JP5924531B2 - 熱源機 - Google Patents

熱源機 Download PDF

Info

Publication number
JP5924531B2
JP5924531B2 JP2012115579A JP2012115579A JP5924531B2 JP 5924531 B2 JP5924531 B2 JP 5924531B2 JP 2012115579 A JP2012115579 A JP 2012115579A JP 2012115579 A JP2012115579 A JP 2012115579A JP 5924531 B2 JP5924531 B2 JP 5924531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
hot water
flame
switching
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012115579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013242085A (ja
Inventor
晴喜 井上
晴喜 井上
跡部 嘉史
嘉史 跡部
隆志 久保
隆志 久保
恵梨 米多
恵梨 米多
智也 中野
智也 中野
長野 克則
克則 長野
憲司 田邉
憲司 田邉
大輔 山口
大輔 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2012115579A priority Critical patent/JP5924531B2/ja
Publication of JP2013242085A publication Critical patent/JP2013242085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5924531B2 publication Critical patent/JP5924531B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、湯水等の熱媒体を加熱して熱を供給する熱源機に関するものである。
湯水を加熱して出湯する給湯器や湯水循環式の暖房機器のように、筐体内部にバーナ等の燃焼装置と熱交換器とを備え、給湯や暖房等を目的として湯水等の熱媒体を加熱する熱源機が広く知られている。このような熱源機では、使用者から要求される湯量や湯温が頻繁に変化する。そのため、熱源機に内蔵される燃焼装置では、給湯量や給湯温度等の変化に合わせて燃焼量を変化させている。
このような熱源機として、例えば、特許文献1に開示された給湯器がある。
特許文献1に開示された給湯器では、バーナが配される領域を3つに分割すると共に、バーナに燃料を供給するためのガス流路を3つに分岐させている。そして、3つに分割された領域にそれぞれ配されたバーナに対して、3つに分岐した流路のそれぞれを介して燃料ガスが供給される構造となっている。すなわち、中央部と、右側部と、左側部の各領域にそれぞれ配されたバーナに対し、ガス流路の3つに分岐した部分がそれぞれ連続している構造となっており、中央部と、右側部と、左側部の各領域に個別に燃料を供給可能な構造となっている。
そして、特許文献1に開示された給湯器では、中央部と、右側部と、左側部のそれぞれの領域で個別に燃焼動作を実施可能となっている。
つまり、特許文献1に開示された給湯器では、中央部と、右側部と、左側部の少なくとも1つ以上の領域で燃焼動作を実施しており、燃焼動作を実施する部分の組み合わせによって燃焼量を切り替える構造となっている。具体的には、中央部と右側部と左側部の全てで燃焼動作を実施する状態と、中央部と右側部のみで燃焼動作を実施する状態と、中央部と左側部のみで燃焼動作を実施する状態と、中央部のみで燃焼動作を実施する状態を切替可能であり、燃焼量を4段に切替可能な構造となっている。
特開平9−105552号公報
ところで近年、狭い設置場所(例えばマンション等のパイプシャフト)に設置可能な熱源機が市場から望まれており、そのような要求に応えるべく小型化された熱源機が開発されている。そして、このような熱源機で採用される熱交換器として、流水管を単段に設けた小型の熱交換器がある。このような小型の熱交換器を採用すると、熱交換器の製造コストを抑制できるため、熱源機を安価に提供することも可能となる。
この小型の熱交換器につき、具体的に説明する。
フィンアンドチューブ式と称される熱交換器は、通常、上部と下部とが開放された略角筒状の缶体と、この缶体の外壁部分を貫通すると共に缶体の内外に亘って蛇行して延びる流水管と、流水管に一体に取り付けられたフィンによって構成されている。
ここで、一般的な熱交換器は、通常、流水管を複数段に亘って設けている。すなわち、水平方向の一方側から他方側(図8(a)の矢印A1の方向)へ蛇行して延びる流水管を他方側端部で上下方向へ折り返し、水平方向の他方側から一方側(図8(a)の矢印A2の方向)へと蛇行して延ばす構造となっている。
これに対して、上記した小型の熱交換器では、流水管を水平方向の一方側から他方側へ(図8(b)の矢印A1の方向)と蛇行して延ばし、そのまま缶体外部へと延出させる構造となっている。
つまり、上記した小型の熱交換器は、流水管を単段(1段)に設けることにより、複数段に設けられるものに比べて高さを低くすることができる。このため、熱源機の筐体が小さい場合であっても筐体への収納が容易であるという利点がある。
ところが、このような小型の熱交換器を採用した熱源機において、上記した燃焼量の切替動作を実施すると、燃焼量が一時的に過剰となることで目標温度よりも非常に高温な湯水が出湯してしまう所謂オーバーシュートが発生する場合があった。このことにつき、以下でさらに具体的に説明する。
ここで、水平方向の右側から左側へ蛇行して延びる流水管が単段に設けられた熱交換器を採用し、バーナが配される領域を右側部と、中央部と、左側部の3つに分割した熱源機において、実際に燃焼動作を実施する領域を切り替えて燃焼量を変化させる場合を例に挙げて説明する。より具体的には、右側部と、中央部と、左側部のそれぞれの領域で個別に燃焼動作を実施可能であって、熱交換器の上流側、中流側、下流側のそれぞれに対して右側部と、中央部と、左側部がそれぞれ対応した熱源機で燃焼量を変化させる場合を例に挙げて説明する。
このような熱源機で、中央部と右側部で燃焼動作を実施する状態から、中央部と左側部で燃焼動作を実施する状態へ切り替えると、切り替え動作前に流水管の上流側(右側)を流れていた湯水は、切り替え動作後に流水管の下流側(左側)を流れることとなる。すると、この湯水は流水管の上流側(右側)で加熱された後、中流側(中央側)で加熱され、さらに下流側(左側)でも加熱されることとなる。そして、このように湯水が加熱されてしまうと、出湯される湯水は所望される温度よりも高温となってしまう。
すなわち、切り替え動作前の状態では、上流側と中流側で大きく加熱され、下流側を通水する際には大きく加熱されない。したがって、切り替え動作前の状態では、上流側と中流側で大きく加熱されるだけで湯水が所定の温度まで昇温されている。
一方、切り替え動作後の安定時では、中流側と下流側で大きく加熱され、上流側を通水する際には大きく加熱されない。したがって、切り替え動作後の状態では、中流側と下流側で大きく加熱されるだけで湯水が所定の温度まで昇温されている。
しかしながら、切り替え動作の直後では、切り替え動作前の状態ですでに上流側と中流側で大きく加熱された湯水が、下流側でも大きく加熱される。そのため、結果的に全ての領域で大きく加熱された湯水が出湯されることとなり、切り替え動作前の状態における設定温度よりも高温であり、切り替え動作後の状態における設定温度よりも高温の湯水が出湯されることとなる。このことにより、所望の温度よりも高い温度で湯水が出湯されてしまう大きなオーバーシュートが発生してしまう。
