JP5925156B2 - 画像形成装置、感光層の膜厚測定方法 - Google Patents

画像形成装置、感光層の膜厚測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、表面に感光層が設けられた感光体を備える画像形成装置、及び前記感光層の膜厚測定方法に関する。
従来、複写機やプリンター、ファクシミリなどの電子写真印刷方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、ドラム型の感光体と、その外周面に沿うように配置された帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置などを備えている。前記画像形成装置による一般的な画像形成プロセスは以下の通りである。まず、帯電装置によって感光体の表面が所定電位(以下「帯電バイアス」ともいう。)に帯電され、その後、露光装置からレーザービームが感光体の表面に照射される。これにより、その照射された部分だけ電位が異なる静電潜像が感光体の表面に形成される。そして、前記静電潜像の電位よりも高電位に帯電したトナーが現像装置によって前記静電潜像に付着され、その後、所定の転写位置に搬送されたシート材の裏面から転写装置によって前記帯電バイアスとは逆の極性の電荷が与えられて、シート材の表面にトナー像が転写される。
この種の画像形成装置では、画像形成が繰り返されることによって、感光体の表面に設けられた感光層が磨耗する。感光層が磨耗してその膜厚が基準値よりも薄くなると十分な画像品質が得られなくなる。そのため、感光層の膜厚が基準値未満になったときに、感光体の寿命が尽きたと判断されて、感光体が交換されている。従来、感光層の寿命判断に用いられる膜厚は、例えば特許文献1に記載の方法で測定される。ここで、特許文献1の測定方法は、摩耗による膜厚の限界値における帯電開始電圧を閾値電圧とし、この閾値電圧を帯電ローラーに印加したときに感光層に電流が流れた場合に前記感光層が限界値以下になったと判定する方法である。
特開平8−44258号公報
しかしながら、前掲の特許文献1に記載の従来の測定方法は、膜厚が限界値であることを測定することができるが、限界値に到達するまでの膜厚を測定することができない。また、前記帯電開始電圧以下の電圧が帯電ローラーに印加された場合でも、感光層には微小電流が流れることが知られているが、この微小電流は膜厚測定に利用できないため、膜厚が限界値になったことを正確に判定することができない。また、画像形成時に印加される電圧よりも低いとはいえ、膜厚測定のために数百ボルトの直流電圧が供給されるため、感光層に電気的なストレスが付与されることによる感光層の寿命低下の問題もある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、感光体の表面に設けられた感光層の膜厚を正確に測定することが可能な画像形成装置、及び感光層の膜厚測定方法を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、感光体と、帯電部材と、直流電圧供給部と、電流値検出部と、膜厚測定部とを備える。前記感光体は、表面に感光層が設けられている。前記帯電部材は、前記感光層を帯電させる。前記直流電圧供給部は、前記感光層を帯電可能な第1直流電圧を前記帯電部材に供給した後に前記第1直流電圧とは逆極性で前記感光層を帯電可能な第2直流電圧を前記帯電部材供給する。前記電流値検出部は、前記直流電圧供給部によって前記第2直流電圧が供給された状態で前記感光層に流れる直流電流値を検出する。前記膜厚測定部は、前記電流値検出部によって検出された検出値に基づいて前記感光層の膜厚を決定する。
また、本発明の感光層の膜厚測定方法は、以下の第1ステップ乃至第4ステップを含む。第1ステップは、感光体を帯電させる帯電部材に前記感光体の感光層を帯電可能な第1直流電圧を供給する。第2ステップは、前記第1ステップによって前記第1直流電圧を供給した後に前記第1直流電圧とは逆極性で前記感光層を帯電可能な第2直流電圧を前記帯電部材供給する。第3ステップは、前記第2ステップによって前記第2直流電圧が供給された状態で、前記感光層に流れる直流電流値を検出する。第4ステップは、前記第3ステップによって検出された検出値に基づいて前記感光層の膜厚を決定する。
