JP5921305B2 - 画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿等を読取る画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
この種の画像読取り装置では、原稿載置ガラスの下方に密着型イメージセンサ(CIS(Contact Image Sensor))を設け、CISにより原稿載置ガラス上に載置された原稿を主走査方向に繰り返し読取りながら、CISを副走査方向に移動させて、原稿を主走査方向及び副走査方向に読取る。
ここで、CISを副走査方向に移動させるには、例えばCISを走行体に搭載して、金属製シャフトを副走査方向に沿って設け、走行体を金属製シャフトによりガイドして移動させる。しかしながら、金属製シャフトを用いた場合は、金属製シャフトそのもののコストが高く、また金属製シャフトを固定するための他の部品等が必要になり、コストや部品点数が増大する。
このため、特許文献1では、金属製シャフトの代りに、合成樹脂製の本体筐体の底部にガイドレールを一体的に成形し、またCIS本体(走行体)に係合コマを設けて、バネにより係合コマをガイドレールに圧接させ、ガイドレールによりCIS本体の係合コマをガイドしつつ、CIS本体を移動させている。また、係合コマの対向面及び傾斜面をガイドレールに面接触させて、CIS本体の傾斜を防止している。この場合は、ガイドレールが合成樹脂製の本体筐体の一部であり、またガイドレールを固定するための他の部品等が必要でなく、コストや部品点数の節減が可能である。
特開2009−27515号公報
しかしながら、特許文献1では、係合コマの対向面及び傾斜面をガイドレールに面接触させているので、係合コマに受ける抵抗負荷が大きかった。このため、CIS本体(走行体)を移動させる駆動モータのトルクを増大させる必要があって、駆動モータを大きくしなければならず、コストが高くなったり装置の小型化が困難になったりした。
また、合成樹脂製のガイドレールの磨耗が進行し易く、ガイドレールが大きく磨耗することがあった。この場合は、ガイドレールに対する走行体の抵抗負荷が変化して、走行体の移動速度が一定速度に保たれず、CISにより読取られた画像に走行体の移動方向のブレなどが生じて、画像不良が発生した。更には、ガイドレールの磨耗が原因となって、ガイドレールと係合コマとの間に隙間が生じ、CIS本体のガイド精度が低下して、CIS本体が傾斜し、読取り画像が斜めに歪むという問題が生じた。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、合成樹脂製のガイド部材であっても、ガイド部材に対する走行体の負荷抵抗が小さくて、ガイド部材が磨耗し難く、走行体の移動速度が一定速度に保たれ、ガイド部材によるイメージセンサのガイド精度を長期間維持することが可能な画像読取り装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像読取り装置は、原稿載置ガラスと、前記原稿載置ガラス上に載置された原稿を主走査方向に読取るイメージセンサと、前記イメージセンサが搭載された走行体とを備え、前記走行体を副走査方向に移動させて、前記イメージセンサにより前記原稿を読取る画像読取り装置であって、前記画像読取り装置の本体筐体の底部に形成され、前記走行体を前記副走査方向に案内する案内部材を備え、前記案内部材は、前記副走査方向に延在する凸状部と、前記凸状部の両側部分に形成されたそれぞれの傾斜面とを有し、前記走行体は、前記各傾斜面に線接触又は点接触して摺接するそれぞれの摺接支持部を有している。
このような本発明では、ガイド部材(案内部材の一例)により走行体がガイド(案内)され、走行体がガイド部材に沿って副走査方向に移動される。このとき、走行体の各摺接支持部がガイド部材の凸状部の各傾斜面に線接触又は点接触して摺接することから、走行体に受ける抵抗負荷が小さい。このため、走行体を移動させるモータのトルクが小さくてもよく、モータの小型化を図ることができる。また、ガイド部材の磨耗が抑えられて、ガイドレールに対する走行体の抵抗負荷が変化せず、走行体の移動速度が一定速度に保たれ、更にはガイド部材が画像読取り装置の本体筐体の底部に形成されたものであっても、ガイド部材によるイメージセンサのガイド精度を長期間維持することがきる。
例えば、本発明の画像読取り装置においては、前記各摺接支持部は、球状面を有し、前記球状面が前記各傾斜面に点接触している。前記各摺接支持部は、円柱状面を有し、前記円柱状面が前記各傾斜面に線接触している。
また、本発明の画像読取り装置においては、前記各傾斜面の一方に接触する前記摺接支持部を前記副走査方向に離間した2箇所に設けている。
これにより、走行体を副走査方向に安定的にガイドすることができる。
更に、本発明の画像読取り装置においては、前記各傾斜面の一方に接触する前記摺接支持部を前記副走査方向に離間した2箇所に設け、前記各傾斜面の他方に接触する前記摺接支持部を1箇所に設けている。
この場合は、走行体の3つの摺接支持部がガイド部材の各傾斜面に接触して、走行体が3点で安定的に支持される。
また、本発明の画像読取り装置においては、前記各傾斜面は、鏡面状である。
これにより、走行体の各摺接支持部が各傾斜面上で良好に滑動する。
