行する。AGCの処理量や消費電力を低減するために、パケット信号を受信していない場合に、AGCの処理が停止される。その際、AGCの処理が停止していてもパケット信号の受信を検知するために、増幅率として最大値が設定される。このような状況で、受信電力の大きいパケット信号を受信すると、パケット信号がひずみやすくなる。また、受信電力の小さいパケット信号を受信している場合に、増幅率が小さいと復調に必要なレベルまで増幅されない。これらの結果、受信特性が悪化してしまう。受信特性の悪化を抑制するためには、受信したパケット信号に適した増幅率の設定が必要になる。
これに対応するため、本実施例に係る通信システムの基地局装置および端末装置における受信機能(以下、「受信装置」という)は、次の処理を実行する。受信装置は、パケット信号を受信していない期間においても増幅率の制御を実行する。パケット信号を受信していない期間では、伝搬環境の迅速な追従よりも安定した動作が望まれる。そのため、このような期間において、受信装置は、受信信号を平均するための期間(以下、「平均期間」という)をより長くし、増幅後の受信信号の目標値をより低くするとともに、増幅率の更新頻度もより低くする。また、受信装置は、パケット信号の受信終了直後において、パケット信号の受信前に使用していた増幅率を使用する。一方、パケット信号の受信中において、受信装置は、増幅後のパケット信号が目標範囲に含まれると増幅率の制御を停止し、増幅率を固定する。なお、制御中に増幅率が最大値になると、受信装置は、増幅率が低くなることを防ぎ、かつ制御を早期に終了させるために、目標範囲を広げる。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。これは、ひとつの交差点を上方から見た場合に相当する。通信システム100は、基地局装置10、車両12と総称される第1車両12a、第2車両12b、第3車両12c、第4車両12d、第5車両12e、第6車両12f、第7車両12g、第8車両12h、ネットワーク80を含む。なお、各車両12には、図示しない端末装置が搭載されている。また、エリア82が、基地局装置10の周囲に形成され、エリア82の外側がエリア外84である。
図示のごとく、図面の水平方向、つまり左右の方向に向かう道路と、図面の垂直方向、つまり上下の方向に向かう道路とが中心部分で交差している。ここで、図面の上側が方角の「北」に相当し、左側が方角の「西」に相当し、下側が方角の「南」に相当し、右側が方角の「東」に相当する。また、ふたつの道路の交差部分が「交差点」である。第1車両12a、第2車両12bが、左から右へ向かって進んでおり、第3車両12c、第4車両12dが、右から左へ向かって進んでいる。また、第5車両12e、第6車両12fが、上から下へ向かって進んでおり、第7車両12g、第8車両12hが、下から上へ向かって進んでいる。
通信システム100は、交差点に基地局装置10を配置する。基地局装置10は、ネットワーク80から、渋滞情報や工事情報を受けつける。基地局装置10は、渋滞情報や工事情報が格納されたパケット信号を生成し、パケット信号を報知する。ここで、報知は、基地局装置10によって形成されたエリア82内に存在する端末装置に対してなされる。車両12に搭載された端末装置は、基地局装置10からのパケット信号を受信すると、パケット信号に格納された渋滞情報や工事情報を抽出する。端末装置は、抽出した渋滞情報や工事情報を運転者へ通知する。通知は、例えば、モニタへの表示によってなされる。端末装置は、GPS等によって存在位置に関する情報を取得し、存在位置に関する情報が格納されたパケット信号を生成する。端末装置は、CSMA/CAによってパケット信号を報知する。端末装置は、他の端末装置からのパケット信号を受信すると、他の端末装置が搭載された車両12の接近を運転者へ通知する。
図2は、車両12に搭載された無線装置20の構成を示す。無線装置20は、RF部22、変復調部24、処理部26、制御部28を含む。無線装置20は、図1の車両12に搭載された端末装置に相当するが、図1の基地局装置10に相当してもよい。以下では、端末装置と基地局装置10とを総称して「無線装置20」という場合もあれば、端末装置あるいは基地局装置10を「無線装置20」という場合もあるが、これらを明示しないものとする。
RF部22は、受信処理として、図示しない他の無線装置20からのパケット信号をアンテナにて受信する。RF部22は、受信した無線周波数のパケット信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドのパケット信号を生成する。さらに、RF部22は、ベースバンドのパケット信号を変復調部24に出力する。一般的に、ベースバンドのパケット信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線が示されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。RF部22には、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサ、AGC、A/D変換部も含まれる。
