JP5927326B1 - 巻き付け体を生産する方法及び多重巻き付け体を生産する方法 - Google Patents

巻き付け体を生産する方法及び多重巻き付け体を生産する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水平にされたシートを中心軸が鉛直方向に平行にされた構造物の外周面に巻き付ける場合にシートの損傷を抑制する生産する方法を提供する。【解決手段】巻き付け体においては、シート1321が構造物1320の外周面に巻き付けられる。中心軸1360の周りを一周する外周面を有する構造物が準備され、構造物の中心軸が鉛直方向と平行にされる。また、シートが準備され、シートが水平にされる。さらに、保持面を有するテーブル1340が準備され、テーブルの保持面が鉛直方向上方に向けられる。シートがテーブルの保持面に保持される。テーブルの保持面が水平方向に向けられる。シートの巻き始め端が構造物の外周面に接合される。ソートの巻き始め端を構造物の外周面に接合した後に構造物の中心軸の周りに構造物を回転させ、シートをテーブルの保持面から剥がしながらシートが構造物の外周面に巻き付ける。これにより、巻き付け体が得られる。【選択図】図3

Description

本発明は、構造物の外周面へのシートの巻き付けに関する。
電気エネルギーを熱エネルギーに変換する発熱体が円筒状である場合は、発熱体から外部に熱が伝わることを阻害するために、発熱体の外周面に断熱シートが巻き付けられる場合がある。また、発熱体が外部と導通することを阻害するために、発熱体の外周面に絶縁シートが巻き付けられる場合もある。特許文献1に記載された技術は、その一例である。
特開2014−135157号公報
発熱体の外周面に巻き付けられるシートは、可撓性を有する。このため、発熱体の外周面に巻き付けられるシートは、望ましくは、巻き付けに先立って、水平面に載せられた状態で待機させられ、水平にされた状態で待機させられる。
一方、円筒状の発熱体を立てたままにすること、すなわち、円筒状の発熱体の中心軸を鉛直方向と平行にすることが望まれる場合がある。例えば、他の工程において円筒体を立てたまま作業を行う必要があるために、発熱体の外周面にシートを巻き付ける場合にも他の工程と同様に円筒体を立てたまま作業を行うことが望まれる場合がある。
このようにシートが水平にされた状態で待機させられ円筒状の発熱体が立てられた場合は、シートを発熱体の外周面に巻き付けるときにシートの姿勢を変更する必要がある。しかし、そのような姿勢の変更は、シートの損傷の原因になりやすい。
この問題は、熱を発生させることを目的として電気エネルギーを熱エネルギーに変換する発熱体以外の円筒状の構造物の外周面にシートが巻き付けられる場合にも生じる。
本発明は、この問題を解決するためになされる。本発明が解決しようとする課題は、中心軸が鉛直方向に平行にされた構造物の外周面に水平にされたシートを巻き付ける場合にシートの損傷を抑制することである。
本発明は、巻き付け体を生産する方法に向けられる。巻き付け体は、構造物及びシートを備える。巻き付け体においては、シートが構造物の外周面に巻き付けられる。
中心軸の周りを一周する外周面を有する構造物が準備され、構造物の中心軸が鉛直方向と平行にされる。また、シートが準備され、シートが水平にされる。さらに、保持面を有するテーブルが準備され、テーブルの保持面が鉛直方向上方に向けられる。
続いて、シートを水平にした状態及びテーブルの保持面を鉛直方向上方に向けた状態を維持したままシートがテーブルの保持面に保持させられる。
続いて、シートをテーブルの保持面に保持させた状態を維持したままテーブルの保持面が水平方向に向けられる。
続いて、構造物の中心軸を鉛直方向と平行にした状態、シートをテーブルの保持面に保持させた状態及びテーブルの保持面を水平方向に向けた状態を維持したままシートの巻き始め端が構造物の外周面に接合される。
シートの巻き始め端を構造物の外周面に接合した後に構造物の中心軸を鉛直方向と平行にした状態及びテーブルの保持面を水平方向に向けた状態を維持したまま構造物の中心軸の周りに構造物を回転させ、シートをテーブルの保持面から剥がしながらシートを構造物の外周面に巻き付ける。これにより、巻き付け体が得られる。
本発明によれば、水平にされたシートを中心軸が鉛直方向に平行にされた構造物の外周面に巻き付ける場合にシートの損傷が抑制される。
これらの及びこれら以外の本発明の目的、特徴、局面及び利点は、添付された図面とともに下記の発明の詳細な説明を考慮することにより、さらに明白になる。
