JP5921285B2 - Ponシステム、olt、onu及び光信号送受信制御方法 - Google Patents

Ponシステム、olt、onu及び光信号送受信制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、局側装置(OLT:Optical Line Terminal)と、複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)とを備えたPON(Passive Optical Network)システムにおいて、光信号送受信の制御を行うPONシステム、OLT、ONU及び光信号送受信制御方法に関するものである。
インターネットの広い普及により、利用者は世界各地で運営されているサイトの様々な情報にアクセスし、その情報を入手することが可能となっている。それに伴って、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、PONを含むFTTH(Fiber To The Home)などのブロードバンドアクセスも広く普及してきている。
PONシステムは、一般家庭等の加入者宅を対象とした加入者系光ファイバネットワークとして知られる光伝送システムであり、OLTに接続された1本の光ファイバを光スプリッタで分岐して複数のONUと接続している。このように、複数のユーザで1本の光ファイバを共有することで、低いファイバ敷設コストでサービスを提供することが可能となる。
このPONシステムでは、OLTからONUへの下り方向通信の場合には、ブロードキャスト方式によって連続的な光信号が伝送される。このため、各ONUは、OLTから同じ下り方向の光信号を受信するようになっており、下り信号のフレームが自己宛であればこれを取り込み、そうでなければフレームを廃棄する。
一方、ONUからOLTへの上り方向通信の場合には、光信号の衝突を避けるために、時分割方式によって間欠的な光信号(光バースト信号)が伝送される。すなわち、OLTは上り方向の送信時期及び送信データ量に関する許可(グラント)を予めONUごとに通知するようになっており、このグラントに従って各ONUが送信した上り方向の光信号を時分割で受信する。したがって、OLTには、各ONU間との伝送路状態に従った種々の強度の光バースト信号が間欠的に届くことになる。
このように構成されたPONシステムにおいて、伝送効率の向上及び消費電力の低減を目的とした技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に開示された技術では、ONUにてOLTに擬似ランダム信号を送信し、OLTにて、当該擬似ランダム信号を受信してビットエラーレートを測定し、その測定結果に基づいてONUの送信光信号レベルの調整を指示する。これにより、伝送路損失が多い場合には送信光信号レベルを上げて伝送効率の向上を図り、伝送路損失が少ない場合には送信光信号レベルを下げてONUの消費電力の低減を図ることができる。
特開2011−160022号公報
特許文献1に開示された従来技術では、ONUの送信光信号レベルの調整のみを行っており、上り方向の回線劣化のみに対応する構成であった。一方、一般的に伝送路損失の増加等により回線劣化が生じた場合には、上り方向だけでなく、下り方向の信号にも影響が生じる。しかしながら、従来技術では上り方向の信号にしか対応できないという課題があった。すなわち、特許文献1に開示されている送信光信号レベルの調整指示を下り方向の信号に適用した場合、伝送路損失が少ないONUとの接続時に最大受光感度を超えてしまう可能性がある。よって、従来技術を下り方向の回線劣化に適用することができない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、下り方向に関しても通信品質を保つことが可能なPONシステム、OLT、ONU及び光信号送受信制御方法を提供することを目的としている。
この発明に係るPONシステムは、OLTと、OLTに接続される複数のONUとを備え、OLTは、擬似ランダム信号を発生してONUに送信するPRBS送信部と、ONUにより測定された伝送路損失に関するパラメータに基づいて、当該ONUに対してAPD印加電圧の調整を指示する指示作成部とを備え、ONUは、OLTとの間で光信号の送受信を行う光信号送受信部と、光信号送受信部により受信された擬似ランダム信号を用いて伝送路損失に関するパラメータを測定するパラメータ測定部と、パラメータ測定部により測定されたパラメータをOLTに送信するパラメータ送信部と、指示作成部からの指示に応じて、光信号送受信部のAPD印加電圧を調整するバイアス調整部とを備えたものである。
