JP5931583B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化物半導体層を有する半導体素子を備えた半導体装置、およびその作製方法に関する。
近年、新たなトランジスタの半導体材料として酸化物半導体と呼ばれる、半導体特性を示す金属酸化物が注目されている(特許文献1、2参照)。
例えば、酸化物半導体を用いたトランジスタは、シリコンを用いたトランジスタ比較して、オフ電流が非常に低いという優れた特徴を有する。その特徴を活かしてかして、酸化物半導体を用いたトランジスタと、シリコンなど酸化物半導体以外の半導体を用いたトランジスタとを組み合わせた半導体装置が開発されている(特許文献3、4参照)。
また、半導体層を作製するために使用した基板は、半導体装置の作製過程では必要であるが、半導体装置の性能や用途を制限することがある。そこで、トランジスタや半導体層を基板から分離する技術が開発されている(特許文献5、6参照)。
米国特許出願公開第2005/0039670号明細書 米国特許出願公開第2006/0113536号明細書 国際公開第2011/077967号 国際公開第2011/090037号 米国特許出願公開第2003/0032210号明細書 米国特許第6303405号明細書
本発明は、酸化物半導体層を用いた半導体素子を含む層を作製時に使用した基板から分離する方法を提供することを目的の1つとする。
本出願で開示される発明の一形態は、基板上に剥離層を形成し、剥離層上に下地層を形成し、下地層上に酸化物半導体層を形成し、酸化物半導体層を有する半導体素子を形成し、剥離層にレーザ光を照射し、前記半導体素子から基板を分離することを有する半導体装置の作製方法である。剥離層はレーザ光の照射で分解される層であり、例えば、剥離層として窒化ガリウムなどの窒化物半導体層が形成される。
下地層上に形成される酸化物半導体層は、単結晶層でも非単結晶層(アモルファス、多結晶)でもよい。また、下地層上に形成した後、酸化物半導体層を熱処理して結晶化させて、単結晶酸化物半導体層を形成することができる。
下地層は単層でも複数の層を設けることができる。下地層をエピタキシャル成長させるため、下地層および剥離層を構成する物質には、格子定数が近い物質が選ばれる。下地層及び剥離層を構成する物質の差は、0.05nm以下が好ましい。
本発明により、酸化物半導体層を用いた半導体素子を含む層を作製時に使用した基板から分離することができる。
A〜C:半導体装置の作製方法の一例を示す断面図。 A、B:半導体装置の作製方法の一例を示す断面図。 A〜C:半導体装置の作製方法の一例を示す断面図。 A、B:半導体装置の作製方法の一例を示す断面図。 半導体装置の構成の一例を示すブロック図。 半導体装置の構成の一例を示す断面図。 半導体装置の構成の一例を示す断面図。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨およびその範囲から逸脱することなくその形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、発明の実施の形態の説明に用いられる図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、基板上に剥離層を介して酸化亜鉛を含む単結晶酸化物半導体層を形成し、当該剥離層を分解することにより、単結晶酸化物半導体層を含む半導体素子を基板から分離する工程を含む半導体装置の作製方法の一例を示す。
基板10としては、必要な耐熱性を備えた基板が用いられ、かつ基板10の剥離に用いるレーザ光に対して透過率が80%以上の基板が用いられる。代表的には、サファイア基板が用いられる。単結晶酸化物半導体層をc軸方向にエピタキシャル成長させるため、基板10としてa面サファイア基板を用いる(図1A)。
基板10上に窒化物半導体でなる剥離層11を形成する(図1A)ここでは、剥離層11として、例えばMOCVD法により、窒化ガリウム層(GaN層)を厚さ3nm〜10nmエピタキシャル成長させる。
