JP5921974B2 - 蒸気放出装置及び成膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、真空中でフィルム上に有機化合物膜を形成するための成膜装置の技術に関する。
近年、電子部品等をフィルム上に効率良く形成したいという要望があり、このため、真空中で長尺のフィルムを搬送して当該フィルム上に高分子有機化合物からなる膜を形成する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
従来、真空中でフィルム上に高分子有機化合物膜を形成する場合には、例えば低分子の有機化合物モノマー等をフィルム上に塗布して有機化合物層を形成し、この有機化合物層に対して熱を加えたり、エネルギー線を照射することによって硬化させ、高分子有機化合物膜を形成することが行われている。
しかし、真空中でこのような方法によってフィルム上に高分子有機化合物膜を形成する場合には種々の課題がある。
すなわち、真空中でフィルム上に低分子の有機化合物のモノマー等の膜を均一な膜厚で形成することは困難であり、特にフィルムを搬送しながらフィルム上に均一な膜厚の有機化合物膜を高い成膜速度で形成することは非常に困難である。
特許第3502261号公報
本発明は、このような従来の技術の課題を考慮してなされたもので、その目的とするところは、真空中でフィルム等の成膜対象物上に均一な膜厚の有機化合物膜を高い成膜速度で形成する技術を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明は、真空中で有機化合物の蒸気を放出する蒸気放出装置であって、液体状の有機化合物を分散器を介して気化部内に導入する有機化合物導入部と、所定温度に制御された希ガスを流量を制御して前記気化部内に導入する希ガス導入部と、前記気化部内に導入された当該有機化合物を搬送しつつ気化する気化器とを備え、前記気化器が、それぞれ独立して温度制御可能な複数の気化部材を有するとともに、前記複数の気化部材は、当該有機化合物を受け渡し可能な複数の板状の部からなり、当該複数の気化部材のうち隣接する気化部材の受け渡し方向上流側の気化部材に当該有機化合物を分散させる分散部が設けられているものである。
本発明では、前記気化器が、前記気化部材の傾斜角度をそれぞれ調整するように構成されている場合にも効果的である。
本発明では、前記気化器に、前記気化部材を振動させる振動機構が設けられている場合にも効果的である。
一方、本発明は、真空槽と、上記いずれかの前記蒸気放出装置とを有し、前記蒸気放出装置の気化部に連通接続された蒸気放出部が前記真空槽内に設けられ、前記真空槽内において搬送されるフィルムに対して前記蒸気放出から有機化合物の蒸気を吹き付けるように構成されている成膜装置である。
本発明にあっては、液体状の有機化合物を有機化合物導入部の分散器を介して例えば霧状にして気化部内に導入し、導入された有機化合物を、受け渡し方向上流側に分散部を有する複数の板状の気化部材を介して搬送及び受け渡して気化させるようにしたことから、各気化部材上において液体状の有機化合物を均一な状態で搬送及び受け渡すことができ、これにより蒸気放出装置内において均一な状態で有機化合物の蒸気を発生させて放出し、成膜対象物上において膜厚の均一な有機化合物層を形成することができる。
また、本発明では、気化器の複数の気化部材が、それぞれ独立して温度制御可能であることから、種々の気化温度の有機化合物に対して最適の条件で気化させることができる。
さらに、本発明によれば、所定温度に制御された希ガスの流量を制御して気化部内に導入することから、容易に蒸気放出装置内の圧力を大きくすることができ、これにより例えば真空槽内において蒸気放出装置内の圧力を真空槽内の圧力を大きくして成膜速度を向上させることができる。
本発明において、気化器が、気化部材の傾斜角度をそれぞれ調整するように構成されている場合には、種々の粘度の有機化合物に対して最適の条件で搬送し且つ受け渡して気化させることができる。
