JP5922633B2 - 渦電流探傷プローブ、及び、渦電流探傷方法 - Google Patents

渦電流探傷プローブ、及び、渦電流探傷方法 Download PDF

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Description

本発明は、非破壊検査に用いてられる渦電流探傷に用いられるプローブに関する。
金属の非破壊検査方法として、渦電流探傷法(ECT; Eddy Current Testing)が知られている。この探傷法は、励磁用コイルにより検査対象の表面に渦電流を発生させて、この渦電流の影響による検出用コイルの電圧変化(又はインピーダンス変化)を観察することにより、検査対象に生じている傷を検知するものである。
本発明者等は、特許文献1において、傷を正確に検出できる渦電流探傷プローブを提案している。特許文献1の渦電流探傷プローブは、各検出用コイルと検査対象との距離に差が生じる斜めリフトオフ変化が発生しても、磁束に起因して各検出用コイルの各相互間に生じる電圧差に基づいて、試験体上の傷を正確に検出できるという利点を有している。
特許第3343860号公報
特許文献1の渦電流探傷プローブは、検出用コイルの上側に励磁用コイルが配置される。なお、検出用コイルの下側に検査対象があることを前提として、上・下を区別する。したがって、特許文献1の渦電流探傷プローブは、検出用コイルと励磁用コイルを加えた厚さを有しており、極めて狭隘な箇所に用いることができないことがある。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、検出用コイルと励磁用コイルを備えながら、厚さを薄くできる渦電流探傷プローブを提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の渦電流探傷プローブは、所定の方向に複数ユニット配列されるプローブユニットを備え、当該プローブユニットは、点対称に並べられ、各々が、交流磁場を発生させて検査対象に渦電流を生じさせる同一の第1励磁用コイルと第2励磁用コイルとを備える励磁用コイルと、点対称に並べられ、差動接続される同一の第1検出用コイルと第2検出用コイルとを備える検出用コイルと、を備える。
本発明の渦電流探傷プローブは、励磁用コイルと検出用コイルは同一面に並べられる。
また、第1検出用コイルと第2検出用コイルの第1対称中心と、第1検出用コイル上および第2検出用コイル上と、前記第1検出用コイルの中心と前記第2検出用コイルの中心と、を通る第1中心線と、第1励磁用コイルと第2励磁用コイルの第2対称中心と、第1励磁用コイル上および第2励磁用コイル上と、前記第1励磁用コイルの中心と前記第2励磁用コイルの中心と、を通る第2中心線とが、直交するように、第1検出用コイル、第2検出用コイル、第1励磁用コイル及び第2励磁用コイルが配置され、第1励磁用コイルと第2励磁用コイルの各々が生じさせる渦電流の流れが互いに逆向きであり、当該渦電流が合成された渦電流は、第1中心線に沿って生じ、第1中心線上の第1対称中心と、第2中心線上の前記第2対称中心とが、同一面に向けて平面視して、一致する、ことを特徴とする。
本発明の渦電流探傷プローブは、励磁用コイルと検出用コイルが同一面上、典型的には同一平面上に並べられるので、厚さが薄くなり、狭隘なスペースにおいても渦電流探傷を行うことができる。
の本発明の渦電流探傷プローブにおいて、第1励磁用コイル及び第2励磁用コイル、及び、第1検出用コイル及び第2検出用コイルを、平面視形状が矩形のコイルから構成することが好ましい。
この構成によると、渦電流探傷プローブを全体として矩形に配列することができるので、複数のプローブユニットを、隙間を空けることなく稠密に配列することができる。
本発明の渦電流探傷プローブは、第1励磁用コイルと第2励磁用コイルの各々が生じさせる渦電流が合成された渦電流の向きを、第1対称中心線の向きに一致させることができる。
この渦電流探傷プローブによると、渦電流探傷プローブを傷の向きに対して傾けなくても、探傷を行うことができる。
本発明の渦電流探傷プローブは、励磁用コイルと検出用コイルからなるプローブユニットを所定の方向に複数配列して探傷を行う。
この渦電流探傷プローブによると、プローブユニットを移動させることなく、所定の範囲の探傷を行なうことができる。
本発明は、第1励磁用コイル、第2励磁用コイル、第1検出用コイル及び第2検出用コイルの全てを同一のコイルから構成することができる。