剥離層11上に、下地層12および下地層13を形成する(図1A)。下地層12として、スパッタ法により、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)層を形成し、下地層13として、厚さ3nm〜10nmの酸化亜鉛層を形成する。酸化亜鉛層は酸化物半導体層の熱処理で酸化物半導体層からZnOが蒸発することを抑制するために形成される。YSZ層は、同熱処理で、ZnOと剥離層11(窒化ガリウム層)との反応を防止するために形成される(図1A)。
各層11〜13を構成する化合物の格子定数は、GaN(a:0.318nm)、YSZ(a:0.36067nm)、ZnO(a:0.325nm)である。ここでは、この格子定数に差が少ないことを利用し、エピタキシャル成長させたGaN層(剥離層11)上に、YSZ層(下地層12)、ZnO層(下地層13)をエピタキシャル成長させている。なお、基板10と剥離層11(GaN層)の間に、厚さ10nm〜40nmの窒化アルミニウム(AlN)層を形成して、GaN層をエピタキシャル成長させるとよい。
下地層13上に酸化物半導体層14を形成する(図1A)。ここでは、酸化物半導体層14は、式:InMO(ZnO)m(m>0、Mは、Ga、Al、MnおよびCoの1または複数の金属元素を示す。)で表される酸化亜鉛(ZnO)を含む金属酸化物である。
酸化物半導体層14は、スパッタ法、化学気相蒸着法などで形成される。酸化物半導体層14は、単結晶ではなくともよく、アモルファスでも多結晶でもよい。酸化物半導体層の厚さは、作製する半導体素子に応じて決定される。たとえば、トランジスタを作成する場合は、酸化物半導体層14の厚さは、3nm以上50nm以下とするのが望ましい。酸化物半導体層14が厚すぎると、トランジスタがノーマリーオンとなってしまう恐れがあるためである。
キャップ層15、16を酸化物半導体層14上に形成する(図1A)。ここでは、キャップ層15には、下地層13と同様、酸化亜鉛層を形成し、キャップ層16には、下地層12と同様、YSZ層を形成する。酸化物半導体層14を結晶化させる熱処理で酸化物半導体層14からZnOが蒸発することを抑制するために、酸化亜鉛層、YSZ層が形成される。なお、YSZ層(キャップ層16)は形成しなくてもよい。
次に、1000℃以上1600℃以下の熱処理により、酸化物半導体層14を結晶化し、単結晶酸化物半導体層18を形成する。この熱処理で、酸化物半導体層14、酸化亜鉛層(下地層13、キャップ層15)が拡散反応し、単結晶酸化物半導体層18が形成される(図1B)。
ZnOの蒸発を防ぐためのキャップ層16を形成したが、このキャップ層16を形成する代わりに、キャップ用に、YSZ基板や、サファイア基板などをキャップ層15上に重ねて酸化物半導体層14の熱処理を行うこともできる。
単結晶酸化物半導体層18を含む半導体素子を形成する(図1C)。ここでは、単結晶酸化物半導体層18をチャネル形成領域とするトランジスタ21を形成する。導電層25、26は1層目の配線層であり、トランジスタ21のソース電極、またはドレイン電極を構成する。導電層27は2層目の導電層であり、トランジスタ21のゲート電極を構成する。
導電層25〜27は、単層構造または積層構造の膜で形成される。導電層25〜27を構成する膜としては、例えばモリブデン、チタン、クロム、タンタル、マグネシウム、銀、タングステン、アルミニウム、銅、ネオジム、またはスカンジウムなどを含む膜があげられる。
絶縁層28は、トランジスタ21のゲート絶縁層を構成する。ここでは、ゲート絶縁層は、キャップ層16と絶縁層28で構成される。
なお、酸化物半導体層14からトランジスタ21を作製することができる。この場合、下地層13(酸化亜鉛層)、キャップ層15(酸化亜鉛層)、およびキャップ層16(YSZ層)は形成しなくてもよい。また、下地層12は、YSZ層以外には、酸化シリコン、窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウムなどの絶縁層を形成することができる。また、下地層12として複数の絶縁層を形成することもできる。
