JP5932589B2 - ハニカム構造体及び排ガス浄化用触媒 - Google Patents

ハニカム構造体及び排ガス浄化用触媒 Download PDF

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Description

本発明は、排ガス浄化用触媒の触媒担体として使用されるハニカム構造体と、それを用いた排ガス浄化用触媒とに関する。
自動車等の排ガスを浄化するために使用される排ガス浄化用触媒として、セラミック材料等からなるハニカム構造体に、触媒成分を担持させたものが使用されている。触媒成分を担持させるための触媒担体となるハニカム構造体は、流体(排ガス)の入口側となる入口端面から流体の出口側となる出口端面まで延びる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有するものであり、この隔壁上に触媒成分を含む触媒層が担持される。
従来、排ガス浄化用触媒の触媒担体として用いられるハニカム構造体には、セルの長さ方向に垂直な断面におけるセルの形状(以下、単に「セル形状」と称する場合がある。)が六角形のものが広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。また、最近では、セル形状が十二角形のハニカム構造体が使用される場合もある(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−167632号公報 特開2009−95827号公報
排ガス浄化用触媒の触媒担体として用いられるハニカム構造体に重要な特性として、昇温性、保温性及び強度が挙げられる。昇温性は、ハニカム構造体に担持された触媒成分を、迅速にその活性温度まで昇温させる、即ち、排ガス浄化用触媒のライトオフ性を高めるという観点から重要な特性である。また、保温性は、ハニカム構造体に担持された触媒成分が活性温度まで昇温した後、その活性温度を維持するという観点から重要な特性である。また、通常、排ガス浄化用触媒は、筒状の缶体内に収納(キャニング)した状態で、自動車等の排気系に搭載されるが、この収納の際にハニカム構造体の外周面にかかる圧力により、ハニカム構造体が損傷することを防ぐため、強度も重要な特性である。
そこで、セル形状が六角形のハニカム構造体と、セル形状が十二角形のハニカム構造体とについて、昇温性、保温性及び強度を比較検討する。図7は、セル形状が六角形のハニカム構造体の、セルの延びる方向に垂直な断面の一部を示す部分断面図であり、図8は、セル形状が十二角形のハニカム構造体の、セルの延びる方向に垂直な断面の一部を示す部分断面図である。これらの図を比較してわかるように、セル形状が十二角形のハニカム構造体40の隔壁44の交点部46は、セル形状が六角形のハニカム構造体30の隔壁34の交点部36よりも大きい。このため、材質、体積(セル部分も含む全体積)、セル密度、隔壁の厚さ等が同等である場合、セル形状が六角形のハニカム構造体は、セル形状が十二角形のハニカム構造体よりも、質量及び熱容量が小さくなる。
そして、ハニカム構造体の昇温性は、熱容量が小さいほど高くなるため、セル形状が六角形のハニカム構造体は、セル形状が十二角形のハニカム構造体よりも高い昇温性を有する。一方、ハニカム構造体の保温性は、熱容量が大きいほど高くなるため、セル形状が十二角形のハニカム構造体は、セル形状が六角形のハニカム構造体よりも高い保温性を有する。また、ハニカム構造体の強度は、隔壁の交点部が大きい(厚肉である)ほど高くなるため、セル形状が十二角形のハニカム構造体は、セル形状が六角形のハニカム構造体よりも高い強度を有する。
