JP5932155B2 - 遠心分離装置及び遠心分離装置を動作させる方法 - Google Patents

遠心分離装置及び遠心分離装置を動作させる方法 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の遠心分離装置、及び遠心分離装置を動作させる方法に関する。
この種の遠心分離装置は、固定部、例えばハウジングと、駆動シャフトを備える駆動装置とを備える。回転子が、第1の回転軸の回りで回動可能に固定部に装着される。この回転子は、駆動装置によって第1の回転軸の回りで駆動可能である。伝達シャフトが、第1の回転軸に対して偏心している第2の回転軸の回りで回動可能に回転子に設置される(arranged)。伝達シャフトは、伝動装置を介して固定部に連結され、回転子が回動する場合、駆動シャフトが回転子に対して第2の回転軸の回りで回動するようになっている。遠心分離チャンバーが、第3の回転軸の回りで回動可能であるとともに、駆動シャフトに作動的に接続され、伝達シャフトが回動する場合、遠心分離チャンバーが回動するようになっている。さらに、回転子上に設置され、遠心分離チャンバーを回転子上で軸方向に固定する役目を果たすロック装置が設けられる。ロック装置は、ロック部材と、ロック部材を調整する作動部材とを備える。ロック部材は、遠心分離チャンバーが回転子上で軸方向に固定されるロック位置と、遠心分離チャンバーを回転子から脱離することができるロック解除位置との間で調整することができる。
このような遠心分離装置は、特に、摺動式シールを備えない、いわゆる連続流遠心分離機を実現することができ、例えば、細胞分離に用いるか又は自動輸血装置として用いることができる。例えば、外科手術中の自動輸血に用いる場合、患者の外科手術部位から血液を吸引し、自動輸血装置内部で処理し、続いて患者に送り返す。このような自動輸血装置の中心的要素は遠心分離チャンバーである。遠心分離チャンバーにおいて、赤血球が、他の血液成分から分離され、浄化及び濃縮した形態で患者に送り返すために、生理食塩液を使用して洗浄される。ここでの処理は、血液が、回動する遠心分離チャンバーを通って流れ、濃縮赤血球(concentrate of red blood)が返血バッグ(re−transfusion bag)に送達されることから連続して行われる。
遠心分離チャンバーを通る連続流を可能にするためには、通常、以下のことが必要とされる。すなわち、そのような遠心分離装置内部で、遠心分離チャンバーを例えばポンプベッドに接続するために、1つ又は複数のチューブを遠心分離チャンバーに対してガイドすることが必要とされる。遠心分離装置を動作させる場合の遠心分離チャンバーの回動に起因するチューブのねじれを防止するように、このような遠心分離装置は、いわゆる2Ωの法則(2−Omega principle)(アダムの法則(Adams’ principle)とも称される)を用いる。この法則に従って、チューブは、遠心分離チャンバーの半分の回転速度で遠心分離チャンバーを追跡するように動く。これにより、遠心分離装置の動作中にチューブがねじれることなく、チューブを、一方では例えばポンプベッドにしっかりと接続し、他方では遠心分離チャンバーにしっかりと接続することが可能になる。
チューブは、例えば、遠心分離装置の回転子上でガイドすることができる。回転子は、遠心分離チャンバーの半分の回転速度で回動し、遠心分離チャンバーを追跡するようにチューブをガイドする。
回転子及び遠心分離チャンバーを駆動する、異なる駆動概念が提案されている。このような駆動概念は、通常、遠心分離装置の比較的大きい構造空間を必要とし、その構造(structural built)が比較的複雑である。
例えば、特許文献1から既知の従来の遠心分離装置は、ベルト駆動部を用いて、駆動シャフトから遠心分離チャンバーに回転トルクを伝達する。
特許文献2から既知の遠心分離装置では、遠心分離チャンバーが回動可能に設置されている回転子が設けられる。この回転子は、連結部材を介して遠心分離チャンバーに回動を伝達し、遠心分離装置の動作中、この遠心分離チャンバーが回転子の2倍の回転速度で回動するようになっている。ここで、連結部材は、回転子上の水平回転軸の回りで回動式に装着されている円錐状ギアホイールによって構成される。円錐状ギアホイールは、一方では固定子と作用し合い、他方では遠心分離チャンバーと作用し合って、それにより、回転子の回動を遠心分離チャンバーに伝達する伝動装置(transmission gearing)を提供する。
特許文献3から既知の遠心分離装置内部では、回転子は、駆動装置に作動的に接続されている。回転子には、作動部材と、偏心体(excenter)を介して作動部材に連結されるカムローラーとを備えるロック装置が設置されている。カムローラーは、ロック位置では遠心分離チャンバーにロック係合し、偏心体を調整することにより、カムローラーを遠心分離チャンバーとの係合から外すために、遠心分離チャンバーに対して動かすことができる。