多重巻き付け体を生産する方法を示す模式図である。 多重巻き付け体を示す模式図である。 巻き付け装置を示す模式図である。 テーブルを示す模式図である。 テーブルの配置を示す模式図である。 テーブルの配置を示す模式図である。 テーブルの配置を示す模式図である。 テーブルの配置を示す模式図である。 巻き始め端、巻き終わり端等を示す模式図である。 巻き始め端、巻き終わり端等を示す模式図である。
1 多重巻き付け体の生産
図1は、多重巻き付け体を生産する方法を示す模式図である。図2は、多重巻き付け体を示す模式図であり、断面図である。
多重巻き付け体1000が生産される場合は、図1に示されるように、発熱体1020、断熱マイカシート1021、断熱マイカシート1022、耐熱カーボンシート1023及び絶縁マイカシート1024が準備される。
発熱体1020は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する。発熱体1020においては、熱を発生させることを目的として電気エネルギーが熱エネルギーに変換される場合もあるし、熱を発生させることを目的としないが損失等により電気エネルギーが熱エネルギーに変換されてしまう場合もある。
発熱体1020の外周面1040には断熱マイカシート1021が巻き付けられ、第1の巻き付け体1080が得られる。断熱マイカシート1021は、発熱体1020の外周面1040を2周する。周回数が2周から増減されてもよい。
第1の巻き付け体1080の外周面1100には断熱マイカシート1022が巻き付けられ、第2の巻き付け体1120が得られる。断熱マイカシート1022は、第1の巻き付け体1080の外周面1100を2周する。周回数が2周から増減されてもよい。
第2の巻き付け体1120の外周面1140には、耐熱カーボンシート1023が巻き付けられ、第3の巻き付け体1160が得られる。耐熱カーボンシート1023は、第2の巻き付け体1120の外周面1140を2周する。周回数が2周から増減されてもよい。
第3の巻き付け体1160の外周面1180には、絶縁マイカシート1024が巻き付けられ、第4の巻き付け体1200が得られる。絶縁マイカシート1024は、第3の巻き付け体1160の外周面1180を2周する。周回数が2周から増減されてもよい。これにより、図2に示される巻き付け構造を有する多重巻き付け体1000が生産される。
断熱マイカシート1021及び1022は、発熱体1020から多重巻き付け体1000の外部に熱が伝わることを阻害する。耐熱カーボンシート1023は、発熱体1020から多重巻き付け体1000の外部に火炎が進行することを阻害する。絶縁マイカシート1024は、発熱体1020が多重巻き付け体1000の外部と導通することを阻害する。
多重巻き付け体1000の用途に応じて巻き付けられるシートは変化する。このため、多重巻き付け体1000の用途によっては、断熱マイカシート1021、断熱マイカシート1022、耐熱カーボンシート1023及び絶縁マイカシート1024の一部の巻き付けが省略されてもよい。また、多重巻き付け体1000の用途によっては、断熱マイカシート1021、断熱マイカシート1022、耐熱カーボンシート1023及び絶縁マイカシート1024以外のシートの巻き付けが行われてもよい。例えば、追加の断熱マイカシート、追加の耐熱カーボンシート、追加の絶縁マイカシート、防水シート、衝撃吸収シート、装飾シート等の巻き付けが行われてもよい。断熱マイカシート1021、断熱マイカシート1022、耐熱カーボンシート1023及び絶縁マイカシート1024の巻き付けの順序が変更されてもよい。
2 巻き付け装置の用途
図3は、巻き付け装置を示す模式図であり、斜視図である。図4は、巻き付け装置が備えるテーブルを示す模式図であり、斜視図である。
図3に示される巻き付け装置1300は、断熱マイカシート1021を発熱体1020の外周面1040に巻き付ける作業、断熱マイカシート1022を第1の巻き付け体1080の外周面1100に巻き付ける作業、耐熱カーボンシート1023を第2の巻き付け体1120の外周面1140に巻き付ける作業、及び、絶縁マイカシート1024を第3の巻き付け体1160の外周面1180に巻き付ける作業を自動化するために準備される。巻き付け装置1300が行う処理の全部又は一部が手作業で行われてもよい。
断熱マイカシート1021を発熱体1020の外周面1040に巻き付ける作業を自動化するために巻き付け装置1300が準備される場合は、図1に示される発熱体1020が図3に示される構造物1320として用いられ、図1に示される断熱マイカシート1021が図3に示されるシート1321として用いられ、図1に示される第1の巻き付け体1080が得られる。
