JP5926656B2 - 油保持能力の高い飼料 - Google Patents

油保持能力の高い飼料 Download PDF

Info

Publication number
JP5926656B2
JP5926656B2 JP2012193858A JP2012193858A JP5926656B2 JP 5926656 B2 JP5926656 B2 JP 5926656B2 JP 2012193858 A JP2012193858 A JP 2012193858A JP 2012193858 A JP2012193858 A JP 2012193858A JP 5926656 B2 JP5926656 B2 JP 5926656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
oil
fish
meal
protein
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012193858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014045750A (ja
Inventor
康広 福田
康広 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Suisan Kaisha Ltd filed Critical Nippon Suisan Kaisha Ltd
Priority to JP2012193858A priority Critical patent/JP5926656B2/ja
Publication of JP2014045750A publication Critical patent/JP2014045750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5926656B2 publication Critical patent/JP5926656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • Y02A40/818Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

Landscapes

  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

本発明は、少なくとも内包と外皮からなる二重構造を有し、内包として魚粉と油脂を含有する飼料に関する。特に、油脂を高濃度で摂餌させる必要があるマグロなどの養殖魚を飼育するための養魚用飼料に関する。
養魚用の配合飼料として、エクストルーダで成型した固形飼料が広く使用されており、飼料供給の安定性や飼料の保存性において優れている。しかし、マグロなどにおいては生餌への嗜好性が高く、配合飼料への嗜好性が低いため、生餌から配合飼料への転換が遅れている。また、ブリやカンパチでは生餌から配合飼料への転換が進められているものの、配合飼料単独での養殖はまだ完璧とはいえない。
マグロのような魚に嗜好性のある飼料開発に向け、種々の工夫がされてきた。特許文献1には飼料原料を可食性フィルムに封入した一定の柔らかさの飼料が開示されている。特許文献2には、包餡機を用いて粘着物質からなるシェルと栄養成分を含むコアからなる飼料が開示されている。特許文献3には蛋白質及び/又は澱粉の加熱ゲルによって構築された外層と魚粉と油脂を必須成分とする栄養成分を含む組成物からなる内層からなる飼料が開示されている。また、特許文献4には内層の油脂として魚油及び融点が50℃以上の硬化油を含有する油脂を用いる技術が開示されている。
これら二重構造の飼料では、内側の層に主に魚粉のようなタンパク質源と、魚油のような脂質源を多く含ませる。魚の成長のためカロリーの高い魚油を多くするのが好ましいからである。その魚油が飼料から漏れにくくするために特許文献4では硬化油を用いるが、硬化油を多く用いると飼料が硬くなるため、柔らかい物性を好む魚用の飼料としては好ましくなく、添加量をあまり多くすることはできない。
特開2005−27613号公報 WO2006/090866 WO2010/110326 特開2012-065565号公報
大型海産魚の成育には多くのカロリーを要し、その多くの部分は飼料に魚油等の油脂を添加することにより満たされている。現状では、例えばマグロの場合、摂餌性と成長性を両立させるべく、二重構造の飼料が検討されており、その外側の層にマグロの好む弾力性を与えることにより摂餌性を向上させ、内側の層により成育のための栄養成分を供給すべく設計されている。しかしカロリーを高めるため魚油を大量に飼料の内側の層に含ませると、気温の高い夏場など魚油が飼料から染み出し、油漏れが生じ飼料の質の低下を招くことがある。
本発明は魚粉と液状油を含有する飼料の油保持性を高めることにより油漏れが抑制された飼料を提供することを課題とする。
本願発明者は、飼料の油漏れを防ぐ方法を種々検討するなかで、微粉砕した魚粉を用いることにより油保持性が改善することを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、(1)〜(11)の飼料、及びそれら飼料を用いる(12)の飼育方法を要旨とする。
