JP5920270B2 - Egr装置及びegr装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、EGRガスの冷却機能を備えたEGR装置及びEGR装置の製造方法に関するものである。
エンジンのNOx対策として、内燃機関の排気の一部を再び吸気側に還流するEGR装置が知られている。EGR装置は、エンジンの排気通路を吸気通路に連通するガス通路と、その通路途中に設けられた排気還流率を制御するEGRバルブと、ガス通路に設けられたEGRガスを冷却するEGRクーラとで構成されている。EGRバルブが開くと、エンジンの排気の一部がガス通路に導かれ、ガス通路に設けられたEGRクーラにより、EGRガスが冷却される。冷却されたEGRガスが再び内燃機関の吸気側に還流されることで燃焼温度が低下し、NOxを低減する。
従来のGER装置では、EGRクーラによるEGRガスの冷却効果を向上させるため、ガス通路にフィンを設けたEGR装置が提案されている。EGRガスの熱はガス通路に設けられた伝熱を促進するフィンを介してガス通路を形成するチューブに伝わり、チューブに伝わった熱はチューブの外周を流通する冷却水によって冷却される(例えば、特許文献1)。
特開2006−299942号公報(段落0015、段落0019、図2)
しかしながら、フィンはガス通路を形成するチューブに組み付けられた構成であるため、フィンとチューブとの接触部位には間隙が存在する。このため、フィンからチューブに伝わる熱の熱伝導効率が低下し、EGRガスの熱が効率よく拡散しないため冷却効果が低下するという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、伝熱を促進する構
造体とガス通路を形成する構造体との間隙を解消することで、熱伝導効率の低下を防ぎE
GRガスを効率よく冷却する効果を備えたEGR装置及びEGR装置の製造方法を提供するものである。
本発明に係るEGR装置は、内燃機関の排気側からの排気ガスの一部が一方端の流通口から流入し、他方端の流通口からEGRガスとして内燃機関の吸気側へ流出するガス通路が形成されており、加えてガス通路に連通し、EGRガスの流量調整を行うEGRバルブを収納するEGRバルブ収納部が一体で形成されたハウジングと、ガス通路に沿って設けられた伝熱促進体と、ガス通路に沿って設けられた冷却水流路とを備え、伝熱促進体は、ハウジングと一体に成形されており、EGRバルブ収納部から遠ざかるにつれて先細りの形状となるテーパー状である。
また、本発明に係るEGR装置の製造方法は、内燃機関の排気側からの排気ガスの一部が一方端の流通口から流入し、他方端の流通口からEGRガスとして内燃機関の吸気側へ流出するガス通路と、ガス通路に連通し、EGRガスの流量調整を行うEGRバルブを収納するEGRバルブ収納部とを有するハウジング、及びガス通路に沿って設けられ、EGRバルブ収納部から遠ざかるにつれて先細りの形状となるテーパー状の伝熱促進体が、一体で形成される工程と、冷却水流路が、ガス通路に沿って設けられる工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係るEGR装置及びEGR装置の製造方法によれば、ガス通路を形成するハウジングと伝熱促進体とを一体的に成形したことにより、伝熱促進体とハウジングとの間隙が解消され、伝熱促進体からハウジングに伝わる熱の熱伝導効率の低下を防ぐことができる。このため、EGRガスの熱が効率よく拡散し、EGRガスの冷却効果を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るEGR装置を示す図1におけるA−B線での断面図である。 本発明の実施の形態1に係るEGR装置を示す図1におけるC−D線での断面図である。 本発明の実施の形態1に係るEGR装置の変形例を示す図1におけるA−B線での断面図である。 本発明の実施の形態1に係るEGR装置の変形例を示す図1におけるC−D線での断面図である。 本発明の実施の形態1における熱交換特性を説明するためにハウジングと伝熱促進体との関係を概略的に示した図である。 本発明の実施の形態1における熱交換特性を説明するための特性図である。 本発明の実施の形態2に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るEGR装置を示す図8におけるE−F線での断面図である。 本発明の実施の形態2に係るEGR装置の変形例を示す図8におけるE−F線での断面図である。 本発明の実施の形態3に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るEGR装置を示す図11におけるG−H線での断面図である。 本発明の実施の形態4に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係るEGR装置を示す図13におけるI−J線での断面図である。 本発明の実施の形態5に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係るEGR装置を示す図15におけるK−L線での断面図である。 