さらに付言すると、流水管が複数段に亘って延びる熱交換器を採用した場合では、同様の燃焼量の切り替え動作を実施しても、大きなオーバーシュートが発生し難くなっている。
詳説すると、流水管が複数段に亘って延びる熱交換器を採用した熱源機において、上記と同様の燃焼量の切り替え動作を実施した場合、切り替え動作前に流水管の一段目右側を流れていた湯水は、切り替え動作後に流水管の一段目左側を流れることとなる。このことにより、湯水は、流水管の一段目右側部で加熱された後、一段目中央部で加熱され、さらに一段目左側部でも加熱されることとなる。すなわち、流水管の一段目においては、上記した場合と同様に湯水が過剰に加熱されてしまう。
しかしながら、このような熱源機では、流水管の一段目を通過した湯水が引き続いて流水管の二段目を流れることとなる。そして、この湯水は、流水管の二段目左側部で加熱された後、二段目中央部で加熱されるが、二段目右側部では加熱されない(大きく加熱されない)こととなる。つまり、流水管の二段目以降においては、湯水が切替え後の燃焼動作で通常通り加熱されることとなる。
そして、流水管の段数が多い程、流水管全体に占める一段目の割合が小さくなる。換言すると、湯水が流水管の通過に伴って加えられる総熱量のうち、一段目の通過時に加えられる熱量の割合が小さくなる。このため、一段目のみで湯水が過剰加熱されてしまっても、そもそも一段目で加えられる熱量が熱交換器全体で加えられる総熱量のうちの僅かでしかないので、熱交換器から出湯される湯水の出湯温度が目標とする温度から大きくずれてしまうことがない。別言すると、流水管の一段目のみで湯水が過剰加熱されてしまい、仮に出湯温度が目標とする温度を上回ってしまった場合であっても、出湯温度は目標温度をわずかに上回るに留まる。このことにより、流水管が複数段に亘って延びる熱交換器を採用した熱源機では、燃焼量の切り替え動作を実施する際の大きなオーバーシュートが発生し難くなっている。
さらにいうと、流水管が単段(一段)に設けられた熱交換器であっても、流水管の延び方向が異なる場合、すなわち、流水管が右側部から左側部へ延びた後、左側で折り返して左側部から右側部へ延び、また右側で折り返して右側部から左側部へ延びる・・・といった方向に流水管が蛇行して延びる熱交換器を採用した場合には、大きなオーバーシュートが発生し難くなっている。すなわち、このように流水管が延びる熱交換器を採用し、上記と同様にバーナが配される領域を右側部と、中央部と、左側部の3つに分割した熱源機では、上記と同様の燃焼量の切り替え動作を実施しても、大きなオーバーシュートが発生し難くなっている。
具体的に説明すると、このような熱源機において、上記と同様の燃焼量の切り替え動作を実施した場合、最初に湯水が流水管の右側から流水管の左側へ流れるとき、湯水は、流水管の右側部で加熱された後、中央部で加熱され、さらに左側部でも加熱されることとなり、過剰に加熱されてしまう。しかしながら、1度目の折り返し後に流水管の左側から流水管の右側へ流れるとき、さらに続いて2度目の折り返し後に流水管の右側から流水管の左側へ流れるとき・・・のように、1度目の折り返し以降に湯水が流水管の左右方向を流れるときには、湯水は切替え後の燃焼動作で通常通り加熱されることとなる。
したがって、この場合、流水管の折り返し回数が多い程、流水管全体に占める1度目の折り返し前の部分の割合が小さくなる。換言すると、湯水が流水管の通過に伴って加えられる総熱量のうち、一回目の折り返し前における流水管の通過時に加えられる熱量の割合が小さくなる。このため、一回目の折り返し前でのみ湯水が過剰加熱されてしまっても、そもそも一回目の折り返し前で加えられる熱量が熱交換器全体で加えられる総熱量のうちの僅かでしかないので、熱交換器から出湯される湯水の出湯温度が目標とする温度から大きくずれてしまうことがない。別言すると、流水管の一回目の折り返し前のみで湯水が過剰加熱されてしまい、仮に出湯温度が目標とする温度を上回ってしまった場合であっても、出湯温度は目標温度をわずかに上回るに留まる。すなわち、燃焼量の切り替え動作を実施する際の大きなオーバーシュートが発生し難くなっている。
これらに対して、流水管が単段(一段)に設けられ、且つ、流水管全体における延び方向(左右方向)がバーナの配列方向に沿っている熱交換器では、流水管全体に占める一段目の割合が全て(略全て)となり、流水管の一段目を通過する際に加えられる熱量がそのまま熱交換器で加えられる総熱量と同じ(略同じ)となる。そのため、流水管の一段目で湯水を過剰加熱してしまうと、この過剰加熱が熱交換器から出湯した湯水の出湯温度に大きく影響を与えてしまい、結果、湯水の出湯温度が目標とする出湯温度を大きく上回ってしまう可能性がある。すなわち、小型の熱交換器を採用し、熱交換器の流水管全体の延び方向とバーナの配列方向が同一となる熱源機において、従来の燃焼量の切り替え動作を実施したのでは、構造上、大きなオーバーシュートが発生してしまうおそれがあった。
そこで本発明は、上記した従来技術の問題に鑑み、仮に小型の熱交換器を採用した場合であっても、燃焼量の切り替え動作時に大きなオーバーシュートが発生することのない熱源機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、火炎形成部と、燃料供給路と、熱交換器とを有し、前記熱交換器は、液流通可能な液体流路を備え、当該液体流路を流れる液体と、火炎形成部が燃料を燃焼することによって生成される燃焼ガスとの間で熱交換が行われるものであり、前記火炎形成部は、前記熱交換器の全体的な湯水の流れ方向に対応して複数の燃焼領域に区画されており、それぞれの燃焼領域で個別に火炎を形成可能であって、火炎を形成する燃焼領域を増減する切替えが可能であり、前記複数の燃焼領域は、前記液体流路の下流側に対応する下流側燃焼領域を含むものであり、前記下流側燃焼領域で火炎を形成していない状態から、前記下流側燃焼領域で火炎を形成する状態へと切り替える際に、前記下流側燃焼領域で火炎が形成されていない状態を維持する切替間動作を実施することを特徴とする熱源機である。
本発明の熱源機は、火炎形成部は、前記熱交換器の全体的な湯水の流れ方向に対応して複数の燃焼領域に区画され、各燃焼領域で個別に火炎を形成可能となっている。そして、各燃焼領域でそれぞれ火炎を形成する状態と火炎を形成しない状態とを切り替えることで火炎を形成する燃焼領域を増減させ、それにより、燃焼量の切替えが可能な構造となっている。
また本発明の熱源機では、区分けされた複数の燃焼領域に、熱交換器の液体流路の下流側に対応する下流側燃焼領域が含まれている。そして、下流側燃焼領域で火炎を形成していない状態から、下流側燃焼領域で火炎を形成する状態へと変更させる燃焼領域の切り替え動作が実施される際に、この下流側燃焼領域で火炎を形成しない状態を維持する切替間動作を実施している。
このような切替間動作を実施すると、燃焼量の切り替え動作を実施する際、燃焼量の切り替え前にすでに液体流路の上流側で加熱した湯水を、燃焼量の切り替え後に液体流路の下流側で過剰に加熱してしまうことがない。
つまり、切替間動作を実施することで、燃焼量の切り替え前に液体流路の上流側で加熱された湯水は、切替間動作の実施中に液体流路の下流側を流れ、その後に外部へ排出される。ここで、切替間動作の実施中は下流側燃焼領域で火炎を形成しない状態が維持されるので、湯水が液体流路の下流側で大きく加熱されることはない。別言すると、燃焼量の切り替え動作に起因して湯水が過剰加熱されてしまうことがない。したがって、液体流路に流入した湯水は燃焼量の切り替え前の状態で加熱されてから液体流路の外部へと排出され、その後に、新たに液体流路へ流入した湯水が切り替え後の燃焼量で加熱されることとなる。すると、液体流路からは燃焼量の切り替え前の状態で加熱された湯水と、燃焼量の切り替え後の状態で加熱された湯水とが連続して排出されることとなり、過剰に加熱された湯水が排出されることがない。したがって、燃焼量の切り替え動作時に大きなオーバーシュートが発生することがない。