(1)少なくとも内包と外皮からなる二重構造を有し、内包として蛋白質原料と液状油を含有する飼料であって、前記内包に含まれる蛋白質原料が微粉砕されたものである飼料。
(2)微粉砕した蛋白質原料の粒度分布が中央値100μm以下及び/又は平均値150μm以下である(1)の飼料。
(3)内包が蛋白質原料30〜75重量%及び液状油25〜70重量%を含有するものである(1)又は(2)の飼料。
(4)内包にさらに多糖類、硬化油及び乳化剤のいずれかを含むことを特徴とする(1)ないし(3)いずれかの飼料。
(5)蛋白質及び/又は澱粉の加熱ゲルによって構築された外皮と蛋白質原料と液状油を必須成分とする栄養成分を含む組成物である内包からなることを特徴とする(1)ないし(4)いずれかの飼料。
(6)蛋白質原料が魚粉、チキンミール、フェザーミール、オキアミミール、大豆油かす、濃縮大豆蛋白質、コーングルテンミールのいずれか1種以上を含有するものである(1)ないし(5)いずれかの飼料。
(7)液状油が魚油を含有する油である(1)ないし(6)いずれかの飼料。
(8)内包と外皮の重量比が4:6から9:1である、(1)ないし(7)いずれかの飼料。
(9)飼料が養魚用飼料である(1)ないし(8)いずれかの飼料。
(10)飼料が育成用飼料である(9)の飼料。
(11)マグロ類、ブリ類又はカンパチ類用の飼料である(9)又は(10)の飼料。
(12)(1)ないし(11)いずれかの飼料を給餌することを特徴とするマグロ類、ブリ類、又はカンパチ類の飼育方法。
本発明の飼料は油の保持力が高いので、油漏れが抑制され、飼料の栄養成分の低下を防ぎ、油による海洋汚染等を防ぐことができる。また、微粉砕した魚粉を内包に用いると飼料全体の凝集性も高くなる傾向にあり、マグロなど弾力性のある飼料を好む魚用の飼料としてより適したものとなる。さらに微粉砕した魚粉を用いることにより、内包の粘度が低下するため、飼料生産時の成形機への負担が軽減される。
実施例1の表1の「魚粉の粒径(中央値)と油保持率の相関性」を示した図である。
本発明において、「少なくとも内包と外皮からなる二重構造を有する飼料」とは、外皮によって、内包となる組成物が包みこまれた層状構造を形成しているものをいう。飼料が3層以上の構造からなるときは、そのうち任意の2層を選んで、二重構造の飼料とすることができる。このとき、任意に選んだ2層のうち、内側の層を内包といい、外側の層を外皮という。外皮が内包を包みこむ場合、外皮は完全に内包を包みこむ状態であってもよいし、あるいは、例えば筒状の内包の断面以外を外皮で覆うような形状で、内包組成物の表面の7割程度以上が外皮で覆われて固定されている状態でもよい。本発明において層状構造とは、各構造が積み重なって構成されており、その境界が明瞭である構造をいう。
本発明の二重構造を有する飼料の好ましい例としてはWO2010/110326に記載された蛋白質及び/又は澱粉の加熱ゲルによって構築された外皮と魚粉と液状油を必須成分とする栄養成分を含む組成物からなる内包からなる飼料を挙げることができる。
本発明において外皮は、内包を包み込めるものであればなんでも良いが、例えば可食性フィルムによるケーシング、タンパク質を加熱若しくは冷凍変性させて作製したゲル、デンプンを加熱して作製したゲル、又はタンパク質とデンプンを加熱若しくは冷凍変性させて作成したゲルを用いることができる。可食性フィルムの原料としては、例えばコラーゲン、寒天、プルラン、スターチ、マンナン、大豆たん白、酵素分解大豆たん白、ゼラチン、カラギーナン、アルギン酸及びその塩類、アラビアガム、キトサン、デキストリン、可食性水溶性セルロースなどの単体もしくはこれらの2種以上の混合物が好ましい。加熱若しくは冷凍変性させてゲルを形成させるタンパク質としては、魚肉、オキアミ、すり身、グルテン、コラーゲン、大豆たん白、酵素分解大豆たん白、ゼラチン、卵白などのタンパクの単体もしくはこれらの2種以上の混合物が好ましい。加熱させてゲルを作製させるデンプンとしては、タピオカ澱粉、小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、ワキシーコンスターチ、及びそれらの加工澱粉などのデンプンの単体もしくはこれらの2種以上の混合物が好ましい。タンパク質とデンプンを加熱若しくは冷凍変性させて作成したゲルを形成させるタンパク質とデンプンについて、タンパク質としては、魚肉、オキアミ、すり身、グルテン、コラーゲン、大豆たん白、酵素分解大豆たん白、ゼラチン、卵白などのタンパクの単体もしくはこれらの2種以上の混合物が好ましい。また、デンプンとしては、タピオカ澱粉、小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、ワキシーコンスターチ、及びそれらの加工澱粉などのデンプンの単体もしくはこれらの2種以上の混合物が好ましい。
