JP5928959B2 - BSPLcubeを用いた3D会計システム - Google Patents

BSPLcubeを用いた3D会計システム Download PDF

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Description

本発明は、経営管理データを格納する多次元の仮想のデータ格納キューブを構築することを基本概念とし、コンピュータを使用して、企業の総合的な経営状態の把握、原価管理と経営管理を同一プラットフォームで管理分析を行うためのソフトウエアに関するものである。
従来、例えば、建設業においては、売上管理と製造管理を同時に行う必要があり、且つ工事期間が発生するため、所定年度における対象年月の工事台帳 (所定の工事に対して少なくとも工事名,支払額,入金額,入金差額が表示された表)を作成することが必要となる。一般に市販されている建設業向けの「請負工事台帳」は、収入側として「請負契約金額」「工事受入金」を記入し、支出側として、「材料費」「労務費」「外注費」「経費」「工事の諸情報」を時系列に記入するようにされている。
また、現状の財務会計処理を行う装置(一般的に所定のOSがインストールされたコンピュータに、当該OS上で作動するアプリケーションソフトがインストールされた装置)は、財務会計や在庫、仕入、工数管理等複数の処理を同時に行い、データを一元化し各データが入力されていることを条件に会計管理台帳等を作成するようにされている。
このため財務会計及びソフトウエアの専門知識や複雑な振替伝票処理が必要となり、作業が煩雑となり(経営管理台帳を作成するに当たり複数のデータの入力が必要になる)、工事台帳、つまり原価表及び財務諸表を容易に作成することができないという欠点があった。
他にもこの種のシステムとして、例えば特許文献1により提案されたものが知られている。これは、月ごとに、ディスプレイ上に請求書表を表示させ、これに業者から発行された請求書情報を入力し、また、ディスプレイ上に入金表を表示させ、入金情報を入力するものである。そして、ディスプレイ上に工事台帳表を表示させ、先に作成された請求書表、入金表の情報をインポートしつつ、それ以外の情報を入力して、月ごとに工事台帳を作成し、これに工事ごとの入金差額(粗利益)、経費率(粗利益率)を表示させるものである。また、特許文献2には、入力手段と、表示手段と、工事台帳原簿を記憶する記憶手段
と、前記表示手段に工事毎の工事台帳を1画面に表示させ、該工事台帳原簿に記憶させる処理手段と、を備えた工事台帳作成装置において、1画面に表示される工事台帳には、請負金額、業者毎の予算とその総額、業者ごとに要した原価とその総額が表示され、その表示内容の書き換え及び追加記入が可能にされた工事台帳作成装置が開示されている。
特開2000−123075号公報 特開2004−54662号公報
しかしながら、従来、多次元のデータを分析する際は、目的別に個別のデータベースを作って、それらを個別に分析しているのが一般的であり、次元の異なるデータベース間での経営分析を行うことは困難であった。そこで、本発明者は、先に特開2009−245140及び特開2011−070417を以って、この課題を解決できる経営管理システムに基づく工事台帳と資金繰りシステム並びに多次元データ格納キューブを用いた経営管理システムを提案している。
上述した特開2009−245140の経営管理システムは、収入の管理場所として、データ保管場所としての仮想の立方体を設け、支出のデータ保管場所としての仮想の立方体を設け、これらデータ保管場所を、収益キューブ1、並びに費用キューブ2とし、収益キューブ1は、X軸上に収益の科目情報1a、Y軸上に得意先情報1b、Z軸方向に、時間1cの多次元立体セルを設定すると共に、費用キューブ2は、X軸上に費用の科目情報2a、Y軸上に支払い相手先情報2b、Z軸方向に、時間2zの多次元立体セルを設定して、収益キューブ1、並びに費用キューブ2共に、X、Y、Zの軸を持つ多次元の仮想キューブを構成して1件工事における各種情報を容易に得ることができ、工事台帳を少ない工数で容易に作成できるようにしたものである。また、特開2011−070417では、さらに、X軸、Y軸及びZ軸の科目又は時間を2階層以上に構成して管理することで、汎用性が向上し、理論上、エンドレスに決算書の作成が可能になる多次元データ格納キューブを用いた経営管理システムを提供するものである。
しかしながら、一般に、専属の会計技術者を雇用していない中小、零細企業では、取引の記録と、決算内容の整合に苦労し、また、決算の内容から、企業成績の原因究明をする事に苦労し、さらに、決算の内容と売上における原価との因果関係の把握に苦労するという課題があった。
すなわち、従来の貸借対照表及び損益計算書等の財務諸表においては、科目の数値を構成する相手科目と相手科目毎の数値を一瞥して判断できないという問題があった。例えば、貸借対照表の資産の中の現金科目に「10万円」の記載があるとき、この「10万円」を構成する相手科目と相手科目毎の金額は補助簿で確認する必要があった。また、これらの数値を一瞥して時系列に確認できない。
また、従来、財務諸表は指定時刻におけるピンポイントの結果報告であり、その時刻の直前直後、さらにはその時刻以前以後の情報を得るためには、別途作成した財務諸表で確認する必要があった。さらに、財務諸表に記載された数値の時系列な連続変化の把握は極めて困難であった。
上記課題を解決するため本発明の請求項1のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」を科目としてし、これら及びこれらを構成する要因(ファクター)の集計値と、これら及びこれらを構成する要因(ファクター)相互間の取引値からなる取引情報を、借方軸(仮想のX軸)に配置した「貸借対照表科目及び損益計算書科目」と貸方軸(仮想のY軸)に配置した「貸借対照表科目及び損益計算書科目」と時間軸(仮想のZ軸)からなる3次元の仮想キューブの目的交点セルに蓄積することで、貸借対照表及び損益計算書の結果と、貸借対照表科目及び損益計算書科目の科目相互間の取引値及び科目の要因(ファクター)相互間の取引値を同時に、且つ時系列に管理し、表示、出力可能に制御するプログラムにより実行されることを特徴とする。
また、請求項2のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、BSキューブと収益キューブと費用キューブとNULL(空欄)キューブからなるBSPLcubeの内の、収益キューブにおけるZ軸に配置(プロット)した時間と、BS科目軸を取引科目に変換した「仮想のX軸:科目軸」と、PL科目軸を分解した「仮想のY軸:収益の相手軸」からなる3次元の仮想キューブである「収益キューブ(原価管理)」と、BSPLcubeの内の、費用キューブにおけるZ軸に配置(プロット)した時間と、BS科目軸を取引科目に変換した「仮想のX軸:科目軸」と、PL科目軸を分解した「仮想のY軸:費用の相手軸」からなる3次元の仮想キューブである「費用キューブ(原価管理)」からなる「原価管理cube」と「BSPLcube」の間で情報を受け渡すことで、財務と原価を同時に、且つ時系列に管理し、表示、出力可能にしたことを特徴とする。
請求項3のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、請求項1記載のBSPLcubeを含む請求項2記載の3D会計システムを用いて複式簿記及び原価計算を3次元で管理し、表示、出力可能にしたことを特徴とする。
請求項4のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、財務諸表を作成する作業において、企業活動の取引に起因する「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」を表すとき、これら及びこれらを構成するファクターの集計値と、これら及びこれらを構成するファクター相互間の取引値を「BSPLcube」を用いて、借方基準及び貸方基準で、表形式かつ時系列に一元表示し、BSPLcubeの目的とする借方軸、貸方軸時間軸の交点に取引金額を入力する1回の作業で、会計処理及び財務諸表の作成を時系列に行うことを特徴とする。
請求項5のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、企業活動の取引に起因する「原価」「未成金」を表すとき、これら及びこれらを構成するファクターの集計値と、これら及びこれらを構成するファクター相互間の取引値を「原価管理cube」を用いて科目基準及び相手先基準で表形式かつ時系列に一元表示することを特徴とする。