請求項2に記載の発明は、前記複数の燃焼領域は、前記液体流路の上流側に対応する上流側燃焼領域を含み、前記上流側燃焼領域で火炎が形成されている状態から、前記上流側燃焼領域で火炎が形成されていない状態へと切り替え、且つ、前記下流側燃焼領域で火炎を形成していない状態から、前記下流側燃焼領域で火炎を形成する状態へと切り替える際に、前記切替間動作を実施することを特徴とする請求項1に記載の熱源機である。
かかる構成によると、大きなオーバーシュートが比較的発生し易い燃焼量の切替え動作を実施する際に切替間動作を実施するため、より確実に大きなオーバーシュートの発生を防止できる。
請求項3に記載の発明は、前記切替間動作は、所定時間継続して実施されることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱源機である。
請求項4に記載の発明は、前記切替間動作は、所定量以上の通水量が検知されたことを条件に終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱源機である。
これらの構成によると、燃焼量の切り替え前に液体流路の上流側で加熱された湯水が、液体流路を通過するに足る十分な時間だけ切替間動作が継続される。そのため、燃焼量の切り替え前に液体流路へ流入した湯水が確実に外部へ排出されてから、切り替え後の燃焼量で湯水の加熱を開始できる。したがって、さらに確実に大きなオーバーシュートの発生を防止できる。
本発明では、前記下流側燃焼領域で火炎を形成していない状態から、前記下流側燃焼領域で火炎を形成する状態へと切り替える際に、前記下流側燃焼領域で火炎が形成されていない状態を維持する切替間動作を実施している。このため、燃焼量の切り替え前に熱交換器の液体流路へ流入した湯水が液体流路の外部へと排出された後で、切り替え後の燃焼量で湯水を加熱することができる。
このことにより、燃焼量の切り替え前に熱交換器の液体流路へと流入して液体流路の上流側ですでに加熱された湯水が、液体流路の下流側でさらに過剰に加熱されてしまうことがなく、大きなオーバーシュートの発生を防止できるという効果がある。
本発明の実施形態に係る給湯装置を示す作動原理図である。 図1の一次熱交換器を示す斜視図であり、フィンを省略して示す。 図1の一次熱交換器における湯水の流れを示す説明図であり、フィンを省略して示す。 図1の燃焼部において、燃焼動作の段数を変更する様子を示す説明図である。 本実施形態の切替間動作を行うことなく燃焼動作の段数を変更した場合において、湯水が過剰加熱されてしまう様子を示す説明図であり、(a)は段数の変更前の状態を示し、(b)は段数の変更後の状態を示す。 図1の給湯装置において段数を変更する際に切替間動作を実施する様子を示す説明図であり、(a)は段数の変更前の状態を示し、(b)は(a)の状態に続いて切替間動作を実施している状態を示し、(c)は段数の変更後の状態を示す。 図1の給湯装置で段数の変更動作を実施する際の手順を示すフローチャートである。 流水管を複数段に設けた一般的な熱交換器と、流水管を単段に設けた小型の熱交換器の流水管の延び方向を説明する説明図であり、(a)は一般的な熱交換器を示し、(b)は単段に設けた小型の熱交換器を示す。
以下、本発明の実施形態に係る給湯装置1(熱源機)について詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また以下の説明において、前後上下左右の位置関係については特に断りのない限り通常の設置状態を基準として説明する。
給湯装置1は、図1で示されるように、外部から供給された燃料を燃焼して燃焼ガスを生成する燃焼部2と、燃焼部2に燃焼用の空気を供給する送風機3と、燃焼部2で生成した燃焼ガスの主に顕熱を回収する一次熱交換器4(熱交換器)と、潜熱を回収する二次熱交換器5(熱交換器)とを備えた所謂潜熱回収型と称されるものである。
そして、本実施形態の給湯装置1は、図示しない燃料供給源から燃焼部2へ燃料ガスを供給するための燃料供給系統6を備えている。また、本実施形態の給湯装置1は、図示しない給水源から導入された湯水を二次熱交換器5及び一次熱交換器4へ流し、二次熱交換器5及び一次熱交換器4で加熱した湯水を給湯栓55から出湯させる一般給湯運転動作を行う給湯系統7と、二次熱交換器5で発生するドレンを中和して外部へ排出するためのドレン排出系統8とを備えている。
さらに、本実施形態の給湯装置1は内部に制御装置9を備えており、制御装置9が給湯装置1の各部に動作指令を出すことにより、給湯装置1が各種運転を実施する。
燃焼部2は、複数のバーナが並列して形成される火炎形成部を備えており、この火炎形成部は、3つの燃焼領域(上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域β、下流側燃焼領域γ)に区画されている。
3つの燃焼領域(上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域β、下流側燃焼領域γ)には、それぞれ複数本のバーナによって構成される3つのバーナグループ(第1バーナグループ15,第2バーナグループ16,第3バーナグループ17)が配された状態となっている。
より具体的には、2本のバーナによって形成される第1バーナグループ15と、3本のバーナによって形成される第2バーナグループ16と、5本のバーナによって形成される第3バーナグループ17とが、水平方向に並列して配された状態となっている。
そして、第1バーナグループ15が中央に配されており、その外側に第2バーナグループ16と第3バーナグループ17とがそれぞれ配された状態となっている。
燃焼領域及びバーナグループの配列の詳細については、後述する。
また第1バーナグループ15(中流側燃焼領域β)の直上には、着火プラグたるイグナイタ19と、形成された火炎の有無を検知するための火炎検知手段たるフレームロッド20とが配されている。
つまり、このイグナイタ19に通電して火花を散らすことで、バーナから放出される燃料ガスに着火可能となっている。そして、燃料ガスに着火することで形成される火炎の有無をフレームロッド20によって検知可能な構成となっている。
なお、このイグナイタ19は、制御装置9の信号により作動されるものであり、フレームロッド20は、火炎の発生に伴って生じる炎電流を流すものであって、炎の有無情報を電圧信号として制御装置9へ出力するために用いられる電極として機能するものである。
送風機3は、公知のそれと同じく、内部に図示しないモータと羽根車を内蔵し、燃焼部2の火炎形成部(バーナ)の燃焼状態に応じて回転数を変化させ、送風量及び送風圧を調整可能となっている。
一次熱交換器4は、気・液熱交換器であって、図2で示されるように、外形が略角筒状であって上下端部がそれぞれ開放された枠体24と、枠体24の内外に亘って延びる流水管25(液体流路)と、プレート状のフィン26(図2では図示しない図1参照)とを備え、これらがロウ付け等により一体に形成されたものである。
流水管25は、図2で示されるように、水平方向で蛇行して延びる配管である。より具体的には、流水管25は、湯水が流入する配管である入水管部28と、枠体24の内部で複数枚のフィン26(図2では図示しない図1参照)を貫通して延びる直状管部29と、枠体24の外部で屈曲して延びるベンド管部30と、湯水が流出する配管である出水管部31とが連結されて形成されるものである。
ここで流水管25は、図3で示されるように、入水管部28と、出水管部31の間に、複数の直状管部29と、複数のベンド管部30とが配されて、これらが連結されて形成されている。具体的には、流水管25では、湯水の流れ方向上流側から、入水管部28、1番目の直状管部29a、1番目のベンド管部30a、2番目の直状管部29b、2番目のベンド管部30b、・・・、12番目の直状管部29l、12番目のベンド管部30l、13番目の直状管部29m、出水管部31が順に連続された状態となっている。