更に、本発明の画像読取り装置においては、前記走行体は、前記凸状部の両外側で対向するそれぞれの対向面を有している。
この場合は、走行体が主走査方向にずれたときに、走行体の各対向面の一方が凸状部に接触するので、走行体が凸状部から外れることが未然に防止される。
また、本発明の画像読取り装置においては、前記走行体は、前記イメージセンサを前記原稿載置ガラスの表面に対して接近方向に付勢する付勢部を有し、前記イメージセンサは、前記付勢部の付勢により前記原稿載置ガラスの表面に押圧されて摺接する押圧摺接部を有している。
これにより、イメージセンサが原稿載置ガラスの表面に対して一定の間隔を開けて平行移動することが可能になる。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明の画像読取り装置と、前記画像読取り装置により読取られた画像を用紙に印刷する印刷部とを備えている。
このような本発明の画像形成装置においても、上記本発明の画像読取り装置と同様の作用効果を相する。
本発明では、ガイド部材により走行体がガイドされ、走行体がガイド部材に沿って副走査方向に移動される。このとき、走行体の各摺接支持部がガイド部材の凸状部の各傾斜面に線接触又は点接触して摺接することから、走行体に受ける抵抗負荷が小さい。このため、走行体を移動させるモータのトルクが小さくてもよく、モータの小型化を図ることができる。また、ガイド部材の磨耗が抑えられて、ガイドレールに対する走行体の抵抗負荷が変化せず、走行体の移動速度が一定速度に保たれ、更にはガイド部材が画像読取り装置の本体筐体の底部に形成されたものであっても、ガイド部材によるイメージセンサのガイド精度を長期間維持することがきる。
本発明の画像読取り装置の一実施形態を備えた画像形成装置を正面から見て示す斜視図である。 図1の画像形成装置を示す断面図である。 図1の画像読取り装置及び原稿搬送部を正面から見て示す断面図である。 画像読取り装置を側方から見て示す断面図である。 画像読取り装置の内部を示す平面図である。 密着型イメージセンサ(CIS)を概略的に示す断面図である。 走行体及びCISを後方から見て示す分解斜視図である。 走行体及びCIS51を後方から見て示す斜視図である。 走行体及びCISを示す断面図である。 L字型摺接部材を示す斜視図である。 (a)、(b)は走行体の底部中央の凹部を示す斜視図及び断面図である。 (a)、(b)は走行体の底部中央の凹部を筐体の底板の凸状部に載せた状態を概略的に示す正面図及び平面図である。 (a)、(b)は走行体の第1変形例の凹部を筐体の凸状部に載せた状態を概略的に示す正面図及び平面図である。 (a)、(b)は走行体の第2変形例の凹部を筐体の凸状部に載せた状態を概略的に示す正面図及び平面図である。 (a)、(b)は走行体の第3及び第4変形例の凹部を筐体の凸状部に載せた状態を概略的に示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の画像読取り装置の一実施形態を備えた画像形成装置を正面から見て示す斜視図である。この画像形成装置1は、原稿を読取って記録用紙に印刷する複写機能を有しており、画像読取り装置2、原稿搬送部(ADF)3、印刷部4、及び給紙カセット5等を備えている。
図2は、画像形成装置1を側方から見て示す断面図である。この画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、印刷部4においては、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、及び帯電器15を各色に応じた4種類のトナー像を形成するためにそれぞれ4個ずつ設け、それぞれをブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdを構成している。
各画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのいずれにおいても、ドラムクリーニング装置14により感光体ドラム13表面の残留トナーを除去及び回収した後、帯電器15により感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置11により感光体ドラム13表面を露光して、その表面に静電潜像を形成し、現像装置12により感光体ドラム13表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13表面にトナー像を形成する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
引き続いて、中間転写ベルト21を矢印方向Cに周回移動させつつ、ベルトクリーニング装置25により中間転写ベルト21の残留トナーを除去及び回収した後、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像を中間転写ベルト21に順次転写して重ね合わせ、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像を形成する。