本発明によれば、感光体における感光層の膜厚を正確に測定することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機の概略構成を模式的に示す図である。 図2は、図1に示す複合機の感光体ドラムの周辺の構成を示す図である。 図3は、図1に示す複合機の制御部及び電源系統の構成を示すブロック図である。 図4(A)は、図2に示す感光体ドラムの感光層の膜厚と感光層に流れる帯電電流との関係を示すグラフであり、図4(B)は、図2に示す感光体ドラムの感光層の膜厚と帯電ローラー32Aに印加される印加電圧との対応関係を示すテーブルデータである。 図5は、最小膜厚(19μm)の感光層及び最大膜厚(38μm)の感光層それぞれに対して、負極性及び正極性の直流電圧を印加したときの帯電電圧を示すグラフである。 図6は、図3に示す制御部によって実行される膜厚測定処理の手順を示すフローチャートである。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[複合機1の概略構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る複合機1(本発明の画像形成装置の一例)の概略構成について説明する。
図1に示される複合機1は、プリンター、複写機、ファクシミリなどの各機能を備えた画像形成装置である。この複合機1は、入力された画像データに基づいてトナーなどの現像材を用いて印刷用紙(シート材)に画像を印刷する。複合機1は、原稿の画像を読み取る画像読取部10を上部に備え、電子写真方式の画像形成部22を下部に備える。なお、本実施形態では、本発明の画像形成装置の一例として複合機1を例示して説明するが、これに限られず、例えばプリンター、ファクシミリ装置、複写機も本発明の画像形成装置に該当する。
[画像読取部10]
画像読取部10は、原稿載置面を構成するコンタクトガラス11と、コンタクトガラス11に対して開閉する原稿カバー20とを備える。複合機1が複写機として機能する場合は、コンタクトガラス11に原稿がセットされて原稿カバー20が閉じられた後に、不図示の操作パネルからコピー開始指示が入力されると、画像読取部10による読取動作が開始されて、原稿の画像データが読み取られる。画像読取部10の内部には、LED光源121及びミラー122を備えた読取ユニット12、ミラー13,14、光学レンズ15、及びCCD16などの光学系機器が設けられている。モーターなどによって読取ユニット12が副走査方向45へ移動され、その移動中にLED光源121からコンタクトガラス11へ向けて照射される光が副走査方向45へ走査され、この反射光がCCD16に入力される。これにより、コンタクトガラス11上の原稿の画像が読み取られる。
なお、原稿カバー20には、ADF21が設けられている。ADF21は、原稿セット部21Aにセットされた複数の原稿を複数の搬送ローラー(不図示)によって順次搬送して、コンタクトガラス11上に定められた読取位置を副走査方向45の右向きへ通過するように原稿を移動させる。ADF21による原稿の移動時は、前記読取位置の下方に読取ユニット12が配置され、この位置で読取ユニット12によって移動中の原稿の画像が読み取られる。
[画像形成部22]
画像形成部22は、画像読取部10で読み取られた画像データ、又は外部の情報処理装置から入力された画像データに基づいて画像形成処理(印刷処理)を実行する電子写真方式の画像形成手段である。画像形成部22は、図1及び図2に示されるように、給紙カセット25、感光体ドラム31(本発明の感光体の一例)、帯電装置32(本発明の帯電部材の一例)、現像装置33、転写装置34、クリーニングブレード35、除電装置40、定着装置36、露光装置39、用紙排出部27などを備えている。
また、画像形成部22は、図3に示されるように、転写装置34に転写用の電圧を供給する転写用電圧供給部57、帯電装置32に帯電用の直流電圧を供給する帯電圧供給部52、感光体ドラム31の感光層に流れる直流電流(以下「帯電電流」ともいう。)を検出する電流値検出部59(本発明の電流値検出部の一例)、及び、複合機1の全体を統括的に制御する制御部62などを備えている。
図1に示されるように、給紙カセット25は、画像形成部の下方に設けられている。本実施形態では3つの給紙カセット25が上下方向に配置されている。各給紙カセット25には、複数のシート状の印刷用紙(シート材)が積層された状態で収容される。給紙カセット25に収容された印刷用紙は、給送ローラーなどの給送手段17によって一枚ずつ取り出された後に、画像形成部22の内部の搬送路18を通って転写装置34へ向けて搬送される。
