JP5928845B2 - 義歯安定装置及び方法 - Google Patents

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Description

本開示の主題は、概して歯科義歯の分野である。より詳細には本開示は、歯科義歯を安定的に、なおかつ取り外しが容易な方式で装着するための装置及び方法に関する。
人が上顎及び下顎の一方又は双方の天然歯を、加齢、事故、疾患又は他の理由によって部分的又は完全に喪失すると、機能的にも、また社会的にも、個人に深刻な影響が及ぶ。歯の欠損は、咀嚼不能、発語困難など、機能面でいくつかの深刻な問題を引き起こす。完全に揃った白い歯の笑顔が望ましいと考えられる、すなわち生活の中で審美性が重要な役割を果たすにおいては、なおさらそうである。
義歯は人の歯槽堤に正確に嵌装され得るが、義歯を適所に維持することは困難である。すなわち、通常の咀嚼又は会話を行う間、義歯は歯槽堤上の適所を外れてずり上がる傾向があり、発語困難、咀嚼困難、及び全般的に不満足な義歯の使用感の原因となる。
義歯は、歯ぐき又は歯肉に似ている義歯床に埋設された人工歯を有する可撤性歯科補綴物である。義歯床は、歯肉の上に、又は複数の歯科用インプラントによってそれぞれの顎骨に固定された支持バーに被せて載置することにより、補綴物の支持を提供する。義歯床の下面は陥凹した受け口を有し、これが歯肉又は支持バーの少なくとも一部分を受け入れることで、義歯のぴったり合った可逆的な嵌装がもたらされる。
近年、歯科用インプラント(時に歯科用治具又はポストと称される)を口の骨格に永久的に植え込む実施技法が開発された。このような永久的な歯科用インプラントは、生体の生物学的過程において許容される硬質材料(例えばチタン)で作製され、骨成長によって適所に固定される。個人の口腔内に永久的に設置されるインプラントを利用することにより、ひいては義歯を固定式或いは可撤式に所定位置に固定することが容易になる可能性がある。
国際公開第06103648号パンフレットは、複数の歯科用インプラントにより個人の歯槽堤に対して粘膜の上側に固定式に取り付けられる支持ビームと、個人の歯科パラメータに略適合する、且つ上部構造と一体化した義歯とを含む可撤性義歯装置を開示する。上部構造は、支持ビームに適合して(in confirmation with)付形された少なくとも一部分と、義歯を支持ビームに可撤式にもかかわらず固定式に関節接合して義歯が意図せず外れることを防止する義歯係止構成とを含む。
米国特許第5,0132,43号明細書は、義歯床に埋設される磁石本体を含む義歯アタッチメントを開示し、これは、一対の軟磁性合金エンドプレートと、エンドプレート間に配置された非磁性合金スペーサーと、根面板の側を除き、磁石本体、エンドプレート及びスペーサーを覆うキャップとを含む。このアタッチメントによって、歯冠が除去された歯の歯髄腔に埋設された軟磁性合金の根面板に磁石本体の磁気的引力が作用し、それにより義歯床が歯肉に対して安定する。磁石本体は、そのN極及びS極がそれぞれエンドプレートに面して配置される。
本開示の主題によれば、複数の歯科用インプラントにより個人の歯槽堤に対して粘膜の上側に固定式に取り付けられる支持ビームと、個人の歯科パラメータに適合する、且つ上部構造と一体化した個別化された義歯とを含む可撤性義歯装置が開示される。上部構造は義歯の主要部分に沿って延在し、支持ビームをぴったり囲い込むように支持ビームに適合して(in confirmation with)付形される。上部構造及び支持ビームの一方は少なくとも1つの溝又は突起を備えて構成され、上部構造及び支持ビームの他方は、それと係合するように逆向きに延在する対応する少なくとも1つの突起又は溝を備えて構成され、ここで少なくとも1つの突起及び溝は、義歯の着脱方向(POI)に沿って延在する。可撤性義歯装置は、さらに、義歯を支持ビームに可撤式にもかかわらず固定式に関節接合して義歯が意図せず外れることを防止する義歯係止構成を備えて構成される。1つ以上の溝及び突起は、支持ビームに被さる上部構造の剛性及び把持力を向上させ、且つ上部構造を支持ビームに被せて装着(案内)し易くする働きをする。
用語の着脱方向(POI)(「装着方向(path of placement)」としても知られる)は、義歯を支持ビームに嵌め付け、又はそこから取り外すときに従う特定の仮想の線を意味し、前記線は個人の口の咬合平面と交差する。
用語の咬合平面は、上歯と下歯(又は義歯)が交わる仮想の表面を意味する。
開示される主題の第1の態様によれば、複数の歯科用インプラントにより個人の歯槽堤に対して粘膜の上側に固定式に取り付けられる個別化された支持ビームと;個人の歯科パラメータに適合する個別化された義歯であって、その底表面の範囲内に固定式に一体化された、支持ビームの断面に適合する断面を有する上部構造を有する義歯と;義歯を支持ビームに対し、それらの間の公差が実質的にゼロで、確実に係止及び解除するための義歯係止構成とを含む可撤性義歯装置が提供され、ここで支持ビーム及び上部構造の一方は、義歯の着脱方向(POI)と平行に延在する1つ以上の位置決め溝を備えて構成され、及び支持ビーム及び上部構造の他方は、対応する1つ以上の横方向に突出する位置決め突起であって、各々が、対応する位置決め溝(grove)と整列して延在し、且つその中にぴったり滑合するように構成される位置決め突起を備えて構成される。
本開示の主題に係る義歯は、以下の設計及び特徴の任意の1つ以上を、組み合わせて又は個別に備えて構成され得る:
・上部構造(supper structure)が義歯内に完全に埋設され、取り外して下側から見ない限り、使用時には(n use)目につかない;
・1つ以上の位置決め溝及び/又は1つ以上の位置決め突起が、着脱方向の方向に、及び/又は唇側又は舌側の方向にテーパ状の(すなわち位置決め突起がPOIの方向に収束し、一方で位置決め溝が当該の方向に発散する断面を備えて構成される;
・位置決め溝の1つ以上がそれらの上端で拡幅しているか、及び/又は位置決め突起がそれらの底端で減幅しているかのいずれかによって誘導的な漏斗様の構成を提供することにより、支持ビームに対する上部構造の容易且つ正確な位置決めが促進される;
・1つ以上の位置決め溝及び対応する1つ以上の位置決め突起が、上部構造及び支持ビームのそれぞれの唇側面及び舌側面の一方又は双方に構成される;
・少なくとも1つ以上の位置決め溝が、それぞれの支持ビーム又は上部構造の全高にわたり延在する;
・位置決め突起が支持ビームに構成される場合、上部構造は支持ビームの形状に、実質的に同じ厚さを保って従い;個別化された義歯の厚さが対応して減少する;
・個別化された義歯、上部構造及び支持ビームの各々は、任意の剛性の金属材料又は非金属材料、例えば、金属−金、チタン、クロム−コバルト、ジルコニウム、酸化ジルコニウム、磁器、セラミック、プラスチック/アクリル/ポリマー材料、複合材料、及びそれらの組み合わせなどで作製され得る。
・個別化された義歯の材料が構造用材料である場合、それに対して、天然歯の形状、サイズ、色及び質感を模した仕上げ層を加える必要がある
・1つ以上の位置決め溝及び1つ以上の位置決め突起が、例えばあり継ぎ処理(dove−tail management)の形態で、滑り係合するように構成される;
・1つ以上の位置決め溝及び1つ以上の位置決め突起が、例えば丸い形状、多角形の形状等、異なる断面を有する様々な形状で構成され得る;
・1つ以上の位置決め突起が、対応する位置決め溝の全高、又はそのうちの限られた部分にわたり延在し得るとともに、また、隆起、ピンなどの形状に構成され得る;
・1つ以上の位置決め溝及び1つ以上の位置決め突起が、唇側面及び舌側面に関して千鳥配置で構成される;
・1つ以上の位置決め溝及び1つ以上の位置決め突起が、唇側面及び舌側面に関して整列した配置で構成される;
・位置決め突起を、下底の幅が上底より広く、双方の底辺とも、前後方向に沿って延在する平面内、且つ支持ビームと実質的に平行な平面にあるように構成することができる;
・上部構造の下側表面及び支持ビームの上側表面の一方が凹部を備えて構成され、上部構造の下側表面及び支持ビームの上側表面の他方が、前記凹部と整列する対応する隆起を備えて構成される;
・凹部及び対応する隆起は、放射状又は他の形態(向き)で延在することができる
・支持ビームの上表面、及びそれぞれ上部構造の下側表面は実質的に平らであってよく、又はリッジを備えてもよい。支持ビームの上表面、及びそれぞれ上部構造の下側表面は、その長さに沿って一様であっても、又は変化してもよい;
・装着時、上部構造(supper structure)の底表面は、支持ビームの上表面の実質的に全体に、又はその一部に係合することができる;
・支持ビームの側壁(舌側及び唇側の壁)、及びそれぞれ上部構造の側壁が、互いに実質的に平行であっても、又は互いに対して(及び着脱方向に対して)傾斜していてもよく、前記傾斜は約0°〜30°の範囲である。
しかしながら、上部構造の壁表面(舌側、唇側及び底部)が支持ビームのそれぞれの壁(舌側、唇側及び上部)の形状に従い、且つそれに対応し、前記壁及び表面の全ては、互いに緊密にぴったり嵌合して公差が解消された、実質的に全面的な接触面であり、それにより義歯が支持ビームに対して動かない嵌合が確保され、しかしながら要求に応じる限りにおいて、その容易な装着及び取り外しが促進されることは重要である。
支持ビームに対して横方向に突出する位置決め突起を提供することは、支持ビームの補強、並びに支持ビームに作用する曲げモーメント、せん断モーメント及びねじりモーメントに対する支持ビームの抵抗増加においてさらなる役割を果たす。特に、かかる位置決め突起を、支持ビームに形成された歯科用インプラントの固定用穴の位置に隣接して提供すると、支持ビームに作用する曲げモーメント、せん断モーメント及びねじりモーメントに対する支持ビームの抵抗が大幅に増加し、義歯を装用している個人によって咀嚼、咬合及び裂断の動きが行われる間に加わる大きい力に耐える能力が支持ビームに付与される。これは、歯科用インプラント穴が近位に位置することを考えるとき、なおさらそうである。
本開示の主題の別の態様によれば、可撤性義歯用の係止機構が開示され、これは、実質的に公差なしの形での義歯の支持ビームとの強固な固定を促進するように構成され、従って係止されると義歯が支持ビームから自発的に脱離することがなくなり、しかしながら義歯を容易且つ直ちに解除して取り外すことは可能である。
本開示に係る係止構成は、1つ以上の係止機構を含み得る。
1つ以上の係止機構は、義歯装置の後端に、及び/又はその中間部分に構成され得る。
1つ以上の係止機構は、義歯の舌側面及び/又は唇側面に、又はその上面に取り付けられ得る。
係止機構の第1の設計によれば、支持ビームの範囲内に固定され、且つ一方の極が上方に面する向きに置かれた少なくとも1つの第1の磁石;義歯内に受け入れられ、且つ前記第1の磁石の軸と実質的に平行な軸の周りに回転自在な円盤状マニピュレータが提供され;前記マニピュレータは義歯の少なくとも舌側面又は唇側面から部分的に突出し、且つ逆の磁極が支持ビームに面する向きに置かれた少なくとも1つの第2の磁石を固定式に担持し;前記円盤状マニピュレータは、前記少なくとも1つの第2の磁石が前記少なくとも1つの第1の磁石と実質的に同軸に延在し、それらの間に引力が生じる係止位置であって、義歯が支持ビームに引き付けられる係止位置と、円盤状マニピュレータの回動時、それにより引力が大幅に減少し、そのため義歯の取り外しが可能になる解除位置との間を変位可能である。
