JP5928296B2 - X線透視撮影装置およびx線透視撮影方法 - Google Patents

X線透視撮影装置およびx線透視撮影方法 Download PDF

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この発明は、X線管と、X線管から照射され被検者を通過したX線を検出するX線検出器とを備え、被検者の体内に挿入されたデバイスを含む領域の画像を透視または連続撮影するX線透視撮影装置に関し、例えば、ステント留置を行うインターベンション治療等に有効なX線透視撮影装置およびX線透視撮影方法に関する。
心筋梗塞や狭心症に対して行われる治療である冠動脈インターベンション(PCI)は、内部にガイドワイヤーを備えたカテーテルを太ももの付け根等から血管内に挿入し、そのカテーテルを血管を介して心臓の冠動脈まで到達させて治療を行うものである。そして、この冠動脈インターベンション治療用のデバイスとして、ステントが使用される。このステントは、ステンレス等の金属で作成された医療器具であり、風船を利用して拡張された冠動脈の狭窄部分に留置して血管を内腔から保持することで、カテーテル治療の治療効果を向上させるためのものである。この場合に、例えば、以前に留置したステントと新しく留置するステントとの間にわずかな隙間が生じた場合等においては、その隙間が血管狭窄の原因となる可能性があることから、ステントの位置を正確に検出することは、冠動脈インターベンション治療において極めて重要な要素となっている。
特許文献1には、ノイズの多い画像中の構造を強調するための医用ビューイングシステムが開示されている。この医用ビューイングシステムは、シーケンスの画像中の関心対象に関連する特徴を抽出する抽出手段と、画像参照に対して関心対象に関連する特徴を位置合わせし位置合わせされた画像を生じさせる位置合わせ手段と、連続する画像中の位置合わせされた関心対象の表現の類似性を判定する類似性検出手段と、シーケンスの画像に亘って関心対象の画素の強度を変調する重み付け手段と、シーケンスの多数の又は少なくとも2つの値合わせされた画像に亘って関心対象と背景を積分する時間積分手段と、フェードされた背景上の強調され位置合わせされた関心対象の処理された画像を表示する表示手段とを有している。
特表2005−510288号公報
ところで、上述したような従来の医用装置において、ステント等のデバイスの位置を自動的に抽出する場合においては、一般的にデバイスの周辺に配置された一対のマーカを検出することにより、デバイスの抽出を行っている。このような場合において、検出対象となるマーカとしては、様々なサイズのものが存在し、また、X線画像上の配置も様々である。このため、マーカを検出するための検出領域を広く設定する必要がある。一方、X線画像中には、マーカに類似する類似物が多数存在することから、これらをマーカ対と誤認識する場合がある。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、マーカの類似物を効率的に排除して、マーカを正確に検出することが可能なX線透視撮影装置およびX線透視撮影方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、X線管と、前記X線管から照射され被検者を通過したX線を検出するX線検出器とを備え、前記被検者の体内に挿入されたデバイスを含む領域を透視または連続撮影することにより、X線画像を画像表示部に表示するとともに、前記X線画像から前記デバイスを検出するX線透視撮影装置において、透視または連続撮影の終了時に、終了前の一定期間のX線画像をラストイメージホールド画像として記憶して前記画像表示部に表示するラストイメージホールド部と、前記ラストイメージホールド部により記憶され前記画像表示部に表示されたラストイメージホールド画像から、前記デバイスの周辺に設置されるマーカの存在領域を示す領域情報を取得する領域情報取得部と、前記デバイスを含む領域の画像を複数枚取得する画像取得部と、前記領域情報取得部により取得された領域情報に基づいて前記マーカの存在領域内においてマーカを検出し、検出されたマーカが互いに重なるように前記画像取得部により取得した複数枚の画像を位置合わせして重ね合わせることにより、積算画像を作成する積算部と、前記積算部により作成された積算画像から前記デバイスを抽出するデバイス抽出部とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記領域情報取得部は、前記ラストイメージホールド画像におけるマーカの領域情報の指定を促す指定要請表示を前記画像表示部に表示する指定要請表示部を備え、操作者により指定されたマーカの領域情報を取得する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ラストイメージホールド部は前記画像表示部に前記ラストイメージホールド画像を静止画として表示し、前記マーカの領域情報は、前記静止画上において操作者により指定されたマーカの位置を含む領域の情報である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ラストイメージホールド部は前記画像表示部に前記ラストイメージホールド画像を動画として表示し、前記マーカの領域情報は、前記動画上において操作者により指定されたマーカを内包する領域の情報である。
請求項5に記載の発明は、被検者の体内に挿入されたデバイスを含む領域を透視または連続撮影することにより、X線画像を画像表示部に表示するとともに、前記X線画像から前記デバイスを検出するX線透視撮影方法において、透視または連続撮影の終了時に、終了前の一定期間のX線画像をラストイメージホールド画像として記憶して前記画像表示部に表示するラストイメージホールド工程と、前記ラストイメージホールド工程において記憶され前記画像表示部に表示されたラストイメージホールド画像から、前記デバイスとともに設置されるマーカの存在領域を示す領域情報を取得する領域情報取得工程と、被検者の体内に挿入されたデバイスを含む領域を透視または連続撮影することにより、前記デバイスを含む領域の画像を複数枚取得する画像取得工程と、前記領域情報取得工程において取得された領域情報に基づいて前記マーカの存在領域内においてマーカを検出し、検出されたマーカが互いに重なるように前記画像取得工程において取得した複数枚の画像を位置合わせして重ね合わせることにより、積算画像を作成する積算工程と、前記積算工程において作成された積算画像から前記デバイスを抽出するデバイス抽出工程とを備えることを特徴とする。
請求項1および請求項5に記載の発明によれば、マーカの類似物を効率的に排除して、マーカを正確に検出することができる。このため、ステント等のデバイスを効果的に抽出することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、積算画像の作成時に操作者が予め指定したマーカの位置を利用してマーカを検出することから、マーカの類似物を効率的に排除して、マーカを正確に検出することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、操作者が静止画上で予め指定したマーカの位置を利用し、この位置を含む領域に基づいてマーカを検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、操作者が動画上で予め指定したマーカ付近の領域を利用し、この領域に基づいてマーカを検出することができる。
この発明に係るX線透視撮影装置の概要図である。 コリメータ23の概要図である。 X線透視撮影装置の制御系を示すブロック図である。 カテーテル40の概要図である。 カテーテル40を利用して冠動脈インターベンションを行う様子を示す模式図である。 表示部26に表示された心臓付近のラストイメージホールド画像の概要図である。 X線透視撮影装置の基本的な撮影動作を示す説明図である。 X線撮影後に表示部26に表示されるX線画像を模式的に示す説明図である。 表示部26に表示された心臓付近のラストイメージホールド画像の概要図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係るX線透視撮影装置の概要図である。
このX線透視撮影装置は、X線管31と、このX線管31から照射されてテーブル19上に横たわった被検者を通過したX線を検出するX線検出器としてのフラットパネルディテクタ32と、これらのX線管31およびフラットパネルディテクタ32を支持するC型アーム33と、このC型アーム33をスライド可能に支持する支持部34と、この支持部34を旋回させる旋回部35と、この旋回部35を床面に対して立設した状態で支持する支持部36とを備える。
