JP5921418B2 - 熱源装置の施工方法、熱源装置及び貯湯システム - Google Patents

熱源装置の施工方法、熱源装置及び貯湯システム Download PDF

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Description

本発明は、熱を発生して冷却水を加熱する熱発生部と、熱を放出して冷却水を冷却する熱放出部と、前記熱発生部と前記熱放出部との間で冷却水を循環させる冷却水循環流路と、前記冷却水循環流路に配置され冷却水を大気開放状態で内部に一時的に貯留する膨張タンクとを備えた熱源装置を、所定の設置場所へ設置する施工方法、熱源装置及び貯湯システムに関する。
従来のシステムとして、例えば、特許文献1には、熱発生部としてのエンジンと、熱放出部としての熱媒・上水熱交換器と、前記エンジンと前記熱媒・上水熱交換器との間で冷却水を循環させる冷却水循環流路と、その冷却水循環流路に配置され冷却水を内部に一時的に貯留する膨張タンクとを備えた熱源装置が開示されている。この膨張タンクは、その上面全域が開放された大気開放形のタンクで構成されている。
また、この種の冷却水としては、不凍剤や防錆剤等の添加剤を上水に対して所定の濃度まで添加したものが利用される。
このような熱源装置は、製造工場内等の設置場所とは別の場所で試運転が行われた後に設置場所まで移送され設置される。その製造工場内等で行われる試運転では、通常、膨張タンクが所定の満水レベルとなるまで熱源装置に冷却水が満たされた状態で行われる。
特開2010−84998号公報
しかしながら、上記特許文献1の熱源装置のように膨張タンクの上面全域が開放されている場合には、その熱源装置を、試運転後に膨張タンクに冷却水が満たされた状態のまま設置場所まで移送すると、移送時の振動等により、膨張タンク内の冷却水が波打って、上面開放部から零れ落ちる場合がある。
また、このように冷却水が零れるなどして膨張タンクの液面レベルが満水レベルに満たない状態となってしまった場合には、自動又は手動でその膨張タンクに上水を補給するが、この上水の補給により、冷却水における不凍剤や防錆剤等の添加剤の濃度が、不凍作用及び防錆作用等を発揮するための適切な標準濃度よりも低下してしまう場合がある。そして、かかる添加剤の濃度低下を補うために、膨張タンクに対して添加剤をも補充するというような煩雑な作業が必要となる。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、熱源装置の移送時に冷却水が零れ落ちることを防止しながら、煩雑な作業を必要とすることなく設置場所において適当な濃度の冷却水を得ることができる熱源装置の施工方法、熱源装置及び貯湯システムを提供する点にある。
この目的を達成するための本発明に係る熱源装置の施工方法は、
熱を発生して冷却水を加熱する熱発生部と、熱を放出して冷却水を冷却する熱放出部と、前記熱発生部と前記熱放出部との間で冷却水を循環させる冷却水循環流路と、前記冷却水循環流路に配置され冷却水を大気開放状態で内部に一時的に貯留する膨張タンクとを備えた熱源装置を、所定の設置場所へ設置する施工方法であって、その特徴構成は、
前記熱源装置を前記設置場所に移送する前に、前記冷却水循環流路における冷却水の状態を、冷却水に含まれる添加剤の濃度が標準濃度よりも高く且つ液面レベルが標準液面レベルよりも低い高濃度低液面レベル状態とし、
前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記冷却水循環流路に上水を加えて、前記冷却水循環流路における冷却水の状態を、前記添加剤の濃度が前記標準濃度となり且つ液面レベルが前記標準液面レベルとなる標準状態とする点にある。
尚、標準液面レベル及び標準濃度とは、通常の状態で熱源装置が使用される際の冷却水の液面レベル及び濃度である。