図2に示されるように、感光体ドラム31は、ドラム形状に形成された回転体であり、画像形成部22の内部のフレームなどに回転可能に支持されている。図示しないモーターなどの駆動源から駆動力が伝達されて、図2における時計回転方向へ回転駆動される。感光体ドラム31は、表面に単一の感光層が設けられた構造を有する。具体的には、感光体ドラム31は、光が照射されることによって導電性が高まる有機化合物からなる有機光伝導体などの感光層だけが蒸着された単一層構造を有する。従来の有機感光体ドラムが、内側から下引き層、電荷発生層、電荷輸送層の3層構造であるのに対して、本実施形態の感光体ドラム31は、電荷発生や電荷輸送などの機能を単一の感光層のみで実現するものである。そのため、感光層がすべて磨耗しない限り安定した品質の画像形成が可能である。なお、本発明の感光体として、単一層構造の感光層を有する感光体ドラム31を例示するが、複数の層が積層された有機感光体ドラムであっても本発明は適用可能である。
感光体ドラム31の外周面に沿うように、帯電装置32、現像装置33、転写装置34、クリーニングブレード35、除電装置40が配置されている。
帯電装置32は、感光体ドラム31の上方において、感光体ドラム31の外周面に対向するように設けられている。帯電装置32は、後述の帯電圧供給部52から供給される所定の直流電圧に応じて感光体ドラム31の外周面の感光層を所定の極性の表面電位となるように一様に帯電させる。帯電装置32は、感光体ドラム31の外周面に接触して回転する帯電ローラー32A(図2参照)を有している。帯電圧供給部52から帯電ローラー32Aを経て感光体ドラム31に電圧が印加されることにより、感光体ドラム31の感光層が、印加された電圧に応じた表面電位に帯電される。本実施形態では、帯電ローラー32Aに+1000[V]から+1200[V]の範囲で設定された直流電圧が印加されると、帯電ローラー32Aと感光層との間でコロナ放電が起こり、周囲の気体分子がプラスにイオン化されて、これが前記感光層に付着してプラスの静電気が蓄えられる。なお、帯電装置32は、帯電ローラー32Aによる接触式のものに限られず、非接触式のものでもよい。感光体ドラム31の表面の感光層を静電気で帯電させるものであればどのようなタイプの帯電装置でも適用可能である。また、帯電装置32は、帯電ローラー32Aに−1000[V]から−1200[V]の直流電圧が印加して、前記感光層にマイナスの静電気を生じさせるものであってもよい。
現像装置33は、帯電装置32よりも感光体ドラム31の回転方向の下流側に設けられている。現像装置33は、前記表面電位よりも低いバイアス電圧が印加された現像ローラー33A(図2参照)を有している。現像ローラー33Aによって、図示しないトナーコンテナから運ばれたトナーが感光体ドラム31へ供給される。なお、使用されるトナーは、トナーのみ1成分現像剤であっても、キャリアとトナーとが混在する2成分現像剤であってもよい。
露光装置39は、帯電装置32と現像装置33との間から感光体ドラム31へ向けてレーザービームを照射して、感光体ドラム31の外周面を露光する。これにより、レーザービームに含まれる画像情報に応じた静電潜像が感光体ドラム31の外周面に形成される。感光体ドラム31の外周面にレーザービームが照射されると、その照射された露光部分の電位が放電し、その露光部分によって静電潜像が形成される。現像装置33によって感光体ドラム31にトナーが供給されると、そのトナーは、静電潜像とトナーとの電位差による静電気力によって静電潜像に付着する。
転写装置34は、現像装置33よりも感光体ドラム31の回転方向の下流側に設けられている。転写装置34は、感光体ドラム31の下方において、感光体ドラム31の外周面に対向するように設けられている。転写装置34は、感光体ドラム31の外周面に接触して回転する転写ローラー34A(図2参照)を有している。転写用電圧供給部57から所定値の定電流が転写ローラー34Aに供給される。これにより、感光体ドラム31と転写ローラー34Aとのニップ部に印刷用紙が挟持された状態になると、感光体ドラム32のトナーが印刷用紙の表面に付着する。
図1に示されるように、定着装置36は、転写装置34よりも印刷用紙の搬送方向の下流側に設けられている。定着装置36は、印刷用紙に転写されたトナーをその印刷用紙に定着させるものであり、加熱ローラー38と、この加熱ローラー38に対向配置された加圧ローラー39とを備えている。印刷用紙に転写されたトナーは、定着装置36を通過する際に加熱されて溶融して印刷用紙に定着する。定着装置36を通過した印刷用紙は、用紙排出部27へ排出される。
図2に示されるように、クリーニングブレード35は、転写装置34よりも感光体ドラム31の回転方向の下流側に設けられている。クリーニングブレード35は、用紙に転写されずに感光体ドラム31の外周面上に残存したトナーを除去するものであり、シリコンゴムなどによって形成されている。クリーニングブレード35が感光体ドラム31の外周面上に接触した状態で感光体ドラム31が回転されることで、残存するトナーがトナー受け35Aに削り落とされる。
