JP5924059B2 - 液滴吐出装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
前記接着剤層は、前記内側面の、前記フレキシブル基板と対向する部分まで延びていることを特徴とする。
前記枠部材と前記流路ユニットとを接着するためのシート接着剤を成形する第1工程と、前記枠部材に前記シート接着剤を貼着する第2工程と、前記開口から前記フレキシブル基板を引き出し、前記開口から前記アクチュエータが露出するように、前記枠部材と前記流路ユニットとを接着する第3工程と、を備え、
前記シート接着剤は、その外形がその厚さ方向から見たときに前記枠部材よりも小さく形成され、中央に切り抜かれた穴と前記穴から外方に向けた切り欠きとを有し、前記第2工程において、前記枠部材に前記シート接着剤を、前記対向面と、前記対向面と反対側の面と、前記対向面及び前記対向面と反対側の面の間の前記内側面と、を介して貼着することを特徴とする。
図1は、本発明に係る液滴吐出装置の一例であるインクジェットプリンタ1の要部を示す斜視図である。図1を用いて、本発明のインクジェットプリンタ1の構成について説明する。なお、本実施形態においては、インク(液滴)を吐出する側を下面および下側とし、その反対側を上面および上側とする。
図2は、インクジェットプリンタ1のヘッドユニット4の分解斜視図である。図2に示すように、ヘッドユニット4は、バッファタンク11、シール部材16、キャリッジ12、フレーム13(枠部材)、ヘッド14及びノズル保護カバー15を備える。キャリッジ12は、上方が開放された略箱形で、バッファタンク11がキャリッジ12内に収容されている。そして、キャリッジ12の底壁12aの下面側に、フレーム13及びノズル保護カバー15が接着されたヘッド14が接着剤によって固定されている。
図3に示すように、ヘッド14は、複数のプレートが積層されてなる流路ユニット17と、この上面に積層されたアクチュエータ18とを有する。流路ユニット17は、インクを4つのインク流入孔14bから圧力室17cを介して、吐出面14aに形成された多数の吐出口(図示せず)まで導くインク流路(液体流路)を有する。
(1)シート接着剤20の構成
図6(a)に示すように、本発明の接着剤層を形成する一例であるシート接着剤20は、略矩形の剥離シート22の上に接着剤が塗布された接着剤層21を有するホットメルトタイプの接着剤である。シート接着剤20は、その外形がその厚さ方向から見た平面視においてフレーム13よりも小さく形成され、中央に略矩形の開口20aと、フレーム13の貫通孔13bに対応する貫通孔20bとが切り抜かれて形成されている。また、シート接着剤20には、開口20aに連続するL字状の切り欠き20cが、開口20aの各頂点付近から外方に向けて4箇所形成されている。この切り欠き20cによって、シート接着剤20の内方に突出する形状をもった部分が4つ形成される。言い換えると、内方から外方に向けて折り曲げ可能な折り曲げ部20dが4箇所形成される。折り曲げ部20dが形成されることによって、シート接着剤20の貫通孔13bを含む部分が折り曲げ可能となる。なお、折り曲げ部20dの寸法は、フレーム13の開口13aの対応する辺の長さよりも短い。また、各折り曲げ部20dの突出量は、フレーム13の外形から開口13aまでの距離よりも短い。これら各折り曲げ部20dをフレーム13の内側面13cの各辺に沿って折り曲げることで、内側面13cをシート接着剤20によって覆うことができる。特に、本実施例では、接着剤20が面17d、13d、および内側面13cを覆うので、内側面13cの厚み方向両端を形成する角部分も接着剤で覆われる。したがって、当該角部分とフレキシブルフラットケーブルの干渉による断線を抑制することが可能である。
図7は、本実施形態のヘッド14の製造工程におけるフレーム13にシート接着剤20を貼着する工程を示す説明図である。シート接着剤は、もとはロール状のものであるが、図7に示すように、まずシート状の接着剤を、平面視においてフレーム13の外形よりも小さく、開口13aよりも大きいサイズにカットする。そして、カットしたシート状の接着剤から、中央の開口20a、フレーム13の貫通孔13bに対応する貫通孔20b、L字状の切り欠き20cを切り抜いて、シート接着剤20を成形する(S1)。
以上のように、本実施形態によれば、接着剤層21がフレーム13のフレキシブルフラットケーブル19と対向する面13eを含む内側面13c及びその周辺を覆うことで、フレーム13の干渉によるフレキシブルフラットケーブル19の配線の断線等を抑制する。また、内側面13cやその周辺にバリが生じていた場合にも、接着剤層21によってバリを覆うことができるため、バリによるフレキシブルフラットケーブル19の配線の断線等、フレキシブルフラットケーブル19へのバリの干渉も抑制できる。
また、本実施形態のシート接着剤20は、図8に示すシート接着剤30のような形状としてもよい。図8(a)に示すように、シート接着剤30は、フレーム13の外周の長さと同程度の長さの細長形状であり、フレーム13の外周の辺に対応するように4つの部分からなり、各部分に台形部を有する。また、フレーム13の貫通孔13b側の辺に対応する部分には、貫通孔13bと略同大の貫通孔30aが形成されている。