断熱マイカシート1022を第1の巻き付け体1080の外周面1100に巻き付ける作業を自動化するために巻き付け装置1300が準備される場合は、図1に示される第1の巻き付け体1080が図3に示される構造物1320として用いられ、図1に示される断熱マイカシート1022が図3に示されるシート1321として用いられ、図1に示される第2の巻き付け体1120が得られる。
耐熱カーボンシート1023を第2の巻き付け体1120の外周面1140に巻き付ける作業を自動化するために巻き付け装置1300が準備される場合は、図1に示される第2の巻き付け体1120が図3に示される構造物1320として用いられ、図1に示される耐熱カーボンシート1023が図3に示されるシート1321として用いられ、図1に示される第3の巻き付け体1160が得られる。
絶縁マイカシート1024を第3の巻き付け体1160の外周面1180に巻き付ける作業を自動化するために巻き付け装置1300が準備される場合は、図1に示される第3の巻き付け体1160が図3に示される構造物1320として用いられ、図1に示される絶縁マイカシート1024が図3に示されるシート1321として用いられ、第4の巻き付け体1200が得られる。
3 巻き付け装置の構造
巻き付け装置1300は、図3及び図4に示されるように、ターンテーブル1340、ストッカー1341、第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344、第4のテーブル1345、搬送機構1346、貼り付け機構1347、回転機構1348、スライド機構1349及び回転機構1350を備える。
構造物1320は、円筒状であり、中心軸1360の周りを一周する外周面1380を有する。
ターンテーブル1340は、構造物1320を立てたまま、構造物1320を搬入位置1400から巻き付け位置1401を経由して搬出位置1402まで搬送する。
ターンテーブル1340の上面1420には、第1の保持孔1441、第2の保持孔1442、第3の保持孔1443及び第4の保持孔1444が形成される。保持孔の数が増減されてもよい。第1の保持孔1441、第2の保持孔1442、第3の保持孔1443及び第4の保持孔1444の各々は、構造物1320の下端部1460の形状に適合する形状を有する。構造物1320の下端部1460が第1の保持孔1441、第2の保持孔1442、第3の保持孔1443又は第4の保持孔1444に挿入された場合は、構造物1320が立てられ、構造物1320の中心軸1360が鉛直方向と平行にされる。
ターンテーブル1340は、回転軸1480の周りに回転する。保持孔1441,1442,1443及び1444の各々は、回転軸1480の周りを周回し、搬入位置1400、巻き付け位置1401及び搬出位置1402を巡回する。これにより、下端部1460が第1の保持孔1441、第2の保持孔1442、第3の保持孔1443又は第4の保持孔1444に挿入された構造物1320は、立てられたまま、搬入位置1400から巻き付け位置1401を経由して搬出位置1402まで搬送される。
ターンテーブル1340が、構造物1320を立てたまま構造物1320を巻き付け位置1401に一時的に配置できる他の種類の機構に置き換えられてもよい。例えば、ターンテーブル1340が、保持孔が形成された保持台及びロボットアームを備える機構に置き換えられてもよい。当該機構においては、ロボットアームが、構造物1320を立てたまま構造物1320を搬入位置から巻き付け位置1401まで搬送し、構造物1320の下端部1460を巻き付け位置1401にある保持孔に挿入し、構造物1320を立てたまま構造物1320を巻き付け位置1401から搬出位置まで搬送する。
ストッカー1341は、複数枚のシート1500をストックする。複数枚のシート1500の各々は、矩形状であり、可撓性を有する。複数枚のシート1500の各々が矩形状でなくてもよい。複数枚のシート1500は、水平面上に平積みされる。このため、複数枚のシート1500の各々は、水平になっている。これにより、複数枚のシート1500が安定してストックされる。
第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4の1345の各々は、保持面1520を有し、シート1321を真空吸着等により保持面1520に保持できるように構成される。第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4の1345の各々は、保持面1520が水平方向を向く場合でもシート1321が保持面1520から自重で剥がれ落ちない強さでシート1321を保持面1520に保持できるように構成され、シート1321を保持面1520から損傷なく剥がすことができる強さでシート1321を保持面1520に保持できるように構成される。