このように、セル形状が六角形のハニカム構造体と、セル形状が十二角形のハニカム構造体とには、それぞれ一長一短があり、昇温性と保温性及び強度とは、トレードオフの関係にある。よって、従来のセル形状が六角形のハニカム構造体やセル形状が十二角形のハニカム構造体では、昇温性と保温性及び強度との両方を、排ガス浄化用触媒の触媒担体として十分満足できるレベルまで高めることは困難であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、昇温性と保温性及び強度とを、排ガス浄化用触媒の触媒担体として十分満足できるような高いレベルで両立可能なハニカム構造体と、それを用いた排ガス浄化用触媒とを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、以下のハニカム構造体及び排ガス浄化用触媒が提供される。
[1] 流体の入口側となる入口端面から流体の出口側となる出口端面まで延びる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有し、前記セルの延びる方向に垂直な断面における前記セルの形状が九角形であり、前記九角形が、正六角形の6つの頂点の内、当該正六角形の周方向において1つ置きに存在する3つの頂点と、「当該3つの頂点を結ぶそれぞれの対角線と平行で、両端が残りの3つの頂点をそれぞれ形成する辺上に在る線分」によって、前記残りの3つの頂点を含む角部が切断されることにより形成された6つの新たな頂点とを有する形状であり、隣接するセル間において、前記新たな頂点と前記新たな頂点以外の頂点とを結ぶ辺同士が平行な状態で対向するように、前記複数のセルが配置されており、排ガス浄化用触媒の触媒担体として用いられるハニカム構造体。
[2] 前記線分のそれぞれが、前記残りの3つの頂点のそれぞれから前記線分の内で前記残りの3つの頂点のそれぞれに最も近い線分までの距離をaとし、前記残りの3つの頂点のそれぞれから前記対角線の内で前記残りの3つの頂点のそれぞれに最も近い対角線までの距離をpとしたときに、下式(1)の関係を満たすものである[1]に記載のハニカム構造体。
0.2p≦a≦0.7p ・・・(1)
[3] 前記隔壁の厚さが、38〜305μmである[1]又は[2]に記載のハニカム構造体。
[4] [1]〜[3]の何れかに記載のハニカム構造体の前記隔壁上に、排ガス中の有害物質の浄化を促進する触媒成分を含有する触媒層が担持されてなる排ガス浄化用触媒。
本発明のハニカム構造体は、高い昇温性と高い保温性及び強度とを両立することができる。また、本発明の排ガス浄化用触媒は、このようなハニカム構造体を触媒担体として用いているため、高いライトオフ性を発揮するとともに、触媒活性温度の維持が容易であり、また、キャニング時の損傷も生じ難い。
本発明のハニカム構造体の一の実施形態の、セルの延びる方向に垂直な断面の一部を示す部分断面図である。 本発明のハニカム構造体の一の実施形態の、セルの延びる方向に平行な断面を示す断面図である。 本発明のハニカム構造体のセル形状を説明するための模式図である。 本発明の排ガス浄化用触媒の一の実施形態の、セルの延びる方向に垂直な断面の一部を示す部分断面図である。 本発明の排ガス浄化用触媒の一の実施形態の、セルの延びる方向に平行な断面を示す断面図である。 実施例における昇温性及び保温性の評価方法を説明するためのグラフである。 従来のセル形状が六角形のハニカム構造体の、セルの延びる方向に垂直な断面の一部を示す部分断面図である。 従来のセル形状が十二角形のハニカム構造体の、セルの延びる方向に垂直な断面の一部を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態について具体的に説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(1)ハニカム構造体:
図1は、本発明のハニカム構造体の一の実施形態の、セルの延びる方向に垂直な断面の一部を示す部分断面図である。図2は、本発明のハニカム構造体の一の実施形態の、セルの延びる方向に平行な断面を示す断面図である。図3は、本発明のハニカム構造体のセル形状を説明するための模式図である。