中間転写ベルト21と2次転写装置26の転写ローラ26a間にはニップ域が形成されており、用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た記録用紙をそのニップ域に挟み込んで搬送しつつ、中間転写ベルト21表面のカラーのトナー像を記録用紙上に転写する。そして、定着装置17の加熱ローラ31と加圧ローラ32間に記録用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、記録用紙上のカラーのトナー像を定着させる。
一方、記録用紙は、ピックアップローラ33により給紙カセット5から引出されて、用紙搬送経路R1を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ39へと搬出される。この用紙搬送経路R1には、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26a間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて記録用紙の搬送を開始するレジストローラ34、記録用紙の搬送を促す各搬送ローラ35、排紙ローラ36等が配置されている。
また、記録用紙の表面だけではなく、裏面の印字を行う場合は、記録用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、記録用紙の表裏を反転させ、記録用紙をレジストローラ34へと再度導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を排紙トレイ39へと搬出する。
次に、画像形成装置1の本体上部に搭載された画像読取り装置2及び原稿搬送部3の概略構成を説明する。図3は、画像読取り装置2及び原稿搬送部3を正面から見て示す断面図である。また、図4は、画像読取り装置2を側方から見て示す断面図である。更に、図5は、画像読取り装置2の内部を示す平面図である。
図3において、原稿搬送部3は、その奥一辺をヒンジ(図示せず)により画像読取り装置2の奥一辺に枢支され、その手前部分が上下されることにより開閉される。原稿搬送部3が開かれると、画像読取り装置2の原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44が開放される。
図3及び図4に示すように原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44は、画像読取り装置2の筐体45の上側開口部に設けられている。筐体45の上側開口部周縁に縁取り枠45aを設け、縁取り枠45aの内側に原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44を配置して支持し、また各ガラス43、44との間に原稿案内部46を挟み込んでいる。原稿案内部46は、掬上げガイド面46a及び原稿位置規制部46bを有している。
原稿読取りガラス43の厚みと原稿載置ガラス44の厚みとは同一である。また、原稿読取りガラス43の下面、原稿載置ガラス44の下面、及び原稿案内部46の下面は、面一に配され、概ね滑らかな平坦面を形成している。
また、図3乃至図5に示すように筐体45の底板45bに、副走査方向Xに延在するガイド部材48を設けている。筐体45は、ポリカABS(PC/ABSアロイ)等の合成樹脂の成形品であって、ガイド部材48を一体的に成形したものである。従って、ガイド部材48も合成樹脂の成形品である。
このガイド部材48に主走査方向Yに長い走行体49を載せ、ガイド部材48により走行体49を副走査方向Xにガイドしている。また、走行体49に密着型イメージセンサ(CIS(Contact Image Sensor))51を搭載し、CIS51を原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44の下面に対して僅かの隙間を開けて保持している。更に、筐体45の内部に移動ユニットMUを設けている。移動ユニットMUは、走行体49に接続された無端状のベルト50を備え、このベルト50を周回移動させて、走行体49を副走査方向Xに移動させる。従って、移動ユニットMUにより走行体49が移動され、ガイド部材48により走行体49がガイドされ、これによりCIS51が原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44の下方で副走査方向Xに移動されたり位置決めされたりする。
図6は、CIS51を概略的に示す断面図である。図6に示すようにCIS51は、原稿を原稿載置ガラス44又は原稿読取りガラス43を介して照明する一対の棒状光源52、原稿からの反射光を集光するセルフォック(登録商標)レンズアレイ53、及びセルフォックレンズアレイ53を通じて受光した原稿からの反射光を光電変換してアナログの画像信号を出力するラインセンサ54を備えている。
CIS51では、各棒状光源52により原稿読取りガラス43又は原稿載置ガラス44の上の原稿を照明し、セルフォックレンズアレイ53により原稿からの反射光をラインセンサ54に集光し、ラインセンサ54により原稿を主走査方向Yに走査して読取る。
また、図5に示すように移動ユニットMUにおいては、筐体45の底板45bに副走査方向Xに離間して並ぶ一対の軸81、82を突設し、各軸81、82の上端にそれぞれの小プーリ83、84を回転自在に支持し、各小プーリ83、84に無端状のベルト50を架け渡している。ベルト50は、走行体49の底板49aに突設された接続片49fに接続固定されている。
