JP5934675B2 - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に搭載される現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、トナー補給時の濃度低下やカブリ等を抑制する方法に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置における乾式トナーを用いた現像方式としては、キャリアを用いない一成分現像方式と、磁性キャリアを用いて非磁性のトナーを帯電させる二成分現像剤を使用し、現像ローラー上に形成されたトナー及びキャリアから成る磁気ブラシにより像担持体(感光体)上の静電潜像を現像する二成分現像方式とが知られている。
上記のような現像装置では、現像動作によってトナーが消費されていく。そこで、現像装置内にトナー濃度(またはトナー量)を検知するトナーセンサーを設け、現像により消費された分だけ新たなトナーが補給される。
ところで、低印字率の画像を連続して印字した場合や、間欠での印字動作を繰り返した場合等のように、補給トナーが少ない状態で現像装置を長時間駆動させた場合、現像装置内を循環するトナーの受ける機械的ストレスが増加する。その結果、現像装置内のトナーの帯電量が上昇する。
この状態で高印字率の印字、或いは連続印字を行うと、現像装置内に帯電量の比較的低い初期トナーが短時間で供給されるため、帯電量分布がブロードなトナーが現像ローラーに供給され、画像濃度の低下やカブリ等の画像不良が発生する。
そこで、補給トナーを適切に帯電させる方法が提案されており、例えば特許文献1には、現像装置の攪拌部に分離部材や予備帯電ローラーを設置することにより、トナーの帯電を安定させて補給カブリを抑制するようにした現像装置が開示されている。
また、特許文献2には、現像剤規制部材の近傍から、供給搬送路、攪拌搬送路、回収搬送路、の順で略水平に配置された現像装置において、回収搬送路中に設置されたトナー補給位置からトナー及びキャリアを補給し、補給されたトナー及びキャリアを含む回収現像剤を、回収搬送路の下流側端部から攪拌搬送路内に合流させる構成が開示されている。
特開2006−11226号公報 特開2007−147806号公報
しかしながら、特許文献1の現像装置は、構成が複雑で大型化が避けられない。また、分離部材や予備帯電部材に劣化トナーが滞留するため、トナーの帯電を長期間に亘って安定させることは困難であった。
また、特許文献2の現像装置では、回収搬送路内の現像剤は回収搬送路の下流側端部において一旦塞き止められた後、攪拌搬送路内を循環する現像剤の流れに対し略垂直方向から合流することになる。そのため、補給されたトナー及びキャリアを含む回収現像剤と、攪拌搬送路内を循環する現像剤とを合流部において十分に攪拌混合することができず、現像装置内を循環するトナーの帯電量分布にバラツキが生じるおそれがあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、トナーの帯電量分布を短時間で均一化することにより、画像濃度の低下やカブリ等の画像不良の発生を抑制できる現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、現像容器と、第1攪拌搬送部材と、第2攪拌搬送部材と、現像剤供給部材と、補給口と、供給部と、を備えた現像装置である。現像容器は、互いに略並列に配置される現像剤補給通路、第1搬送室、及び第2搬送室に区画され、トナーを含む現像剤を収容する。第1攪拌搬送部材は、第1搬送室内の現像剤を攪拌搬送する。第2攪拌搬送部材は、第2搬送室内の現像剤を第1攪拌搬送部材と逆方向に攪拌搬送する。現像剤供給部材は、現像剤補給通路内の現像剤を第1搬送室に供給する。補給口は、現像剤補給通路に形成され、現像剤補給機構に連結される。供給部は、現像剤補給通路と第1搬送室との間に形成され、現像剤補給通路から第1搬送室に現像剤を供給する。供給部は、現像剤補給通路内の現像剤搬送方向に対し現像剤補給通路の下流側端部よりも上流側、且つ補給口よりも下流側に形成されており、現像剤供給部材は、供給部を介して第1搬送室内の現像剤搬送方向と逆方向から第1搬送室に現像剤を供給する。
