JP5929396B2 - 配線基板の製造方法 - Google Patents
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Description
また、配線基板の製造工程に関して、従来、最も一般的に知られている製造工程に、ソルダーレジスト塗布工程がある。この工程は、液状又はフィルム状の光硬化型ソルダーレジストを使用した、フォトリソグラフィーによるパターン形成工程である。以下、従来例に係る配線基板の製造方法について説明する。
その後、図2(d)に示すように、フォトマスク55を用いてソルダーレジスト53にUV(紫外線)56を照射して露光する(即ち、UV露光を行う)。この工程はソルダーレジスト53の種類による露光量の違いや、大板1枚に何ショット分の面付けを行うかによるが、大板1枚の露光に5〜10分程度の時間を要する。
最後に、フルキュア(ポストUV露光、ポストベーク)を行い、ソルダーレジスト53を完全硬化させて完成となる。この工程ではソルダーレジスト53の種類によるが、大板1枚のポストUV露光に1〜2分程度、ポストベークに60〜120分の時間を要する。
一方、別の従来例として、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1では、インクジェットプリンタを用いてソルダーレジストパターンを描画する方法が開示されている。
さらに、液状のソルダーレジストを用いる場合であって、塗布対象の配線板の銅配線パターンの粗密(残銅率)差が大きい場合は、例えば図2(c)に示したように、密な部分ではソルダーレジスト53が厚く塗布され、粗な部分ではソルダーレジスト53が薄く塗布される傾向がある。このため、ソルダーレジスト53の表面に凹凸が生じ易く、平坦性を確保し難いという課題がある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、煩雑な工程を行うことなく、基材上の必要な部分にソルダーレジストを塗布できるようにした配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
また、上記の配線基板の製造方法において、前記溝の底面から上方に向かって前記溝の径が徐々に広がるように、前記溝の壁面の少なくとも一部を前記一方の面に対して傾斜させておくことを特徴としてもよい。
また、上記の配線基板の製造方法において、前記ソルダーレジストに熱硬化性樹脂を用いることを特徴としてもよい。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る配線基板の製造方法を工程順に示す断面図である。本発明の実施形態では、まず、図1(a)に示すように、一方の面(例えば、上面)1a側に複数の溝部2を有する凹版1を用意する。この溝部2は、後述する配線パターンに対応して設けられている。
その結果、従来例に係る方法(図2)と、本発明の実施形態に係る方法(図1)とで、大板1枚のタクトタイムを比較すると、18〜30分程度の短縮となる。例えば、大板を100枚流す場合、30時間〜50時間の短縮となり1〜2日程度と大幅な短縮を実現できることとなる。
本発明の実施形態によれば、ソルダーレジスト3に対するパターン露光を必要としない。このため、従来例ではパターン露光時に光硬化の酸素阻害防止のために必要とされていたPETフィルムが、本発明の実施形態では不要となる。露光後にすぐに剥離廃棄してしまい、製品に残らないPETフィルムについて、その材料コストをゼロにすることが可能となる。
また、本発明の実施形態では、ソルダーレジスト3の現像を行わない。ソルダーレジストの現像工程は不要であるため、現像に関する材料コストや管理コストをゼロにすることができる。
なお、本発明の実施形態では、例えば図1(a)及び(b)に示したように、配線パターンの粗密に合わせて凹版1の溝部2の深さを予め調整してもよい。溝部2の深さとは、基材11の表面11aから溝部2の底面までの距離のことである。対応する配線パターンが疎であるほど溝部2の深さを大きくし、対応する配線パターンが密であるほど溝部2の深さを小さくしておく。
なお、形成される配線パターンによっては、配線長さがまちまちであり、非配線のベタパターンが存在することもあり、式(1)が適用されない場合もある。その場合は、銅パターンのCADデータ、撮像データ等から一定領域ごとの銅面積を求め、求めた一定領域ごとの銅面積から残銅率を算出することになる。
1a 表面
2 溝部
3 ソルダーレジスト
4 ドクター
5 ブランケット
5a 外周面
11 基材
11a 表面
12a 銅配線
12b 銅パッド
13 開口部
20 配線基板
Claims (6)
- 少なくとも一方の面側に配線及びパッドを含む配線パターンを有する基材の前記一方の面側に、ソルダーレジストを部分的に塗布する際に、
前記一方の面の前記パッドを除く領域に対応する部分が溝になっている溝部が表面に設けられた凹版の当該溝部内に液状のソルダーレジストを供給する工程と、
前記溝部内に供給された前記ソルダーレジストを媒体に接触させて、前記凹版から前記媒体へ前記ソルダーレジストを転写する工程と、
前記媒体に転写された前記ソルダーレジストを前記基材の前記一方の面側に接触させて、前記媒体に転写された前記ソルダーレジストが、前記一方の面のパッドを除く領域に転写されるように、前記媒体から前記基材へ前記ソルダーレジストを再転写する工程と、を備え、
前記溝部のうち、前記パッドとパッドとの間に前記配線が存在する領域に対応する部分は、前記パッドとパッドとの間に前記配線が存在しない領域に対応する部分に比較して前記溝の深さが浅いことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 前記媒体は、円弧状の外周面を有するブランケットであり、
前記凹版から前記媒体へ前記ソルダーレジストを転写する工程では、前記凹版の表面上で前記ブランケットを転動させ、
前記媒体から前記基材へ前記ソルダーレジストを再転写する工程では、前記基材の一方の面上で前記ブランケットを転動させることを特徴とする請求項1に記載の配線基板の製造方法。 - 前記配線パターンの粗密に基づいて、前記溝の深さを予め調整しておくことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線基板の製造方法。
- 前記溝の底面から上方に向かって前記溝の径が徐々に広がるように、前記溝の壁面の少なくとも一部を前記一方の面に対して傾斜させておくことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の配線基板の製造方法。
- 前記配線パターンは銅からなり、
前記配線パターンの残銅率の差1%につき、前記配線パターンに対応する前記溝の深さに0.05μm以上、0.25μm以下の差を設けることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の配線基板の製造方法。 - 前記ソルダーレジストに熱硬化性樹脂を用いることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の配線基板の製造方法。
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