更に、一方の軸82の小プーリ83に大ギヤ86を同芯状に重ねて固定し、小プーリ83と大ギヤ86が共に回転するようにされている。モータ87は、一方の軸82の近傍で筐体45の底板45bに固定されている。モータ87の出力軸に駆動ギヤ88を固定し、駆動ギヤ88と大ギヤ86とを歯合させている。
ここで、モータ87が駆動されて、駆動ギヤ88が回転すると、駆動ギヤ88に歯合している大ギヤ86が回転し、小プーリ83が回転し、ベルト50が周回移動して、小プーリ84が回転する。そして、ベルト50が周回移動すると、ベルト50に接続固定された接続片49fが副走査方向Xに移動し、走行体49が凸状部48a上で副走査方向Xに滑動してガイドされ、CIS51が原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44の下面に沿って副走査方向Xに移動する。また、モータ87の出力軸の回転方向と回転角度を制御することにより、走行体49及びCIS51の移動方向と移動距離を制御することができる。
また、図4、図5に示すように筐体45の前側板45c内側には、走行体49の前端板に突設された検出片49gを検出する位置センサ89が設けられている。この位置センサ89により走行体49のイニシャル位置が検出され、この走行体49のイニシャル位置の検出に引き続いて、モータ87の出力軸の回転方向と回転角度が制御されて、走行体49及びCIS51が原稿読取りガラス43の下方の読取り位置に位置決めされたり、走行体49及びCIS51が原稿載置ガラス44の下方で副走査方向Xに移動されたりする。
このような構成の画像読取り装置2においては、移動ユニットMUによりCIS51を副走査方向Xに移動しつつ、CIS51により原稿載置ガラス44上に載置された原稿を読取ったり(第1モード)、移動ユニットMUによりCIS51を位置決めして、CIS51により原稿読取りガラス43上で搬送される原稿を読取ったりする(第2モード)。
詳しくは、第1モードでは、原稿搬送部3を開いて、原稿を原稿載置ガラス44上に載置し、原稿の先端を原稿案内部46の原稿位置規制部46bの後端に当接させて、原稿を位置決めし、原稿搬送部3を閉じる。CIS51は、原稿読取りガラス43の下方の読取り位置で待機しており、移動ユニットMUにより読取り位置から原稿載置ガラス44の下方へと移動され、更に原稿先端(原稿位置規制部46bの後端位置)から原稿サイズに応じた距離だけ一定速度で副走査方向Xに移動される。この移動のときに、各棒状光源52により原稿載置ガラス44上の原稿が照明され、セルフォックレンズアレイ53により原稿からの反射光がラインセンサ54に集光される。ラインセンサ54は、原稿を繰り返し主走査方向Yに走査し、その度に、1主走査ラインのアナログ画像信号を出力し、原稿を読取って行く。
第2モードでは、移動ユニットMUによりCIS51が原稿読取りガラス43の下方の読取り位置に位置決めされる。この状態で、原稿搬送部3の原稿トレイ61上に原稿を載せてセットし、原稿搬送部3による原稿の搬送を開始させる。原稿搬送部3では、ピックアップローラ62により原稿トレイ61上の原稿を引出して、原稿を原稿搬送路63を通じて原稿読取りガラス43へと搬送する。このとき、原稿が原稿読取りガラス43の上面を摺接して行き、原稿案内部46の掬上げガイド面46aにより原稿が原稿読取りガラス43の上面から掬い上げられる。更に、原稿は、原稿搬送路63を通じて搬送され、排紙ローラ64から排紙トレイ65へと排出される。この原稿搬送路63には、原稿をその先端を揃えてから搬送するレジストローラ66や原稿を搬送する搬送ローラ67等が配置されている。CIS51では、各棒状光源52により原稿読取りガラス43上を通過して行く原稿を照明し、セルフォックレンズアレイ53により原稿からの反射光をラインセンサ54に集光し、ラインセンサ54により原稿を繰り返し主走査方向Yに走査して、この走査の度に、ラインセンサ54から1主走査ラインのアナログ画像信号を出力する。
このように第1及び第2モードのいずれにおいても、CIS51により原稿が読取られ、CIS51からアナログ画像信号が出力される。このアナログ画像信号は、デジタル画像信号にA/D変換され、種々の画像処理を施されてから画像形成装置1の光走査装置11へと送受され、画像形成装置1において原稿が記録用紙に記録され、この記録用紙が複写原稿として出力される。
ところで、本実施形態の画像読取り装置2においては、CIS51を走行体49に搭載し、移動ユニットMUにより走行体49を移動させ、ガイド部材48により走行体49をガイドしているが、仮に、ガイド部材48に対する走行体49の抵抗負荷が大きかったとすると、移動ユニットMUのモータ87のトルクを増大させる必要が生じて、モータ87を大きくしなければならず、コストが高くなったり装置の小型化が困難になったりする。
また、ガイド部材48を合成樹脂で形成しているため、走行体49の移動を繰り返すうちに、ガイド部材48と走行体49との間の摩擦によりガイド部材48の磨耗を生じることがあり得る。仮に、ガイド部材48の磨耗程度が大きくなると、ガイド部材48に対する走行体49の抵抗負荷が変化し、走行体49の移動速度が一定速度に保たれなくなり、CIS51により読取られた画像に走行体49の移動方向のブレなどが生じ、画像不良が発生する。更には、ガイド部材48による走行体49のガイド精度が低下して、CIS51のガイド精度も低下し、例えばCIS51が傾斜して、読取り画像が斜めに歪む等の問題が生じることもありえる。