本発明の第1の構成によれば、現像剤補給通路内を搬送される補給トナーと第1搬送室内を搬送される循環トナーとが供給部付近で反対方向からぶつかり合い、第1搬送室内の循環トナーの一部が供給部から現像剤補給通路内に取り込まれ、補給トナーと共に攪拌される。その結果、現像剤補給通路内の補給トナーと第1搬送室内の循環トナーとが供給部において十分に攪拌混合されるため、現像容器内のトナーの帯電量分布を短時間で均一化することができる。従って、トナーの過帯電による画像濃度の低下やトナーの帯電不足による画像カブリ等の不具合を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る現像装置4を備えた画像形成装置100の全体構成を示す概略断面図 本実施形態の現像装置4の構造を示す側面断面図 本実施形態の現像装置4のカバー部材42を取り外した状態を示す外観斜視図 本実施形態の現像装置4の攪拌部の構造を示す平面断面図 本実施形態の現像装置4に用いる第1スパイラル31の構造を示す斜視図 本実施形態の現像装置4の外観斜視図 本実施形態の現像装置4に用いる現像剤供給部材35の構造を示す斜視図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る現像装置4を備えた画像形成装置100の構造を示す概略断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンター)100では、画像形成動作を行う場合、装置本体内の画像形成部Pにおいて、不図示のパーソナルコンピューター(PC)から送信された原稿画像データに基づく静電潜像が形成され、現像装置4により静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成される。この現像装置4へのトナーの供給はトナーコンテナ5から行われる。そして、このような画像形成装置100では、感光体ドラム1を図1において時計回り方向に回転させながら、感光体ドラム1に対する画像形成プロセスが実行される。
画像形成部Pには、感光体ドラム1の回転方向(時計回り方向)に沿って、帯電部2、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラー6、クリーニング装置7、及び除電装置(図示せず)が配設されている。感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部2により、表面を帯電させるようになっている。そして、後述する露光ユニット3からのレーザービームを受けた表面に、帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a−Si)や、帯電時のオゾンの発生が少なく高解像度の画像が得られる有機感光層(OPC)等が好ましい。
帯電部2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電させるものである。例えば帯電部2として、細いワイヤー等を電極として高電圧を印加することにより放電するコロナ放電装置が用いられる。なお、コロナ放電装置に代えて、帯電ローラーに代表される帯電部材を感光体表面に接触させた状態で電圧を印加する接触式の帯電装置を用いても良い。露光ユニット3は、画像データに基づいて光ビーム(例えばレーザービーム)を感光体ドラム1に照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
現像装置4は、感光体ドラム1の静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成させるものである。なお、ここでは磁性を有するトナー成分のみから構成される磁性一成分現像剤(以下、単にトナーともいう)が現像装置4に収容されている。また、現像装置4の詳細については後述する。転写ローラー6は、感光体ドラム1表面に形成されたトナー像を乱さずに用紙搬送路11を搬送されてくる用紙に転写する。クリーニング装置7は、感光体ドラム1の長手方向に線接触するクリーニングローラーやブレード材等を備えており、トナー像が用紙に転写された後に、感光体ドラム1の表面に残った残留トナーを除去する。
そして、予め入力された画像データに基づいて露光ユニット3が感光体ドラム1上にレーザービーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム1表面に形成する。その後、現像装置4が静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。