このように、流水管25は、入水管部28と出水管部31との間に蛇行して延びる部分を有する配管である。入水管部28は水平方向の一方側(図3の右側)に位置しており、出水管部31は水平方向の他方側(図3の左側)に位置しているので、流水管25の全体では、水平方向の一方側から他方側(図3の右側から左側)へと延設される配管となっている。また、流水管25の蛇行して延びる部分に注目すると、延設方向(図3の右側から左側)に交わる方向(図3の上下方向)へ延び、この方向(図3の上下方向)の端縁領域にて折り返されている。そして、端縁領域の折り返された部分では、湾曲しつつ全体の延び方向(図3の右側から左側へ向かう方向)へ延びている。つまり、流水管25の蛇行して延びる部分は、延設と折り返しを繰り返しており、折り返しを繰り返す度に全体の延び方向(図3の右側から左側へ向かう方向)へ少しずつ延びていく。
したがって、この流水管25は、水平方向の一方側から他方側(図3の右側から左側)へと蛇行して延びる配管であるといえる。このことから、一次熱交換器4の全体的な湯水の流れ方向は、水平方向の一方側から他方側(図3の右側から左側)となる。
具体的には、流水管25がこのように延設されていることから、入水管部28から流入された湯水は、枠体24の内部に位置する直状管部29と、枠体24の外部に位置するベンド管部30とを交互に通過していくこととなる。具体的には、枠体24内部の直状管部29(29a)を通過した湯水は、一旦枠体24の外部へと流れ、ベンド管部30(30a)で折り返されることによって、再び枠体24内部へと流れる。そして、折り返し前に通過した直状管部29(29a)と隣接する位置にある直状管部29(29b)を通過していく。これを繰り返すことで、最も湯水の流れ方向下流側に位置する直状管部29(29m)に湯水が流入する。そして、湯水は、直状管部29(29m)から出水管部31へと至り、出水管部31から外部へと流出される。
ここで、一次熱交換器4の全体的な湯水の流れ方向(図3の右側から左側へ向かう方向)で一次熱交換器4を3つの領域に分割し、湯水の流れ方向上流側から順に上流部A、中流部B、下流部Cとする。すると、図1で示されるように、上流部A、中流部B、下流部Cの下方側には、燃焼部2の第2バーナグループ16、第1バーナグループ15、第3バーナグループ17がそれぞれ配された状態となっている。つまり、上流部A、中流部B、下流部Cに上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域β、下流側燃焼領域γがそれぞれ対応した状態となっている。
すなわち、上述した燃焼部2の3つの燃焼領域(上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域β、下流側燃焼領域γ)、並びに、3つのバーナグループ(第1バーナグループ15、第2バーナグループ16、第3バーナグループ17)は、上方に位置する一次熱交換器4の全体的な湯水の流れ方向(図1の右側から左側へ向かう方向)に沿って並列した状態となっている。そして、一次熱交換器4の全体的な湯水の流れ方向上流側から第2バーナグループ16、第1バーナグループ15、第3バーナグループ17の順で並列している。また、、一次熱交換器4の全体的な湯水の流れ方向上流側から上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域β、下流側燃焼領域γの順で並列している。
ここで、上述したように、第3バーナグループ17、第2バーナグループ16、第1バーナグループ15は、それぞれ、5本、3本、2本のバーナによって構成されている。したがって、3つのバーナグループは、第3バーナグループ17、第2バーナグループ16、第1バーナグループ15の順(下流側燃焼領域γ、上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域βの順)で燃焼動作時の燃焼量が大きいものとなっている。換言すると、流水管25の下流側近傍に配された第3バーナグループ17の燃焼量が最も大きく、流水管25の上流側近傍に配された第2バーナグループ16の燃焼量が次に大きく、流水管25の中央近傍に配された第1バーナグループ15の燃焼量が最も小さくなっている。
また、各燃焼領域(上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域β、下流側燃焼領域γ)は、対応するバーナグループ(第2バーナグループ16、第1バーナグループ15、第3バーナグループ17)のバーナ数に比例して広くなっており、第3バーナグループ17に対応する下流側燃焼領域γ、第2バーナグループ16に対応する上流側燃焼領域α、第1バーナグループ15に対応する中流側燃焼領域βの順に広くなっている。
また、一次熱交換器4では、図2で示されるように、流水管25の一部である各直状管部29と各ベンド管部30の上下高さ方向の位置がいずれも略同一となっている。すなわち、流水管25は、単段(1段)に設けられて水平方向に蛇行して延びる配管となっている。本実施形態の一次熱交換器4は、このように流水管25が単段(1段)に設けられており、複数段に設けられたものに比べて一次熱交換器4の高さが低く(上下方向の長さが短く)なっている。
二次熱交換器5は、公知の気・液熱交換器であって、一次熱交換器4において回収しきれなかった燃焼ガスの熱エネルギーを回収する部分であり、一次熱交換器4より燃焼ガスの流れ方向下流側に配置されている。この二次熱交換器5は、箱状体の内部に湯水が流れる配管(図示せず)を内蔵して形成されるものであり、この配管の原料に耐腐食性が高いステンレス鋼等を採用することで、一次熱交換器4と比べて耐腐食性に優れた構造となっている。
燃料供給系統6は、図1で示されるように、図示しない燃料供給源から供給される天然ガスや都市ガス等の燃料ガスを燃焼部2へと供給する燃料供給管35(燃料供給路)と、この燃料供給管35の中途に設けられた元ガス電磁弁36と、元ガス電磁弁36の燃料ガスの流れ方向下流側に設けられたガス比例弁37とを有している。そして、ガス比例弁37の燃料ガスの流れ方向下流側には、第1電磁弁38(開閉弁)、第2電磁弁39(開閉弁)、第3電磁弁40(開閉弁)からなる3つの電磁弁が設けられている。
元ガス電磁弁36は、燃焼部2で燃焼されている間は、常に開放され、燃焼が停止すると閉止される弁である。
ガス比例弁37は、開度を調整して、図示しないガス供給源から燃焼部2へ供給する燃料ガスの供給量を調整することができるものである。
第1電磁弁38、第2電磁弁39、第3電磁弁40は、それぞれが独立して制御されるものであって、上述した第1バーナグループ15、第2バーナグループ16、第3バーナグループ17にそれぞれ対応している。したがって、これら第1電磁弁38、第2電磁弁39、第3電磁弁40をそれぞれ開閉することにより、バーナグループ毎に独立して燃料ガスの供給と、遮断とが可能となっている。換言すると、燃焼領域毎に独立して燃料ガスの供給と、遮断とが可能となっている。
給湯系統7は、入水管43と、出湯管44と、入水管43と出湯管44とを接続するバイパス管45とを備えている。
入水管43は、図示しない給水源から供給される湯水を二次熱交換器5及び一次熱交換器4に流すための配管である。入水管43の中途には、入水流量センサ47と入水温度センサ48が設けられている。なお、入水流量センサ47及び入水温度センサ48は、入水管43におけるバイパス管45の接続部より湯水の流れ方向下流側に配置され、制御装置9と電気的に接続されている。
出湯管44は、二次熱交換器5及び一次熱交換器4を通過した湯水を給湯栓55へ供給するための配管である。この出湯管44には、バイパス管45の接続部よりも下流側に、出湯温度センサ50と出湯流量調整弁51が設けられている。