この構成によると、特定のタイミングで励磁用として機能させたコイルを、次のタイミングには検出用として機能させることができるので、配列の方向に設けられた励磁用コイルを検出用コイルに、また、検出用コイルを励磁用コイルに順番に切り替えて使用することができるので、検査結果の分解能を向上できる。
また、本発明は、第1検出用コイル及び第2検出用コイルの各々に、互いに逆向きの鎖交磁束を作用させることができる。
本発明の渦電流探傷方法において、第1励磁用コイルと第2励磁用コイルに交流電流を供給することで、検査対象に渦電流を生じさせる渦電流生成ステップと、第1検出用コイルと第2検出用コイルの各相互間で渦電流によって生じる電圧差に基づいて検査対象の傷の有無を検出する検出ステップと、を備える探傷処理を、複数のプローブユニットの配列の順に実行すればよい。
1励磁用コイル、第2励磁用コイル、第1検出用コイル及び第2検出用コイルの全てが同一のコイルからなる場合には、以下の手順で探傷処理を行うことが好ましい。
すなわち、先行するプローブユニットについて探傷処理を行った後に、後続のプローブユニットについて探傷処理を行う際に、先行する探傷処理の際に励磁用として機能した前記励磁用コイルは、後続の前記探傷処理の際には、検出用として機能させ、また、先行する探傷処理の際に検出用として機能した検出用コイルは、後続の前記探傷処理の際には励磁用として機能させる、ことができる。
この渦電流探傷方法によると、先行する探傷処理で励磁用コイルであったものを、後続の探傷処理では検出用コイルとして機能させる、というように、コイルの機能を次々に切換えるので、探傷結果の分解能を向上できる。
本発明によれば、励磁用コイルと検出用コイルが同一面上に並べられるので、渦電流探傷プローブは厚さが薄くなり、狭隘なスペースにおいても渦電流探傷を行うことができる。
[図1]本発明の第1参考例に係る渦電流探傷プローブの概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のIb−Ib線矢視断面図、(c)は(a)のIc−Ic線矢視断面図である。
[図2]第1参考例に係る渦電流探傷プローブを示し、(a)は検出用コイルと励磁用コイルの位置関係を示す図、(b)及び(c)は渦電流の発生状況を示し、(b)は傷がない場合を、(c)は傷がある場合を示している。
[図3]第1参考例に係る渦電流探傷プローブの渦電流,鎖交磁束,励磁用コイル,検出用コイルの位置関係を示す図である。
[図4]第1参考例の変形例を示す図である。
[図5]本発明の第2実施形態に係る渦電流探傷プローブの概略構成を示す平面図である。
[図6]第2実施形態に係る渦電流探傷プローブを用いて探傷を行う際の動作を示す図である。
[図7]図6に示すプローブを用いて探傷するときの検出信号を抜き出して示し、(a)は時系列の順に並べて示し、(b)は検出信号を同じ列に並べて示している。
[図8]特許文献1に記載される従来の渦電流探傷プローブを示している。
[図9]本発明の第2参考例に係る渦電流探傷プローブの概略構成を示す平面図である。
[図10]本発明を同一の円筒面に適用した例を示す図である。
[図11]本発明を同一の円筒面に適用した別の例を示す図である。
[第1参考例
以下、添付図面を参照しながら、本願発明の参考例を説明する。
参考例の渦電流探傷プローブ10は、検査対象50の上を移動しながら、自身より下方に位置する検査対象50の表面に存在する傷51を検出するのに用いられる。
以下、渦電流探傷プローブ10の構成について説明する。
渦電流探傷プローブ10は、図1に示すように、検出用コイル1と、交流磁場を発生させて検査対象50の表面近傍に渦電流ECを発生させる励磁用コイル2と、を備える。
検出用コイル1は、一対の第1検出用コイル1aと第2検出用コイル1bを備える。第1検出用コイル1aと第2検出用コイル1bは、差動接続される。検出用コイル1は、電線を巻き回した巻き線コイルを矩形状に整形されたものが用いられており、第1検出用コイル1aと第2検出用コイル1bは電磁気的な特性が同じ同一のコイルである。
差動接続されている1対の第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bはブリッジ回路4に接続されており、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bに発生する電圧が異なると、ブリッジ回路4から傷51を検知したことのキズ信号が出力されるようになっている。
なお、第1検出用コイル1aと第2検出用コイル1bの各々を区別する必要がない場合には検出用コイル1と称し、区別する必要がある時には、第1検出用コイル1a、第2検出用コイル1bと称する。励磁用コイル2についても同様である。
