JP5930467B2 - ニトリル化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、新規なニトリル化合物、およびそれを含有する香料組成物に関する。
香りは製品等の嗜好性や高級感、安心感、効果への期待感などを演出する重要な要素である。さらに特徴ある香りは製品識別効果、顧客吸引力を与える。一方、製品への賦香は、香りのバランスや持続性などを制御するために、複数の香料素材を混合した香料組成物を用いて行われるのが一般的である。香料組成物を構成する香料素材は他の香料素材との調和性がよいことが求められる。
脂環式構造とニトリル構造を有する香料素材としては、2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリルであるペオニル(Givaudan社)が知られており、新鮮でグレープフルーツ、ゲラニウム、ローズフローラル様香気を有する(非特許文献1及び特許文献1)。
その他に、特許文献2には、特定のビシクロヘプタンニトリルが野菜様の香気を有することが記載されている。
香料素材は、極めて大雑把には、構造が類似していれば類似の香調を有するが、例外も多く、特に複数の置換基を組み合わせて変化させた場合、その香調がどのように変化していくかは予測しがたく、また、他の香料素材との調和性も予測しがたいものである。
印藤元一著 合成香料 化学と商品知識 増補改訂版 2005年、702ページ
特表2000−514104号公報 特表昭62−501498号公報
本発明の課題は、(a)クマリンに似たバルサム香気を有し、(b)水性媒体中で安定であり、かつ、(c)他の香料と調合することで、新鮮さを付与し、同時に、フローラル、フルーティー、ムスク等多様な香気を強調することが可能な化合物及びそれを含有する香料組成物を提供することにある。
本発明者らは、テトラヒドロジシクロペンタジエン構造を有する特定のニトリル化合物、すなわち、下記式(I)で表されるニトリル化合物が、クマリンに似たバルサム香気を有し、水性媒体中で安定であり、かつ、他の香料と調合することで、新鮮さを付与し、フローラル、フルーティー、ムスク等多様な香気を強調することが可能であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、式(I)で表されるニトリル化合物である。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
また、本発明は、式(I)で表されるニトリル化合物を含有する香料組成物である。
本発明の式(I)で表されるニトリル化合物は、香料として有用な、クマリンに似たバルサム香気を有し、水性媒体中で安定である。また、本発明の式(I)で表されるニトリル化合物は、他の香料と調合することで、新鮮さを付与し、同時に、フローラル、フルーティー、ムスク等多様な香気を強調することが可能である。
本発明は、式(I)で表されるニトリル化合物である。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
前記炭素数1〜4のアルコキシ基とは、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、t−ブトキシ等が上げられる。前記式(I)で表されるニトリル化合物としては、バルサム香気を有し、かつ、水性媒体中で安定である観点から、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリル(式(I)中、R=メトキシ)が好ましい。
[ニトリル化合物の製造方法]
本発明の式(I)で表されるニトリル化合物は、一般的な有機化学反応を用いて合成することができ、その製造方法に制限はない。本発明の式(I)で表されるニトリル化合物を製造する好適な方法としては、例えば、式(II)で表されるオキシム化合物(以下、本文中で「オキシム中間体」と呼ぶことがある)を脱水して式(I)で表されるニトリル化合物を得る脱水工程を有する。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
前記オキシム中間体は、例えば、式(III)で表されるアルデヒド化合物(以下、単に「アルデヒド(III)」と呼ぶこともある)をオキシム化工程によって式(II)で表されるオキシム化合物(オキシム中間体)を得る工程により、製造することが好ましい。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
なお、アルデヒド(III)は、公知文献に基づき、製造することができる。アルデヒド(III)は、市販品としては、Firmenich社製、商品名Scentenal等を入手することができる。
<脱水工程>
前記のように、本発明の製造方法においては、式(II)で表されるオキシム化合物(オキシム中間体)を脱水して式(I)で表されるニトリル化合物を得る工程を有する。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
本工程においては、無水酢酸を用いる無水酢酸法、アルカリを用いるアルカリ触媒法等が好ましく、収率と得られる生成物の純度を高める観点から、無水酢酸法がより好ましい。
[無水酢酸法]
無水酢酸法は、式(II)で表されるオキシム化合物(オキシム中間体)を無水酢酸存在下、加熱により脱水して式(I)で表されるニトリル化合物を得る工程を有する。
無水酢酸法において、無水酢酸の使用量は、高収率化と反応後処理の簡便さの観点から、オキシム中間体に対して1.0〜1.5モル倍が好ましい。
反応温度は、反応を効率的に完結させる観点から、未反応の無水酢酸や副生した酢酸が十分に還流する120〜160℃が好ましい。
反応は無溶媒でも実施できるが、徐熱の観点から、好ましい反応温度近辺に沸点を持つ溶媒を適量用いて還流下実施することもできる。