本発明において、気化器に、気化部材を振動させる振動機構が設けられている場合には、気化器の各気化部材上において液体状の有機化合物をより均一な状態で搬送することができるので、蒸気放出装置内において均一な状態で有機化合物の蒸気を発生させて放出することができる。
一方、本発明の成膜装置にあっては、真空槽と、上述の蒸気放出装置とを有し、蒸気放出装置の気化部に連通接続された蒸気放出部が真空槽内に設けられており、真空槽内において搬送されるフィルムに対してこの蒸気放出から有機化合物の蒸気を吹き付けるように構成されていることから、フィルム上において膜厚の均一な有機化合物層を形成可能な成膜装置を提供することができる。
本発明によれば、真空中でフィルム等の成膜対象物上に均一な膜厚の有機化合物膜を形成することができる。
本発明に係る蒸気放出装置の実施の形態の内部構成図 同蒸気放出装置を用いた成膜装置の全体構成図 (a):同実施の形態の気化器の気化部材の基本構成を示す平面図(b):同気化器の気化部材の基本構成を示す側面図(c):同気化器の気化部材の基本構成を示す正面図 (a):同気化器の構成を示す側面図(b):同気化器の有機化合物モノマーの導入部分を示す図(c):同気化器の有機化合物モノマーの受け渡し部分を示す図 (a):同蒸気放出装置の蒸気放出部を示す正面図(b):同蒸気放出装置の蒸気放出部を示す側面図 有機化合物モノマーを導入及び気化する工程を模式的に示す説明図 (a)(b):フィルム上に有機化合物層を形成する工程を模式的に示す説明図 (a):本発明における気化器の気化部材の他の実施の形態を示す平面図(b):同気化部材の側面図(c):同気化部材の正面図 本発明における気化器の他の実施の形態を示す構成図
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る蒸気放出装置の実施の形態の内部構成図、図2は、同蒸気放出装置を用いた成膜装置の全体構成図である。
図2に示すように、本実施の形態の成膜装置1は、真空槽2内においてフィルム10上に膜を形成するもので、後述する蒸気放出装置8を有している。
ここで、真空槽2の内部の中央部分近傍には、フィルム10と接触して搬送するための円柱形状の中央ローラ3が設けられ、この中央ローラ3の周囲に、フィルム繰出巻取室4、バッファ室5、成膜室6、硬化室7が設けられている。
本実施の形態のフィルム繰出巻取室4は、中央ローラ3の近傍に設けられた多段折曲板形状の第1の隔壁11と、中央ローラ3に対して真空槽2の一方側(ここでは図中下方側)の内壁とで囲まれた空間によって形成されている。
ここで、第1の隔壁11は、中央ローラ3の近傍の部分が、中央ローラ3の側面及び両底面に近接するように形成され、これにより第1の隔壁11と中央ローラ3の側面との間の隙間にフィルム10が通過できるように構成されている。
フィルム繰出巻取室4内には、成膜対象物であるフィルム10の原反ロール41が配置され、この原反ロール41から繰り出されたフィルム10が、中央ローラ3の表面に密着するように方向転換して引き回されて、フィルム繰出巻取室4内に設けられた巻取ローラ42によって巻き取られるように構成されている。
また、フィルム繰出巻取室4内には、成膜後のフィルム10に対して除電を行う除電装置43が設けられている。この除電装置43は、成膜後のフィルム10が静電気により中央ローラ3に貼り付くことを防止するためのものである。
一方、バッファ室5は、第1の隔壁11と、中央ローラ3の近傍において第1の隔壁11と対向するように設けられた多段折曲板形状の第2の隔壁12と、真空槽2の内壁(ここでは図中左右側の内壁)とで囲まれた空間によって形成されている。
ここで、第2の隔壁12は、中央ローラ3の近傍の部分が、中央ローラ3の側面及び両底面に近接するように形成され、これにより第2の隔壁12と中央ローラ3の側面との間の隙間にフィルム10が通過できるように構成されている。