除電装置40は、クリーニングブレード35よりも感光体ドラム31の回転方向の下流側に設けられている。除電装置40は、感光体ドラム31の感光層に残った電荷を除去するものである。除電装置40としては、感光体ドラム31の外周面に均一の光を照射させて除電するもの、交流放電により除電するもの、或いは導電性の除電ブラシにより除電するものなど、種々の装置を用いることができる。
[帯電圧供給部52]
帯電圧供給部52は、制御部62からの制御信号に応じて帯電ローラー32Aに直流電圧を供給する。帯電圧供給部52は、複合機1が印刷用紙に画像形成可能な画像形成モードにあるときに、感光層が所定の基準電位(例えば+500[V])となるように直流電圧を供給する。一方、複合機1が後述の膜厚測定モードにあるときに、感光体ドラム31の感光層を帯電可能な負極性の直流電圧−Vc(第1直流電圧)を帯電ローラー32Aに供給した後に、前記直流電圧Vcとは逆極性(正極性)であって、前記感光層を帯電可能な直流電圧+Vc(第2直流電圧)を帯電ローラー32Aに供給する。なお、前記膜厚測定モードとは、感光体ドラム31の感光層の膜厚を測定する後述の膜厚測定処理が実行されるときに移行される複合機1の動作モードである。本実施形態では、複合機1は、前記膜厚測定モードと前記画像形成モードとのいずれかの動作モードで動作する。
図3に示されるように、帯電圧供給部52は、直流電圧供給回路53と、切換回路56とを有する。直流電圧供給回路53は、帯電ローラー32Aに直流電圧を印加して、感光体ドラム31の感光層を帯電させる。直流電圧供給回路53から出力される電圧は、制御部62から入力される制御信号によって制御される。具体的には、直流電圧供給回路53は、制御部62からの所定の制御信号を受けると、直流電源63から供給される直流電圧を前記制御信号に応じた一定の電圧に変換して帯電装置32の帯電ローラー32Aへ出力する。本実施形態では、直流電圧供給回路53は、複合機1が後述の膜厚測定モードであるときに、入力される所定の制御信号に従って、後述の膜厚測定処理の際に必要とされる測定用直流電圧として、前記直流電圧−Vc及び前記直流電圧+Vcを順次帯電ローラー32Aに供給する。また、直流電圧供給回路53は、複合機1が前記画像形成モードにあるときに、入力される所定の制御信号に従って、画像形成に必要とされる帯電用直流電圧(例えば直流+1000[V]〜+1200[V]の電圧)を帯電ローラー32Aに供給する。
切換回路56は、制御部62からの切換信号に基づいて、直流電圧供給回路53から供給される直流電圧の極性を反対の極性に切り換えるものである。切換回路56は、複合機1が前記画像形成モードにあるときは作動しないが、前記膜厚測定モードにあるときに、制御部62から前記切換信号が出力されて、その切換信号に基づいて、正極性の前記直流電圧+Vcを出力するか、負極性の前記直流電圧−Vcを出力するかを切り換える。
電流値検出部59は、感光体ドラム31の感光層に直流電圧が印加されたことによって前記感光層に流れる直流電流値を検出する。電流値検出部59は、内部抵抗や内部コンデンサーなどの電子素子で構成された周知の電流検出回路であって、感光体ドラム31と接地電位との間に設けられている。電流値検出部59は制御部62に接続されており、電流値検出部59によって検出された検出値(電流値)は制御部62に送られて、後述の膜厚測定処理に用いられる。なお、本実施形態では、前記膜厚測定モードにおいて、帯電圧供給部から前記直流電圧−Vcが帯電ローラー32Aに供給された後に、更に前記直流電圧+Vcが帯電ローラー32Aに供給された状態で、前記電流値検出部59によって検出された電流値が膜厚測定処理に用いられる。
制御部62は、CPU62A、ROM62B、RAM62Cなどを主な構成要素とするマイクロコンピュータとして構成されている。ROM62Bには、印刷用紙に対する画像形成処理を実行するためのプログラムや、後述する膜厚測定処理を実行するためのプログラムなどが記憶されている。CPU62Aは、これらのプログラムを実行することにより、前記画像形成処理及び前記膜厚測定処理を実行する。
本実施形態では、制御部62は、後述の膜厚測定処理が実行されることによって、本発明の膜厚測定部として機能する。つまり、制御部62は、前記膜厚測定モードにおいて、電流値検出部59によって検出された検出値に基づいて感光体ドラム31の感光層の膜厚を決定する。なお、具体的な決定方法については後述する。