反応生成物である式(I)で表されるニトリル化合物と過剰分の無水酢酸や副生した酢酸は、反応後に蒸留や、アルカリ水による中和で酢酸塩とした後、水層と一緒に除去する方法で分離できる。
[アルカリ触媒法]
アルカリ触媒法は、式(II)で表されるオキシム化合物(オキシム中間体)をアルカリ触媒存在下、加熱により脱水して式(I)で表されるニトリル化合物を得る工程を有する。
アルカリ触媒法においては、アルカリ触媒としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物が好ましく用いられる。
アルカリ触媒の使用量は、収率を高める観点から、オキシム中間体に対して0.1〜20質量%が好ましく、反応操作性の観点から、1〜15質量%が特に好ましい。
アルカリ触媒法においては、副生する水を系外に除去しながら反応を行うことが好ましく、溶媒還流下での共沸脱水法、生成物も反応系外へ除去する連続脱水法が挙げられ、なかでも生成物として得られる式(I)で表されるニトリル化合物の熱分解や熱重合を抑制する観点から、式(I)で表されるニトリル化合物も同様に反応系外へ除去する連続脱水法が好ましい。
連続脱水法における反応温度は、反応を効率的に完結させ、オキシム中間体や式(I)で表されるニトリル化合物の熱分解や熱重合を抑制する観点から、80〜250℃が好ましく、高収率化の観点から、150〜200℃がより好ましい。この場合、好ましい温度範囲下で式(I)で表されるニトリル化合物を効率良く留出させ、生成物の熱分解や熱重合を抑制する観点から、減圧下で行うことが好ましく、10kPa以下で行うことがより好ましい。
また、オキシム中間体の滞留時間を短縮して副反応を抑制する観点から、オキシム中間体を反応系内に連続的に滴下する方法が好ましい。
いずれかの方法によって得られた式(I)で表されるニトリル化合物は、香料素材としてより好ましい品質に改善する観点から、さらに蒸留やシリカゲルカラムクロマトグラフィー精製を行うことが好ましい。
以下は、本発明の製造方法における前記オキシム中間体を得る、製造方法の例示である。
<オキシム化工程>
前記のように、例えば、アルデヒド(III)と、ヒドロキシルアミンとを用いてオキシム化反応を行い、式(II)で表されるオキシム化合物(オキシム中間体)を得ることができる。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
本工程における好適な方法としては、アルデヒド(III)にヒドロキシルアミン水溶液を滴下する方法、アルデヒド(III)とヒドロキシルアミンの無機酸塩の水溶液を混合したところに、塩基を滴下する方法が挙げられ、なかでも、アルデヒド(III)とヒドロキシルアミンの無機酸塩の水溶液を混合したところに、塩基を滴下する方法が好ましい。この方法によれば、塩基を滴下することで、反応系内でヒドロキシルアミンを発生させることができ、副反応を抑制し、反応を安全に行うことができるという利点がある。
本工程に用いられるヒドロキシルアミンの無機酸塩としては、副反応の抑制と経済性の観点から、ヒドロキシルアミン硫酸塩を用いるのが好ましい。
ヒドロキシルアミン又はその無機酸塩の使用量は、反応後処理の簡便さと経済性の観点から、ヒドロキシルアミン換算でアルデヒド(III)に対して1.0〜1.5モル倍が好ましい。
前記塩基を滴下する好適な方法に用いられる塩基としては、ヒドロキシルアミンより強塩基であるものが用いられ、なかでも水溶性であることが好ましい。経済的観点から、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物が好ましい。操作性と作業効率の観点から、アルカリ金属の水酸化物の20〜40質量%水溶液を用いることが好ましい。
反応は無溶媒で行ってもよいが、徐熱と反応の進行に伴う反応液の粘度上昇を抑制する観点から、溶媒を用いることが好ましい。溶媒としては、原料であるアルデヒド中間体とヒドロキシルアミンを溶解し易いエタノール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜3のアルコール、水等が好ましく、イソプロピルアルコールと水の混合物がより好ましい。
反応温度は、反応を効率的に完結させ、ヒドロキシルアミンの発熱的分解を抑制する観点から、30〜50℃に保つことが好ましい。
反応生成物であるオキシム中間体は、水層を分離した後、そのまま次の反応に用いることができるが、蒸留精製等で溶媒や高沸点の副生物を除去してから用いることが好ましい。
[香料組成物]
本発明の香料組成物は、式(I)で表されるニトリル化合物を含有する。式(I)で表されるニトリル化合物の含有量は、香料組成物中、好ましくは0.01〜99質量%、より好ましくは0.1〜15質量%、更に好ましくは0.3〜3質量%である。式(I)で表されるニトリル化合物を0.01〜99質量%含むことにより、香料組成物へ新鮮さを付与し、フローラル、フルーティー、ムスク等多様な香気を強調することができる。
本発明の香料組成物は、式(I)で表されるニトリル化合物を含むため、クマリンに似たバルサム香気を有し、かつ、他の香料と調合することで他の香料と調合することで新鮮さを付与し、同時に、フローラル、フルーティー、ムスク等多様な香気を強調することが可能である。また、本発明の香料組成物は、式(I)で表されるニトリル化合物以外に、その他の香料として、通常用いられる他の香料成分や、所望組成の調合香料を含有させ、例えば、シトラス調、フローラル調、フルーティ調、ハーバル調、スパイシー調、グリーン調、ウッディ調の香気を付与することができる。
本発明の香料組成物において、式(I)で表されるニトリル化合物と組み合わせて用いることができるその他の香料としては、炭化水素類、アルコール類、フェノール類、アルデヒド類、ケトン類、アセタール類、エーテル類、エステル類、カーボネート類、ラクトン類、オキシム類、ニトリル類、シッフ塩基類、天然精油や天然抽出物のうち1種以上が好ましく、中でも、アルコール類、アルデヒド類、エステル類、及びラクトン類のうち1種以上がより好ましい。