なお、出湯温度センサ50は、給湯栓55へ供給する湯水の温度を検知可能となっており、制御装置9と電気的に接続されている。そして、出湯流量調整弁51は、開度を変更することで給湯栓55へ流れる湯水の量を増減可能となっている。
バイパス管45は、二次熱交換器5及び一次熱交換器4を迂回して入水管43と出湯管44とを連続する配管である。
次に、本実施形態の給湯装置1の給湯動作について説明する。
使用者が給湯栓55を開く等により、給湯装置1に対して給湯要求があると、図示しない給水源から入水管43に湯水が供給される。そして、入水管43で一定量以上の水量が確認されると、給湯装置1は、燃焼部2に燃料ガスを供給し、燃料ガスを燃焼する燃焼動作を行う。
この燃焼動作では、制御装置9は、取得した入水管43を流れる湯水の単位時間あたりの水量と温度、並びにリモコン等によって設定された設定温度に基いて目標とする加熱量(湯水の加熱に必要な熱量)を演算する。そして、制御装置9は、演算により取得した目標とする加熱量(湯水の加熱に必要な熱量)に基いて、燃焼部2での燃焼量を決定する。
燃焼部2での燃焼量が決定されると、それに伴って、実際に燃焼動作を実施するバーナグループと、そのバーナグループに対して供給される燃料ガスの量が決定される。
つまり、複数のバーナグループ(第1バーナグループ15,第2バーナグループ16,第3バーナグループ17)のそれぞれについて燃焼動作を行うか否かが決定され、燃焼動作を行うバーナグループに供給する燃料ガスの供給量が決定される。
そして、元ガス電磁弁36を開成し、3つの電磁弁(第1電磁弁38、第2電磁弁39、第3電磁弁40)のうち、実際に燃焼動作を実施するバーナグループに対応する電磁弁を開いた状態とする。
すなわち、仮に第1バーナグループ15でのみ実際に燃焼動作を実施し、第2バーナグループ16及び第3バーナグループ17では燃焼動作を実施しない場合であれば、第1電磁弁38のみを開状態とし、第2電磁弁39及び第3電磁弁40を閉状態とするといった具合に、3つの電磁弁のそれぞれを適宜開閉する。
また、決定された燃料ガスの供給量に基いて、ガス比例弁37の開度を調整する。すなわち、ガス比例弁37の開度を調整することで、燃焼動作を実施するバーナグループへ供給する燃料ガスを増減させる。そのことにより、決定された適切な量の燃料ガスをバーナグループへと供給する。
このように、本実施形態の給湯装置1では、燃焼動作を実施するバーナの数、すなわち、燃焼動作を実施するバーナグループ(燃焼領域)の組み合わせと、ガス比例弁37の開度とを変更することで、燃焼量を増減させることが可能となっている。
つまり、3つの電磁弁(第1電磁弁38、第2電磁弁39、第3電磁弁40)をそれぞれ必要に応じて開閉することにより燃焼動作を実施するバーナの数(燃焼動作を実施するバーナグループの組み合わせであって、燃焼動作を実施する燃焼領域の組み合わせ)を変更する。また、ガス比例弁37の開度を変更することでバーナ(バーナグループ)への燃料供給量を、それぞれ変更させている。そして、燃焼動作を実施するバーナの数と、バーナ(バーナグループ)への燃料量により、燃焼量が決定されている。
そして、決定された燃焼量で燃焼動作を実施し、燃焼部2で燃料ガスと空気の混合気体が燃焼されると燃焼ガスが生成される。そして、生成された燃焼ガスは、一次熱交換器4、二次熱交換器5を順に通過し、排気部10(図1参照)から外部へ排出される。
その一方、入水管43を流れた湯水は、二次熱交換器5、一次熱交換器4を順に通過し、出湯管44へと流れる。そして、湯水が二次熱交換器5、一次熱交換器4を通過するとき、燃焼ガスとの間で熱交換を行って昇温される。より具体的には、水道管や高架水槽等の給水源から入水管43を介して二次熱交換器5へ流入した湯水が、二次熱交換器5で燃焼ガスの潜熱によって予備加熱される。そして、予備加熱後の湯水が一次熱交換器4へ流入することにより、一次熱交換器4で燃焼ガスの顕熱によって設定温度まで本加熱される。そして、一次熱交換器4で本加熱された湯水が出湯管44へと流出し、給湯栓55から吐出されて使用される。
また、本実施形態の給湯装置1では、給湯栓55から一定流量の湯水が出湯された状態において、要求される出湯流量や出湯温度が変更されると、それに応じて燃焼量を変更している。具体的には、所定時間(例えば0.1秒)毎に目標とする加熱量(湯水の加熱に必要な熱量)を決定し、決定した加熱量(湯水の加熱に必要な熱量)となるように燃焼量を決定している。
ここで、すでに一定流量の湯水が出湯された状態では、目標とする加熱量(湯水の加熱に必要な熱量)を決定するとき、上記した入水管43を流れる湯水の水量や温度、リモコン等で設定した設定温度に加え、出湯温度センサ50で取得した出湯温度を必要に応じて使用している。つまり、入水量、入水温度、設定温度に必要に応じて出湯温度が加味され、これらの要素に基いて目標とする加熱量(湯水の加熱に必要な熱量)が決定されている。そして、目標とする加熱量(湯水の加熱に必要な熱量)から燃焼量が決定されると、この燃焼量となるように燃焼動作を実施するバーナの数(バーナグループの組み合わせ)と、ガス比例弁37の開度とが必要に応じて変更され、燃焼動作が実施されることとなる。
このように、本実施形態の給湯装置1では、給湯動作が開始されてから終了するまでの間、すなわち、給湯動作が継続されている間、燃焼量を適宜変更しつつ燃焼動作を実施している。
ところで、本実施形態の給湯装置1では、上記したように、必要に応じて実際に燃焼動作を実施するバーナの数を変更している。より具体的には、実際に燃焼動作を実施するバーナの数を5段階(複数段階)で切り替え可能となっている。そして、ガス比例弁37の開度が同じである場合、段数が上がるにつれて燃焼量が大きくなっていく。各段の状態について、図4を参照しつつ以下で詳細に説明する。
1段の状態では、第1バーナグループ15に属するバーナのみで実際に燃焼動作を実施する。すなわち、第1バーナグループ15(中流側燃焼領域β)でのみ火炎が形成され、第2バーナグループ16(上流側燃焼領域α)、第3バーナグループ17(下流側燃焼領域γ)では火炎が形成されていない状態となっている。なお、この状態では、第1電磁弁38が開状態となっており、第2電磁弁39及び第3電磁弁40が閉状態となっている。
2段の状態では、第2バーナグループ16に属するバーナのみで実際に燃焼動作を実施する。すなわち、第2バーナグループ16(上流側燃焼領域α)で火炎が形成され、第1バーナグループ15(中流側燃焼領域β)と第3バーナグループ17(下流側燃焼領域γ)では火炎が形成されていない状態となっている。
この2段の状態では、1段の状態に比べて火炎が形成される燃焼領域の数は変わっていないが、第2バーナグループ16に対応する上流側燃焼領域αが第1バーナグループ15に対応する中流側燃焼領域βよりも広くなっており、火炎が形成される範囲が広いので、1段の状態に比べて燃焼量は高くなっている(火炎が形成される燃焼領域は増加している)。
そして、この2段の状態では、第2電磁弁39が開状態となっており、第1電磁弁38及び第3電磁弁40が閉状態となっている。
3段の状態では、第1バーナグループ15に属するバーナと、第2バーナグループ16に属するバーナで実際に燃焼動作を実施する。すなわち、第1バーナグループ15(中流側燃焼領域β)及び第2バーナグループ16(上流側燃焼領域α)で火炎が形成され、第3バーナグループ17(下流側燃焼領域γ)では火炎が形成されていない状態となっている。なお、この状態では、第1電磁弁38及び第2電磁弁39が開状態となっており、第3電磁弁40が閉状態となっている。
4段の状態では、第1バーナグループ15に属するバーナと、第3バーナグループ17に属するバーナで実際に燃焼動作を実施する。すなわち、第1バーナグループ15(中流側燃焼領域β)及び第3バーナグループ17(下流側燃焼領域γ)で火炎が形成され、第2バーナグループ16(上流側燃焼領域α)では火炎が形成されていない状態となっている。
