JPH0233557A

JPH0233557A - 給湯器

Info

Publication number: JPH0233557A
Application number: JP18069888A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Ogasawara; 秀行小笠原; Toshihiko Obayashi; 利彦大林
Original assignee: Noritz Corp
Current assignee: Noritz Corp
Priority date: 1988-07-20
Filing date: 1988-07-20
Publication date: 1990-02-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は給湯器に関するものである。

（従来の技術）従来の給湯器、特に大能力の給湯器においては、ガス通
路にガス供給圧力を制御する比例制御弁を設け、更に、
並設した多数のバーチを複数のバーナ群に分け、ガス通
路を比例制御弁の下流側で分岐し、並列のガス供給路を
形成して各バーナ群に接続すると共に幾つかのガス供給
路には能力切換弁（電磁弁、）を設け、負荷に応じてバ
ーナの燃焼本数を自動的に切り換え、広範囲の比例制御
を行なえるようにしている。

（発明が解決しようとする課Ｍ）この種従来の給湯器では、能力を上げるときにバーナ群
間の火移りを確実にするため比例制御弁にてガス供給圧
力を火移りに適する所定の値に一定時間固定するように
している。この能力切換動作の終了時点において、従来
のものでは出湯温度と設定温度との差が大きく、出湯温
度を設定温度に一致させるまでに時間がかかる問題点を
有していた。また能力を下げる場合の出湯温度の制御特
性にも改良の余地があった。

本発明は上記従来の問題点を解決し、能力切換時の出湯
温度制御特性を向上させた給湯器の提供を目的としてい
る。

（課題を解決するための手段−）上記の目的を達成するために本発明の給湯器は次のよう
な構成としている。すなわち、複数のバーナ群に並列に
ガス供給路を接続すると共に複数の能力切換弁を設け、
負荷に応じてバーナの燃焼本数を自動的に切り換えるも
のにおいて、バーナの燃焼本数を増して能力を上げると
きには一度すべての能力切換弁を開いたのちに不必要な
能力切換弁を閉じ、能力を下げるときには一度すべての
能力切換弁を閉じたのちに必要な能力切換弁を開くよう
にしている。

（作用〕能力を上げるときには、開く必要のある能力切換弁だけ
でなく全ての能力切換弁を一度開く。このときガス供給
圧力が所定の大移り用ガス圧に下げられても全てのバー
ナにガスが流れるのでガス供給総量は増加する。そして
一定時間後には不必要な能力切換弁が閉じられるが、そ
の時点の出湯温度と設定温度との差は小さく、結果的に
出湯温度が設定温度に達するまでの時間は短縮されるの
である。

能力を下げる場合、例えば設定温度が下げられた場合、
変更後の設定温度に対応してバーナの燃焼本数を減らし
ても熱交換器の熱容量が大きいと出湯温度の下降は緩慢
になるが、本発明では、すべての能力切換弁を一度閉じ
るため出湯温度の下降を速めることになり、一定時間接
必要な能力切換弁を開いて適切なガス供給量に戻すので
ある。

（実施例）本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、給湯器（１）は熱交換器坦）の下方に
バーナ（２）が設置され、バーナ（２）の下方に給気用
のファン（３）を備える給気路（４）が設けられている
。

バーナ（２）は中央に５本の燃焼管からなる第１のバー
ナ群３Ｘｌが設けられ、その両側に、４本の燃焼管から
なる第２のバーナ群（イ）と１１本の燃焼管からなる第
３のバーナ群（イ）とがそれぞれ配置されており、第１
のバーナ群３υの直上に点火器（５）と炎検出器（６）
とが位置すている。

第１のバーナ群ｃ！Ｄには第１ガス供給路（７１）が、
第２のバーナ群（財）には第２ガス供給路（７２）が、
第３のバーナ群■には第３ガス供給路（７３）がそれぞ
れ接続されており、第１乃至第３ガス供給路（７１）　
、（７２）、（７３）は、ガス通路（７）端に形成され
た室（７４）内に連通開口し、室（７４）内の第２ガス
供給路（７２）の開口には能力切換弁Ｏ］Ｊが設けられ
、同じく第３ガス供給路〔７３〕の開口には能力切換弁
（ロ）が設けられている。室（７４）の上流側のガス通
路（７）には、上流側から順に元ガス電磁弁（８）、緊
急ガス電磁弁（９）及び比例制御弁σｑが設けられてい
る。