第1の磁石及び第2の磁石の一方は、支持ビーム又は義歯のいずれかに提供された磁石部材を引き付けるように構成された一片のフェラスメタルであってもよい。
一例によれば、さらなる第2の磁石(反発磁石)が提供されるが、しかしながらその極は前記第2の磁石と逆向きに置かれ(すなわち第1の磁石と同様の向きに置かれ)、従って円盤状マニピュレータを、さらなる第2の磁石が第1の磁石の上方に延在するように位置決めすると、それらの間に斥力が生じ、義歯の抜き取り/取り外しが促進される;
特定の設計によれば円盤状マニピュレータは上部構造を横断する。
特定の設計によれば、係止機構は義歯の後端に構成される。
2つの第1の磁石が提供される場合、それらは義歯のアーチ形の線に沿って延在し、ここで円盤状マニピュレータは、そのそれぞれの位置の間を90°で変位する。第1の磁石が1つのみ提供される場合、円盤状マニピュレータは90°〜270°で解除位置に変位する。
別の構成によれば、係止機構は、支持ビームに構成された1つ又は2つの係止凹部を含み、及び義歯が、義歯内に受け入れられた、且つ実質的に垂直に延在する軸の周りに回転自在な、且つ義歯の少なくとも舌側面又は唇側面から部分的に突出する円盤状マニピュレータであって、前記係止凹部を係止して拘束するように構成された1つ又は2つの係止部材を備えて構成される円盤状マニピュレータを備えて構成され;ここで前記円盤状マニピュレータは、前記1つ又は2つの係止部材が凹部内に拘束される係止位置と、円盤状マニピュレータの回動時、それにより係止部材がそれぞれの凹部から外れる解除位置との間を変位可能である。
一つの特定の設計によれば、係止部材は円盤状マニピュレータから接線方向に延在する。
係止凹部は、支持ビームの上表面の範囲内に又はその上方に構成される。
この設計は、本明細書に開示される構成のいずれかに係る係止機構がそれ自体は荷重を支えないもので、すなわち義歯が支持ビームに被せて装着されているとき、咀嚼中は、力は実質的に上部構造と支持ビームとの間で作用し合い、係止装置が支える力は実質的にない。
さらに、係止機構は、唇側方向からその解除を補助するように設計される構成を備えてさらに構成されてもよい。
開示される主題を理解し、実際にどのように実施され得るかを確認するため、ここで、添付の図面を参照しながら、あくまでも非限定的な例として例を記載する。
図1A〜図1Cは、本開示の主題の一例における、義歯の装着及び取り外しを示す義歯装置の分解等角図、並びに義歯及び支持バーの底面図を示す。 図2は、図1A及び図1Bの義歯の舌側の図である。 図3は、部分的に断面状の、本開示の主題における義歯装置の後側の分解図である。 図4は、図2の線IV−IVに沿った断面である。 図5A及び図5Bは、それぞれ、本開示の主題の一例における支持ビームの唇側の斜視図及び上面図である。 図6A及び図6Bは、それぞれ、本開示の主題における義歯の唇側の斜視底面図及び底面図である;図5A及び図5Bの支持ビームと共に使用するように構成されている。 図7A及び図7Bは、本開示の主題の別の例における義歯装置の分解斜視図であり、義歯はその直立位置で示される。 図8A及び図8Bは、それぞれ、本開示の主題のさらなる一例における支持ビームの唇側の斜視図及び上面図である。 図9A及び図9Bは、それぞれ、本開示の主題における義歯の唇側の斜視底面図及び底面図であり、図8A及び図8Bの支持ビームと共に使用するように構成されている。 図10A及び図10Bは、図8aに示される支持ビームの唇側の一部分及び図9Aに示される上部構造のそれぞれの部分の倍尺の概略図である。図10C及び図10Dは、義歯装置に沿った長手方向断面を示し、義歯の装着/取り外しの連続的な手順を示している。 図11A及び図11Bは、それぞれ、本開示の主題の別の例における支持ビームの唇側の斜視図及び上面図である。 図12A及び図12Bは、それぞれ、図11A及び図11Bの支持ビームと共に使用するように構成された義歯の唇側の斜視底面図及び底面図である。 図13A及び図13Bは、それぞれ、本開示の主題の別の例における支持ビームの唇側の斜視図及び上面図である。 図14A及び図14Bは、それぞれ、図13A及び図13Bの支持ビームと共に使用される義歯の唇側の斜視底面図及び底面図である。 図15A及び図15Bは、それぞれ、本開示の主題の変形例における支持ビームの唇側の斜視図及び上面図である。 図16A及び図16Bは、それぞれ、図15A及び図15Bの支持ビームと共に使用される義歯の唇側の斜視底面図及び底面図である。 図17A及び図17Bは、それぞれ、本開示の主題の別の例において構成された支持ビームの唇側の斜視図及び上面図である。 図18A及び図18Bは、それぞれ、図17A及び図17Bの支持ビームと共に使用するように構成された義歯の唇側の斜視底面図及び底面図である。 図19A及び図19Bは、図2の線V−Vに沿った断面の一部分を示し、そのそれぞれの解除位置及び係止位置にある引き込み式のピン型係止機構を示す。 図20Aは、開示される主題の義歯装置と共に使用される係止機構の分解斜視断面図である。 図20Bは、図20Aの線B−Bに沿った長手方向断面である。 図20Cは、図20Aの線C−Cに沿った長手方向断面である。 図21Aは、係止位置にある本開示の主題の係止機構を備えた義歯装置の重ね合わせ概略上面図を示す。 