RF部22は、送信処理として、変復調部24から入力したベースバンドのパケット信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数のパケット信号を生成する。さらに、RF部22は、路車送信期間において、無線周波数のパケット信号をアンテナから送信する。また、RF部22には、PA(Power Amplifier)、ミキサ、D/A変換部も含まれる。
変復調部24は、受信処理として、RF部22からのベースバンドのパケット信号に対して、復調を実行する。さらに、変復調部24は、復調した結果を処理部26に出力する。また、変復調部24は、送信処理として、処理部26からのデータに対して、変調を実行する。さらに、変復調部24は、変調した結果をベースバンドのパケット信号としてRF部22に出力する。ここで、通信システム100は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式に対応するので、変復調部24は、受信処理としてFFT(Fast Fourier Transform)も実行し、送信処理としてIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)も実行する。
変復調部24において変復調処理の対象とされるパケット信号のフォーマットを説明する。図3は、通信システム100において規定されるパケット信号のフォーマットを示す。図示のごとく、STFが先頭に配置されるとともに、STFに続いてGI2、LTF1、LTF2、SIG、データが配置されている。ここで、STFは、160サンプルの信号であり、16サンプルの信号パターンが10回繰り返されている。つまり、STFでは、後述のLTF1の期間よりも短い期間の信号パターンが10回繰り返されている。LTF1とLTF2とは、64サンプルで同一期間であり、信号パターンも同一である。GI2は、LTF1あるいはLTF2に対するガードインターバルであり、32サンプルである。また、GI2、LTF1、LTF2とによってLTFが形成されている。なお、LTF1、LTF2とによってLTFが形成されているとしてもよい。SIGは、制御信号であり、80サンプルである。80サンプルには、16サンプルのガードインターバルが含まれている。図2に戻る。
処理部26は、受信処理として、変復調部24での復調結果を受けつける。処理部26は、復調結果の内容に応じた処理を実行する。例えば、復調結果の内容が、他の無線装置20を搭載した車両12の存在位置に関する情報である場合、処理部26は、図示しない他の車両12の接近等を運転者へモニタやスピーカを介して通知する。また、復調結果の内容が渋滞情報や工事情報であれば、それらを運転者へモニタやスピーカを介して通知する。処理部26は、送信処理のために、図示しない図示しないGPS受信機、ジャイロスコープ、車速センサ等を含んでおり、それらから供給されるデータによって、図示しない車両12、つまり無線装置20が搭載された車両12の存在位置、進行方向、移動速度等(以下、これも「存在位置」と総称する)を取得する。なお、存在位置は、緯度・経度によって示される。これらの取得には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。処理部26は、存在位置を格納したパケット信号を生成する。処理部26は、変復調部24へパケット信号を出力する。制御部28は、無線装置20の動作タイミングを制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図4は、無線装置20における受信装置30の構成を示す。受信装置30は、RF部22、増幅率制御部32、STF相関計算部34、立ち上がり検出部36、状態管理部38、復調・受信処理部40を含み、増幅率制御部32は、電力計算部42、決定部44、指示部46を含む。
RF部22は、前述のごとくアンテナを介して所定の信号を受信する。RF部22において受信される信号は、図3に示された所望のパケット信号であったり、それ以外の干渉信号であったりする。RF部22は、図示しない増幅部を備えており、増幅部は、RF部22において受信した信号を増幅する。なお、増幅部は、パケット信号を増幅することもある。ここで、増幅部の増幅率は、後述の増幅率制御部32によって設定される。RF部22は、増幅したベースバンド信号を出力する。
電力計算部42は、RF部22から、増幅したベースバンド信号を入力する。電力計算部42は、増幅したベースバンド信号の大きさを平均する。ここでは、平均期間における移動平均が実行される。また、平均期間として2種類が規定される。便宜上、短い方の平均期間が「第1平均期間」とされ、長い方の平均期間が「第2平均期間」とされる。なお、第1平均期間は、STFの期間よりも短いとする。その結果、電力計算部42は、第1平均期間による平均値と第2平均期間による平均値とを順次出力する。
決定部44は、電力計算部42から、第1平均期間による平均値と第2平均期間による平均値とを順次入力する。決定部44は、状態管理部38からの通知にしたがって、第1平均期間による平均値と第2平均期間による平均値とのうちのいずれかを選択する。決定部44は、選択した平均値をもとに増幅部での増幅率を制御する。ここでは、平均値の大きさが目標値に近づくように、増幅率が決定される。決定部44における処理の詳細は、後述する。決定部44は、決定した増幅値を指示部46に順次出力する。指示部46は、決定部44において決定した増幅率の使用を所定の頻度で増幅部に指示する。つまり、指示部46は、制御した増幅率を増幅部に使用させる。