熱交換Ｋｇ　（Ｈ）への入水路には入水温度検出手段口
と通水流量検出手段α４とが設けられ、出湯路には出湯
温度検出手段（至）が設けられている。αＱは給湯器（
１）の諸機能を制御する制御器、σηは使用者により設
定操作される出湯温度設定手段である。

第２図は能力切換動作を示す制御フローチャートであり
、設定温度、入水温度、通水流量に基づき必要加熱量を
演算するフィードフォワード制御、または設定温度と出
湯温度との偏差に基づいて加熱量を演算するフィードバ
ック制御、あるいはフィード７オワ、−ド制御とフィー
ドバック制御との合成出力等によってバーナ（２）に供
給するガス量が演算され（Ｆ　１）　、この演算ガス量
に応じてバーナ（２）の燃焼本数すなわち能力が選択さ
れる（７２　）。そして現在の能力と比較し、能力アッ
プになるときには、すべての能力切換弁αυ、（ロ）を
開＜（７３）と共に制御器αＱのタイマ機能にて計時し
、一定時間経過すると不必要な能力切換弁を閉じる（Ｆ
４）。

例えば、現在、第１のバーナ群１２ｐのみ使用している
ときに給湯条件が変わり、ガス量を演算した結果、第２
のバーナ群（イ）も使用することが選択された場合には
、まずすべての能力切換弁ａυ、（ロ）を開き、このと
き比例制御弁Ｏｑにてガス供給圧力を大移り用ガス圧に
制御するがすべてのバーナ群（２）（財）（２）にガス
が流れるのでガス供給量！は増加する。そして一定時間
後には不必要な能力切換弁（ロ）を閉じ、比例制御弁（
ＩＱによるガス圧制御を開始するが、この時点で出湯温
度は既に設定温度に近づいており、それゆえ出湯温度が
設定温度に達するまでの時間が短縮されるのである。

また、能力選択（Ｆ２）の結果、能力ダウンする場合、
例えば第１〜第３のバーナ群Ｃυ（イ）＠を使用してい
る状態から第１と第２のバーナ群＠（イ）を使用する状
態に能力切換する場合は、まずすべての能力切換弁αυ
、（ロ）を閉じ（Ｆ５）、一定時間ガス供給盆を過少に
することによって出湯温度の下降が速まり、その後必要
な能力切換弁αυを開いたとき（Ｆ６）には出湯温度は
即に設定温度近くまで下降しているので出湯温度が設定
温度に一致するまでの時間が短縮されるのである。

（発明の効果）本発明の給湯器は以下に示すようなすぐれた効果を奏す
るものである。すなわち、能力を上げる方向に切り換え
る場合には一度すべての能力切換弁を開いてガス量を増
加させ、能力を下げる方向に切り換える場合には一度す
べての能力切換弁を閉じてガス量を減少させることによ
って、それぞれ能力切換動作の終了時点で出湯温度が設
定温度に近づいた・状態にすることができ、出湯温度が
設定温度に一致するまでの時間が短縮されて優れた出湯
温度制御特性を得ることができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す全体構成図、第２図は同
側の制御７０−チャートである。（２）・・・バーナＱυ・・・第１のバーナ群（イ）・・・第２のバーナ群（２）・・・第３のバーナ群（７）・・・ガス通路（７１）・・第１のガス供給路（７２）・・第２のガス供給路（７３〕・・第３のガス供給路ＯＱ・・・比例制御弁ａυ、（ロ）・・能力切換弁ＯＱ・・・制御器

Claims

【特許請求の範囲】

複数のバーナ群に並列にガス供給路を接続すると共に複
数の能力切換弁を設け、負荷に応じてバーナの燃焼本数
を自動的に切り換えるものにおいて、バーナの燃焼本数
を増して能力を上げるときには一度すべての能力切換弁
を開いたのちに不必要な能力切換弁を閉じ、能力を下げ
るときには一度すべての能力切換弁を閉じたのちに必要
な能力切換弁を開くようにしたことを特徴とする給湯器
。