この4段の状態では、3段の状態に比べて火炎が形成される燃焼領域の数は変わっていないが、第3バーナグループ17に対応する下流側燃焼領域γが第2バーナグループ16に対応する上流側燃焼領域αよりも広くなっており、3段の状態に比べて燃焼量は高くなっている(火炎が形成される燃焼領域は増加している)。
なお、この状態では、第1電磁弁38及び第3電磁弁40が開状態となっており、第2電磁弁39が閉状態となっている。
5段の状態では、全てのバーナグループ(第1バーナグループ15、第2バーナグループ16、第3バーナグループ17)で実際に燃焼動作を実施する。すなわち、全てのバーナで実際に燃焼動作を実施する。したがって、すべての燃焼領域(上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域β、下流側燃焼領域γ)で火炎が形成される状態となっている。この状態では、3つの電磁弁(第1電磁弁38、第2電磁弁39、第3電磁弁40)が全て開状態となっている。
なお、燃焼段数(燃料領域)をある段数から1つ上の段数、あるいは1つ下の段数へ切り替えるとき、ガス比例弁37の開度を調整することによって、燃焼量そのものを燃焼量切り替えの前後で同じ燃焼量とすることが可能である。したがって、ガス比例弁37の開度を調整することにより、燃焼段数の切り替えの前後で燃焼量をリニアに増減させることが可能となる(燃焼量をなだらかに増減させることが可能となる)。
以上で、本実施形態の給湯装置1の給湯動作についての説明、並びに、給湯動作に伴う基本的な燃焼動作の説明を終了する。
ここで、一次熱交換器4で湯水を加熱している際に、バーナ(バーナグループ)の段数が変更された場合について説明する。ここでは、3段の状態で燃焼動作を実施しつつ湯水を加熱している際に、4段の状態に変更された場合を例に挙げて説明する。
上記したように、一次熱交換器4の上流部A、中流部B、下流部Cの下方側には、燃焼部2の第2バーナグループ16(上流側燃焼領域α)、第1バーナグループ15(中流側燃焼領域β)、第3バーナグループ17(下流側燃焼領域γ)がそれぞれ配された状態となっている(図1、図5参照)。そのため、3段の状態で燃焼動作が実施されている場合、図5(a)で示されるように、一次熱交換器4の上流部Aと中流部Bを流れている湯水(図5(a)の太線部分)が比較的大きく加熱されることとなる。
そして、一次熱交換器4の上流部Aと中流部Bを通過した湯水は、下流部C側(図5(b)の太線部分)へと流れていく。したがって、湯水が一次熱交換器4の上流部Aと中流部Bで加熱された直後に4段の状態に変更されてしまうと、図5(b)で示されるように、上流部Aと中流部Bで大きく加熱された湯水が下流部Cを流れていく際にも加熱されてしまうこととなる。すなわち、一次熱交換器4を流れる湯水が、上流部A、中流部B、下流部Cのそれぞれを通過する際にその全てで大きく加熱されてしまうこととなる。この場合、実質的に5段の状態で加熱した場合と同様の加熱を実施してしまうこととなるので、3段の状態で加熱した場合と4段の状態で加熱した場合のいずれの場合よりも高温の湯水が一次熱交換器4から出湯してしまう。このことは、目標温度よりも非常に高温な湯水が出湯してしまう大きなオーバーシュートが発生する要因となり得るものである。
そこで本実施形態の給湯装置1では、上記したような、実際に燃焼動作を実施するバーナの数の変更に起因する大きなオーバーシュートの発生を防止すべく、本実施形態の特徴的な動作である切替間動作を実施している。この切替間動作は、実際に燃焼動作を実施するバーナの数を変更する際、すなわち、燃焼動作の段数を変更する際に実施される動作である。本実施形態の特徴的な動作である切替間動作につき、以下で詳細に説明する。
本実施形態の切替間動作は、一次熱交換器4の下流側に位置するバーナグループ(第3バーナグループ17であり下流側燃焼領域γ)での燃焼動作を予め定められた所定時間t(例えば1.5秒)の間実施しない動作である。
まず、この切替間動作の概要につき、上記の場合と同様に3段の状態で燃焼動作を実施しつつ湯水を加熱している際に、4段の状態で燃焼動作を実施するように変更された場合を例に挙げて説明する。
3段の状態で燃焼動作が実施されている場合、図6(a)で示されるように、一次熱交換器4の上流部Aと中流部Bを流れている湯水(図6(a)の太線部分)が比較的大きく加熱されることとなる。
この状態において、実際に燃焼動作を実施するバーナの数(バーナグループの組み合わせ)が4段の状態となるように変更されるときには、4段の状態とする前に本実施形態の給湯装置1は、第3バーナグループ17での燃焼動作を実施しない(下流側燃焼領域γで火炎が形成されていない状態とする)動作である切替間動作を実施する。より具体的には、本実施形態の給湯装置1では、切替間動作として、1段の状態での燃焼動作を実施している。
一方、一次熱交換器4の上流部Aと中流部Bを通過した湯水は、下流部C側(図6(b)の太線部分)へと流れていく。このため、上流部Aと中流部Bで大きく加熱された湯水が下流部Cを流れていく際には、図6(b)で示されるように、1段の状態で燃焼動作を実施する切替間動作が行われることとなる。そして、切替間動作が実施されている間は、下流部Cの下方に位置する下流側燃焼領域γで火炎が形成されていない状態となるので、下流部Cを流れる湯水が大きく加熱されることがない。すなわち、上流部Aと中流部Bで大きく加熱された湯水が、下流部Cを流れていく際に大きく加熱されてしまうことがない。
そして、所定時間t(例えば1.5秒)が経過すると、切替間動作が終了し、4段の状態での燃焼動作が開始される。ここで、図6(c)で示されるように、4段の状態での燃焼動作が開始されたときには、上述の上流部Aと中流部Bとで大きく加熱された湯水(図6(a)、図6(b)の太線で示される湯水)は、すでに下流部Cを通過し、一次熱交換器4の外部へと流出されている。したがって、4段の状態での燃焼動作で加熱される湯水は、新たに一次熱交換器4へ流入してきた湯水となる。つまり、3段の状態で加熱されていた湯水が一次熱交換器4から流出された後、この3段の状態で加熱されていた湯水に引き続いて一次熱交換器4へ流入した湯水が、4段の状態で加熱されることとなる。したがって、一次熱交換器4からは3段の状態で加熱された湯水と4段の状態で加熱された湯水とが連続して流出されることとなる。
ここで、上記したように、本実施形態の給湯装置1では、ガス比例弁37の開度を調整することによって、燃焼段数が3段の状態での燃焼量と、4段の状態での燃焼量を同じ燃焼量とすることが可能である。したがって、3段の状態、切替間動作の1段の状態、4段の状態の順に切り替えが行われたとき、切替間動作の1段の状態のときに一時的に燃焼量が減少するにもかかわらず、出湯温度が大きく変動するようなことはない。換言すると、ガス比例弁37の開度を調整することで各燃焼段数における燃焼量を調整し、切替間動作の実施時における出湯温度の大幅な変動を防止可能となっている。
本実施形態の給湯装置1では、変更前の段数である3段での燃焼動作と変更後の段数である4段での燃焼動作の間に、切替間動作である1段での燃焼動作を実施している。換言すると、本実施形態の給湯装置1では、以前の段数と比べて燃焼量が増加する段数へ切り替えを実施する際、以前の段数と比べて燃焼量が減少する段数へ一時的に切り替えを実施している。このため、変更前の段数である3段の状態で加熱されていた湯水は、切替間動作の実施中に一次熱交換器4の外部へ流出されることとなる。そのため、3段の状態で加熱されていた湯水が段数の変更によって過剰に加熱されてしまうことがない。したがって、一次熱交換器4から目標温度よりも非常に高温な湯水が出湯されてしまう大きなオーバーシュートが発生することがない。