また、この発明に係る光信号送受信制御方法は、OLTのPRBS送信部が、擬似ランダム信号を発生してONUに送信するPRBS送信ステップと、ONUのパラメータ測定部が、光信号送受信部により受信された擬似ランダム信号を用いて伝送路損失に関するパラメータを測定するパラメータ測定ステップと、ONUのパラメータ送信部が、パラメータ測定部により測定されたパラメータをOLTに送信するパラメータ送信ステップと、OLTの指示作成部が、ONUにより測定された伝送路損失に関するパラメータに基づいて、当該ONUに対してAPD印加電圧の調整を指示する指示作成ステップと、ONUのバイアス調整部が、指示作成部からの指示に応じて、光信号送受信部のAPD印加電圧を調整するバイアス調整ステップとを有するものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、上り方向だけではなく下り方向に関しても所望の伝送条件(バジェット)を維持することが可能となる。また、OLTとONUとの間の伝送路損失が小さい場合は、APD印加電圧を所望の伝送条件を維持することが可能となり、ONUの消費電力を低減することができる。
この発明の実施の形態1に係るPONシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムによる上り方向通信品質改善動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムによる下り方向通信品質改善動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るPONシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るPONシステムの構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るPONシステムの構成を示す図である。
PONシステムは、図1に示すように、局側装置(OLT)1と複数の加入者側装置(ONU)2との間を、光カプラ3を介して光伝送路4により接続することで構成されている。
まず、OLT1の構成について説明する。
OLT1は、図1に示すように、光信号送受信部11、アクセス制御部12、指示作成部13、PRBS(Pseudo Random Bit Sequence;擬似ランダム信号)受信部14及びPRBS送信部15から構成されている。また、OLT1は、図示を省略した上位ネットワークとも接続されている。
光信号送受信部11は、光カプラ3及び光伝送路4を介して接続された各ONU2との間で光信号の送受信を行うものである。
アクセス制御部12は、光信号送受信部11の制御を行うものである。なお、このアクセス制御部12は、MAC(Media Access Control)として知られている送受信制御機能を有するものである。
指示作成部13は、所定のONU2に対して、各種指示を示す信号を作成し、アクセス制御部12及び光信号送受信部11を介して送信するものである。ここで、指示作成部13では、擬似ランダム信号のOLT1への送信を指示する擬似ランダム信号送信指示、PRBS受信部14により測定されたビットエラーレートに基づいて、光信号出力レベルの調整を指示する送信光信号レベル調整指示を行う。また、ONU2により測定されたビットエラーレートのOLT1への送信を指示するビットエラーレート測定結果送信指示、当該ビットエラーレートに基づいて、APD印加電圧の調整を指示するAPD印加電圧調整指示も行う。
さらに、指示作成部13は、PRBS送信部15に対して、指示(擬似ランダム信号の所定のONU2への送信を指示する擬似ランダム信号送信指示)を示す信号を作成し、出力する機能も有している。
PRBS受信部14は、光信号送受信部11及びアクセス制御部12を介してONU2からの擬似ランダム信号を受信してビットエラーレートを測定するものである。
PRBS送信部15は、指示作成部13からの擬似ランダム信号送信指示に応じて、ビットエラーレート測定用の擬似ランダム信号を発生し、アクセス制御部12及び光信号送受信部11を介して指定されたONU2に送信するものである。
次に、ONU2の構成について説明する。
ONU2は、図1に示すように、光信号送受信部21、アクセス制御部22、指示受信部23、PRBS送信部24、PRBS受信部(パラメータ測定部)25、指示送信部(パラメータ送信部)26、出力レベル調整部27及びバイアス調整部28から構成されている。また、ONU2は、図示を省略したユーザ端末装置等とも接続されている。