上記熱源装置の施工方法の特徴構成によれば、膨張タンク内の冷却水の液面レベルを標準液面レベルよりも低い高濃度低液面レベル状態として、熱源装置を移送することができるので、熱源装置の移送時において、熱源装置の振動に伴って膨張タンク内の冷却水が波打つ状態となる場合でも、大気開放状態にある膨張タンクの大気開放部から冷却水が零れ落ちることを防止することができる。
また、移送後において、移送前において高濃度低液面レベル状態に調整されている冷却水に対して上水を加えるだけで、冷却水の添加剤の濃度が標準濃度となり且つ冷却水の液面レベルが標準液面レベルとなる標準状態として、容易且つ迅速に冷却水を通常使用する状態とすることができる。
また、この目的を達成するための本発明に係る熱源装置は、
熱を発生して冷却水を加熱する熱発生部と、熱を放出して冷却水を冷却する熱放出部と、前記熱発生部と前記熱放出部との間で冷却水を循環させる冷却水循環流路と、前記冷却水循環流路に配置され冷却水を大気開放状態で内部に一時的に貯留する膨張タンクとを備え、
本発明に係る施工方法で所定の設置場所へ設置される熱源装置であって、その第1特徴構成は、
前記膨張タンク内の冷却水の液面レベルを検出する液面レベル検出手段と、当該膨張タンク内に上水を断続供給して前記液面レベル検出手段で検出される液面レベルを標準液面レベルに維持する給水手段とを備え、
前記給水手段は、前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記高濃度低液面レベル状態にある冷却水に上水を供給して、前記冷却水循環流路における冷却水の状態を、前記標準状態とする点にある。
また、この目的を達成するための本発明に係る貯湯システムの特徴構成は、
本発明に係る熱源装置を備えると共に、前記熱源装置の熱放出部が、前記加熱した冷却水との熱交換により被加熱流体を加熱する排熱熱交換器で構成され、
前記排熱熱交換器で加熱された前記被加熱流体を貯留する貯湯タンクを備えた点にある。
上記熱源装置の第1特徴構成及び貯湯システムの特徴構成によれば、上述したような本発明の熱源装置の施工方法を好適に実施することができる。
つまり、膨張タンク内の冷却水の液面レベルを標準液面レベルよりも低い高濃度低液面レベル状態として、熱源装置を移送することができるので、移送時において、大気開放状態にある膨張タンクの大気開放部から冷却水が零れ落ちることを防止することができる。また、移送後においては、高濃度低液面レベル状態に調整されている冷却水に対して上水を加えるだけで、冷却水を標準状態にすることができる。
本発明に係る熱源装置の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記給水手段による上水の供給に先立って、前記冷却水循環流路に設けられた冷却水循環ポンプを一時的に作動させて、前記冷却水循環路に冷却水を循環させる一時循環処理を実行する点にある。
上記熱源装置の第2特徴構成によれば、熱源装置を移送した後に、給水手段による上水の供給に先立って、冷却水循環ポンプを一時的に作動させるので、熱源装置の移送時において、冷却水循環流路等に空気が混入した場合でも、その混入した空気を大気開放状態にある膨張タンクから大気中に放出することができる。これにより、空気の混入のない高濃度低液面レベル状態にある冷却水に対して標準液面レベルまで上水を供給して、冷却水を正確に標準状態とすることができる。
本発明に係る熱源装置の第3特徴構成は、上記第1乃至第2特徴構成の何れかに加えて、
前記熱源装置を前記設置場所に移送する前に、前記給水手段の作動を禁止した状態で、前記液面レベル検出手段で検出した液面レベルを判定基準液面レベルとして記録する判定基準液面レベル記録処理を実行し、
前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記液面レベル検出手段で検出した液面レベルが前記判定基準液面レベルと一致した場合に、前記給水手段の作動を許可する液面レベル判定処理を実行する運転制御手段を備えた点にある。
