JP5930172B2 - ダイカスト用離型剤 - Google Patents

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Description

本発明は、ダイカスト用離型剤に関する。
従来からダイカスト用離型剤として、オルガノポリシロキサンを含む組成物が知られている。例えば、アルキル基およびアラルキル基で変性されたオルガノポリシロキサンを含む、シリコーン組成物(特開平4−84643号公報および特開2001−114895号公報)が提案されている。
また、特定の界面活性剤と組み合わせて希釈安定性を向上させた、離型性を有するシリコーンエマルジョン組成物も知られており、例えばアルキル基の炭素数が8〜11のアルキルアルコールのオキシエチレン付加物と、長鎖アルキル変性シリコーンおよび/または長鎖アルキルアラルキル共変性シリコーンとを組み合わせたシリコーンエマルジョン組成物(特開2005−54090号公報)が提案されている。
しかし、これらのシリコーン組成物は、高温での離型性、金型への付着性が不十分であるため、耐熱性を向上させた離型剤が求められていた。そこで、耐熱性向上剤として、特定の芳香族アミノ基含有オルガノポリシロキサンを添加したエマルジョン組成物(特開2010−142845号公報)が提案されている。
特開平4−84643号公報 特開2001−114895号公報 特開2005−54090号公報 特開2010−142845号公報
したがって、従来のダイカスト用離型剤は、低温での離型性、付着性には優れるものの、ダイカスト製品の製造において求められている高温での離型性、金型への付着性が不十分であるという問題があった。また、耐熱性を向上させるための既存の方法では、特定の耐熱性向上剤を添加する必要があり、離型剤の製造工程が複雑化したり、十分な耐熱性が得られない場合があるという問題があった。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、耐熱性に優れ、金型への付着性が良好であり、高温の金型に対しても優れた離型性を示すダイカスト用離型剤を提供することを目的とする。
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明の目的は、下記式(1):
Figure 0005930172
(式中、Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、R2は炭素数7〜20のアラルキル基であり、AはR、R1またはR2であり、x、yおよびzは任意の数であり、x/(x+y+z)=0.350〜0.700、y/(x+y+z)=0.150〜0.325、z/(x+y+z)=0.150〜0.325である)
で表される、25℃における動粘度が3000〜8000mm/sのシリコーン化合物を含む、ダイカスト用離型剤によって達成される。
前記式(1)におけるRは、メチル基であることが好ましい。
前記式(1)のx、yおよびzは、式(1)で表されるシリコーン化合物が前述の動粘度になるような範囲であることが好ましい。
前記式(1)で表されるシリコーン化合物は、乳化剤の存在下で水中に分散したエマルジョンの形態で存在することが好ましい。
本発明によれば、高温での金型への付着性が良好であり、高温の金型に対しても優れた離型性を示すダイカスト用離型剤を提供することができる。
本発明のダイカスト用離型剤は、耐熱性向上剤を添加する必要がないため、その製造工程を単純化することができる。
試験片の離型抵抗を測定するための方法を工程順に示す。
本発明のダイカスト用離型剤は、下記式(1):
Figure 0005930172
(式中、Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、R2は炭素数7〜20のアラルキル基であり、AはR、R1またはR2であり、x、yおよびzは任意の数であり、x/(x+y+z)=0.325〜0.700、y/(x+y+z)=0.150〜0.325、z/(x+y+z)=0.150〜0.325である)
で表される、25℃における動粘度が3000〜8000mm/sのシリコーン化合物を含むことを特徴とする。
式(1)中のRの炭素数1〜7の1価炭化水素基は、特に限定されないが、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基等のアリール基;ベンジル基等のアラルキル基;および、これらの基の炭素原子に結合した水素原子が少なくとも部分的にフッ素等のハロゲン原子、ならびに、エポキシ基、グリシジル基、アシル基、カルボキシル基、アミノ基、メタクリル基、メルカプト基からなる群から選択される官能基を含む有機基で置換された基が挙げられる。離型性の点で、式(1)で表されるシリコーン化合物の一価炭化水素基Rは、少なくとも50%はメチル基であることが好ましく、すべてメチル基であることが特に好ましい。
式(1)中のR1の炭素数8〜20のアルキル基は、特に限定されないが、例えばオクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基等が挙げられる。
式(1)中のR2の炭素数7〜20のアラルキル基は、特に限定されないが、例えばベンジル基、4−メチルベンジル基、p−メトキシベンジル基、ジフェニルメチル基、2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基、3−フェニルプロピル基等が挙げられる。
式(1)中のAは、R、R1またはR2であるが、Rであることが好ましい。
式(1)中のx、yおよびzは、任意の数とすることができるが、ペインタブル性の点から、xは40〜250の範囲、特に50〜200の範囲、yは1〜100の範囲、特に20〜100の範囲、zは1〜100の範囲、特に20〜100の範囲であることが好ましい。x+y+zの値が大きすぎると粘度が大きすぎて、乳化が困難となるため、x+y+zの値は300以下であることが好ましい。