本発明の実施の形態6に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態6に係るEGR装置を示す図17におけるM−N線での断面図である。 本発明の実施の形態6に係るEGR装置を示す図17におけるO−P線での断面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。実施の形態1では、ガス通路1を形成する筒状(直管状)のハウジング2と、ハウジング2に一体に成形された突起状の伝熱促進体3とが、アルミニウムを主成分とした合金で一体的に成形されている。また、ガス流路1の途中にはEGRバルブ4が設けられ、管状の冷却水流路20は、ガス通路1に沿って設けられている。
ハウジング2は、例えば、ダイカスト法により作製される。ダイカスト法は、ハウジング2を成形する金型として、固定型と可動型を作製し、それぞれダイカストマシンの固定盤及び可動盤に取り付ける。次に、ダイカストマシンにより可動型が動き、固定型に組み合わされて、ハウジング2を成形するための隙間が形成される。さらに、アルミニウムを主成分とした合金からなる溶融金属が隙間に圧入され、凝固が完了すると可動型が動いて型が開き、ハウジング2が成形加工される。また、伝熱促進体3の加工は、ハウジング2に一体的に成形される方法であればどんな方法でもよく、例えば、ダイカスト法の後に凝固が完了したハウジング2に対して切削等により伝熱促進体を削り出しても良い。
次に、EGR装置の構成について説明する。図2は、図1のA−B線におけるEGR装置の断面図である。図2に示すようにガス通路1のハウジング2の端部にはEGRガスの流通口5、6が設けられており、図2においては流通口5がEGRガス流入口、流通口6がEGRガス流出口となっている。
ガス通路1の途中、この実施の形態ではその中央には、EGRバルブ4が配置されるEGRバルブ収納部7が設けられている。EGRバルブ収納部7は、ハウジング2の外周面部に形成された開口部8からEGRガスの流れ方向と直交方向にガス通路1に延在した筒状のケース9で構成されている。このケース9はEGRバルブの外ケースとなる。
EGRバルブ収納部7のケース9内には、軸受け10を介して支持軸11が軸方向に摺動可能に取り付けられており、この支持軸11の一端に設けられた円盤状のバルブ本体12が配置されている。支持軸11のバルブ本体12が取り付けられている一端とは逆の一端には、開口部8からEGRガスが漏れるのを防ぐためのスプリングホルダー13を介してモータ14のモータシャフト15に取り付けられている。モータシャフト15は支持軸11を軸方向に摺動させるためのものであって、アクチュエータとしてのモータ14によって駆動される。このモータ14は、図示しない制御装置からの制御信号により動作し、モータシャフト15の動きに応じて支持軸11を軸線方向に駆動させ、バルブ本体12の移動量を調整する。
さらに、バルブ本体12に対向したドーナツ盤状のバルブシート16がEGRバルブ収納部7を形成するケース9の内面に取り付けられている。バルブ本体12は、バルブシート16の上面に当接離することによって円孔部16aを開閉し、移動量に応じて通過するEGRガスの流量を調整する。また、ケース9の下部付近にはEGRガス通過穴17a、17bが形成されており、バルブ本体12の移動量に応じてEGRガス通過孔17aからバルブシート16の円孔部16aを経由してEGRガス通過孔17bにEGRガスが流通する。
伝熱促進体3は、ダイカスト法等によりハウジング2と一体的に形成されている。ダイカスト法によるハウジング2の成形に関しては、加工時に凝固したハウジング2から可動型を引き抜く必要があるため、伝熱促進体3の形状は、流通口5、流通口6からガス通路1の中央に位置するEGRバルブ4に向かう方向に逆テーパー状である。テーパーの度合いは、設計するEGR装置の形状に応じて、製造に最適な度合いを選択することができる。ただし、テーパーとは、幅または断面積が先細りになる形状を表わし、逆テーパーとは、幅または断面積が大きくなる形状を表わすこととする。
図3は、図1のC−D線におけるEGR装置の断面図である。図3に示すように、EGRバルブ収納部7を形成する円筒形のケース9の外周面と円筒状のハウジング2の内面との間には、ハウジング2の内面に一体的に成形された半月形の仕切り内壁18がケース9の外周面に当接するよう設けられており、図2に示す向きから見て、ガス通路1を左右に区分している。したがって、EGRガスは、EGRバルブ収納部7のケース9に設けられたEGRガス通過穴17aを通過することになる。
次に、本発明の実施の形態1におけるEGR装置の動作について、図2を用いて説明する。図示しないエンジン等の内燃機関が稼動すると、モータ14が駆動し、モータシャフト15がモータ14の回転によって支持軸11を軸線方向に移動させるように動く。支持軸11が移動すると、バルブ本体12とバルブシート16との間に開口通路が形成され、矢印19に示すように、EGRガスが流れる。このとき、支持軸11の移動量によりバルブ本体12とバルブシート16との間に形成される開口通路の開度が調整され排気還流率を調整する。また、バルブ本体12とバルブシート16とが接することで開口通路が閉塞される。