本発明において内包としては、栄養素となる蛋白質原料と液状油及びその他の成分を含有させる必要がある。従来の養殖魚用配合飼料等に用いられる原材料をそのまま用いることができる。例えば、魚油、オキアミ油、鯨油、大豆油、コーン油、菜種油の脂質源、生魚類、魚粉、チキンミール、フェザーミール、オキアミミール、大豆油かす、濃縮大豆蛋白質、コーングルテンミールなどのタンパク質源となる原料、澱粉、小麦粉、グルテン、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、グァガムなどの粘結剤、ビタミン、ミネラル類などである。エクストルーダで成型した小さいサイズのペレットなども含むことができる。
内包には、脂質を20%から80%、好ましくは25%から70%含むのが好ましい。脂質は魚油、オキアミ油、鯨油、大豆油、コーン油、菜種油などの動物油又は植物油の単体若しくはこれらの2種以上の混合物が好ましい。これらの油脂は室温あるいは飼料の使用環境温度で液状油である。魚油の原料の魚種は、特に問わず、例えば、アジ、イワシ、タラ、マグロ、雑魚等、種々の魚類から得られる魚油の単体若しくはこれらの2種以上の混合物が使用できる。
本発明において、脂質の成分としては脂質全体の合計に対する魚油、オキアミ油、鯨油の合計が50%以上、好ましくは65%以上、より好ましくは85%以上含まれる。魚油、オキアミ油、鯨油は不飽和脂肪酸含有量が高いため、常温で液化しやすく、飼料の内包に用いた場合には特に外部に油が漏れやすい。本発明の飼料により、魚油、オキアミ油、鯨油の合計を高めても、外部に油が漏れないように飼料を作製することができる。さらに、硬化油などの常温で固化しやすい油脂の含量を下げても、外部に油が漏れにくいように飼料を作製することができる。
油の漏出をより防ぐために、硬化油を添加したり、乳化剤を添加し油の粘度を高める方法を併用してもよい。
内包には、蛋白質原料は内包の30〜75重量%含有するのが好ましい。蛋白質原料としては、生魚類、魚粉、チキンミール、フェザーミール、オキアミミール、大豆油かす、濃縮大豆蛋白質、コーングルテンミールなどが例示される。魚食性のある養殖魚の場合、成長、摂餌性の関係から、蛋白質原料として魚粉の割合を高くすることが望ましい。
内包には、蛋白質原料と液状油以外に、澱粉、小麦粉、米粉、タピオカ粉、トウモロコシ粉などのデンプン質、アルギン酸及びその塩類、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、グァガム、デキストリン、キトサン、カードラン、ペクチン、カラギーナン、マンナン、ジェランガム、アラビアガム、可食性水溶性セルロースなどの多糖類、ビタミン、ミネラル類などの飼料原料を含むことができる。
本発明の飼料に含めることができるその他の飼料成分としては、例えばキトサン、デキストリン、可食性水溶性セルロース、卵白、タピオカ澱粉、小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、ワキシーコンスターチ等の澱粉類及びそれらの加工澱粉、魚油、オキアミ油、鯨油、大豆油、コーン油、菜種油、硬化油等の脂質源、生魚類、魚粉、チキンミール、フェザーミール、オキアミミール、大豆油かす、コーングルテンミール、小麦グルテン、魚肉、オキアミ、すり身、グルテン等のタンパク質源、小麦粉、米粉、タピオカ粉、トウモロコシ粉、コラーゲン、寒天、プルラン、マンナン、大豆たん白、酵素分解大豆たん白、ゼラチン、カラギーナン、アルギン酸及びその塩類、アラビアガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、グァガム、カードラン、ペクチン、ジェランガムなどの粘結剤、ビタミン、ミネラル類などを挙げることができる。これらは外皮に含ませてもよいし、外皮と内包以外にさらに多層の飼料として、含ませることもできる。
本発明において内包に含まれる蛋白質原料としては、飼料原料として用いることができる蛋白質原料であれば何でもよいが、具体的には、魚粉、チキンミール、フェザーミール、オキアミミール、大豆油かす、濃縮大豆蛋白質、コーングルテンミールなどを用いることができる。
本発明では、これら蛋白質原料を内包として用いる際に微粉砕する。魚粉を例に、微粉砕魚粉の製造について以下に説明する。
魚粉とは、魚から油脂を分離した後、乾燥して砕き、粉末化したものであり、通常多獲魚が原料とされる。具体的には、アジ、イワシ、サバ、ニシン、シシャモ、イカナゴ及びタラなどから選択された1種又は2種以上の魚を原料とするものが例示されるが、これら以外の魚を原料とするものでもよい。油脂の分離は煮熟、圧搾によって行われる。乾燥はスチームまたは熱風によって行われる。粉末化は粉砕して行われる。粉砕は粉砕機など物理的な力を用いて行うことができ、篩によって粒度を揃えるためにふるい分けられる。物理的な力には、ハンマーなどによる機械的な打擲、魚粉に振動を与えること、押し出し機などによる擂り潰し、などを含む。粉砕が十分でない粒子については再度粉砕機によって粉砕されうる。これらの工程を経て製造された魚粉は粒子の形状は不規則であり、中央値は170μm〜100μm、平均値は250μm〜130μmである。粒子をこれ以上に細かくしようとすると、粉砕片が拡散して収率が低下したり、熱が発生して成分が変性したり、篩の目詰まりが起きやすく作業性が低下したりするため、通常行わない。