また、式(1)中のx/(x+y+z)の値は0.350〜0.700の範囲であり、好ましくは0.450〜0.700の範囲であり、y/(x+y+z)の値は0.150〜0.325の範囲であり、z/(x+y+z)の値は0.150〜0.325の範囲である。これらの値は式(1)のシロキサン構造単位の比率を表しており、離型剤の高温における離型性に影響を与える。x/(x+y+z)、y/(x+y+z)、およびz/(x+y+z)の値が上記範囲内にある場合、得られる離型剤の高温における離型性が優れる傾向がある。
前記x、y、zの値は29Si−NMRおよび13C−NMRにより求めることができる。
式(1)のそれぞれのシロキサン構造単位の配列は特に限定されるものではなく、ランダムまたはブロックであってもよい。
式(1)で表されるシリコーン化合物の25℃における動粘度は3000〜8000mm/sであり、4000〜6000mm/sであることが好ましい。動粘度が上記範囲内にある場合、熱せられた金型への付着性が良好となり、高温の金型においても優れた離型性が得られるからである。
式(1)で表されるシリコーン化合物は、1種類を単独で使用することができるが、2種類以上を混合して使用することもできる。
式(1)で表されるシリコーン化合物の含有量は、特に限定されないが、ダイカスト用離型剤100質量部に対して0.1〜90質量部の範囲内であることが好ましく、10〜80重量部の範囲内であることが特に好ましい。
本発明の離型剤中に存在する式(1)の化合物の形態は、特に限定されないが、乳化剤の存在下で水中に分散したエマルジョンの形態で存在することが好ましい。
式(1)の化合物を水中に分散させるための乳化剤は、特に限定されないが、シリコーンエマルジョンの調製に使用される任意の界面活性剤が使用可能であり、アニオン性、カチオン性、両性または非イオン性のいずれの界面活性剤も使用することができる。乳化剤は単独で使用されてもよく、2種類以上のものを併用してもよい。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、飽和または不飽和脂肪酸塩(例えば、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、リノレン酸ナトリウム等)、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸(例えば、ヘキシルベンゼンスルホン酸、オクチルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸等)及びその塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、オクチルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ドデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、アルキルスルホネート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルまたはアルケニルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体が例示される。塩としてはナトリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩、更にはアンモニウム塩が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化牛脂アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアンモニウム、塩化ジ(POE)オレイルメチルアンモニウム(2EO)、塩化ベンザルコニウム、塩化アルキルベンザルコニウム、塩化アルキルジメチルベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ラノリン誘導四級アンモニウム塩、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、塩化ステアロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化トール油アルキルベンジルヒドロキシエチルイミダゾリニウム、ベンジルアンモニウム塩などが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸ジエステル類、ポリオキシアルキレン樹脂酸エステル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油類、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレンフェニルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルエステル類、ポリオキシアルキレンアルキルエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグルコシド類、ポリオキシアルキレン脂肪酸ビスフェニルエーテル類、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリグリセリル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、糖変性シリコーン、フッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン型、アミドベタイン型、アルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン型、アルキルスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、カルボベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸型、アミドアミノ酸型両性界面活性剤が挙げられる。