請求項6のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、目的とする借方軸、貸方軸、時間軸の交点に「金額」を入力することで、会計処理及び財務諸表の作成を時系列に行うことを特徴とする。

請求項7のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、財務諸表を作成する作業において、1回の取引の処理を、企業活動における1回の取引の記録と集計及び財務諸表の作成をBSPLシートの目的交点に取引金額を入力し、さらに取引日時を入力することの2回の入力作業で実現することを特徴とする。

請求項8BSPLcubeを用いた3D会計システムは、企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、財務諸表を作成し、さらに原価管理情報を加えて原価管理及び未成管理をする作業において、1回の取引の処理を、企業活動における1回の取引の記録と集計及び財務諸表の作成及び当該取引に関する原価管理及び未成管理を、BSPLcubeの目的交点に取引金額を入力し、さらに、当該取引の科目情報及び取引先情報を入力することの合計3回の入力作業で実現することを特徴とする。

請求項9のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、財務諸表を作成し、さらに原価管理情報を加えて原価管理及び未成管理をする作業において、1回の取引の処理を、企業活動における1回の取引の記録と集計及び財務諸表の作成及び当該取引に関する原価管理及び未成管理をBSPLシートの目的交点に取引金額を入力し、さらに、取引日時と当該取引の科目情報及び取引先情報の入力をする。

請求項10のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、取引の記録を、取引日時(Z軸:時間軸)と取引相手先(Y軸:相手先の軸)の情報は固定し、貸借対照科目と、取引科目(X軸:科目の軸)の情報を並べ替えることで、財務諸表と原価管理を双方向にデータ変換することを特徴とする。

請求項11のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、複式簿記を管理するBSPLcubeに積層されたデータを、第1の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値で切断し、そこに現れる数値をZ軸の時間の経過で表すことにより、貸借対照表又は損益計算書の1つの科目の値及び当該科目の取引値の時系列変化の情報(財務会計断層診断)を得ることを特徴とする。