図21Bは、その解除位置にある図21Aの係止構成を示す。 図21Cは、装着されて拘束位置にある本開示の例の係止機構を備えた義歯装置を示す長手方向断面である。 図21Dは、義歯が支持ビームから取り外されている義歯装置を示す。 図22Aは、係止位置にある図21A及び図21Bに示される係止構成の変形例の概略上面図である。 図22Bは、図22Aの線D−Dに沿った断面である。 図23Aは、本開示の主題の別の例における係止構成の部分斜視図である。 図23Bは、図23Aに示される丸で囲った部分の拡大図である。 図23Cは、図23Aの係止機構に沿った概略的な長手方向断面であり、支持ビーム上に係止固定された義歯を示す。 図23Dは、図23Bの矢印Fの方向に沿った支持ビームの上面図である。 図23Eは、係止構成を例示する図23Aの義歯の概略上面図である。 図24Aは、その開放位置にある係止構成を示す重ね合わせ概略図である。 図24Bは、その係止位置にある係止機構を示す。
初めに、本開示の主題において、概して10で指示される義歯装置を示す図面の図1〜図4に注目する。義歯装置10は、顎骨24内に受け支えられた複数の歯科用インプラント26により、個人の顎骨24に(すなわち個人の歯槽堤に対して粘膜の上側に)固定式に固定された支持ビーム20を含み、ここで支持ビーム20は、適切なスクリュー28によって前記歯科用インプラント26に固定される。
支持ビーム20は顎24の略アーチ形状に従い、舌側面(内側面)30、唇側面(外側面)32及び上表面36を備えて構成される。
図面からは、支持ビーム20の上表面36がその全長にわたり実質的に平らで滑らかであることが明らかである。しかしながら、上表面はその全長に沿って平らでなくともよいことが理解される。
義歯42は、以下で考察するとおり支持ビーム20に被せて着脱可能に装着するように構成され、及び個人の歯科パラメータに適合するように個別化され、すなわち形状、サイズ及び色に関する限り個人の天然歯に似ている複数の歯44と、支持ビームに装着したときに支持ビームの下に延在し、且つ粘膜(個人の天然の歯ぐき部分)の少なくとも一部分を覆うように構成された、歯ぐきを模した部分46とを含む。個別化された義歯42の底表面の範囲内に固定式に一体化されて、上部構造50が存在し、これは、支持ビーム20の断面と適合する断面を有し、且つ実質的にゼロ公差で支持ビーム20に被さってぴったり装着するように構成され、そのために上部構造50には、支持ビーム20の上表面36上に面一に位置決めされるように実質的に平らで滑らかに構成された上壁54と、支持ビーム20の対応する舌側表面30及び唇側表面32と滑らかで面一の係合をなすように構成された対応する舌側表面56及び唇側表面58とが提供される。しかしながら、上部構造(supper structure)の底表面は、支持ビームの上表面とその全長に沿って、又は少なくともその実質的な部分に沿って係合するように構成されてもよいことが理解される。
個別化された義歯42は、着脱方向(POI)、すなわち個別化された義歯42が支持ビーム20に嵌め付けられ、又はそこから取り外されるときに従う仮想の線であって、個人の口の咬合平面(occlusial plane)と交差する線に沿って、支持ビーム20に嵌めたり、そこから取り外したりするように構成されることが理解される。
特に図1A及び図1Bでさらに分かるとおり、支持ビーム20は、複数の横方向に突出する位置決め突起60(この場合4個、舌側表面30及び唇側表面32の各々に2個ずつ)であって、着脱方向と平行且つ互いに平行に延在する位置決め突起60を備えて構成され、一方、上部構造50は、位置決め突起60と整列して延在する、すなわちその上に実質的にゼロ公差でぴったり滑合するように構成された、対応する数の位置決め溝64を備えて構成される。
特定の例において、位置決め突起60は支持ビーム20の全高にわたり延在し、個別化された義歯42を取り外したときの刺激作用を最小限に抑えるためなど、丸い形状を備えて構成されることが注記される。他方で、位置決め溝64は、上部構造の最下表面68から上表面54に至るまで延在し、且つ上述のとおり、位置決め突起60上にぴったり滑合するように構成される。
義歯装置10はさらに係止機構76を備えて構成され、係止機構76は、この例では、図19A及び図19Bにさらに詳細に開示されるピン型係止構成である。
ここで図面の図5及び図6にさらに注目し、ここで、概して90で指示される支持ビーム、及び概して94で指示される一体化した上部構造を備える概して92で指示される個別化された義歯の一般的な特徴は、図1〜図4に関連して以上に考察されるとおりの特徴に実質的に従う。
しかしながら、図5A及び図5Bの特定の示される例では、位置決め突起100は台形で、幅の広い下底102が幅の狭い上底104に向かって上方に減幅し、ここで特定の例において、下底102は支持ビーム90の底縁部106の方に下に延在し、及び上底104は、支持ビーム90の平らな上表面108と面一に延在する。これに対応して、上部構造94は、支持ビーム90の位置決め突起100の断面に対応する断面を各々が有する4つの対応する位置決め溝112を備えて構成され、すなわち位置決め溝112は、幅の広い開口116が上部構造94の最下表面118に延在し、且つ幅の狭い上部分が上部構造94の内表面120に延在するテーパ状の断面を有し、支持ビーム90の上表面108に面一に載りかかるように構成される。