以下、各香料の「類」には単一の化合物、あるいは2つ以上の化合物の混合物を意味する。
炭化水素類としては、リモネン、α−ピネン、β−ピネン、テルピネン、p−サイメン、セドレン、ロンギフォレン、バレンセン等が挙げられる。
アルコール類としては、脂肪族アルコール、テルペン系アルコール、芳香族アルコール等が挙げられる。
脂肪族アルコールとしては、プレノール、trans−2−ヘキセノール、cis−3−ヘキセノール、2,6−ジメチルヘプタノール、1−オクテン−3−オール、3,6−ノナジエン−1−オール、ウンデカベルトール(ジボダン社商品名、4−メチル−3−デセン−5−オール)、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−メタノール、イソシクロゲラニオール、2−tert−ブチルシクロヘキサノール、4−tert−ブチルシクロヘキサノール、マイヨール(フィルメニッヒ社商品名、4−(1−メチルエチル)−シクロヘキサンメタノール)、アンバーコア(花王株式会社商品名)、チンベロール(シムライズ社商品名、1−(2,2,6−トリメチルシクロヘキシル)ヘキサン−3−オール)、サンダルマイソールコア(花王株式会社商品名)、バクダノール(IFF社商品名、2−エチル‐4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール)、フロローサ(ジボダン社商品名、4−メチル−2−(2−メチルプロピル)テトラヒドロ−2H−4−ピラノール)等が挙げられる。
テルペン系アルコールとしては、シトロネロール、ヒドロキシシトロネロール、リナロール、ジヒドロリナロール、テトラヒドロリナロール、エチルリナロール、ゲラニオール、ネロール、テトラヒドロゲラニオール、ミルセノール、ジヒドロミルセノール、テトラヒドロミルセノール、オシメノール、テルピネオール、メントール、ボルネオール、フェンキルアルコール、ファルネソール、ネロリドール、セドロール等が挙げられる。
芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、スチラリルアルコール、フェネチルアルコール、ジメチルフェニルエチルカルビノール、シンナミックアルコール、フェニルヘキサノール(花王株式会社商品名)、パンプルフルール(IFF社商品名、4−フェニルペンタノール)、マジャントール(シムライズ社商品名、2,2−ジメチル−3−(3−メチルフェニル)プロパノール)等が挙げられる。
フェノール類としては、アネトール、グアヤコール、オイゲノール、イソオイゲノール等が挙げられる。
アルデヒド類としては、上記アルコール類と同様に脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、芳香族アルデヒド等が挙げられ、アルコール類香料成分の官能基のみを変換したアルデヒド類はいずれも香料成分として挙げられる。
その他のアルデヒド類としては、アルデヒドC−12MNA(花王株式会社商品名)、アルデヒドC−12(花王株式会社商品名)、フローラルスーパー(IFF社商品名、4,8−ジメチルデカ−4,9−ジエナール)、ポレナールII(花王株式会社商品名、2−シクロヘキシルプロパナール)、マイラックアルデヒド(IFF社商品名、4(3)−(4−メチル−3−ペンテン−1−イル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド)、リラール(IFF社商品名、4(3)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド)、セトナール(ジボダン社商品名、トリメチルシクロヘキセンメチルブタナール)、ベルンアルデヒド(ジボダン社商品名、1−メチル−4−(4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド)、メロゾン(IFF社商品名、オクタヒドロ‐4,7−メタノインデンカルボキシアルデヒド)、センテナール(フィルメニッヒ社商品名、メトキシジシクロペンタジエンカルボキシアルデヒド)、デュピカール(ジボダン社商品名、4−トリシクロデシリデンブタナール)、ベルガマール(IFF社商品名、3,7−ジメチル−2−メチレン−6−オクテナール)、カンホレンアルデヒド、ブルゲオナール(ジボダン社商品名、3−(4−tert−ブチルフェニル)プロパナール)、シクラメンアルデヒド(ジボダン社商品名、3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロピオンアルデヒド)、フロラロゾン(IFF社商品名、3−(4−エチルフェニル)−2,2−ジメチルプロピオンアルデヒド)、スザラール(高砂香料工業株式会社)商品名、3−(4−イソブチルフェニル)−2−メチルプロピオンアルデヒド)、リリアール(ジボダン社商品名、3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプロピオンアルデヒド)、アミルシンナミックアルデヒド(花王株式会社商品名)、ヘキシルシンナミックアルデヒド(花王株式会社商品名)、カントキサール(IFF社商品名、2−メチル−3−(4−メトキシフェニル)プロパナール)、バニリン、エチルバニリン、ヘリオトロピン(高砂香料工業社商品名、3,4−メチレンジオキシベンズアルデヒド)、ヘリオナール(IFF社商品名、α−メチル−1,3ベンゾジオキソール−5−プロパナール)、トリプラール(IFF社商品名、2,4−ジメチル−3−シクロヘキサン−1−カルボキシアルデヒド)等が挙げられる。
