JP5929782B2 - 誘導経路探索システム - Google Patents

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Description

本発明は、第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索システムに関する。
上記のような誘導経路探索システムに関連して、例えば下記の特許文献1に記載された技術が既に知られている。特許文献1に記載されている技術では、要求元端末の現在位置から、刻々と変化し得る相手端末の現在位置までの誘導経路を繰り返し探索するように構成されている(特許文献1の段落0029から0031、図8、図9など)。
特開2008−203014号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、相手端末の移動の有無に関わらず、相手端末の現在位置を目標地点とした誘導経路の再探索が繰り返し実行されるように構成されている。そのため、特許文献1の技術では、必要性に応じて誘導経路を再探索することができず、再探索の頻度が必要以上に高くなったり低くなったりする恐れがあった。従って、誘導経路の変更の頻度が適切でないことによりユーザの利便性が低下したり、再探索による演算装置の処理負荷が必要以上に増加したりする恐れがあった。
そこで、誘導経路の再探索の頻度を適正化し、再探索による演算装置の処理負荷が必要以上に増加することを抑制できる誘導経路探索システムが求められる。
本発明に係る、第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索システムの特徴構成は、前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得部と、前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得部と、前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索部と、を備え、前記経路探索部は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する点にある。
誘導経路の再探索の頻度が高いと、誘導経路の変更によってユーザの利便性が低下したり、再探索による演算装置の処理負荷が増加したりする恐れがある。そのため、必要性に応じた適切な頻度で、目標地点を再設定して、誘導経路を再探索することが望ましい。
第二移動体の目標地点からの移動距離が短い場合は、目標地点を再設定して誘導経路の再探索を行っても、誘導経路が大きく変化する可能性が低いため、目標地点を再設定して誘導経路を再探索する必要性が低い。一方、第二移動体の目標地点からの移動距離が長い場合は、誘導経路が大きく変化する可能性が高くなるため、目標地点を再設定して誘導経路を再探索する必要性が高くなる。
上記の特徴構成によれば、第二移動体が既に設定されている目標地点から移動しても、第二移動体の移動距離が判定移動距離未満である場合は、目標地点の再設定が行われず、誘導経路の再探索が行われない。よって、既に設定された目標地点からの第二移動体の移動距離が短く再探索の必要性が低い場合には再探索が行われないようにできる。一方、既に設定された目標地点からの第二移動体の移動距離が長く再探索の必要性が高い場合には再探索を行うようにできる。そのため、第二移動体の移動による再探索の必要性に応じて、再探索の頻度を適正化することができる。従って、誘導経路の変更によってユーザの利便性が低下することを抑制でき、また、再探索による処理負荷が必要以上に増加することを抑制できる。
ここで、前記経路探索部は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離に応じて、前記判定移動距離を設定すると好適である。
目標到達距離に応じて誘導経路の再探索の必要性の高さが異なる。上記の構成によれば、再探索の必要性に応じて再探索の頻度を設定できる。
ここで、前記経路探索部は、前記目標到達距離が短くなるに従って、前記判定移動距離を段階的又は連続的に小さくすると好適である。
目標到達距離が長い場合は、第二移動体の移動に合わせて、誘導経路を再探索したとしても、再探索により変更される誘導経路の部分は、目標地点に近い部分のみとなる可能性が高い。そのため、目標到達距離が長くない状態では、第二移動体の移動に対する、誘導経路の再探索の必要性が低くなる。一方、第一移動体が目標地点に近づくなどして、目標到達距離が短くなった場合は、再探索により変更される誘導経路の部分の誘導経路全体に対する割合が高くなる可能性が高い。そのため、目標到達距離が短くなるに従って、第二移動体の移動に対する、誘導経路の再探索の必要性が高くなる。
上記の構成によれば、目標到達距離が短くなるに従って、第二移動体の移動に対して再探索を行わせ易くすることができる。よって、目標到達距離が短くなるほど高くなる再探索の必要性に応じて、第二移動体の移動に対する再探索の頻度を増加させることができる。
ここで、前記経路探索部は、前記目標到達距離が予め定めた距離以下である場合は、前記判定移動距離を一定の値に設定すると好適である。
判定移動距離を小さく設定し過ぎると、第二移動体の移動に対する、目標地点の再設定及び誘導経路の再探索の頻度が高くなり過ぎ、再探索による処理負荷が大きくなり過ぎたり、ユーザの利便性が大きく低下したりすることになる。上記の構成によれば、目標到達距離が予め定めた距離以下である場合は、判定移動距離が一定の値に設定されるため、判定移動距離が小さく設定され過ぎることを抑制できる。よって、再設定及び再探索の頻度が高くなり過ぎることを抑制でき、再探索による処理負荷が大きくなり過ぎることを抑制できると共に、ユーザの利便性が大きく低下することを抑制できる。
ここで、前記経路探索部は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離が、予め定めた維持判定距離以上である場合は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合であっても、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持すると好適である。