本発明のハニカム構造体10は、排ガス浄化用触媒の触媒担体として用いられるものであり、図2に示すように、流体(排ガス)の入口側となる入口端面11から流体の出口側となる出口端面12まで延びる複数のセル13を区画形成する多孔質の隔壁14を有する。
本発明のハニカム構造体10は、セル形状が特定の九角形であることを、その主要な特徴とする。この九角形の具体的な形状は、次のようにして特定される。まず、図3に示すように、正六角形の6つの頂点の内、その正六角形の周方向において1つ置きに存在する3つの頂点1(1A,1B,1C)を結ぶ対角線4(4A,4B,4C)を引く。そして、それぞれの対角線4と平行で、その両端が残りの3つの頂点2(2A,2B,2C)をそれぞれ形成する辺上に在る線分5(5A,5B,5C)によって、残りの3つの頂点2をそれぞれ含む角部6(6A,6B,6C)を切断する。ここで、「角部」とは、残りの3つの頂点2及び残りの3つの頂点2をそれぞれ形成する辺の一部(図3の点線部分)である。
こうして角部6を切断することにより、6つの新たな頂点3(3A,3B,3C,3D,3E,3F)が形成される。その結果、前記3つの頂点1(1A,1B,1C)と、前記6つの新たな頂点3(3A,3B,3C,3D,3E,3F)とを有する形状の九角形である、本発明のハニカム構造体10のセル形状が得られる。尚、新たな頂点3は、角部6の切断後における、残りの3つの頂点2をそれぞれ形成していた辺の一部(角部6の切断後に残った部分)と、線分5によって形成される。即ち、前記のようにして得られる九角形の9本の辺の内、3本の辺は、線分5である。
本発明のハニカム構造体10においては、図1に示すように、隣接するセル13,13間において、前記のような九角形の新たな頂点3と新たな頂点以外の頂点1とを結ぶ辺同士が平行な状態で対向するように、複数のセル13が配置されている。尚、この対向する辺と辺との間の部分が、ハニカム構造体10の隔壁14となる。前記のような九角形のセル形状を有する複数のセル13が、このように配置されることより、図1の矢印方向において、2種類の大きさの異なる隔壁の交点部16,17が交互に形成された状態となる。即ち、本発明のハニカム構造体は、従来のセル形状が六角形のハニカム構造体の隔壁の交点部と同等の小さな隔壁の交点部16と、従来のセル形状が十二角形のハニカム構造体の隔壁の交点部と同等の大きな隔壁の交点部17とを併せ持つ。
このため、材質、体積(セル部分も含む全体積)、セル密度、隔壁の厚さ等が同等である場合、本発明のハニカム構造体10は、小さな隔壁の交点部しか持たない、セル形状が六角形のハニカム構造体よりも、高い保温性及び強度を発現する。また、本発明のハニカム構造体は、大きな隔壁の交点部しか持たない、セル形状が十二角形のハニカム構造体よりも、高い昇温性を発現する。尚、本発明のハニカム構造体10の保温性及び強度は、セル形状が十二角形のハニカム構造体の保温性及び強度と比べても、殆ど遜色がなく、ほぼ同等の保温性及び強度を有する。また、本発明のハニカム構造体の昇温性は、セル形状が六角形のハニカム構造体の昇温性と比べても、殆ど遜色がなく、ほぼ同等の昇温性を有する。
本発明のハニカム構造体10においては、前述のセル形状の特定の際の線分5が、所定の条件を満たすものであることが好ましい。この所定の条件とは、図3に示すように、残りの3つの頂点2から線分5までの距離をaとし、残りの3つの頂点2から対角線4までの距離をpとしたときに、下式(1)の関係を満たすような条件である。
0.2p≦a≦0.7p ・・・(1)
このような条件を満たす線分5で、角部6が切断されることにより得られる九角形を、本発明のハニカム構造体10のセル形状とすると、ハニカム構造体10の昇温性と保温性及び強度とを、バランス良く、高いレベルで両立することができる。尚、aが0.2pより小さいと、セル形状が六角形のハニカム構造体に対する、保温性及び強度の優位性が十分に発揮されない場合がある。また、aが0.7pより大きいと、セル形状が十二角形のハニカム構造体に対する、昇温性の優位性が十分に発揮されない場合がある。