以上で本実施形態の給湯装置1が実施する切替間動作の概要についての説明を終了する。続いて、本実施形態の給湯装置1における燃焼動作の段数の変更、並びに、この段数の変更に伴って実施される切替間動作について図7を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態の給湯装置1において、要求される出湯流量や設定温度が変更され、燃焼動作の段数を変更する必要が生じると、燃焼部2で燃焼動作が開始されてから所定時間Tが経過したか否かが判別される(ステップ1)。そして、所定時間Tが経過していないのであれば(ステップ1でNoであれば)、切替間動作を実施することなく段数の切り替えを実施する(ステップ7)。
具体的に説明すると、燃焼部2で燃焼動作が開始された直後は、缶体(一次熱交換器4、又は一次熱交換器4と二次熱交換器5等の他の部材が一体となって形成されるものであり、燃焼ガスの流路となる角筒状の部分)の温度が低いことが予測される。そして、缶体の温度が低い場合、以前の段数よりも燃焼量が低い状態で燃焼動作を実施する切替間動作を実施すると、燃焼量が一時的に不足してしまう可能性がある。つまり、燃焼量が一時的に不足となることで目標温度よりも非常に低温な湯水が出湯してしまう状態(所謂アンダーシュート)が発生してしまうおそれがある。
そこで、缶体の温度が低い状況下(缶体の温度が低いことが予測される状況下)である場合、切替間動作を実施しない構成としている。
これに対して、所定時間Tが経過していたのであれば(ステップ1でYesであれば)、切り替え後の段数が所定の段数(本実施形態では4段)であるか否かが判別される(ステップ2)。そして、所定の段数(本実施形態では4段)への切り替えでないのであれば(ステップ2でNoであれば)、切替間動作を実施することなく段数の切り替えを実施する(ステップ7)。
例えば、湯水を加熱するために必要な燃焼量が最大の燃焼量であれば(5段の状態に切り替えるのであれば)、湯水を一次熱交換器4の上流部Aや中流部Bで加熱した後、下流部Cで加熱しても大きなオーバーシュートが発生してしまうことがない。すなわち、本実施形態では、大きなオーバーシュートが発生する可能性が高い段数の切り替えを実施する場合のみ、切替間動作を実施する構成となっている。
そして、燃焼動作の開始から所定時間Tが経過しており、且つ、切り替え後の段数が所定の段数(本実施形態では4段)となる切り替えであれば(ステップ2でYesであれば)、切替間動作を実施する(ステップ3)。すなわち、所定の段数(本実施形態では4段)へ切り替える前に、所定の段数(本実施形態では4段)よりも燃焼量の低い段数(本実施形態では1段)で燃焼動作を実施する。
ここで、切替間動作の実施中に切り替え後の段数が所定の段数(本実施形態では4段)から変更された場合(ステップ4でYesの場合)、切替間動作を中断(強制的に終了)して(ステップ6)、変更された段数への切り替え(ステップ7)を実施する。
具体的に説明すると、例えば、3段の状態から所定の段数(本実施形態では4段)へと段数を切り替えるとき、段数の切り替え前に切替間動作を実施していたとする。そして、この切替間動作の実施中に、出湯流量や設定温度等が変更され、5段の状態で燃焼動作を実施する必要が生じたとする。この場合、給湯装置1は実施していた切替間動作を中止し、5段の状態へ切り替える動作を実施する。
このように、本実施形態の給湯装置1では、切替間動作の実施中に切替間動作を必要としない状況、すなわち、段数の切り替えを実施しても大きなオーバーシュートが発生する可能性が低い状況となった場合、切替間動作の実施を中断する構成となっている。このような構成とすると、段数の切り替え時において大きなオーバーシュートが発生する可能性が高い場合にのみ、切替間動作を実施できるので、湯水を効率よく昇温できる。
そして、切替間動作が開始されてから、切り替え後の段数が所定の段数(本実施形態では4段)から変更されず(ステップ4でNоの場合)、所定時間t(例えば1.5秒)が経過すると(ステップ5でYes)、切替間動作を終了して(ステップ6)、所定の段数(本実施形態では4段)への切り替え(ステップ7)を実施する。そして、燃焼動作の段数の変更が完了する。
上記した実施形態では、実験等により予め定められた所定時間t(例えば1.5秒)だけ切替間動作を実施する例を示した。すなわち、段数の変更前に加熱されていた湯水が一次熱交換器4の外部へ流出するために必要な時間であり、且つ、この外部へ流出する湯水に引き続いて一次熱交換器4へ流入した湯水を変更後の段数で加熱することができるよう設定された時間だけ切替間動作を実施する例を示した。しかしながら、本発明の切替間動作はこれに限るものではない。例えば、入水流量センサ47で取得した湯水の流量等を基準として切替間動作を実施してもよい。具体的には、入水流量センサ47が取得した値から入水管43(又は一次熱交換器4)への通水量を演算等により取得し、取得した通水量の値に基いて切替間動作を終了する動作を実施してもよい。すなわち、切替間動作が開始されてからの通水量が所定量以上となったことを条件に切替間動作を終了する動作を実施してもよい。
上記した実施形態では、3つのバーナグループ(第1バーナグループ15,第2バーナグループ16,第3バーナグループ17)はいずれも複数のバーナによって構成されているが、本発明の熱源機はこれに限るものではない。バーナグループは単数のバーナで構成されてもよい。すなわち、1本のバーナそのものをバーナグループとしてもよい。
上記した実施形態では、3つの燃焼領域(上流側燃焼領域α、中流側燃焼領域β、下流側燃焼領域γ)にそれぞれ数の異なる複数本のバーナによって構成される3つのバーナグループ(第2バーナグループ16、第1バーナグループ15、第3バーナグループ17)が配された例を示したが、本発明の熱源機はこれに限るものではない。3つの燃焼領域に大きさや最大燃焼量の異なるバーナをそれぞれ配する構成であってもよい。
上記した実施形態では、火炎形成部を3つの燃焼領域に分割し、一次熱交換器4の全体的な湯水の流れ方向の最も下流側に位置する下流側燃焼領域γの燃焼量が最も大きく、上流側燃焼領域αと下流側燃焼領域γの間に位置する中流側燃焼領域βの燃焼量が最も小さくなる構成とした。このような構成(燃焼領域の配置状態)では、上記した段数の異なる燃焼動作を連続的に実施して燃焼量を上昇させた場合、大きなオーバーシュートが顕著に発生してしまう。
しかしながら、本実施形態の給湯装置1では、段数の異なる燃焼動作を実施して燃焼量を上昇させる際、変更前の段数での燃焼動作と、変更後の段数での燃焼動作を実施する間に切替間動作を実施する。そのため、本実施形態の給湯装置1では、大きなオーバーシュートが顕著に発生してしまうような燃焼領域の配置を採用した場合であっても、大きなオーバーシュートが発生することがない。
上記した実施形態では、火炎形成部を3つの燃焼領域に分割した例を示したが、本発明の熱源機はこれに限るものではない。火炎形成部を2つの燃焼領域に分割してもよく、4つ以上の燃焼領域に分割してもよい。すなわち、火炎形成部は複数の燃焼領域に分割されていればよい。具体的には、分割した複数の燃焼領域に、一次熱交換器4の全体的な湯水の流れ方向の下流側に位置する1つの燃焼領域(燃焼領域γ2とも称す)と、この燃焼領域γ2よりも上流側にある1つの燃焼領域(燃焼領域α2とも称す)の2つの燃焼領域が含まれていればよい。分割した複数の燃焼領域のうちいずれの燃焼領域を下流側の燃焼領域γ2とし、上流側の燃焼領域α2とするかは適宜変更してよい。下流側の燃焼領域γ2より上流側に上流側の燃焼領域α2があればよい。また、燃焼領域α2と燃焼領域γ2は相互に隣接していなくてもよい。すなわち、燃焼領域α2と燃焼領域γ2は間隔を空けて配されていてもよい。