目標到達距離が十分長くなると、第二移動体が移動し、誘導経路が再探索されたとしても、再探索により変更される誘導経路の部分は、目標地点に近い、ごく限られた部分となり、誘導経路全体に対する割合が十分低くなる。そのため、目標到達距離が十分長くなると、第二移動体の移動に対する、誘導経路の再探索の必要性が十分低くなる。上記の構成によれば、目標到達距離が維持判定距離以上である場合は、第二移動体が移動したとしても、目標地点の再設定及び誘導経路の再探索が行われないようにでき、再探索の必要性が十分低い場合に、再探索が行われることを防止できる。
以上の各構成を備えた本発明に係る誘導経路探索システムの技術的特徴は、誘導経路探索方法や誘導経路探索プログラムにも適用可能であり、そのため、本発明は、そのような方法やプログラムも権利の対象とすることができる。なお、誘導経路探索プログラムが記憶された、DVD−ROMやフラッシュメモリなどの記憶媒体も権利の対象とすることができる。
その場合における、第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索方法の特徴構成は、演算処理装置が、前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、を実行し、前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する点にある。
また、第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する処理をコンピュータに実行させるための誘導経路探索プログラムの特徴構成は、前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、をコンピュータに実行させ、前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する点にある。
当然ながら、これらの誘導経路探索方法や誘導経路探索プログラムも上述した誘導経路探索システムに係る作用効果を得ることができ、更に、その好適な構成の例として挙げたいくつかの付加的技術を組み込むことが可能である。
本発明の実施形態に係る誘導経路探索システムの概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る誘導経路探索システムの処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る判定移動距離の設定を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る判定移動距離の設定を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る誘導経路探索システムの処理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る誘導経路探索システムの処理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る誘導経路探索システムの処理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る誘導経路探索システムの処理を説明するための図である。
本発明に係る誘導経路探索システム1の実施形態について説明する。
誘導経路探索システム1は、第一移動体V1を目標地点OPまで誘導する誘導経路Rtを探索するシステムである。誘導経路探索システム1は、図1に示すように、第一位置取得部30、第二位置取得部31、及び経路探索部32などの機能部を備えている。
第一位置取得部30は、第一移動体V1の現在位置を取得する。
第二位置取得部31は、第一移動体V1とは異なる第二移動体V2の現在位置を取得する。経路探索部32は、第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに設定し、第一移動体V1の現在位置から目標地点OPまでの誘導経路Rtを探索する。
このような構成において、経路探索部32は、目標再設定部33を備えている。目標再設定部33は、第二移動体V2の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している目標地点OPの位置と更新後の第二移動体V2の現在位置との距離である目標移動距離を判定する。そして、目標再設定部33は、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離Dj以上である場合は、更新後の第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに再設定して誘導経路を再探索し、目標移動距離が判定移動距離Dj未満である場合は、更新前に既に設定している目標地点OPの位置を維持する点に特徴を有している。
以下、本実施形態に係る誘導経路探索システム1について詳細に説明する。
1.誘導経路探索システム1
誘導経路探索システム1は、第一移動体V1を目標地点OPまで誘導する誘導経路Rtを探索する。
誘導経路探索システム1は、単数又は複数のCPU等の演算処理装置を中核部材として備えるとともに、当該演算処理装置からデータを読み出し及び書き込みが可能に構成されたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)や、演算処理装置からデータを読み出し可能に構成されたROM(リード・オンリ・メモリ)や、大容量のデータを記憶及び読み出し可能に構成されたフラッシュメモリやハードディスク等の記憶装置等を有して構成されている。そして、誘導経路探索システム1のROM等に記憶されたソフトウェア(プログラム)又は別途設けられた演算回路等のハードウェア、或いはそれらの両方により、誘導経路探索システム1の各機能部30〜34などが構成されている。各機能部30〜34などの機能を演算処理装置に実現させるための誘導経路探索プログラムは、演算処理装置が参照可能なRAMやROMなどの記憶装置に記憶される。