本発明において、ハニカム構造体10の隔壁14の厚さは、38〜305μmであることが好ましく、51〜254μmであることが更に好ましい。隔壁14の厚さをこのような範囲にすることにより、昇温性と保温性及び強度とを、バランス良く両立することが容易となる。また、隔壁14に触媒層を担持した際の圧力損失の過剰な上昇を抑制できる。隔壁14の厚さが38μmより薄いと、ハニカム構造体10の保温性及び強度が不十分となることがある。また、隔壁14の厚さが305μmより厚いと、ハニカム構造体10の昇温性が不十分となったり、隔壁14に触媒層を担持した際に、圧力損失が大きくなり過ぎたりすることがある。
ハニカム構造体10のセル密度は、15〜186セル/cmであることが好ましく、31〜155セル/cmであることが更に好ましい。セル密度をこのような範囲にすることにより、隔壁14に触媒層を担持した際の圧力損失の過剰な上昇を抑えつつ、高い触媒浄化性能を発揮させることができる。セル密度が15セル/cmより低いと、触媒層の担持面積が小さくなり過ぎることがある。また、セル密度が186セル/cmより高いと、ハニカム構造体10の隔壁14に触媒層を担持した際に、圧力損失が大きくなり過ぎることがある。
ハニカム構造体10の開口率は、70〜95%であることが好ましく、78〜92%であることが更に好ましい。開口率が70%より低いと、ハニカム構造体10の圧力損失が大きくなり過ぎることがある。また、開口率が95%より高いと、ハニカム構造体10の保温性及び強度が不十分となることがある。尚、ここで言う「開口率」とは、ハニカム構造体の長さ方向に垂直な断面の全面積(セルの断面積も含めた面積)に対するセルの断面積の割合を意味する。
ハニカム構造体10の形状は特に限定されず、例えば、底面が円形の筒状(円筒形状)、底面がオーバル形状の筒状、底面が多角形(四角形、五角形、六角形、七角形、八角形等)の筒状等の形状とすることができる。また、ハニカム構造体10の大きさも特に限定されず、排ガス浄化用触媒の触媒担体として用いた場合において、必要とされる浄化性能を満たし得る大きさを適宜選択することができる。
ハニカム構造体10を構成する材料としては、セラミックスを主成分とする材料、又は焼結金属等を好適例として挙げることができる。また、ハニカム構造体が、セラミックスを主成分とする材料からなるものである場合、そのセラミックスとしては、炭化珪素、コージェライト、アルミナタイタネート、サイアロン、ムライト、窒化珪素、リン酸ジルコニウム、ジルコニア、チタニア、アルミナ、シリカ、ゼオライト若しくはバナジウム等又はこれらを組み合わせたものを好適例として挙げることができる。
(2)排ガス浄化用触媒:
図4は、本発明の排ガス浄化用触媒の一の実施形態の、セルの延びる方向に垂直な断面の一部を示す部分断面図である。図5は、本発明の排ガス浄化用触媒の一の実施形態の、セルの延びる方向に平行な断面を示す断面図である。
本発明の排ガス浄化用触媒20は、本発明のハニカム構造体10を触媒担体とし、そのハニカム構造体10の隔壁14上に、排ガス中の有害物質の浄化を促進する触媒成分を含有する触媒層21が担持されてなるものである。
これまで説明したように、本発明のハニカム構造体10は、高い昇温性と高い保温性及び強度とを両立することができるものである。したがって、本発明の排ガス浄化用触媒20は、触媒担体であるハニカム構造体10の高い昇温性により、触媒層21中の触媒成分を、迅速に活性温度まで上昇させることができ、高いライトオフ性を発揮する。また、触媒担体であるハニカム構造体10の高い保温性により、触媒層21中の触媒成分を活性温度まで上昇させた後、その活性温度を維持することが容易である。更に、触媒担体であるハニカム構造体10の高い強度により、キャニング時の損傷が生じ難い。
触媒層21に含有される触媒成分の種類は特に限定されないが、例えば、自動車排ガス浄化用途に用いる場合、貴金属を用いることが好ましい。この貴金属としては、Pt、Rh若しくはPd、又はこれらを組み合わせたものを好適例として挙げることができる。