また、制御部62は、後述の膜厚測定処理が実行されることによって、本発明の交換時期判定部として機能する。つまり、制御部62は、決定された前記感光層の膜厚が予め定められた閾値以下になった場合に感光体ドラム31が交換時期であること、つまり、寿命が尽きたことを判定する。なお、具体的な判定方法については後述する。
また、制御部62は、後述の膜厚測定処理が実行されることによって、本発明の電圧設定部として機能する。つまり、制御部62は、決定された前記感光層の膜厚に対応する電圧値を決定して、帯電ローラー32Aへの印加電圧に設定する。なお、具体的な設定方法については後述する。
制御部62のROM62Bは、本発明の第1記憶部及び第2記憶部の一例であって、後述する膜厚測定処理に用いられる閾値や、感光体ドラム31の感光層の膜厚と前記感光層に流れる帯電電流との対応関係(図4(A)の直線太実線参照)が示された対応情報であるテーブルデータ(第1対応情報)などの情報が記憶されている。
ここで、図4(A)に示される直線81について説明する。一般に、帯電ローラー32Aのように感光体ドラム31に接触して帯電させる接触帯電方式においては、次式(1)の実験式に示されるように、放電開始電圧Vcsは、感光体ドラム31の比誘電率kとしたときに、感光層の膜厚dに比例することが知られている。
Figure 0005925156
仮に、感光体ドラム31の比誘電率k=3とすると、感光層の膜厚d=30μmのときの帯電ローラー32Aと感光層との間の放電開始電圧Vcsは652[V]となる。同様に、感光層の膜厚d=20μmのときの放電開始電圧Vcsは580[V]となる。つまり、膜厚によって放電開始電圧Vcsが変わることが分かる。この場合に、前記放電開始電圧Vcsよりも高い直流電圧を帯電ローラー32Aに印加すると、膜厚dが薄いほど感光層の帯電電圧は高くなり、帯電電流は大きくなる。また、膜厚dが厚いほど感光層の帯電電圧は低くなり、帯電電流は小さくなる。このような関係性を後述する実験によって予め取得した情報が図4(A)の直線81で示される対応関係である。
図4(A)に示される直線81の情報は、以下の要領で取得される。まず、膜厚の限界値である最小膜厚(例えば19μm)の感光層を有する感光体ドラム31を用意し、この感光体ドラム31を画像形成部22にセットする。そして、帯電圧供給部52から前記直流電圧−Vcを帯電ローラー32Aに供給する。そして、感光体ドラム31の感光層の全域が負極性の所定電位に帯電されると、その後、前記直流電圧+Vcを帯電ローラー32Aに供給した状態で、電流値検出部59の検出値を取得する。このときの電流値が図4(A)における帯電電流Iaであって、本発明の第1電流値に相当する。また、膜厚の最大値である最大膜厚(例えば38μm)の感光層を有する感光体ドラム31を用意し、この感光体ドラム31を画像形成部22にセットする。そして、帯電圧供給部52から前記直流電圧−Vcを帯電ローラー32Aに供給する。これによって感光体ドラム31の感光層の全域が負極性の所定電位に帯電されると、その後、前記直流電圧+Vcを帯電ローラー32Aに供給した状態で、電流値検出部59の検出値を取得する。このときの電流値が図4(A)における電流Ib(<Ia)であって、本発明の第2電流値に相当する。感光層を流れる帯電電流と感光層の膜厚との間には比例関係があるため、前記最小膜厚に対応する帯電電流Iaと前記最大膜厚に対応する帯電電流Ibとが分かれば、図4(A)の直線81が得られる。なお、前記直流電圧−Vc及び前記直流電圧+Vcは、いずれも、絶対値が放電開始電圧Vcsの絶対値よりも大きい。なお、図4の直線82は、正極性の直流電圧+Vcだけが帯電されたときに得られる膜厚と帯電電流との関係を示しており、膜厚に対して帯電電流の範囲が直線81に比べて半分になっていることが読み取られる。
また、ROM62Bには、図4(B)に示されるように、感光体ドラム31の感光層の膜厚と、画像形成時に帯電ローラー32Aに印加される印加電圧との対応関係を示すテーブルデータ77(第2対応情報)が記憶されている。感光体ドラム31の感光層が所定の膜厚である場合に、テーブルデータ77においてその膜厚に対応する印加電圧が帯電ローラー32Aに供給されると、前記感光層が所定の基準電位(例えば+500[V])に帯電される。
以下、図5を参照して、帯電ローラー32Aと感光体ドラム31の感光層との間の放電開始電圧Vcsについて説明する。図5は、前記最小膜厚(19μm)の感光層及び前記最大膜厚(38μm)の感光層それぞれに対して、負極性及び正極性の直流電圧を印加したときの帯電電圧を示すグラフである。図5において、折れ線91は前記最小膜厚の感光層の帯電電圧を示しており、折れ線92は前記最大膜厚の感光層の帯電電圧を示している。