第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4の1345の各々は、位置決め構造1540を備える。
位置決め構造1540は、保持面1520から突出し、シート1321が定位置に配置された場合にシート1321の隣接する第1の辺1560及び第2の辺1561に当たる。これにより、シート1321が定位置に位置決めされる。位置決め構造1540が変更されてもよい。例えば、位置決め構造1540が、シート1321の平面形状に適合する平面形状を有する浅い窪みであってもよい。
位置決め構造1540は、第2の位置1581に配置されたテーブル(図4においては第2のテーブル1343)の保持面1520にシート1321が保持された場合にシート1321の第1の辺1560が水平方向と平行になるようにシート1321を定位置に配置する。
搬送機構1346は、複数枚のシート1500の最上部にある1枚のシート1321を持ち上げ、持ち上げたシート1321をストッカー1341から第1の位置1580に配置されたテーブル(図4においては第1のテーブル1342)の保持面1520まで搬送する。
複数枚のシート1500の各々はストッカー1341において水平になっており、第1の位置1580に配置されたテーブルの保持面1520は水平面になっているため、搬送機構1346がストッカー1341から第1の位置1580に配置されたテーブルの保持面1520までシート1321を搬送する場合は、シート1321を水平にしたままシート1321を搬送できる。シート1321を水平にしたままシート1321を搬送できることは、搬送の途上におけるシート1321の姿勢の変更を不要にし、搬送の途上におけるシート1321の損傷を抑制することに寄与する。
貼り付け機構1347は、第1の位置1580に配置されたテーブルの保持面1520に保持されたシート1321の一方の主面1600に第1の両面テープ1620及び第2の両面テープ1621を張り付ける。貼り付け機構1347は、第1の位置1580に配置されたテーブルの保持面1520に保持されたシート1321の巻き始め端1640及び巻き終わり端1641にそれぞれ第1の両面テープ1620及び第2の両面テープ1621を貼り付ける。
回転機構1348は、回転軸1660の周りに第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4の1345を回転させる。第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4の1345の各々は、回転軸1660の周りを周回し、第1の位置1580、第2の位置1581、第3の位置1582及び第4の位置1583を巡回する。
図5から図8までの各々は、テーブル等の配置を示す模式図であり、断面図である。
図5に示されるように、第1のテーブル1342が第1の位置1580に配置された場合は、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4のテーブル1345が、それぞれ、第2の位置1581、第3の位置1582及び第4の位置1583に配置される。図6に示されるように、第4のテーブル1345が第1の位置1580に配置された場合は、第1のテーブル1342、第2のテーブル1343及び第3のテーブル1344が、それぞれ、第2の位置1581、第3の位置1582及び第4の位置1583に配置される。図7に示されるように、第3のテーブル1344が第1の位置1580に配置された場合は、第4のテーブル1345,第1のテーブル1342及び第2のテーブル1343が、それぞれ、第2の位置1581、第3の位置1582及び第4の位置1583に配置される。図8に示されるように、第2のテーブル1343が第1の位置1580に配置された場合は、第3のテーブル1344、第4のテーブル1345及び第1のテーブル1342が、それぞれ、第2の位置1581、第3の位置1582及び第4の位置1583に配置される。
第1の位置1580に配置されたテーブルの保持面1520は、図3から図7までに示されるように、鉛直方向上方を向く。第2の位置1581に示されたテーブルの保持面1520は、図3から図7までに示されるように、水平方向を向く。
スライド機構1349は、テーブルを第2の位置1581から巻き付け位置1401までスライドさせ、テーブルを巻き付け位置1401から第2の位置1581までスライドさせる。
4 巻き付け体を生産する方法
巻き付け装置1300を用いて巻き付け体を生産する方法を説明する。