C型アーム33には、円弧状の案内部37が形成されており、支持部34は、この案内部37と係合することにより、C型アーム33をスライド可能に支持している。そして、C型アーム33は、X線管31とフラットパネルディテクタ32とを、X線管31からフラットパネルディテクタ32に至るX線の軸線が、案内部37を形成する円弧の直径と一致する状態で支持している。また、旋回部35は、支持部34をC型アーム33等とともに、X線管31からフラットパネルディテクタ32に至るX線の軸線と直交する軸を中心に旋回させる。
図2は、コリメータ23の概要図である。
このコリメータ23は、X線管31から照射されたX線の照射領域を制限してX線照射野を形成するためのものであり、図示しないモータの駆動により移動する4枚のコリメータリーフ24を備える。このコリメータ23は、X線管31に対してフラットパネルディテクタ32側の位置においてX線管31と対向配置されている。なお、各コリメータリーフ24は、オペレータが後述する入力部27を操作することにより、個別に移動可能となっている。
このような構成を有するX線透視撮影装置においては、旋回部35により、支持部34を介してC型アーム33をX線管31およびフラットパネルディテクタ32等とともに、テーブル19上に横たわった被検者の頭部を中心に旋回させる。そして、この状態において、X線管31から照射されコリメータ23により照射領域を制限された後、被検者を通過したX線をフラットパネルディテクタ32で検出することにより、被検者をスキャンして、被検者の心臓付近の血管の画像データを得ることが可能となる。
図3は、上述したX線透視撮影装置の制御系を示すブロック図である。
このX線透視撮影装置は、論理演算を実行するCPUやデータを一時的に記憶するメモリからなり装置全体を制御する制御部60を備える。この制御部60は、透視または連続撮影の終了時に終了前の一定期間のX線画像をラストイメージホールド画像として記憶するラストイメージホールド部62と、ラストイメージホールド画像から後述するマーカの領域情報を取得する領域情報取得部63と、後述するデバイスを含む領域の画像を複数枚取得する画像取得部65と、マーカの位置情報を利用して画像取得部65により取得した複数枚の画像を重ね合わせることにより積算画像を作成する積算部66と、積算部66により作成された積算画像からデバイスを抽出するデバイス抽出部67と、デバイス抽出部67により検出したデバイスの画像を拡大表示する拡大表示部68とを備える。また、この制御部60は、上述したX線管31、コリメータ23およびフラットパネルディテクタ32と接続されている。さらに、この制御部60は、液晶表示パネル等からなる表示部26およびキーボードやマウス等を備える入力部27とも接続されている。
図4は、冠動脈インターベンション(PCI)に使用するカテーテル40の概要図である。
このカテーテル40は、その内部にガイドワイヤー41を備える。このガイドワイヤー41の先端付近には、この発明に係るデバイスとしてのステント42が配設されている。そして、ステント42の両側付近には、一対のマーカ43が設置されている。
ここで、ステント42は、ステンレス等の金属から構成されるメッシュ状の筒状体である。冠動脈インターベンション治療においては、冠動脈の細くなった部分にこのステント42を配置し、これをバルーンにより膨らませた後に、血管内に留置することにより、冠動脈を広げて血流を正常に保つものである。また、一対のマーカ43は、X線不透過である金、プラチナ、タンタル等の金属から構成され、治療時にステント42の位置を明示するためのものである。なお、図示を省略しているが、ステント42の内部には、ステント42を拡張するためのバルーンが配設されており、マーカ23はこのバルーン上に配置されている。ステント42はバルーンとともにガイドワイヤー41上を伝って、その先端付近まで送り出され、所定の位置に配置される。
図5は、このカテーテル40を利用して冠動脈インターベンションを行う様子を示す模式図である。
このカテーテル40は、被検者の太ももの付け根などに小さな穴をあけて血管内に挿入され、異常のある心臓の冠動脈まで到達させる。そして、ステント42をバルーンにより拡張させる。図5においては、支管51、52を有する血管50に対してカテーテル40を挿入し、ステント42をガイドワイヤー41とともに支管51内に挿入した状態を示している。