また、酸化物半導体層14として酸化亜鉛(ZnO)層を形成することができる。この場合、下地層13としての酸化亜鉛層は形成せず、YSZでなる下地層12上に、ZnOでなる酸化物半導体層14を形成する。また、ZnOでなるキャップ層15も形成しない。キャップ層16は適宜形成すればよい。例えば、レーザアブレーション法によりZnO層を形成することで、YSZでなる下地層12上に、単結晶ZnO層を形成することができる。また、スパッタ法やCVD法などでZnO層を形成した後、単結晶化のため加熱処理をして、ZnO層をエピタキシャル成長させてもよい。
トランジスタ21を覆う絶縁層29を形成し、絶縁層29表面をCMPなどで平坦化する。以上で、半導体素子を含む層20(以下、素子層20と呼ぶ)が完成する。必要に応じて、絶縁層29上に、トランジスタ21を他の回路と接続するための配線層30を形成する。
配線層30を形成には、絶縁層29表面をCMPなどで平坦化する。絶縁層29上に絶縁層31を形成し、絶縁層31にコンタクトホールを形成し、絶縁層31上に導電層を形成する。そして、導電層の表面をCMPなどで研磨し、導電体32および導電体33を有する配線層30を形成する。導電体32、33は、他の半導体装置との接続電極を構成する。
次に、剥離層11を熱分解させることで、基板10を下地層12から分離する。ここでは、レーザ光35を基板10側から照射し、レーザ光35を剥離層11に吸収させることで、剥離層11を加熱する(図2A)。剥離層11を構成するGaNのバンドギャップ約3.4eVは波長365nmに相当するため、レーザ光35の波長は365nm未満とすればよい。例えば、レーザ光35としてYAGレーザの第3高調波、および第4高調波を照射することができる。
基板10側からレーザ光35を照射する(図2B)。レーザ光35は剥離層11のGaNに吸収され、熱に変換される。その結果、剥離層11のGaNは、GaとNガスに分解される。図2Bの40は、生成されたGa層を表す。
レーザ光35を照射した基板10を加熱し、Ga層36を溶融状態にして、素子層20から基板10を分離する。加熱温度は、Gaの融点以上の温度であればよく、40℃−100℃程度である。基板10を分離した後、必要に応じて、露出した下地層12表面を研磨やエッチング処理して、残存するGa層36を除去する。
以上により、作製に使用した支持基板が半導体装置41を得る。得られた半導体装置41は、基板10を除去したことにより薄膜化されているため、他の半導体装置と積層して、3次元構造の半導体装置を作製するのに好適である。
図2Aのレーザ光照射工程の前に半導体装置41を他の半導体装置に貼り合わせてから、レーザ光35を照射し基板10を分離してもい。
本実施の形態で示したように、単結晶酸化物半導体層を形成するには、1000℃以上の高温の熱処理を行う。特許文献2、3に示すように、シリコン基板など半導体基板から作製した半導体素子上に、単結晶酸化物半導体層を積層して形成しようとすると、下層の半導体素子に使用できる材料や、その作製工程が制約され、また、半導体素子自体の劣化を招く恐れがある。本実施の形態を適用することで、単結晶酸化物半導体層、半導体基板から、それぞれに適した方法で半導体装置を作製してから、これらの半導体装置を集積化できるため、高い信頼性を有し、また高性能な半導体装置を得ることが可能になる。
また、本実施の形態の半導体装置は、実装工程でのアライメント精度がシリコン基板よりも高いため、複数の半導体装置を3次元集積化した半導体装置の好適である。シリコン基板から作製された半導体装置を複数積層させる場合、アライメントにはシリコン基板を透過する赤外線が用いられる。他方、酸化物半導体層はバンドギャップが3eV程度と高く、また、下地層を構成するYSZ層は400nm以上の波長域で70%以上の透過率を有する。したがって、本実施の形態の半導体装置のアライメントには可視光線(400nm〜750nm)を用いることができるため、シリコン基板よりも高精度なアライメントが可能である。
また、半導体装置41において、他の半導体装置との接続用電極は、素子層20の上部、下部の両方に設けることもできる。以下、図3を用いて、接続用電極の作製方法を説明する。
