JPS61250450A - 瞬間湯沸器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は出湯場所において任意の水量を選択しても常に
設定温度の出湯が行える瞬間湯沸器に関するものである
。

（従来の技術） 従来、この種湯沸器として熱交換器と、この熱交換器を
加熱するガスバーナと、ガスバーナの燃焼能力をガスバ
ーナの燃焼本数を増減することによりあるいはガス供給
路に設けたガス比例弁の弁開度を可変することにより制
御する調整手段を設けて、給水温度と水量と設定温度と
に基づき必要能力を演算し、この必要能力に応じて上記
調整手段を制御す７ｉｌＩ成のものがある。かかる従来
例では台所等の給湯栓からの出湯水量を変更しても、水
量変更に応じてガスバーナの燃焼能力が変化させられ常
に設定温度の出湯が行われる。

（発明が解決しようとする問題点） ところが上記した従来例では水量変更に対して燃焼能力
の変化を瞬時に追随させることは加熱速度、火移り性能
の関係から困難であり、水流変更時には出湯温度に過渡
的な温度変化が生じ、出湯特性は満足したものが得られ
ない。

点 （問題を解決するための手段） 八 かかる問題点を解決するために、本発明では以下のよう
に、熱交換器と、この熱交換器を加熱するガスバーナと
、このガスバーナの燃焼能力の調整手段と、熱交換器に
連なる水路に設けた給水温度検出器並びに水量検出器と
、当該検出器による水量と給水温度並びに設定温度とに
基づいて上記調整手段を制御する制御器を設けたものに
おいて、水量変更時前後の水量差が設定水量以上の時に
、上記調整手段を設定時間変更後の水量に基づく燃焼能
力以上あるいは以下の能力に制御した構成としている。

（作用） 任意に出湯温度を設定し給湯栓を開栓すると、水量と給
水温度並びに設定温度とに基づいてガスバーナの燃焼能
力が調整され、設定温度の出湯が行われる。又給湯栓の
開度を操作しであるいは制御動作により水量が変更され
ると変更前後の水量差が設定水量以上の場合は変更後の
水量に基づく所定の燃焼能力以上の（水量が増加した場
合）あるいは以下の（水量が減少した場合）能力で一定
時間ガスバーナが燃焼した後所定の燃焼能力でガスバー
ナが燃焼する。

（実施例） 以下本発明の実施例をガスバーナの燃焼能力を燃焼本数
の増減により調整した例について説明する。

第１図は全体構成を示し、（１）は熱交換器、（２）は
ガスバーナで、ガスバーナ（２）は電磁弁（５ａ）〜（
５θ）により個別にガス供給が制御される複数のガスバ
ーナ（２ａ）〜（２ｅ）から構成され、これら各電磁弁
（５ａ）〜（５ｅ）の上流側に元電磁弁（４）が設けら
れている。（６）は熱交換器（１）と連なる水路（７）
に設けた給水温度検出器、（８）は水量検出器である。

（９）は後述する制御器（１５）により制御される水制
御弁、（１０）は台所等に設けた給湯栓である。（１１
）は遠隔操作器であり、運転スイッチ（１２）と希望す
る出湯温度を設定する設定温度調節器（１３）からなる
。

次に制御器（１５）の要部の構成を第２図に基づいて説
明すると、制御器（１５）　Ｍは前記した給水温度検出
器（６）からの給水温度（Ｔｌ）と遠隔操作器（１１）
からの設定温度（Ｔｏ）と水量検出器（８）からの検出
水量（Ｑ）に基づいて必要熱量（ＷＯ）をＷＯ−ＱＸ　
（Ｔｏ−Ｔｌ）　／２５　　なる関係で演算する必要熱
量演算部（１５１）と、この必要熱量（ＷＯ）とガスバ
ーナ（２）の燃焼本数の多小あるいは組合せにより予め
設定された実際使用可能な複数の燃焼能力とを比較して
最適な燃焼能力を設定する能力設定部（１５２）と、こ
の設定能力（Ｗ）と給水温度（Ｔｌ）と設定温度（Ｔｏ
）とから設定温度（ＴＯ）に加熱しつる水量（以下制御
水量（ＱＯ）と記す。）をＱＯ−２５ＸＷ／　（Ｔｏ−
Ｔｌ）なる関係式で演算する制御水量演算部（１５３）
と、制御水量（ｑＯ）と水量（Ｑ）とを比較する水量比
較部（１５４）と、その比較結果により水制御弁（９）
を駆動する駆動部（１５５）と、前回設定した制御水量
（Ｑｐ）と変更後の制御水量（ＱＯ）とを比較する比較
部（１５６）　と、この比較部（１５６）の比較結果に
より、水量差が設定水量以上の場合例えば設定水量以上
増加する場合には上記能力設定部（１５２）で設定した
能力以上の能力（ｗ＋ｍ＞に、減少する場合には設定し
た能力以下の能力（ｗ−４）にタイマ（１５７）で一定
時間設定する時限能力設定部（１５８）とから構成され
る。