請求項12のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、複式簿記を管理する「BSPLcube」に積層されたデータを、第1の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値で切断した情報と、第3の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値で切断した情報を集計して、Z軸の時間の経過で表すことにより、貸借対照表の1つの科目の値(借方合計と貸方合計の差)及びこれらの取引値の時系列な変化の情報(財務会計断層診断)を得ることを特徴とする。

請求項13のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、複式簿記を管理する「BSPLcube」に積層されたデータを、第1の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値で切断し、且つ第3の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第4の目的項目の値で切断し、その交点に現れる数値をZ軸の時間の経過で表すことにより、貸借対照表又は損益計算書の1つの取引値の時系列な変化及び当該取引値を構成する複数個のファクターの時系列な変化の情報(財務会計断層診断)を得ることを特徴とする。

請求項14のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、複式簿記を管理する「BSPLcube」に積層されたデータを、第1の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値から第2の目的n項目の値で切断し、且つ第3の目的の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第4の目的項目の値から第4の目的n項目の値で切断し、求める結果に応じて集計された数値を、Z軸の時間の経過で表すことにより、貸借対照表又は損益計算書の複数個の取引値の時系列な変化及び当該取引値を構成する複数個のファクターの時系列な変化の情報(財務会計断層診断)を得ることを特徴とする。

請求項15のBSPLcubeを用いた3D会計システムは、アプリケーションソフト及び各種データを格納する記憶装置に接続された演算部と、この演算部にインターフェイスを介して接続されたデータを入力するキーボード及びマウス等のデータ入力手段と、このデータ入力手段からのデータ入力作業に従って工事台帳に必要なデータを演算作成すると共に、ディスプレイに表示可能な表形式の工事台帳、決算予想と損益計算書、資金繰りと貸借対照表を作成し、演算生成されたデータを各帳表内に表示せしめると共に、演算部により作成された各帳表を印刷するプリンターとを備えたハード構成とされ、システム全体を総括的に制御するプログラムが、入力データ情報、マスター情報と、本システムにリンクされた積算ソフト、会計ソフト及び給与ソフトから、決算予想と損益計算書、資金繰りと貸借対照表、工事台帳、見積り受注率と工事粗利率及び経理の各種帳票を出力する機能を有し、経営サポート情報を得ることができるモジュール構成とされ、前記演算部に格納されていることを特徴とする。