上記熱源装置の第3特徴構成によれば、熱源装置を設置場所に移送する前に、冷却水循環流路における冷却水の状態を、添加剤の濃度が標準濃度よりも高く且つ液面レベルが標準液面レベルよりも低い高濃度低液面レベル状態として、運転制御手段が判定基準液面レベル記録処理を実行するので、給水手段の作動が禁止された状態で、液面レベル検出手段で検出した液面レベルが判定基準液面レベルとして記録される。
次に、熱源装置を設置場所に移送した後に、運転制御手段が、液面レベル判定処理を実行し、そのときに検出した液面レベルが、移送前に記録した判定基準液面レベルと一致した場合には、移送時に膨張タンクから冷却水が零れ落ちなかったと判断する。この場合、給水手段の作動が許可されて、冷却水が標準状態となるまで上水が加えられるので、容易且つ迅速に冷却水を通常使用する状態とすることができる。
一方、移送した後に検出した液面レベルが、移送前に記録した判定基準液面レベルと一致しなかった場合には、移送時に膨張タンクから冷却水が零れ落ちたと判断して、冷却水に上水を加えることなく、例えばエラー表示等を行って、添加剤の補充等の措置を促すことができる。
本発明に係る熱源装置の第4特徴構成は、上記第3特徴構成に加えて、
前記運転制御手段が、前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記液面レベル判定処理に先立って、前記冷却水循環流路に設けられた冷却水循環ポンプを一時的に作動させて、前記冷却水循環流路に冷却水を循環させる一時循環処理を実行する点にある。
上記熱源装置の第4特徴構成によれば、熱源装置を移送した後に、液面レベル判定処理に先立って、冷却水循環ポンプを一時的に作動させて冷却水を循環させるので、熱源装置の移送時において、冷却水循環流路等に空気が混入した場合でも、その混入した空気を大気開放状態にある膨張タンクから大気中に放出して、冷却水の液面レベルを正確に検出できる状態とすることができる。
よって、液面レベル判定処理において、移送後の液面レベルが判定基準液面レベルと一致するかどうかを正確に判断することができる。
本発明に係る熱源装置の第5特徴構成は、上記第1乃至第4特徴構成の何れかに加えて、
前記膨張タンクの側面の前記標準液面レベルよりも上方に、冷却水を外部へ排出するオーバーフロー用排出口を備え、
前記膨張タンクの内部に前記オーバーフロー用排出口の下縁部側から前記膨張タンクの内側へ向かって延びる仕切板が設けられた点にある。
上記熱源装置の第5特徴構成によれば、オーバーフロー用排出口の下縁部側から前記膨張タンクの内側へ向かって延びる仕切板が設けられているので、熱源装置の移設時に、熱源装置の振動に伴い膨張タンク内の冷却水が波打った場合でも、波打った冷却水がオーバーフロー用排出口に流入することを仕切板が阻止するので、オーバーフロー用排出口から冷却水が膨張タンクの外部へ零れ落ちることを防止することができる。
本発明に係る熱源装置の第6特徴構成は、上記第5特徴構成に加えて、
前記仕切板は、前記膨張タンクの内側に位置する先端部が、前記膨張タンクの側面側に位置する基端部よりも下方に位置するように傾斜されている点にある。
上記熱源装置の第6特徴構成によれば、仕切板は、膨張タンクの内側に位置する先端部が、膨張タンクの側面側に位置する基端部よりも下方に位置するように傾斜されて設けられるので、例えば、移動中に波打って仕切板の上面側に付着した水滴や、膨張タンクの天井面から仕切板の上面側に滴下した水滴を、仕切板の先端部側に流動させて、膨張タンク内に戻すことができ、オーバーフロー用排出口から膨張タンクの外部へ冷却水が零れ落ちることを一層防止することができる。
貯湯システムの概略構成図 貯湯システムの出荷準備の手順を示すフローチャート 貯湯システムの現地施工の手順を示すフローチャート
本発明に係る熱源装置の施工方法、熱源装置及び貯湯システムの実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る貯湯システム10は、熱源装置としての熱源ユニット40と貯湯ユニット20とが接続されて構成されている。
尚、詳細については後述するが、熱源ユニット40と貯湯ユニット20とは、上水循環流路24に設けられた接続部24aにより、着脱自在に接続されている。