励磁用コイル2は、一対の第1励磁用コイル2aと第2励磁用コイル2bを備えている。励磁用コイル2(2,2a,2b)は、励磁用コイル2に交流電流を供給する発振器3に接続されている。励磁用コイル2は、検出用コイル1と同じで、電線を巻き回した巻き線コイルを矩形状に整形したものが用いられており、第1励磁用コイル2aと第2励磁用コイル2bは電磁気的な特性が同じ同一のコイルである。ただし、第1参考例においては、検出用コイル1と励磁用コイル2が電磁気的な特性が異なっていてもよい。
図1(b),(c)に示すように、検出用コイル1(第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1b)と励磁用コイル2(第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2b)は、同一面上に並べられている。ここでは同一面の典型として、同一平面上に検出用コイル1と励磁用コイル2を並べた例を示している。
なお、図1には、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1b,第1励磁用コイル2a及び第2励磁用コイル2bの相互間に隙間を設けているが、相互に絶縁されていれば、4つのコイルを隙間なく並べてもよい。
図2(a)に示すように、一対の第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2bは、点対称に並べて配置されている。矩形をなす第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2bの各々の一つの頂点が、対称中心(第2対称中心)Oを向いて配置されている。励磁用コイル2は、第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2bをこの配置にすることで、図2(b)に示すように、隣接して互いに対称な1対の渦電流EC1,EC2を形成し、特に、第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2bの対称中心Oを通る中心線CL1の上にこれらの渦電流EC1,EC2が加算されて強い渦電流(合成渦電流)ECを発生させるようにしている。
励磁用コイル2は、探傷を行う際に、図2(c)に示すように、検査対象50の表面に傷がある場合に想定される傷51の方向Dに対して、渦電流ECの流れの向きDECが斜め方向になるような向きに、つまり方向Dと向きDECが交差するように配設される。これは、渦電流探傷の検出原理に対応するものである。つまり、渦電流探傷プローブ10は、検査対象50の表面の傷51が渦電流ECの外乱となって渦電流ECが変化することを利用して、傷51を検出するものであり、傷51の方向Dが渦電流ECの流れの向きDECに平行であると、顕著な外乱として渦電流ECに作用しにくいためである。検査対象50の表面の傷51の方向Dは、検査対象50の製作工程などから容易に想定することができる。
図2(a)に示すように、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bは、検査対象50に対して平行に対向できるように同一平面上に点対称に並べて配置されている。検出用コイル1は、励磁用コイル2とも同一平面上に配置される。
矩形をなす第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bの各々の一つの頂点が、対称中心Oを向いて配置されている。ただし、図2(a)に示すように、平面視において、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bの対称中心(第1対称中心)Oを通る中心線CL1と励磁用コイル2の中心線CL2とが、対称中心Oにおいて互いに直交するように配置されている。したがって、検出用コイル1と励磁用コイル2は、同一平面上に重なることなく展開される。
渦電流ECは、平面視において、検査対象50の表面の検出用コイル1の中心線CL1に沿って生じ、特に、対称中心O付近では渦電流ECが確実に生じるが、この対称中心Oは第1検出用コイル1aと第2検出用コイル1bの対称中心Oでもあるから、この渦電流ECの最も確実に生じる箇所に第1検出用コイル1aと第2検出用コイル1bの対称中心が存在している。
なお、検出用コイル1の中心線CL1と励磁用コイル2の中心線CL2が、両者の対称中心Oにおいて互いに直交することは最も好ましい形態であるが、両者は互いに直交しなくても交差すればよく、両者の対称中心Oは接近していればよい。