STF相関計算部34は、RF部22から、増幅したベースバンド信号を入力する。STF相関計算部34は、増幅したベースバンド信号と、STFのうちの16サンプルのパターンとの相互相関を計算する。相互相関を計算するための相関器の構成は公知であるので、ここでは説明を省略する。STF相関計算部34は、相互相関値を立ち上がり検出部36に順次出力する。
立ち上がり検出部36は、STF相関計算部34から、相互相関値を入力する。立ち上がり検出部36は、パケット信号中のSTFの受信を検出する。これは、パケット信号の立ち上がりを検出することに相当する。具体的に説明すると、立ち上がり検出部36は、相互相関値がしきい値よりも大きくなった場合に、立ち上がりを検出したと判定し、判定結果を状態管理部38に通知する。なお、立ち上がりを検出するために、STF相関計算部34、立ち上がり検出部36は、相互相関を計算せず、信号強度、例えば、RSSIを監視してもよい。
状態管理部38は、受信装置30の受信状態を管理する。具体的に説明すると、状態管理部38は、パケット信号を受信している状態か、あるいはパケット信号を受信していない状態かを管理する。状態管理部38は、パケット信号を受信していない状態において、立ち上がり検出部36からの通知を受けつけると、パケット信号を受信している状態への遷移を認識する。そのために、状態管理部38は、図3に示されたパケット信号のフォーマットを予め認識している。これによって、状態管理部38は、パケット信号を受信している状態の中で、STFを受信中であるか、LTF1を受信中であるか、LTF2を受信中であるか、SIGを受信中であるか、データを受信中であるかを識別する。そのために、状態管理部38は、パケット信号の受信を開始してからのタイミングを計測する。なお、これらの識別のために、状態管理部38は、復調・受信処理部40からの復調結果、復号結果を利用してもよい。状態管理部38は、STFを受信中である状態、パケット信号を受信していない状態を決定部44、指示部46に通知する。
決定部44は、状態管理部38から、STFを受信中である状態の通知、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつける。STFを受信中である状態の通知を受けつけると、決定部44は、第1平均期間による平均値を選択する。一方、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけると、決定部44は、第2平均期間による平均値を選択する。これは、電力計算部42が、STFを受信中である状態であるか、パケット信号を受信していない状態であるかに応じて、平均期間の長さを変えることに相当する。特に、前者の平均期間よりも、後者の平均期間が長くされる。
また、STFを受信中である状態の通知を受けつけると、決定部44は、所定の目標値(以下、「第1目標値」という)を設定する。一方、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけると、決定部44は、第1目標値よりも小さい大きさの目標値(以下、「第2目標値」という)を設定する。つまり、決定部44は、STFを受信中である状態であるか、パケット信号を受信していない状態であるかに応じて、目標値の大きさを変える。これらのように、電力計算部42、決定部44は、状態に応じて異なった制御を実行する。
図5は、決定部44において記憶されるテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、STF期間欄200、パケット信号外欄202が含まれる。STF期間欄200では、STFを受信中である状態において使用されるべき第1平均期間(AP1)、第1目標値(TV1)が示されている。パケット信号外欄202では、パケット信号を受信していない状態において使用されるべき第2平均期間(AP2)、第2目標値(TV2)が示されている。前述のごとく、AP1<AP2であり、TV1>TV2である。決定部44は、状態管理部38から受けつけた通知に応じて、パケット信号外欄202に示された値あるいはパケット信号外欄222に示された値を選択する。図4に戻る。
以下では、STFを受信中である状態における決定部44の処理をさらに詳細に説明する。決定部44は、目標値をまたがるように目標範囲を設定する。決定部44は、平均値が目標範囲に含まれるようになるまで増幅率を調節する。例えば、決定部44は、平均値が目標値の下限よりも低ければ増幅率を増加させ、平均値が目標値の上限よりも高ければ増幅率を減少させる。このような調節は、STFの期間において繰り返しなされる。
図6(a)−(b)は、決定部44の動作概要を示す。図6(a)は、STF期間における決定部44での比較動作を示す。横軸が時間に相当し、STFから一定の期間が経過した後に、第1比較として、平均値と目標範囲との比較がなされる。第1比較の結果をもとに増幅率が制御されてから一定の期間が経過した後、第2比較として、平均値と目標範囲との比較が再びなされる。一定の期間が経過するまで待機する理由は、増幅部での応答期間を考慮するためである。このような処理が繰り返し実行され、図6(a)では、第4比較まで実行される。なお、比較回数は4回に限定されない。図6(b)の説明は後述する。図4に戻る。