具体的には、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン型両性界面活性剤;ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルベタイン等のアルキルベタイン型両性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、牛脂脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、硬化牛脂脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミドベタイン型両性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタイン等のアルキルスルホベタイン型両性界面活性剤;ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン等のアルキルヒドロキシスルホベタイン型両性界面活性剤;ラウリルヒドロキシホスホベタイン等のホスホベタイン型両性界面活性剤;N−ラウロイル−N’−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−オレオイル−N’−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−ココイル−N’−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−ラウロイル−N’−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンカリウム、N−オレオイル−N’−ヒドロキシエチル− N’−カルボキシメチルエチレンジアミンカリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−オレオイル−N−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−ココイル−N−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンモノナトリウム、N−オレオイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンモノナトリウム、N−ココイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンモノナトリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンジナトリウム、N−オレオイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンジナトリウム、N−ココイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンジナトリウム等のアミドアミノ酸型両性界面活性剤が例示される。
半極性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミンオキサイド型界面活性剤、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド、アルキルヒドロキシアミンオキサイド等が例示され、炭素数10〜18のアルキルジメチルアミンオキサイド、炭素数8〜18のアルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキサイド等が好ましく用いられる。具体的には、ドデシルジメチルアミンオキサイド、ジメチルオクチルアミンオキサイド、ジエチルデシルアミンオキサイド、ビス−(2−ヒドロキシエチル)ドデシルアミンオキサイド、ジプロピルテトラデシルアミンオキサイド、メチルエチルへキサデシルアミンオキサイド、ドデシルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、セチルジメチルアミンオキサイド、ステアリルジメチルアミンオキサイド、タロウジメチルアミンオキサイド、ジメチル−2−ヒドロキシオクタデシルアミンオキサイド、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ミリスチルジメチルアミンオキサイド、ステアリルジメチルアミンオキサイド、イソステアリルジメチルアミンオキサイド、ヤシ脂肪酸アルキルジメチルアミンオキサイド、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、イソステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、リシノレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、12−ヒドロキシステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ラウリン酸アミドエチルジメチルアミンオキサイド、ミリスチン酸アミドエチルジメチルアミンオキサイド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジメチルアミンオキサイド、ラウリン酸アミドエチルジエチルアミンオキサイド、ミリスチン酸アミドエチルジエチルアミンオキサイド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジエチルアミンオキサイド、ラウリン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキサイド、ミリスチン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキサイド、及びヤシ脂肪酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキサイド等が挙げられる。