光信号送受信部21は、光カプラ3及び光伝送路4を介して接続されたOLT1との間で光信号の送受信を行うものである。ここで、光信号送受信部21の光受信回路は、光信号を光電変換するアバランシェフォトダイオード(APD:Avalanche Photo−Diode)と、この素子が出力する電気信号を増幅する増幅器と、増幅された電気信号を閾値と比較して二値信号(デジタル信号)を出力する比較器とから構成される。特にAPDは、高い逆方向のバイアス電圧(以下、単にバイアス電圧と称す)を印加することで光電流が増倍される高感度のフォトダイオードである。このため、光受信回路には、APDが最適な増倍率になるようにバイアス電圧を制御するためのバイアス回路(バイアス調整部28)が設けられている。
アクセス制御部22は、光信号送受信部11の制御を行うものである。なお、このアクセス制御部22は、MACとして知られている送受信制御機能を有するものである。
指示受信部23は、光信号送受信部21及びアクセス制御部22を介してOLT1からの各種指示を示す信号を受信するものである。ここで、指示受信部23は、OLT1から擬似ランダム信号送信指示信号を受信した場合には、当該指示信号をPRBS送信部24に通知する。また、送信光信号レベル調整指示信号を受信した場合には、当該指示信号を出力レベル調整部27に通知する。また、ビットエラーレート測定結果送信指示信号を受信した場合には、当該指示信号を指示送信部26に通知する。また、APD印加電圧調整指示信号を受信した場合には、当該指示信号をバイアス調整部28に通知する。
PRBS送信部24は、指示受信部23から擬似ランダム信号送信指示信号を受け取った場合に、ビットエラーレート測定用の擬似ランダム信号を発生し、アクセス制御部22及び光信号送受信部21を介してOLT1に送信するものである。
PRBS受信部25は、光信号送受信部21及びアクセス制御部22を介してOLT1からの擬似ランダム信号を受信してビットエラーレートを測定するものである。
指示送信部26は、指示受信部23からビットエラーレート測定結果送信指示信号を受け取った場合に、PRBS受信部25により測定されたビットエラーレートを、アクセス制御部22及び光信号送受信部21を介してOLT1に送信するものである。
出力レベル調整部27は、指示受信部23から送信光信号レベル調整指示信号を受け取った場合に、光信号送受信部21の送信出力レベルを当該指示に応じたレベルに調整するものである。
バイアス調整部28は、指示受信部23からAPD印加電圧調整指示信号を受け取った場合に、光信号送受信部21のAPDに対する印加電圧を当該指示に応じた電圧に調整するものである。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作について、図2,3を参照しながら説明する。
まず、PONシステムによる上り方向通信品質改善動作について説明する。
PONシステムによる上り方向通信品質改善動作では、図2に示すように、まず、OLT1の指示作成部13は、ONU2に対して、擬似ランダム信号のOLT1への送信を指示する擬似ランダム信号送信指示信号を作成し、アクセス制御部12及び光信号送受信部11を介して送信する(ステップST21)。
次いで、ONU2のPRBS送信部24は、指示受信部23を介して受け取った擬似ランダム信号送信指示信号に応じて、ビットエラーレート測定用の擬似ランダム信号を発生し、アクセス制御部22及び光信号送受信部21を介してOLT1に送信する(ステップST22)。
次いで、OLT1のPRBS受信部14は、光信号送受信部11及びアクセス制御部12を介してONU2からの擬似ランダム信号を受信してビットエラーレートを測定する(ステップST23)。
次いで、OLT1の指示作成部13は、PRBS受信部14により測定されたビットエラーレートに基づいて、ONU2に対して、光信号出力レベルの調整を指示する送信光信号レベル調整指示信号を作成し、アクセス制御部12及び光信号送受信部11を介して送信する(ステップST24)。この際、指示作成部13は、PRBS受信部14により測定されたビットエラーレートが所定範囲内となるように、ONU2の光信号送受信部21からの送信光レベルを調整させる。すなわち、ビットエラーレートが所定範囲より大きい場合には、伝送路損失が多いと判断して送信光信号レベルを上げるように指示し、伝送効率の向上を図る。一方、ビットエラーレートが小さい場合には、伝送路損失が少ないと判断して送信光信号レベルを下げるように指示し、ONU2の消費電力の低減を図る。