次に、この発明に係るX線透視撮影装置により透視あるいは連続撮影を実行する撮影動作について説明する。図6は、表示部26に表示された心臓付近のラストイメージホールド画像の概要図である。
この発明に係るX線透視撮影装置により透視あるいは連続撮影を実行する場合においては、最初に、血管50内にカテーテル40を挿入した状態で心臓付近の画像を撮影する。この時には、オペレータがC型アーム33を旋回およびスライドさせてX線管31とフラットパネルディテクタ32を移動させるとともに、コリメータ23を移動させることにより、必要な領域の画像を透視または連続撮影する。そして、ラストイメージホールド部62は、透視または連続撮影の終了時に、終了前の一定期間のX線画像をラストイメージホールド画像として記憶する。
このX線透視撮影装置においては、後述するように、積算画像からステント42部分を抽出する構成を有する。このステント42部分の抽出には、一対のマーカ43が使用される。このような場合において、検出対象となる一対のマーカ43としては、様々なサイズのものが存在し、また、X線画像上の配置も様々である。このため、一対のマーカ43を検出するための検出領域を広く設定する必要がある。一方、X線画像中には、マーカ43に類似する類似物が多数存在することから、これらをマーカ対と誤認識する場合がある。このため、このX線透視撮影装置においては、デバイス抽出部67によりステント42に付設された一対のマーカ43を検出するときに、指定要請表示部64を備えた領域情報取得部63により、ラストイメージホールド画像から、ステント42に付設された一対のマーカ43の存在領域を示す領域情報を取得する構成を採用している。
すなわち、このX線透視撮影装置においては、ラストイメージホールド部62が表示部26に対してラストイメージホールド画像を静止画として表示する。より具体的には、ラストイメージホールド部62は、透視または連続撮影時に取得した画像のうち、例えば、最終フレームの画像を表示部26に表示する。そして、領域情報取得部63における指定要請表示部64は、このラストイメージホールド画像に対して、ラストイメージホールド画像における一対のマーカ43の領域情報の指定を促す指定要請表示をスーパーインポーズする。この指定要請表示としては、例えば、「マーカの位置を指定してください」という文字を使用することができる。なお、文字の代わりに、記号等を表示するようにしてもよい。また、音声等によりマーカ43の位置情報の指定をあわせて促してもよい。
操作者は、この指定要請表示を認識した場合に、図6に示すように、静止画であるラストイメージホールド画像上で一対のマーカ43の位置P1およびP2を指定する。この操作者が指定したマーカ43の位置P1、P2は、後述する画像の積算時に使用される。なお、ラストイメージホールド画像における一つのフレームの画像に対してマーカ43の位置P1、P2を指定するかわりに、複数のフレームに対して同様の動作を繰り返してマーカ43の位置P1、P2を指定するようにしてもよい。
一対のマーカ43の位置P1、P2の指定が完了すれば、再度、透視あるいは連続撮影を実行する。図7は、X線透視撮影装置の基本的な撮影動作を示す説明図である。なお、図7においては、図5に示す支管51、52を含む血管50を、細線で模式的に示している。
この図において、符号1a〜1eは、連続して撮影された心臓付近の画像を示している。通常、透視や連続撮影は、例えば、15〜30FPS程度のフレームレートで撮影が成されるが、この実施形態においては、説明の便宜上、脈拍1回について4フレームの撮影がなされている場合を示している。
これらの画像1a〜1eは、X線管31から照射され被検者を通過したX線をフラットパネルディテクタ32で検出することにより撮影され、制御部60が、その画像を15〜30FPS程度のフレームレートで連続して取り込むとともに、画像データを表示部26に送信することにより、表示部26上に連続して表示される。
これと並行して、制御部60における画像取得部65は、心臓付近の画像を複数枚取得する。そして、制御部60における積算部66は、一対のマーカ43を利用してこれらの画像を位置決めした後に、これらの画像を積算して積算画像2aを作成する。この画像の重ね合わせ時には、一対のマーカ43が使用される。