貯湯ユニット20は、上水道から供給された低温の被加熱流体としての上水Wが流入する流入口22と、排熱熱交換器43で加熱されて適宜貯湯タンク21に貯留された高温の上水Wが流出する流出口23とを備えており、かかる高温の上水Wが給湯や暖房等に利用される。
以下、熱源ユニット40について、図1に基づいて詳細に説明する。
熱源ユニット40は、熱を発生して冷却水Cを加熱する熱発生部41を備える。尚、本実施形態の熱源ユニット40では、図示は省略するが、発電機等を駆動するエンジンや燃料電池等の熱電併給装置を熱発生部41として備えるが、例えば、ボイラなどのように熱のみを発生するものを熱発生部41として備えても構わない。
更に、熱源ユニット40は、熱を放出して冷却水Cを冷却する熱放出部としての排熱熱交換器43と、熱発生部41と排熱熱交換器43との間で冷却水Cを循環させる冷却水循環流路42と、冷却水循環流路42に配置され冷却水Cを大気開放状態で内部に一時的に貯留する膨張タンク50とを備えている。尚、冷却水Cとしては、冷却水Cの凍結を防止する不凍剤、及び、冷却水循環流路42等の内部に錆が発生することを防止する防錆剤等の添加剤を上水Wに添加した溶液が利用される。
冷却水循環流路42には、冷却水Cの循環方向に沿って、冷却水Cを送り出す冷却水循環ポンプ44、熱発生部41、当該熱発生部41から吐出された冷却水Cの温度を検出する高温側冷却水温度センサ45、冷却水Cとの熱交換により上水Wを加熱する排熱熱交換器43、及び、冷却水Cを一時的に貯留する膨張タンク50が、記載の順で配置されている。更に、膨張タンク50には、一時的に貯留される冷却水Cの温度を検出する低温側冷却水温度センサ49が設けられている。
また、熱源ユニット40には、コンピュータ等からなる制御装置46が設けられている。この制御装置46は、後述する給水手段47と運転制御手段48として機能する。また、この制御装置46は、高温側冷却水温度センサ45、及び、低温側冷却水温度センサ49の検出信号が入力されるように構成されている。
そして、熱発生部41において熱を発生している状態で、運転制御手段48により冷却水循環ポンプ44を作動させて、冷却水循環流路42に冷却水Cを循環させると、熱発生部41を通過して加熱された冷却水Cが、排熱熱交換器43を通過することで上水Wとの間で熱交換を行い、再び熱発生部41に供給される。
また、熱発生部41で加熱された冷却水Cの温度、即ち高温側冷却水温度センサ45で検出される高温側冷却水温度が、所定の温度(例えば75℃〜80℃程度)に保たれている。
膨張タンク50には、膨張タンク50内の冷却水Cの液面レベルを検出する液面レベル検出手段54と、上水Wを供給する上水供給管53と、この上水供給管53に取り付けられて、上水供給管53を開閉する電磁弁52とを備えている。液面レベル検出手段54からの液面検出信号が制御装置46に入力され、電磁弁52を開閉する制御信号が制御装置46から出力されるように構成されている。
これにより、給水手段47は、液面レベル検出手段54が検出した検出結果に基づいて、上水供給管53に取り付けられた電磁弁52の開閉制御を行って、上水供給管53から膨張タンク50内への上水Wの供給量を調整することで、膨張タンク50内に上水Wを断続供給して液面レベル検出手段54で検出される液面レベルを標準液面レベル55aに維持する手段として構成されている。
液面レベル検出手段54は、静電容量式の液面レベルスイッチ等からなり、標準液面レベル検出部54aと低液面レベル検出部54bとによって構成されている。標準液面レベル検出部54aは、膨張タンク50における所定の満水冷却水量に対応する冷却水Cの液面レベルである標準液面レベル55aを検出するものである。
一方、低液面レベル検出部54bは、熱源ユニット40の通常運転を実施するために最小限必要となる冷却水量に対応する液面レベルである低液面レベル55bを検出するものである。
