JP5929782B2 - 誘導経路探索システム - Google Patents
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Description
第二移動体の目標地点からの移動距離が短い場合は、目標地点を再設定して誘導経路の再探索を行っても、誘導経路が大きく変化する可能性が低いため、目標地点を再設定して誘導経路を再探索する必要性が低い。一方、第二移動体の目標地点からの移動距離が長い場合は、誘導経路が大きく変化する可能性が高くなるため、目標地点を再設定して誘導経路を再探索する必要性が高くなる。
上記の構成によれば、目標到達距離が短くなるに従って、第二移動体の移動に対して再探索を行わせ易くすることができる。よって、目標到達距離が短くなるほど高くなる再探索の必要性に応じて、第二移動体の移動に対する再探索の頻度を増加させることができる。
誘導経路探索システム1は、第一移動体V1を目標地点OPまで誘導する誘導経路Rtを探索するシステムである。誘導経路探索システム1は、図1に示すように、第一位置取得部30、第二位置取得部31、及び経路探索部32などの機能部を備えている。
第二位置取得部31は、第一移動体V1とは異なる第二移動体V2の現在位置を取得する。経路探索部32は、第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに設定し、第一移動体V1の現在位置から目標地点OPまでの誘導経路Rtを探索する。
このような構成において、経路探索部32は、目標再設定部33を備えている。目標再設定部33は、第二移動体V2の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している目標地点OPの位置と更新後の第二移動体V2の現在位置との距離である目標移動距離を判定する。そして、目標再設定部33は、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離Dj以上である場合は、更新後の第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに再設定して誘導経路を再探索し、目標移動距離が判定移動距離Dj未満である場合は、更新前に既に設定している目標地点OPの位置を維持する点に特徴を有している。
以下、本実施形態に係る誘導経路探索システム1について詳細に説明する。
誘導経路探索システム1は、第一移動体V1を目標地点OPまで誘導する誘導経路Rtを探索する。
誘導経路探索システム1は、単数又は複数のCPU等の演算処理装置を中核部材として備えるとともに、当該演算処理装置からデータを読み出し及び書き込みが可能に構成されたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)や、演算処理装置からデータを読み出し可能に構成されたROM(リード・オンリ・メモリ)や、大容量のデータを記憶及び読み出し可能に構成されたフラッシュメモリやハードディスク等の記憶装置等を有して構成されている。そして、誘導経路探索システム1のROM等に記憶されたソフトウェア(プログラム)又は別途設けられた演算回路等のハードウェア、或いはそれらの両方により、誘導経路探索システム1の各機能部30〜34などが構成されている。各機能部30〜34などの機能を演算処理装置に実現させるための誘導経路探索プログラムは、演算処理装置が参照可能なRAMやROMなどの記憶装置に記憶される。
例えば、誘導経路探索システム1は、ユーザが持ち運び可能な多機能携帯電話や携帯型情報端末装置、或いは、車両に搭載されるナビゲーション装置や、テレビ、動画再生、音楽再生などのためのAV(音響・映像)装置や、情報端末装置などに組み込まれる。或いは、誘導経路探索システム1は、誘導経路探索システム1専用の情報端末装置に組み込まれてもよい。
第一移動体V1は、誘導経路探索システム1の機能を備えた情報端末装置2を保持して、当該情報端末装置2と共に移動する物体である。
例えば、情報端末装置2が車両に搭載されており、車両を目標地点OPまで誘導する誘導経路Rtを探索する場合は、第一移動体V1は車両となる。この場合は、情報端末装置2は、ユーザが持ち運び可能な携帯型情報端末装置や多機能携帯電話であったり、車両に搭載されたカーナビゲーション装置などであったりする。
或いは、ユーザ(人間)が情報端末装置2を保持しており、ユーザを徒歩や公共交通機関などにより目標地点OPまで誘導する誘導経路Rtを探索する場合は、第一移動体V1はユーザとなる。この場合は、情報端末装置2は、ユーザが持ち運び可能な携帯型情報端末装置や多機能携帯電話などであったりする。
第一位置取得部30は、第一移動体V1の現在位置を取得する第一位置取得処理を行う機能部である。
本実施形態では、第一位置取得部30は、位置情報検出装置36などから取得した第一移動体V1の位置関連情報に基づいて、第一移動体V1の現在位置(座標)を判定するように構成されている。位置情報検出装置36は、GPS(Global Positioning System)受信機や、加速度センサや、方位センサや、道路に設置されたビーコンから発信される地点位置情報を含む電波や光を受信する受信機などの位置情報を検出するための各種装置を備えている。また、第一位置取得部30は、携帯電話回線の基地局や無線LANのアクセスポイントなどから発信される基地局などの地点位置情報を含む電波を、通信装置35で受信して、第一移動体V1の現在位置を判定するように構成されてもよい。