本実施形態では、誘導経路探索システム1は、情報端末装置2に組み込まれている。典型的には、誘導経路探索プログラムが、情報端末装置2にインストールされて、誘導経路探索システム1を構成する。
例えば、誘導経路探索システム1は、ユーザが持ち運び可能な多機能携帯電話や携帯型情報端末装置、或いは、車両に搭載されるナビゲーション装置や、テレビ、動画再生、音楽再生などのためのAV(音響・映像)装置や、情報端末装置などに組み込まれる。或いは、誘導経路探索システム1は、誘導経路探索システム1専用の情報端末装置に組み込まれてもよい。
なお、誘導経路探索プログラム又は第二位置送信プログラムは、DVD−ROMやフラッシュメモリなどの記憶媒体に記憶されてユーザに配布されたり、ネットワークサーバから通信網45を介してユーザに配信されたりする。配布又は配信された誘導経路探索プログラム又は第二位置送信プログラムは、情報端末装置2又は情報端末装置3の記憶装置に記憶される。
<第一移動体V1>
第一移動体V1は、誘導経路探索システム1の機能を備えた情報端末装置2を保持して、当該情報端末装置2と共に移動する物体である。
例えば、情報端末装置2が車両に搭載されており、車両を目標地点OPまで誘導する誘導経路Rtを探索する場合は、第一移動体V1は車両となる。この場合は、情報端末装置2は、ユーザが持ち運び可能な携帯型情報端末装置や多機能携帯電話であったり、車両に搭載されたカーナビゲーション装置などであったりする。
或いは、ユーザ(人間)が情報端末装置2を保持しており、ユーザを徒歩や公共交通機関などにより目標地点OPまで誘導する誘導経路Rtを探索する場合は、第一移動体V1はユーザとなる。この場合は、情報端末装置2は、ユーザが持ち運び可能な携帯型情報端末装置や多機能携帯電話などであったりする。
本実施形態に係わる誘導経路探索システム1は、図1に示すように、第一位置取得部30、第二位置取得部31、経路探索部32、目標再設定部33、及び案内部34などの機能部を備えている。以下、各機能部について詳細に説明する。
2.第一位置取得部30
第一位置取得部30は、第一移動体V1の現在位置を取得する第一位置取得処理を行う機能部である。
本実施形態では、第一位置取得部30は、位置情報検出装置36などから取得した第一移動体V1の位置関連情報に基づいて、第一移動体V1の現在位置(座標)を判定するように構成されている。位置情報検出装置36は、GPS(Global Positioning System)受信機や、加速度センサや、方位センサや、道路に設置されたビーコンから発信される地点位置情報を含む電波や光を受信する受信機などの位置情報を検出するための各種装置を備えている。また、第一位置取得部30は、携帯電話回線の基地局や無線LANのアクセスポイントなどから発信される基地局などの地点位置情報を含む電波を、通信装置35で受信して、第一移動体V1の現在位置を判定するように構成されてもよい。
位置判定の際、地図データが用いられてもよい。例えば、第一位置取得部30は、地図データに含まれる道路ネットワークと、位置情報検出装置36から得た位置情報の履歴が示す経路と、のパターンマッチング(いわゆるマップマッチング)により、自車位置を判定するように構成される。本実施形態では、位置情報検出装置36は、誘導経路探索システム1が組み込まれた情報端末装置2に備えられている。
3.第二位置取得部31
第二位置取得部31は、第一移動体V1とは異なる第二移動体V2の現在位置を取得する第二位置取得処理を行う機能部である。
本実施形態では、第二位置取得部31は、第二位置送信システム40が取得した第二移動体V2の現在位置の情報を、第二位置送信システム40から無線通信又は有線通信などのデータ通信を介して取得するように構成されている。第二位置送信システム40は、予め定められた頻度毎、又は誘導経路探索システム1から送信要求があった毎に、第二移動体V2の現在位置の情報を送信するように構成されている。予め定めた頻度毎は、所定の周期毎、又は第二移動体V2が所定距離移動する毎など、一定の頻度毎や、可変の頻度毎に設定される。第二位置取得部31は、第二位置送信システム40から第二移動体V2の現在位置の情報を取得した場合に、第二移動体V2の現在位置の情報を更新する。
<第二位置送信システム40>
第二位置送信システム40は、第二移動体V2の現在位置に係る情報を検出して、誘導経路探索システム1に対して送信するシステムである。
本実施形態では、第二位置送信システム40は、位置情報検出装置42から取得した第二移動体V2の位置関連情報に基づいて、第二移動体V2の現在位置を判定するように構成されている。位置情報検出装置42は、第一移動体V1用の位置情報検出装置36と同様に、GPS受信機や、加速度センサや、方位センサなどの位置情報を検出するための各種装置を備えている。
そして、第二位置送信システム40は、第二移動体V2の現在位置の情報を、通信装置41を介して誘導経路探索システム1側に送信する。通信装置41は、無線通信又は有線通信などのデータ通信を行うデータ通信装置である。なお、通信装置41は、後述する誘導経路探索システム1側の通信装置35と同様であるので説明を省略する。
なお、第二位置送信システム40は、GPS受信機の信号などの位置関連情報に基づいて第二移動体V2の現在位置を判定せずに、当該位置関連情報をそのまま誘導経路探索システム1側に送信するように構成されてもよい。この場合は、誘導経路探索システム1が、第二位置送信システム40側から送信された位置関連情報に基づいて、第二移動体V2の現在位置を判定するように構成される。
第二位置送信システム40は、誘導経路探索システム1と同様に、演算処理装置、記憶装置等を有して構成されている。第二位置送信システム40の機能を演算処理装置に実現させるための第二位置送信プログラムは、演算処理装置が参照可能な記憶装置に記憶される。