本発明において微粉砕された魚粉とは、これらの通常飼料原料として用いられている魚粉をさらに粉砕したものである。この場合にも粉砕は粉砕機を用いて行われるが、より目の細かいスクリーンを使用して行われうる。また、粉砕した魚粉は篩によってふるい分けられるが、より目が細かいものを用いることができる。十分に粉砕されていない粒子については再度粉砕機によって粉砕されうる。これらは、過剰な熱が発生しないように温度管理しながら行うとよい。また、篩の目詰まりは、一度に少量ずつ作業することで防ぐことができる。微粉砕の程度は液状油の添加量によるが、中央値が100μm以下及び/又は平均値が150μm以下程度が好ましい。さらに好ましくは、中央値が90μm以下及び/又は平均値が130μm以下程度、あるいは、中央値が60μm以下及び/又は平均値が80μm以下程度が好ましい。実施例にて示したように粒度を小さくするほど、魚粉の油保持力は増加するが、微粉砕しすぎると、粉体の取り扱いが困難になり、コストが高くなるので、実用的な下限は、中央値が30μm及び/又は平均値が40μm程度である。
他の固形蛋白質原料も魚粉と同様に粉砕することができる。
本発明において魚粉の粉末粒子の粒径の中央値及び平均値とは、魚粉の粉末粒子の細かさを表すために用いられる指標の一つであり、粉末を水に懸濁させ、レーザ回折/散乱法による粒度分布測定装置によりその制御ソフトウェアで測定した値であり、単位はμmで表わされる。実施例の欄に記載の方法で測定した。
本発明の飼料は、特開2005−27613号公報、WO2006/090866、WO2010/110326、特開2012-065565号公報などに記載の二重構造の飼料を製造する際に、蛋白質原料として、魚粉などを微粉砕して用いることにより製造することができる。
具体的には、微粉砕された魚粉と魚油などの液状油を混合したものを内包とし、蛋白質又は澱粉を含む外皮組成物を用意し、包餡機やエクストルーダにより、外皮で内包を包みこむことにより製造することができる。あるいは、ケーシングに内包を詰めることによっても製造することができる。
本発明において、油保持力とは、飼料が液状油を保持する能力をいい、数値は保存温度や測定条件によって異なる。実施例1では、遠心分離を行って内包に残存する液体油の量を遠心分離時の油保持力のパラメータとした。完成した飼料の場合は、一定温度で保存した場合に染み出してくる油の量などをそのパラメータとすることができる。
本発明において飼料の凝集性とは、弾力性、柔軟性に関するパラメーターであり、押して陥没したものが元通りにもどる性質を反映する。測定する試料に一定の断面積S(mm2)を有するプランジャーで圧力をかけていく。事前に設定した距離(クリアランス)進めたところでプランジャーを元に戻す。これを2回繰り返す。このときの荷重の大きさの経時変化をチャートに描き、1回目と2回目の荷重の曲線下面積の比率で表される。凝集性はA2/A1(A1:1回目の曲線下面積、A2:2回目の曲線下面積)で表される。凝集性は理論的に0から1までの数値となる。凝集性の数値が高いほど、弾力性、柔軟性は大きくなる。
本発明にしたがって内包蛋白質原料を微粉砕すると、微粉砕の程度が高いほど、飼料の凝集性が高くなる。マグロ類では凝集性が高いほど摂餌性が高くなるので好ましい。
本発明において作製される二重構造の飼料について、形状は特に限定されないが、一方向からの投影図が略長方形になる形状が好ましく、飼料自体の形状として略柱状がより好ましく、略円柱状がさらに好ましい。
本発明における二重構造の飼料において、内包と外皮の重量比は、4:6から9:1が好ましく、5:5から8:2がさらに好ましい。内包が多いと、カロリーが増えるため、養殖魚の成育の点で好ましいが、多すぎると摂餌性に影響のある弾力性が減少し、また外皮の強度が低下することにより飼料の破損が増えるため好ましくない。
本発明の飼料の弾力性は内包に使用する魚粉粒子の平均値および/または粒径の中央値の値が小さいほど改善されうる。内包自体の粘度が小さくなり柔らかくなることにより、外皮の弾力性の影響が強くなるためである。
本発明の飼料内包の粘度は内包に使用する魚粉粒子の平均値、粒径の中央値の値が小さいほど改善されうる。粉砕することにより粒の形状が球状に近くなり、粒間の相互作用が少なくなるためである。
原料として用いた蛋白質原料の粒度分布が、製造された飼料の中で維持されているかどうか確認するために、飼料の内包を取り出し、脱脂して固形成分を得た。本発明の二重飼料の内包部分から脱脂固形成分を取り出すには、内包部分を有機溶媒、例えばクロロホルムとメタノールの混合液によって懸濁、振とうし、それを濾過して脱脂した残渣を乾燥させればよく、クロロホルムとメタノールの混合液は、例えばクロロホルムとメタノールをクロロホルムが主となる比率で混合させたもの、好ましくは7:3から1:1の比率で混合させた液が用いられる。
脱脂固形成分は魚粉、チキンミール、フェザーミール、オキアミミール、大豆油かす、濃縮大豆蛋白質、コーングルテンミールなどのタンパク質源となる原料、澱粉、小麦粉、米粉、タピオカ粉、トウモロコシ粉などのデンプン質、ビタミン、ミネラル類に由来する。その他に脱脂固形成分には、飼料作製時の加熱成型により生じたタンパク質によるゲル、デンプン質によるゲル、又はタンパク質及びデンプンからなるゲルが含まれる。