本発明の離型剤中の界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、ダイカスト用離型剤100質量部に対して0.1〜20質量部の範囲内であることが好ましく、0.5〜10重量部の範囲内であることが特に好ましい。
本発明のダイカスト用離型剤は、上記式(1)で示されるシリコーン化合物を含む組成物であるが、このシリコーン化合物に加えて他のジオルガノポリシロキサンを含んでもよい。
本発明のダイカスト用離型剤の製造方法としては、例えば、上記式(1)で示されるシリコーン化合物をホモミキサー、コロイドミル、ラインミキサー、ホモジナイザー等の乳化機を用いて通常の方法により乳化する方法が挙げられる。
本発明のダイカスト用離型剤は、上記一般式(1)で示されるシリコーン化合物を含むことを特徴とするものであるが、その他の成分として、通常シリコーン化合物を含む離型剤に使用される添加剤、例えばpH調整剤、防腐剤、防黴剤、防錆剤、着色剤、鉱物油、高級脂肪酸、増粘剤、アルミニウム粉末、黒鉛等を本発明の目的を損なわない限り、任意の1種以上を添加配合することができる。
本発明のダイカスト用離型剤は、例えばスプレーガンを用いて金型に均一に吹き付けたり、本発明のダイカスト用離型剤を含浸させた布や紙もしくは刷毛を用いて金型に塗布して使用される。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。実施例において、部はいずれも質量部を意味する。なお、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。また、式中のPhはフェニル基を示す。
[実施例1]
反応器に下記式:
Figure 0005930172
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン725.0gとトルエン180gを仕込み、窒素流通下で攪拌しながら70℃まで加温した。その混合物へ白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を20g添加し、アルファメチルスチレン212.6gを反応温度70〜90℃に保つように滴下した。滴下終了後に90℃で攪拌を1時間継続した後、反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法(残存したSi−H基をKOHのエタノール/水溶液によって分解し、発生した水素ガスの体積から反応率を計算する)により反応率が45〜50%であることを確認した。次に1−オクテン262.3gを反応温度90〜110℃に保つように反応器へ滴下した。滴下終了後、白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を20g添加し、110℃で攪拌を8時間継続した。反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応が完結したことを確認した。反応液を減圧下で加熱して低沸分を溜去したのち、下記式:
Figure 0005930172
で表されるシリコーン化合物を1132g得た。上記式は29Si−NMRおよび13C−NMRによっても確認された。得られたシリコーン化合物について、25℃においてウベローデ型粘度管を使用してJIS−Z−8803に沿って動粘度を測定したところ、5200mm/sであった。
[実施例2]
反応器に下記式:
Figure 0005930172
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン610gとトルエン180gを仕込み、窒素流通下で攪拌しながら70℃まで加温した。その混合物へ白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を28g添加し、アルファメチルスチレン264.1gを反応温度70〜90℃に保つように滴下した。滴下終了後に90℃で攪拌を4時間継続した後、反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応率が45〜50%であることを確認した。次に1−オクテン325.9gを反応温度90〜110℃に保つように反応器へ滴下した。滴下終了後、白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を16g添加し、110℃で攪拌を5時間継続した。反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応が完結したことを確認した。反応液を減圧下で加熱して低沸分を溜去したのち、下記式:
Figure 0005930172
で表されるシリコーン化合物を1107g得た。上記式は29Si−NMRおよび13C−NMRによっても確認された。得られたシリコーン化合物について、25℃においてウベローデ型粘度管を使用してJIS−Z−8803に沿って動粘度を測定したところ、4400mm/sであった。
[実施例3]
反応器に下記式:
Figure 0005930172