決定部44は、平均値が目標範囲に含まれた場合、増幅率を固定する。このように固定された増幅率は、パケット信号の残りの期間にわたって使用される。特に、図6(a)の第1比較から第3比較のようなSTF期間の途中のタイミングであっても、決定部44は、増幅率を固定し、残りの比較を省略する。また、決定部44は、STF期間の最後のタイミングの比較、図6(a)の第4比較においても、平均値が目標範囲に含まれない場合、当該パケット信号の受信を中止する。つまり、適切な増幅率が設定されなかったとして、パケット信号が破棄される。このようなパケット信号破棄の確率を低減するために、決定部44は、STF期間の最後のタイミングの比較において使用すべき目標範囲の幅を、それまでの目標範囲の幅よりも広げる。
図6(b)は、決定部44において設定される第1目標値(TV1)と目標範囲を示す。第1範囲210は、STF期間の最後のタイミングの比較以外の比較、図6(a)の第1比較から第3比較において使用される目標範囲である。前述のごとく、第1範囲210は、TV1をまたぐように設定されている。第2範囲212は、STF期間の最後のタイミングの比較、図6(a)の第4比較において使用される目標範囲である。第2範囲212の幅は、第1範囲210の幅よりも広くなるように規定されている。図4に戻る。以上の説明は、増幅率が最大値よりも小さい値である場合に相当する。
一方、決定部44は、比較の際に増幅率が最大値であれば、次の処理を実行する。決定部44は、比較の際に増幅率が最大値である場合、増幅率が最大値よりも小さい値である場合の目標範囲の幅よりも広い幅の目標範囲(以下、「第3範囲」という)を設定する。図6(b)において、第3範囲214の幅は、第1範囲210の幅および第2範囲212の幅よりも広くなるように規定されている。なお、第3範囲214の幅は、第1範囲210の幅よりも広くなっていればよく、第2範囲212の幅よりも狭くてもよく、同一であってもよい。このように、決定部44は、増幅率が最大値よりも小さい値である場合の目標範囲の幅と、増幅率が最大値である場合の目標範囲の幅とを変える。図4に戻る。
指示部46は、状態管理部38から、STFを受信中である状態の通知、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつける。指示部46は、STFを受信中である状態の通知を受けつけた直後と、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけた直後において、増幅率の初期値の使用をRF部22に指示する。前者が、パケット信号の受信を開始したタイミングに相当し、後者が、パケット信号の受信を終了したタイミングに相当する。
図7は、指示部46の構成を示す。指示部46は、初期値選択部50、固定値記憶部52、最新値記憶部54を含む。固定値記憶部52は、予め定められた増幅率(以下、「固定値」という)を記憶する。一方、最新値記憶部54は、パケット信号を受信していない状態において決定部44が更新した増幅率の最新の値(以下、「最新値」という)を記憶する。最新値は、増幅率が更新されるごとに更新される。初期値選択部50は、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけていたときに、STFを受信中である状態の通知を受けつければ、固定値記憶部52から固定値を抽出し、固定値の使用をRF部22に指示する。これは、パケット信号の受信を開始すると、増幅率制御部32は、固定値を初期値として制御を開始することに相当する。
一方、初期値選択部50は、パケット信号を受信しているときに、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつければ、最新値記憶部54から最新値を抽出し、最新値の使用をRF部22に指示する。これは、パケット信号の受信を開始すると、増幅率制御部32は、最新値を初期値として制御を開始することに相当する。最新値は、パケット信号以外の信号に対して過去に使用させた増幅率のうち、最終的な値ともいえる。
ここでは、このような処理を図8をもとに説明する。図8は、指示部46の動作概要を示す。横軸が時間に相当し、「T1」は、パケット信号以外の信号を受信しているタイミングである。このときの増幅率は「G1」であり、「G1」が最新値とされる。次に、「T2」は、パケット信号の受信を開始したタイミングである。このときの増幅率は「GC」であり、前述の固定値に相当する。STFの期間において、「GC」を初期値として増幅率が制御され、その結果の増幅率にて残りの期間が増幅される。「T3」は、パケット信号の受信を終了したタイミングである。このときの増幅率は、そのときの最新値である「G1」に設定される。