飼料成分に例えば、タピオカ澱粉、小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、豆澱粉またはこれらのエーテル化、アセチル化、アセチル架橋、エーテル架橋、リン酸架橋などの加工澱粉、魚肉、すり身、グルテン、コラーゲン、大豆たん白、酵素分解大豆たん白、ゼラチン、卵白などのタンパク質、カラギーナン、寒天、ジェランガム、プルラン、マンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カードラン、ペクチン、アルギン酸及びその塩類、アラビアガム、キトサン、デキストリン、可食性水溶性セルロースなどの増粘剤、これらの単体または2種以上の混合物を含む場合は、あらかじめ細かく裁断してから脱脂を行い、ポアサイズ1mmのふるいで大きな塊を除いてから粒度分布分析を行えばよい。
実施例3に示したように、本発明の飼料の生産に使用された魚粉と、生産した飼料より分離した内包から調製した内包の脱脂固形成分は、平均値、粒径の中央値の値はほぼ一致した値となる。内包部分には蛋白質原料と魚油を中心に配合されているためである。
本発明の飼料は蛋白質原料と液状油を含有する飼料であればどのような飼料にも応用することができる。特に、油漏れが環境汚染につながる養殖魚用飼料として好ましい。魚種は問わず、全ての魚種用飼料に用いることができる。特に、マグロ類、ブリ、カンパチ、ヒラマサ等のブリ類、トラウト、ギンザケ、アトランティックサーモン等のサケ類、その他マダイ、ヒラメ、トラフグ、ハタ、クエ、スズキ、バラマンディなどの飼料として好ましいものである。さらに、クロマグロ、ミナミマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ等のマグロ類などの弾力性、柔軟性のある飼料の嗜好性が高い大型養殖魚により適している。
稚魚用の飼料には消化吸収を高めるために微粉砕した魚粉等を原料として用いられることがあるが、本発明のような二重構造の飼料は、元々大きな魚の育成用に製造されるものである。本発明により、蛋白質、脂質含量がより高い配合飼料を製造することができ、大型魚の育成に適している。
以下に本発明の実施例を記載するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
以下の実施例、比較例で用いた原料は以下のとおりである。
魚油:日本水産株式会社製、商品名 サカナC0オイル
硬化油:湘南ゼラチン株式会社製、商品名 ハイエルシン菜種極度硬化油
魚粉:日本水産株式会社製
オキアミミール:日本水産株式会社製
ビタミンミックス:コーキン化学株式会社製、商品名 ニッスイEPビタミン
ミネラル:コーキン化学株式会社製、商品名ニッスイ モイストミネラル
リン酸カルシウム:小野田化学株式会社製、商品名 第1リンカル
有機酸:コーキン化学株式会社製、商品名 スタシデム3E
デンプン1:松谷化学工業株式会社製、商品名 ゆり8
デンプン2:日澱化学株式会社製、商品名 デリカSE
デンプン3:松谷化学工業株式会社製、商品名 パインゴールド
グルテン:グリコ栄養株式会社製、商品名 A-グル(登録商標)SS
大豆タンパク質:不二製油株式会社製、商品名 ニューフジプロ(登録商標)SEH
小麦粉:日東富士製粉株式会社製、商品名 白楊(登録商標)
塩:ダイヤソルト株式会社製、商品名 並塩
リン酸塩:上野製薬株式会社製、商品名 タリンサン(登録商標)
卵白:キューピータマゴ株式会社製、商品名 乾燥卵白 MタイプNo.200
カルボキシメチルセルロースナトリウム:ダイセルファインケム株式会社製、商品名 CMCダイセル(登録商標)2280
[魚粉の粒度分布分析方法]
魚粉の粒度分布分析は以下のように行った。魚粉を水に懸濁し、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(HORIBA LA-910)により測定した。平均値及び中央値の測定、解析には付属のコンピューターソフト(LA-910 for Windows(登録商標)ソフトウエア)を使用した。超音波分散バスに水道水を入れ、全量排水を行うことにより洗浄をおこなった。3回洗浄した後、水道水を超音波分散バスにいれて循環のパラメーターを5、超音波のパラメーターを5、攪拌のパラメーターを4とし、ブランクとして設定した。100mlのガラスビーカーに100mlの水道水にスパーテルで魚粉を30-40μg投入し、マグネットスターラーを使用して十分に分散させ、これを超音波分散バスに投入した。少量の水でビーカーを洗い、その水も超音波分散バスにいれ、サンプルとした。循環のパラメーターを5、超音波のパラメーターを5、攪拌のパラメーターは泡立たないように攪拌したときの最大数値とし、チャンネル表示部左のバーの緑部分にピンクと緑のバーの高さが収まるように超音波分散バスに水道水を加えて調整し、粒子径の表示が安定したところで測定を行った。平均径と表示された数値を平均値、メジアン径と表示された数値を中央値とし、小数点以下を四捨五入して測定値とした。続けて測定を行う場合には、上記の洗浄を3回以上行ってから測定を行った。
[実施例1]
魚粉の油脂を保持する能力を測定するために、各種サイズの魚粉を調製し、2重量%の硬化油を含有する魚油を混合して内包のサンプルを製造した。
原料として用いた魚粉は平均値208μm、中央値145μmのサイズであった。この魚粉をハンマーミルとスクリーンを用いて粉砕、分別して各種サイズの魚粉を調製した。