貴金属等の触媒成分は、隔壁14上に高分散状態で担持させるため、予めAlのような比表面積の大きな耐熱性無機酸化物に一旦担持させた後、ハニカム構造体の隔壁に担持することが好ましい。尚、触媒成分を担持させる耐熱性無機酸化物としては、Al以外に、用途によってはゼオライト等を用いることもできる。また、貴金属等の触媒成分は、CeO、ZrO、あるいはこれらの複合酸化物等からなる助触媒に固定化した上で、ハニカム構造体10の隔壁14上に担持してもよい。
(3)ハニカム構造体の製造方法:
本発明のハニカム構造体は、基本的に、従来公知のハニカム構造体の製造方法と同様の製造方法により製造することができる。即ち、前記のような九角形のセル形状に対応した形状の成形用口金を使用する以外は、従来公知のハニカム構造体の製造方法と同様に、押出成形法等により、ハニカム状の成形体(ハニカム成形体)を得、これを乾燥、焼成することにより製造することができる。
ハニカム成形体の成形原料は、主成分となるセラミックス等の粉末に、バインダ、界面活性剤、造孔材、水等を添加して作製する。
バインダとしては、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロポキシルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。バインダの含有量は、主成分となるセラミックス等の粉末の質量を100質量部としたときに、2.0〜10.0質量部であることが好ましい。
水の含有量は、主成分となるセラミックス等の粉末の質量を100質量部としたときに、20〜60質量部であることが好ましい。
界面活性剤としては、エチレングリコール、デキストリン、脂肪酸石鹸、ポリアルコール等を用いることができる。界面活性剤の含有量は、主成分となるセラミックス等の粉末の質量を100質量部としたときに、0.1〜2.0質量部であることが好ましい。
造孔材としては、グラファイト、澱粉、発泡樹脂、吸水性樹脂、シリカゲル等を用いることができる。造孔材の含有量は、主成分となるセラミックス等の質量を100質量部としたときに、0.5〜10.0質量部であることが好ましい。
成形原料は、ニーダー、真空土練機等で混練することにより坏土となり、この坏土を用いて、押出成形法等により、ハニカム成形体を成形する。
ハニカム成形体の乾燥方法は特に限定されず、例えば、マイクロ波加熱乾燥、高周波誘電加熱乾燥等の電磁波加熱方式の乾燥方法や、熱風乾燥、過熱水蒸気乾燥等の外部加熱方式の乾燥方法を用いることができる。電磁波加熱方式の乾燥方法で一定量の水分を乾燥させた後、残りの水分を外部加熱方式の乾燥方法により乾燥させるようにしてもよい。
乾燥後のハニカム成形体(ハニカム乾燥体)の焼成は、電気炉、ガス炉等を用いて行う。焼成雰囲気、焼成温度、焼成時間等の焼成条件は、ハニカム乾燥体の構成材料等に応じて適宜決定することができる。
(4)排ガス浄化用触媒の製造方法:
本発明の排ガス浄化用触媒は、前記のようにして製造されたハニカム構造体の隔壁上に、触媒層を担持させることにより製造することができる。具体的には、まず、触媒成分を含有する触媒スラリーを調製する。この触媒スラリーを、ディッピング法、吸引法等の方法を用いて、ハニカム構造体の隔壁上にコートした後、乾燥、焼成することにより、触媒スラリーに含有される成分を、触媒層として隔壁上に固定する。触媒スラリーの調製は、例えば、触媒成分としてPdを担持させる場合、まず、比表面積200m/g程度のγ−Al粉末に、Pd(NO)水溶液等を用いてPd含浸し、乾燥後、500℃程度の温度で焼成してPd担持Al粉末とする。次いで、このPd担持Al粉末に水と酢酸とを適量加え、湿式解砕することにより触媒スラリーを調製する。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1〜9)