図5に示されるように、折れ線91及び折れ線92はともに、正極性の直流電圧を印加したときと、負極性の直流電圧を印加したときとを比較すると、対称な関係性を有している。つまり、正負いずれの直流電圧を印加しても放電開始電圧の大きさ(絶対値)は同じであり、印加電圧が放電開始電圧を超えた場合も同じ傾きで帯電電位が大きくなる。本実施形態では、この特性に着目して、感光体ドラム31の感光層に負極性の電圧を印加して感光層をマイナスに帯電させた後に、印加する電圧を正極性に切り換えて再び感光層に電圧を印加してプラスに帯電させることによって、感光層の膜厚を精度よく測定することを可能としている。例えば、折れ線91において、負極側の放電開始電圧が−Vbであり、正極側の放電開始電圧が+Vbである場合に、直流電圧−Vcを印加して感光層を−Vfb(=−Vc+Vb)に帯電させ、その後、直流電圧+Vcを印加すると、−Vfbが電位差の下限の基準になるため、実質的に、感光層と帯電ローラー32Aとの電位差は、その基準から2Vc−Vbの大きさとなる。この場合、前記基準から+Vb増加したところで放電が開始されるため、前記電位差から放電開始電圧+Vbを差し引いた電位2Vc−2Vbに感光層が帯電されることになる。
同様に、折れ線92において、負極側の放電開始電圧が−Vaであり、正極側の放電開始電圧が+Vaである場合に、直流電圧−Vcを印加して感光層を−Vfa(=−Vc+Va)に帯電させ、その後、直流電圧+Vcを印加すると、2Vc−2Vaの大きさの電位が感光層に帯電されることになる。
このため、直流電圧−Vcを印加した後に更に直流電圧+Vcを印加したことによる各感光層の帯電電位の差は、2(Vb−Va)となる。これは、一方の極性(例えば正極性)の電圧だけを印加したときの電位差Vb−Vaに比べると、電位差は2倍となる。したがって、本実施形態では、前記電位差2(Vb−Va)に対応する帯電電流の範囲内で前記最小膜厚から前記最大膜厚を対応付けた対応情報(図4の直線81参照)が用いられることにより、高い分解能で感光層の膜厚を測定することが可能となる。
次に、図6のフローチャートを参照して、制御部62によって実行される膜厚測定処理の手順とともに、本発明の膜厚測定方法について説明する。図中のS11、S12、・・・は処理手順(ステップ)の番号を表している。各ステップにおける処理は、制御部62によって、より詳細にはCPU62AがROM62B内のプログラムを実行することによって行われる。なお、以下の説明においては、ステップS11の時点で、複合機1が印刷用紙に画像形成可能な画像形成モードにあるものとする。
まず、ステップS11では、制御部62は、複合機1に対して膜厚測定要求が入力されたかどうかを判定する。ここで、膜厚測定要求は、例えば、複合機1の主電源が投入されたこと、複合機1に対して膜厚測定指示が入力されたこと、印刷累積枚数が予め設定された枚数に到達したこと、複合機1の稼働時間が予め設定された時間になったことなどの条件を満たすことである。このような条件を満たした場合に感光層の膜厚を測定することで、複合機1の使用環境や使用状況に応じて正確な膜厚を測定することができる。前記膜厚測定要求が入力された場合は、制御部62は、複合機1の動作モードを画像形成モードから、感光体ドラム31の感光層の膜厚を測定する膜厚測定モードに切り換える。
次のステップS12では、制御部62は、除電装置40を停止させて、感光体ドラム31上の電化を除去しないようにする。そして、次のステップ13では、制御部62は、帯電ローラー32Aに直流電圧−Vcを供給(印加)して、感光層を帯電させる。ここで、ステップ13は、本発明の第1ステップの一例である。
その後、感光体ドラム31の感光層の全域を帯電させるため、直流電圧−Vcを供給した状態で、感光体ドラム31が1回転するまで待つ(S14)。つまり、直流電圧供給回路53は、感光層の全域が帯電するまで直流電圧−Vcを帯電ローラー32Aに供給する。感光体ドラム31が一回転して、前記感光層の全域が帯電すると、続いて、制御部62は、切換回路56に切換信号を出力して、直流電圧供給回路53から供給される電圧の極性を反対の極性に切り換えて、直流電圧供給回路53から直流電圧+Vcを帯電ローラー32Aへ供給させる(S15)。ここで、ステップS15は、本発明の第2ステップの一例である。そして、感光層の全域が直流電圧+Vcによって帯電するまで、再び、感光体ドラム31が1回転するまで待つ(S16)。
次のステップ17では、制御部62は、直流電圧+Vcを帯電ローラー32Aに供給したままの状態で、電流値検出部59から入力された検出値に基づいて前記感光層に流れる帯電電流の電流値を検出する。ここで、ステップS17は、本発明の第3ステップの一例である。