内包の製造方法
魚油28.4重量部を60〜70℃に加熱し硬化油0.6重量部を加えた。硬化油を完全に溶解させ、これを表1に示した各種サイズの魚粉71重量部に加えてフードプロセッサー(株式会社 クイジナートサンエイ製、商品名 MINI-PREP PROCESSOR)で10秒間攪拌を10秒間隔で3回繰り返し、スパーテルで十分に混合していない分を混合物に混ぜるようにした後、さらに10秒間フードプロセッサーで十分に混合した。混合したものを50mlのビーカーに30gいれ、これを蒸機(グループセブ製、商品名ティファール(登録商標)スチームクッカー)で5分加熱した。それを蒸機から取り出し、放冷し、一晩室温(23℃)で放置したものを内包サンプル1〜10とした。
油保持率の測定
濾過板付き遠沈管の開口部に濾紙(アドバンテック製、商品名 定性濾紙No.2 110mm)を設置したものを秤量し、濾過板付き遠沈管と濾紙の重量の合計量(1)とした。濾紙開口部内に内包サンプル約5gを秤量して投入し、濾過板付き遠沈管と濾紙と内包サンプルの合計を秤量し、(2)とした。これを遠心分離機(久保田商事製 商品名 ユニバーサル冷却遠心機 5910)に ロータ(久保田商事製 商品名ST480M)及び2x50mlのバケットを使用して3500rpmで22℃、5分間遠心分離を行った。遠心分離後濾紙に残存する固形分を取り除き、濾過板付き遠沈管、濾紙、流出油の合計を秤量し、(3)とした。
次式により内包サンプル量(g)、流出油量(g)、流出油(%)、油保持率(g/魚粉100g)を算出した。
内包サンプル量(g)=(2)−(1)
流出油量(g)=(3)−(1)
流出油(%)=流出油量(g)/内包サンプル量(g)×100
油保持率(g/魚粉100g)=((29−流出油)/71)×100
結果
内包サンプル1〜11について上記の方法で魚粉100g当たりの油保持率を測定した。結果を表1に示した。また、魚粉の粒径(中央値)と油保持率の関係を図1に示した。粒径が小さくなるほど、油の保持率が上昇することが確認された。原料の魚粉(サンプル11)では、油保持率が14.8g/魚粉100gであったが、微粉砕するほど、油の保持率が高まることを見出した。魚粉はもともと単純な球状ではなく、複雑な形状をしているので、微粉砕することが油の保持率にこれほど明確に影響を与えることは予想外の効果であった。
Figure 0005926656
[実施例2]
粒径の異なる2種類の魚粉を用いて、内包を外皮で包み込んだ実際の飼料を製造した。
内包は以下の方法で作製した。魚油29.6重量部を60〜70℃に加熱後、サイレントカッター((株)ヤナギヤ SC150型サイレントカッター)に投入し、攪拌しながら加熱溶解した硬化油0.6重量部を加えて固まらないように魚油と混合させた後、魚粉61.2重量部、オキアミミール3.5重量部、ビタミンミックス3.0重量部、ミネラル0.7重量部、リン酸カルシウム1.3重量部、有機酸0.1重量部を加え、十分混合して作製した。室温(23℃)で保存した。
上記の内包について、簡易粘度計(リオン株式会社製、商品名 ビスコテスター VT-04F)を使用して粘度を測定した。内包をサイズ197mm×257mm×89mmの容器に深さ50mmになるように入れ、23℃で一晩静置した。静置後、簡易粘度計に付属の2号ローターを使用し、容器中央部付近の表面からの深さが10mm地点で粘度を測定した。
外皮を以下の方法で作製した。前記デンプン1を13重量部、デンプン2を1.7重量部、デンプン3を2.0重量部、グルテン1.7重量部、大豆タンパク質2.6重量部、オキアミミール3.4重量部、小麦粉1.7重量部、塩2.6重量部、リン酸塩0.4重量部、魚粉(平均値70μm、中央値 52μm)18.9重量部、卵白1.7重量部、カルボキシメチルセルロースナトリウム1.7重量部、魚油1.7重量部、水46.9重量部をそれぞれサイレントカッターに投入し、十分混合して作製した。保存はせず、使用直前に調製した。
上記内包と外皮を用いて包餡機(レオン自動機株式会社製、商品名 火星人(登録商標)2連機)により成形を行った。ノズルは外皮吐出用が内径φ20、内包吐出用が内径φ16のものを使用し、外皮が内包を包餡する口径はφ20、長さは95-110mmの略円柱状飼料を成形し、94℃で2.5分加熱し、放冷後-30℃で凍結保存した。内包率(内包重量(g)/飼料全体重量(g)×100(%))が65%-70%となるように外皮と内包の吐出量を調整して包餡機により飼料の作製を行った。
上記のように作製した飼料について、弾力性を検討するために凝集性の測定を行った。凝集性の測定には、株式会社山電のRHEONER II CREEP METER RE2-3305Sを使用した。使用したプランジャーは直径8mmの円柱状のものを使用した。凝集性解析には、ソフトウェアとして株式会社山電のテクスチャー解析Windows(登録商標)を使用した。凝集率の測定は、クリアランス30%で行った。測定スピードは1mm/secで行った。飼料をビニール袋にいれ、濡れないように25℃のウォーターバスで30分間インキュベートした後、測定を行った。略円柱状の側面部が下になるように置き、その中央部をプランジャーで押し込むことにより測定を行った。