上記のようにトナー像が形成された画像形成部Pに向けて、用紙収容部10から用紙が用紙搬送路11及びレジストローラー対13を経由して所定のタイミングで搬送され、画像形成部Pにおいて転写ローラー6により感光体ドラム1表面のトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム1から分離され、定着部8に搬送されて加熱及び加圧されることで用紙にトナー像が定着される。定着部8を通過した用紙は、排出ローラー対14を通過して用紙排出部15に排出される。
図2は、現像装置4の構造を示す側面断面図である。図2を参照して、現像装置4の詳細構造について説明する。なお、図2は図1の背面側から見た状態を示しており、現像装置4内の各部材の配置は図1と左右が逆になっている。
図2に示すように、現像装置4は、現像ローラー(現像剤担持体)20と、規制ブレード21と、攪拌搬送部材30と、現像剤供給部材35と、これらを収容する現像容器40等と、により構成されている。
現像容器40は、現像装置4の外郭を構成しており、本体部41と、現像剤供給部材35などの上方を覆うカバー部材42と、を有する。現像容器40は、本体部41に形成された仕切り部41aによって第1搬送室40aと第2搬送室40bに仕切られている。第1搬送室40a及び第2搬送室40bには、トナーからなる一成分現像剤が収容される。また、現像容器40は、攪拌搬送部材30、現像剤供給部材35、及び現像ローラー20を回転可能に保持している。更に、現像容器40には、現像ローラー20を感光体ドラム1(図1参照)に向けて露出させる開口40cが形成されている。
現像ローラー20は、感光体ドラム1に対して一定の間隔を隔てて対向配置される。また、現像ローラー20は、感光体ドラム1に接近した対向領域において、感光体ドラム1にトナーを供給する。攪拌搬送部材30は現像ローラー20の左斜め下方に配設される。また、規制ブレード21は現像ローラー20の左側にて現像容器40に固定保持されている。
攪拌搬送部材30は、第1スパイラル(第1攪拌搬送部材)31と第2スパイラル(第2攪拌搬送部材)32の2本で構成される。第2スパイラル32が現像ローラー20の左斜め下方で、第2搬送室40b内に設けられ、第1スパイラル31が第2スパイラル32の左方に隣接して、第1搬送室40a内に設けられる。
第1及び第2スパイラル31、32は現像剤を攪拌しながら搬送する。また、第1搬送室40aと第2搬送室40bを仕切る仕切り部41aの長手方向(図2の紙面と垂直な方向)の両端部分には、連通部(後述する上流側連通部40dおよび下流側連通部40e)が設けられており、第1スパイラル31が回転すると、現像剤が仕切り部41aに設けた一方の連通部から第2スパイラル32に搬送され、現像剤が第1搬送室40a内と第2搬送室40b内とを循環する。そして、第2スパイラル32から現像ローラー20に現像剤が供給される。
現像ローラー20は、固定軸20aと、磁極部材20bと、非磁性の金属材料で円筒状に形成される現像スリーブ20c等を備えて構成されている。現像ローラー20は、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により、図2の反時計回り方向に回転させられる。
現像バイアスを印加された現像スリーブ20cが回転すると、現像領域(現像ローラー20と感光ドラム1との対向領域)において、現像バイアス電位と感光体ドラム1の露光部位の電位との電位差により、現像スリーブ20c表面に担持されたトナーが感光体ドラム1に飛翔する。飛翔したトナーは回転する感光体ドラム1上の露光部位に順次付着し、感光体ドラム1上の静電潜像が現像される。
図3は、現像装置4のカバー部材42を取り外した状態を示す外観斜視図であり、図4は、現像装置4の攪拌部の構造を示す平面断面図である。図3及び図4に示すように、現像容器40には、仕切り部41aと、第1搬送室40aと、第2搬送室40bと、連通部40d、40eとが形成され、その他に、現像剤補給通路40fが形成されている。この現像剤補給通路40fは、新しい現像剤(補給トナー)をトナーコンテナ5から第1搬送室40aに補給するための通路である。
第1搬送室40a、第2搬送室40bおよび現像剤補給通路40fは、互いに並列に配置されている。第1搬送室40aと第2搬送室40bとを仕切るように現像容器40の長手方向に延びる仕切り部41aが設けられており、現像剤補給通路40fと第1搬送室40aとを仕切るように現像容器40の長手方向に延びる仕切り部41bが設けられている。なお、第1搬送室40aにおいて、図3の左側を上流側、図3の右側を下流側とし、また、第2搬送室40bにおいて、図3の右側を上流側、図3の左側を下流側とする。