本発明によれば、下記の優れた効果が得られる。
(1)企業活動の取引に起因する「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」を表すとき、これら及びこれらを構成するファクターの集計値と、これら及びこれらを構成するファクター相互間の取引値を「BSPLcube」を用いて、借方基準及び貸方基準で、表形式かつ時系列に一元表示することができる。
(2)企業活動の取引に起因する「原価」「未成金」を表すとき、これら及びこれらを構成するファクターの集計値と、これら及びこれらを構成するファクター相互間の取引値を「原価管理cube」を用いて、科目基準及び相手先基準で、表形式かつ時系列に一元表示することができる。
(3)1アクション入力方法(財務諸表)
3D会計システムを使い、取引の記録と集計を行なえば、目的とする借方軸、貸方軸、時間軸の交点に「金額」を、1アクション入力することで、会計処理及び財務諸表の作成を時系列に行うことができる。さらに、整合作業、転記作業が不要である。すなわち、従来の会計処理及び財務諸表の作成には、「日付」「借方科目」「金額」「貸方科目」「金額」の、少なくとも5アクションの入力又は、「日付」「借方科目」「貸方科目」の4アクションの入力作業が必要であったが、本システムは、最少で、借方軸、貸方軸、時間軸の目的点に「金額」を入力する1アクションの作業で、従来と同等の会計処理及び財務諸表の作成が可能になる。
(4)2アクション入力方法(財務諸表)
上記(3)の1アクション入力方法を簡易的に行なう方法として、2アクション入力方法がある。この方法では、時間指定を基準とする。借方軸と貸方軸の平面で入力作業を行い、時間軸で積層することで、会計処理及び財務諸表の作成を時系列に行うことができる。すなわち、少なくとも「日付の入力」と「借方の軸と貸方の軸の交点に金額を入力」する2アクションの入力作業で、従来と同等の会計処理及び財務諸表の作成が可能になる。
(5)3アクション入力方法(財務諸表と原価管理)
3D会計システムを使い、取引の記録と集計を行えば、目的とする借方軸、貸方軸、時間軸の交点に「金額」を入力し、さらに「科目情報」「取引先情報」を加えた3アクション入力することで、会計処理及び財務諸表の作成、さらに、原価管理及び未成管理を時系列に一元管理することができる。
(6)4アクション入力方法(財務諸表と原価管理)
上記(5)の、3アクション入力方法を簡易的に行なう方法として、4アクション入力方法がある。この方法では、指定時間を基準とする。借方軸と貸方軸の平面で入力作業を行い、さらに「科目情報」「取引先情報」を加えた後に、時間軸で積層することで、会計処理及び財務諸表の作成、さらに原価管理及び未成管理を時系列に一元管理することができる。
(7)図1のBSPLシートに記入された数値を指定すれば、その数値に関する詳細な情報を得ることができる。
(8)財務諸表の結果と科目相互の取引値が時系列に一瞥で確認できる。
(9)財務に関する数値の連続情報を提供することができるので、イレギュラーな数値の発見を容易にし、経営に助力できる。
(10)自社、他社を問わず、会社の決済情報を「財務会計断層診断」することで、諸項目の健全性が一目瞭然で判断できる。
本発明の3D会計システムに係るBSPLシートの平面図である。 本発明に係るBSPLcubeを示す斜視図である。 資産の入力方法を示すフローチャートである。 資産の入力をした状態のBSPLシートの平面図である。 負債の入力方法を示すフローチャートである。 負債の入力をした状態のBSPLシートの平面図である。 純資産の入力方法を示すフローチャートである。 純資産の入力をした状態のBSPLシートの平面図である。 収益の入力方法を示すフローチャートである。 収益の入力をした状態のBSPLシートの平面図である。 費用の入力方法を示すフローチャートである。 費用の入力をした状態のBSPLシートの平面図である。 BSPLシートの損益計算書部分を示す平面図である。 BSPLシートから変換途中の原価管理シートを示す平面図である。 科目軸を共通化して変換完了した原価管理シートを示す平面図である。 原価管理cubeを概念的に示す斜視図である。 BSPLcubeから原価管理cubeへの変換手法を示すフローチャートである。 BSPLcubeに積層されたデータを借方軸の「現金」の項目の値で切断した財務会計断層診断の手順を示す説明図である。 BSPLcubeに積層されたデータを借方軸の「現金」の項目の値で切断した財務会計断層診断の手順を示すフローチャートである。 BSPLcubeに積層されたデータを貸方軸の「買掛金」の項目の値で切断した財務会計断層診断の手順を示す説明図である。 BSPLcubeに積層されたデータを貸方軸の「買掛金」の項目の値で切断した財務会計断層診断の手順を示すフローチャートである。 BSPLcubeに積層されたデータを借方軸の「現金」の項目の値と貸方軸の「現金」の項目の値で切断した財務会計断層診断の手順を示す説明図である。 BSPLcubeに積層されたデータを借方軸の「現金」の項目の値と貸方軸の「現金」の項目の値で切断した財務会計断層診断の手順を示すフローチャートである。 BSPLcubeに積層されたデータを借方軸の「現金」の項目の値と貸方軸の「売掛金」の値で切断した財務会計断層診断の手順を示す説明図である。 BSPLcubeに積層されたデータを借方軸の「現金」の項目の値と貸方軸の「売掛金」の値で切断した財務会計断層診断の手順を示すフローチャートである。 BSPLcubeに積層されたデータを借方軸の「現金」及び「買掛金」の項目の値と貸方軸の「売掛金」及び「現金」の項目の値で切断した財務会計断層診断の手順を示す説明図である。 BSPLcubeに積層されたデータを借方軸の「現金」の項目の値と貸方軸の「売掛金」の項目の値で切断した財務会計断層診断の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る3D会計システムのハードウエア構成とモジュール構成図である。
以下、図を参照して本発明に係る3D会計システムについて説明する。
以下、便宜上、2アクション入力方法(財務諸表)と、4アクション入力方法(財務諸表と原価管理)を例に説明する。
まず、簿記には下記の表1に示すようなルールがある。
Figure 0005928959
借方と、貸方を軸で表し、BS科目とPL科目を番地として配置すると、取引は、借方軸上の科目の番地と貸方軸上の科目の番地との交点に記入される。これに時間の軸を立てると、借方軸、貸方軸、時間軸の交点に記入され、蓄積される。これを一年間の時間軸で表現すると「年間決算書」になる。一月間の時間軸で表現すると「月次決算書」になる。これを「3D会計システム」と称する。この「3D会計システム」は、会計処理及び財務諸表を担う「BSPLcube」と、原価管理及び未成管理を担う「原価管理cube」とから構成する。
2アクション入力方法(財務諸表)
従来の5アクション入力では、借方合計と貸方合計を整合する作業、各帳簿への転記が必要であったが、2アクション入力では、入力時点で、すでに借方、貸方は整合しているので、整合作業が不要である。さらに、借方の軸、貸方の軸に勘定科目が表れているので、転記が不要である。
4アクション入力方法(財務諸表と原価管理)
原価管理を一元管理するときは、少なくとも、「借方」「貸方」の軸の交点に金額を入力することに、「科目情報」「相手先情報」を加えた、4アクション入力で、財務諸表と原価管理の一元管理が可能である。
3D会計システムの説明
3D会計システムは、「BSPLcube」と「原価管理cube」で構成し、「BSPLcube」は、BSキューブ、収益キューブ、費用キューブの3つの管理キューブで構成し、「原価管理cube」は、収益キューブと費用キューブの二つの管理キューブで構成するシステムである。
「BSPLcube」と「原価管理cube」の説明
3D会計システムにおいて、「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」を管理するときは、「BSPLcube」を用いる。「BSPLcube」は「BSキューブ」「収益キューブ」「費用キューブ」の3つの管理キューブで構成する。
3D会計システムにおいて、「原価」「未成高」を管理するときは「原価管理cube」を用いる。「原価管理cube」は、「収益キューブ」と「費用キューブ」の2つの管理キューブで構成する。3D会計システムでは、「収益キューブ」「費用キューブ」の内の1本の軸を軸変換することで、「BSPLcube」と「原価管理cube」の双方向の情報交換を自由に行なうことができる。
「BSPLcube」と「BSキューブ」「収益キューブ」「費用キューブ」の説明
「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」を3次元で一元管理するためのツールとして、「BSPLcube」を用いる。以下に、「BSPLcube」を構成する「BSキューブ」「収益キューブ」「費用キューブ」の説明をする。
原点にて直交する3軸:X軸、Y軸、Z軸を作り、図2に示すように、それぞれをX軸:借方の軸、Y軸:貸方の軸、Z軸:時間の軸とする。
図2に示すように、原点の対角方向に「収益キューブ」と「費用キューブ」を配置する。このとき、すべてのキューブのZ軸(時間軸)を共通(同一)とする。ここで、「BSキューブ」のX軸(借方の軸)方向に、BS科目の番地を指定する。同じく、Y軸(貸方の軸)方向にもBS科目の番地を指定する。この事により、「収益キューブ」の借方科目と「費用キューブ」の貸方科目が定まった。
「収益キューブ」と「費用キューブ」の「BSキューブ」と接しておらず、かつ、Z軸(時間軸)以外の軸方向に、PL科目の番地を指定する。
Z軸(時間軸)は、前述したように、共通(同一)の軸として取り、時間の番地を指定する。上記ルールに基づいて「BSキューブ」「収益キューブ」「費用キューブ」を設定する。
「BSPLcube」と「BSPLシート」の説明