結果を表2に示した。意外にも、平均値の小さな魚粉を用いた内包の方が低い粘度となり、成形機である包餡機においてより負担が小さくなった。また、平均値の値が小さな魚粉を用いて作製した飼料の方が凝集性の値が大きく、飼料の弾力性がより高くなることを意味する。微破砕した魚粉を用いることにより、油の保持率が高まるだけでなく、粘度が低下し、かつ、飼料の弾力性が高まるという効果も得られることが認められた。
Figure 0005926656
[実施例3]
粒径の異なる2種類の魚粉を用いて、実施例2と同様に内包を外皮で包み込んだ実際の飼料を製造した。用いた魚粉は、平均値71μm、中央値51μmの魚粉と、平均値89μm、中央値77μmの魚粉である。
製造した各飼料から内包を分離した。分離は略円柱状の飼料の側面の外皮部分をメスで切り開き、固形となっている内包を取り出すことにより行った。50mlの遠心チューブ(ベクトンディッキンソン・アンド・カンパニー製 商品名 50mlポリプロピレン コニカル・チューブ)に内包を2g秤量し、30mlのクロロホルム:メタノール=2:1溶液に懸濁させ、チューブローテーターにより10rpm で1時間振とうした。桐山ロート(登録商標)(有限会社 桐山製作所製、商品名 桐山ロート SB-60)に濾紙(有限会社 桐山製作所製、商品名 桐山ロート用 濾紙 No.5C 60φm/m)を使用し、該懸濁液を吸引濾過した。濾紙に残存した残渣をドラフト内で濾紙ごと12時間乾燥させた。濾紙から乾燥した残渣をスパーテルでかきとり、内包の脱脂固形成分の粉末を得た。該粉末により実施例1と同様の方法により粒度分布の測定を行い、平均値及び中央値を得た。
結果を表3に示した。原料の魚粉及び作製した飼料から調製した内包の脱脂固形成分の平均値と中央値の差は小さく、飼料製造工程中に粒径に大きな変化がないことが確認された。
Figure 0005926656
本発明によれば、品質の良い、海洋に対する環境負荷の小さい養魚用飼料を提供することができる。

Claims (11)

  1. 少なくとも内包と外皮からなる二重構造を有し、内包として蛋白質原料と液状油を含有する飼料であって、前記内包に含まれる蛋白質原料が微粉砕されたものである飼料。但し、微粉砕した蛋白質原料の粒度分布が中央値100μm以下及び/又は平均値150μm以下である。
  2. 内包が蛋白質原料30〜75重量%及び液状油25〜70重量%を含有するものである請求項の飼料。
  3. 内包にさらに多糖類、硬化油及び乳化剤のいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は2の飼料。
  4. 蛋白質及び/又は澱粉の加熱ゲルによって構築された外皮と蛋白質原料と液状油を必須成分とする栄養成分を含む組成物である内包からなることを特徴とする請求項1ないしいずれかの飼料。
  5. 蛋白質原料が魚粉、チキンミール、フェザーミール、オキアミミール、大豆油かす、濃縮大豆蛋白質、コーングルテンミールのいずれか1種以上を含有するものである請求項1ないしいずれかの飼料。
  6. 液状油が魚油を含有する油である請求項1ないしいずれかの飼料。
  7. 内包と外皮の重量比が4:6から9:1である、請求項1ないしいずれかの飼料。
  8. 飼料が養魚用飼料である請求項1ないしいずれかの飼料。
  9. 飼料が育成用飼料である請求項の飼料。
  10. マグロ類、ブリ類又はカンパチ類用の飼料である請求項又はの飼料。
  11. 請求項1ないし10いずれかの飼料を給餌することを特徴とするマグロ類、ブリ類、又はカンパチ類の飼育方法。
JP2012193858A 2012-09-04 2012-09-04 油保持能力の高い飼料 Active JP5926656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012193858A JP5926656B2 (ja) 2012-09-04 2012-09-04 油保持能力の高い飼料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012193858A JP5926656B2 (ja) 2012-09-04 2012-09-04 油保持能力の高い飼料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014045750A JP2014045750A (ja) 2014-03-17
JP5926656B2 true JP5926656B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=50606082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012193858A Active JP5926656B2 (ja) 2012-09-04 2012-09-04 油保持能力の高い飼料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5926656B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107494894A (zh) * 2017-09-20 2017-12-22 辽宁禾丰牧业股份有限公司 一种高脂型鲫鱼熟化配合饲料及其加工工艺