次のステップS18では、制御部62は、前記ステップS17において検出された帯電電流の電流値に基づいて感光体ドラム31の感光層の膜厚を決定する。具体的には、制御部62は、ROM62B内のテーブルデータ(図4(A)参照)から、前記電流値に対応する膜厚を抽出する。例えば、ステップS17において電流値Iaが検出された場合は、それに対応する膜厚19[μm]が前記テーブルデータから抽出される。また、ステップS17において電流値Ib検出された場合は、それに対応する膜厚38[μm]が前記テーブルデータから抽出される。このように抽出された膜厚が、感光体ドラム31の感光層の膜厚である。ここで、ステップS18が、本発明の第4ステップの一例である。また、ステップS18を実行する制御部62が、本発明の膜厚測定部の一例である。
次のステップS19では、制御部62は、前記ステップS18で抽出された膜厚が予め定められた閾値以下であるかどうかを判定する。ここで、前記閾値は、感光体ドラム31の感光層が所定の印刷品質を維持できなくなるほどに摩耗したかどうかを判定するための閾値である。例えば、印刷品質を維持できる最低膜厚を実験などによって予め測定しておき、その測定結果を前記閾値とすることが考えられる。前記膜厚が前記閾値以下であると判定されると、制御部62は、ステップS20に進み、感光体ドラム31が交換時期である旨を示すメッセージ情報を出力する。例えば、前記閾値が膜厚19[μm]である場合は、前記ステップS18で抽出された膜厚が19[μm]と判定されると、前記メッセージ情報が出力される。前記メッセージ情報は、例えば、複合機1の操作パネル(不図示)や、複合機1に通信接続された外部の情報処理装置などに出力される。前記メッセージ情報を出力した後に、制御部62はステップS21に進む。ここで、ステップS19及びS20を実行する制御部62が、本発明の交換時期判定部の一例である。なお、ステップS19において、抽出された前記膜厚が前記閾値よりも大きい場合は、制御部62は、感光体ドラム31が交換時期に達していないと判断して、ステップS21に進む。
次のステップ21では、ステップS18で抽出された膜厚に対応する印加電圧の電圧値をROM62B内のテーブルデータ76(図5(B)参照)から抽出して、抽出された電圧値を感光体ドラム31の感光層に印加する印加電圧に設定する。具体的には、抽出された前記電圧値の直流電圧を直流電圧供給回路53から供給される電圧値に設定する。例えば、ステップS16で抽出された膜厚が19[μm]である場合は、それに対応する印加電圧1000[V]が設定される。また、ステップS16で抽出された膜厚が38[μm]である場合は、それに対応する印加電圧1200[V]が設定される。なお、制御部62は、複合機1の動作モードが前記画像形成モードに戻ると、ステップS21で設定された電圧値の直流電圧を出力させる制御信号を生成して、画像形成に必要なタイミングで前記制御信号を直流電圧供給回路53に出力する。ここで、ステップS21を実行する制御部62が、本発明の電圧設定部の一例である。
続いて、制御部62は、直流電圧供給回路53に停止信号を出力して、直流電圧+Vcの供給を停止するとともに、複合機1の動作モードを前記膜厚測定モードから前記画像形成モードに戻す(S22)。つまり、複合機1が画像形成モードであるときには、交流電圧は帯電ローラー32Aに供給されない。これにより、前記膜厚測定モードにおいて実行される膜厚測定処理が終了する。
上述したように、本実施形態では、制御部62による前記膜厚測定処理の際に、最初に直流電圧−Vcを帯電ローラー32Aに供給し、その後、帯電した電荷を除電することなく、逆極性の直流電圧+Vcが帯電ローラー32Aに供給される。これにより、感光層と帯電ローラー32Aとの間の電位差が大きくなるため、印加電圧において感光層の帯電に使用される電圧範囲が拡大され、その結果、前記電圧範囲に対応する帯電電流の電流値の範囲も拡大されるので、測定分解能が高くなり、前記電流値と感光層の膜厚の対応関係とから前記膜厚を正確に測定することができる。
また、従来の同じ測定分解能で感光層の膜厚を測定する場合は、印加電圧Vcの大きさ(絶対値)を従来の半分にすることができる。このため、画像形成時以外の感光層への帯電ストレスを軽減することができる。これにより、感光層の寿命の低下を防止することができ、また、膜厚が薄い状態でピンホールが発生する危険性を低減することができる。
また、制御部62により決定された膜厚に基づいて感光体ドラム31の交換時期が判定されるため、ユーザーは、複合機1における感光体ドラム31の正確な交換時期を認識することができる。また、感光体ドラム31の寿命が尽きるまで感光体ドラム31を無駄なく使用することができる。