BSキューブ、収益キューブ、費用キューブの説明に当たり、Z軸(時間軸を任意の時間に取ったX軸(借方の軸)=Y軸(貸方の軸)の平面図(図1)に示して説明する。「図1:任意時点における平面表示」この平面図を「BSPLシート」と称する。「BS」を貸借対照表、「PL」を損益計算書とする。これら、各種の情報を入力した「BSPLシート」を時間軸で積層したものが「BSPLcube」である。
以下に「BSPLシート」への入力方法を示す。
図1のBSPLシート(任意時点の平面表示)」における数量の入力例を表2に示す。
Figure 0005928959
小計を表3、合計を表4に示す。
Figure 0005928959
Figure 0005928959
資産の入力 資産の入力方法及びその結果を図3のフローチャート及び図4のBSPLシートに基づいて説明する。
負債の入力負債の入力方法及びその結果を図5のフローチャート及び図6のBSPLシートに基づいて説明する。
純資産の入力純資産の入力方法及びその結果を図7のフローチャート及び図8のBSPLシートに基づいて説明する。
収益の入力収益の入力方法及びその結果を図9のフローチャート及び図10のBSPLシートに基づいて説明する。
費用の入力費用の入力方法及びその結果を図11のフローチャート及び図12のBSPLシートに基づいて説明する。
BSPLcubeから原価管理cubeへの変換