巻き付け体が生産される場合は、搬入位置1400に搬入されてきた構造物1320の下端部1460が第1の保持孔1441、第2の保持孔1442、第3の保持孔1443又は第4の保持孔1444に挿入され、構造物1320が立てられる。これにより、構造物1320の中心軸1360が鉛直方向と平行にされる。ターンテーブル1340は、構造物1320を立てたまま、構造物1320を搬入位置1400から巻き付け位置1401まで搬送する。ターンテーブル1340は、構造物1320の外周面1380へのシート1321の巻き付けが完了するまで、構造物1320を立てたまま、構造物1320を巻き付け位置1401に停留させる。
構造物1320の搬送とは別に、回転機構1348が、第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344又は第4のテーブル1345が第1の位置1580に配置されるように第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4のテーブル1345を回転させる。これにより、第1の位置1580に配置されたテーブルの保持面1520が鉛直方向上方を向く。第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344又は第4のテーブル1345が第1の位置1580に既に配置されている場合は、第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4の1345の回転が省略されてもよい。
続いて、搬送機構1346が、ストッカー1341から、第1の位置1580に設置されたテーブルの保持面1520まで、シート1321を搬送し、第1の位置1580に設置されたテーブルの保持面1520にシート1321を載せる。これにより、シート1321を水平にした状態及び第1の位置1580に設置されたテーブルの保持面1520を鉛直方向上方に向けた状態を維持したまま第1の位置1580に設置されたテーブルの保持面1520にシート1321が保持される。
続いて、貼り付け機構1347が、シート1321に第1の両面テープ1620及び第2の両面テープ1621を貼り付ける。第1の両面テープ1620及び第2の両面テープ1621の各々は、シート1321が構造物1320の外周面1380に巻き付けられた場合に構造物1320における軸方向に延びるようにシート1321に張り付けられる。第1の両面テープ1620をシート1321に張り付けることに代えて、第1の両面テープ1620以外の接合媒体をシート1321に付加してもよい。例えば、接着剤がシート1321に塗布されてもよい。同様に、第2の両面テープ1621をシート1321に張り付けることに代えて、第2の両面テープ1621以外の接合媒体をシート1321に付加してもよい。例えば、接着剤がシート1321に塗布されてもよい。第1の両面テープ1620及び第2の両面テープ1621は、シート1321が構造物1320の外周面1380に巻き付けられる前にシート1321に張り付けられればよく、例えばシート1321を保持するテーブルが第1の位置1580から第2の位置1581へ移動した後に第1の両面テープ1620及び第2の両面テープ1621がシート1321に張り付けられてもよい。巻き始め端1640及び巻き終わり端1641以外に接合媒体が付加されてもよい。例えば、シート1321の一方の主面1600の全体に接合媒体が付加されてもよい。
続いて、回転機構1348が、第1のテーブル1342、第2のテーブル1343、第3のテーブル1344及び第4のテーブル1345を回転軸1660の周りに90度回転させ、シート1321を保持するテーブルを第1の位置1580から第2の位置1581へ移動させる。これにより、シート1321が保持面1520に保持された状態を維持したまま保持面1520が水平方向に向けられる。
続いて、スライド機構1349が、シート1321を保持するテーブルを第2の位置1581から巻き付け位置1401までスライドさせ、第1の両面テープ1620を構造物1320の外周面1380に接触させる。これにより、シート1321を保持面1520に保持した状態及び保持面1520を水平方向に向けた状態を維持したまま、シート1321の巻き始め端1640が構造物1320の外周面1380に第1の両面テープ1620を介して接合される。シート1321の巻き始め端1640が構造物1320の外周面1380に接合されるときも、構造物1320は立てられたままになっているため、構造物1320の中心軸1360は鉛直方向と平行にされたままになっている。第1の両面テープ1620は、シート1321の巻き始め端1640を構造物1320の外周面1380に接合する接合媒体であるから、第1の両面テープ1620をシート1321の一方の主面1600ではなく構造体1320の外周面1380に張り付けた場合にも同様の接合を行うことができる。