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン274.7gとトルエン90gを仕込み、窒素流通下で攪拌しながら70℃まで加温した。その混合物へ白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を10g添加し、アルファメチルスチレン145.6gを反応温度70〜90℃に保つように滴下した。滴下終了後に90℃で攪拌を3時間継続した後、反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応率が45〜50%であることを確認した。次に1−オクテン180gを反応温度90〜110℃に保つように反応器へ滴下した。滴下終了後、白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を8g添加し、110℃で攪拌を8時間継続した。反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応が完結したことを確認した。反応液を減圧下で加熱して低沸分を溜去したのち、下記式:
Figure 0005930172
で表されるシリコーン化合物を544g得た。上記式は29Si−NMRおよび13C−NMRによっても確認された。得られたシリコーン化合物について、25℃においてウベローデ型粘度管を使用してJIS−Z−8803に沿って動粘度を測定したところ、4800mm/sであった。
[比較例1]
反応器に下記式:
Figure 0005930172
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン560gとトルエン120gを仕込み、窒素流通下で攪拌しながら60℃まで加温した。その混合物へ白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を27g添加し、アルファメチルスチレン107.4gを反応温度60〜90℃に保つように滴下した。滴下終了後に80〜90℃で攪拌を4時間継続した後、反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応率が45〜50%であることを確認した。次に1−オクテン132.6gを反応温度90〜100℃に保つように反応器へ滴下した。滴下終了後、白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を16g添加し、100℃で攪拌を2時間継続した。反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応が完結したことを確認した。反応液を減圧下で加熱して低沸分を溜去したのち、下記式:
Figure 0005930172
で表されるシリコーン化合物を750g得た。上記式は29Si−NMRおよび13C−NMRによっても確認された。得られたシリコーン化合物について、25℃においてウベローデ型粘度管を使用してJIS−Z−8803に沿って動粘度を測定したところ、6100mm/sであった。
[比較例2]
反応器に下記式:
Figure 0005930172
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン483.4gとトルエン120gを仕込み、窒素流通下で攪拌しながら80℃まで加温した。その混合物へ白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を19g添加し、アルファメチルスチレン141.8gを反応温度80〜90℃に保つように滴下した。滴下終了後に90℃で攪拌を3時間継続した後、反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応率が45〜50%であることを確認した。次に1−オクテン174.9gを反応温度90〜100℃に保つように反応器へ滴下した。滴下終了後、白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を27g添加し、100℃で攪拌を7時間継続した。反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応が完結したことを確認した。反応液を減圧下で加熱して低沸分を溜去したのち、下記式:
Figure 0005930172
で表されるシリコーン化合物を738g得た。上記式は29Si−NMRおよび13C−NMRによっても確認された。得られたシリコーン化合物について、25℃においてウベローデ型粘度管を使用してJIS−Z−8803に沿って動粘度を測定したところ、9100mm/sであった。
[比較例3]
反応器に下記式:
Figure 0005930172
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン249.1gとトルエン90gを仕込み、窒素流通下で攪拌しながら70℃まで加温した。その混合物へ白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を10g添加し、アルファメチルスチレン157.1gを反応温度70〜90℃に保つように滴下した。滴下終了後に90℃で攪拌を1時間継続した後、反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応率が45〜50%であることを確認した。次に1−オクテン193.9gを反応温度90〜110℃に保つように反応器へ滴下した。滴下終了後、白金−1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体のトルエン溶液(Pt濃度0.03質量%)を8g添加し、110℃で攪拌を10時間継続した。反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応が完結したことを確認した。反応液を減圧下で加熱して低沸分を溜去したのち、下記式:
Figure 0005930172
で表されるシリコーン化合物を545g得た。上記式は29Si−NMRおよび13C−NMRによっても確認された。得られたシリコーン化合物について、25℃においてウベローデ型粘度管を使用してJIS−Z−8803に沿って動粘度を測定したところ、4300mm/sであった。