運転制御手段48は、熱源ユニット40を所定の設置場所へ設置するにあたり、熱源ユニット40を設置場所に移送する前に、給水手段47の作動、即ち液面レベルを標準液面レベル55aとするための膨張タンク50内への上水Wの供給を禁止した状態で、低液面レベル検出部54bで検出した冷却水Cの液面レベルを判定基準液面レベルとして記録する判定基準液面レベル記録処理を実行し、熱源ユニット40を設置場所に移送した後に、低液面レベル検出部54bで検出した冷却水Cの液面レベルが判定基準液面レベルと一致した場合に、給水手段47の作動を許可する液面レベル判定処理とを実行するように構成されている。
そして、この液面レベル判定処理によって給水手段47の作動が許可されると、標準液面レベル検出部54aで検出される標準液面レベル55aまで上水Wが膨張タンク50内に供給される。
また、運転制御手段48は、熱源ユニット40を設置場所に移送した後に、上述の液面レベル判定処理に先立って、冷却水循環流路42に設けられた冷却水循環ポンプ44を一時的に作動させて、冷却水循環流路42に冷却水Cを循環させる一時循環処理を実行するように構成されている。これにより、移送時の熱源ユニット40の揺れに伴って、膨張タンク50内の冷却水Cの液面が波打って、冷却水循環流路42の冷却水Cに空気が混入してしまった場合でも、その混入した空気を大気開放状態にある膨張タンク内に冷却水Cの液面から放出することができる。ちなみに、膨張タンク50内に冷却水Cの液面から放出された空気は、給水口56やオーバーフロー用排出口57から、大気中に放出される。なお、給水口56は膨張タンク50の上面に設けられ、この給水口56から、冷却水Cや当該冷却水Cに添加する添加剤が膨張タンク50内に供給される。また、熱源ユニット40の通常運転を実施する際は、給水口56に蓋56aが取り付けられる。
この一時循環処理によって、冷却水Cに空気が混入していない状態として、移送後の冷却水Cの液面レベルを、低液面レベル検出部54bで正確に検出することができ、移送後の冷却水Cの液面レベルと判定基準液面レベルとが一致するかの判定を行う液面レベル判定処理を正確に実行することができる。
また、膨張タンク50には、膨張タンク50の側面の標準液面レベル55aよりも上方に、冷却水Cを外部へ排出するオーバーフロー用排出口57を備え、膨張タンク50の内部にオーバーフロー用排出口57の下縁部側から膨張タンク50の内側へ向かって延びる仕切板51が設けられている。この仕切板51は、膨張タンク50の内側に位置する先端部51bが、膨張タンク50の側面側に位置する基端部51aよりも下方に位置するように傾斜されている。
この仕切板51の基端部51aは、膨張タンク50の側面に沿って膨張タンク50の側面との間に隙間がない状態で固定されている。一方、仕切板51の先端部51bは、膨張タンク50の上面視で中心付近まで延出する形態とされる。また、オーバーフロー用排出口57が形成された排出管58の膨張タンク50の外側には、オーバーフロー用排出口57から排水された冷却水Cが流れる排水チューブ59が設けられている。
次に、上述の熱源ユニット40を備えた貯湯システム10を、製造工場等から所定の設置場所へ移送し設置する施工方法について、図2及び図3に示したフローチャートに基づいて説明する。
先ず、図2に基づいて、熱源ユニット40の移送前の製造工場等における出荷準備方法について説明する。
熱源ユニット40を製造工場等から所定の設置場所に移送する前に、冷却水循環流路42における冷却水Cの状態が、冷却水Cに含まれる添加剤の濃度が標準濃度よりも高く且つ液面レベルが標準液面レベル55aよりも低い高濃度低液面レベル状態となるように、膨張タンク50の給水口56から高濃度の冷却水Cを熱源ユニット40に供給する(#101)。この高濃度低液面レベル状態の冷却水Cの液面レベルは、本実施形態においては、低液面レベル検出部54bで検出される低液面レベル55bとされる。また、高濃度低液面レベル状態の冷却水Cに含まれる添加剤の濃度は、標準濃度より高濃度である。
この高濃度低液面レベル状態における低液面レベル55bは、熱源ユニット40の運転を行うことができる最低限の液面レベルである。