そこで、本実施形態の画像読取り装置2では、走行体49とガイド部材48との間を線接触させ、これによりガイド部材48に対する走行体49の抵抗負荷を小さく抑えて、モータ87の小型化を可能にし、またガイド部材48の磨耗を抑えて、走行体49の移動速度を一定速度に保つことを可能にし、更にはガイド部材48による走行体49及びCIS51のガイド精度を長期間維持することを可能にしている。
次に、本実施形態の画像読取り装置2におけるCIS51を搭載した走行体49及びガイド部材48等の構成を詳しく説明した上で、そのような走行体49とガイド部材48間の線接触について述べる。
まず、走行体49対するCIS51の取付け構造について説明する。図7は、走行体49及びCIS51を後方から見て示す分解斜視図である。また、図8は、走行体49及びCIS51を後方から見て示す斜視図である。更に、図9は、走行体49及びCIS51を示す断面図である。
図7乃至図9に示すように走行体49は、上側が開口された筐体状のものであって、底板49a、前端板49b、後端板49c、側板49d、及び押圧側片49eを有している。後端板49cの内側に縦方向に長い一対の長形孔71を主走査方向Yに離間して形成し、また底板49aに一対の嵌合孔(図示せず)を主走査方向Yに離間して形成し、これらの嵌合孔にそれぞれのコイルバネ72を嵌め入れて設けている。更に、押圧側片49eを側板49dに接近する方向に傾斜させ、押圧側片49eと側板49dとの離間距離をCIS51の長さよりも僅かに短く設定している。
また、CIS51の後側外壁の両側にそれぞれの凸部51aを設け、これらの凸部51aにCIS51の一端側に向く主走査方向Yと平行な一対のピン73を突設している。
ここで、図7に示すようにCIS51の一端を走行体49の押圧側片49eに押し付け、押圧側片49eを弾性変形させて、押圧側片49eと側板49dとの間を広げ、CIS51を押圧側片49eと側板49dとの間に押入れて、CIS51と走行体49の底板49aとの間に各コイルバネ72を挟み込んで圧縮させ、同時にCIS51の各ピン73を走行体49のそれぞれの長形孔71に差し入れて、CIS51を走行体49の側板49dに接近する方向に移動させ、押圧側片49eを概ね元の形状に復元させる。これにより、CIS51が押圧側片49eと側板49dとの間に挟み込まれ、CIS51の各ピン73が走行体49の各長形孔71に係合し、CIS51が走行体49に取付けられる。このとき、CIS51と走行体49の底板49aとの間の各コイルバネ72が圧縮されるので、CIS51の各ピン73が走行体49の各長形孔71の上端に当接するまで、各コイルバネ72によりCIS51が持ち上げられ、CIS51と走行体49の底板49aとの間に隙間が生じる。従って、CIS51は、CIS51の各ピン73が走行体49の各長形孔71の上端に当接するまで上方向に移動し、CIS51が走行体49の底板49aに当接するまで下方向に移動することが可能である。
また、図8、図9に示すように一対のL字型摺接部材74を走行体49の両端部に取付けて、各L字型摺接部材74をCIS51と共に上下移動可能に支持している。走行体49の後端板49cの表面側部及び前端板49bの表面側部には、L字型摺接部材74を上下移動可能に取付けるための縦方向に長いそれぞれの長形孔75が形成され、また走行体49の後端板49cの上面端部及び前端板49bの上面端部には、L字型摺接部材74を上下移動可能に取付けるための縦孔76が形成されている。
図10は、L字型摺接部材74を示す斜視図である。図10に示すようにL字型摺接部材74は、例えばPOM(ポリオキシメチレン)の成形品であって、押圧摺接部74a、押圧摺接部74aの端部で直角に折れ曲がった縦支持部74b、押圧摺接部74aの端部内側に突設されたピン74c、及び縦支持部74bの端部内側に突設されたピン74dを有している。
図8、図9に示すようにCIS51の両端部において、L字型摺接部材74の押圧摺接部74aをCIS51の上面端部に載せて、押圧摺接部74aのピン74cを走行体49の前端板49b又は後端板49cの縦孔76に上下移動可能に差し入れ、L字型摺接部材74の縦支持部74bのピン74dを走行体49の前端板49b又は後端板49cの長形孔75に上下移動可能に差し込む。これにより、各L字型摺接部材74がCIS51の両端部で上下移動可能に取付けられる。
ここで、各L字型摺接部材74は、各縦支持部74bのピン74dが走行体49の長形孔75の上端に当接するまで上方向に移動し、各押圧摺接部74aが走行体49の上面に当接するまで下方向に移動することが可能である。このため、各L字型摺接部材74は、CIS51に追従して上下方向に移動することが可能である。また、各コイルバネ72により各L字型摺接部材74がCIS51と共に持ち上げられ、図4、図9に示すように各L字型摺接部材74の押圧摺接部74aが原稿読取りガラス43の下面及び原稿載置ガラス44の下面に圧接して、CIS51が原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44の下面に対して僅かの隙間を開けて配置される。