また、第二位置送信システム40は、情報端末装置3に組み込まれている。典型的には、第二位置送信プログラムが、情報端末装置3にインストールされて、第二位置送信システム40を構成する。例えば、第二位置送信システム40は、多機能携帯電話や携帯型情報端末装置、或いは、車両に搭載されるナビゲーション装置やAV装置や、情報端末装置などに組み込まれる。本実施形態では、位置情報検出装置42及び通信装置41は、第二位置送信システム40が組み込まれた情報端末装置3に備えられている。
<通信装置35>
第二位置取得部31は、第一移動体V1側に備えられた通信装置35を介して、第二位置送信システム40から送信された第二移動体V2の現在位置に係る情報を取得する。
通信装置35は、無線通信又は有線通信などのデータ通信を行うデータ通信装置である。無線通信には、携帯電話回線、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth、登録商標)などがある。有線通信には、有線LAN、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)などがある。
本実施形態では、通信装置35は、無線通信又は有線通信などのデータ通信により、携帯電話通信網やインターネットなどの通信網45に接続する。そして、通信装置35は、通信網45を介して、第二移動体V2側の通信装置41から送信された情報を取得する。
なお、通信装置35は、通信網45に接続されたネットワークサーバを介して、第二移動体V2側の通信装置41から送信された情報を取得するように構成されてもよい。具体的には、第二移動体V2側の通信装置41は、第二移動体V2の現在位置に係る情報を、データ通信及び通信網45を介して、ネットワークサーバに送信する。ネットワークサーバは、送信された第二移動体V2の現在位置に係る情報をネットワークサーバに備えられた記憶装置に記憶する。第一移動体V1側の通信装置35は、データ通信及び通信網45を介して、ネットワークサーバに接続して、記憶装置に記憶されている第二移動体V2の現在位置に係る情報を取得する。或いは、ネットワークサーバは、記憶装置に記憶されている第二移動体V2の現在位置に係る情報を、データ通信及び通信網45を介して、第一移動体V1側の通信装置35に送信する。このようにネットワークサーバを介する場合は、第一移動体V1側と第二移動体V2側とで通信を同期させる必要がなく、位置情報の送受信の確実性を高めることができる共に、双方の通信頻度を低減することが可能となる。
本実施形態では、通信装置35は、誘導経路探索システム1が組み込まれた情報端末装置2に備えられている。
或いは、通信装置35は、ブルートゥースやUSBや無線LANなどのデータ通信により、ユーザが所持している携帯電話などのデータ通信装置と接続され、データ通信装置が接続可能な携帯電話回線などのデータ通信を介して、通信網45に接続されるように構成されてもよい。
4.経路探索部32
経路探索部32は、第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに設定し、第一移動体V1の現在位置から目標地点OPまでの誘導経路Rtを探索する機能部である。
目標再設定部33は、上記のように、第二移動体V2の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している目標地点OPの位置と更新後の第二移動体V2の現在位置との距離である目標移動距離を判定する。そして、目標再設定部33は、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離Dj以上である場合は、更新後の第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに再設定して誘導経路を再探索し、目標移動距離が判定移動距離Dj未満である場合は、更新前に既に設定している目標地点OPの位置を維持するように構成されている。
<誘導経路の探索>
本実施形態では、経路探索部32は、地図データベースDBから取得した地図データを用いて、第一移動体V1の現在位置から目標地点OPまでの誘導経路を探索するように構成されている。なお、誘導経路の探索には、ダイクストラ法などの公知の様々な方法を用いることができる。
第一移動体V1が車両に設定されている場合は、取得する地図データには、地図上の交差点などの各地点を示すノードデータや、各ノード間を連結する道路を示すリンクデータなどから構成される道路ネットワークのデータ等が含まれる。各ノードデータには、その地点の位置座標や地点属性、地点名称等のデータが含まれ、各リンクデータには、リンクの始点及び終点の位置座標やリンク長、道路幅、道路属性、通行可能な車両種類や歩行者の通行可否等のデータが含まれる。
第一移動体V1がユーザ(人間)に設定されている場合は、取得する地図データは、上記の道路ネットワークのデータに加えて、歩道や横断歩道や歩道橋などの歩行者専用道路のネットワークのデータや、施設内において人間が通行可能な通路のデータや、鉄道やバスなどの公共交通機関のネットワークや時刻表のデータが含まれる。
本実施形態では、地図データベースDBは、誘導経路探索システム1が組み込まれている多機能携帯電話などの情報端末装置2の記憶装置に記憶されている。或いは、地図データベースDBは、外部の情報端末装置に記憶されており、経路探索部32は、通信装置35による無線通信又は有線通信などのデータ通信を介して、外部の情報端末装置から地図データを取得するように構成されてもよい。
なお、経路探索部32は、ユーザに指定された固定の地点等を目標地点OPに設定し、誘導経路Rtを探索する通常の経路探索も実行可能な構成となっている。
<判定移動距離Djの設定>
本実施形態では、目標再設定部33は、目標地点OPの位置又は第二移動体V2の現在位置と、第一移動体V1の現在位置との距離である目標到達距離Dtに応じて、判定移動距離Djを設定するように構成されている。
目標再設定部33は、目標到達距離Dtとして、誘導経路に沿った2地点間の距離を用いて判定してもよいし、2地点間の直線距離を用いて判定してもよい。