更に、高濃度低液面レベル状態における高濃度の程度は、低液面レベル55bから標準液面レベル55aまでに相当する上水Wを加えた場合でも、濃度が標準濃度を下回ることがない程度の濃度とされている。
そして、この状態で、熱源ユニット40の試運転が行われる(#102)。
熱源ユニット40の試運転が終了すると、運転制御手段48によって、給水手段47の作動を禁止した状態、つまり膨張タンク50内に上水Wが供給されない状態で、低液面レベル検出部54bで検出した低液面レベル55bを判定基準液面レベルとして不揮発メモリ等に記録する判定基準液面レベル記録処理を実行する(#103)。続いて、熱源ユニット40と貯湯ユニット20とを接続部24aで分離して(#104)、熱源ユニット40と貯湯ユニット20とを所定の設置場所に向けて個別に発送して出荷準備を終了する。よって、熱源ユニット40は、分離されることはなく一体として所定の設置場所へ移送される。
そして、設置場所への移送中に、熱源ユニット40の振動に伴い膨張タンク50内の冷却水Cが波打った場合でも、波打った冷却水Cがオーバーフロー用排出口57に流入することを仕切板51が阻止するので、冷却水Cが膨張タンク50の外部へ零れ落ちることが防止される。
次に、図3に基づいて、熱源ユニット40の移送後における現地施工方法について説明する。
熱源ユニット40を設置場所に移送後に、分離された移送された熱源ユニット40と貯湯ユニット20とを接続部24aで接続して、設置場所に設置する(#201)。そして、運転制御手段48によって、冷却水循環流路42に設けられた冷却水循環ポンプ44を一時的に作動させて、冷却水循環流路42に冷却水Cを循環させる一時循環処理を実行することで(#202)、冷却水循環流路42等に混入する空気が大気中に放出される。その後、運転制御手段48によって、低液面レベル検出部54bによって検出される液面レベルが判定基準液面レベルと一致するかを判断する(#203)。
低液面レベル検出部54bによって検出される液面レベルが判定基準液面レベルと一致すると判断されると、運転制御手段48によって、給水手段47の作動が許可される。よって、給水手段47によって電磁弁52が開状態とされ、高濃度低液面レベル状態に調整されている冷却水Cに上水Wが加えられる。そして、冷却水Cの液面レベルが、判定基準液面レベルである低液面レベル55bから標準液面レベル55aとなると、給水手段47によって電磁弁52を閉状態として、上水Wの供給を停止する。これにより、冷却水Cを標準状態とすることができる(#204)。冷却水Cが標準状態となると、例えば、制御装置46の表示部(図示せず)等において、給水が完了して通常運転が可能となったことを示す完了表示が行われる。これにより、現地施工を終了する。その後、貯湯システム10の通常運転を開始する。
一方、現在の液面レベルが判定基準液面レベルと一致しないと判断されると、給水手段47の作動が許可されない。よって、膨張タンク50に上水Wが加えられない。この場合、制御装置46の表示部(図示せず)等において、液面レベルが判定基準液面レベルと一致せず、給水が行われていないことを示すエラー表示を行う(#205)。
このエラー表示が行われると、例えば、操作者によって、タンク内の液面レベルが確認され、判定液面レベルまで高濃度の冷却水Cが追加供給される。高濃度の冷却水Cは、移送前に供給された冷却水Cと同じ添加剤の濃度とした冷却水Cとされる(#206)。
高濃度の冷却水Cが追加供給により、液面レベルが判定基準液面レベルと一致すると判断され(#203)、冷却水Cが標準状態となるまで上水Wが加えられ(#204)、現地施工を終了して、熱源ユニット40の通常運転を開始することができる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明のその他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、低液面レベル検出部54bで検出される低液面レベル55bを判定液面レベルとしたが、これに限らず、液面レベル検出手段54を標準液面レベル55aより低い範囲の液面レベルを検出可能に構成し、標準液面レベル55aより低い所定の液面レベルを判定液面レベルとしてもよい。