位置決め突起100及び対応する位置決め溝112が台形の構成であると、支持ビーム90に対する個別化された義歯92の簡単な装着が促進され、これによれば位置決め溝112の幅の広い開口116を位置決め突起100の幅の狭い上底104に被せて嵌めるため、個別化された義歯を支持ビーム90に被せて嵌め易くなる漏斗様の構成が提供され、しかしながら支持ビーム90が完全に受け入れられると、支持ビーム90に被さった個別化された義歯92の強固な支持が損なわれることはないことが理解される。
さらなる注記として、まとめて図5及び図6に示される義歯装置は、図19A及び図19Bにおいてさらなる詳細と共に以下に開示されるタイプのピン状係止機構76を備えて構成される。
ここで図7A及び図7Bを見ると、図5及び図6に示される例の変形例が示される。この例によれば、概して140で指示される支持ビームは位置決め突起142を備えて構成され、位置決め突起142は、それぞれ舌側表面及び唇側表面から横方向に突出し、且つ以上に考察されるとおりの着脱方向と平行に延在する。しかしながら、位置決め突起142は台形の断面を有し(図5A及び図5Bの開示と同様)、すなわち幅の広い下底146と幅の狭い上底148とを有し、前記上底は、支持ビーム140の上表面150と面一に延在し、さらに、位置決め突起142の各々があり継ぎ構成として構成される場合、個別化された義歯162の上部構造160に形成された対応する位置決め溝156内に滑り係合するように構成される。従って、位置決め溝156は、位置決め突起142上にぴったり滑合するような同様の構成を有し、すなわち164における底部の幅の広い開口と、上部構造160の上側表面170に向かって上方に減幅しているところとの間に延在する台形の断面を備えて構成される。
あり継ぎ型に位置決めする構成の溝及び突起により、支持ビームに被せて装着された際に一体化した個別化義歯と上部構造との間に生じ得る任意の公差が低減され、従ってあらゆる動きがなくなることが理解される。
さらに、横方向に突出する位置決め突起を提供すると、支持ビームに作用する曲げモーメント、せん断モーメント及びねじりモーメントに対する支持ビームの抵抗が大幅に増加し、従ってその安定性及び耐久性が増加することが理解される。他方で、上部構造に位置決め溝が提供される箇所では、上部構造の壁の全厚は薄くなることなく、むしろ実質的に一様な厚さを維持することが理解される。
図8及び図9にさらに注目すると、ここでは、本開示の主題における義歯装置のさらに別の例が示され、これは広い意味では図5及び図6の構成に似ているが、しかしながらここで支持ビーム180は、概して182で指示される複数の位置決め突起を備えて構成され、この例では2つの横方向位置決め突起が前方の唇側表面184から延在し、3つの位置決め突起182が内側の舌側表面186から延在する。位置決め突起182は、着脱方向(POI)と平行に延在する、且つ実質的に矩形の断面を有するが、個人に対する刺激作用を最小限に抑えるため縁部が面取りされている/丸い実質的に直線状の部分190を備えて構成され、さらに下側の拡幅部分192があることが注記される。
対応して、個別化された義歯190は、対応する位置決め溝198を備えて構成された一体化した上部構造192を備えて構成され、ここで上部構造192の最下表面204と実質的に面一の、200で指示されるその底部開口は、実質的に幅がより広く、上方に減幅して206で矩形の形態になることで、対応する位置決め突起182の形状と一致する形状であり、位置決め突起182に対してぴったり装着するように構成される。200で開口の幅が広がっていることにより、支持ビーム180に対する個別化された義歯190の容易な装着及び位置決めが促進され、ここで支持ビーム180に被せて個別化された義歯190を嵌め、それを位置決めすると、固定式に、且つ以上に考察されるとおりそれらの間にいかなる公差もなく、位置決めされた状態となる。
同様に、位置決め突起は、下底の幅が上底より広く、双方の底辺とも、前後方向に沿って延在する平面内、且つ支持ビームと実質的に平行な平面にあるように構成されてもよい(図10A〜図10D)。
本明細書においてここで考察される任意の例に関連して、位置決め突起及びそれぞれの位置決め溝の数、並びにそれらの位置及びそれらの形状及びサイズは、変更し得ることが理解されなければならない。従って、ある義歯装置が数個の異なるタイプの位置決め突起及び対応する位置決め溝を含むことも、それらの間が実質的にゼロ公差でぴったり嵌合するという全般的な概念が存在する限り、あり得る。
図10A及び図10Bは、支持ビーム220の一部分及び対応する上部構造222の一部分のみを倍尺で示し、ここで支持ビーム220に構成される位置決め突起224は、POIと実質的に平行に延在する上部分226と、横方向及び平面方向のいずれもテーパ状の底部分228とを備えた、あり継ぎ構成を有する組み合わせ構成であり(図10A、図10B及び図10Dもまた参照)、ここで上部構造222の対応する位置決め溝232は、その底縁部236で拡幅している開口であって、上方に減幅して上端238で終端となる、断面が位置決め突起224に対応する開口を有する。
図10C及び図10Dは、それぞれ位置決め溝及び位置決め突起を備えて構成される、一体化した上部構造を備える個別化された義歯を、対応する支持ビームに被せて装着する連続的なセットを示す図10A及び図10Bの切断面Xに沿った断面である。
本明細書でこれまでに示した例では、位置決め突起が支持ビームに対して構成され、それぞれ位置決め溝が上部構造に構成されたが、以下の図11〜図14の例では、位置決め突起が上部構造に構成され、それぞれ位置決め溝が支持ビームに構成される。
初めに図11及び図12を見ると、支持ビーム250が、その唇側面252に概して256で指示される2つの位置決め溝を備え、且つ舌側面258に構成された1つの位置決め溝256を備えて構成されることが指摘される。