コージェライト化原料100質量部に対し、造孔剤として発泡樹脂を5.0質量部、バインダとしてメチルセルロースを5.0質量部、界面活性剤としてエチレングリコールを1.0質量部、分散媒として水を40質量部加えて混練することにより杯土を調製した。ここで、「コージェライト化原料」とは、焼成によりコージェライトとなる原料を意味する。本実施例では、コージェライト化原料として、タルク41質量%、カオリン19質量%、アルミニウム酸化物25質量%、及びシリカ15質量%を混合したものを使用した。こうして調製した坏土を、真空脱気した後、図1に示すような九角形のセル形状が得られる成形用口金を用いて押出成形することによりハニカム成形体を得た。次に、得られたハニカム成形体をマイクロ波乾燥機で乾燥し、更に熱風乾燥機で完全に乾燥させて、ハニカム乾燥体とした。次いで、このハニカム乾燥体を、最高温度1400〜1430℃の温度範囲で焼成することにより、セル形状が九角形で、図3に示す距離aの値がそれぞれ表1に示す値となるような、実施例1〜9のハニカム構造体を得た。尚、表1に示すように、体積(セル部分も含む全体積)、隔壁の厚さ及びセル密度は、実施例1〜9のハニカム構造体の何れにおいても同一である。
(比較例1)
図7に示すような六角形のセル形状が得られる成形用口金を用いた以外は、実施例1〜9と同様にして、セル形状が六角形で、体積、隔壁の厚さ及びセル密度が、実施例1〜9のハニカム構造体と同一である比較例1のハニカム構造体を得た。
(比較例2)
図8に示すような十二角形のセル形状が得られる成形用口金を用いた以外は、実施例1〜9と同様にして、セル形状が十二角形で、体積、隔壁の厚さ及びセル密度が、実施例1〜9のハニカム構造体と同一である比較例2のハニカム構造体を得た。
(評価)
実施例1〜9並びに比較例1及び2のハニカム構造体について、下記の方法で、昇温性、保温性及び強度の評価を行い、その結果を表1に示した。
[昇温性及び保温性の評価方法]
昇温性及び保温性の評価方法を、図6を参照して説明する。まず、室温(25℃)のハニカム構造体に、700℃の空気を一定流量で流して、ハニカム構造体を昇温させ、ハニカム構造体の温度が700℃に達した時点で、今度は、室温(25℃)の空気を一定流量で流して、ハニカム構造体の温度を室温まで降温させた。そして、ハニカム構造体の温度が、昇温時に500℃に達した時間T1と、降温時に500まで下がった時間T2とを測定した。尚、T1及びT2は、何れも700℃の空気を流し始めた時点から測定した時間である。こうして測定されたT1は、ハニカム構造体の昇温性を示すものであり、T1が短い程、昇温性が高いと言える。また、室温の空気を流し始めてから、ハニカム構造体の温度が500℃に下がるまでの時間がハニカム構造体の保温性を示すものであり、長いほど保温性が高いと言える。そして、T2からT1を差し引いた時間(T2−T1)は、ハニカム構造体に触媒層を担持させた場合の触媒活性温度である500℃の保持時間を示す。つまり、昇温性、保温性が共に高いと、T2−T1が長くなり、長時間に渡って安定的に高い排ガスの浄化性能を維持できることになる。
[強度の評価方法]
フレキシブルチューブ内にハニカム構造体を挿入して、水圧による均等圧を掛け、部分破壊を生じた圧力を測定し、これをハニカム構造体のアイソスタティック強度とした。尚、測定結果は、比較例1のハニカム構造体についての測定値を1.0として、相対表示した。
Figure 0005932589
(考察)
表1に示す結果から、実施例のようにセル形状を特定の九角形にすることで、セル形状が六角形である比較例1と比べて、特に保温性が向上し、T2−T1が長くなることがわかる。また、実施例のようにセル形状を特定の九角形にすることで、セル形状が十二角形である比較例2と比べて、T2−T1をほぼ同等としつつ、昇温性を大幅に改善できるか(実施例1〜4)、若しくは、T2−T1を大幅に改善でき、排ガス浄化性能の向上が期待できる。特に、実施例1〜9の内、距離aの値が下式(1)を満たしている実施例2〜7の昇温性は、セル形状が十二角形である比較例2の昇温性よりも高く、セル形状が六角形である比較例1の昇温性と比べても大きな差がない(T1の差が10秒以内)ことがわかる。また、これら実施例2〜7の保温性は、セル形状が六角形である比較例1の保温性よりも高く、セル形状が十二角形である比較例2の保温性と比べても、同等以上であることがわかる。更に、これら実施例2〜7の強度は、セル形状が六角形である比較例1の強度よりも高いことがわかる。