連通部40d、40eは、仕切り部41aの長手方向の一方側および他方側(A1方向側およびA2方向側)にそれぞれ形成されている。連通部40dは、第1搬送室40aおよび第2搬送室40bのA1方向の端部同士を連通している。連通部40eは、第1搬送室40aおよび第2搬送室40bのA2方向の端部同士を連通している。そして現像剤は、第1搬送室40a、連通部40d、第2搬送室40b、及び連通部40e内を循環することが可能である。
図5は、現像装置4に用いる第1スパイラル31の構造を示す斜視図である。図3〜図5に示すように、第1スパイラル31は、回転軸31aと、回転軸31aに一体に設けられ、回転軸31aの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根(羽根)31bとを有する。回転軸31aは現像容器40に回転可能に軸支されている。第1螺旋羽根31bは、第1搬送室40a内の現像剤を攪拌しながらA1方向に搬送する。
第2スパイラル32は、螺旋羽根の向き(位相)が異なる以外は図5に示した第1スパイラル31と同様の構造を有している。即ち、第2スパイラル32は、回転軸32aと、回転軸32aに一体に設けられ、回転軸32aの軸方向に第1螺旋羽根31bと同じピッチで第1螺旋羽根31bとは逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根32bとを有する。回転軸32aは、回転軸31aと平行に配置され、現像容器40に回転可能に軸支されている。第2螺旋羽根32bは、第2搬送室40b内の現像剤をA2方向(A1方向とは反対方向)に攪拌搬送しながら現像ローラー20に現像剤を供給する。
図6に示すように、現像剤補給通路40fのA1方向側の部分では、現像容器40の上方に設けられたトナーコンテナ5から新しい現像剤を現像容器40内に補給するための補給口42aがカバー部材42に形成されている。第1搬送室40aまたは第2搬送室40bの内壁には現像容器40内のトナー量を検知するトナーセンサー(図示せず)が設置されており、このトナーセンサーの検知結果に応じて、トナーコンテナ5(図1参照)に貯留されたトナー(現像剤)が補給口42aを介して現像容器40内に補給される。
現像剤補給通路40fは、A1方向側の部分に供給された現像剤を、A2方向に搬送して第1搬送室40aの上流側に供給するための通路である。現像剤補給通路40fには、現像剤補給通路40fから第1搬送室40aに現像剤を供給するための供給部40gが形成されている。供給部40gは、現像剤補給通路40f内の現像剤搬送方向(A2方向)に対し現像剤補給通路40fの下流側端部(図4の左端部)よりも上流側(図4の右側)、且つ補給口42aよりも下流側(図4の左側)に形成されている。
現像剤補給通路40f内には、第1スパイラル31および第2スパイラル32と平行に現像剤供給部材35が配置されている。現像剤供給部材35は図3および図7に示すように、回転軸35aと、回転軸35aに一体に設けられる第3螺旋羽根35bおよび第4螺旋羽根35cとを有する。第3螺旋羽根35bは、回転軸35aの軸方向に第1螺旋羽根31bとは逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成されるとともに、補給口42a(図6参照)から供給部40gまで形成される。第4螺旋羽根35cは、第3螺旋羽根35bとは逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成されるとともに、供給部40gからA2方向側の端部まで形成される。また、回転軸35aの供給部40gと対向する部分にはパドル形状の搬送羽根35dが形成されている。
現像剤供給部材35は、第1スパイラル31と同方向(図2の反時計回り)に回転するように構成されており、補給口42aに供給された現像剤は供給部40g側に搬送される。第3螺旋羽根35bと第4螺旋羽根35cとが互いに逆方向の位相を有するので、第3螺旋羽根35bと第4螺旋羽根35cとによって、現像剤は供給部40gで衝突し第1搬送室40aへ搬送される。