特許文献4から既知の遠心分離装置では、遠心分離チャンバーは、回転子上に設置されている。回転子は、2つの伝達シャフトを保持する。これらの伝達シャフトは、一方では伝動装置を介してハウジングに連結され、他方では遠心分離チャンバーに係合される。回転子を回動させることにより、伝達シャフトが回動し、ひいては遠心分離チャンバーを回転子の2倍の回転速度で回転駆動する。
別の遠心分離装置が、特許文献5から既知である。ここで、遠心分離チャンバーは、回転子上に設置され、回転子を回動させることによって駆動される。
独国特許第3242541号 欧州特許出願公開第0930099号 欧州特許出願公開第0642834号 米国特許第4,163,519号 米国特許第4,950,401号
単純な構造を有することができ、必要とされる空間が少なく、比較的少数の部品を用いることができる遠心分離装置が所望されている。
本発明の目的は、小型構造の遠心分離装置を可能にすると同時に、少数の部品を用いて、比較的単純な構造を有する遠心分離装置、及び遠心分離装置を動作させる方法を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する遠心分離装置により達成される。
したがって、前記駆動装置は、前記作動部材と作動的に接続され、前記駆動シャフトが前記第1の回転軸の回りで第1の回転方向に回動する場合、該駆動装置が前記作動部材を介して前記回転子を駆動し、前記駆動シャフトが前記第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回動する場合、前記作動部材が前記回転子に対して動くようになっている。
本発明は、一方では遠心分離装置の通常動作中に回転子を駆動し、他方ではロック装置を作動させる単一の駆動装置を提供するという構想に基づく。このため、駆動装置は、ロック装置の作動部材に作動的に接続される。ここで、第1の回転方向に駆動シャフトを回す場合、駆動力は、作動部材を介して回転子に作用し、回転子が付勢されて回動し、遠心分離チャンバーを駆動するようになっている。したがって、駆動装置は、作動部材に作用して回転子を駆動し、駆動シャフトが第1の回転方向に回動する場合、回転子を動かす。対照的に、駆動シャフトが第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に動く場合、駆動装置は、回転子を連携させることなく作動部材に作用する。このように、作動部材は、ロック装置を作動させて、例えばそのロック位置からそのロック解除位置に移行させ、遠心分離チャンバーを回転子から脱離させるように、回転子に対して位置を調整される。
遠心分離装置を駆動するのに単一の駆動装置しか必要とされないため、低減した空間要件を伴う構成を得ることができる。駆動装置の駆動方向の単純な逆転によって、ロック装置の作動を達成することができるため、ロック装置の複雑な作動機構が必要でない。
回転子は、第1の回転速度で回動し、遠心分離チャンバーは、回転子の第1の回転速度の2倍である第2の回転速度で回動することが有利である。ここで、回転子は、遠心分離チャンバーを外部装置、例えばポンプベッド、又は輸血バッグ等の液体容器に接続する1つ又は複数のチューブをガイドすることができ、回転子が回転子上に設置されるチューブを遠心分離チャンバーの半分の回転速度で動かし、ひいては遠心分離チャンバーを追跡するようになっている。これにより、いわゆる2Ωの法則(アダムの法則)に従って、チューブが遠心分離装置の動作中にねじれることなく、チューブを、一方の側では遠心分離チャンバーにしっかりと接続し、他方の側では外部装置にしっかりと接続することが可能になる。
伝達シャフトにより、回転子の回動が遠心分離チャンバーに伝達され、それにより、遠心分離装置の動作中、回転子及び遠心分離チャンバーが単一の駆動装置により回動される。このために、伝達シャフトは、遠心分離チャンバーのギアホイールに作動的に接続することができる。伝達シャフトは、例えば、駆動ホイールに回転取付けして連結される。駆動ホイールは、例えば歯を介して、遠心分離チャンバーのギアホイールの歯と係合する。
伝達シャフトは、伝動装置を介して遠心分離装置の固定部に連結される連結ホイールを保持することが有利である。伝動装置は、例えば、ベルト伝動装置として構成することができ、ベルトを備えることができる。このベルトを介して、連結ホイールが、遠心分離装置の固定部にしっかりと設置されているギアホイールに作動的に接続される。
上記ベルトは、歯付きベルトとして構成され、連結ホイール及びギアホイールに噛合することが好ましい。ベルトを固定部、例えば遠心分離装置のハウジングに接続するのに介するギアホイールは、駆動シャフトの第1の回転軸に対して同心に設置され、駆動シャフトの回りに延びることが好ましい。ここで、ギアホイールは、径方向に、回転子上に設置される伝達シャフトの移動経路内に位置し、それにより、遠心分離装置の動作中、伝達シャフトがギアホイールの回りで旋回する(orbits)ことが好ましい。