以上のように、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。特に、接着剤はシート接着剤に限られず、また、シート接着剤の形状も種々の変更が可能である。実施例では、フレーム開口の4辺を覆う形状であったが、フレキシブルフラットケーブルと対向する辺のみを覆うようにしてもよい。また、例えば、フレーム開口の内周面の2辺や3辺を覆う形状としてもよい。また、本実施形態では、ヘッドに1のフレキシブルフラットケーブルが接続されているが、複数のフレキシブルフラットケーブルが接続される構成としてもよい。
2 ガイドレール
3 ガイドレール
4 ヘッドユニット
4a 回路基板
5 インク供給チューブ
6 プーリー
7 プーリー
8 タイミングベルト
9 モータ
10 ジョイント部材
11 バッファタンク
11a アーム部
11b インク流出口
12 キャリッジ
12a 底壁
13 フレーム(枠部材)
13a 開口
13b 貫通孔
13c 内側面
13d 対向面
14 ヘッド
14a 吐出面
14b インク流入孔
14c 吐出口
15 ノズル保護カバー
16 シール部材
17 流路ユニット
17a 幅広部
17b 幅狭部
17c 圧力室
17d 対向面
17e フィルタ
18 アクチュエータ
18a 露出面
18b 表面電極
19 フレキシブルフラットケーブル(フレキシブル基板)
19a ICチップ
20 シート接着剤
20a 開口
20b 貫通孔
20c 切り欠き
20d 折り曲げ部
21 接着剤層
22 剥離シート
30 シート接着剤
30a 貫通孔
B バリ
C1、C2 クリアランス
Claims (6)
- 液体を吐出する吐出口と、吐出口に対応して設けられた圧力室と、前記圧力室と前記吐出口との間に形成された液体流路とが形成された流路ユニットと、
前記流路ユニットに積層され、前記圧力室に圧力を付与するアクチュエータと、
前記流路ユニットと対向する対向面と、前記アクチュエータを露出する開口と、前記開口を囲む内側面とを有する枠部材と、
前記開口から露出する前記アクチュエータの露出面に接続され、前記開口を通じて引き出されるフレキシブル基板と、
前記枠部材と前記流路ユニットとを接着する接着剤層と
を備え、
前記接着剤層は、前記内側面の、前記フレキシブル基板と対向する部分まで延び、
前記接着剤層は、さらに、前記枠部材の、前記対向面と反対側の面にも形成されていることを特徴とする液滴吐出装置。 - 前記接着剤層は、一枚のシート接着剤からなることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
- 前記シート接着剤は、
その外形が、その厚さ方向から見たときに、前記枠部材よりも小さく形成され、
中央に切り抜かれた穴と、前記穴から外方に向けた切り欠きと、を有し、
前記対向面と前記対向面の反対側の面との間を、前記内側面を介して貼着されていることを特徴とする請求項2記載の液滴吐出装置。 - 前記シート接着剤は、
前記枠部材の外側面を囲み、前記枠部材の外方から前記開口に向かって延在し、前記内側面を覆うように前記内側面に沿って折り曲げられて貼着されていることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。 - 前記接着剤層は、ホットメルトタイプの接着剤からなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
- 液体を吐出する吐出口と、吐出口に対応して設けられた圧力室と、前記圧力室と前記吐出口との間に形成された液体流路とが形成された流路ユニットと、
前記流路ユニットに積層され、前記圧力室に圧力を付与するアクチュエータと、
前記流路ユニットと対向する対向面と、前記アクチュエータを露出する開口と、前記開口を囲む内側面とを有する枠部材と、
前記開口から露出する前記アクチュエータの露出面に接続され、前記開口を通じて引き出されるフレキシブル基板と、
を備えた液滴吐出装置の製造方法であって、
前記枠部材と前記流路ユニットとを接着するためのシート接着剤を成形する第1工程と、
前記枠部材に前記シート接着剤を貼着する第2工程と、
前記開口から前記フレキシブル基板を引き出し、前記開口から前記アクチュエータが露出するように、前記枠部材と前記流路ユニットとを接着する第3工程と、を備え、
前記シート接着剤は、その外形がその厚さ方向から見たときに前記枠部材よりも小さく形成され、中央に切り抜かれた穴と前記穴から外方に向けた切り欠きとを有し、前記第2工程において、前記枠部材に前記シート接着剤を、前記対向面と、前記対向面と反対側の面と、前記対向面及び前記対向面と反対側の面の間の前記内側面と、を介して貼着することを特徴とする液滴吐出装置の製造方法。
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