流通口5より流入したEGRガスは、バルブ本体12とバルブシート16との間に形成された開口通路を経由して、矢印19に示すように流れ、流通口6へ供給される。EGRガスと伝熱促進体3が接触することにより、EGRガスの熱が伝熱促進体3に拡散され、伝熱促進体3を介してハウジング2に伝わった熱は、冷却水流路20を流れる冷却水との熱交換により冷却される。
なお、図2ではバルブ本体12とバルブシート16との位置関係において、軸受け10とバルブシート16の間をバルブ本体12が摺動するよう動作するが、これに限ったものではない。例えば、図4に示すように、軸受け10とバルブ本体12の間にバルブシート16が位置するように設計してもよい。また、EGRガスの流れは矢印19と逆方向でもよい。その場合、流通口5はEGRガス流出口に、流通口6はEGRガス流入口となる。さらにまた、本実施の形態によれば、EGRバルブ4の外ケース9はハウジング2に一体形成されているが、外ケースを有するEGRバルブをEGRバルブ収納部7に納めた構成にしてもよい。
冷却水流路20は、図3に示すように、ハウジング2の外周側に、例えば溶接やはんだ付けやロウ付けによって設置されている。ハウジング2と冷却水流路20との熱伝導効率の低下を防ぐため、ダイカスト法によるハウジング2の成形時にハウジングと一体的に形成してもよい。また、ハウジング2の成形後に冷却水流路20を成形する方法として、ハウジング2の成形時に冷却水流路20を設ける部分に厚みを持たせ、ハウジング2の成形後、凝固が完了した後に切削等により冷却水流路20を形成してもよい。
さらに、加工コストの観点から、別体の冷却水流路20を組み合わせる方法を用いてもよい。図5は、別体の冷却水流路20をハウジングに設置する一例を示したものである。冷却水流路20は、図5に示すように支持部材21aおよび21bにより挟持されるとともに、かしめられることで、ハウジング2の壁面に沿って設けられている。さらに、冷却水流路20の両端には、図示しないが、例えばエンジン冷却水用配管と接続するための継ぎ手が設置されており、冷却水が冷却水流路20を経由して循環するように配管される。さらにまた、冷却水配管20の形状は一例であり、円管、楕円管、扁平管、矩形管、ハウジング2全体を周回するような螺旋管でもよい。これにより、冷却水流路20の設置位置の自由度が向上する。
伝熱促進体3は、ハウジング2と一体的に成形されているとともに、ガス通路1の中央部でのEGRガスの熱を効率よくハウジング2に拡散する。なお、本発明の実施の形態1では、5枚の伝熱促進体3を、ガス通路1の中央部(中心部)から放射状に配置するようにガス通路1の内壁に一体形成された例を示しているが、伝熱促進体3の枚数はこれに限ったものではない。また、厚みも必要に応じて適宜変更することができる。
次に、伝熱促進体3をハウジング2と一体的に成形した際の効果について説明する。図6は、ガス通路1を形成するハウジング2と伝熱促進体3を概略的に示したものである。ダイカスト法により、伝熱促進体3はガス通路1に沿ってテーパー構造を有している。伝熱促進体3がハウジング2と一体的に形成されていない場合、伝熱促進体3とハウジング2には僅かながらも間隙が存在し、伝熱促進体3からハウジング2への伝熱効率が低下してしまう。間隙の間隔が大きい程、伝熱効率が低下しEGRガスの冷却効果が低下する。仮に伝熱促進体3を溶接やロウ付けによりハウジング2へ接着しても、間隙の残存や他種の原料が介在することによって、伝熱効率の低下が懸念される。
図7は、伝熱促進体3とハウジング2との間隙が、EGRガスの冷却効果に与える影響について示したものである。図7に示した熱交換特性は、伝熱促進体3とハウジング2とが一体成形されている場合の特性値を100%として、間隙の値を変化させた時の熱交換特性を正規化して示したものである。図7より、伝熱促進体3とハウジング2との距離が5.0×10―3mmであっても、熱交換特性が90%となっていることが分かる。このことから、伝熱促進体3をハウジング2に一体的に形成することにより、伝熱効率の低下を防ぐことができ、EGRガスを効率よく冷却することができる。
本発明の実施の形態1によれば、ガス通路1と伝熱促進体3とを一体成形しているので、装置を構成する部品の点数の削減を達成することができる上、ハウジング2と伝熱促進体3との間の接触面がなくなることから、接触部に生じる熱抵抗がなくなり、ハウジング2の壁を介してEGRガスと冷却水の間で熱交換が行われ、EGRガスの熱が効率よく拡散し、EGRガスの冷却効果を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、ハウジング2と伝熱促進体3とをアルミニウムを主成分とした合金で一体的に形成することにより、軽量化が可能となるだけでなく、その高い熱伝導率により、EGRガスと冷却水との熱交換が良好となり冷却効率の向上を図ることができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、ハウジング2を介して、EGRバルブ収納部7に納められたEGRバルブ4が冷却されることで、EGRバルブ4の寿命を長くすることができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、EGRバルブ4の外ケースとなるケース9がハウジング2と一体成形されているので、EGRバルブ4の外ケースとハウジング2との間に隙間が生じないためEGRガスが漏れるリスクがなくなる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。