続いて、回転機構1350は、シート1321の巻き始め端1640が構造物1320の外周面1380に接合された後に、構造物1320の中心軸1360の周りに構造物1320を回転させる。これにより、保持面1520からシート1321を剥がしながら構造物1320の外周面1380にシート1321を巻き付けることができる。構造物1320が回転させられている間も、構造物1320は立てられたままになっているため、構造物1320の中心軸1360は鉛直方向と平行にされたままになっている。また、構造物1320が回転させられている間は、スライド機構1349がテーブルを保持位置に停留させるため、保持面1520は水平方向に向けられたままになっている。
シート1321の第1の辺1560は位置決め構造1540により水平方向と平行にされているため、シート1321が構造物1320の外周面1380に巻き付けられる場合に、巻き付けが進行するにつれて構造物1320における軸方向に第1の辺1560の位置がずれることは抑制される。このため、巻き付けられたシート1321がたけのこ状になることはない。
図9及び図10の各々は、巻き始め端、巻き終わり端等を示す。図9は、シートの周回数が2周である場合を示す。図10は、シートの周回数が一周である場合を示す。
シート1321の周回数が2周である場合には、構造物1320の外周面1380へのシート1321の巻き付けが完了するときに、図9に示されるように、シート1321の巻き終わり端1641が第2の両面テープ1621を介してシート1321の他方の主面1601に接合される。シート1321の周回数が2周でない場合であっても、シート1321の周回数が一周より多い場合には同様の接合が行われる。
シート1321の周回数が一周である場合には、構造物1320の外周面1380へのシート1321の巻き付けが完了するときに、図10に示されるように、シート1321の巻き終わり端1641が第2の両面テープ1621を介して構造物1320の外周面1380に接合される。シート1321の周回数が一周でない場合であっても、シート1321の周回数が一周未満である場合には同様の接合が行われる。第2の両面テープ1621は、シート1321の巻き終わり端1641を構造物1320の外周面1380に接合する接合媒体であるため、第2の両面テープ1621をシート1321の一方の主面1600ではなく構造体の外周面1380に張り付けた場合にも同様の接合を行うことができる。
シート1321の巻き終わり端1641が構造物1320の外周面1380又はシート1321の他方の主面1601に接合されることにより、シート1321が構造物1320に固定され、構造物1320及びシート1321を備えシート1321が外周面1380に巻き付けられた巻き付け体が得られる。
シート1321が構造物1320に固定された後に、スライド機構1349が、テーブルを巻き付け位置1401から第2の位置1581へスライドする。
巻き付け装置1300が2個以上のテーブルを備えることは、一のテーブルを第2の位置1581から巻き付け位置1401を経由して再び第2の位置1581まで搬送する間に第1の位置1580に配置された他のテーブルの保持面1520に新たなシート1321を保持させることを可能にし、生産性を向上することに寄与する。ただし、シート1321が剥がされたテーブルを第1の位置1580まで搬送し第1の位置1580に配置されたテーブルの保持面1520に新たなシート1321を保持させることも許される。この場合は、巻き付け装置1300が2個以上のテーブルを備える必要はない。
テーブルのスライドとは別に、回転機構1348が、構造物1320の回転を停止し、ターンテーブル1340が、外周面1380にシート1321が巻き付けられた構造物1320を巻き付け位置1401から搬出位置1402まで搬送する。これにより、巻き付け体が搬出位置1402から搬出される。
上記の発明の詳細な説明は、全部の局面において例示であって本発明を限定しない。したがって、本発明の範囲からはずれることなく無数の修正及び変形が案出されうる。
1000 多重巻き付け体
1020 発熱体
1021 断熱マイカシート
1022 断熱マイカシート
1023 耐熱カーボンシート
1024 絶縁マイカシート
1080 第1の巻き付け体
1120 第2の巻き付け体
1160 第3の巻き付け体
1200 第4の巻き付け体
1300 巻き付け装置
1320 構造物
1321 シート
1342 第1のテーブル
1343 第2のテーブル
1344 第3のテーブル