第二位置取得部31は、第一移動体V1とは異なる第二移動体V2の現在位置を取得する第二位置取得処理を行う機能部である。
本実施形態では、第二位置取得部31は、第二位置送信システム40が取得した第二移動体V2の現在位置の情報を、第二位置送信システム40から無線通信又は有線通信などのデータ通信を介して取得するように構成されている。第二位置送信システム40は、予め定められた頻度毎、又は誘導経路探索システム1から送信要求があった毎に、第二移動体V2の現在位置の情報を送信するように構成されている。予め定めた頻度毎は、所定の周期毎、又は第二移動体V2が所定距離移動する毎など、一定の頻度毎や、可変の頻度毎に設定される。第二位置取得部31は、第二位置送信システム40から第二移動体V2の現在位置の情報を取得した場合に、第二移動体V2の現在位置の情報を更新する。
第二位置送信システム40は、第二移動体V2の現在位置に係る情報を検出して、誘導経路探索システム1に対して送信するシステムである。
本実施形態では、第二位置送信システム40は、位置情報検出装置42から取得した第二移動体V2の位置関連情報に基づいて、第二移動体V2の現在位置を判定するように構成されている。位置情報検出装置42は、第一移動体V1用の位置情報検出装置36と同様に、GPS受信機や、加速度センサや、方位センサなどの位置情報を検出するための各種装置を備えている。
そして、第二位置送信システム40は、第二移動体V2の現在位置の情報を、通信装置41を介して誘導経路探索システム1側に送信する。通信装置41は、無線通信又は有線通信などのデータ通信を行うデータ通信装置である。なお、通信装置41は、後述する誘導経路探索システム1側の通信装置35と同様であるので説明を省略する。
また、第二位置送信システム40は、情報端末装置3に組み込まれている。典型的には、第二位置送信プログラムが、情報端末装置3にインストールされて、第二位置送信システム40を構成する。例えば、第二位置送信システム40は、多機能携帯電話や携帯型情報端末装置、或いは、車両に搭載されるナビゲーション装置やAV装置や、情報端末装置などに組み込まれる。本実施形態では、位置情報検出装置42及び通信装置41は、第二位置送信システム40が組み込まれた情報端末装置3に備えられている。
第二位置取得部31は、第一移動体V1側に備えられた通信装置35を介して、第二位置送信システム40から送信された第二移動体V2の現在位置に係る情報を取得する。
通信装置35は、無線通信又は有線通信などのデータ通信を行うデータ通信装置である。無線通信には、携帯電話回線、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth、登録商標)などがある。有線通信には、有線LAN、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)などがある。
本実施形態では、通信装置35は、無線通信又は有線通信などのデータ通信により、携帯電話通信網やインターネットなどの通信網45に接続する。そして、通信装置35は、通信網45を介して、第二移動体V2側の通信装置41から送信された情報を取得する。
或いは、通信装置35は、ブルートゥースやUSBや無線LANなどのデータ通信により、ユーザが所持している携帯電話などのデータ通信装置と接続され、データ通信装置が接続可能な携帯電話回線などのデータ通信を介して、通信網45に接続されるように構成されてもよい。
経路探索部32は、第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに設定し、第一移動体V1の現在位置から目標地点OPまでの誘導経路Rtを探索する機能部である。
目標再設定部33は、上記のように、第二移動体V2の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している目標地点OPの位置と更新後の第二移動体V2の現在位置との距離である目標移動距離を判定する。そして、目標再設定部33は、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離Dj以上である場合は、更新後の第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに再設定して誘導経路を再探索し、目標移動距離が判定移動距離Dj未満である場合は、更新前に既に設定している目標地点OPの位置を維持するように構成されている。
本実施形態では、経路探索部32は、地図データベースDBから取得した地図データを用いて、第一移動体V1の現在位置から目標地点OPまでの誘導経路を探索するように構成されている。なお、誘導経路の探索には、ダイクストラ法などの公知の様々な方法を用いることができる。
なお、経路探索部32は、ユーザに指定された固定の地点等を目標地点OPに設定し、誘導経路Rtを探索する通常の経路探索も実行可能な構成となっている。
本実施形態では、目標再設定部33は、目標地点OPの位置又は第二移動体V2の現在位置と、第一移動体V1の現在位置との距離である目標到達距離Dtに応じて、判定移動距離Djを設定するように構成されている。