ベルト伝動装置を用いることにより、単純で、安価で、信頼性のある、遠心分離装置の固定部に対する伝達シャフトの連結部がもたらされる。回転子が回動する場合、伝動装置を介して、伝達シャフトが回転子に対して回動する。ここで、回転子の回動を伝達して遠心分離チャンバーを回動することにおいて、伝達率が2:1であることが好ましい。この伝達率は、伝達シャフトを固定部に連結する伝動装置と、伝達シャフトを遠心分離チャンバーに連結する駆動ホイールとによって規定される。
駆動ホイールの直径は、比較的大径が選択され、それにより、遠心分離装置の動作中の騒音の低減を可能にすることが好ましい。駆動ホイールは、伝達シャフトを遠心分離チャンバーの好適なギアホイールに連結するのに介され、遠心分離チャンバーのギアホイールに係合する、例えば歯付きホイールとして構成される。この駆動ホイールは、比較的大径を有するため、ギアホイールを駆動ホイールに係合することにより発生する騒音が比較的小さい。
(遠心分離チャンバーの)第3の回転軸は、(回転子の)第1の回転軸に対して同心であることが有利である。したがって、遠心分離チャンバー及び回転子は、同じ軸の回りで回動する。
遠心分離装置の動作中、遠心分離チャンバーは、軸方向に固定され、伝達ホイールを介して回転子に作動的に接続され、駆動装置によって回転子を駆動することによって遠心分離チャンバーが回動するようになっている。遠心分離チャンバーを回転子上に定置させるために、ロック装置が設けられる。このロック装置は、回転子上に設置され、回転子が、回転子に対応する(associated)第1の回転軸回りで回動する場合、回転子と一緒に回動する。ロック装置が、遠心分離チャンバーを、遠心分離チャンバーに対応する第3の回転軸に対して軸方向に固定する役目を果たし、遠心分離チャンバーが、回転子上で軸方向に保持され、遠心分離装置の動作中、軸方向に動くことができないようになっている。
作動部材は、第4の回転軸の回りで旋回可能に回転子上に設置され、ロック部材に接続されるロック用偏心体に連結されることが有利である。ここで、連結部は、作動部材を第4の回転軸の回りで旋回することにより、ロック部材をロック位置とロック解除位置との間で調整することができるようになっている。ロック部材は、例えば、回動可能にロック用偏心体上に設置されるロック用ローラーとして構成することができ、ロック用ローラーは、ロック位置では遠心分離チャンバーにロック係合し、ロック解除位置では遠心分離チャンバーから係脱する。
駆動シャフトを第2の回転方向に駆動することにより、作動部材は回転子に対して動くことができ、それにより、ロック用偏心体が旋回し、ロック用偏心体上に設置されるロック部材がロック位置からロック解除位置に移行する。したがって、ロック装置は、ロック解除され、それにより、遠心分離チャンバーが回転子から脱離することができる。遠心分離チャンバーを再びロックするものとする場合、駆動装置は、第1の回転方向に駆動され、それにより、作動部材が回転子に対して動き、ロック部材が遠心分離チャンバーにロック係合される。ロック位置に達すると、回転子は、連携して回動し、遠心分離チャンバーを駆動する。
ロック部材は、ロック用ローラーとして構成されるため、遠心分離チャンバーがロック部材に沿って回転することから、遠心分離装置の動作中、ロック部材は、ロック用偏心体の回りで回動することができる。ロック用ローラーとして構成されるロック部材は、例えば、ロック部材の回りに延びる溝を有することができる。ロック位置では、遠心分離チャンバーの第3の回転軸の回りに延びる遠心分離チャンバーの突出部が、この溝にロック係合し、遠心分離チャンバーが回転子に対して軸方向に保持されるようになっている。ロック装置をロック解除するのに、ロック部材は旋回して遠心分離チャンバーから離れることができ、それにより、ロック部材は、遠心分離チャンバーにもはや係合せず、遠心分離チャンバーは回転子に対してもはや軸方向に固定されない。
ロック部材は、ロック装置のロック位置及びロック解除位置に安定して保持されることから、双安定位置を有することが好ましい。ロック部材をロック位置又はロック解除位置に動かすと、ロック部材は、そのとった位置に留まる。特に、ロック解除位置は安定であるため、ロック部材をロック解除位置に保持するのに駆動装置にエネルギー付与する必要がなく、これにより、遠心分離装置のエネルギー消費を低減することを可能にすることができる。駆動装置のエネルギー付与は、ロック装置を作動させるためにのみ必要であり、ロック装置を現在位置に保持するためには必要でない。
その一方、原理的には、例えば弾性の張力付与装置によって、その位置のうちの一方、例えばロック位置に向けてロック部材に予張力を付与し、それにより、ロック装置自体によるロック解除動作の後、ロック装置をロック位置に復帰させることも考えられる。
ロック装置は、例えば、ロック用ローラーによってそれぞれ構成される複数のロック部材を備えることが好ましい。例えば、3つのロック部材を設けることができ、これらのロック部材は、遠心分離チャンバーの回転軸の回りに等間隔で、遠心分離チャンバーの回りに設置され、ロック装置のロック位置では遠心分離チャンバーにロック係合する。