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6613504B2 (ja) * 2015-07-22 2019-12-04 国立大学法人 鹿児島大学 養魚用飼料
JP6106795B2 (ja) * 2015-08-07 2017-04-05 日本水産株式会社 マグロ類養殖魚及びその用途
CN107259214A (zh) * 2017-06-30 2017-10-20 合肥卓畅农业科技有限公司 一种水产品饲料的制备方法
WO2019039472A1 (ja) 2017-08-22 2019-02-28 日本水産株式会社 マグロ類養殖魚及びその用途、並びにマグロ類養殖魚の作出方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60164443A (ja) * 1984-02-06 1985-08-27 Nisshin Flour Milling Co Ltd 稚魚用飼料
US5128153A (en) * 1991-05-06 1992-07-07 Axelrod Herbert R Fish food pellet and method of feeding fish
JP3613353B2 (ja) * 1995-04-17 2005-01-26 日本水産株式会社 エクストルーダを用いて加工された養魚用飼料
JP3022453U (ja) * 1995-09-06 1996-03-26 株式会社大自然 観賞魚及び養殖魚の配合飼料
JP5184076B2 (ja) * 2005-02-22 2013-04-17 メルシャン株式会社 大型魚用の固形飼料
US7651708B2 (en) * 2005-07-22 2010-01-26 Mars, Inc. Method of producing an animal food product with a core and shell
JP5615643B2 (ja) * 2010-09-22 2014-10-29 日本水産株式会社 養魚用飼料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107494894A (zh) * 2017-09-20 2017-12-22 辽宁禾丰牧业股份有限公司 一种高脂型鲫鱼熟化配合饲料及其加工工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014045750A (ja) 2014-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5597707B2 (ja) 崩解及び消化効率に優れた養魚用ペレット飼料及びその製造方法
JP5926656B2 (ja) 油保持能力の高い飼料
JP5001255B2 (ja) 水産養殖種用飼料の製造プロセス
JP5615643B2 (ja) 養魚用飼料
CN102404997B (zh) 养鱼用饲料
US11678688B2 (en) Fat-processed starch and process for producing same
CN1891080A (zh) 食用肉用的品质改良剂
AU2018100376A4 (en) Tuna farmed fish, application for same, and method for raising tuna farmed fish
CN107593934A (zh) 一种基于再生纤维素的可食用油凝胶及其制备方法和应用
US10485248B2 (en) Pearl-like capsule and method of manufacturing the same
CN103391721A (zh) 吞咽、咀嚼困难者用食品的辅助摄食用有机凝胶以及吞咽、咀嚼困难者用食品
US20230217945A1 (en) Animal fat mimic from plant source
CN114727637B (zh) 成形食品加工用组合物
JP2005027613A (ja) 養殖魚用配合飼料
EP3673745A1 (en) Cultured tuna and use thereof, and method for producing cultured tuna
US20220132813A1 (en) An aquaculture feed with high water and oil content and a system and method for manufacturing said aquaculture feed
WO2018056898A1 (en) Aquaculture feed and method of producing same
EP3766360B1 (en) Pisciculture feed

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5926656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350