目標再設定部33は、目標到達距離Dtとして、誘導経路に沿った2地点間の距離を用いて判定してもよいし、2地点間の直線距離を用いて判定してもよい。
また、経路探索部32は、図3及び図4に示すように、目標到達距離Dtが予め定めた距離(図に示す例では、Dt1)以下である場合は、判定移動距離Djを一定の値に設定するように構成されている。判定移動距離Djが小さくなり過ぎ、誘導経路の探索頻度が高くなり過ぎないようにするためである。
また、経路探索部32は、図3及び図4に示すように、目標到達距離Dtが予め定めた距離(図に示す例では、Dt2)以上である場合は、判定移動距離Djを一定の値に設定するように構成されている。
本実施形態では、経路探索部32は、目標地点OPの位置又は第二移動体V2の現在位置と、第一移動体V1の現在位置との距離である目標到達距離Dtが、予め定めた維持判定距離以上である場合は、第二移動体V2の現在位置の情報が更新された場合であっても、更新前に既に設定している目標地点OPの位置を維持するように構成されている。
維持判定距離は、第二移動体V2が移動しても、誘導経路の再探索が必要にならないぐらい長い距離(例えば、数十km)に設定される。
本実施形態では、誘導経路探索システム1は、誘導経路を案内する案内部34を備えている。
案内部34は、探索した誘導経路を、ディスプレイなどの表示装置や、スピーカなどのユーザインターフェイス装置37を介して案内するように構成されている。例えば、案内部34は、地図データに基づいて生成した地図画像に、誘導経路、第一移動体V1の現在位置、目標地点、及び第二移動体V2の現在位置などを重ね書きした画像を生成し、表示装置に表示させたり、第一移動体V1の進行方向を案内する音声データを生成し、スピーカに出力させたりする。
なお、誘導経路探索システム1は、通信装置41を介して、第二移動体V2側の情報端末装置3に、誘導経路、第一移動体V1の現在位置、及び目標地点などを送信して、第二移動体V2側の表示装置に表示させるように構成されてもよい。
以上で説明した本実施形態に係る誘導経路探索システム1の処理を、図2に示すフローチャートの例に示すように構成することができる。
<最初の誘導経路の探索>
経路探索部32は、本発明に係る誘導経路探索の開始要求があった場合(ステップ♯01:Yes)に、一連の誘導経路の探索処理を開始する。
具体的には、経路探索部32は、ユーザにより、第二移動体V2側を特定するための識別情報などが指定され、第二移動体V2の現在位置を目標地点に設定する誘導経路探索を開始する要求があった場合に、誘導経路の探索処理を開始する。識別情報は、第二移動体V2側の情報端末装置3を特定し通信するための、情報端末装置3に割り当てられているIPアドレス(Internet Protocol address)などの通信網45上のアドレスであったり、情報端末装置3とされている多機能携帯電話の電話番号であったりする。また、ネットワークサーバを介して通信する場合は、識別情報は、ネットワークサーバに登録されている情報端末装置3の識別番号やメールアドレスなどであったりする。なお、ネットワークサーバには、識別番号やメールアドレスなどの識別情報に対応する、情報端末装置3のIPアドレスや電話番号などの端末識別情報が記憶されている。
そして、経路探索部32は、最初の誘導経路の探索処理を実行する(ステップ♯04)。すなわち、経路探索部32は、第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに設定し、第一移動体V1の現在位置から目標地点OPまでの誘導経路Rtを探索する。
誘導経路探索システム1は、最初の誘導経路の探索処理を行った後、所定の許可条件が成立した場合に、目標地点OPを再設定して誘導経路を再探索する目標再設定処理を実行する(ステップ♯05からステップ♯13)。ステップ♯05からステップ♯13までの目標再設定処理は、例えば、予め定めた演算周期毎(例えば、1分毎)に実行されるように構成される。なお、演算周期は、目標到達距離Dtに応じて変更されるように構成されてもよい。この場合は、経路探索部32は、図3及び図4と同様に、目標到達距離Dtが短くなるに従って、演算周期を段階的又は連続的に小さく設定するように構成されてもよい。
目標再設定部33は、現在設定している目標地点OPの位置又はステップ♯06で取得した第二移動体V2の現在位置と、ステップ♯05で取得した第一移動体V1の現在位置との距離である目標到達距離Dtを判定する(ステップ♯07)。
目標再設定部33は、目標到達距離Dtが予め定めた維持判定距離以上である場合(ステップ♯08:Yes)は、ステップ♯12で目標地点OPの再設定が実行されないように、ステップ♯09からステップ♯12を飛ばして、ステップ♯13に進む。
また、目標再設定部33は、現在設定している目標地点OPの位置と、ステップ♯06で取得した第二移動体V2の現在位置との距離である目標移動距離を判定する(ステップ♯10)。目標移動距離は、2地点間の直線距離、又は第二移動体V2が移動した経路に沿った2地点間の距離とされる。
目標再設定部33は、目標移動距離が判定移動距離Dj未満である場合(ステップ♯11:No)は、ステップ♯12で目標地点OPの再設定が実行されないように、ステップ♯12を飛ばして、ステップ♯13に進む。