これに関して、全てのロック部材が、ロック装置をロック位置とロック解除位置との間で動かすように、位置を調整可能であることが考えられる。しかし、特定の一実施形態において、全てではなく、ただ1つ又は一部の複数のロック部材が調整可能である。例えば、全部で3つのロック部材が設けられる場合、1つの実施形態において、単一のロック部材が位置を調整可能であり、その一方、残りのロック部材は位置を調整可能ではなく、したがって遠心分離チャンバーに対して位置を調整することができない。
1つ又は複数のロック部材が調整可能でないという記載は、この文書に関して、ロック部材がロック用ローラーとして構成される場合、ロック部材の回転軸の位置を回転子に対して調整することができず、したがって回転子に対して位置固定されることを意味するものとする。それにもかかわらず、一方では、ロック用ローラーとして構成されるロック部材は、回転子に対してその回転軸の回りで回動することができる。
対照的に、ロック用ローラーとして構成されるロック部材が、位置を調整することができる場合、回転子に対するロックの回転軸の位置は、例えば、遠心分離チャンバーをロック解除するのに回転軸を遠心分離チャンバーから変位することができるように変更することができる。したがって、ロック用ローラーの全体位置が調整可能である。
1つの実施形態において、回転子に対する作動部材の調整動作中、回転子を制動するブレーキ装置が設けられることが好ましい。特に、磁気制動力を回転子に印加する磁気ブレーキによって構成されるこのブレーキ装置は、作動部材を動かす場合、回転子が連携しないように、ロック装置をロック解除する場合、回転子をその現在位置に保持する役目を果たす。ブレーキ装置は、そのロック解除位置からロック装置をロックする間、回転子をその現在位置に保持する役目も果たす。ロック装置のロック位置に達した後初めて、回転子は、遠心分離チャンバーを駆動するように連携する。
本発明の目的は、遠心分離装置を動作させる方法によっても達成される。遠心分離装置は、固定部と、駆動シャフトを備える駆動装置とを備える。回転子が、第1の回転軸の回りで回動可能に固定部に装着され、この回転子は、駆動装置によって第1の回転軸の回りで回動させることができる。駆動シャフトは、第1の回転軸に対して偏心している第2の回転軸の回りで回動可能に回転子上に設置される。伝達シャフトは、伝動装置を介して固定部に連結され、回転子の回動中、伝達シャフトが回転子に対して第2の回転軸の回りで回動するようになっている。第3の回転軸の回りで回動可能である遠心分離チャンバーは、伝達シャフトに作動的に接続され、伝達シャフトの回動中、遠心分離チャンバーが回動するようになっている。回転子上に設置され、遠心分離チャンバーを回転子上で軸方向に固定するロック装置が、ロック部材と、このロック部材を作動させる作動部材とを備える。ロック部材は、遠心分離チャンバーが回転子に対して軸方向に固定されるロック位置と、遠心分離チャンバーを脱離することができるロック解除位置との間で調整することができる。ここで、駆動装置は、作動部材に作動的に接続され、駆動装置は、駆動シャフトが第1の回転軸の回りで第1の回転方向に回動する場合、作動部材を介して回転子を駆動し、駆動シャフトを第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回動させる場合、回転子に対して作動部材を動かすことが規定される。
本遠心分離装置に関して上述した利点及び有利な実施形態は、本方法にも同様に適用可能であり、そのため上記を参照するものとする。
本発明の基礎をなす構想は、続いて、図面に示されている実施形態に従ってより詳細に記載されるものとする。
回転子と、回転子上に設置されている伝達シャフトとを備える遠心分離装置の概略断面図である。 遠心分離装置の概略上面図である。
図1及び図2は、回動可能な回転子3と、回動可能な遠心分離チャンバー5とを備える遠心分離装置1の一実施形態を異なる視点で示している。
遠心分離装置1は、摺動式シールを備えない連続流遠心分離機として構成されている。ここで、遠心分離チャンバー5は、ポンプベッド、又は流体容器、例えば輸血バッグ等のポート9に接続される外部装置に対する流れ接続を提供するために、チューブ8を介してポート9に接続される。
ここで、チューブ8は、第1の端部80を介して遠心分離チャンバー5に取り付けられ、第2の端部81を介してポート9に取り付けられる。
チューブ8は、回転子3のガイド装置35上でガイドされる。ここで、遠心分離装置1の動作中、回転子3は、第1の回転速度V1で回動する。第1の回転速度V1は、遠心分離チャンバー5の回転速度V2の半分に等しい。このように、遠心分離装置1は、いわゆる2Ωの法則(アダムの法則)を働く。この法則に従って、遠心分離チャンバー5の回転中、チューブ8が回転子3上でガイドされることにより、チューブ8のねじれが防止される。
遠心分離チャンバー5を用いて、遠心分離によって特定の成分を他の成分から分離することができることから、流体、特に血液を処理することができる。例えば、自動輸血に関して、濃縮赤血球を得ることができ、これを浄化した形態で患者に送り返すことができる。