次いで、ONU2の出力レベル調整部27は、指示受信部23を介して受け取った送信光信号レベル調整指示信号に応じ、光信号送受信部21の送信出力レベルを当該指示に応じたレベルに調整する(ステップST25)。
以上の動作により、上り方向の回線劣化を回避することができ、ONU2の消費電力の低減を図ることができる。
次に、PONシステムによる下り方向通信品質改善動作について説明する。
PONシステムによる下り方向通信品質改善動作では、図3に示すように、まず、OLT1の指示作成部13は、PRBS送信部15に対して、擬似ランダム信号のONU2への送信を指示する擬似ランダム信号送信指示信号を作成し、出力する(ステップST31)。
また、指示作成部13は、ONU2に対して、ビットエラーレート測定結果のOLT1への送信を指示するビットエラーレート測定結果送信指示信号を作成し、アクセス制御部12及び光信号送受信部11を介して送信する(ステップST32)。
次いで、OLT1のPRBS送信部15は、指示作成部13からの擬似ランダム信号送信指示信号に応じて、ビットエラーレート測定用の擬似ランダム信号を発生し、アクセス制御部12及び光信号送受信部11を介して指定ONU2に送信する(ステップST33、PRBS送信ステップ)。
次いで、ONU2のPRBS受信部25は、光信号送受信部21及びアクセス制御部22を介してOLT1からの擬似ランダム信号を受信してビットエラーレートを測定する(ステップST34、パラメータ測定ステップ)。
次いで、ONU2の指示送信部26は、指示受信部23を介して受け取ったビットエラーレート測定結果送信指示信号に応じて、PRBS受信部25により測定されたビットエラーレートを、アクセス制御部22及び光信号送受信部21を介してOLT1に送信する(ステップST35、パラメータ送信ステップ)。
次いで、OLT1の指示作成部13は、ONU2により測定されたビットエラーレートに基づいて、当該ONU2に対して、APD印加電圧の調整を指示するAPD印加電圧調整指示信号を作成し、アクセス制御部12及び光信号送受信部11を介して送信する(ステップST36、指示作成ステップ)。この際、指示作成部13は、ONU2のPRBS受信部25により測定されたビットエラーレートが所定範囲内となるように、ONU2のAPDに対する印加電圧を調整させる。すなわち、ビットエラーレートが所定範囲より大きい場合には、伝送路損失が多いと判断してAPDへの印加電圧を上げるように指示し、伝送効率の向上を図る。一方、ビットエラーレートが小さい場合には、伝送路損失が少ないと判断してAPDの印加電圧を下げるように指示し、ONU2の消費電力の低減を図る。
次いで、ONU2のバイアス調整部28は、指示受信部23を介して受け取ったAPD印加電圧調整指示信号に応じ、光信号送受信部21のAPDに対する印加電圧を当該指示に応じた電圧に調整する(ステップST37、バイアス調整ステップ)。
以上の動作により、下り方向の回線劣化を回避することができ、ONU2の消費電力の低減を図ることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、OLT1に、擬似ランダム信号を発生してONU2に送信するPRBS送信部15と、ONU2により測定されたビットエラーレートに基づいて、当該ONU2に対するAPD印加電圧の調整を指示する指示作成部13とを設け、ONU2に、OLT1との間で光信号の送受信を行う光信号送受信部11と、光信号送受信部11を介して擬似ランダム信号を受信し、ビットエラーレートを測定するPRBS受信部25と、PRBS受信部25により測定されたビットエラーレートをOLT1に送信する指示送信部26と、指示作成部13からの指示に応じてAPD印加電圧を調整するバイアス調整部28とを設けるように構成したので、上り方向だけではなく下り方向に関しても所望の伝送条件(バジェット)を維持することが可能となる。また、OLT1とONU2との間の伝送路損失が小さい場合は、ビットエラーレートは低いため、APD印加電圧を所望の伝送条件を維持することが可能となり、ONU2の消費電力を低減することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、下り方向の通信品質改善を行うため、バイアス調整部28にてAPD印加電圧を調整するものについて示した。それに対して、光信号送受信部21の前方誤り訂正(FEC)機能を有効にすることでも通信品質を改善できる。