0.2p≦a≦0.7p ・・・(1)
(実施例10)
実施例1〜9と同様にして、セル形状が九角形で、図3に示す距離aの値が0.5pであり、体積、隔壁の厚さ、セル密度、開口率、質量及び熱容量が、表2に示す値である実施例10のハニカム構造体を得た。
(比較例3)
図7に示すような六角形のセル形状が得られる成形用口金を用いた以外は、実施例1〜9と同様にして、セル形状が六角形で、体積、隔壁の厚さ及びセル密度が、実施例10のハニカム構造体と同一である比較例3のハニカム構造体を得た。
(比較例4)
図8に示すような十二角形のセル形状が得られる成形用口金を用いた以外は、実施例1〜9と同様にして、セル形状が十二角形で、体積、隔壁の厚さ及びセル密度が、実施例10のハニカム構造体と同一である比較例4のハニカム構造体を得た。
(評価)
実施例10並びに比較例3及び4のハニカム構造体について、前記の方法で、昇温性、保温性及び強度の評価を行い、その結果を表2に示した。但し、アイソスタティック強度の測定結果は、比較例3のハニカム構造体についての測定値を1.0として、相対表示した。
Figure 0005932589
(考察)
表2に示す結果から、実施例10の昇温性は、セル形状が十二角形である比較例4の昇温性よりも高く、セル形状が六角形である比較例3の昇温性と比べても大きな差がない(T1の差が10秒以内)ことがわかる。また、実施例10の保温性は、セル形状が六角形である比較例3及びセル形状が十二角形である比較例4の保温性よりも高いことがわかる。更に、実施例10の強度は、セル形状が六角形である比較例3の強度よりも高く、セル形状が十二角形である比較例4の強度と同等であることがわかる。
(実施例11)
実施例1〜9と同様にして、セル形状が九角形で、図3に示す距離aの値が0.5pであり、体積、隔壁の厚さ、セル密度、開口率、質量及び熱容量が、表3に示す値である実施例11のハニカム構造体を得た。
(比較例5)
図7に示すような六角形のセル形状が得られる成形用口金を用いた以外は、実施例1〜9と同様にして、セル形状が六角形で、体積、隔壁の厚さ及びセル密度が、実施例11のハニカム構造体と同一である比較例5のハニカム構造体を得た。
(比較例6)
図8に示すような十二角形のセル形状が得られる成形用口金を用いた以外は、実施例1〜9と同様にして、セル形状が十二角形で、体積、隔壁の厚さ及びセル密度が、実施例11のハニカム構造体と同一である比較例6のハニカム構造体を得た。
(評価)
実施例11並びに比較例5及び6のハニカム構造体について、前記の方法で、昇温性、保温性及び強度の評価を行い、その結果を表3に示した。但し、アイソスタティック強度の測定結果は、比較例5のハニカム構造体についての測定値を1.0として、相対表示した。
Figure 0005932589
(考察)
表3に示す結果から、実施例11の昇温性は、セル形状が十二角形である比較例6の昇温性よりも高く、セル形状が六角形である比較例5の昇温性と比べても大きな差がない(T1の差が10秒以内)ことがわかる。また、実施例11の保温性は、セル形状が六角形である比較例5及びセル形状が十二角形である比較例6の保温性よりも高いことがわかる。更に、実施例11の強度は、セル形状が六角形である比較例5の強度よりも高く、セル形状が十二角形である比較例6の強度と同等であることがわかる。
(実施例12)
実施例1〜9と同様にして、セル形状が九角形で、図3に示す距離aの値が0.5pであり、体積、隔壁の厚さ、セル密度、開口率、質量及び熱容量が、表4に示す値である実施例12のハニカム構造体を得た。