すなわち、積算部66は、操作者により指定されたマーカ43の位置P1、P2を含む、マーカ43の位置P1、P2の近傍の領域をマーカ43の存在領域として特定する。このマーカ43の存在領域は、被検者の体動等に伴ってマーカ43が移動したとしても、マーカ43が必ず存在するであろうと予想される領域である。そして、積算部66は、このマーカ43の存在領域において一対のマーカ43を自動認識して検出する。この場合においては、一対のマーカ43の検出領域を予め特定したマーカ43の存在領域に限定することにより、マーカ43の類似物を効率的に排除し誤認識を防止して、マーカ43を正確に検出することが可能となる。そして、積算部66は、検出後のマーカ43が互いに重なるように、画像取得部65により取得された複数枚の画像1a〜1eを位置合わせするとともに、これらの画像を重ね合わせることにより、積算画像2aを作成する。
次に、制御部60におけるデバイス抽出部67は、積算画像2aからステント42部分を検出する。そして、制御部60における拡大表示部68は、デバイス抽出部67により検出したステント42部分の画像を拡大することにより、ステント42の拡大画像3を得る。
図8は、X線撮影後に表示部26に表示されるX線画像を模式的に示す説明図である。
表示部26には、心臓付近の画像1a〜1eが連続した画像1として表示される。この画像1は、連続して動く動画として表示される。また、画像1の側方には、ステント42部分の拡大画像3が表示される。オペレータは、このステント42部分の拡大画像3に基づいて、ステント42が正しい位置に正確に留置されているか否か等を判断する。この時に、一対のマーカ43の位置P1、P2のうち、操作者が先に指定した位置を拡大画像3の上方に配置する等の方法で、操作者がステント42の表示方向を制御するようにしてもよい。
次に、この発明の他の実施形態について説明する。図9は、表示部26に表示された心臓付近のラストイメージホールド画像の概要図である。
図6に示す第1実施形態においては、ラストイメージホールド部62が表示部26に対してラストイメージホールド画像を静止画として表示している。これに対して、この第2実施形態においては、ラストイメージホールド部62が表示部26に対してラストイメージホールド画像を動画として表示する。
すなわち、ラストイメージホールド部62は、透視または連続撮影時に取得した画像のうち、例えば、最終のいくつかのフレームの画像を表示部26に連続して動画として表示する。そして、領域情報取得部63における指定要請表示部64は、このラストイメージホールド画像に対して、ラストイメージホールド画像における一対のマーカ43の位置情報の指定を促す指定要請表示をスーパーインポーズする。この指定要請表示としては、上述した実施形態と同様、例えば、「マーカの位置を指定してください」という文字を使用することができる。
操作者は、この指定要請表示を認識した場合に、図9に示すように、動画であるラストイメージホールド画像上で一対のマーカ43を内包する領域Eを指定する。この操作者が指定したマーカ43を内包する領域Eは、マーカ43の存在領域として、第1実施形態と同様、画像の積算時に使用される。すなわち、制御部60における積算部66は、画像の重ね合わせ時に、操作者により指定されたマーカ43を内包する領域Eにおいて一対のマーカ43を自動認識して検出する。そして、積算部66は、検出後のマーカ43が互いに重なるように、画像取得部65により取得された複数枚の画像1a〜1eを位置合わせするとともに、これらの画像を重ね合わせることにより、積算画像2aを作成する。この場合においても、一対のマーカ43の検出領域を予め特定した領域Eに限定することにより、マーカ43の類似物を効率的に排除し誤認識を防止して、マーカ43を正確に検出することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、いずれも、ステント42に付設された一対のマーカ43を利用して積算画像2aを得ているが、3個以上のマーカ43を使用し、3点以上の位置を指定するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、デバイスとしてのステント42をカテーテル40を利用して冠動脈に設置する場合について説明したが、冠動脈に予め設置されたステントの状態を確認し、必要に応じ再度バルーンにより拡張する目的で、ステントの画像を得る場合に、この発明を適用することも可能である。