さらにまた、成膜室6は、バッファ室5の内部に設けられた多段折曲板形状の第3の隔壁13と、真空槽2の一方側(ここでは図中左側)の内壁とで囲まれた空間によって形成されている。
ここで、第3の隔壁13は、中央ローラ3の近傍の部分が、中央ローラ3の側面及び両底面に近接するように形成され、これにより第3の隔壁13と中央ローラ3の側面との間の隙間にフィルム10が通過できるように構成されている。
そして、成膜室6内には、後述する蒸気放出装置8の蒸気放出部82が配置されている。
一方、硬化室7は、第2の隔壁12と、中央ローラ3に対して真空槽2の他方側(ここでは図中上方側)の内壁とで囲まれた空間によって形成されている。
ここで、真空槽2の上部で硬化室7と連通する部分には、中央ローラ3方向にエネルギー線を射出するエネルギー線射出装置9が設けられている。
上述したフィルム繰出巻取室4、バッファ室5、成膜室6、硬化室7は、独立して制御可能な第1〜第4真空排気装置40、50、60、70にそれぞれ接続され、上述した第1〜第3の隔壁11〜13と中央ローラ3との間の隙間を介して、フィルム繰出巻取室4とバッファ室5、バッファ室5と成膜室6、バッファ室5と硬化室7との間で差動排気ができるように構成されている。
図1に示すように、本実施の形態の蒸気放出装置8は、液体状の有機化合物モノマー33を気化する気化部81を有し、この気化部81は、成膜室6の第3真空排気装置60に対して独立して制御可能な第5真空排気装置80に接続されている。
本実施の形態の場合、気化部81には、例えば円筒形状の蒸気放出部82がベローズを有する接続部81aを介して連通接続され、この蒸気放出部82が真空槽2の成膜室6内に配置されている。
一方、気化部81には、気化部81内の圧力を測定する圧力計20が設けられ、この圧力計20は、コンピュータ等を有する制御部18に対し、測定した圧力情報を送出するように構成されている。
この制御部18は、成膜室6内の圧力を測定する成膜圧力計21に電気的に接続され、成膜圧力計21において測定された成膜室6内の圧力情報を受け取るように構成されている。
また、制御部18は、成膜室6を真空排気する第3真空排気装置60に電気的に接続され、成膜室6内に設けられた成膜圧力計21において得られた結果に基づいて成膜室6内の圧力を制御するように構成されている。
本実施の形態では、気化部81の筐体内部に例えば媒体循環路(図示せず)が設けられ、この媒体循環路と第1温度調整手段19との間において所定温度に制御された媒体を循環させるように構成されている。本実施の形態において温度調整手段として媒体を用いるのは、成膜の際に異常放電を防止するためである。
また、蒸気放出部82の筐体内部に例えば媒体循環路(図示せず)が設けられ、この媒体循環路と第2温度調整手段83との間において所定温度に制御された媒体を循環させるように構成されている。
一方、気化部81の外部には、モノマー供給源30が設けられ、このモノマー供給源30から液体状の有機化合物モノマー(以下、適宜「有機化合物モノマー」という。)33を、配管31及び有機化合物導入部22を介して気化部81内に導入するように構成されている。
本実施の形態のモノマー供給源30は、容器32内に収容された液体状の有機化合物モノマー33内に不活性ガスのような希ガス34を送り込み、その圧力によって配管31を介して有機化合物モノマー33を有機化合物導入部22に供給するように構成されている。
本実施の形態の有機化合物導入部22は、気化部81の上部に設けられ、液体状の有機化合物モノマー33を分散させ霧状にして噴霧する分散器22aを有している。
一方、気化部81内で分散器22aの下方には、導入された有機化合物モノマー33を搬送しつつ気化する気化器23が設けられている。
この気化器23は、複数の気化部材24A〜24Dを有して構成されている。
図3(a)〜(c)は、本実施の形態の気化器の気化部材の基本構成を示すもので、図3(a)は平面図、図3(b)は側面図、図3(c)は正面図である。