図4はこの発明の実施の形態2に係るPONシステムの構成を示す図である。図4に示す実施の形態2に係るPONシステムは、図1に示す実施の形態1に係るPONシステムの指示作成部13、光信号送受信部21及び指示受信部23を指示作成部13b、光信号送受信部21b及び指示受信部23bに変更し、FEC機能設定部29を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
光信号送受信部21bは、図1に示す実施の形態1における光信号送受信部21の機能に加えて、FEC機能を有している。なお、このFEC機能は、FEC機能設定部29により有効/無効が設定可能に構成されている。
指示作成部13bは、図1に示す実施の形態1における指示作成部13の機能に加えて、ONU2に対して、ONU2により測定されたビットエラーレートに基づいて、光信号送受信部21bのFEC機能の有効設定を指示するFEC機能有効設定指示を示す信号を作成し、アクセス制御部12及び光信号送受信部11を介して送信する機能を有している。そして、指示作成部13bは、例えば、ビットエラーレートにより伝送路損失が多いと判断した場合に、まず、APD印加電圧を上げて受信感度を上げさせ、それでも不足する場合にFEC機能を有効にさせる。
指示受信部23bは、図1に示す実施の形態1における指示受信部23の機能に加えて、OLT1からFEC機能有効設定指示信号を受信した場合に、当該指示信号をFEC機能設定部29に通知する機能を有している。
FEC機能設定部29は、指示受信部23bからFEC機能有効設定指示信号を受け取った場合に、光信号送受信部21bのFEC機能を有効に設定するものである。
以上のように、この実施の形態2によれば、APD印加電圧の調整に加えて、FEC機能の有効設定を行うように構成したので、実施の形態1と比較して、伝送効率のさらなる向上が期待できる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、伝送路損失の確認を擬似ランダム信号送信によるビットエラーレート測定により行う場合について示した。それに対して、光信号送受信部11,21に実装されるDDM(Digital Diagnostics Monitoring)機能を用いても確認することができる。
図5はこの発明の実施の形態3に係るPONシステムの構成を示す図である。図5に示す実施の形態3に係るPONシステムは、図1に示す実施の形態1に係るPONシステムの指示作成部13を指示作成部13cに変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
なお、光信号送受信部11は、DDM機能(第2のパラメータ測定部)を有し、送信光電力を測定する。また、光信号送受信部21は、DDM機能(パラメータ測定部)を有し、受信光電力を測定する。
指示作成部13cは、図1に示す実施の形態1における指示作成部13のAPD印加電圧調整指示信号の作成において、ONU2により測定されたビットエラーレートに代えて、光信号送受信部11により測定された擬似ランダム信号の送信光電力及び光信号送受信部21により測定された擬似ランダム信号の受信光電力を用いるものである。この際、送信光電力及び受信光電力のモニタ値を比較することで伝送路損失を算出する。
以上のように、この実施の形態3によれば、ビットエラーレートの測定に代えて、光信号送受信部11,21のDDM機能により測定された送信光電力及び受信光電力に基づいて伝送路損失を確認するようにしても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態3では、図1に示す実施の形態1に係るPONシステムに適用した場合について示したが、これに限るものではなく、図4に示す実施の形態2に係るPONシステムに適用するようにしてもよい。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 OLT、2 ONU、3 光カプラ、4 光伝送路、11 光信号送受信部(第2のパラメータ測定部)、12 アクセス制御部、13,13b,13c 指示作成部、14 PRBS受信部、15 PRBS送信部、21,21b 光信号送受信部(パラメータ測定部)、22 アクセス制御部、23,23b 指示受信部、24 PRBS送信部、25 PRBS受信部(パラメータ測定部)、26 指示送信部(パラメータ送信部)、27 出力レベル調整部、28 バイアス調整部、29 FEC機能設定部。