次に、走行体49とガイド部材48間の線接触について説明する。図7、図8に示すように走行体49の底部中央に凹部78を形成している。この凹部78が筐体45の底板45bに突設されたガイド部材48(凸状部48a)に移動自在に載せられて、走行体49が副走査方向Xにガイドされる。
図11(a)、(b)は、走行体49の底部中央の凹部78を示す斜視図及び断面図である。図11(a)、(b)に示すように走行体49の底部中央の凹部78は、前端板49bの下端中央に台形状の前側切欠き78aを形成し、後端板49cの下端中央に同一の台形状の後側切欠き78bを形成し、底板49aにおける各切欠き78a、78bの間の部位に矩形状開口部78cを形成してなる。
また、前側切欠き78aの摺接支持部78d(図11(a)の網掛けで示す範囲)及び後側切欠き78bの摺接支持部78e(図11(a)の網掛けで示す範囲)の断面形状は、半円形状であり、各摺接支持部78d、78eの外周面が半円柱状面に形成されている。更に、走行体49の底板49aにおける凹部78の両側には、それぞれの凸部79が形成されており、各凸部79の対向面79aが互いに対向している。
一方、図4及び図5に示すようにガイド部材48は、副走査方向Xに延在する凸状部48aを筐体45の底板45bに突設し、この凸状部48aの両側上部分にそれぞれの傾斜面(平面)48bを形成し、各傾斜面48bを鏡面状にしたものである。例えば、凸状部48aの両側面が筐体45の底板45bに対して概ね直角に立ち上がり、各傾斜面48bが筐体45の底板45bに対して概ね45°で傾斜している。また、鏡面状の各傾斜面48bは、筐体45を成形する成形金型において該各傾斜面48bに対応する成形金型面を8000番以上のサンドペーパー等の研磨で鏡面仕上げすることにより形成される。
図12(a)、(b)は、走行体49の底部中央の凹部78を筐体45の底板45bの凸状部48aに載せた状態を概略的に示す正面図及び平面図である。図12(a)、(b)に示すように走行体49の凹部78が筐体45の凸状部48aに載せられると、前端板49bの摺接支持部78dの半円柱状面が凸状部48aの2つの傾斜面48bに主走査方向Yに長く線接触(P1で示す)し、かつ後端板49cの摺接支持部78eの半円柱状面が凸状部48aの2つの傾斜面48bに主走査方向Yに長く線接触(P2で示す)する。
また、各コイルバネ72により各L字型摺接部材74の押圧摺接部74aが原稿読取りガラス43の下面及び原稿載置ガラス44の下面に圧接されていることから、その反力により前端板49bの摺接支持部78dの半円柱状面及び後端板49cの摺接支持部78eの半円柱状面が凸状部48aの各傾斜面48bに圧接される。
このため、前端板49bの摺接支持部78dと凸状部48aの各傾斜面48bとの2箇所P1の線接触、及び後端板49cの摺接支持部78eと凸状部48aの各傾斜面48bとの2箇所P2の線接触、合計4箇所の線接触の箇所で、走行体49が凸状部48a上で安定的に支持される。
この状態で、走行体49がガイドされつつ副走査方向Xに移動される。従って、走行体49の摺接支持部78dの2箇所P1と摺接支持部78eの2箇所P2が凸状部48aの各傾斜面48bにそれぞれ線接触して摺接し、またCIS51の各L字型摺接部材74の押圧摺接部74aが原稿読取りガラス43の下面及び原稿載置ガラス44の下面に摺接する。これにより、走行体49及びCIS51が安定的に支持されつつ副走査方向Xに移動される。
また、図12(a)、(b)に示すように走行体49の凹部78の両側に設けられた各凸部79の対向面79aは、凸状部48aの両外側で対向する。このため、画像読取り装置2を組立てる組立て工程においては、走行体49を凸状部48aに置いたときに、各凸部79の対向面79aにより走行体49が凸状部48aから脱落することが防止される。即ち、走行体49が主走査方向Yにずれたときには、走行体49の各凸部79の対向面79aが凸状部48aに接触して、走行体49が凸状部48aから外れることが防止される。
ここで、先に述べたようにガイド部材48に対する走行体49の抵抗負荷が大きい場合には、移動ユニットMUのモータ87を大きくしなければならない。また、走行体49の移動を繰り返すうちに、ガイド部材48と走行体49との間の摩擦によりガイド部材48が大きく磨耗すると、ガイド部材48に対する走行体49の抵抗負荷が変化し、走行体49の移動速度が一定速度に保たれなくなり、更にはガイド部材48による走行体49のガイド精度が低下して、CIS51のガイド精度も低下する。
ところが、本実施形態の画像読取り装置2では、図12(a)、(b)に示すように走行体49の前端板49bの摺接支持部78dと凸状部48aの各傾斜面48bとの2箇所P1の線接触、及び後端板49cの摺接支持部78eと凸状部48aの各傾斜面48bとの2箇所P2の線接触、合計4箇所の線接触により、走行体49が凸状部48a上で支持されているので、ガイド部材48に対する走行体49の抵抗負荷が小さい。また、凸状部48aの各傾斜面48bが鏡面状であることから、走行体49の各摺接支持部78d、78eと凸状部48aの各傾斜面48bとの間の摩擦が小さくなっている。このため、モータ87のトルクが小さくてもよく、モータ87を小型化することができ、延いてはコストの低減や画像読取り装置2の小型化を図ることができる。