次に、以上のように構成される渦電流探傷プローブ10の励磁用コイル2に電流(励磁電流)が供給されたときに生ずる渦電流、鎖交磁束について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、励磁用コイル2に励磁電流を供給すると、第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2bの表面近傍には1対の渦電流EC1,EC2が形成され、また、渦電流EC1から矢印F11で示す下向きの鎖交磁束が、渦電流EC2からは矢印F13で示す上向きの鎖交磁束が発生する。ここで、平面視において検出用コイル1と励磁用コイル2は、対称中心Oが一致するとともに、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bの向き(中心線CL1の向き)は、第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2bの向き(中心線CL2の向き)と直交するようにして配置されている。したがって、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bは、平面視において渦電流ECとその対称中心が一致するとともに、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bの向き(中心線CL1の向き)は、渦電流ECの向きと一致するようになるのである。
したがって、第1検出用コイル1aと第2検出用コイル1bには、各々、矢印F11で示す下向きの鎖交磁束と矢印F13で示す上向きの鎖交磁束が作用する。つまり、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bには、各々、互いに逆向きの鎖交磁束が作用することになる。
そして、検査対象50の表面に傷51がない場合(図2(b))には、渦電流EC1,EC2に外乱が作用しないので、各第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bに作用する鎖交磁束に差はなく、この鎖交磁束に応じて第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bに生じる電圧にも差が生じない。このため、ブリッジ回路4からはキズ信号が発生しない。
一方、検査対象50に傷51がある場合(図2(c))には渦電流EC1,EC2に外乱が生じるので、渦電流EC1,EC2によって発生する鎖交磁束も不均一な分布となって、第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bに作用する鎖交磁束の和に差が生じ、したがって第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1bに生じる電圧に差が生じ、この電圧差によってブリッジ回路4からキズ信号が出力される。
渦電流探傷プローブ10を用いて実際に渦電流探傷を行い、その結果を特許文献1に記載された従来の渦電流探傷プローブ(円形型励磁用コイル使用)による探傷の結果と比較した。その結果、渦電流探傷プローブ10は従来の渦電流探傷プローブと同等の探傷能力を有することが確認された。
以上説明したように、渦電流探傷プローブ10は、同一平面上に検出用コイル1と励磁用コイル2が配置されるので、検出用コイルと励磁用コイルを重ね合せる渦電流探傷プローブに比べると、その厚さを半分以下にすることができる。したがって、渦電流探傷プローブ10は、狭隘なスペースにおいても渦電流探傷を行うことができる。
以上の説明では、検出用コイル1及び励磁用コイル2が矩形の例を示したが、これらコイルの形態は任意であり、例えば、図4(a)に示すようにトロイダル状の検出用コイル1及び励磁用コイル2を用いることもできる。また、図4(b)に示すように、検出用コイル1と励磁用コイル2の大きさが異なるなど、磁気的な特性が異なっていてもよい。
以上の説明では、ブリッジ回路4によりキズ信号を発生させる例を示したが、ブリッジ回路4の代わりに例えば電圧計を設けて、作業者がこの電圧計により第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1b間の電圧差を監視することで傷51を検出するようにしてもよい。
また、プローブを検査対象50の表面に沿って移動させながら渦電流探傷を行なう例を示したが、複数組の渦電流探傷プローブ10を一列に並べてマルチコイル型の渦電流探傷プローブを構成し、一度に広い範囲の探傷を行なうことができる。次の第2実施形態では、本発明を用いたマルチコイル型の渦電流探傷プローブの好ましい例を説明する。
[第2実施形態]