Claims (7)

  1. OLTと、前記OLTに接続される複数のONUとを備えたPONシステムにおいて、
    前記OLTは、
    擬似ランダム信号を発生して前記ONUに送信するPRBS送信部と、
    前記ONUにより測定された伝送路損失に関するパラメータに基づいて、当該ONUに対してAPD印加電圧の調整を指示する指示作成部とを備え、
    前記ONUは、
    前記OLTとの間で光信号の送受信を行う光信号送受信部と、
    前記光信号送受信部により受信された擬似ランダム信号を用いて前記伝送路損失に関するパラメータを測定するパラメータ測定部と、
    前記パラメータ測定部により測定されたパラメータを前記OLTに送信するパラメータ送信部と、
    前記指示作成部からの指示に応じて、前記光信号送受信部のAPD印加電圧を調整するバイアス調整部とを備えた
    ことを特徴とするPONシステム。
  2. 前記パラメータ測定部は、前記パラメータとして、前記擬似ランダム信号のビットエラーレートを測定し、
    前記指示作成部は、前記パラメータ測定部により測定されたビットエラーレートに基づいて、前記ONUに対してAPD印加電圧の調整を指示する
    ことを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  3. 前記OLTは、前記擬似ランダム信号の送信光電力を測定する第2のパラメータ測定部を備え、
    前記パラメータ測定部は、前記パラメータとして、前記擬似ランダム信号の受信光電力を測定し、
    前記指示作成部は、前記パラメータ測定部により測定された受信光電力及び前記第2のパラメータ測定部により測定された送信光電力に基づいて、前記ONUに対してAPD印加電圧の調整を指示する
    ことを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  4. 前記光信号送受信部は、FEC機能を有し、
    前記指示作成部は、前記ONUにより測定された伝送路損失に関するパラメータに基づいて、当該ONUに対してFEC機能の有効設定を指示し、
    前記ONUは、前記指示作成部からの指示に応じて、前記光信号送受信部のFEC機能を有効に設定するFEC機能設定部を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1記載のPONシステム。
  5. 複数のONUが接続されるOLTにおいて、
    擬似ランダム信号を発生して前記ONUに送信するPRBS送信部と、
    前記ONUにより前記擬似ランダム信号を用いて測定された伝送路損失に関するパラメータに基づいて、当該ONUに対してAPD印加電圧の調整を指示する指示作成部とを備えた
    ことを特徴とするOLT。
  6. OLTに接続されるONUにおいて、
    前記OLTとの間で光信号の送受信を行う光信号送受信部と、
    前記光信号送受信部により受信された擬似ランダム信号を用いて伝送路損失に関するパラメータを測定するパラメータ測定部と、
    前記パラメータ測定部により測定されたパラメータを前記OLTに送信するパラメータ送信部と、
    前記OLTからの前記パラメータに基づく指示に応じて、前記光信号送受信部のAPD印加電圧を調整するバイアス調整部とを備えた
    ことを特徴とするONU。
  7. OLTと、前記OLTと接続される複数のONUとを備えたPONシステムによる光信号送受信制御方法において、
    前記OLTのPRBS送信部が、擬似ランダム信号を発生して前記ONUに送信するPRBS送信ステップと、
    前記ONUのパラメータ測定部が、光信号送受信部により受信された擬似ランダム信号を用いて伝送路損失に関するパラメータを測定するパラメータ測定ステップと、
    前記ONUのパラメータ送信部が、前記パラメータ測定部により測定されたパラメータを前記OLTに送信するパラメータ送信ステップと、
    前記OLTの指示作成部が、前記ONUにより測定された伝送路損失に関するパラメータに基づいて、当該ONUに対してAPD印加電圧の調整を指示する指示作成ステップと、
    前記ONUのバイアス調整部が、前記指示作成部からの指示に応じて、光信号送受信部のAPD印加電圧を調整するバイアス調整ステップとを有する
    ことを特徴とする光信号送受信制御方法。
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