パケット信号以外の信号を受信している期間において、「G1」を初期値として増幅率が制御され、タイミング「T4」において増幅率は「G2」に更新されている。また、「G2」が最新値とされる。「T5」は、パケット信号の受信を再び開始したタイミングである。このときの増幅率も「GC」である。「T6」は、パケット信号の受信を再び終了したタイミングである。このときの増幅率は、そのときの最新値である「G2」に設定される。これは、パケット信号の受信を終了した場合に、増幅率制御部32は、当該パケット信号の受信前に使用させていた増幅率の最終的な値を初期値として制御を開始することに相当する。図4に戻る。
前述のごとく、指示部46は、決定部44において決定した増幅率の使用を所定の頻度で増幅部に指示しているが、ここでは、頻度について説明する。指示部46は、STFを受信中である状態の通知を受けつけている場合、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけている場合とに応じて、増幅率の更新の頻度を変える。具体的に説明すると、指示部46は、STFを受信中である状態の通知を受けつけている場合での更新の頻度よりも、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけている場合での更新の頻度を低くする。
図9は、指示部46において記憶されるテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、STF期間欄220、パケット信号外欄222が含まれる。STF期間欄220に示された第1間隔は、STFを受信中である状態の通知を受けつけている場合での更新の間隔であり、パケット信号外欄222に示された第2間隔は、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけている場合での更新の間隔である。また、第1間隔<第2間隔の関係がある。ここで、第1間隔は、第1平均期間と増幅部の応答期間とをもとにした区間であり、第2間隔は、第2平均期間と増幅部の応答期間と待機期間とをもとにした区間である。
このように、第2間隔は、第1間隔と比較して次のふたつの点で大きくなる。ひとつは、第1平均期間ではなく、第2平均期間になっていることであり、もうひとつは、待機期間が付加されていることである。待機期間は、任意に設定される。図4に戻る。指示部46は、通知内容に応じて、第1間隔あるいは第2間隔ごとに増幅率の使用を指示する。また、指示部46は、決定部44において増幅率が固定されると、パケット信号が終了するまで、固定された増幅率の使用をRF部22に指示する。復調・受信処理部40は、図2の変復調部24および処理部26のうちの受信処理を実行する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図10は、受信装置30における平均期間と目標値の設定手順を示すフローチャートである。パケット信号以外の信号を受信していれば(S10のY)、決定部44は、平均期間としてAP2を設定し、目標値としてTV2を設定する(S12)。一方、パケット信号以外の信号を受信しておらず(S10のN)、STFを受信していれば(S14のY)、決定部44は、平均期間としてAP1を設定し、目標値としてTV1を設定する(S16)。STFを受信していなければ(S14のN)、決定部44は、制御を実行しない(S18)。
図11は、受信装置30における増幅率の制御手順を示すフローチャートである。平均値が目標範囲内であれば(S50のY)、決定部44は、増幅率を固定する(S52)。一方、平均値が目標範囲内でなく(S50のN)、最後の比較であれば(S56のY)、決定部44は、処理を停止する(S56)。最後の比較でなければ(S56のN)、決定部44は、増幅率を調節する(S58)。
図12は、受信装置30における範囲の設定手順を示すフローチャートである。増幅率が最大値であれば(S60のY)、決定部44は、第3範囲を設定する(S62)。一方、増幅率が最大値でなく(S60のN)、最後の比較であれば(S64のY)、決定部44は、第2範囲を設定する(S66)。最後の比較でなければ(S64のN)、決定部44は、第1範囲を設定する(S68)。
図13は、受信装置30における増幅率の記憶手順を示すフローチャートである。パケット信号以外の信号を受信しており(S20のY)、指示部46は増幅率を出力していれば(S22のY)、最新値記憶部54に増幅率を記憶する(S24)。パケット信号以外の信号を受信していない場合(S20のN)、あるいは指示部46が増幅率を出力していない場合(S22のN)、処理は終了される。
図14は、受信装置30における初期値の設定手順を示すフローチャートである。パケット信号の開始タイミングであれば(S30のY)、初期値選択部50は、初期値として固定値を選択する(S32)。パケット信号の開始タイミングでなく(S30のN)、パケット信号の終了タイミングであれば(S34のY)、初期値選択部50は、初期値として最新値を選択する(S36)。指示部46は、増幅部に初期値を設定する(S38)。パケット信号の終了タイミングでなければ(S34のN)、処理は終了される。
図15は、受信装置30の指示手順を示すフローチャートである。パケット信号以外の信号を受信していれば(S40のY)、指示部46は、第2間隔にて指示を出力する(S42)。一方、パケット信号以外の信号を受信しておらず(S40のN)、STFを受信していれば(S44のY)、指示部46は、第1間隔にて指示を出力する(S46)。STFを受信していなければ(S44のN)、処理は終了される。