第2実施形態にかかる渦電流探傷プローブ20は、マルチコイル型の渦電流探傷プローブに関するものである。
渦電流探傷プローブ20は、図5に示すように、列方向Xに6つのコイルCを配列し、行方向Yに2つのコイルCを配列し、合計で12個のコイルCが同一平面上にマトリックス状に並べて構成されている。各々のコイルCは、第1参考例における検出用コイル1及び励磁用コイル2と同様に、電線を巻き回した巻き線コイルからなる。ただし、第2実施形態は、12個の全てのコイルCが同じ電磁気特性を備えていることが前提となる。各々のコイルCは、図5に示すように、C11,C12,C13,C14,C15,C16,C21,C22,C23,C24,C25,C26と識別される。なお、各々を区別する必要がないときは、コイルCと総称される。
なお、12個というコイルCの数は、あくまで例示であり、列方向X及び行方向Yに任意の数のコイルCを設けることができる。ただし、マルチコイル型のプローブとして機能するために、列方向Xに3個、行方向Yに2個のコイルCが設けられればよい。
渦電流探傷プローブ20は、2列及び2行に設けられる4個のコイルCが、プローブとしての最小単位(プローブユニット)を構成し、4個のコイルCからなるプローブの一つのユニットは、第1参考例の渦電流探傷プローブ10に相当する。ただし、渦電流探傷プローブ20は、コイルC11、C12、C21、C22の4個で一つのユニットを構成し、次いで、コイルC12、C13、C22、C23の4個で一つのプローブユニットを構成し、さらに、コイルC13、C14、C23、C24の4個で一つのプローブユニットを構成する。このように、渦電流探傷プローブ20は、隣接する4個のコイルCでプローブユニットを構成する。
第2実施形態は、各々のコイルC11〜C26が、第1参考例のように予め検出用コイル、励磁用コイルというように機能が定められているのではなく、同じコイルCが検出用コイルとして機能することがあれば、励磁用コイルとして機能することもある。その前提として、全てのコイルCが同じ電磁気特性を備えている。
各々のコイルC11〜C26には電線W(W11〜W26)が接続されている。コイルCが励磁用コイルとして機能するときには、電線Wから励磁電流がコイルCに供給され、コイルCが検出用コイルとして機能するときには、一対をなすコイルCの電圧差が対応する電線Wに反映される。
次に、検査対象50を探傷する際の渦電流探傷プローブ20の動作を、図6及び図7を参照して説明する。
渦電流探傷プローブ20は、探傷開始当初(図6 第1タイミング)に、コイルC11、C12、C21、C22をプローブユニット(第1ユニット)として用い、その中で、コイルC11とコイルC22を励磁用コイルとして機能させる一方、コイルC21とコイルC12を検出用コイルとして機能させる。このとき、コイルC11とコイルC22には交流電流が供給され、コイルC21とコイルC12は両者の電圧差が検知される。
第1ユニットにより必要な時間だけ探傷を行ったならば、次に、プローブユニット(第2ユニット)を構成するコイルCをコイルC12、C13、C22、C23に切換えて探傷を行う(図6 第2タイミング)。このとき、コイルC12とコイルC23を励磁用コイルとして機能させる一方、コイルC22とコイルC13を検出用コイルとして機能させる。このとき、コイルC13とコイルC22には交流電流が供給され、コイルC23とコイルC12は両者の電圧差が検知される。なお、コイルC12は、先行する第1タイミングでは、検出用コイルとして機能しており、また、コイルC22は、先行する第1タイミングでは、励磁用コイルとして機能している。
次の第3タイミングでは、コイルC13とコイルC24が励磁用コイルとして機能し、コイルC23とコイルC14が検出用コイルとして機能する。さらに次の第4タイミングでは、コイルC14とコイルC25が励磁用コイルとして機能し、コイルC24とコイルC15が検出用コイルとして機能する。
以後、同様にしてプローブユニットを構成するコイルCを切り替えながら、渦電流探傷プローブ20の長手方向の探傷処理を実行する。
図7(a)に、各タイミングにおける検出感度分布をコイルCに対応して示しているが、探傷の範囲が、タイミングの進行に伴って移行することが判る。ここで、図7(a)において、X軸は、プローブユニットの中心からの距離を示し、Y軸は、横軸の示す位置に傷51があった場合に、プローブユニット(第1検出用コイル、第2検出用コイル)により検出される信号振幅(信号レベル)を示す。各曲線L1,L2,L3,L4…は、各プローブユニットの検出感度分布を示す。傷51が対称中心Oの直下にあるときに、信号レベルは最大になり、検出感度分布曲線L1は、中心線CL1上で最大となる。