図1Bの工程を行い、単結晶酸化物半導体層18を形成する。図3Aは図1Bに続く工程の説明図であり、トランジスタ21を作製するため、単結晶酸化物半導体層18、キャップ層16がエッチングにより所定の形状に加工された状態を示す。接続用電極を形成するため、下地層12に穴(溝)を開け、その穴に導電体51、52を形成する。導電体51、および導電体52は下部の接続用電極を構成する。
図3Bを用いて、図3A以降の工程を説明する。素子層20の第1層目の配線(導電層25、26)を形成する。導電層25が導電体51に接続される。
次に、ゲート絶縁層を構成する絶縁層28を形成し、絶縁層28に導電体52に達するコンタクトホールを形成する。絶縁層上に素子層20の第2層目の配線(導電層25、導電層53、および導電層54)を形成する。導電層53が導電体52に接続される。
絶縁層29を形成する。絶縁層29の表面をCMPなどで平坦化した後、導電層54に達するコンタクトホールを形成する。このコンタクトホールに導電体55を形成し、研磨などにより導電体55の不要な領域をなどで除去する。導電体55は、素子層20内の導電層と上部の接続用電極とを接続するコンタクトプラグを構成する。
絶縁層31を絶縁層29上に形成する。絶縁層31に導電体55に達するコンタクトホールを形成する。このコンタクトホールに導電層を形成し、導電体層の不要な領域をCMPなどで除去して、導電体56を形成する。導電体56は他の半導体装置との接続電極を構成する。
次に、図2A、図2Bの工程を行い、素子層20から基板10を分離する。エッチングや研磨により下地層12を薄くし、導電体51および導電体52を露出させる。以上により、上部および下部に外部の半導体装置との接続用電極を備えた半導体装置42が得られる。(図3C)
また、単結晶酸化物半導体層18を形成するための高温の熱処理を行わない場合は、剥離層11と下地層12の間に接続用電極を含む配線層を形成してから、素子層20を形成してもよい。この工程を含む半導体装置の作製方法を図4に示す。
剥離層11上に絶縁層61を形成する。絶縁層61の接続用電極を形成する領域に開口を形成する。絶縁層61上に導電層を形成する。研磨処理などで導電体層の不要な部分を除去し、導電体62、および導電体63を形成する(図4A)。
図1Cの工程を行い、素子層20、および配線層30を形成する(図4B)。
次に、図2A、図2Bの工程を行い、素子層20から基板10を分離する。エッチングや研磨により絶縁層61を薄くし、導電体62および導電体63を露出させて、配線層60を形成する。以上により、上部および下部に外部の半導体装置との接続用電極を備えた半導体装置43が得られる(図4B)。
接続用電極は、上部および下部の双方に設ける必要はなく、別の半導体装置との接続に必要な電極を形成すればよい。
(実施の形態2)
図を用いて本実施の形態を説明する。本実施の形態では、実施の形態1の方法で作成された半導体装置を含む半導体装置の一例として、メモリ機能有する半導体装置について説明する。
図5はメモリ機能有する半導体装置200のブロック回路図である。
半導体装置200は、メモリセルアレイ210、および駆動回路211〜214を有する。メモリセルアレイ210は、m本のワード線WL、m本のソース線SL、及びm本の信号線SR、n本のビット線BL、n本の信号線SRと、縦m個(行)×横n個(列)(m、nは自然数)のマトリクス状に配置されたメモリセル220を有する。
メモリセル220は、トランジスタ221、トランジスタ222、容量素子223およびノード224を有する。ノード224はメモリセル220の電荷蓄積部である。
半導体装置200の動作について説明する。トランジスタ221はオフであり、信号線SRにトランジスタ222をオンにする電位を印加する。トランジスタ222には、信号線SCの電位に応じた電流が流れるため、ノード224には信号線SCの電位に応じた電荷が蓄積される。トランジスタ222をオフにして、ノード224を電気的に浮遊状態にすることで、ノード224の電荷を保持する。
信号線SLに所定の電位(定電位)が印加された状態で、ワード線WLに読み出し用の電位を与えると、ノード224の電位に対応する電流がトランジスタ221を流れる。そのためビット線BLの電位はノード224の電位に応じた値となる。よって、ビット線BLの電位を検出することで、メモリセル220に保持されているデータを読み出すことができる。