次に、本発明の変形例を説明する。変形例は、指示部の処理に関する。実施例における指示部は、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけていたときに、STFを受信中である状態の通知を受けつければ、増幅率制御部32に対して固定値を初期値として制御を開始させる。一方、変形例における指示部は、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけていたときに、STFを受信中である状態の通知を受けつければ、増幅率制御部32に対して最新値を初期値として制御を開始させる。これは、パケット信号を受信しているときに、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけた場合と同様の処理である。本発明の変形例に係る通信システム100は、図1と同様のタイプであり、無線装置20は、図2と同様のタイプであり、受信装置30は、図4と同様のタイプである。また、指示部46は、図7において固定値記憶部52を備えない。以下では、差異を中心に説明する。
図7の初期値選択部50は、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけていたときに、STFを受信中である状態の通知を受けつければ、最新値記憶部54から最新値を抽出し、最新値の使用をRF部22に指示する。これは、パケット信号の受信を開始すると、増幅率制御部32は、最新値を初期値として制御を開始することに相当する。一方、初期値選択部50は、パケット信号を受信しているときに、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつければ、最新値記憶部54から同一の最新値を再び抽出し、同一の最新値の使用をRF部22に指示する。これは、パケット信号の受信を開始すると、増幅率制御部32は、最新値を初期値として新たな制御を開始することに相当する。最新値は、前述のごとく、パケット信号以外の信号に対して過去に使用させた増幅率のうち、最終的な値ともいえる。
ここでは、このような処理を図16をもとに説明する。図16は、本発明の変形例に係る指示部46の動作概要を示す図である。「T1」において、増幅率は「G1」であり、「G1」が最新値とされる。次に、「T2」においても、増幅率は「G1」であり、最新値が使用される。STFの期間において、「G1」を初期値として増幅率が制御され、その結果の増幅率にて残りの期間が増幅される。「T3」は、パケット信号の受信を終了したタイミングである。このときの増幅率は、そのときの最新値である「G1」に設定される。
パケット信号以外の信号を受信している期間において、「G1」を初期値として増幅率が制御され、タイミング「T4」において増幅率は「G2」に更新されている。また、「G2」が最新値とされる。「T5」においても、増幅率は「G2」である。「T6」は、パケット信号の受信を再び終了したタイミングである。このときの増幅率は、そのときの最新値である「G2」に設定される。
次に、本発明の別の変形例を説明する。本発明の別の変形例も、これまでと同様に、車車間通信と路車間通信も実行する通信システムに関し、特に、通信システムでの基地局装置および端末装置における受信機能(以下、前述のごとく「受信装置」という)に関する。実施例において受信装置は、ひとつのアンテナを備えている。一方、別の変形例に係る受信装置は、複数のアンテナを備える。別の変形例に係る通信システム100は、図1と同様のタイプであり、無線装置20は、図2において複数のアンテナが備えられるように構成される。ここで、無線装置20は、複数のアンテナのうち、ひとつからパケット信号を送信する。以下では、実施例との差異を中心に説明する。
図17は、本発明の別の変形例に係る受信装置30の構成を示す。受信装置30は、RF部22と総称される第1RF部22a、第2RF部22b、増幅率制御部32、STF相関計算部34と総称される第1STF相関計算部34a、第2STF相関計算部34b、立ち上がり検出部36、状態管理部38、復調・受信処理部40を含む。増幅率制御部32は、電力計算部42、決定部44、指示部46を含む。
RF部22は、アンテナと1対1で対応するように設けられている。ここでは、アンテナ数を2としているが、アンテナ数が3以上であってもよい。RF部22も、アンテナ数に応じた数だけ設けられる。電力計算部42は、各RF部22から、増幅したベースバンド信号を入力する。電力計算部42は、各ベースバンド信号に対する第1平均期間による平均値と第2平均期間による平均値を導出する。ここでは、第1RF部22aからのベースバンド信号に対する第1平均期間による平均値と第2平均期間による平均値に加えて、第2RF部22bからのベースバンド信号に対する第1平均期間による平均値と第2平均期間による平均値が出力される。