なお、現像剤供給部材35、第1スパイラル31および第2スパイラル32の各々は、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により回転駆動させられる。
現像剤供給部材35は図2に示すように、反時計回り方向に回転することにより、第1スパイラル31に現像剤を下側から供給する。また、供給部40gの上部(供給部40gのうちの現像剤供給部材35の回転方向下流側の部分)には、下側(現像剤供給部材35の回転方向上流側)に延びるリブ42bが形成されている。リブ42bの第1スパイラル31側の側面42cは、鉛直方向に延びる平面により形成されている。このリブ42bは、供給部40gの幅方向(A1、A2方向)の略全域に形成されている。また、リブ42bは、樹脂によりカバー部材42と一体成型されている。
図2及び図4に示すように、供給部40gは、水平方向(図4の左右方向)及び垂直方向(図2の上下方向)に所定の開口幅を有する開口である。垂直方向の開口幅が現像剤供給部材35の外径(第3螺旋羽根35b、第4螺旋羽根35cの直径)よりも小さい場合、トナーの供給能力が不足する。一方、垂直方向の開口幅が現像剤供給部材35の外径よりも大きい場合、第1搬送室40aから現像剤補給通路40fへのトナーの逆流が生じる。そこで、垂直方向の開口幅は現像剤供給部材35の外径と略等しくなるように形成されている。
本実施形態では、上記のように、補給口42aから現像剤補給通路40f内に補給されたトナー(現像剤)は、現像剤補給通路40fをA2方向に搬送される(図4の破線矢印で表示)。一方、第1搬送室40a内のトナーはA1方向に搬送される(図4の実線矢印で表示)。そして、A2方向に搬送される現像剤補給通路40f内のトナーは供給部40gにおいてA1方向に搬送される第1搬送室40a内の循環トナーに合流する。
これにより、現像剤補給通路40f内の補給トナーを第1搬送室40a内に送り込む際に、現像剤補給通路40f内をA2方向に搬送される補給トナーと第1搬送室40a内をA1方向に搬送される循環トナーとが供給部40g付近でぶつかり合い、第1搬送室40a内の循環トナーの一部が供給部40gから現像剤補給通路40f内に取り込まれ、補給トナーと共に攪拌される。その結果、現像剤補給通路40f内の補給トナーと第1搬送室40a内の循環トナーとが供給部40gにおいて十分に攪拌混合されるため、現像容器40内のトナーの帯電量分布を短時間で均一化することができる。従って、トナーの過帯電による画像濃度の低下やトナーの帯電不足による画像カブリ等の不具合を抑制できる。
ここで、供給部40gは現像剤補給通路40fの搬送方向下流側(A2方向側)端部よりも上流側寄りに形成されており、現像剤補給通路40fは供給部40gよりも搬送方向下流側まで延在している。そして、供給部40gからA2方向側の端部までの間には、第3螺旋羽根35bとは逆方向を向く(逆位相の)第4螺旋羽根35cが形成されている。これにより、供給部40g付近には第4螺旋羽根35cによるトナーの対流が生じる。従って、補給トナーと循環トナーが混在する供給部40g付近のトナーをより効率良く攪拌することができる。
また、供給部40gは、第1搬送室40a内の現像剤搬送方向(A1方向)に対し上流側の連通部40eよりも第1搬送室40aの下流側に形成されている。この構成により、第1搬送室40a内の循環トナーと現像剤補給通路40f内の補給トナーとが供給部40gで反対方向からぶつかり合うことができ、循環トナーと補給トナーとが十分に攪拌混合される。
なお、供給部40gが補給口42aの近傍に形成されていると、補給口42aから補給されて間もない未帯電トナーが直ぐに第1搬送室40a内に供給されてしまい、トナーの帯電不足による画像カブリが発生するおそれがある。そこで、補給口42aと供給部40gとを極力離間させておくために、本実施形態のように補給口42aを現像剤補給通路40fの搬送方向上流側(図6の右側)端部に形成し、供給部40gを現像剤補給通路40fの中央部よりも搬送方向下流側(図6の左側)寄りに形成することが好ましい。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、回転軸31a、31bの周囲に螺旋羽根31b、32bが連続的に設けられた第1スパイラル31、第2スパイラル32を用いているが、螺旋羽根31b、32bに限定されず、例えば複数の半月状板体(円形の板を2分割したもの)を、回転軸31a、32aの周囲に所定の傾斜角度で交互に配設した攪拌搬送部材を用いても良い。