ここでは、メモリセル220において、トランジスタ221は半導体基板から作製され、トランジスタ222は酸化物半導体層から作製される。そのためトランジスタ222はのオフ電流は極めて小さい。したがって、ノード224からの電荷のリークが抑えられるため、メモリセル220は優れた電荷保持特性を有する。
半導体装置200は、メモリセル210のトランジスタ222および容量素子223を含む半導体装置300と、メモリセルアレイ210のトランジスタ221、及び駆動回路211〜214を含む半導体装置400でなる。
図6は、半導体装置200の構成例を示す断面図である。なお、図6は半導体装置200の積層構造を説明するための図であり、半導体装置200を特定の切断線で切った図ではない。
半導体装置200は、半導体装置300と半導体装置400が積層され、それぞれの接続用電極が接続されている。下側の半導体装置300には、シリコンウエハなどの半導体基板301から作製される。上側の半導体装置400は、実施の形態1を適用して作製された半導体装置であり、酸化物半導体層を含む半導体素子が作製される。
まず、半導体装置300の構成を説明する。半導体装置300は、トランジスタ222、容量素子223以外の半導体素子を有する。図5には、代表低にメモリセル220のトランジスタ221のみを示す。
半導体基板301には、STI(Shallow Trench Isolation)302が形成され、トランジスタ221が他の素子と絶縁分離されている。半導体基板301の素子形成領域にはボロンやリン、およびヒ素などの導電性を付与する不純物が添加されたウェル303が形成されている。トランジスタ221のチャネル形成領域、不純物領域304(ソース領域及びドレイン領域ともいう)がウェル303に形成されている。ゲート電極層306が、ゲート絶縁層305を介してチャネル形成領域上に形成されている。図6の例では、半導体基板301としてバルク状の半導体を用いているが、SOI型半導体基板を用いてもよい。
トランジスタ221を覆って、絶縁層310が形成されている。絶縁層310中には、コンタクトプラグを構成する導電体321〜323が形成されている。絶縁層310上には、導電層325〜329が形成されている。導電層325はワード線WLに対応し、導電層326はソース線SLを構成し、導電層329は信号線SRを構成する。
絶縁層310上に絶縁層311が形成されている。絶縁層311中にコンタクトプラグを構成する導電体331〜334が形成されている絶縁層311上に導電層335〜339が形成されている。導電層337はビット線BLを構成し、導電層338は信号線SCを構成する。絶縁層311上に絶縁層312が形成されている。絶縁層312中にコンタクトプラグを構成する導電体341〜344が形成されている。
絶縁層312上に絶縁層313が形成されている。絶縁層313中には、半導体装置400との接続電極を構成する導電体351〜354が形成されている。導電体351は、ワード線WL(導電層325)に接続され、導電体352はトランジスタ221のゲート電極層306に接続され、導電体353は信号線SC(導電層338)に接続され、導電体354は信号線SR(導電層329)に接続されている。トランジスタ221にはソース線SL(導電層326)、およびビット線BL(導電層337)が接続されている。
次に、半導体装置400の構成を説明する。下地層401上に、トランジスタ222および容量素子223が形成される。下地層401中には、半導体装置300との接続用電極を構成する導電体451〜454が形成されている。
下地層401上には、トランジスタ222の半導体層となる酸化物半導体層402、酸化物半導体層402に接続されている導電層421、導電層422が形成されている。導電層421は導電体452に接続され、導電層422は導電体453に接続されている。
導電層421、422を覆って絶縁層410が形成されている。絶縁層410はトランジスタ222のゲート絶縁層、容量素子223の誘電体を構成する。絶縁層410上に導電層431、432が形成される。導電層431、432は、それぞれ同じ列にあるメモリセル220において共通の導電層である。導電層431は導電体354に接続され、導電層432は導電体454に接続されている。