また、制御部62により決定された膜厚に基づいて感光体ドラム31の帯電電位に最適な印加電圧が設定されるため、常に感光体ドラム31の帯電電位を所定の基準電位となるように安定して維持することができる。これにより、帯電電位のばらつきに起因する印刷品質のばらつきが防止され、印刷品質が安定する。
なお、上述の実施形態では、前記膜厚測定処理において帯電ローラー32Aに供給される直流電圧の大きさ(絶対値)を同じ電圧値Vcとしているが、これに限られない。後に供給される電圧値は、最初に供給される電圧値以下であって放電開始電圧よりも大きいものであればよい。このような電圧値であっても、測定分解能が従来よりも大きくなり、感光層の膜厚を正確に測定可能となる。
また、上述の実施形態では、前記膜厚測定処理において、最初に負極性の直流電圧−Vcを供給した後に正極性の直流電圧+Vcを供給する例について説明したが、これに限られない。最初に正極性の直流電圧+Vcを供給した後に負極性の直流電圧−Vcを供給する実施例であってもよい。
1:複合機
10:画像読取部
22:画像形成部
31:感光体ドラム
32:帯電装置
33:現像装置
34:転写装置
39:露光装置
40:除電装置
52:帯電圧供給部
53:直流電圧供給回路
56:切換回路
59:電流値検出部
62:制御部

Claims (7)

  1. 表面に感光層が設けられた感光体と、
    前記感光層を帯電させる帯電部材と、
    前記感光層を帯電可能な第1直流電圧を前記帯電部材に供給した後に前記第1直流電圧とは逆極性であって前記感光層を帯電可能な第2直流電圧を前記帯電部材に供給する直流電圧供給部と、
    前記直流電圧供給部によって前記第2直流電圧が供給された状態で前記感光層に流れる直流電流値を検出する電流値検出部と、
    前記電流値検出部によって検出された検出値に基づいて前記感光層の膜厚を決定する膜厚測定部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記直流電圧供給部は、前記感光層の全域が前記帯電部材によって帯電されるまで前記第1直流電圧を前記帯電部材に供給し、その後、前記第2直流電圧を前記帯電部材に供給する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電流値検出部によって検出された最小膜厚を有する感光層に流れる第1電流値から前記電流値検出部によって検出された最大膜厚を有する感光層に流れる第2電流値までの電流範囲において前記最小膜厚から前記最大膜厚までの各膜厚と電流値との対応関係を示す第1対応情報を記憶する第1記憶部を更に備え、
    前記膜厚測定部は、前記電流値検出部による検出値に対応する前記膜厚を前記第1記憶部の前記第1対応情報から抽出する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記膜厚測定部によって決定された膜厚が予め定められた閾値以下になった場合に前記感光体が交換時期であることを判定する交換時期判定部を更に備える請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記感光層の膜厚と画像形成時に前記感光層に印加される直流電圧の電圧値との対応関係を示す第2対応情報を記憶する第2記憶部と、
    前記膜厚測定部によって決定された膜厚に対応する前記電圧値を前記第2記憶部の前記第2対応情報から抽出して前記画像形成時における前記感光層への印加電圧に設定する電圧設定部と、を更に備える請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記直流電圧供給部は、前記第1直流電圧の電圧値の絶対値以下の大きさの前記第2直流電圧を前記帯電部材に供給する請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 感光体を帯電させる帯電部材に前記感光体の感光層を帯電可能な第1直流電圧を供給する第1ステップと、
    前記第1ステップによって前記第1直流電圧を供給した後に前記第1直流電圧とは逆極性で前記感光層を帯電可能な第2直流電圧を前記帯電部材供給する第2ステップと、
    前記第2ステップによって前記第2直流電圧が供給された状態で、前記感光層に流れる直流電流値を検出する第3ステップと、
    前記第3ステップによって検出された検出値に基づいて前記感光層の膜厚を決定する第4ステップと、を含む感光層の膜厚測定方法。
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