BSPLcubeにおける「収益」及び「費用」の入力時に、3又は4アクション入力方法の「詳細情報(科目情報・取引先情報)」が入力済であるので、原価管理cubeのY軸:取引相手先は、BSPLcubeにおける「収益」及び「費用」のPL科目情報として表示される。X軸:科目情報は、1又は2アクション入力方法では持たない情報であるため、3又は4アクション入力方法の「詳細情報(科目情報・取引先情報等)」で入力された情報を元に、図13に示すBSPLシートの損益計算書部分における斜線部分のデータを分配して表示することにより実行できる。
BSPLcubeから原価管理cubeへの変換の手順は、図17のフローチャートに示すように、下記のように行い。図14及び図15に示すように変換される。(1)BSPLcubeにおける費用キューブの貸方軸を、原価管理cubeにおけるX軸:科目の軸に置き換える。(2)BSPLcubeにおける費用キューブの借方軸は、費用の対象(PL科目)を詳細情報として原価管理cubeのY軸:相手先軸で表す。(3)BSPLcubeにおける収益キューブの借方の軸を、原価管理cubeにおけるX軸:科目の軸に置き換える。(4)BSPLcubeにおける収益キューブの貸方の軸は、収益の対象(PL科目)を詳細情報として原価管理cubeのY軸:相手先の軸で表す。
そして、この変換された原価管理シートに時間軸を加えて積層することにより、図16に示す原価管理cubeとして表すことができる。尚、図3、図5、図7、図9、図11において、上記段落[0011]の(3)、(5)で述べた1アクション入力方法及び3アクション入力方法では、「日時」の指定は不要である。
以下、本発明の3D会計システムにおける財務会計断層診断について説明する。複式簿記を管理するBSPLcubeに積層されたデータを、借方軸の任意の項目の値で切断し、そこに現れた数値を時系列に表示することで、財務会計の任意時間における断層診断情報が得られる。尚、(資産=借方資産合計−貸方資産合計、負債=貸方負債合計−借方負債合計、純資産=貸方純資産合計−借方純資産合計を表す。)とする。
([借方:現金]の断層診断)

具体的には、図18及び図19に示すように、BSPLcubeの借方軸の第1の目的項目の値としての「現金」の項目の値を抽出し、任意の時間単位(例えば、日毎、週毎、月毎)に積算金額を集計する。次いで、貸方軸の第2の目的項目として値をファクター(科目の要因)とし、ファクター毎の積算金額を集計する。そして、横軸を時間、縦軸を金額とした折れ線グラフで表すと[借方:現金]の断層結果を時系列に表示することができる。
また、複式簿記を管理するBSPLcubeに積層されたデータを、貸方軸の任意の項目の値で切断し、そこに現れた数値を時系列に表示することで、財務会計の任意時間における断層診断情報が得られる。
([貸方:買掛金]の断層診断)

具体的には、図20及び図21に示すように、BSPLcubeの貸方軸の第1の目的項目の値である「買掛金」の項目の値を抽出し、任意の時間単位(例えば、日毎、週毎、月毎)に積算金額を集計する。次いで、借方軸の第2の目的項目の値である項目をファクター(科目の要因)とし、ファクター毎の積算金額を集計する。そして、横軸を時間、縦軸を金額とした折れ線グラフで表すと[貸方:買掛金]の断層結果を時系列に表示することができる。
また、複式簿記を管理するBSPLcubeに積層されたデータを、借方軸の任意の項目のデータと貸方軸の任意の項目のデータで切断し、そこに現れた数値を時系列に表示することで、財務会計の任意時間における断層診断情報が得られる。
(資産(現金)の断層診断)

具体的には、図22及び図23に示すように、BSPLcubeの貸方軸の第1の目的項目の値である「買掛金」の項目の値を抽出し、任意の時間単位(例えば、日毎、週毎、月毎)に積算金額を集計する。次いで、借方軸の第2の目的項目の値をファクター(科目の要因)とし、ファクター毎の積算金額を集計する。そして、横軸を時間、縦軸を金額とした折れ線グラフで表すと[資産:現金]の断層結果を時系列に表示することができる。
また、複式簿記を管理するBSPLcubeに積層されたデータを、借方軸の任意の項目のデータと貸方軸の任意の項目のデータで切断し、そこに現れた数値を時系列に表示することで、財務会計の任意時間における任意セルの断層診断情報が得られる。
([借方:現金/貸方:売掛金]の断層診断;任意セル情報)

具体的には、図24及び図25に示すように、先ず、第1の目的項目の値である[詳細情報(科目情報・取引先情報)]から折れ線グラフとして表示したいファクターを選択する。次いで、BSPLcubeの借方軸の第2の目的項目の値である任意の項目の値、且つ貸方軸の第3の目的項目の値である任意の項目の値を抽出し、任意の時間単位(例えば、日毎、週毎、月毎)に積算金額を集計する。次いで、ファクター毎の積算金額を集計する。そして、横軸を時間、縦軸を金額とした折れ線グラフで表すと[借方:現金/貸方:売掛金]の断層結果を時系列に表示することができる。
また、複式簿記を管理するBSPLcubeに積層されたデータを、借方軸の任意の複数項目のデータと貸方軸の任意のn個の複数項目のデータで切断し、そこに現れた数値を時系列に表示することで、財務会計の任意時間における複数のセルの断層診断情報が得られる。
([借方:現金/貸方:売掛金]・[借方:買掛金/貸方:現金]の断層診断;複数セル情報)