半導体装置300と半導体装置400は互いに電気的に接続された状態で積層され、それぞれの接続用電極が接続されている。ここでは、導電体351〜354と導電体451〜454を接合により結合して、半導体装置300と半導体装置400とを電気的に接続している。なお、導電体351〜354と導電体451〜454との接続は、導電性接着など他の導電体を用いてもよい。また、半導体装置300と半導体装置400との結合強度が不十分であれば、半導体装置300と半導体装置400との隙間にエポキシ樹脂などの接着剤を充填してもよい。
図6の例では、半導体装置300には、半導体装置400との接続用電極を下部(下地層側)に設けているが、これらを上部に設けることもできる。図7にその構成例を示す。
図7に示すように、半導体装置460は絶縁層411上に絶縁層480を有する。絶縁層480中には半導体装置300との接続電極を構成する導電体481〜484を有する。また、絶縁層中に、導電体471〜474が形成されている。導電体481は導電体471を介して導電層431に接続され、導電体482は導電体472を介して導電層421に接続され、導電体483は導電体473を介して導電層422に接続され、導電体484は導電体474を介して導電層432に接続されている。
図7に示すように、導電体351〜354に導電体481〜484が接続するように、半導体装置300が半導体装置460に積層されている。半導体装置460の作製用基板の分離は、半導体装置460と半導体装置300を貼り合わせる前に行うこともできるし、貼り合わせた後に行ってもよい。
図6、図7の例では、酸化物半導体層を含む1つの半導体装置と、半導体基板から作製された半導体装置を積層した半導体装置の例を示したが、複数の半導体装置を3次元に集積した構造はこれに限定されるものでない。酸化物半導体層を含む1または複数の半導体装置と、半導体基板から作製された1または複数の半導体装置を積層して、3次元に集積した半導体装置を作製することが可能である。
10 基板
11 剥離層
12、13 下地層
14 酸化物半導体層
15、16 キャップ層
18 単結晶酸化物半導体層
20 素子層
21 トランジスタ
25〜27 導電層
28、29、31 絶縁層
30 配線層
32、33 導電体
35 レーザ光
36 Ga層
41〜43 半導体装置
51、52、55、56 導電体
53、54 導電層
60 配線層
61 絶縁層
62、63 導電体
200 半導体装置
210 メモリセルアレイ
211〜214 駆動回路
220 メモリセル
221、222 トランジスタ
223 容量素子
224 ノード
300 半導体装置
301 半導体基板
303 ウェル
304 不純物領域
305 ゲート絶縁層
306 ゲート電極層
310〜312 絶縁層
321〜323、331〜334、341〜344、351〜354 導電体
325〜329、335〜359 導電層
400 半導体装置
401 下地層
402 酸化物半導体層
410、411 絶縁層
421、422、431、432 導電層
451〜454 導電体
460 半導体装置
480 絶縁層
471〜474 導電体
481〜484 導電体

Claims (1)

  1. サファイア基板上にエピタキシャル成長によって窒化ガリウム層を形成し、
    前記窒化ガリウム層上にエピタキシャル成長によって下地層を形成し、
    前記下地層上に酸化物半導体層を形成し、
    前記酸化物半導体層を熱処理によって単結晶化し、
    前記酸化物半導体層を有する半導体素子を形成し、
    前記窒化ガリウム層に前記サファイア基板側からレーザ光を照射し、前記窒化ガリウム層を熱分解させることで前記半導体素子前記サファイア基板を分離することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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