(2)上記実施形態では、移送後において、液面レベルが判定基準液面レベルと一致すると判断されると、冷却水Cに上水Wを加えて標準状態としたが、これに限らず、移送前において、高濃度低液面レベル状態にある冷却水Cの判定液面レベルの記録を実施せず、移送後において、検出される液面レベルと判定基準液面レベルとが一致するかの判断を行わずに、冷却水Cに上水Wを加えて標準状態としてもよい。
(3)上記実施形態では、移送前において、高濃度低液面レベル状態とされる冷却水Cの液面レベルを、低液面レベル検出部54bで検出される低液面レベル55bとしたが、これに限らず、低液面レベル55b以外の標準液面レベル55aよりも低い液面レベルとしてもよい。
(4)上記実施形態では、熱源ユニット40の出荷準備において、試運転を行った時の冷却水Cが膨張タンク50に貯留された状態で熱源ユニット40を移送したが、これに限らず、試運転を行った後に、熱源ユニット40内の冷却水Cを入れ替えて、試運転を行った時と異なる冷却水Cが膨張タンク50に貯留された状態で熱源ユニット40を移送してもよい。その際、試運転を行った時と異なる冷却水Cの液面レベルとしてもよい。
(5)上記実施形態では、熱放出部を冷却水Cと上水Wとの間で熱交換する排熱熱交換器43としたが、これに限らず、熱源ユニット40に貯湯ユニット20が接続されていない場合では、熱放出部を空冷式又は水冷式のラジエター等で構成して、冷却水Cの熱を大気中に放出してもよい。
(6)上記実施形態では、熱源ユニット40と貯湯ユニット20とを別体として、これらを着脱自在に構成したが、これに限らず、熱源ユニット40と貯湯ユニット20とを一の筐体内に配置して一体型に構成しても構わない。
(7)上記実施形態では、熱源ユニット40の移送前に判定基準液面レベル記録処理を実行するとともに、熱源ユニット40の移送後に液面レベル判定処理を実行し、液面レベル判定処理によって給水手段47の作動が許可されると、高濃度低液面レベル状態にある冷却水Cに上水Wを供給して冷却水Cを標準状態としたが、これに限らず、判定基準液面レベル記録処理及び液面レベル判定処理を実行せず、移送後に、給水手段47を作動させて、高濃度低液面レベル状態にある冷却水Cに上水Wを供給して、冷却水循環流路42における冷却水Cの状態を、標準状態としてもよい。
(8)上記実施形態では、熱源ユニット40の移送後の現地施工において、一時循環処理を実行したが、これに限らず、現地施工において、一時循環処理を省略してもよい。
(9)上記実施形態では、熱源ユニット40の移送前の出荷準備を、熱源ユニット40と貯湯ユニット20とが接続された状態で開始したが、これに限らず、熱源ユニット40のみで出荷準備を行ってもかまわない。この場合、出荷準備において、熱源ユニット40の上水循環流路24に設けられた接続部24aから上水Wを供給する状態として熱源ユニット40の試運転を行うことができる。また、熱源ユニット40と貯湯ユニット20とを接続部24aで分離する工程がなくなり、出荷準備を簡素化することができる。
以上説明したように、熱源装置の移送時において冷却水が零れ落ちることを防止しながら、煩雑な作業を必要とすることなく設置場所において適当な濃度の冷却水を得ることができる熱源装置の施工方法、熱源装置及び貯湯システムを提供することができる。
10 貯湯システム
21 貯湯タンク
41 熱発生部
42 冷却水循環流路
43 排熱熱交換器(熱放出部)
40 熱源ユニット
44 冷却水循環ポンプ
47 給水手段
48 運転制御手段
50 膨張タンク
51 仕切板
51a 先端部
51b 基端部
52 電磁弁
54 液面レベル検出手段
55a 標準液面レベル
55b 低液面レベル
57 オーバーフロー用排出口
C 冷却水
W 上水(被加熱流体)

Claims (8)