また、経路探索部32は、図3及び図4の例に示すように、目標到達距離Dtが短くなるに従って、判定移動距離Djを段階的又は連続的に小さくするように構成されている。
また、経路探索部32は、図3及び図4に示すように、目標到達距離Dtが予め定めた距離(図に示す例では、Dt1)以下である場合は、判定移動距離Djを一定の値に設定するように構成されている。判定移動距離Djが小さくなり過ぎ、誘導経路の探索頻度が高くなり過ぎないようにするためである。
また、経路探索部32は、図3及び図4に示すように、目標到達距離Dtが予め定めた距離(図に示す例では、Dt2)以上である場合は、判定移動距離Djを一定の値に設定するように構成されている。
<目標地点の再設定の禁止>
本実施形態では、経路探索部32は、目標地点OPの位置又は第二移動体V2の現在位置と、第一移動体V1の現在位置との距離である目標到達距離Dtが、予め定めた維持判定距離以上である場合は、第二移動体V2の現在位置の情報が更新された場合であっても、更新前に既に設定している目標地点OPの位置を維持するように構成されている。
維持判定距離は、第二移動体V2が移動しても、誘導経路の再探索が必要にならないぐらい長い距離(例えば、数十km)に設定される。
<誘導経路の案内>
本実施形態では、誘導経路探索システム1は、誘導経路を案内する案内部34を備えている。
案内部34は、探索した誘導経路を、ディスプレイなどの表示装置や、スピーカなどのユーザインターフェイス装置37を介して案内するように構成されている。例えば、案内部34は、地図データに基づいて生成した地図画像に、誘導経路、第一移動体V1の現在位置、目標地点、及び第二移動体V2の現在位置などを重ね書きした画像を生成し、表示装置に表示させたり、第一移動体V1の進行方向を案内する音声データを生成し、スピーカに出力させたりする。
なお、誘導経路探索システム1は、通信装置41を介して、第二移動体V2側の情報端末装置3に、誘導経路、第一移動体V1の現在位置、及び目標地点などを送信して、第二移動体V2側の表示装置に表示させるように構成されてもよい。
4−1.フローチャート
以上で説明した本実施形態に係る誘導経路探索システム1の処理を、図2に示すフローチャートの例に示すように構成することができる。
<最初の誘導経路の探索>
経路探索部32は、本発明に係る誘導経路探索の開始要求があった場合(ステップ♯01:Yes)に、一連の誘導経路の探索処理を開始する。
具体的には、経路探索部32は、ユーザにより、第二移動体V2側を特定するための識別情報などが指定され、第二移動体V2の現在位置を目標地点に設定する誘導経路探索を開始する要求があった場合に、誘導経路の探索処理を開始する。識別情報は、第二移動体V2側の情報端末装置3を特定し通信するための、情報端末装置3に割り当てられているIPアドレス(Internet Protocol address)などの通信網45上のアドレスであったり、情報端末装置3とされている多機能携帯電話の電話番号であったりする。また、ネットワークサーバを介して通信する場合は、識別情報は、ネットワークサーバに登録されている情報端末装置3の識別番号やメールアドレスなどであったりする。なお、ネットワークサーバには、識別番号やメールアドレスなどの識別情報に対応する、情報端末装置3のIPアドレスや電話番号などの端末識別情報が記憶されている。
誘導経路探索を開始した後、第一位置取得部30は、第一移動体V1の現在位置を取得する第一位置取得処理を実行する(ステップ♯02)。また、第二位置取得部31は、第二移動体V2の現在位置を取得する第二位置取得処理を実行する(ステップ♯03)。
そして、経路探索部32は、最初の誘導経路の探索処理を実行する(ステップ♯04)。すなわち、経路探索部32は、第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに設定し、第一移動体V1の現在位置から目標地点OPまでの誘導経路Rtを探索する。
<目標地点の再設定、及び誘導経路の再探索>
誘導経路探索システム1は、最初の誘導経路の探索処理を行った後、所定の許可条件が成立した場合に、目標地点OPを再設定して誘導経路を再探索する目標再設定処理を実行する(ステップ♯05からステップ♯13)。ステップ♯05からステップ♯13までの目標再設定処理は、例えば、予め定めた演算周期毎(例えば、1分毎)に実行されるように構成される。なお、演算周期は、目標到達距離Dtに応じて変更されるように構成されてもよい。この場合は、経路探索部32は、図3及び図4と同様に、目標到達距離Dtが短くなるに従って、演算周期を段階的又は連続的に小さく設定するように構成されてもよい。
第一位置取得部30は、第一移動体V1の現在位置を取得する第一位置取得処理を実行する(ステップ♯05)。また、第二位置取得部31は、第二移動体V2の現在位置を取得する第二位置取得処理を実行する(ステップ♯06)。
目標再設定部33は、現在設定している目標地点OPの位置又はステップ♯06で取得した第二移動体V2の現在位置と、ステップ♯05で取得した第一移動体V1の現在位置との距離である目標到達距離Dtを判定する(ステップ♯07)。
目標再設定部33は、目標到達距離Dtが予め定めた維持判定距離以上である場合(ステップ♯08:Yes)は、ステップ♯12で目標地点OPの再設定が実行されないように、ステップ♯09からステップ♯12を飛ばして、ステップ♯13に進む。
目標再設定部33は、目標到達距離Dtが予め定めた維持判定距離未満である場合(ステップ♯08:No)は、ステップ♯09に進み、目標到達距離Dtに応じて、判定移動距離Djを設定する。
また、目標再設定部33は、現在設定している目標地点OPの位置と、ステップ♯06で取得した第二移動体V2の現在位置との距離である目標移動距離を判定する(ステップ♯10)。目標移動距離は、2地点間の直線距離、又は第二移動体V2が移動した経路に沿った2地点間の距離とされる。