ケトン類としては、メチルヘプテノン、ジメチルオクテノン、3−オクタノン、ヘキシルシクロペンタノン、ジヒドロジャスモン、ベルートン(フィルメニッヒ社商品名、2,2,5−トリメチル−5−ペンチルシクロペンタノン)、ネクタリル(ジボダン社商品名、2−(2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル)シクロペンタノン)、イオノン、メチルイオノン、γ−メチルイオノン、ダマスコン、δ−ダマスコン、ダマセノン、ダイナスコン(フィルメニッヒ社商品名、1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−4−ペンテン−1−オン)、イロン、カシュメラン(IFF社商品名、1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4H−インデン−4−オン)、イソ・イー・スーパー(IFF社商品名、1−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−エタン−1−オン)、カロン(フィルメニッヒ社商品名、7−メチル−3,5−ジヒドロ−2H−ベンゾジオキセピン−3−オン)、カルボン、メントン、アセチルセドレン、イソロンギフォラノン、ヌートカトン、ベンジルアセトン、ラズベリーケトン、ベンゾフェノン、トナリド(PFW社商品名、6−アセチル−1,1,2,4,4,7−ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン)、β−メチルナフチルケトン、ムスコン、ムセノン(フィルメニッヒ社商品、3−メチル−5−シクロペンタデセン−1−オン)、シベトン、グロバノン(シムライズ社商品名、8−シクロヘキサデセノン)等が挙げられる。
アセタール類としては、アントキサン(花王株式会社商品名)、ボアザンブレンフォルテ(花王株式会社商品名)、トロエナン(花王株式会社商品名)、メチルパンプルムース(ジボダン社商品名、1,1−ジメトキシ−2,2,5−トリメチル−4−ヘキセン)、シトラールジメチルアセタール、ヒドラトロプアルデヒドジメチルアセタール、ベルドキサン(花王株式会社商品名)等が挙げられる。
エーテル類としては、ハーバベール(花王株式会社商品名)、セドリルメチルエーテル、アンブロキサン(花王株式会社商品名)、シトロネリルエチルエーテル、ゲラニルエチルエーテル、1,8−シネオール、ローズオキサイド、エストラゴール、アネトール、ヒノキチオール、ジフェニルオキサイド、β−ナフトールメチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテル、ガラクソリド(IFF社商品名、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン)等が挙げられる。
香料素材として用いられるエステル類としては、脂肪族カルボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル、その他のカルボン酸エステルが挙げられる。
脂肪族カルボン酸エステルを形成する脂肪族カルボン酸としては、炭素数1〜18の直鎖及び分岐鎖カルボン酸が挙げられるが、中でもギ酸、酢酸、プロピオン酸等の炭素数1〜6のカルボン酸、特に酢酸が重要である。芳香族カルボン酸エステルを形成する芳香族カルボン酸としては、安息香酸、アニス酸、フェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸、アントラニル酸等が挙げられる。脂肪族及び芳香族エステルを形成するアルコールとしては、炭素数1〜5の直鎖及び分岐鎖脂肪族アルコール及び上記の香料成分アルコール類が挙げられる。
その他のカルボン酸エステルとしては、エチルサフラネート(ジボダン社商品名、ジヒドロシクロゲラン酸エチル)、ポワレネート(花王株式会社商品名)、フルテート(花王株式会社商品名)、ジャスモン酸メチル、MDJ(花王株式会社商品名)等が挙げられる。
カーボネート類としては、リファローム(IFF社商品名、cis−3−ヘキセニルメチルカーボネート)、ジャスマシクラット(花王株式会社商品名)、フロラマット(花王株式会社商品名)等が挙げられる。
ラクトン類としては、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、δ−デカラクトン、ジャスモラクトン(フィルメニッヒ社商品名、テトラヒドロ−6−(3−ヘキセニル)−2H−ピラン−2−オン)、γ−ウンデカラクトン、クマリン、オクタヒドロクマリン、フロレックス(フィルメニッヒ社商品名、6−エチリデンオクタヒドロ−5,8−メタノ−2H−1−ベンゾピラン−2−オン)、シクロペンタデカノリド、ハバノライド(フィルメニッヒ社商品名、12(11)−オキサシクロヘキサデセン−2−オン)、アンブレットライド(IFF社商品名、10−オクタシクロヘプタデセン−2−オン)、エチレンブラシレート等が挙げられる。
オキシム類としては、ブッコキシム(シムライズ社商品名、1,5−ジメチル−ビシクロ[3,2,1]オクタン−8−オンオキシム)、ラビエノキシム(ジボダン社商品名、2,4,4,7−テトラメチル−6,8−ノナジエン−3−オンオキシム)、5−メチル−3−ヘプタノンオキシム、等が挙げられる。
ニトリル類としては、ドデカンニトリル、シトロネリルニトリル、クミニルニトリル、シンナミルニトリル、ピオニル(ジボダン社商品名、2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリル)等が挙げられる。
シッフ塩基類としては、オーランチオール(ジボダン社商品名、N−(3,7−ジメチル−7−ヒドロキシオクチリデン)−アントラニル酸メチル)、リガントラール(ジボダン社商品名、3,5−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−イル−メチレンアントラニル酸メチル)、2−[(2−メチルウンデシリデン)アミノ]安息香酸メチル等が挙げられる。