回転子3は、第1の回転軸D1の回りで回動式に装着される。第1の回転軸D1は、遠心分離チャンバー5の回転軸D3に対して同心である。伝達シャフト40は、回転軸D2の回りで回動可能に回転子3に装着される。回転軸D2は、回転子3の回転軸D1に対して偏心しているが、この回転軸D1に対して平行に延びる。伝達シャフト40は、連鎖駆動機構(drive chain)4の一体部分であり、回転子3から遠心分離チャンバー5に回動を伝達する。
伝達シャフト40には、歯付きホイールの形態の連結ホイール41が設置されている。連結ホイール41は、回転子3の駆動装置7に面する側に設置され、歯付きベルトの形態のベルト43を介して、伝動ホイール44に連結される。伝動ホイール44は、遠心分離装置1のハウジング2にしっかりと設置される。歯付きベルトの形態のベルト43は、一方では連結ホイール41の歯に係合し、他方では伝動ホイール44の歯に係合する。それにより、ベルト43は、回転軸D1の回りでの回転子3の回動中、連結ホイール41と連結ホイール41に随伴する伝達シャフト40とが、回転子3に対して伝達シャフト40に対応する回転軸D2の回りで回動するように、伝動ホイール44の回りで走行し、実質的に滑ることなく伝動ホイール44上を回り続ける。
したがって、遠心分離装置1の動作中、伝達シャフト40の回動は、互いに重なる2つの回転成分で生成される。伝達シャフト40は、一方では、回転子3の回転軸D1の回りで回転子3とともに回動する。伝達シャフト40は、他方では、連結ホイール41、ベルト43、及び伝動ホイール44により形成される伝動装置を介して、回転子3に対して回動され、ひいては、回転子3が回動する場合、回転子3に対して回転軸D2の回りで回動を行う。
伝達シャフト40は、回転子3の遠心分離チャンバー5に面する側に、駆動ホイール42を保持する。駆動ホイール42は、歯付きホイールとして形成され、遠心分離チャンバー5の歯付きホイールの形態の伝動ホイール50に係合する。駆動ホイール42は、伝動ホイール50の対応する歯に係合する外歯500を有する。伝達シャフト40の回動は、駆動ホイール42を介して遠心分離チャンバー5に伝達される。遠心分離装置1の動作中、連鎖駆動機構4は、遠心分離チャンバー5が回転子3の回転速度V1の2倍の回転速度V2で回動するように伝達を行う設計になっている。
ベルト伝動装置を介して伝達シャフト40をハウジング2に連結することにより、単一の伝動ステージのみを用いて、単純で費用効果的に、回転子3の回転速度V1が遠心分離チャンバー5の回転速度V2に伝達される。ここで、連鎖駆動機構4の構成により、比較的大径の駆動ホイール42を使用することが可能になり、これにより、遠心分離装置1の比較的静かな動作が可能になる。
例えば、電気モーターによって構成される駆動装置7は、駆動シャフト70を介して、ロック装置6の伝動ホイール60に連結され、遠心分離装置1の通常動作中、伝動ホイール60と、作動ホイール61の形態の作動部材とを介して、回転子3にトルクを伝達する。駆動シャフト70は、回転子3に回動可能に装着され、伝動ホイール60にしっかりと接続され、伝動ホイール60は、作動ホイール61に更に噛合する。
作動ホイール61は、シャフト62上に設置され、シャフト62は、第4の回転軸D4の回りで旋回可能に回転子3に装着される。
遠心分離装置1の通常動作中、駆動シャフト70は、回転軸D1の回りで回転方向A1に回動し、それにより、これに応じて伝動ホイール60が回動する。ここで、伝動ホイール60は、作動ホイール61に作用し、作動ホイール61は、回転子3を連携させ、回転軸D1の回りで回転方向A1に回動を行うように回転子3を駆動する。ここで、回転子3の回動は、上記で説明したように、連鎖駆動機構4を介して遠心分離チャンバー5に伝達される。
ロック装置6は、ロック用偏心体63に連結されるロック用ローラー64の形態のロック部材を介して、遠心分離チャンバー5を軸方向にロックする設計になっている。ロック装置6がロック位置にある場合、遠心分離チャンバー5は、対応する回転軸D3に沿って、回転子3に対して軸方向に動くことができない。ロック用ローラー64は、回転軸D4’の回りで対応するロック用偏心体63に回動可能に装着される。ロック用ローラー64は、ロック位置では遠心分離チャンバー5の周方向突出部51に係合する溝640を有し、遠心分離チャンバー5が軸方向に適所に保持されるようになっている。
図1による概略断面図では、ロック用偏心体63及び作動ホイール61に対応する、単一のロック用ローラー64のみが示されている。しかし、回転子3には、図2に示されているように、全部で3つのロック用ローラー64、65、66が、回転軸D1の回りに等間隔で設置されている。このようなロック用ローラー64、65、66のうち、ロック用ローラー64のみが、その位置を調整可能であり、これに応じて、対応するロック用偏心体63上に設置される。残りのロック用ローラー65、66は、回転子3に対して、対応する回転軸D5、D6の回りで回動可能であるが、その回転軸D5、D6の位置は調整可能でなく、したがって、位置を固定されて回転子3上に設置されている。