位置決め溝256は義歯装置の着脱方向(POI)と平行に延在し、特定の例では、位置決め溝256は260に拡幅した上部開口を有し、これは支持ビーム250の実質的に平らで滑らかな上表面262から延在し、且つ実質的に矩形のセクション266に向かって下方にテーパ状の、漏斗様の構成にある。
図12A及び図12Bにおいて指摘するとおり、個別化された義歯270は、一体化した上部構造272を備えて構成され、次にはこの上部構造272が、支持ビーム250に構成された対応する位置決め溝256内にぴったり公差なしに受け嵌まるように構成された3つの位置決め突起276を備えて構成される。従って、位置決め突起276の各々は、上部構造272の底表面282から延在する実質的に矩形の下側部分280を備えて構成され、前記位置決め突起276は、その上部分286で、支持ビーム250のそれぞれの位置決め溝の形状に対応する形で拡幅する。
前の例と同様に、この場合も義歯装置は係止機構を備えて構成され、係止機構は、この例では、特に図19A及び図19Bを参照して以下に開示されるタイプのピン型係止機構76である。
図13及び図14は、図11及び図12に関連して示される例の変形例を示し、ここでは位置決め溝290が支持ビーム292に構成され、及びそれぞれ、個別化された義歯298の上部構造296が、横方向内側に、すなわち上部構造の囲い込まれた空間内に突出する対応する位置決め突起300を備えて構成され、ここで位置決め溝290及びそれぞれの位置決め突起300。
位置決め溝290は、テーパ状の断面を有する、すなわち支持ビーム292の上表面306と面一に延在する幅の広い上部開口304を有し、これがその幅の狭い下低308で終端となる。それぞれ、上部構造296の位置決め突起300が、幅の狭い下底310から延在し、下底310は上部構造296の底縁部312から面一に延在し、且つ上部構造296の上表面316に向かって上方に拡幅する。
この例においても、構成は、個別化された義歯298の装着が促進され、且つ位置決め溝の漏斗型の構成によって誘導されるが、しかしながら個別化された義歯を支持ビームに対してその最終的な位置に位置決めすると、義歯が強固に支持され、実質的に公差がゼロとなる、すなわち個別化された義歯と担持する支持ビームとの間に実質的に動きがなくなるような構成である。
ここで図15〜図18を見ると、本開示の主題における義歯装置の別の例が示される。図15及び図16は、少なくとも支持ビーム332に形成された位置決め突起330及び個別化された義歯340の上部構造338に構成された、それぞれの横方向に突出する位置決め溝336の提供及び形状に関する限りは、それぞれ図5及び図6に関連して開示した義歯装置とある意味似ている。しかしながら、前記位置決め溝336及び対応する位置決め突起330に加え、図15及び図16の義歯装置は、支持ビーム332の滑らかな上表面348から延在する一組(この例では2つ)の上方に突出する位置決め突起346を、上部構造338の上表面356に前記位置決め突起346と一致して形成された対応する陥凹350と共にさらに含み、それにより、それぞれの支持ビーム332と、一体化した個別化義歯340を伴う上部構造338との間の真位置が増加する。
図17及び図18の例は、図15及び図16の構成と似ているが、しかしながら図8及び図9のものと似ている横方向の位置決め突起及び対応する位置決め溝を備える構成を示し、さらに、支持ビーム372の実質的に平らな上表面370に構成されるとき、2つの位置決め溝376が構成される一方、個別化された義歯382の上部構造380が、支持ビーム372に形成されたそれぞれの位置決め溝376内にぴったり嵌合して受け嵌まるように構成された、上部構造380の実質的に平らな上表面390から延在する対応する位置決め突起388を備えて構成される。それぞれ、図15及び図16、並びに図17及び図18に関連して示されるそれぞれの位置決め溝及び位置決め突起は、そのそれぞれの側壁が、着脱方向(POI)と平行にも、或いはそれと鋭角をなすようにも延在するが、しかしながらさらに、位置決め溝の深さ及びそれぞれの位置決め突起の対応する高さは、それらの表面のかみ合い(表面間の接触)が確保されるようなものであることが注記される。
上述のとおり、以上に開示される義歯装置は係止機構を備える。一例によれば、係止機構はピン型ロック76であり、図19A(開かれた解除位置)及び図19B(閉じられた係止位置)においてさらに詳細に考察する。
ロック76は、個別化された義歯402の中に堅固に埋設されたハウジング400を含み、ここで前記ハウジングは、エラストマー材料又はセラミック材料で作製された、又はそれに対応するスリーブ404を含み、さらにロックは、スリーブ404によりスナップ式に制止するように構成された環状の変位制限リング412を備えて形成される係止ピン408を含み、前記ピンは、係止位置(図19B)と解除位置(図19A)との間を変位可能である。係止ピン408は実質的に平らなヘッド部分414を備え、ヘッド部分は、係止位置では個別化された義歯の舌側表面420にごく近接して延在し、従って人に引き起こす刺激作用を最小限とし、しかしながら、例えば人の爪によるその引き込みは促進し(このために、典型的にはヘッド414の内側表面と舌側表面420との間に小さい間隙が設けられる)、この構成は、係止ピン408が、それぞれの支持ビーム426に設けられた対応する穴424内にぴったり嵌合するように、しかしながら係止位置にある間のピンが荷重を支えることは実質的にない形で取り付けられる構成である。