具体的には、図26及び図27に示すように、先ず、指定項目数分のループを開始する。次いで、借方軸の第1の目的項目の値である任意の項目かつ、BSPLcubeの貸方軸の第2の目的項目の値である任意の項目に一致するデータを抽出する。次いで、[詳細情報(科目情報・取引先情報)]から折れ線グラフとして表示したいファクターを選択する。次いで、第3の目的項目の値である任意の時間単位(例えば、日毎、週毎、月毎)に積算金額を集計する。次いで、第4の目的項目の値であるファクター毎の積算金額を集計する。そして、ファクター毎に横軸を時間、縦軸を金額として、すべてのファクターの合計金額を時間単位(例えば、日毎、週毎、月毎)に集計し、指定項目数nに達するまで繰り返した結果を折れ線グラフで表すと[借方:現金/貸方:売掛金]・[借方:買掛金/貸方:現金]の断層結果を時系列に表示することができる。
尚、上記「3D会計システム」は、図28(a)に示すように、アプリケーションソフト及び各種データを格納する記憶装置7に接続された演算部3と、この演算部3にインターフェイス8を介して接続されたデータを入力するキーボード及びマウス等のデータ入力手段4と、このデータ入力手段4からのデータ入力作業に従って工事台帳に必要なデータを演算作成すると共に、ディスプレイ5に表示可能な表形式の工事台帳、決算予想と損益計算書、資金繰りと貸借対照表(以下、各帳表という)を作成し、演算生成されたデータを各帳表内に表示せしめると共に、演算部3により作成された各帳表を印刷するプリンター6とを備えたハード構成とされ、システム全体を総括的に制御するプログラムは、図28(b)に示すモジュール構成とされている。すなわち、入力データ情報10、マスター情報11と、本システムにリンクされた積算ソフト12、会計ソフト13及び給与ソフト14から、決算予想と損益計算書15、資金繰りと貸借対照表16、工事台帳17、見積り受注率と工事粗利率18及び経理19の各種帳票を出力する機能を有し、経営サポート情報20を得ることができる。
すなわち、本実施態様における3D会計システムは、パーソナルコンピュータ9の演算部6において所定のOS上で作動するアプリケーシションソフトウエアにより実行される。

3 演算部

4 データ入力手段

5 ディスプレイ

6 プリンター

7 記憶装置

8 インターフェイス

9 パーソナルコンピュータ

10 入力データ情報モジュール

11 マスター情報モジュール

12 積算ソフト

13 会計ソフト

14 給与ソフト

15 決算予想と損益計算書モジュール

16 資金繰りと貸借対照表モジュール

17 工事台帳モジュール

18 見積り受注率と工事粗利率モジュール

19 経理モジュール

20 経営サポート情報

Claims (15)