そして、目標再設定部33は、目標移動距離が判定移動距離Dj以上である場合(ステップ♯11:Yes)は、ステップ♯06で取得した第二移動体V2の現在位置を目標地点OPに再設定して誘導経路を再探索する(ステップ♯12)。具体的には、目標再設定部33は、ステップ♯05で取得した第一移動体V1の現在位置から、再設定した目標地点OPまでの誘導経路を再探索する。
目標再設定部33は、目標移動距離が判定移動距離Dj未満である場合(ステップ♯11:No)は、ステップ♯12で目標地点OPの再設定が実行されないように、ステップ♯12を飛ばして、ステップ♯13に進む。
目標再設定部33は、誘導経路の探索処理を終了すると判定されていない場合(ステップ♯13:No)は、ステップ♯05に戻り、ステップ♯05からステップ♯13までの目標再設定処理を繰り返し実行する。一方、目標再設定部33は、誘導経路の探索処理を終了すると判定された場合(ステップ♯13:Yes)は、一連の誘導経路の探索処理を終了する。
経路探索部32は、第一移動体V1が目標地点OPに十分近づいて、目標到達距離が予め定めた終了判定距離以下になった場合や、ユーザにより誘導経路の探索処理の終了要求があった場合などに、誘導経路の探索処理を終了すると判定する。
なお、経路探索部32は、目標地点OPを再設定する場合以外にも、誘導経路を再探索するように構成されてもよい。例えば、第一移動体V1が誘導経路から外れて走行し、第一移動体V1の現在位置と誘導経路との距離が、予め定めた再探索距離以上になった場合に、第一移動体V1の現在位置から、設定されている目標地点OPまでの誘導経路を再探索するように構成されてもよい。
4−2.誘導経路の探索処理の例
次に、図5から図8を参照して、誘導経路の探索処理の例を説明する。
まず、図5に示す例を説明する。図5(a)に、最初の誘導経路の探索処理が行われた直後又は目標地点OPの再設定が行われた直後の状態を示している。すなわち、目標地点OPに第二移動体V2の現在位置を設定して、誘導経路Rtを探索した直後の状態である。その後、目標地点OPの再設定は、第二移動体V2の現在位置が、設定されている目標地点OPを中心に判定移動距離Djを半径とした円の範囲外になるまで禁止される。よって、図5(b)に示すように、第二移動体V2の現在位置が、図5(a)の状態から左方向に移動しているが、判定移動距離Djの円の範囲内であるので、目標地点OPの再設定が禁止され、既に設定されている目標地点OPの位置が維持されている。その後、図5(c)に示すように、第二移動体V2の現在位置が、更に左方向に移動し、判定移動距離Djの円の範囲外になったときに、目標地点OPの再設定が許可され、第二移動体V2の現在位置が目標地点OPに再設定され、誘導経路の再探索が行われている。図5(c)に示す例では、再設定の結果、目標地点が、再設定前の目標地点OP0から、再設定後の目標地点OPに変化している。また、再探索の結果、誘導経路が、再探索前の誘導経路Rt0から再探索後の誘導経路Rtに変化している。その後、目標地点OPの再設定は、第二移動体V2の現在位置が、再設定された目標地点OPを中心に判定移動距離Djを半径とした円の範囲外になるまで禁止される。
次に、図6に示す例を説明する。図6に示す例は、第一移動体V1が、目標地点OPに対して、図5に示した例より離れており、第一移動体V1と目標地点OPとの目標到達距離がより長い場合の例である。目標到達距離がより長いので、判定移動距離Djが、図5の例より大きく設定されている。このため、第二移動体V2が、目標地点が設定された位置(V20で表示)から、図5に示した例であれば目標地点の再設定が許可された位置(V21で表示)まで移動した場合でも、目標地点の再設定が許可されておらず、誘導経路の再探索が実行されていない。目標到達距離が長い場合は、第二移動体V2の移動に合わせて、誘導経路を再探索したとしても、再探索により変更される誘導経路の部分は、目標地点に近い部分(Rt1で表示)のみとなる可能性が高い。そのため、第一移動体V1に誘導経路を案内する上で、その時点では誘導経路を再探索する必要が低い。
一方、第二移動体V2が図5の例よりも、更に左方向に移動し(V2で表示)、より大きく設定されている判定移動距離Djの円の範囲外になったときに、第二移動体V2の現在位置が目標地点OPに再設定され、誘導経路の再探索が行われている。このように、第二移動体V2が比較的長い距離移動した後、誘導経路が再探索される場合は、再探索により変更される誘導経路の部分は、目標地点からより離れた部分(Rtで表示)まで拡大し、誘導経路全体に対する割合が高くなる可能性が高い。そのため、第一移動体V1に誘導経路を案内する上で、誘導経路を再探索する必要が高くなる。
このように、目標到達距離が長くなるほど、第二移動体V2の移動に対する、誘導経路の再探索の必要性が低下するため、判定移動距離Djを大きく設定することが望ましい。これにより、第二移動体V2の移動に対する、誘導経路の再探索の頻度を適正化して、誘導経路の変更の頻度が高くなることによりユーザに煩わしさを感じさせることを抑制でき、また、再探索による処理負荷が過度に増加することを抑制できる。
次に、図7及び図8に示す例を説明する。図7に示す例は、図6の例と同様に、目標到達距離が比較的長く、判定移動距離Djが大きく設定されているが、第二移動体V2の位置目標地点OPからの第二移動体V2の移動距離が短く(V2で表示)、判定移動距離Djの円の範囲内に留まっている。図7の例に示す状態では、図6の例で説明したように、目標地点の再設定が許可されず、誘導経路の再探索が実行されないが、再探索により変更される誘導経路の部分は、誘導経路全体に対する割合が低くなるため、誘導経路を再探索する必要が低い。
一方、図8の例に示すように、第一移動体V1が、図7の例に示す状態から誘導経路に沿って移動して目標地点OPに近づくと、目標到達距離が短くなり、判定移動距離Djが減少される。そして、図8の例に示すように、第二移動体V2が、狭まった判定移動距離Djの円の範囲外になった場合には、第二移動体V2の現在位置が目標地点OPに再設定され、誘導経路Rtの再探索が行われる。このように、目標到達距離が短くなると、再探索により変更される誘導経路の部分は、誘導経路全体に対する割合が高くなる可能性が高い。そのため、第一移動体V1に誘導経路を案内する上で、誘導経路を再探索する必要が高くなる。