決定部44は、STFを受信中である状態の通知を受けつけると、決定部44は、第1平均期間による平均値を複数選択し、パケット信号を受信していない状態の通知を受けつけると、第2平均期間による平均値を複数選択する。前者では、第1RF部22aからのベースバンド信号に対する第1平均期間による平均値と第2RF部22bからのベースバンド信号に対する第1平均期間による平均値とが選択される。また、後者では、第1RF部22aからのベースバンド信号に対する第2平均期間による平均値と第2RF部22bからのベースバンド信号に対する第2平均期間による平均値とが選択される。
決定部44は、STFを受信中である状態の場合に、いずれかの平均値を選択する。例えば、第1RF部22aからのベースバンド信号に対する第1平均期間による平均値と第2RF部22bからのベースバンド信号に対する第1平均期間による平均値とのうち、大きい方が選択される。決定部44は、選択した平均値に対して、実施例と同様の処理を実行する。決定部44は、パケット信号を受信していない状態の場合に、いずれの平均値を選択する。例えば、第1RF部22aからのベースバンド信号に対する第2平均期間による平均値と第2RF部22bからのベースバンド信号に対する第2平均期間による平均値とのうち、大きい方が選択される。決定部44は、選択した平均値に対して、実施例と同様の処理を実行する。なお、これらの場合において、決定部44は、小さい方を選択してもよい。さらに、決定部44は、いずれかの場合において大きい方を選択し、別の場合において小さい方を選択してもよい。なお、選択の代わりに、平均等の統計処理がなされてもよい。
STF相関計算部34は、RF部22から、増幅したベースバンド信号を入力する。各STF相関計算部34は、相互相関値を立ち上がり検出部36に順次出力する。立ち上がり検出部36は、各STF相関計算部34から、相互相関値を入力する。立ち上がり検出部36は、パケット信号中のSTFの受信を検出する。その際、立ち上がり検出部36は、いずれかの相互相関値を選択し、選択した相互相関値に対して実施例と同様の処理を実行してもよく、複数の相互相関値のそれぞれに対して実施例と同様の処理を実行した後にいずれかを選択してもよい。なお、立ち上がり検出部36は、大きい方を選択してもよく、検出タイミングの早い方を選択してもよい。さらに、立ち上がり検出部36は、決定部44で選択した方と同一の方を選択してもよい。なお、選択の代わりに、平均等の統計処理がなされてもよい。
本発明の実施例によれば、既知信号を受信した場合とパケット信号以外の信号を受信した場合とに応じて異なった制御を実行するので、受信したパケット信号に適した増幅率を設定できる。また、受信したパケット信号に適した増幅率が設定されるので、受信品質を向上できる。また、既知信号を受信した場合とパケット信号以外の信号を受信した場合とに応じて平均期間の長さを変えるので、それぞれの場合に適した平均値を取得できる。また、それぞれの場合に適した平均値が取得されるので、増幅率の設定精度を向上できる。また、既知信号を受信した場合での平均期間の長さよりも、パケット信号以外の信号を受信した場合の平均期間の長さを長くするので、雑音の影響を低減できる。また、雑音の影響が低減されるので、処理を安定化できる。また、パケット信号以外の信号を受信した場合の平均期間の長さよりも、既知信号を受信した場合での平均期間の長さを短くするので、パケット信号の入力による受信電力の変動に追従できる。また、受信電力の変動に追従されるので、増幅率の設定精度を向上できる。
また、既知信号を受信した場合とパケット信号以外の信号を受信した場合とに応じて目標値の長さを変えるので、それぞれの場合に適した増幅率を取得できる。また、それぞれの場合に適した増幅率が取得されるので、増幅率の設定精度を向上できる。また、既知信号を受信した場合での目標値の大きさよりも、パケット信号以外の信号を受信した場合の目標値の大きさを小さくするので、干渉信号の増幅を抑制できる。また、干渉信号の増幅が抑制されているので、パケット信号を受信した場合でもパケット信号がひずむ可能性を低減できる。また、パケット信号がひずむ可能性が低減されるので、受信品質を向上できる。また、パケット信号以外の信号を受信した場合の目標値の大きさよりも、既知信号を受信した場合での目標値の大きさを大きくするので、復調対象のパケット信号を十分に増幅できる。また、復調対象のパケット信号が十分に増幅されるので、受信品質を向上できる。
また、既知信号を受信した場合とパケット信号以外の信号を受信した場合とに応じて初期値を変えるので、受信したパケット信号に適した増幅率を設定できる。また、既知信号を受信した場合に、予め定められた増幅率を初期値として制御を開始するので、さまざまな電力で受信されるパケット信号に対する増幅率のずれを低減できる。また、増幅率のずれが低減されるので、受信品質を向上できる。また、パケット信号以外の信号を受信した場合に、パケット信号以外の信号に対して過去に使用させた増幅率を初期値として制御を開始するので、最大の増幅率を設定することを回避できる。また、最大の増幅率を設定することが回避されるので、干渉信号に対する増幅を抑制できる。また、パケット信号の受信を終了した場合に、当該パケット信号の受信前に使用させていた増幅率の最終的な値を初期値として制御を開始するので、簡易な処理で実行できる。