  1. 熱を発生して冷却水を加熱する熱発生部と、熱を放出して冷却水を冷却する熱放出部と、前記熱発生部と前記熱放出部との間で冷却水を循環させる冷却水循環流路と、前記冷却水循環流路に配置され冷却水を大気開放状態で内部に一時的に貯留する膨張タンクとを備えた熱源装置を、所定の設置場所へ設置する施工方法であって、
    前記熱源装置を前記設置場所に移送する前に、前記冷却水循環流路における冷却水の状態を、冷却水に含まれる添加剤の濃度が標準濃度よりも高く且つ液面レベルが標準液面レベルよりも低い高濃度低液面レベル状態とし、
    前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記冷却水循環流路に上水を加えて、前記冷却水循環流路における冷却水の状態を、前記添加剤の濃度が前記標準濃度となり且つ液面レベルが前記標準液面レベルとなる標準状態とする熱源装置の施工方法。
  2. 熱を発生して冷却水を加熱する熱発生部と、熱を放出して冷却水を冷却する熱放出部と、前記熱発生部と前記熱放出部との間で冷却水を循環させる冷却水循環流路と、前記冷却水循環流路に配置され冷却水を大気開放状態で内部に一時的に貯留する膨張タンクとを備え、
    請求項1に記載の施工方法で所定の設置場所へ設置される熱源装置であって、
    前記膨張タンク内の冷却水の液面レベルを検出する液面レベル検出手段と、当該膨張タンク内に上水を断続供給して前記液面レベル検出手段で検出される液面レベルを標準液面レベルに維持する給水手段とを備え、
    前記給水手段は、前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記高濃度低液面レベル状態にある冷却水に上水を供給して、前記冷却水循環流路における冷却水の状態を、前記標準状態とする熱源装置。
  3. 前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記給水手段による上水の供給に先立って、前記冷却水循環流路に設けられた冷却水循環ポンプを一時的に作動させて、前記冷却水循環路に冷却水を循環させる一時循環処理を実行する請求項2に記載の熱源装置。
  4. 前記熱源装置を前記設置場所に移送する前に、前記給水手段の作動を禁止した状態で、前記液面レベル検出手段で検出した液面レベルを判定基準液面レベルとして記録する判定基準液面レベル記録処理を実行し、
    前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記液面レベル検出手段で検出した液面レベルが前記判定基準液面レベルと一致した場合に、前記給水手段の作動を許可する液面レベル判定処理を実行する運転制御手段を備えた請求項2又は3に記載の熱源装置。
  5. 前記運転制御手段が、前記熱源装置を前記設置場所に移送した後に、前記液面レベル判定処理に先立って、前記冷却水循環流路に設けられた冷却水循環ポンプを一時的に作動させて、前記冷却水循環路に冷却水を循環させる一時循環処理を実行する請求項4に記載の熱源装置。
  6. 前記膨張タンクの側面の前記標準液面レベルよりも上方に、冷却水を外部へ排出するオーバーフロー用排出口を備え、
    前記膨張タンクの内部に前記オーバーフロー用排出口の下縁部側から前記膨張タンクの内側へ向かって延びる仕切板が設けられた請求項2〜5の何れか1項に記載の熱源装置。
  7. 前記仕切板は、前記膨張タンクの内側に位置する先端部が、前記膨張タンクの側面側に位置する基端部よりも下方に位置するように傾斜されている請求項6に記載の熱源装置。
  8. 請求項2〜7の何れか1項に記載の熱源装置を備えると共に、前記熱源装置の熱放出部が、前記加熱した冷却水との熱交換により被加熱流体を加熱する排熱熱交換器で構成され、
    前記排熱熱交換器で加熱された前記被加熱流体を貯留する貯湯タンクを備えた貯湯システム。
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