その一方、原理的には、全てのロック用ローラー64、65、66が、その回転軸D4、D5、D6の位置を調整することもできる。この場合、各ロック用ローラー64、65、66がロック用偏心体63に対応し、ロック用偏心体63は、作動ホイール61に連結され、作動ホイール61を介して伝動ホイール60に連結される。
遠心分離装置1の通常動作中、ロック用ローラー64、65、66は、回転子3とともに回転軸D1の回りで、回転速度V1で回動する。遠心分離チャンバー5は回転子の回転速度V1の2倍の回転速度V2で回動するため、ロック用ローラー64、65、66は、遠心分離チャンバー5の円周方向突出部51に沿って回転し、突出部51の、ロック用ローラー64、65、66に対するロック係合を維持したまま、対応する回転軸D4、D5、D6の回りで回動する。
ロック装置6は、ロック状態(図1に示されている)及びロック解除状態をとることができる。ロック状態では、ロック用ローラー64は、その溝640を介して遠心分離チャンバー5の円周方向突出部51に係合する。同様に、残りの調整不能ロック用ローラー65、66は、対応する溝を介して突出部51に係合し、それにより、遠心分離チャンバー5が回転子3に軸方向に固定される。対照的に、ロック解除状態では、調整可能ロック用ローラー64は、突出部51から径方向に脱離し、それにより、突出部51が調整可能ロック用ローラー64の溝640にもはや係合しない。したがって、遠心分離チャンバー5は、回転子3から軸方向に持ち上げることにより、回転子3から脱離することができる。
調整可能ロック用ローラー64のロック用偏心体63の作動は、作動ホイール61を介して行われる。回転子3がロック装置6を介して駆動される通常の動作状態では、ロック装置6は、遠心分離チャンバー5が軸方向に固定されるロック位置にある。ロック装置6をロック解除するものとする場合、回転子3は停止され、駆動装置7の回転方向を逆転させることにより、駆動シャフト70を反対の回転方向A2(図1を参照)に駆動させることによって、作動ホイール61は、対応する回転軸D4の回りで旋回し、それにより、ロック用ローラー64が、対応するロック用偏心体63を介して動き、遠心分離チャンバー5の円周方向突出部51から係脱する。
したがって、回転子3の駆動及びロック装置6の作動は、同じ駆動装置7を用いることによって行われる。駆動装置7は、その回転方向A1、A2に応じて、回転子3を駆動するか、又は、回転子3の停止中、回転子3に対して作動ホイール61を動かし、このようにロック装置6を作動させる。
作動ホイール61は、回転子3を連携させるように、例えば、ロック装置6のロック位置に達し、ロック部材64が遠心分離チャンバー5の突出部51に係合すると、回転子3の停止部に当接することができる。しかし、駆動シャフト70が回転方向A1に回動する場合、作動ホイール61を回転子3に対して更に動かすことができないようにロック部材64が遠心分離チャンバー5に当接することのみによって、回転子3が連携されることも考えられる。
作動ホイール61のシャフト62に調整レバー67が設置され、調整レバー67を手動で作動させ、ロック用偏心体63と、ロック用偏心体63上に設置されるロック用ローラー64とを手動で動かすことができる。このように、ロック装置6は、回転子3から脱離することが可能であるように遠心分離チャンバー5をロック解除するために、手動でロック解除位置に動かすことができる。同様に、ロック装置6は、遠心分離チャンバー5を遠心分離装置1に挿入した後、手動で再びロックすることもできる。
ロック装置6は、ロック位置及びロック解除位置それぞれが安定であることから、双安定であることが好ましい。したがって、ロック用ローラー64が設置されているロック用偏心体63は、ロック位置又はロック解除位置に動かされた場合、ロック位置又はロック解除位置にそれぞれ留まる。特に、このように、ロック用偏心体63をロック解除位置に保持するために駆動装置7にエネルギー付与することが必要でない。むしろ、ロック用偏心体63は、ロック装置6をロック解除した後、ロック解除位置に留まり、ロック解除位置から能動的に動かされるまで、そのとった位置を維持する。
ロック解除中又はロック中、例えば、作動ホイール61と回転子3との間に作用する摩擦力に起因して、回転子3が作動ホイール61とともに動かないことを確実にするために、磁気ブレーキの形態のブレーキ装置30が設けられる。ブレーキ装置30は、少なくとも1つの磁石を備える。この少なくとも1つの磁石は、回転子3上の対応する磁石機構に対向して磁気で引き合うように配置され、それにより、所定の保持力によって、回転子3が現在とっている位置に保持される。例えば、作動ホイール61の摩擦力により回転子3が動く可能性がない程度の保持力を有するブレーキ装置30により、作動ホイール61が回転子3に対して動くことができるように、ロック装置6が駆動シャフト70を回転方向A2に回動させることによりロック解除される場合、回転子3が適所に保持されることが確実になる。これと反対に、ロック装置6をそのロック解除位置からロック位置に調整する場合も、回転子3は、ロック位置に達し、したがってロック用ローラー64が遠心分離チャンバー5に当接するまで適所に保持される。このとき初めて、駆動シャフト70を回転方向A1に更に回動させる場合、回転子3は、連携され、したがって遠心分離チャンバー5を駆動するように回動される。