  1. 企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」を科目としてし、これら及びこれらを構成する要因(ファクター)の集計値と、これら及びこれらを構成する要因(ファクター)相互間の取引値からなる取引情報を、借方軸(仮想のX軸)に配置した「貸借対照表科目及び損益計算書科目」と貸方軸(仮想のY軸)に配置した「貸借対照表科目及び損益計算書科目」と時間軸(仮想のZ軸)からなる3次元の仮想キューブの目的交点セルに蓄積することで、貸借対照表及び損益計算書の結果と、貸借対照表科目及び損益計算書科目の科目相互間の取引値及び科目の要因(ファクター)相互間の取引値を同時に、且つ時系列に管理し、表示、出力可能に制御するプログラムにより実行されることを特徴とするBSPLcubeを用いた3D会計システム
  2. BSキューブと収益キューブと費用キューブとNULL(空欄)キューブからなるBSPLcubeの内の、収益キューブにおけるZ軸に配置(プロット)した時間と、BS科目軸を取引科目に変換した「仮想のX軸:科目軸」と、PL科目軸を分解した「仮想のY軸:収益の相手軸」からなる3次元の仮想キューブである「収益キューブ(原価管理)」と、BSPLcubeの内の、費用キューブにおけるZ軸に配置(プロット)した時間と、BS科目軸を取引科目に変換した「仮想のX軸:科目軸」と、PL科目軸を分解した「仮想のY軸:費用の相手軸」からなる3次元の仮想キューブである「費用キューブ(原価管理)」からなる「原価管理cube」と「BSPLcube」の間で情報を受け渡すことで、財務と原価を同時に、且つ時系列に管理し、表示、出力可能にしたことを特徴とする請求項1記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  3. 請求項1記載のBSPLcubeを含む請求項2記載の3D会計システムを用いて複式簿記及び原価計算を3次元で管理し、表示、出力可能にしたことを特徴とするBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  4. 企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、財務諸表を作成する作業において、企業活動の取引に起因する「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」を表すとき、これら及びこれらを構成するファクターの集計値と、これら及びこれらを構成するファクター相互間の取引値を「BSPLcube」を用いて、借方基準及び貸方基準で、表形式かつ時系列に一元表示し、BSPLcubeの目的とする借方軸、貸方軸時間軸の交点に取引金額を入力する1回の作業で、会計処理及び財務諸表の作成を時系列に行うことを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  5. 企業活動の取引に起因する「原価」「未成金」を表すとき、これら及びこれらを構成するファクターの集計値と、これら及びこれらを構成するファクター相互間の取引値を「原価管理cube」を用いて科目基準及び相手先基準で表形式かつ時系列に一元表示することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  6. 目的とする借方軸、貸方軸、時間軸の交点に「金額」を入力することで、会計処理及び財務諸表の作成を時系列に行うことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  7. 企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、財務諸表を作成する作業において、1回の取引の処理を、企業活動における1回の取引の記録と集計及び財務諸表の作成をBSPLシートの目的交点に取引金額を入力し、さらに取引日時を入力することの2回の入力作業で実現することを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  8. 企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、財務諸表を作成し、さらに原価管理情報を加えて原価管理及び未成管理をする作業において、1回の取引の処理を、企業活動における1回の取引の記録と集計及び財務諸表の作成及び当該取引に関する原価管理及び未成管理を、BSPLcubeの目的交点に取引金額を入力し、さらに、当該取引の科目情報及び取引先情報を入力することの合計3回の入力作業で実現することを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  9. 企業活動における取引を、複式簿記を用いて記録集計し、財務諸表を作成し、さらに原価管理情報を加えて原価管理及び未成管理をする作業において、1回の取引の処理を、企業活動における1回の取引の記録と集計及び財務諸表の作成及び当該取引に関する原価管理及び未成管理をBSPLシートの目的交点に取引金額を入力し、さらに、取引日時と当該取引の科目情報及び取引先情報の入力をすることの合計4回の入力作業で実現することを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  10. 取引の記録を、取引日時(Z軸:時間軸)と取引相手先(Y軸:相手先の軸)の情報は固定し、貸借対照科目と、取引科目(X軸:科目の軸)の情報を並べ替えることで、財務諸表と原価管理を双方向にデータ変換することを特徴とする請求項2乃至請求項9のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  11. 複式簿記を管理するBSPLcubeに積層されたデータを、第1の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値で切断し、そこに現れる数値をZ軸の時間の経過で表すことにより、貸借対照表又は損益計算書の1つの科目の値及び当該科目の取引値の時系列変化の情報(財務会計断層診断)を得ることを特徴とする請求項2乃至請求項10のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  12. 複式簿記を管理する「BSPLcube」に積層されたデータを、第1の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値で切断した情報と、第3の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値で切断した情報を集計して、Z軸の時間の経過で表すことにより、貸借対照表の1つの科目の値(借方合計と貸方合計の差)及びこれらの取引値の時系列な変化の情報(財務会計断層診断)を得ることを特徴とする請求項2乃至請求項11のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
    (資産=借方資産合計−貸方資産合計、負債=貸方負債合計−借方負債合計、純資産=貸方純資産合計−借方純資産合計を表す。)
  13. 複式簿記を管理する「BSPLcube」に積層されたデータを、第1の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値で切断し、且つ第3の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第4の目的項目の値で切断し、その交点に現れる数値をZ軸の時間の経過で表すことにより、貸借対照表又は損益計算書の1つの取引値の時系列な変化及び当該取引値を構成する複数個のファクターの時系列な変化の情報(財務会計断層診断)を得ることを特徴とする請求項2乃至請求項12のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  14. 複式簿記を管理する「BSPLcube」に積層されたデータを、第1の目的項目の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第2の目的項目の値から第2の目的n項目の値で切断し、且つ第3の目的の値の軸(Z軸:時間軸以外の軸)の第4の目的項目の値から第4の目的n項目の値で切断し、求める結果に応じて集計された数値を、Z軸の時間の経過で表すことにより、貸借対照表又は損益計算書の複数個の取引値の時系列な変化及び当該取引値を構成する複数個のファクターの時系列な変化の情報(財務会計断層診断)を得ることを特徴とする請求項2乃至請求項13のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
  15. アプリケーションソフト及び各種データを格納する記憶装置に接続された演算部と、この演算部にインターフェイスを介して接続されたデータを入力するキーボード及びマウス等のデータ入力手段と、このデータ入力手段からのデータ入力作業に従って工事台帳に必要なデータを演算作成すると共に、ディスプレイに表示可能な表形式の工事台帳、決算予想と損益計算書、資金繰りと貸借対照表を作成し、演算生成されたデータを各帳表内に表示せしめると共に、演算部により作成された各帳表を印刷するプリンターとを備えたハード構成とされ、システム全体を総括的に制御するプログラムが、入力データ情報、マスター情報と、本システムにリンクされた積算ソフト、会計ソフト及び給与ソフトから、決算予想と損益計算書、資金繰りと貸借対照表、工事台帳、見積り受注率と工事粗利率及び経理の各種帳票を出力する機能を有し、経営サポート情報を得ることができるモジュール構成とされ、前記演算部に格納されていることを特徴とする。請求項2乃至請求項14のいずれかに記載のBSPLcubeを用いた3D会計システム。
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