19 テーブル
23 コリメータ
24 コリメータリーフ
26 表示部
27 入力部
31 X線管
32 フラットパネルディテクタ
33 C型アーム
35 旋回部
40 カテーテル
41 ガイドワイヤー
42 ステント
43 マーカ
50 血管
51 支管
52 支管
60 制御部
61 記憶部
62 ラストイメージホールド部
63 領域情報取得部
64 指定要請表示部
65 画像取得部
66 積算部
67 デバイス抽出部
68 拡大表示部

Claims (5)

  1. X線管と、前記X線管から照射され被検者を通過したX線を検出するX線検出器とを備え、前記被検者の体内に挿入されたデバイスを含む領域を透視または連続撮影することにより、X線画像を画像表示部に表示するとともに、前記X線画像から前記デバイスを検出するX線透視撮影装置において、
    透視または連続撮影の終了時に、終了前の一定期間のX線画像をラストイメージホールド画像として記憶して前記画像表示部に表示するラストイメージホールド部と、
    前記ラストイメージホールド部により記憶され前記画像表示部に表示されたラストイメージホールド画像から、前記デバイス付近に設置されるマーカの存在領域を示す領域情報を取得する領域情報取得部と、
    前記デバイスを含む領域の画像を複数枚取得する画像取得部と、
    前記領域情報取得部により取得された領域情報に基づいて前記マーカの存在領域内においてマーカを検出し、検出されたマーカが互いに重なるように前記画像取得部により取得した複数枚の画像を位置合わせして重ね合わせることにより、積算画像を作成する積算部と、
    前記積算部により作成された積算画像から前記デバイスを抽出するデバイス抽出部と、
    を備えることを特徴とするX線透視撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線透視撮影装置において、
    前記領域情報取得部は、前記ラストイメージホールド画像におけるマーカの領域情報の指定を促す指定要請表示を前記画像表示部に表示する指定要請表示部を備え、操作者により指定されたマーカの領域情報を取得するX線透視撮影装置。
  3. 請求項2に記載のX線透視撮影装置において、
    前記ラストイメージホールド部は前記画像表示部に前記ラストイメージホールド画像を静止画として表示し、
    前記マーカの領域情報は、前記静止画上において操作者により指定されたマーカの位置を含む領域の情報であるX線透視撮影装置。
  4. 請求項2に記載のX線透視撮影装置において、
    前記ラストイメージホールド部は前記画像表示部に前記ラストイメージホールド画像を動画として表示し、
    前記マーカの領域情報は、前記動画上において操作者により指定されたマーカを内包する領域の情報であるX線透視撮影装置。
  5. 被検者の体内に挿入されたデバイスを含む領域を透視または連続撮影することにより、X線画像を画像表示部に表示するとともに、前記X線画像から前記デバイスを検出するX線透視撮影方法において、
    透視または連続撮影の終了時に、終了前の一定期間のX線画像をラストイメージホールド画像として記憶して前記画像表示部に表示するラストイメージホールド工程と、
    前記ラストイメージホールド工程において記憶され前記画像表示部に表示されたラストイメージホールド画像から、前記デバイスとともに設置されるマーカの存在領域を示す領域情報を取得する領域情報取得工程と、
    被検者の体内に挿入されたデバイスを含む領域を透視または連続撮影することにより、前記デバイスを含む領域の画像を複数枚取得する画像取得工程と、
    前記領域情報取得工程において取得された領域情報に基づいて前記マーカの存在領域内においてマーカを検出し、検出されたマーカが互いに重なるように前記画像取得工程において取得した複数枚の画像を位置合わせして重ね合わせることにより、積算画像を作成する積算工程と、
    前記積算工程において作成された積算画像から前記デバイスを抽出するデバイス抽出工程と、
    を備えることを特徴とするX線透視撮影方法。
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