ある場合には、個別化された義歯が、その唇側面にも貫通する穴を、支持ビームに形成される対応する貫通係止穴を伴って備え、ここで係止ピン414を抜き取ることが難しい場合、開口から尖った物品を挿入し(例えば紙用ステープルなど)、それにより抜き取り位置(図1 19A)まで係止ピン414を舌側方向に押し込むのを促進してもよい。しかしながら、個別化された義歯の唇側表面上のかかる開口は微小で、肉眼ではほとんど見えない。
ここで図20及び図21を見ると、本開示の主題の別の構成における係止機構が示される。
概して500で指示される係止機構は、複数の歯科用インプラント510により個人の歯槽堤504に対して粘膜506の上側に固定式に取り付けられるタイプの支持ビーム502を含む。
義歯装置500は、個人の歯科パラメータに適合する個別化された義歯514であって、その底表面の範囲内に固定式に一体化された、支持ビーム502の断面に適合する断面を有し、且つ支持ビーム502上にぴったり公差なしに係合するように構成された、概して516で指示される上部構造を有する義歯514をさらに含む。係止機構は少なくとも1つの第1の磁石522を含み、第1の磁石522は支持ビーム502内に固定式に受け支えられ、且つそのN極が上方に面し、そのS極が下方に面する向きに置かれる。円盤状マニピュレータ530が個別化された義歯514内に受け入れられ、これは、前記第1の磁石522の軸と実質的に平行な回転軸532の周りに回転自在に固定される。マニピュレータ530は、それぞれ舌側面538又は唇側面540の少なくとも一方又は双方から部分的に、横方向に突出しており、逆向きに(及び第1の磁石522)置かれた、すなわちそのS極が下方に面し、且つそのN極が上方に面した少なくとも1つの第2の磁石544が、固定式に取り付けられている。
円盤状マニピュレータ530は、第2の磁石544が第1の磁石522の上側に実質的に同軸に延在して、それらの間に延在する牽引力が生じる係止位置(図21A)であって、結果として個別化された義歯514が支持ビーム520に引き付けられ、従って自発的に脱離することがなくなる係止位置の間を変位可能である。マニピュレータ530は、さらに、矢印付きの線550により示されるとおり円盤状マニピュレータ530が回動すると解除位置(図21B)に変位可能であり、それにより第2の磁石544が第1の磁石522の上側のその係止位置からずれ、それによりそれらの間の引力が止むか、又は実質的に小さくなり、それにより個別化された義歯514を支持ビーム502から容易に取り外すことができる。
義歯装置に取り付けられる前述のタイプの係止機構の数は、義歯装置に提供される空間に応じて異なり得ることから、従って、異なる力の磁石を提供することにより引力を制御してもよく、そのために、小さい、しかしながら強力な磁石(例えばネオメディウム磁石(neo medium magnets))が用いられ得ることが理解される。
さらに、第1の磁石522及び第2の磁石544の一方は、支持ビーム又は義歯のいずれかに提供される磁石部材を引き付けるように構成された一片のフェラスメタルであってもよいことが注記される。
図22A及び図22Bには、図20及び図21に関連して開示される例の変形例が示され、ここで支持ビームは、前の例に示されるとおりの単一の磁石を備えて構成され、一方、個別化された義歯560は、2つの磁石564及び566が取り付けられた円盤状マニピュレーション部材562を備えて構成され、前者の磁石564は、前の例のとおりの向き、すなわちそのS極が下方に面し、且つそのN極が上方に面する向きに置かれ、及び後者の磁石566は、そのN極が下方に面し、且つそのS極が上方に面して延在する。
この構成は、マニピュレータの第1の向きで支持ビームの第1の磁石522と個別化された義歯の第2の磁石566との間に引力が延在し、一方、磁石564が第1の磁石522の上側に延在する位置にマニピュレータ562を回動させ、それらの間に斥力を生じさせることにより係止機構の解除が促進され、義歯の容易な抜き取り及び取り外しが促進されるような構成である。
ここで図23A〜図23Eを見ると、さらに別の構成による係止機構が示され、ここで支持ビーム600は、以上に開示されるタイプであり、その実質的に平らな上表面602に、係止凹部608を備えて構成される1つ以上の上方に突出する係止スタッド606を含む。
個別化された義歯620は、舌側表面626又は唇側表面628の一方又は双方から突出し、且つ係止スタッド606の長手方向軸と実質的に平行な軸の周りに回転自在な円盤状マニピュレータ622を備えて構成され、前記係止マニピュレータは、幅の広い部分634と幅の狭い部分636とを有する係止穴632を備えて構成され(図23E)、ここで幅の広い部分634は少なくとも係止スタッド606の直径Dと同程度に広く、及び幅の狭い部分636は、係止スタッド606の凹状部分d(図23B)と同程度に狭い。
解除位置では、個別化された義歯620は、支持ビーム600に対し、スタッド606を開口632の幅の広い開口634内に突出させて位置決めされ(図24A)、従って個別化された義歯の支持ビームに対する適切な位置決め及び着座が達成される。マニピュレーション部材622を矢印640(図24A)の方向に回動させると、それにより係止開口632の幅の狭い部分636が係止スタッド606の係止凹部608を係止して拘束することにより係止が生じ、従って義歯が支持ビームから意図せずずれることが防止され、いかなる力も消失する。
上記に開示される係止機構のいずれによっても、係止位置では、係止機構はいかなる荷重も支えず、むしろ、個別化された義歯の上部構造は支持ビーム上に、それらの間の公差が実質的にゼロでぴったり載りかかることが理解される。