そして、上流側の燃焼領域α2で火炎が形成され、下流側の燃焼領域γ2で火炎が形成されていない状態から、上流側の燃焼領域α2で火炎が形成されず、下流側の燃焼領域γ2で火炎が形成される状態へと切り替わるとき、下流側の燃焼領域γ2で火炎が形成されない状態を維持する切替間動作を実施すればよい。
1 給湯装置(熱源機)
4 一次熱交換器(熱交換器)
25 流水管(液体流路)
35 燃料供給管(燃料供給路)
α 上流側燃焼領域
γ 下流側燃焼領域

Claims (4)

  1. 火炎形成部と、燃料供給路と、熱交換器とを有し、
    前記熱交換器は、液流通可能な液体流路を備え、当該液体流路を流れる液体と、火炎形成部が燃料を燃焼することによって生成される燃焼ガスとの間で熱交換が行われるものであり、
    前記火炎形成部は、前記熱交換器の全体的な湯水の流れ方向に対応して複数の燃焼領域に区画されており、
    それぞれの燃焼領域で個別に火炎を形成可能であって、火炎を形成する燃焼領域を増減する切替えが可能であり、
    前記複数の燃焼領域は、前記液体流路の下流側に対応する下流側燃焼領域を含むものであり、
    前記下流側燃焼領域で火炎を形成していない状態から、前記下流側燃焼領域で火炎を形成する状態へと切り替える際に、前記下流側燃焼領域で火炎が形成されていない状態を維持する切替間動作を実施することを特徴とする熱源機。
  2. 前記複数の燃焼領域は、前記液体流路の上流側に対応する上流側燃焼領域を含み、
    前記上流側燃焼領域で火炎が形成されている状態から、前記上流側燃焼領域で火炎が形成されていない状態へと切り替え、且つ、前記下流側燃焼領域で火炎を形成していない状態から、前記下流側燃焼領域で火炎を形成する状態へと切り替える際に、前記切替間動作を実施することを特徴とする請求項1に記載の熱源機。
  3. 前記切替間動作は、所定時間継続して実施されることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱源機。
  4. 前記切替間動作は、所定量以上の通水量が検知されたことを条件に終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱源機。
JP2012115579A 2012-05-21 2012-05-21 熱源機 Active JP5924531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115579A JP5924531B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 熱源機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115579A JP5924531B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 熱源機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013242085A JP2013242085A (ja) 2013-12-05
JP5924531B2 true JP5924531B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=49843135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012115579A Active JP5924531B2 (ja) 2012-05-21 2012-05-21 熱源機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5924531B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6488157B2 (ja) * 2015-03-06 2019-03-20 株式会社ガスター 熱源装置
JP6449688B2 (ja) * 2015-03-06 2019-01-09 株式会社ガスター 熱源装置
JP7353125B2 (ja) * 2019-10-16 2023-09-29 リンナイ株式会社 熱源機

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168840A (ja) * 1982-03-30 1983-10-05 Noritsu Co Ltd 瞬間湯沸器における能力制御装置
JPS58217115A (ja) * 1982-06-10 1983-12-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃焼制御装置
JPS6158460U (ja) * 1984-09-22 1986-04-19
JPH0330689Y2 (ja) * 1985-10-02 1991-06-28
JPH0233557A (ja) * 1988-07-20 1990-02-02 Noritz Corp 給湯器
JP2572301B2 (ja) * 1990-09-04 1997-01-16 株式会社長府製作所 ガス給湯器の能力多段切替における制御方法
JPH09105552A (ja) * 1995-10-11 1997-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯器
JP5454914B2 (ja) * 2010-03-31 2014-03-26 株式会社ノーリツ 給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013242085A (ja) 2013-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10890356B2 (en) Heat exchange device and heat source machine
CN205860500U (zh) 燃气热水器
JP6952985B2 (ja) 給湯器
CN105546803A (zh) 燃气热水装置、燃气热水系统、燃气热水器以及热水装置
JP5924531B2 (ja) 熱源機
JP4527893B2 (ja) 給湯装置
EP2664858A2 (en) Gas water heater attachable with an adapter to realize central heating function
JP6037158B2 (ja) 熱源機
JP6281357B2 (ja) 給湯装置
KR20120132374A (ko) 순간가열장치
JP2013029256A (ja) 温水装置
CN205383768U (zh) 燃气热水装置、燃气热水系统、燃气热水器以及热水装置
JP4182432B2 (ja) 燃焼装置
KR20140060773A (ko) 난방 온수 겸용 보일러
JP2006207901A (ja) 温水装置
JP2022147205A (ja) 給湯装置、給湯装置を制御するためにコンピュータによって実行される方法、および、当該方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP7099866B2 (ja) 複合熱源機
JP4692814B2 (ja) 熱源装置
JP6867684B2 (ja) 給湯器
JP6151146B2 (ja) 給湯器における熱交換器、及び給湯器
CN105910271B (zh) 壁挂炉
JP7256525B2 (ja) 給湯器
JP7353125B2 (ja) 熱源機
JP7576838B2 (ja) 給湯器
JP4400407B2 (ja) 給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5924531

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250