また、ガイド部材48に対する走行体49の抵抗負荷が小さく、凸状部48aの各傾斜面48bが鏡面状であることから、凸状部48aの各傾斜面48bの磨耗が抑えられる。このため、ガイド部材48に対する走行体49の抵抗負荷が変化し難く、走行体49の移動速度が一定速度に保たれ、CIS51により読取られた画像に走行体49の移動方向のブレなどが生じることはなく、CIS51による画像の読取り精度を高く維持することができる。更に、凸状部48aの各傾斜面48bの磨耗が抑えられるため、凸状部48aによるCIS51のガイド精度を長期間維持することがき、CIS51が傾斜することはなく、読取り画像が斜めに歪むこともない。
次に、走行体49の凹部78の変形例を説明する。図13(a)、(b)は、走行体49の第1変形例の凹部78Aを筐体45の凸状部48aに載せた状態を概略的に示す正面図及び平面図である。
図13(a)、(b)に示すように第1変形例の凹部78Aでは、この凹部78Aの両側に前端板49bから後端板49cへと副走査方向Xに延在する2つの摺接支持部78f、78gを形成し、各摺接支持部78f、78gの外周面を半円柱状面に形成している。
走行体49の凹部78Aが筐体45の凸状部48aに載せられると、一方の摺接支持部78fの半円柱状面が凸状部48aの一方の傾斜面48bと副走査方向Xに長く線接触し、かつ他方の摺接支持部78gの半円柱状面が凸状部48aの他方の傾斜面48bと副走査方向Xに長く線接触(P3、P4で示す)する。
この状態で、走行体49がガイドされつつ副走査方向Xに移動され、走行体49の摺接支持部78gの1箇所P3と摺接支持部78gの1箇所P4が凸状部48aの各傾斜面48bにそれぞれ線接触して摺接する。この場合も、走行体49に受ける抵抗負荷が小さくなり、凸状部48aの各傾斜面48bの磨耗が抑えられる。
図14(a)、(b)は、走行体49の第2変形例の凹部78Bを筐体45の凸状部48aに載せた状態を概略的に示す正面図及び平面図である。図14(a)、(b)に示すように第2変形例の凹部78Bでは、筐体45の凸状部48aの各傾斜面48bに面する前端板49bの2箇所にそれぞれの摺接支持部78iを形成し、各傾斜面48bに面する後端板49cの2箇所にそれぞれの摺接支持部78jを形成している。各摺接支持部78i、78jは、半円球状のものであり、それらの表面が球状面となっている。
この走行体49の凹部78Bが筐体45の凸状部48aに載せられると、前側切欠き78aの各摺接支持部78iの球状面が凸状部48aの2つの傾斜面48bと点接触(P5で示す)し、かつ後側切欠き78bの各摺接支持部78iの球状面が凸状部48aの2つの傾斜面48bと点接触(P6で示す)する。
この状態で、走行体49がガイドされつつ副走査方向Xに移動され、走行体49の各摺接支持部78i、78jが凸状部48aの各傾斜面48bにそれぞれ点接触して摺接する。この場合も、走行体49に受ける抵抗負荷が小さくなり、凸状部48aの各傾斜面48bの磨耗が抑えられる。
また、図15(a)に示すように走行体49の第3変形例の凹部78Cにおいては、副走査方向Xに離間して並ぶ各摺接支持部78kの2箇所P11、P12を凸状部48aの一方の傾斜面48bに線接触させ、各箇所P11、P12の中間に位置する他の摺接支持部78mの1箇所P13を凸状部48aの他方の傾斜面48bに線接触させている。これにより、走行体49の凹部78Cを各傾斜面48b上の三角頂点の3点で安定的に支持することができる。
更に、図15(b)に示すように走行体49の第4変形例の凹部78Dにおいては、摺接支持部78pの1箇所P14を凸状部48aの一方の傾斜面48bに線接触させ、他の摺接支持部78qの1箇所P15を凸状部48aの他方の傾斜面48bに点接触させて、走行体49の凹部78Dを凸状部48aの各傾斜面48b上で支持している。
尚、図12乃至図15に示した走行体49の凹部の線接触や点接触を適宜に組み合わせても、凸状部48aの各傾斜面48bの磨耗を抑えることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 画像形成装置
2 画像読取り装置
3 原稿搬送部
4 印刷部
5 給紙カセット
11 光走査装置
12 現像装置
13 感光体ドラム
14 ドラムクリーニング装置
15 帯電器
17 定着装置
21 中間転写ベルト
26 2次転写装置
43 原稿読取りガラス
44 原稿載置ガラス
45 筐体(本体筐体)
46 原稿案内部
48 ガイド部材
48a 凸状部
48b 傾斜面
49 走行体
50 ベルト
51 密着型イメージセンサ(CIS(Contact Image Sensor))
72 コイルバネ(付勢部)
74 L字型摺接部材
74a 押圧摺接部
74b 縦支持部
78、78A、78B、78C、78D 凹部
78d〜78j、78k、78m、78p、78q 摺接支持部
79a 対向面

Claims (16)

  1. 原稿載置ガラスと、前記原稿載置ガラス上に載置された原稿を主走査方向に読取るイメージセンサと、前記イメージセンサが搭載された走行体とを備え、前記走行体を副走査方向に移動させて、前記イメージセンサにより前記原稿を読取る画像読取り装置であって、
    前記画像読取り装置の本体筐体の底部に形成され、前記走行体を前記副走査方向に案内する案内部材を備え、
    前記案内部材は、前記副走査方向に延在する凸状部と、前記凸状部の両側部分に形成されたそれぞれの傾斜面とを有し、
    前記走行体は、前記各傾斜面に点接触して摺接するそれぞれの摺接支持部をし、