開示される主題のいくつかの例を示したが、開示される主題の趣旨から逸脱することなく、適宜修正して、それらに多くの変更を加え得ることが理解されるべきである。例えば、開示される主題に係る義歯装置は、1つ以上の位置決め突起及び1つ以上の位置決め溝を備えて構成される支持ビームと、それぞれ対応する1つ以上の位置決め溝(grooved)及び1つ以上の位置決め突起を備えて構成される上部構造とを含んで設計されてもよい。

Claims (13)

  1. 複数の歯科用インプラントにより個人の歯槽堤に対して粘膜の上側に固定式に取り付けられる個別化された支持ビームと;前記個人の歯科パラメータに適合する個別化された義歯であって、その底表面の範囲内に固定式に一体化された、前記支持ビームの断面に実質的に適合する断面を有する上部構造を有する義歯と;前記義歯を前記支持ビームに対して確実に係止及び解除するための義歯係止構成とを含む可撤性義歯装置において、前記支持ビーム及び前記上部構造の一方が、前記義歯の着脱方向(POI)と平行に延在する1つ以上の位置決め溝を備えて構成され、及び前記支持ビーム及び前記上部構造の他方が、対応する1つ以上の横方向に突出する位置決め突起であって、各々が、対応する位置決め溝と整列して延在し、且つその中にぴったり滑合するように構成される位置決め突起を備えて構成され、前記1つ以上の位置決め溝及び前記対応する1つ以上の位置決め突起が、それぞれ前記上部構造及び前記支持ビームの唇側面及び舌側面の一方又は双方に構成されていることを特徴とする可撤性義歯装置。
  2. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記1つ以上の位置決め溝及び/又は前記1つ以上の位置決め突起が、テーパ状の断面を備えて構成されることを特徴とする可撤性義歯装置。
  3. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、1つ以上の位置決め溝が拡幅した上端を有する、及び/又は1つ以上の位置決め突起がその底端で減幅している誘導的な漏斗様の構成により、前記支持ビームに対する前記上部構造の容易且つ正確な位置決めが促進されることを特徴とする可撤性義歯装置。
  4. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、1つ以上の位置決め溝が、前記それぞれの支持ビーム及び上部構造の全高にわたり延在することを特徴とする可撤性義歯装置。
  5. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記位置決め突起が支持ビームに構成され、前記上部構造が前記支持ビームの形状に、実質的に同じ厚さを保って従い、前記個別化された義歯の厚さが対応して減少することを特徴とする可撤性義歯装置。
  6. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記1つ以上の位置決め溝及び前記1つ以上の位置決め突起が、実質的にそれらの間の遊びなしに滑り係合するように構成されることを特徴とする可撤性義歯装置。
  7. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記1つ以上の位置決め突起が、前記対応する位置決め溝の全高と隆起との間の範囲にある任意の高さにわたり延在することを特徴とする可撤性義歯装置。
  8. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記上部構造の下側表面及び前記支持ビームの上側表面の一方が凹部を備えて構成され、前記上部構造の下側表面及び前記支持ビームの上側表面の他方が、前記凹部と整列する対応する隆起を備えて構成されることを特徴とする可撤性義歯装置。
  9. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記支持ビームの上表面、及びそれぞれ前記上部構造の下側表面が、実質的に平らであることを特徴とする可撤性義歯装置。
  10. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記支持ビームの上表面、及びそれぞれ前記上部構造の下側表面が、リッジを備えて構成されることを特徴とする可撤性義歯装置。
  11. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記支持ビームの側壁と、それぞれ前記上部構造の側壁とが、互いに実質的に平行であることを特徴とする可撤性義歯装置。
  12. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記支持ビームの前記側壁、及びそれぞれ前記上部構造の前記側壁が、約0°〜30°で互いに対して傾斜していることを特徴とする可撤性義歯装置。
  13. 請求項1に記載の可撤性義歯装置において、前記上部構造の前記側壁表面が、前記支持ビームのそれぞれの壁の形状に従い、且つそれに対応し、前記壁及び表面の全ては、互いに緊密にぴったり嵌合して実質的にそれらの間のいかなる公差も解消された、実質的に全面的な接触面であり、それにより前記義歯が前記支持ビームに対して動かない嵌合が確保され、しかしながら要求に応じて、その容易な装着及び取り外しが促進されることを特徴とする可撤性義歯装置。
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