また、既知信号を受信した場合とパケット信号以外の信号を受信した場合とに応じて、受信したパケット信号に適した増幅率を設定できる。また、パケット信号以外の信号を受信した場合の更新の頻度よりも、既知信号を受信した場合の更新の頻度を高くするので、受信電力の変動に追従した増幅率を設定できる。また、既知信号を受信した場合の更新の頻度よりも、パケット信号以外の信号を受信した場合の更新の頻度を低くするので、処理量を低減できる。また、消費量が低減されるので、消費電力を低減できる。また、既知信号を受信した場合に、平均期間と増幅部の応答期間とをもとにした区間ごとに増幅率の使用を指示するので、増幅率を迅速に指示できる。また、パケット信号以外の信号を受信した場合に、平均期間と増幅部の応答期間と待機期間とをもとに増幅率の使用を指示するので、更新間隔を長くできる。また、既知信号を受信した場合の平均期間よりも、パケット信号以外の信号を受信した場合の平均期間を長くするので、更新間隔を長くできる。
また、増幅率が最大値よりも小さい値である場合の目標範囲の幅と、増幅率が最大値である場合の目標範囲の幅とを変えるので、受信したパケット信号に適した増幅率を設定できる。また、増幅率が最大値よりも小さい値である場合の目標範囲の幅よりも、増幅率が最大値である場合の目標範囲の幅を広くするので、増幅率が最大値である場合に平均値を目標範囲に含めやすくできる。また、増幅率が最大値である場合に平均値を目標範囲に含めやすくなるので、増幅率の制御を停止できる。また、増幅率の制御が停止されるので、処理量を低減できる。また、増幅率の制御が停止されるので、増幅率として大きい値を維持できる。また、増幅率として大きい値が維持されるので、パケット信号を十分増幅できる。また、増幅率が最大値よりも小さい値である場合に、既知信号の終了タイミング前に、それまでの目標範囲の幅よりも目標範囲の幅を広げるので、平均値を目標範囲に含めやすくできる。また、平均値が目標範囲に含めやすくなるので、パケット信号の復調を中止する確率を低減できる。
また、既知信号を受信した場合とパケット信号以外の信号を受信した場合とにおいて、同一の最新値を使用しながらも、別の制御を実行するので、最新の伝搬環境を反映させながらも、それぞれの場合に適した増幅率を設定できる。また、増幅率を制御する際に、大きい方を選択するので、大きい方の平均値をもとに増幅率を決定できる。また、大きい方の平均値をもとに増幅率を決定するので、AD変換においてオーバフローが発生する確率を低減できる。また、オーバフローの発生確率が低減されるので、受信品質を向上できる。また、増幅率を制御する際に、小さい方を選択するので、小さい方の平均値をもとに増幅率を決定できる。
また、小さい方の平均値をもとに増幅率を決定するので、AD変換においてアンダーフローが発生する確率を低減できる。また、アンダーフローの発生確率が低減されるので、受信品質を向上できる。また、状況に応じて、大きい方あるいは小さい方を選択するので、状況に適した増幅率を決定できる。また、複数の相互相関値のいずれかを選択してから、パケット信号中のSTFの受信を検出するので、処理量の増加を抑制できる。また、パケット信号中のSTFの受信を複数検出してから、いずれかを選択するので、検出精度を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 基地局装置、 12 車両、 20 無線装置、 22 RF部、 24 変復調部、 26 処理部、 28 制御部、 30 受信装置、 32 増幅率制御部、 34 STF相関計算部、 36 立ち上がり検出部、 38 状態管理部、 40 復調・受信処理部、 42 電力計算部、 44 決定部、 46 指示部、 50 初期値選択部、 52 固定値記憶部、 54 最新値記憶部、 80 ネットワーク、 82 エリア、 84 エリア外、 100 通信システム。
本発明によれば、受信したパケット信号に適した増幅率を設定できる。

Claims (1)

  1. 所定の信号を受信する受信部と、
    前記受信部において受信した信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部において増幅した信号をもとに前記増幅部での増幅率を制御し、制御した増幅率を前記増幅部に使用させる制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記増幅部において増幅した信号の大きさを平均する平均化部と、
    前記平均化部において平均した大きさが目標値に近づくように、増幅率を決定する決定部とを備え、
    前記平均化部は、前記受信部において受信した信号がパケット信号の先頭部分に配置された既知信号である場合での平均の期間の長さよりも、前記受信部において受信した信号がパケット信号以外の信号である場合での平均の期間の長さを長くし、
    前記決定部は、前記受信部において受信した信号がパケット信号の先頭部分に配置された既知信号である場合と、前記受信部において受信した信号がパケット信号以外の信号である場合とに応じて、目標値の大きさを変え、
    前記決定部は、前記受信部において受信した信号がパケット信号の先頭部分に配置された既知信号である場合での目標値の大きさよりも、前記受信部において受信した信号がパケット信号以外の信号である場合での目標値の大きさを小さくすることを特徴とする受信装置。
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