器 以上の構成において、遠隔操作（１１）により運＾ 転スイッチ（１２）を投入すると共に希望する出湯温度
を設定温度調節器（１３）を操作して調節しておく。そ
して給湯栓（１ｏ）を開栓と同時に希望する水量に調節
すると必要熱量（ＷＯ）が必要熱量演算部（１５１）で
演算され、この必要熱量（ＷＯ）に応じて能力設定部（
１５２）によりガスバーナ（２）の燃焼本数が設定され
、電磁弁（５ａ）〜（５ｅ）が制御されて設定された本
数でガスバーナ（２）が燃焼する。又上記ガスバーナ（
２）の燃焼本数の設定と同時に制御水量演算部（１５３
）により制御水量（ＱＯ）が演算され、水制御弁（９）
はかかる制御水量（ＱＯ）となるよう駆動部（１５５）
により制御されるのである。そこで以上の制御動作を具
体的に説明する。ガスバーナ（２）を構成する各バーナ
（２ａ）〜（２ｅ）は夫々３号の燃焼能力を有し、給水
温度が１０００　、設定温度が４０°Ｃとする。給湯栓
（１０）を調節して９　／　／　ｍｉｎの水量を流した
とすれば必要熱量（ＷＯ）は１０３８号となり、最適な
燃焼能力である９号あるいは１２号が設定され、９号が
設定されるとガスバーナ（２ａ）、（２ｂ）、（２ａが
燃焼する。尚この場合制御水量（ＱＯ）は７．５／／ｗ
ｉｎであるので検出流量が９　／　／　１ＩＩｉｎであ
るので駆動部（１５５）が作動して水制御弁（９）が制
御され水量が７．５１７　ｍｉｎに調節される。次に上
記と同条件で１０／／ｍｉｎの水量を流したとすると必
要熱量（ＷＯ）は１２号となり、ガスバーナ（２ａ）、
（２１））、（２Ｃ）、（２θ）が燃焼されると同時に
制御水量（ＱＯ）が１０１７　ｍｉｎとなり水量は常に
水制御弁（９）により１０　／　／　ｍｉｎに制御され
、設定温度である４０°Ｃの出湯が行われる。尚燃焼能
力の設定は配管等の給水条件の関係で前者の場合１２号
に設定すると水量が１２号での制御水量である１０　ｌ
　／　ｍｉｎに満たない恐れがあり、従って小側の能力
に設定するのが良い。さてこのように制御水量が７．５
　／　／　ｍｉｎから１０　／　／　ｍｉｎに制御され
ると加熱速度、火移し時の着火遅れが生じる関係上１０
／／ｍｉｎ　　の流量に相当する燃焼能力では出湯温度
が著しく低下する。この為実施例では前回の制御水量で
ある？、　５　／　／　ｍｉｎと今回の制御水量である
１０　／　／　ｍｉｎとを比較して、水量差が２．５　
／　／　ｍｉｎであることから時限能力設定部（１５８
）により能力設定部（１５２）で設定した１２号以上の
１５号に燃焼能力を設定して、タイマ（１５７）により
一定時間１５号に相当する本数のガスバーナ（２ａ）、
（２ｂ）、（２ｃ）、（２ｄ）、（２ｅ）を燃焼させ、
タイマ（１５７）の設定時間後に所定の燃焼能力である
１２号で燃焼させるのである。尚水量が上記の場合と逆
に１０／／ｍｉｎから７．５　／　／　ｍｉｎに変更さ
れる時は一定時間６号に燃焼能力を設定すればよい。

従って上記のように構成すれば設定水量以上に水量が変
更された場合であっても一時的にオーバーインプットあ
るいはアンダーインプットで燃焼させるから加熱速度や
着火遅れ等の応答性の悪さを軽減させることができ、出
湯特性が向上するのである。

尚本実施例の他燃焼能力が連続的に制御可能なガス比例
弁を用いたものでも、本実施例における制御水量を給湯
栓（１０）により調節される水量に置き換えて適用可能
であり、加熱速度に依る応答遅れが軽減され同様に出湯
特性が向上される効果を有する。

（発明の効果） 以上説明した如く、本発明によれば水量変更時前後の水
量差が設定水量以上の時に、燃焼能力を一定時間変更後
の水量に対する燃焼能力以上あるいは以下の能力に制御
したも°のであるから水量変更時の出湯温度の低下ある
いは上昇を軽減させることができ、出湯特性の向上に大
きく寄与することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は全体構成図、
第２図は制御器の要部ブロック回路図である。 （１）・・・熱交換器 （２）・・・ガスバーナ （６）・・・給水温度検出器 （７）・・・水路 （８）・−・水量検出器 （１５）ｅ惨・制御器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱交換器と、この熱交換器を加熱するガスバーナと、こ
   のガスバーナの燃焼能力の調整手段と、熱交換器に連な
   る水路に設けた給水温度検出器並びに水量検出器と、当
   該検出器による水量と給水温度並びに設定温度とに基づ
   いて燃焼能力を設定し上記調整手段を制御する制御器を
   設けたものにおいて、水量変更時前後の水量差が設定水
   量以上の時に、上記調整手段を一定時間変更後の水量に
   基づく燃焼能力以上あるいは以下の能力に制御したこと
   を特徴とする瞬間湯沸器。