このように、第一移動体V1が目標地点OPに近づいて、目標到達距離が減少するに従って、第二移動体V2の移動に対する、誘導経路の再探索の必要性が高くなるため、判定移動距離Djを減少させて、目標地点を再設定させ易くすると好適である。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明のその他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態において、誘導経路探索システム1が組み込まれた情報端末装置2に、通信装置35、位置情報検出装置36、ユーザインターフェイス装置37、及び地図データベースDBが備えられている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、通信装置35、位置情報検出装置36、ユーザインターフェイス装置37、及び地図データベースDBの一部又は全部は、情報端末装置2の外部に備えられ、無線通信又は有線通信などのデータ通信により情報端末装置2とデータ通信可能に構成されてもよい。
(2)上記の実施形態において、誘導経路探索システム1は、第一移動体V1と共に移動する情報端末装置2に組み込まれている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、誘導経路探索システム1の一部又は全部の機能が、通信網45に接続されたネットワークサーバなどの情報端末装置に組み込まれ、当該ネットワークサーバなどの情報端末装置と、情報端末装置2及び情報端末装置3とが、無線通信又は有線通信などのデータ通信によりデータ通信可能に構成され、探索した誘導経路の情報、設定した目的地点の情報、第一移動体V1の位置情報、第二移動体V2の位置情報などが伝達されるように構成されてもよい。
(3)上記の実施形態において、第一移動体V1側の情報端末装置2に誘導経路探索システム1が備えられ、第一移動体V1から第二移動体V2に向かう誘導経路が探索される場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、第二移動体V2側の情報端末装置3にも誘導経路探索システム1が備えられ、第二移動体V2から第一移動体V1に向かう誘導経路が探索されるように構成されてもよい。すなわち、第一移動体V1及び第二移動体V2は、相手側の現在位置を目標地点に設定し、互いに誘導経路の探索を行うように構成されてもよい。
(4)上記の実施形態において、目標再設定部33は、目標到達距離Dtに応じて、判定移動距離Djを設定するように構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、目標再設定部33は、目標到達距離Dtの変化に関わらず、判定移動距離Djに予め定めた固定値を設定するように構成されてもよい。
(5)上記の実施形態において、経路探索部32は、目標到達距離Dtが、予め定めた維持判定距離以上である場合は、目標地点OPの再設定を禁止するように構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、経路探索部32は、維持判定距離を設定しない構成とされてもよい。
(6)上記の実施形態において、第二位置取得部31は、所定の演算周期毎に、第二移動体V2の現在位置の情報を取得して更新するように構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、第二位置取得部31は、第二移動体V2側(第二位置送信システム40)から第二移動体V2の現在位置の情報が送信される毎に、第二移動体V2の現在位置の情報を取得して更新するように構成されてもよい。この場合は、図2に示すフローチャートにおけるステップ♯05からステップ♯13までの目標再設定処理は、第二移動体V2側から送信された第二移動体V2の現在位置の情報を第二位置取得部31が取得する毎に実行されるように構成されてもよい。
本発明は、第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索システムに好適に利用することができる。
1 :誘導経路探索システム
2 :情報端末装置(第一移動体V1側)
3 :情報端末装置(第二移動体V2側)
30 :第一位置取得部
31 :第二位置取得部
32 :経路探索部
33 :目標再設定部
34 :案内部
35 :通信装置(第一移動体V1側)
36 :位置情報検出装置
37 :ユーザインターフェイス装置
40 :第二位置送信システム
41 :通信装置(第二移動体V2側)
42 :位置情報検出装置
45 :通信網
Dj :判定移動距離
Dt :目標到達距離
OP :目標地点
Rt :誘導経路
V1 :第一移動体
V2 :第二移動体

Claims (8)

  1. 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索システムであって、
    前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得部と、
    前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得部と、
    前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索部と、
    を備え、
    前記経路探索部は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
    前記判定移動距離は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離に応じて設定されている誘導経路探索システム。
  2. 前記経路探索部は、前記目標到達距離が短くなるに従って、前記判定移動距離を段階的又は連続的に小さくする請求項に記載の誘導経路探索システム。
  3. 前記経路探索部は、前記目標到達距離が予め定めた距離以下である場合は、前記判定移動距離を一定の値に設定する請求項又はに記載の誘導経路探索システム。