(比較例7)
図7に示すような六角形のセル形状が得られる成形用口金を用いた以外は、実施例1〜9と同様にして、セル形状が六角形で、体積、隔壁の厚さ及びセル密度が、実施例12のハニカム構造体と同一である比較例7のハニカム構造体を得た。
(比較例8)
図8に示すような十二角形のセル形状が得られる成形用口金を用いた以外は、実施例1〜9と同様にして、セル形状が十二角形で、体積、隔壁の厚さ及びセル密度が、実施例12のハニカム構造体と同一である比較例8のハニカム構造体を得た。
(評価)
実施例12並びに比較例7及び8のハニカム構造体について、前記の方法で、昇温性、保温性及び強度の評価を行い、その結果を表4に示した。但し、アイソスタティック強度の測定結果は、比較例7のハニカム構造体についての測定値を1.0として、相対表示した。
Figure 0005932589
(考察)
表4に示す結果から、実施例12の昇温性は、セル形状が十二角形である比較例8の昇温性よりも高く、セル形状が六角形である比較例7の昇温性と比べても大きな差がない(T1の差が10秒以内)ことがわかる。また、実施例12の保温性は、セル形状が六角形である比較例7及びセル形状が十二角形である比較例8の保温性よりも高いことがわかる。更に、実施例12の強度は、セル形状が六角形である比較例7の強度よりも高く、セル形状が十二角形である比較例8の強度とほぼ同等であることがわかる。
本発明は、自動車等の排ガスを浄化するために使用される排ガス浄化用触媒又はその触媒担体として、好適に利用することができる。
1(1A,1B,1C):頂点、2(2A,2B,2C):頂点、3(3A,3B,3C,3D,3E,3F):頂点、4(4A,4B,4C):対角線、5(5A,5B,5C):線分、6(6A,6B,6C):角部、10:ハニカム構造体、11:入口端面、12:出口端面、13:セル、14:隔壁、16:交点部、17:交点部、20:排ガス浄化用触媒、21:触媒層、30:ハニカム構造体、34:隔壁、36:交点部、40:ハニカム構造体、44:隔壁、46:交点部。

Claims (4)

  1. 流体の入口側となる入口端面から流体の出口側となる出口端面まで延びる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有し、
    前記セルの延びる方向に垂直な断面における前記セルの形状が九角形であり、
    前記九角形が、正六角形の6つの頂点の内、当該正六角形の周方向において1つ置きに存在する3つの頂点と、当該3つの頂点を結ぶそれぞれの対角線と平行で、両端が残りの3つの頂点をそれぞれ形成する辺上に在る線分によって、前記残りの3つの頂点を含む角部が切断されることにより形成された6つの新たな頂点とを有する形状であり、
    隣接するセル間において、前記新たな頂点と前記新たな頂点以外の頂点とを結ぶ辺同士が平行な状態で対向するように、前記複数のセルが配置されており、
    排ガス浄化用触媒の触媒担体として用いられるハニカム構造体。
  2. 前記線分のそれぞれが、前記残りの3つの頂点のそれぞれから前記線分の内で前記残りの3つの頂点のそれぞれに最も近い線分までの距離をaとし、前記残りの3つの頂点のそれぞれから前記対角線の内で前記残りの3つの頂点のそれぞれに最も近い対角線までの距離をpとしたときに、下式(1)の関係を満たすものである請求項1に記載のハニカム構造体。
    0.2p≦a≦0.7p ・・・(1)
  3. 前記隔壁の厚さが、38〜305μmである請求項1又は2に記載のハニカム構造体。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のハニカム構造体の前記隔壁上に、排ガス中の有害物質の浄化を促進する触媒成分を含有する触媒層が担持されてなる排ガス浄化用触媒。
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