また、上記実施形態では、現像剤としてトナーのみからなる一成分現像剤を用いる例について示したが、本発明はこれに限らず、現像剤としてキャリアおよびトナーからなる二成分現像剤を用いてもよい。
また、上記実施形態では、現像剤供給部材が第1攪拌搬送部材に現像剤を下側から供給するように回転する例について示したが、本発明はこれに限らず、現像剤供給部材は第1攪拌搬送部材に現像剤を上側から供給するように回転してもよい。
また、上記実施形態では、本発明は図1に示したモノクロプリンターに限らず、デジタル或いはアナログ方式のモノクロ複写機、カラープリンター、カラー複写機、ファクシミリ等の、第1攪拌搬送部材、第2攪拌搬送部材および現像剤供給部材を含む現像装置を備えた種々の画像形成装置に適用可能である。
本発明は、互いに略並列に配置される現像剤補給通路、第1搬送室、及び第2搬送室を備えた現像装置に利用可能である。本発明の利用により、トナーの帯電量分布を短時間で均一化することができ、画像濃度の低下やカブリ等の画像不良の発生を抑制できる現像装置となる。
4 現像装置
5 トナーコンテナ(現像剤補給機構)
31 第1スパイラル(第1攪拌搬送部材)
32 第2スパイラル(第2攪拌搬送部材)
35 現像剤供給部材
35a 回転軸
35b 第3螺旋羽根
35c 第4螺旋羽根
40 現像容器
40a 第1搬送室
40b 第2搬送室
40d、40e 連通部
40f 現像剤補給通路
40g 供給部
42 カバー部材
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. 互いに略並列に配置される現像剤補給通路、第1搬送室、及び第2搬送室に区画され、トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、
    前記第1搬送室内の現像剤を攪拌搬送する第1攪拌搬送部材と、
    前記第2搬送室内の現像剤を第1攪拌搬送部材と逆方向に攪拌搬送する第2攪拌搬送部材と、
    前記現像剤補給通路内の現像剤を前記第1搬送室に供給する現像剤供給部材と、
    前記現像剤補給通路に形成され、現像剤補給機構に連結される補給口と、
    を備えた現像装置において、
    前記現像剤補給通路と前記第1搬送室との間には、前記現像剤補給通路から前記第1搬送室に現像剤を供給するための供給部が、前記現像剤補給通路内の現像剤搬送方向に対し前記現像剤補給通路の下流側端部よりも上流側、且つ前記補給口よりも下流側に形成されており、
    前記現像剤供給部材は、回転軸と、該回転軸の外周面に形成される螺旋羽根とを有し、前記供給部を介して前記第1搬送室内の現像剤搬送方向と逆方向から前記第1搬送室に現像剤を供給し、
    前記供給部から前記現像剤補給通路の下流側端部までの間に形成される螺旋羽根は、前記供給部から前記現像剤補給通路の上流側端部までの間に形成される螺旋羽根と逆位相であり、前記回転軸の前記供給部と対向する部分には、前記回転軸方向に延びるパドル形状の搬送羽根が、互いに逆位相に形成される前記螺旋羽根の前記供給部側の端部同士を連結するように形成され、
    前記供給部は、水平方向及び垂直方向に所定の開口幅を有する開口であり、前記供給部の垂直方向の開口幅は、前記現像剤供給部材の外径と略等しく、
    前記供給部の上方には、下方に向かって延びるリブが前記供給部の幅方向の略全域に亘って形成されており、前記現像剤供給部材は、前記第1搬送室に現像剤を下側から供給する方向に回転することを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1搬送室と前記第2搬送室の両端部同士を連通させる2つの連通部が形成されており、前記供給部は、前記第1搬送室内の現像剤搬送方向に対し上流側の前記連通部よりも前記第1搬送室の下流側に形成されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記補給口は、前記現像剤補給通路内の現像剤の搬送方向に対し前記現像剤補給通路の上流側端部に形成されており、前記供給部は、前記現像剤補給通路内の現像剤の搬送方向に対し前記現像剤補給通路の中央部よりも下流側寄りに形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置
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