1345 第4のテーブル
1346 搬送機構
1347 貼り付け機構
1348 回転機構
1349 スライド機構
1350 回転機構
1520 保持面
1540 位置決め構造
1620 第1の両面テープ
1621 第2の両面テープ
1640 巻き始め端
1641 巻き終わり端

Claims (11)

  1. (a) 中心軸の周りを一周する外周面を有する構造物を準備する工程と、
    (b) シートを準備する工程と、
    (c) 保持面を有するテーブルを準備する工程と、
    (d) 前記中心軸を鉛直方向と平行にする工程と、
    (e) 前記シートを水平にする工程と、
    (f) 前記保持面を鉛直方向上方に向ける工程と、
    (g) 前記シートを水平にした状態及び前記保持面を鉛直方向上方に向けた状態を維持したまま前記シートを前記保持面に保持させる工程と、
    (h) 前記シートを前記保持面に保持させた状態を維持したまま前記保持面を水平方向に向ける工程と、
    (i) 前記中心軸を鉛直方向と平行にした状態、前記シートを前記保持面に保持させた状態及び前記保持面を水平方向に向けた状態を維持したまま前記シートの巻き始め端を前記外周面に接合する工程と、
    (j) 前記巻き始め端を前記外周面に接合した後に前記中心軸を鉛直方向と平行にした状態及び前記保持面を水平方向に向けた状態を維持したまま前記中心軸の周りに前記構造物を回転させ、前記シートを前記保持面から剥がしながら前記シートを前記外周面に巻き付け、前記構造物及び前記シートを備え前記シートが前記外周面に巻き付けられた巻き付け体を得る工程と、
    を備える巻き付け体を生産する方法。
  2. 前記テーブルは、
    前記シートを定位置に配置する位置決め構造
    を備える請求項1の巻き付け体を生産する方法。
  3. 前記シートは、矩形状であり、互いに隣接する第1の辺及び第2の辺を有し、
    前記位置決め構造は、前記保持面から突出し、前記シートが定位置に配置された場合に前記第1の辺及び前記第2の辺に当たる
    請求項2の巻き付け体を生産する方法。
  4. 前記位置決め構造は、前記シートが前記保持面に保持され前記保持面が水平方向に向けられた場合に前記第1の辺が水平方向と平行になるように前記シートを定位置に配置する
    請求項3の巻き付け体を生産する方法。
  5. (k) 前記シートを前記外周面に巻き付ける前に、前記巻き始め端を前記外周面に接合する接合媒体を前記シート又は前記構造物に付加する工程
    をさらに備える請求項1から4までのいずれかの巻き付け体を生産する方法。
  6. 前記接合媒体が両面テープである
    請求項5の巻き付け体を生産する方法。
  7. 前記接合媒体が第1の接合媒体であり、
    前記シートが一方の主面及び他方の主面を有し、
    前記シートの周回数が一周より多く、
    (l) 前記シートを前記外周面に巻き付ける前に、前記シートの巻き終わり端を前記他方の主面に接合する第2の接合媒体を前記一方の主面に付加する工程
    をさらに備える請求項5又は6の巻き付け体を生産する方法。
  8. 前記接合媒体が第1の接合媒体であり、
    前記シートの周回数が一周以下であり、
    (m) 前記シートを前記外周面に巻き付ける前に、前記シートの巻き終わり端を前記外周面に接合する第2の接合媒体を前記シート又は前記構造物に付加する工程
    をさらに備える請求項5又は6の巻き付け体を生産する方法。
  9. 前記第2の接合媒体が両面テープである
    請求項7又は8の巻き付け体を生産する方法。
  10. 請求項1の巻き付け体を生産する方法にしたがって前記構造物として発熱体を用い前記シートとして1枚目のシートを用いて前記巻き付け体を得ることにより、第1の巻き付け体を得る工程と、
    2以上n以下の自然数iの各々について、請求項1の巻き付け体を生産する方法にしたがって前記構造物として第i−1の巻き付け体を用い前記シートとしてi枚目のシートを用いて前記巻き付け体を得ることにより、第iの巻き付け体を得る工程と、
    を備える多重巻き付け体を生産する方法。
  11. 1枚目のシートからn枚目のシートまでの各々が、断熱マイカシート、耐熱カーボンシート又は絶縁マイカシートであり、
    1枚目のシートからn枚目のシートまでが、少なくとも1枚の断熱マイカシートを含み、少なくとも1枚の耐熱カーボンシートを含み、少なくとも1枚の絶縁マイカシートを含む
    請求項10の多重巻き付け体を生産する方法。
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