天然精油や天然抽出物としては、オレンジ、レモン、ライム、ベルガモット、バニラ、マンダリン、ペパーミント、スペアミント、ラベンダー、カモミル、ローズマリー、ユーカリ、セージ、バジル、ローズ、ロックローズ、ゼラニウム、ジャスミン、イランイラン、アニス、クローブ、ジンジャー、ナツメグ、カルダモン、セダー、ヒノキ、ベチバー、パチュリ、レモングラス、ラブダナム等が挙げられる。
これらのその他の香料の含有量は、調合香料の種類、目的とする香気の種類及び香気の強さ等により適宜選択することができるが、香料組成物中、それぞれ好ましくは0.0001〜99.99質量%、より好ましくは0.001〜80質量%であり、香料組成物中、合計で好ましくは5〜99.99質量%、より好ましくは50〜99.9質量%である。
本発明の香料組成物は、本発明の式(I)で表されるニトリル化合物及びその他の香料素材を含有させるベースとして、それ自身は匂いを持たない油剤を含有させることができる。このような油剤は、香料成分を均一に混合させ、製品に配合しやすく、適度な強度の香りを賦香しやすくすることができる。前記油剤の例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸ジブチル、セバシン酸ジエチル等のエステル、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル等の界面活性剤等が挙げられる。
これらのなかでも、全ての香料成分の溶解性の観点から、前記油剤としては多価アルコールおよびエステルが好ましく、ジプロピレングリコールおよびミリスチン酸イソプロピルがより好ましい。かかる油剤の含有量は、香料組成物中、好ましくは0.01〜95質量%、より好ましくは1〜90質量%、さらに好ましくは5〜80質量%である。
本発明の香料組成物は、式(I)で表されるニトリル化合物の香気に加え、さらに新鮮さが付与され、フローラル、フルーティー、ムスク等多様な香気が強調されるという効果も奏する。このような香料組成物は、例えば、洗浄剤組成物や柔軟剤組成物、化粧料等の賦香に好適に使用することができる。
〔賦香成分としての使用〕
本発明の式(I)で表されるニトリル化合物を含有する香料組成物は、クマリンに似たバルサム香気が付与され、さらに新鮮さが付与され、フローラル、フルーティー、ムスク等多様な香気が強調された好ましい香調を有する調合香料として、各種製品の賦香成分として使用することができる。従って、本発明は、式(I)で表されるニトリル化合物を賦香成分として使用する方法、好ましくは、式(I)で表されるニトリル化合物を香料組成物、柔軟剤組成物、毛髪化粧料または洗浄剤組成物の賦香成分として使用する方法である。当該化合物の使用方法としては、単独で又は他の成分と組み合わせて、石鹸、化粧品、毛髪化粧料、洗剤、柔軟剤、スプレー製品、芳香剤、香水、入浴剤等のトイレタリー製品のベースに含有させることができる。
なかでも、本発明の式(I)で表されるニトリル化合物は、水性媒体中で安定であること、及び新鮮さが付与された香調が好ましく用いられる用途であることから、繊維処理組成物に用いることが好ましく、なかでも洗浄剤組成物、及び柔軟剤組成物に用いることがより好ましく、洗浄剤組成物に用いることが更に好ましい。
したがって、本発明は、本発明の香料組成物を含有する洗浄剤組成物、および本発明の香料組成物を含有する柔軟剤組成物も提供する。
本発明の柔軟剤組成物は、例えば、エステル基、アミド基もしくはエーテル基で分断されていてもよい総炭素数14〜26の炭化水素基を少なくとも一つ有する3級アミンもしくはその塩、もしくはその4級化物またはカチオン系柔軟基剤および本発明の香料組成物を含む。前記柔軟剤組成物は、さらに、ノニオン界面活性剤、殺菌剤、粘度調整剤、pH調整剤、金属封鎖剤、貯蔵安定性向上剤、溶剤等を含んでもよい。
前記カチオン系柔軟基剤としては、従来公知のものであれば、用いることができる。例えば、陽イオン性界面活性剤等が挙げられる。前記陽イオン性界面活性剤としては、4級アンモニウム塩型界面活性剤および/または3級アミン型界面活性剤の無機酸塩もしくは有機酸塩を挙げることができる。
前記ノニオン界面活性剤としては、アルキルエトキシレート、オレイルエトキシレート、グリセリルエトキシレート、ジアルキルジエーテル等が挙げられる。前記アルキルエトキシレートとしては、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(1.5)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(5.5)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル等が挙げられる。
前記殺菌剤としては、例えば炭素数1〜8のアルコール、安息香酸類、フェノール類などが挙げられ、具体的には、エタノール、プロピレングリコール、ベンジルアルコール、サリチル酸、パラオキシ安息香酸メチル、クレゾール等が挙げられる。
前記粘度調整剤としては、無機又は有機の塩類〔第四級アンモニウム塩を除く〕を用いることができる。具体的には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、グリコール酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、グリコール酸カリウム、乳酸ナトリウムなどがあげられる。好ましくは、塩化カルシウム、塩化マグネシウムである。
前記貯蔵安定性向上剤としては、炭素数2〜6の多価アルコールの脂肪酸(炭素数8〜22)エステルが挙げられる。
本発明の柔軟剤は溶剤として水を含有し、通常、組成物の残部は水である。水としてはイオン交換水および蒸留水が好ましい。より好ましいpHは、1.5〜5であり、さらに好ましくは2〜4.5である。
本発明の柔軟剤のpH調整には、任意の無機または有機の酸およびアルカリを使用することができる。