経路探索部32は、第一移動体V1が目標地点OPに十分近づいて、目標到達距離が予め定めた終了判定距離以下になった場合や、ユーザにより誘導経路の探索処理の終了要求があった場合などに、誘導経路の探索処理を終了すると判定する。
次に、図5から図8を参照して、誘導経路の探索処理の例を説明する。
まず、図5に示す例を説明する。図5(a)に、最初の誘導経路の探索処理が行われた直後又は目標地点OPの再設定が行われた直後の状態を示している。すなわち、目標地点OPに第二移動体V2の現在位置を設定して、誘導経路Rtを探索した直後の状態である。その後、目標地点OPの再設定は、第二移動体V2の現在位置が、設定されている目標地点OPを中心に判定移動距離Djを半径とした円の範囲外になるまで禁止される。よって、図5(b)に示すように、第二移動体V2の現在位置が、図5(a)の状態から左方向に移動しているが、判定移動距離Djの円の範囲内であるので、目標地点OPの再設定が禁止され、既に設定されている目標地点OPの位置が維持されている。その後、図5(c)に示すように、第二移動体V2の現在位置が、更に左方向に移動し、判定移動距離Djの円の範囲外になったときに、目標地点OPの再設定が許可され、第二移動体V2の現在位置が目標地点OPに再設定され、誘導経路の再探索が行われている。図5(c)に示す例では、再設定の結果、目標地点が、再設定前の目標地点OP0から、再設定後の目標地点OPに変化している。また、再探索の結果、誘導経路が、再探索前の誘導経路Rt0から再探索後の誘導経路Rtに変化している。その後、目標地点OPの再設定は、第二移動体V2の現在位置が、再設定された目標地点OPを中心に判定移動距離Djを半径とした円の範囲外になるまで禁止される。
このように、目標到達距離が長くなるほど、第二移動体V2の移動に対する、誘導経路の再探索の必要性が低下するため、判定移動距離Djを大きく設定することが望ましい。これにより、第二移動体V2の移動に対する、誘導経路の再探索の頻度を適正化して、誘導経路の変更の頻度が高くなることによりユーザに煩わしさを感じさせることを抑制でき、また、再探索による処理負荷が過度に増加することを抑制できる。
一方、図8の例に示すように、第一移動体V1が、図7の例に示す状態から誘導経路に沿って移動して目標地点OPに近づくと、目標到達距離が短くなり、判定移動距離Djが減少される。そして、図8の例に示すように、第二移動体V2が、狭まった判定移動距離Djの円の範囲外になった場合には、第二移動体V2の現在位置が目標地点OPに再設定され、誘導経路Rtの再探索が行われる。このように、目標到達距離が短くなると、再探索により変更される誘導経路の部分は、誘導経路全体に対する割合が高くなる可能性が高い。そのため、第一移動体V1に誘導経路を案内する上で、誘導経路を再探索する必要が高くなる。
このように、第一移動体V1が目標地点OPに近づいて、目標到達距離が減少するに従って、第二移動体V2の移動に対する、誘導経路の再探索の必要性が高くなるため、判定移動距離Djを減少させて、目標地点を再設定させ易くすると好適である。
最後に、本発明のその他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
2 :情報端末装置(第一移動体V1側)
3 :情報端末装置(第二移動体V2側)
30 :第一位置取得部
31 :第二位置取得部
32 :経路探索部
33 :目標再設定部
34 :案内部
35 :通信装置(第一移動体V1側)
36 :位置情報検出装置
37 :ユーザインターフェイス装置
40 :第二位置送信システム
41 :通信装置(第二移動体V2側)
42 :位置情報検出装置
45 :通信網
Dj :判定移動距離
Dt :目標到達距離
OP :目標地点
Rt :誘導経路
V1 :第一移動体
V2 :第二移動体
Claims (8)
- 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索システムであって、
前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得部と、
前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得部と、
前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索部と、
を備え、
前記経路探索部は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
前記判定移動距離は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離に応じて設定されている誘導経路探索システム。 - 前記経路探索部は、前記目標到達距離が短くなるに従って、前記判定移動距離を段階的又は連続的に小さくする請求項1に記載の誘導経路探索システム。
- 前記経路探索部は、前記目標到達距離が予め定めた距離以下である場合は、前記判定移動距離を一定の値に設定する請求項1又は2に記載の誘導経路探索システム。
- 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索システムであって、
前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得部と、
前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得部と、
前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索部と、
を備え、
前記経路探索部は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
さらに前記経路探索部は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離が、予め定めた維持判定距離以上である場合は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合であっても、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する誘導経路探索システム。 - 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索方法であって、
演算処理装置が、
前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、
前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、
前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、を実行し、
前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
前記判定移動距離は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離に応じて設定されている誘導経路探索方法。 - 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索方法であって、
演算処理装置が、
前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、
前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、
前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、を実行し、
前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
さらに前記経路探索ステップでは、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離が、予め定めた維持判定距離以上である場合は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合であっても、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する誘導経路探索方法。 - 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する処理をコンピュータに実行させるための誘導経路探索プログラムであって、
前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、
前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、
前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、をコンピュータに実行させ、
前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
前記判定移動距離は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離に応じて設定されている誘導経路探索プログラム。 - 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する処理をコンピュータに実行させるための誘導経路探索プログラムであって、
前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、
前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、
前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、をコンピュータに実行させ、
前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
さらに前記経路探索ステップでは、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離が、予め定めた維持判定距離以上である場合は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合であっても、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する誘導経路探索プログラム。
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