本発明の基礎をなす構想は、上述の実施形態に限定されず、全く異なる実施形態において実現することもできる。
本明細書に記載の遠心分離装置によれば、静かに動作することができる小型構造を有する装置が提供される。遠心分離チャンバーを駆動するとともにロック装置を作動させるのに、比較的少数の部品しか必要とされないため、遠心分離装置の全体費用を低減することができる。ロック装置及び回転子は、単一の駆動装置によって駆動されるため、そうでなければロック装置の作動に必要となる追加の駆動装置が不要になる。
ロック装置が双安定位置を有し、さらに、手動で作動させることができる場合、例えば、電力が利用可能でなくてもロック装置のロック解除が可能であるため、停電の場合の緊急稼動用の追加のバッテリーが必要とされない。
1 遠心分離装置
2 ハウジング
3 回転子
30 ブレーキ装置
35 ガイド装置
4 連鎖駆動機構
40 シャフト
41 連結ホイール
42 駆動ホイール
43 ベルト
44 伝動ホイール
5 遠心分離チャンバー
50 伝動ホイール
500 歯
51 周方向突出部
6 ロック装置
60 伝動ホイール
61 作動部材(作動ホイール)
62 シャフト
63 ロック用偏心体
64 ロック部材(ロック用ローラー)
640 溝
65、66ロック部材(ロック用ローラー)
67 調整レバー
7 駆動装置(モーター)
70 駆動シャフト
8 チューブ
80、81 端部
9 ポート
A1、A2 回転方向
D1、D2、D3、D4、D4’、D5、D6 回転軸
V1、V2 回転速度

Claims (15)

  1. 遠心分離装置(1)であって、
    固定部(2)と、
    駆動シャフト(70)を備える駆動装置(7)と、
    第1の回転軸(D1)の回りで回動可能に前記固定部(2)に装着される回転子(3)であって、該回転子(3)は、前記駆動装置(7)によって前記第1の回転軸(D1)の回りで駆動可能である、回転子と、
    前記回転子(3)に装着され、前記第1の回転軸(D1)に対して偏心している第2の回転軸(2)の回りで回動可能な伝達シャフト(40)であって、該伝達シャフト(40)は、伝動装置(43、44)を介して前記固定部(2)に連結され、前記回転子(3)の回動中、該伝達シャフト(40)が該回転子(3)に対して前記第2の回転軸(D2)の回りで回動するようになっている、伝達シャフトと、
    第3の回転軸(D3)の回りで回動可能である遠心分離チャンバー(5)であって、該遠心分離チャンバー(5)は、前記伝達シャフト(40)に作動的に接続され、該伝達シャフト(40)の回動中、該遠心分離チャンバー(5)が回動するようになっている、遠心分離チャンバーと、
    前記回転子(3)上に設置され、前記遠心分離チャンバー(5)を前記回転子(3)上で軸方向に固定するロック装置(6)であって、該ロック装置(6)は、ロック部材(64)と、該ロック部材(64)を調整する作動部材(61)とを備え、前記ロック部材(64)は、前記遠心分離チャンバー(5)が前記回転子(3)に対して軸方向に固定されるロック位置と、前記遠心分離チャンバーが前記回転子(3)から脱離可能であるロック解除位置との間で調整可能である、ロック装置と、
    を備え、
    前記駆動装置(7)は、前記作動部材(61)と作動的に接続され、前記駆動シャフト(70)が前記第1の回転軸(D1)の回りで第1の回転方向(A1)に回動する場合、該駆動装置(7)が前記作動部材(61)を介して前記回転子(3)を駆動し、前記駆動シャフト(70)が前記第1の回転方向(A1)とは反対の第2の回転方向(A2)に回動する場合、前記作動部材(61)が前記回転子(3)に対して動くようになっていることを特徴とする、遠心分離装置。
  2. 前記遠心分離装置(1)の動作中、前記回転子(3)は、第1の回転速度(V1)で回動し、前記遠心分離チャンバー(5)は、前記第1の回転速度(V1)の2倍の第2の回転速度(V2)で回動することを特徴とする、請求項1に記載の遠心分離装置。
  3. 前記伝達シャフト(40)は、駆動ホイール(42)を保持し、該駆動ホイール(42)を介して前記遠心分離チャンバー(5)の伝動ホイール(50)に連結されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の遠心分離装置。
  4. 前記伝達シャフト(40)は、連結ホイール(41)を保持し、該連結ホイール(41)は、前記伝動装置(43、44)を介して前記固定部(2)に連結されることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の遠心分離装置。