各タイミングにおける検出感度分布を同じ列に並べると、図7(b)に示すように、隣接する検出感度分布が相互に1/2周期だけ重複しており、渦電流探傷プローブ20によると、渦電流探傷プローブ20の長手に沿った探傷方向の全域に亘って、高い検出感度を得ることができる。
以上説明した通りであり、渦電流探傷プローブ20は、同一平面上に全てのコイルCが配列されているので、第1参考例と同様に、狭隘なスペースしかなくても渦電流探傷を行うことができる。
また、渦電流探傷プローブ20は、矩形のコイルCをマトリックス状に配列できるので、稠密なプローブを実現できる。
これに対して、特許文献1に開示される渦電流探傷プローブ100は、図8(a)に示すように、トロイダル状の励磁用コイル102と、一対の検出用コイル101,101が上下方向に並んで構成される。
特許文献1の渦電流探傷プローブ100は、その向きD100を傷51の向きDに対して傾ける都合上、図8(c)に示すように、複数の渦電流探傷プローブ100(プローブユニット)を一列に並べただけでは、隣接するプローブユニットの間に隙間Gが生じてしまう。したがって、特許文献1の渦電流探傷プローブ100は、図8(b)に示すように、第2実施形態の渦電流探傷プローブ20と同等の範囲の探傷を行うためには、複数のプローブユニットを二行に並べる必要がある。
したがって、第2実施形態による渦電流探傷プローブ20は、特許文献1と比べると、より少ない数のプローブユニットで必要な範囲の探傷を行うことができるし、同じ専有面積で捉えると、探傷結果の分解能が高い。
[第2参考例
次に、第2参考例は、深さの浅い傷の探傷にも対応可能な渦電流探傷プローブ30に関するものである。
本発明者らは、第1参考例に係る渦電流探傷プローブ10では、傷51が浅いと、図1の位置を通過する傷51の検出性能が低下することがあることを知見した。なお、図1の位置とは、渦電流探傷プローブ10において、第1検出用コイル1aと第2励磁用コイル2bの境界部分、及び、第1励磁用コイル2aと第2検出用コイル1bの境界部分である。
そこで、本発明者らが検討を行ったところ、図9に示すように、第1検出用コイル1aと第2励磁用コイル2bの対に対して、第1励磁用コイル2aと第2検出用コイル1bの対とをオフセットして配置した渦電流探傷プローブ30によると、渦電流探傷プローブ10では検出が困難な傷51を検出できることが確認された。この渦電流探傷プローブ30は、第1対称中心と第2対称中心とが一致し、かつ、第1対称中心線と第2対称中心線とが垂直以外の角度で交差する。
オフセット量は、探傷の対象とする部材、傷などに応じて設定されるべきであるが、最大限で、第1検出用コイル1aと第1励磁用コイル2aの対向する側の辺の1/2である。
以上、本発明の参考例及び好ましい実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記参考例及び実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、第1参考例で説明した渦電流探傷プローブ10を一列に並べてマルチコイル型の渦電流探傷プローブを構成し、各々の渦電流探傷プローブ10を用いて順に探傷処理を行うことができる。
また、励磁用コイル及び検出用コイルは巻き線コイルを用いた例を説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば薄膜状に形成されたコイルを用いることができる。
さらに、第1参考例、第2実施形態は同一平面上にコイルを並べる例を示しているが、本発明は平面に限らず、例えば同一の曲面にコイルを並べることができる。その例を図10に示すが、この渦電流探傷プローブ40は、円筒状のホルダ60の内周面に一対の検出用コイル1(第1検出用コイル1a,第2検出用コイル1b)と励磁用コイル2(第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2b)を並べている。なお、図10に示す渦電流探傷プローブ40を軸方向に複数組並べてもよい。また、図11に示すように、渦電流探傷プローブ40は、ホルダ60の内周面に複数対の検出用コイル1(第1検出用コイル1a、第2検出用コイル1b)と励磁用コイル2(第1励磁用コイル2a,第2励磁用コイル2b)を並べるようにしてもよい。さらに、渦電流探傷プローブ40は、ホルダ60の内周面に、同じ磁気特性を備え、検出用コイル及び励磁用コイルの双方として機能することもある、複数のコイルCをマトリックス状に並べてもよい。これらの渦電流探傷プローブ40は、第1参考例で説明した渦電流探傷プローブ10および第2実施形態で説明した渦電流探傷プローブ20と同様の効果を奏するのに加えて、円筒状をなす検査対象を効率よく探傷することができる。