前記金属封鎖剤としては、ホスホン酸またはその塩、アミノポリ酢酸またはその塩等が挙げられ、中でも、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン四酢酸が好ましい。
更に、本発明の柔軟剤には上記成分以外にその他の任意成分として、通常柔軟剤に配合される公知の成分を、発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。任意成分としては例えば、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸などの高級脂肪酸又はそれらの低級アルコールとのエステル等を、ステアリン酸とグリセリンなどのエステルである脂肪酸グリセリンエステルなどの非イオン界面活性剤を、ステアリルアルコール、パルミチルアルコール、オレイルアルコールなどの高級アルコールを、エチレングリコールやグリセリンなどの低温安定化剤を配合でき、その他、尿素、顔料、セルロース誘導体、紫外線吸収剤、蛍光増白剤などを配合することができる。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の香料組成物、繊維処理組成物、使用する方法、およびニトリル化合物の製造方法を開示する。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下のニトリル化合物およびそれを含有する香料組成物を開示する。
<1>
式(I)で表されるニトリル化合物。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
<2> Rがメトキシ基である<1>に記載のニトリル化合物。
<3> <1>又は<2>に記載のニトリル化合物を含有する香料組成物。
<4> 式(I)で表されるニトリル化合物の含有量が、香料組成物中、好ましくは0.01〜99質量%、より好ましくは0.1〜15質量%、更に好ましくは0.3〜3質量%である<3>に記載の香料組成物。
<5> <1>又は<2>に記載のニトリル化合物以外の香料を更に含有する<3>または<4>に記載の香料組成物。
<6> 前記ニトリル化合物以外の香料が、炭化水素類、アルコール類、フェノール類、アルデヒド類、ケトン類、アセタール類、エーテル類、エステル類、カーボネート類、ラクトン類、オキシム類、ニトリル類、シッフ塩基類、天然精油および天然抽出物のうち1種以上、好ましくはアルコール類、アルデヒド類、エステル類、及びラクトン類のうち1種類以上を含有する、<5>に記載の香料組成物。
<7> <3>〜<6>のいずれかに記載の香料組成物を含有する繊維処理組成物。
<8> <3>〜<6>のいずれかに記載の香料組成物を含有する洗浄剤組成物。
<9> <3>〜<6>のいずれかに記載の香料組成物を含有する柔軟剤組成物。
<10> <1>又は<2>に記載のニトリル化合物を香料組成物、柔軟剤組成物、毛髪化粧料または洗浄剤組成物の賦香成分として使用する方法。
<11> 式(II)で表されるオキシム化合物を脱水して式(I)で表されるニトリル化合物を得る脱水工程を有する、式(I)で表されるニトリル化合物の製造方法。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
<12> 前記脱水工程が、無水酢酸を用いる無水酢酸法、またはアルカリを用いるアルカリ触媒法により行われる<11>に記載の式(I)で表されるニトリル化合物の製造方法。
<13> 前記脱水工程が、式(II)で表されるオキシム化合物を無水酢酸存在下、加熱により脱水して式(I)で表されるニトリル化合物を得る無水酢酸法により行われる<11>に記載の式(I)で表されるニトリル化合物の製造方法。
<14> 無水酢酸の使用量が、式(II)で表されるオキシム化合物に対して1.0〜1.5モル倍である<13>に記載の式(I)で表されるニトリル化合物の製造方法。
<15> 前記脱水工程が、式(II)で表されるオキシム化合物をアルカリ触媒(好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物)存在下、加熱により脱水して式(I)で表されるニトリル化合物を得るアルカリ触媒法により行われる<11>に記載の式(I)で表されるニトリル化合物の製造方法。
<16> 前記アルカリ触媒の使用量が、式(II)で表されるオキシム化合物に対して、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは1〜15質量%である前記<15>に記載の製造方法。
<17> 前記アルカリ触媒法が、副生する水を系外に除去しながら反応を行われ、好ましくは、溶媒還流下での共沸脱水法または生成物も反応系外へ除去する連続脱水法により行われる前記<15>または<16>に記載の製造方法。
<18> 前記式(II)で表されるオキシム化合物が、式(III)で表されるアルデヒド化合物をオキシム化することによって得られる<11>〜<17>のいずれかに記載の式(I)で表されるニトリル化合物の製造方法。
Figure 0005930467
(式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
以下の実施例及び比較例等において行った測定法の詳細を以下にまとめて示す。
以下の製造例において行った測定法の詳細を以下にまとめて示す。
〔転化率および反応収率〕
以下の製造例に示した転化率および反応収率は、内部標準法ガスクロマトグラフィー(GC)定量分析によって求めた。
<ガスクロマトグラフィーの装置及び分析条件>
GC装置:HEWLWTT PACKARD社製、型式:HP6850
カラム:J&W社製、DB−1(内径0.25mm、長さ30m、膜厚0.25μm)
キャリアガス:He、1.5mL/min
注入条件:280℃、スプリット比1/100