また、図4(a)〜(c)は、同気化器の構成を示すもので、図4(a)は側面図、図4(b)は有機化合物モノマーの導入部分を示す図、図4(c)は有機化合物モノマーの受け渡し部分を示す図である。
図3(a)〜(c)に示すように、本実施の形態の気化部材24は、矩形平板状の本体部24aを有し、この本体部24aの内部に媒体循環路(図示せず)が設けられている。
本体部24aの両側部には、有機化合物モノマー33の滴下を防止するためのガイド壁24bが設けられている。
また、本体部24aのモノマー搬送方向下流側の端部には、有機化合物モノマー33を受け渡す際にその滴下方向を案内するための平板状のガイド部24cが設けられている。このガイド部24cは、本体部24aの表面に対して若干上方側に向けて本体部24aに取り付けられている。
さらに、本体部24aの表面のモノマー搬送方向下流側には、有機化合物モノマー33を分散させて滴下するするための分散部24eが設けられている。
本実施の形態では、分散部24eは、例えば複数の突起状の部材が所定の間隔で設けられ、これら複数の突起状の部材の間を有機化合物モノマー33が通過する際に複数の滝状になり分散して滴下するようになっている。
後述するように、本実施の形態では、第1〜第4気化部材24A〜24Dのうち、隣接する受け渡し方向上流側の第1〜第3気化部材24A〜24Cに分散部24eが設けられている。
一方、本体部24aの両側部の中腹部分には、例えば円柱突起状の回転支軸24fがそれぞれ設けられている。
さらに、本実施の形態においては、本体部24aの下部に、気化部材24を振動させる振動機構24gが設けられている。
この振動機構24gは、例えば音波振動によって本体部24aを振動させるように構成されている。この場合、振動機構24gの振動方向は、本体部24aの幅方向に設定することが有機化合物モノマー33のより均一な搬送を行う点で好ましい。
図4(a)に示すように、本実施の形態の気化器23は、四つの第1〜第4気化部材24A〜24Dが鉛直方向に並べて配列され図示しない支持フレームに装着されたもので、それぞれ一方側に傾斜させることによって、有機化合物モノマー33を上方から下方のものへ受け渡すように配置構成されている。
具体的には、第1気化部材24Aのモノマー搬送方向上流側の上方で気化部81の上部に有機化合物導入部22が配置されている。ここで、図4(b)に示すように、有機化合物導入部22の分散器22aは第1気化部材24Aの幅と同等の幅に形成され、この幅方向に沿って設けられた複数のノズル22bから有機化合物モノマー33を分散させ霧状にして第1気化部材24Aに噴霧するように構成されている。
また、第1気化部材24Aは、ガイド部24c側の端部が水平面より下方に位置するように傾斜させて設けられている。
そして、第1気化部材24Aの下方において第2気化部材24Bが設けられている。
ここで、第2気化部材24Bは、本体部24aのガイド部24c側の端部と反対側の端部(後端部)が第1気化部材24Aのガイド部24cの下方に近接するように傾斜させて配置されている。
そして、これにより、図4(c)に示すように、第1気化部材24Aの分散部24eの複数の突起状の部材の間を有機化合物モノマー33が通過してガイド部24cを介して複数の滝状に分散して滴下され、第2気化部材24Bの本体部24aの後端部に受け渡されるように構成されている。
さらに、第2気化部材24Bの下方には、第3気化部材24C及び第4気化部材24Dが設けられている。
ここで、第3気化部材24Cの後端部が第2気化部材24Bのガイド部24cの下方に近接するように傾斜させて配置されるとともに、第4気化部材24Dの後端部が第3気化部材24Cのガイド部24cの下方に近接するように傾斜させて配置されている。
そして、これにより、第2気化部材24B及び第3気化部材24Cの分散部24eの複数の突起状の部材の間をそれぞれ有機化合物モノマー33が通過してガイド部24cを介して複数の滝状に分散して滴下され、第3気化部材24C及び第4気化部材24Dの後端部にそれぞれ受け渡されるように構成されている。