10,20,30,40,100 渦電流探傷プローブ
1,101 検出用コイル
1a 第1検出用コイル
1b 第2検出用コイル
2,102 励磁用コイル
2a 第1励磁用コイル
2b 第2励磁用コイル
3 発振器
4 ブリッジ回路
50 検査対象
51 傷
60 ホルダ
C11〜C16,C21〜C26 コイル
W11〜W16,W21〜W26 電線
CL1,CL2 対称中心線
EC,EC1,EC2 渦電流
F11,F13 鎖交磁束
L1,L2,L3,L4 検出感度分布曲線
O 対称中心
X 列方向
Y 行方向

Claims (7)

  1. 渦電流探傷プローブであって、
    前記渦電流探傷プローブは、所定の方向に複数ユニット配列されるプローブユニットを備え、
    前記プローブユニットは、
    点対称に並べられ、各々が、交流磁場を発生させて検査対象に渦電流を生じさせる同一の第1励磁用コイルと第2励磁用コイルとを備える励磁用コイルと、
    点対称に並べられ、差動接続される同一の第1検出用コイルと第2検出用コイルとを備える検出用コイルと、を備え、
    前記励磁用コイルと前記検出用コイルは同一面上に並べられ、
    前記第1検出用コイルと前記第2検出用コイルの第1対称中心と、前記第1検出用コイル上および前記第2検出用コイル上と、前記第1検出用コイルの中心と前記第2検出用コイルの中心と、を通る第1中心線と、前記第1励磁用コイルと前記第2励磁用コイルの第2対称中心と、前記第1励磁用コイル上および前記第2励磁用コイル上と、前記第1励磁用コイルの中心と前記第2励磁用コイルの中心と、を通る第2中心線とが、直交するように、前記第1検出用コイル、前記第2検出用コイル、前記第1励磁用コイル及び前記第2励磁用コイルが配置され、
    前記第1励磁用コイルと前記第2励磁用コイルの各々が生じさせる渦電流の流れが互いに逆向きであり、
    前記渦電流が合成された渦電流は、前記第1中心線に沿って生じ、
    前記第1中心線上の前記第1対称中心と、前記第2中心線上の前記第2対称中心とが、前記同一面に向けて平面視して、一致する、
    ことを特徴とする渦電流探傷プローブ。
  2. 前記第1励磁用コイル及び前記第2励磁用コイル、及び、前記第1検出用コイル及び前記第2検出用コイルが、平面視形状が矩形のコイルからなる、
    請求項に記載の渦電流探傷プローブ。
  3. 前記第1励磁用コイルと前記第2励磁用コイルの各々が生じさせる前記渦電流が合成された前記渦電流の向きは、
    前記第1中心線の向きと一致する、
    請求項又は請求項に記載の渦電流探傷プローブ。
  4. 前記第1励磁用コイル、前記第2励磁用コイル、前記第1検出用コイル及び前記第2検出用コイルの全てが同一のコイルからなる、
    請求項〜請求項のいずれか一項に記載の渦電流探傷プローブ。
  5. 前記第1検出用コイル及び前記第2検出用コイルの各々に、互いに逆向きの鎖交磁束が作用する、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の渦電流探傷プローブ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の渦電流探傷プローブを用いて検査対象を探傷する方法であって、
    前記第1励磁用コイルと前記第2励磁用コイルに交流電流を供給することで、検査対象に渦電流を生じさせる渦電流生成ステップと、
    前記第1検出用コイルと前記第2検出用コイルの各相互間で前記渦電流によって生じる電圧差に基づいて前記検査対象の傷の有無を検出する検出ステップと、を備える探傷処理を、
    複数の前記プローブユニットの配列の順に実行する、
    ことを特徴とする渦電流探傷方法。
  7. 前記第1励磁用コイル、前記第2励磁用コイル、前記第1検出用コイル及び前記第2検出用コイルの全てが同一のコイルからなり、
    先行する前記プローブユニットについて前記探傷処理を行った後に、
    後続の前記プローブユニットについて前記探傷処理を行う際に、
    先行する前記探傷処理の際に励磁用として機能した前記励磁用コイルは、後続の前記探傷処理の際には検出用として機能させ、また、
    先行する前記探傷処理の際に検出用として機能した前記検出用コイルは、後続の前記探傷処理の際には励磁用として機能させる、
    請求項に記載の渦電流探傷方法。
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