  4. 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索システムであって、
    前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得部と、
    前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得部と、
    前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索部と、
    を備え、
    前記経路探索部は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
    さらに前記経路探索部は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離が、予め定めた維持判定距離以上である場合は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合であっても、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する誘導経路探索システム。
  5. 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索方法であって、
    演算処理装置が、
    前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、
    前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、
    前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、を実行し、
    前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
    前記判定移動距離は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離に応じて設定されている誘導経路探索方法。
  6. 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する誘導経路探索方法であって、
    演算処理装置が、
    前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、
    前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、
    前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、を実行し、
    前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
    さらに前記経路探索ステップでは、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離が、予め定めた維持判定距離以上である場合は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合であっても、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する誘導経路探索方法。
  7. 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する処理をコンピュータに実行させるための誘導経路探索プログラムであって、
    前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、
    前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、
    前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
    前記判定移動距離は、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離に応じて設定されている誘導経路探索プログラム。
  8. 第一移動体を目標地点まで誘導する誘導経路を探索する処理をコンピュータに実行させるための誘導経路探索プログラムであって、
    前記第一移動体の現在位置を取得する第一位置取得ステップと、
    前記第一移動体とは異なる第二移動体の現在位置を取得する第二位置取得ステップと、
    前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に設定し、前記第一移動体の現在位置から前記目標地点までの前記誘導経路を探索する経路探索ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記経路探索ステップでは、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合に、当該更新前に既に設定している前記目標地点の位置と前記更新後の前記第二移動体の現在位置との距離である目標移動距離を判定し、当該目標移動距離が予め定めた判定移動距離以上である場合は、前記更新後の前記第二移動体の現在位置を前記目標地点に再設定して前記誘導経路を再探索し、前記目標移動距離が前記判定移動距離未満である場合は、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持し、
    さらに前記経路探索ステップでは、前記目標地点の位置又は前記第二移動体の現在位置と、前記第一移動体の現在位置との距離である目標到達距離が、予め定めた維持判定距離以上である場合は、前記第二移動体の現在位置の情報が更新された場合であっても、前記更新前に既に設定している前記目標地点の位置を維持する誘導経路探索プログラム。
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