なお、後述するように、第3気化部材24Cから滴下された有機化合物モノマー33は、回収部25に回収されるようになっている。
これら第1〜第4気化部材24A〜24Dは、本体部24aの両側部に設けた回転支軸24fが図示しない支持フレームにそれぞれ回転自在に支持され、これにより第1〜第4気化部材24A〜24Dの傾斜角度をそれぞれ変更調整できるように構成されている。
一方、図1及び図4(a)に示すように、第1〜第4気化部材24A〜24Dは、各本体部24a内に設けた媒体循環路が、独立して制御可能な媒体循環方式による第3〜第6温度調整手段26、27、28、29にそれぞれ接続されている。
そして、このような構成を有する気化部81は、第1〜第4気化部材24A〜24Dを介して有機化合物モノマー33を搬送及び受け渡す際に有機化合物モノマー33をそれぞれ所定温度に加熱温度制御して気化させるように構成されている。
一方、気化部81の外部には、希ガス供給源35が設けられ、この希ガス供給源35から送られた不活性ガスのような希ガスをマスフローコントローラ36を介して気化部81内に導入するように構成されている。
本実施の形態の場合、このマスフローコントローラ36は制御部18に接続され、圧力計20及び成膜圧力計21において得られた結果に基づいて希ガスの導入量を制御するようになっている。
図1並びに図5(a)(b)に示すように、円筒形状に形成された本実施の形態の蒸気放出装置8の蒸気放出部82は、気化部81から有機化合物モノマーの蒸気37が送られるもので、内部の圧力が気化部81内の圧力と同一となるように構成されている。
また、蒸気放出部82は、その長手方向に沿って直線状に形成された放出部84を有し、この放出部84に直線スリット状の蒸気放出口85が設けられている。
ここで、蒸気放出部82は、その回転軸線O1が中央ローラ3の回転軸線O2と平行になるように配置されるとともに、蒸気放出口85が、これら回転軸線O1,O2と平行に、中央ローラ3上のフィルム10に対し近接して対向配置されている。
また、蒸気放出口85は、中央ローラ3(フィルム10)の幅より若干幅狭に形成され、フィルム10表面に対して幅方向に直線的に有機化合物モノマーの蒸気37を吹き付けるように構成されている。
このような構成を有する本実施の形態において、真空槽2内においてフィルム10上に高分子有機化合物膜を形成する場合には、第5真空排気装置80を動作させて蒸気放出装置8の気化部81内の圧力を所定の値になるように真空排気するとともに、第1〜第4真空排気装置40、50、60、70を動作させてフィルム繰出巻取室4、バッファ室5、成膜室6、硬化室7の圧力をそれぞれ所定の値になるように真空排気する。
この場合、硬化室7の圧力よりバッファ室5の圧力が大きく、かつ、バッファ室5の圧力より成膜室6の圧力が大きくなるように第2〜第4真空排気装置50〜70をそれぞれ動作させて差動排気を行う。
また、バッファ室5の圧力よりフィルム繰出巻取室4の圧力が大きくなるように第1及び第2真空排気装置40、50をそれぞれ動作させて差動排気を行う。
一方、蒸気放出装置8においては、気化部81内の第1〜第4気化部材24A〜24Dの傾斜角度を所定の角度に設定するとともに、第3〜第6温度調整手段26〜29を動作させて第1〜第4気化部材24A〜24Dをそれぞれ所定の温度に温度制御する。
また、第2温度調整手段83を動作させて蒸気放出部82を所定の温度に温度制御する。
この状態で、希ガス供給源35からマスフローコントローラ36を介して所定量の希ガスを気化部81内に導入するとともに、モノマー供給源30から配管31及び有機化合物導入部22を介して所定量の液体状の有機化合物モノマー33を気化部81内に導入する。
これにより、図6に示すように、気化部81の上部に設けられた分散器22aによって分散された霧状の有機化合物モノマー33が、上方から第1気化部材24Aの本体部24aの後端部の表面に供給される。