検出条件:FID方式、280℃
カラム温度条件:100℃→6℃/分昇温→300℃10分間保持
内部標準化合物:n−ドデカン
〔化合物の同定〕
以下の製造例で得られた各化合物は、フーリエ変換赤外分光光度計(堀場製作所社製、型式:FT−710)、およびガスクロマトグラフ質量(GC−MS)分析計(島津製作所社製、型式:GC−2010)のスペクトル分析により同定した。測定条件等は各測定結果に記載した。
〔香気評価〕
調香・香料評価業務の経験が5年以上10年未満の熟練者2名、および25年以上の熟練者3名により、におい紙法により香調と強度を判定した。におい紙(幅6mm長さ150mmの香料試験紙)の先端約5mmを、試料に浸漬し、評価した。
香気は、主として感じられる香り(主香気)を、より強く感じられるものから順に列挙し、さらに、副次的に感じられる香り(副香気)を付記した。
匂い強度は、無臭を0、きわめて強いものを5とする相対評価で表した。
[製造例1] (オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボキサルデヒドオキシムの製造)
500mLフラスコに、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボキサルデヒド100g(フィルメニッヒ社商品名センテナール、0.51モル)、イソプロピルアルコール60g、ヒドロキシルアミン硫酸塩44g(0.26モル、アルデヒドに対し0.51モル倍、ヒドロキシルアミン換算で1.02モル倍)、イオン交換水80gを順に加え、窒素雰囲気下で撹拌しながら45℃に加熱した。反応温度を40〜50℃に保ちながら33質量%水酸化ナトリウム水溶液64g(0.53モル)を30分間かけて滴下した。滴下終了後、45℃で1時間加熱撹拌を続けた。反応液を室温まで冷却後、静置分層で水層を抜き出し、有機層を10質量%硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、さらにイソプロピルアルコールを留去して無色粘稠液体の粗生成物136gを得た。粗生成物のガスクロマトグラフィー定量分析の結果、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボキサルデヒドの転化率は100%、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボキサルデヒドオキシムの純度は74%、粗収率は94%であった。
この粗生成物30gを減圧蒸留精製し、129〜133℃/13Paで留出する無色粘稠留分を得た。オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボキサルデヒドオキシムの純度は90%であった。
この蒸留留分のGC−MS分析によって、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボキサルデヒドオキシムは、6種のジアステレオマーの混合物であることを確認した。
各スペクトル分析の測定結果を以下に示す。
(1)MS(EI法);m/z:209(M+)、192、178、159、144、131、117、106、91、79、56、41。
(2)FT−IR(neat);cm-1:3303(br)、2945、2863、2819、2360、1646、1448、1086、935。
[実施例1] (オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリルの製造)
300mLフラスコに、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボキサルデヒドオキシム93g(製造例1の粗生成物、純分69g、0.33モル)、トルエン70gを加え、窒素雰囲気下で撹拌した。ここに無水酢酸39g(0.38モル、オキシム中間体に対し1.15モル倍)を30分かけて滴下し、次いで副生した酢酸を還流させながら2時間還流させた(125℃)。続いてトルエン、無水酢酸及び酢酸の混合物を留去し、反応液を室温まで冷却後、希水酸化ナトリウム水溶液で中和した。そこへ酢酸エチル30gを追加した後に静置分層で水層を抜き出した。有機層を10質量%硫酸ナトリウム水溶液でさらに2回洗浄し、その有機層から酢酸エチルを留去して濃褐色液体の粗生成物74gを得た。粗生成物のガスクロマトグラフィー定量分析の結果、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボキサルデヒドオキシムの転化率は100%、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリルの純度は80%、粗収率は93%であった。
この粗生成物50gを減圧蒸留精製し、134〜135℃/133Paで留出する無色液体留分を得た。オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリルの純度は98%であった。
この蒸留留分のGC−MS分析によって、オクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリルは6種のジアステレオマーの混合物であることを確認した。
各スペクトル分析及び香気評価の測定結果を以下に示す。
(1)MS(EI法);m/z:191(M+)、176、159、144、131、117、106、91、79、58、41。
(2)FT−IR(neat);cm-1:2965、2873、2819、2235、1734、1465、1092。
(3)香気:(主香気)クマリンに似たバルサム、(副香気)アニス、グレープフルーツ。
(4)匂い強度:3。
実施例2及び比較例1(衣料洗剤用調合香料)
実施例1で得られたオクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリルを用いて、表1に記載の配合組成になるように、香料を調合し、衣料洗剤用調合香料を調製した。