    前記摺接支持部は、球状面を有すること
    を特徴とする画像読取り装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取り装置であって、
    前記各傾斜面の一方に接触する前記摺接支持部を前記副走査方向に離間した2箇所に設けたことを特徴とする画像読取り装置。
  3. 請求項1に記載の画像読取り装置であって、
    前記各傾斜面の一方に接触する前記摺接支持部を前記副走査方向に離間した2箇所に設け、前記各傾斜面の他方に接触する前記摺接支持部を1箇所に設けたことを特徴とする画像読取り装置。
  4. 原稿載置ガラスと、前記原稿載置ガラス上に載置された原稿を主走査方向に読取るイメージセンサと、前記イメージセンサが搭載された走行体とを備え、前記走行体を副走査方向に移動させて、前記イメージセンサにより前記原稿を読取る画像読取り装置であって、
    前記画像読取り装置の本体筐体の底部に形成され、前記走行体を前記副走査方向に案内する案内部材を備え、
    前記案内部材は、前記副走査方向に延在する凸状部と、前記凸状部の両側部分に形成されたそれぞれの傾斜面とを有し、
    前記走行体は、前記各傾斜面に線接触又は点接触して摺接するそれぞれの摺接支持部をし、
    前記各傾斜面の一方に接触する前記摺接支持部を前記副走査方向に離間した2箇所に設け、前記各傾斜面の他方に接触する前記摺接支持部を1箇所に設けたこと
    を特徴とする画像読取り装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取り装置であって、
    前記各摺接支持部は、球状面を有し、前記球状面が前記各傾斜面に点接触することを特徴とする画像読取り装置。
  6. 請求項4に記載の画像読取り装置であって、
    前記各摺接支持部は、円柱状面を有し、前記円柱状面が前記各傾斜面に線接触することを特徴とする画像読取り装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の画像読取り装置であって、
    前記走行体は、前記凸状部の両外側で対向するそれぞれの対向面を有することを特徴とする画像読取り装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の画像読取り装置であって、
    前記傾斜面に接触する前記副走査方向の両側の摺接支持部は、前記走行体と一体的に形成されていること
    を特徴とする画像読取り装置。
  9. 原稿載置ガラスと、前記原稿載置ガラス上に載置された原稿を主走査方向に読取るイメージセンサと、前記イメージセンサが搭載された走行体とを備え、前記走行体を副走査方向に移動させて、前記イメージセンサにより前記原稿を読取る画像読取り装置であって、
    前記画像読取り装置の本体筐体の底部に形成され、前記走行体を前記副走査方向に案内する案内部材を備え、
    前記案内部材は、前記副走査方向に延在する凸状部と、前記凸状部の両側部分に形成されたそれぞれの傾斜面とを有し、
    前記走行体は、前記各傾斜面に線接触又は点接触して摺接するそれぞれの摺接支持部をし、
    前記走行体は、前記凸状部の両外側で対向するそれぞれの対向面を有し、
    前記傾斜面に接触する前記副走査方向の両側の摺接支持部は、前記走行体と一体的に形成されていること
    を特徴とする画像読取り装置。
  10. 請求項9に記載の画像読取り装置であって、
    前記各摺接支持部は、球状面を有し、前記球状面が前記各傾斜面に点接触することを特徴とする画像読取り装置。
  11. 請求項9に記載の画像読取り装置であって、
    前記各摺接支持部は、円柱状面を有し、前記円柱状面が前記各傾斜面に線接触することを特徴とする画像読取り装置。
  12. 請求項9から請求項11までのいずれか1つに記載の画像読取り装置であって、
    前記各傾斜面の一方に接触する前記摺接支持部を前記副走査方向に離間した2箇所に設けたことを特徴とする画像読取り装置。
  13. 請求項9から請求項11までのいずれか1つに記載の画像読取り装置であって、
    前記各傾斜面の一方に接触する前記摺接支持部を前記副走査方向に離間した2箇所に設け、前記各傾斜面の他方に接触する前記摺接支持部を1箇所に設けたことを特徴とする画像読取り装置。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか1つに記載の画像読取り装置であって、
    前記各傾斜面は、鏡面状であることを特徴とする画像読取り装置。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれか1つに記載の画像読取り装置であって、
    前記走行体は、前記イメージセンサを前記原稿載置ガラスの表面に対して接近方向に付勢する付勢部を有し、
    前記イメージセンサは、前記付勢部の付勢により前記原稿載置ガラスの表面に押圧されて摺接する押圧摺接部を有することを特徴とする画像読取り装置。
  16. 請求項1から請求項15までのいずれか1つに記載の画像読取り装置と、前記画像読取り装置により読取られた画像を用紙に印刷する印刷部とを備えた画像形成装置。
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