供給された有機化合物モノマー33は、第1気化部材24Aの本体部24a上を搬送され、さらに、分散部24eの複数の突起状の部材の間を通過し、ガイド部24cを介して複数の滝状に分散して滴下され、第2気化部材24Bの本体部24aの後端部の表面に受け渡される。
この有機化合物モノマー33は、第2気化部材24Bの本体部24a上を搬送され、さらに、分散部24eの複数の突起状の部材の間を通過し、ガイド部24cを介して複数の滝状に分散して滴下され、第3気化部材24Cの本体部24aの後端部の表面に受け渡される。
そして、この有機化合物モノマー33は、第3気化部材24Cの本体部24a上を搬送され、さらに、分散部24eの複数の突起状の部材の間を通過し、ガイド部24cを介して複数の滝状に分散して滴下され、第4気化部材24Dの本体部24aの後端部の表面に受け渡される。
その後、この有機化合物モノマー33は、第4気化部材24Dの本体部24a上を搬送され、ガイド部24cを介して回収部25に収容される。
そして、上述した有機化合物モノマー33の搬送及び受け渡しの際に、有機化合物モノマー33が加熱され気化され、有機化合物モノマーの蒸気37が発生する。
このようにして発生した有機化合物モノマーの蒸気37は、蒸気放出部82に送られて蒸気放出部82の蒸気放出口85から噴出され、図7(a)に示すように、中央ローラ3に接触して搬送されるフィルム10に対して吹き付けられてフィルム10上に有機化合物モノマー層38が形成される。
本実施の形態においては、有機化合物モノマーの蒸気37を吹き付ける際に、蒸気放出装置8(気化部81及び蒸気放出部82)内の圧力が成膜室6内の圧力より大きく、かつ、蒸気放出装置8内の圧力と成膜室6内の圧力との差が一定になるように真空排気する。
具体的には、制御部18からの命令により、成膜圧力計21において得られた結果に基づいて第3真空排気装置60を動作させて成膜室6内の圧力を所定の値に制御するとともに、圧力計20において得られた結果に基づいてマスフローコントローラ36を動作させて気化部81に導入する希ガスの導入量を制御して気化部81の圧力を所定の値に制御する。
その後、フィルム10を搬送しつつ、図2に示す硬化室7において、エネルギー線射出装置9からエネルギー線91を射出してフィルム10上の有機化合物モノマー層38を硬化させ、高分子有機化合物層39を形成する(図7(a)(b)参照)。
最後に、図2に示すフィルム繰出巻取室4内においてフィルム10に対して除電を行い、巻取ローラ42によってフィルム10を巻き取る。
以上述べた本実施の形態においては、液体状の有機化合物モノマー33を有機化合物導入部22の分散器22aを介して霧状にして気化部81内に導入し、導入された有機化合物モノマー33を、隣接する気化部材のうち受け渡し方向上流側のものに分散部24eを有する板状の第1〜第4気化部材24A〜24Dを介して搬送及び受け渡して気化させるようにしたことから、第1〜第4気化部材24A〜24D上においてそれぞれ液体状の有機化合物モノマー33を均一な状態で搬送及び受け渡すことができ、これにより蒸気放出装置8内において均一な状態で有機化合物モノマーの蒸気37を発生させて放出し、フィルム10上において膜厚の均一な有機化合物モノマー層38を形成することができる。
また、本実施の形態では、気化器23の第1〜第4気化部材24A〜24Dが、独立して制御可能な媒体循環方式による第3〜第6温度調整手段26〜29にそれぞれ接続されていることから、種々の気化温度で且つ分子量分布を有する有機化合物モノマー33に対して最適の条件で気化させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、所定温度に制御された希ガスの流量を制御して気化部81内に導入することから、容易に蒸気放出装置8内の圧力を大きくすることができ、これにより真空槽2内において蒸気放出装置8内の圧力を真空槽2内の圧力より大きくして成膜速度を向上させることができる。