Figure 0005930467
評価は前記香気評価と同様にして行った。実施例2の香料組成物は、比較例1の香料組成物に比べ、新鮮で持続性のあるシトラス香気が付与され、かつ他香料由来のオレンジフラワー及びムスク香気が増強された。
実施例3及び比較例2、3(衣料洗剤用調合香料)
実施例1で得られたオクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリルを用いて、表2に記載の配合組成になるように、香料を調合し、衣料洗剤用調合香料を調製した。
Figure 0005930467
評価は前記香気評価と同様にして行った。実施例3の香料組成物は、比較例2、3に比べ、シトラス、ミューゲ、メロン、ムスクの香気が増強され、脂臭さや鈍重さのない新鮮な質感になった。比較例2の香料組成物は、比較例3に比べ、甘さが増強されたが脂臭さも同時に強くなった。また、比較例2及び比較例3は共に、鈍重な質感であった。
実施例4及び比較例4(柔軟剤用調合香料)
実施例1で得られたオクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリルを用いて、表3に記載の配合組成になるように、香料を調合し、柔軟剤用調合香料を調製した。
Figure 0005930467
評価は前記香気評価と同様にして行った。実施例4の香料組成物は、比較例4に比べ、メロン香気が増強され、より新鮮で透明感のある心地よい質感になった。
実施例5及び比較例5(柔軟剤用調合香料)
実施例1で得られたオクタヒドロ−5−メトキシ−4,7−メタノ−1H−インデン−2−カルボニトリルを用いて、表4に記載の配合組成になるように、香料を調合し、柔軟剤用調合香料を調製した。
Figure 0005930467
評価は前記香気評価と同様にして行った。実施例5の香料組成物は、比較例5に比べ、より透明感があってメロン調香気が増強された。
実施例6及び比較例6(柔軟剤組成物)
表5に示す組成の未賦香の液体柔軟剤に、実施例5及び比較例5で得られた香料組成物を1.0質量%となるように加え、実施例6および比較例6の柔軟剤組成物をそれぞれ調製した。
Figure 0005930467
あらかじめ、市販の弱アルカリ性洗剤(花王(株)製、商品名「アタック」)を用いて、木綿タオル24枚を日立製全自動洗濯機、型番「NW−6CY」で5回洗浄を繰り返し、室内乾燥することによって、過分の薬剤を除去して前処理した(洗剤濃度0.0667質量%、水道水47L使用、水温20℃、洗浄10分、ため濯ぎ2回)。
電気バケツ(National製、型番「N−BK2−A」)に、5Lの水道水を注水し、ここに実施例6及び比較例6で得られた柔軟剤組成物を10g/衣料1.0kgとなるように溶解(処理浴の調製)させ、1分後に上述の方法で前処理を行った2枚の木綿タオルをそこへ5分間浸漬処理した。その後、この2枚の木綿タオルを電気洗濯機(National製、型番「NA−35」)に移して3分間脱水処理を行った。脱水処理後、約20℃の室内に放置して1晩乾燥させた。
液体柔軟剤組成物を入れたボトル口、脱水処理直後の木綿タオル、1晩乾燥後の木綿タオルのそれぞれについて、匂い強度を前記香気評価と同様の基準で専門パネラー10人により官能評価を行い平均値を求めた。その結果を表6に示す。
Figure 0005930467
表6に示すように、実施例6の液体柔軟剤組成物の場合は、比較例6に比べ、ボトル口、脱水処理直後、1日乾燥後のいずれにおいても匂いが強く、優れていた。
本発明のニトリル化合物は、香料として有用な、クマリンに似たバルサム香気を有するため、香料素材として用いることができる。さらに本発明のニトリル化合物は、水性媒体中で安定である。また、本発明のニトリル化合物は、他の香料と調合することで新鮮さを付与できるため、清潔感をも付与でき、フローラル、フルーティー、ムスクの香気を強調することもできる。
以上から、本発明のニトリル化合物を含有する香料組成物は、洗浄剤組成物及び柔軟剤組成物等の賦香成分として使用できる。

Claims (10)

  1. 式(I)で表されるニトリル化合物。
    Figure 0005930467
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
  2. Rがメトキシ基である請求項1に記載のニトリル化合物。
  3. 請求項1又は2に記載のニトリル化合物を含有する香料組成物。
  4. 請求項1又は2に記載のニトリル化合物以外の香料を更に含有する請求項3に記載の香料組成物。
  5. 前記ニトリル化合物以外の香料が、炭化水素類、アルコール類、フェノール類、アルデヒド類、ケトン類、アセタール類、エーテル類、エステル類、カーボネート類、ラクトン類、オキシム類、ニトリル類、シッフ塩基類、天然精油および天然抽出物のうち1種以上を含有する、請求項4に記載の香料組成物。
  6. 請求項3〜5のいずれかに記載の香料組成物を含有する繊維処理組成物。
  7. 請求項3〜5のいずれかに記載の香料組成物を含有する洗浄剤組成物。
  8. 請求項3〜5のいずれかに記載の香料組成物を含有する柔軟剤組成物。
  9. 請求項1又は2に記載のニトリル化合物を香料組成物、柔軟剤組成物、毛髪化粧料または洗浄剤組成物の賦香成分として使用する方法。
  10. 式(II)で表されるオキシム化合物を脱水して式(I)で表されるニトリル化合物を得る脱水工程を有する、式(I)で表されるニトリル化合物の製造方法。
    Figure 0005930467
    (式中、Rは炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基を示す。)
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