[比較例4]
反応器に下記式:
Figure 0005930172
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン272.6gを仕込み、窒素流通下で攪拌しながら125℃まで加温した。塩化白金酸の5質量%イソプロピルアルコール溶液を0.26g添加し、アルファメチルスチレン100.6gを反応温度100〜170℃に保つように滴下した。滴下終了後に130℃で攪拌を1.5時間継続した後、1−ドデセン626.8gを反応温度100〜170℃に保つように反応器へ滴下した。滴下終了後に130℃で攪拌を1.5時間継続した後、反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応が完結したことを確認した。反応液を減圧下で加熱して低沸分を溜去したのち、下記式:
Figure 0005930172
で表されるシリコーン化合物を900g得た。上記式は29Si−NMRおよび13C−NMRによっても確認された。得られたシリコーン化合物について、25℃においてウベローデ型粘度管を使用してJIS−Z−8803に沿って動粘度を測定したところ、1300mm/sであった。
[比較例5]
反応器に1−ドデセン232.5gを仕込み、窒素流通下で攪拌しながら70℃まで加温した。塩化白金酸の5質量%イソプロピルアルコール溶液を0.19g添加し、下記式:
Figure 0005930172
で表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン722.5gを反応温度70〜160℃に保つように滴下した。滴下終了後に160℃で攪拌を30分継続した後、反応液を2g採取し、アルカリ分解ガス発生法により反応が完結したことを確認した。反応液を減圧下で加熱して低沸分を溜去したのち、下記式:
Figure 0005930172
で表されるシリコーン化合物を850g得た。上記式は29Si−NMRおよび13C−NMRによっても確認された。得られたシリコーン化合物について、25℃においてウベローデ型粘度管を使用してJIS−Z−8803に沿って動粘度を測定したところ、1300mm/sであった。
(粘度測定方法)
25℃においてウベローデ型粘度管を使用して、JIS−Z−8803に沿って測定した。
(エマルジョンの調製方法)
実施例1〜3に記載のシリコーン化合物または比較例1〜5に記載のシリコーン化合物50部、ポリオキシエチレン(6モル)イソデシルエーテル(HLB12.5)4部、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム0.025部、および水4.4部を混合し、連続混合装置を用いて乳化を行った。水41.44部を添加して希釈を行い、pH調整剤として炭酸水素ナトリウム0.005部を添加して、乳白色エマルジョンを得た。得られた乳白色エマルジョンについて、下記のとおりにして、離型抵抗の測定を行った。結果を表1に示す。
(離型抵抗の測定方法)
まず、図1(A)に示すように、メックインターナショナル製の離型性試験機(商品名:LubテスターU)に属する熱電対1内蔵のテストピース2(材質:SKD61、200mm×200mm×厚さ30mm)を、市販の外部ヒータで所定の温度まで加熱する。次に、テストピース2を垂直に立て、吹き付け時間1秒間、吹き付け回数1回、エアー圧0.4MPaの条件でノズル3からあらかじめ水で150倍希釈したエマルジョン4をスプレー塗布する。
次に、直ちに、テストピース2を図1(B)に示すように試験機本体5の上に水平に置き、メックインターナショナル製のリング6を中央に乗せる。つづいて、その中にアルミ溶湯(ADC12、温度680℃)を注ぎ、40秒間冷却し、固化させる。その後、直ちに、固化したアルミニウム7(品番:ADC12)上に鉄製重し8を静かに乗せ、リング6を同装置のギヤーでX方向へ引っ張りながら、離型抵抗を測定する。
Figure 0005930172
表1は、各実施例および比較例で使用したシリコーン化合物のジオルガノシロキサン構造単位の比率と動粘度を示す。前記ジオルガノシロキサン構造単位の比率は、シリコーン化合物中のジオルガノシロキサン構造単位全体を1としたときの各ジオルガノシロキサン構造単位の比率を示す。また、それぞれのシリコーン化合物を含むダイカスト用離型剤に対して測定した離型抵抗を示す。実施例1〜3のダイカスト用離型剤を使用した場合は、300℃および400℃において離型抵抗の値が小さく、優れた離型性を示した。一方、比較例1〜3のダイカスト用離型剤を使用した場合には、400℃における離型性が悪化してしまい、比較例4および5のダイカスト用離型剤を使用した場合には、400℃で離型剤が焼き付いてしまった。
1 熱電対
2 テストピース
3 ノズル
4 水で150倍希釈したエマルジョン
5 試験機本体
6 リング
7 固化したアルミニウム
8 鉄製重し

Claims (2)

  1. 下記式(1):
    Figure 0005930172
    (式中、Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜7の1価炭化水素基、R1は炭素数8〜20のアルキル基、R2は炭素数8〜20のアラルキル基であり、AはR、R1またはR2であり、x、yおよびzは任意の数であり、x/(x+y+z)=0.350〜0.700、y/(x+y+z)=0.150〜0.325、z/(x+y+z)=0.150〜0.325である)
    で表される、25℃における動粘度が3000〜8000mm/sのシリコーン化合物を含む、ダイカスト用離型剤。
  2. 前記式(1)で表されるシリコーン化合物が、乳化剤の存在下で水中に分散したエマルジョンの形態で存在する、請求項1に記載のダイカスト用離型剤。
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