  5. 前記伝動装置は、ベルト伝動装置として構成されるとともにベルト(43)を備え、前記連結ホイール(41)は、前記ベルト(43)を介して、前記固定部(2)にしっかりと設置される伝動ホイール(44)に作動的に接続されることを特徴とする、請求項4に記載の遠心分離装置。
  6. 前記ベルト(43)は、歯付きベルトとして構成され、前記連結ホイール(41)及び前記伝動ホイール(44)に噛合することを特徴とする、請求項5に記載の遠心分離装置。
  7. 前記伝動ホイール(44)は、前記第1の回転軸(D1)に対して同心に設置され、前記駆動シャフト(70)の回りに延びることを特徴とする、請求項5又は6に記載の遠心分離装置。
  8. 前記第3の回転軸(D3)及び前記第1の回転軸(D1)は、互いに同一線上にあることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の遠心分離装置。
  9. 前記作動部材(61)は、第4の回転軸(D4)の回りで旋回可能に前記回転子(3)上に設置され、前記ロック部材(64)に接続されるロック用偏心体(63)に連結され、前記作動部材(61)を前記第4の回転軸(D4)の回りで旋回させることにより、前記ロック部材(64)が前記ロック位置と前記ロック解除位置との間で調整可能であるようになっていることを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の遠心分離装置。
  10. 前記ロック部材は、回動可能に設置される前記ロック用偏心体(63)上にロック用ローラー(64)として構成され、該ロック用ローラー(64)は、前記ロック位置では前記遠心分離チャンバー(5)にロック係合し、前記ロック解除位置では前記遠心分離チャンバー(5)から係脱することを特徴とする、請求項9に記載の遠心分離装置。
  11. 前記ロック部材(64)は、前記ロック位置及び前記ロック解除位置に安定して保持されることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の遠心分離装置。
  12. 前記ロック装置(6)は、前記ロック位置と前記ロック解除位置との間で調整可能な少なくとも1つのロック部材(64)と、位置を調整可能でない少なくとも1つのロック部材(65、66)とを備えることを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の遠心分離装置。
  13. 前記回転子(3)に対する前記作動部材(61)の調整動作中、ブレーキ装置(30)が前記回転子(3)を制動することを特徴とする、請求項1から12のいずれかに記載の遠心分離装置。
  14. 前記ブレーキ装置(30)は、前記回転子(3)を磁気制動する磁気ブレーキとして構成されることを特徴とする、請求項13に記載の遠心分離装置。
  15. 遠心分離装置(1)を動作させる方法であって、該遠心分離装置(1)は、
    固定部(2)と、
    駆動シャフト(70)を備える駆動装置(7)と、
    第1の回転軸(D1)の回りで回動可能に前記固定部(2)に装着される回転子(3)であって、該回転子(3)は、前記駆動装置(7)によって前記第1の回転軸(D1)の回りで駆動される、回転子と、
    前記回転子(3)に装着され、前記第1の回転軸(D1)に対して偏心している第2の回転軸(2)の回りで回動可能な伝達シャフト(40)であって、該伝達シャフト(40)は、伝動装置(43、44)を介して前記固定部(2)に連結され、前記回転子(3)の回動中、該伝達シャフト(40)が該回転子(3)に対して前記第2の回転軸(D2)の回りで回動するようになっている、伝達シャフトと、
    第3の回転軸(D3)の回りで回動可能である遠心分離チャンバー(5)であって、該遠心分離チャンバー(5)は、前記伝達シャフト(40)に作動的に接続され、該伝達シャフト(40)の回動中、該遠心分離チャンバー(5)が回動するようになっている、遠心分離チャンバーと、
    前記回転子(3)上に設置され、前記遠心分離チャンバー(5)を前記回転子(3)上で軸方向に固定するロック装置(6)であって、該ロック装置(6)は、ロック部材(64)と、該ロック部材(64)を調整する作動部材(61)とを備え、前記ロック部材(64)は、前記遠心分離チャンバー(5)が前記回転子(3)に対して軸方向に固定されるロック位置と、前記遠心分離チャンバーが前記回転子(3)から脱離可能であるロック解除位置との間で調整可能である、ロック装置と、
    を備え、
    前記駆動装置(7)は、前記作動部材(61)と作動的に接続され、前記駆動シャフト(70)が前記第1の回転軸(D1)の回りで第1の回転方向(A1)に回動する場合、該駆動装置(7)が前記作動部材(61)を介して前記回転子(3)を駆動し、前記駆動シャフト(70)が前記第1の回転方向(A1)とは反対の第2の回転方向(A2)に回動する場合、前記作動部材(61)を前記回転子(3)に対して動かすことを特徴とする、方法。

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