さらにまた、本実施の形態では、気化器23が、第1〜第4気化部材24A〜24Dの傾斜角度をそれぞれ調整するように構成されていることから、種々の粘度の有機化合物モノマー33に対して最適の条件で搬送し且つ受け渡して気化させることができる。
加えて、本実施の形態では、気化器23に、第1〜第4気化部材24A〜24Dを振動させる振動機構24gを設けることにより、第1〜第4気化部材24A〜24D上において液体状の有機化合物モノマー33をより均一な状態で搬送することができ、これにより蒸気放出装置8内において均一な状態で有機化合物モノマーの蒸気37を発生させて放出することができる。
一方、本実施の形態の成膜装置1は、真空槽2と、真空槽2内に設けられた蒸気放出装置8とを有し、真空槽2内において搬送されるフィルム10に対して蒸気放出装置8から有機化合物モノマーの蒸気37を吹き付けるように構成されていることから、フィルム10上において膜厚の均一な有機化合物層を形成可能な成膜装置1を提供することができる。
特に、本実施の形態では、真空槽2内に、エネルギー線射出装置9が配置される硬化室7と、硬化室7及び成膜室6と連通されたバッファ室5とが設けられ、硬化室7及びバッファ室5が、独立して制御可能な第4及び第2真空排気装置70、50にそれぞれ接続されていることから、蒸気放出装置8及び成膜室6間のみならず、成膜室6、バッファ室5、硬化室7間において圧力差の大きい差動排気を行うことができ、これにより各室の圧力差をより大きくして成膜速度を向上させることができる。
さらに、本実施の形態では、蒸気放出装置8の蒸気放出部82から有機化合物モノマーの蒸気37を放出して中央ローラ3上のフィルム10に吹き付ける際に、蒸気放出装置8内の圧力が成膜室6内の圧力より大きく、かつ、蒸気放出装置8内の圧力と成膜室6内の圧力との差が一定になるように真空排気することから、中央ローラ3によって搬送されるフィルム10上において膜厚の均一な有機化合物モノマー層38を形成することができる。
その結果、本実施の形態によれば、膜厚が均一に形成された有機化合物モノマー層38に対してエネルギー線91を照射して重合させ硬化させることによって、均一な膜厚の高分子有機化合物層39を形成することができる。
加えて、本実施の形態では、成膜の際に、バッファ室5の圧力よりフィルム繰出巻取室4の圧力が大きくなるように第1及び第2真空排気装置40、50を動作させることから、バッファ室5からフィルム繰出巻取室4への有機化合物モノマーの蒸気37の回り込みを防止することができる。
図8(a)〜(c)及び図9は、本発明の他の実施の形態を示すもので、以下、上記実施の形態と同一の部分については同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
図8(a)〜(c)は、本発明における気化器の気化部材の他の実施の形態を示すもので、図8(a)は平面図、図8(b)は側面図、図8(c)は正面図である。
図8(a)〜(c)に示すように、本実施の形態の気化部材24Aの分散部24hは、上記実施の形態の分散部24eの代わりに、本体部24aのモノマー搬送方向下流側の端部に複数の孔部が所定の間隔で設けられ、これら複数の孔部を有機化合物モノマー33が通過する際に複数の滝状になり分散して滴下するようになっている。
図8(a)〜(c)に示す例では、本体部24aの幅方向に沿って孔部が1列に設けられているが、複数列の孔部を設けるようにしてもよい。
また、本体部24aのモノマー搬送方向下流側の端部に、有機化合物モノマー33を堰き止める壁部を形成することもできる。
このような構成を有する本実施の形態によれば、有機化合物モノマー33の搬送方向に直交する幅方向について、有機化合物モノマー33が均一に流れ落ちることによって当該モノマーが均一に加熱されるため、膜厚の均一な有機化合物モノマー層38を形成することができるという効果がある。
図9は、本発明における気化器の他の実施の形態を示す構成図である。
図9に示すように、本実施の形態の気化器23Aは、それぞれ板状の第1〜第3気化部材24E、24F、24Gが、断熱部材24dを介して固定されているものである。
これら第1〜第3気化部材24E〜24Gは、各本体部24a内に媒体循環路(図示せず)が設けられ、これら媒体循環路が、独立して制御可能な媒体循環方式による第3〜第5温度調整手段26〜28にそれぞれ接続されている。
そして、第1及び第2気化部材24E、24Fのモノマー搬送方向下流側の端部に、例えば図3(a)〜(c)に示す、複数の突起状の部材を所定の間隔で設けた分散部24eが設けられている。
このような構成を有する本実施の形態によれば、有機化合物モノマー33の搬送方向に直交する幅方向について、有機化合物モノマー33が均一に流れ落ちることによって当該モノマーが均一に加熱されるため、膜厚の均一な有機化合物モノマー層38を形成することができるという効果がある。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られず、種々の変更を行うことができる。
例えば、蒸気放出装置の気化器については、上記実施の形態のものに限られず、低分子の有機化合物を気化できるものであれば、種々のタイプのものを用いることができる。
ただし、上記実施の形態のものを用いれば、種々の気化温度で且つ分子量分布を有する有機化合物に対して最適の条件で気化させることができるとともに、種々の粘度の有機化合物に対して最適の条件で搬送し且つ受け渡して気化させることができる。
また、本発明において膜の原料となる有機化合物の種類は、特に限定されることはなく、種々の有機化合物に適用することができる。
さらに、成膜対象物であるフィルムの種類、厚さ等についても、特に限定されることはなく、種々のフィルムに適用することができる。なお、本発明はフィルムのみならず、種々の成膜対象物上に成膜を行うことができる。ただし、フィルム状の成膜対象物に適用した場合に最も有効となるものである。
1…成膜装置
2…真空槽
3…中央ローラ
4…フィルム繰出巻取室
5…バッファ室
6…成膜室
7…硬化室
8…蒸気放出装置
10…フィルム
18…制御部
19…第1温度調整手段
20…圧力計
21…成膜圧力計
22…有機化合物導入部
22a…分散器
23…気化器
24A、24B、24C、24D…第1〜第4気化部材
26、27、28、29…第3〜第6温度調整手段
30…モノマー供給源
33…有機化合物モノマー
35…希ガス供給源
36…マスフローコントローラ
37…有機化合物モノマーの蒸気
40、50、60、70、80…第1〜第5真空排気装置
81…気化部
82…蒸気放出部
85…蒸気放出口

Claims (4)

  1. 真空中で有機化合物の蒸気を放出する蒸気放出装置であって、
    液体状の有機化合物を分散器を介して気化部内に導入する有機化合物導入部と、
    所定温度に制御された希ガスを流量を制御して前記気化部内に導入する希ガス導入部と、
    前記気化部内に導入された当該有機化合物を搬送しつつ気化する気化器とを備え、
    前記気化器が、それぞれ独立して温度制御可能な複数の気化部材を有するとともに、前記複数の気化部材は、当該有機化合物を受け渡し可能な複数の板状の部からなり、当該複数の気化部材のうち隣接する気化部材の受け渡し方向上流側の気化部材に当該有機化合物を分散させる分散部が設けられている蒸気放出装置。
  2. 前記気化器が、前記気化部材の傾斜角度をそれぞれ調整するように構成されている請求項1記載の蒸気放出装置。
  3. 前記気化器に、前記気化部材を振動させる振動機構が設けられている請求項1又は2のいずれか1項記載の蒸気放出装置。
  4. 真空槽と
    求項1乃至3のいずれか1項記載の蒸気放出装置とを有し、
    前記蒸気放出装置の気化部に連通接続された蒸気放出部が前記真空槽内に設けられ、
    前記真空槽内において搬送されるフィルムに対して前記蒸気放出から有機化合物の蒸気を吹き付けるように構成されている成膜装置。
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