図9は図8のE−F線におけるEGR装置の断面図である。なお、図8、図9において、図1、図2と同一符号は同図と同一、または相当部分を示しており、その詳細説明を省略する。
本発明の実施の形態2では、EGRバルブ収納部7がガス通路1の端部に設けられ、EGRガスの流れがL字状になっている。それに伴い、ハウジング2もそれに適合する形状をとっている。具体的には、図9に示すように、ガス通路1を形成するハウジング2の一方端部の外周面部に形成したEGRガス流入口5に対向してEGRバルブ4を設けている。ハウジング2の一方端部は端面部2aによって閉ざされている。ハウジング2の端部外周面部と端面部2aとによってEGRバルブのケースに相当するものを構成している。冷却水流路20の断面は楕円形である。
ガス通路1のL字状の曲がり部にはEGRバルブ収納部7が設けられ、流通口5はEGRバルブ4の支持軸11について、モータ14とは逆の一端に設けられている。なお、EGRガスの流れ方向は図示した矢印19の方向に限るものではなく、逆方向に流れても良い。その場合、EGRガス流通口5はEGRガス流出口に、EGRガス流通口6はEGRガス流入口となる。また、図10に示す変形例のようにバルブ本体12とバルブシート16の位置関係を図6とは上下逆転させ、バルブシート16の上面にバルブ本体12が当接離するように設置して開口通路の開閉を行っても構わない。また、バルブシート16をダイカスト法による成形時にハウジング2に一体的に成形しても良い。
伝熱促進体3はEGRバルブ4から流通口6に向かって先細りとなるテーパーを有しており、ダイカスト法をスムーズに行うための形状である。なお、伝熱促進体3に設けるテーパーは、図9に示した形状に限ったものではない。
本発明実施の形態2によれば、流通口5より流入した高温のEGRガスは円孔部16aを通りガス通路1へ供給されるが、ガスの流れる方向に垂直な面において、伝熱促進体3の断面はEGRバルブ4に近い位置程大きく、流通口6に向かうほど小さくなる。即ち、EGR装置に流入するEGRガスが高温な位置では伝熱促進体3の断面積が大きいので、熱交換の効率を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態2によれば、流通口5と流通口6が直交しているので、エンジン周りを周回するEGRガスの還流配管系の曲がり部を一体構成中に含めることができ、EGRガスの還流配管系をよりコンパクトにすることができる。
また、本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1におけるEGR装置のように、直管状のハウジング2における、EGRバルブ4前後のガス通路1の断面積の急縮小、急拡大が不要となり、EGRガスの通流抵抗が小さくなる。
また、本発明の実施の形態2によれば、ガス通路1とEGRバルブ収納部7が垂直に連通する形状であるので、ダイカスト製法における可動型の数を削減することができ、製作が容易になる。
実施の形態3.
図11は、この発明の実施の形態3に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。さらに図12は、図11におけるG−H線におけるEGR装置の断面図である。なお、図11、図12において、図8及び図9と同一符号は同図と同一、または相当部分を示しており、その詳細説明を省略する。
本発明の実施の形態3では、伝熱促進体3に切削工具を用いて切り欠き3aを設けたこと以外は、本発明の実施の形態2と同じである。なお、図11、図12では伝熱促進体3に三角形の切り欠き3aを設けたものを示しているが、形状の一例であり、矩形、半円形、などの形状でもよい。
本発明の実施の形態3によれば、伝熱促進体3に設けた切り欠き3aによって伝熱促進体3の壁面に生じる温度境界層が薄くなるために熱交換特性が向上し、EGRガスの冷却効果をさらに向上させることができる。
実施の形態4.
図13は、この発明の実施の形態4に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。さらに図14は、図13におけるI−J線におけるEGR装置の断面図である。なお、図13、図14において、図8および図9と同一符号は同図と同一、または相当部分を示しており、その詳細説明を省略する。
この実施の形態4では、伝熱促進体3に切削工具を用いて突起部3bを設けたものである。なお、図13、図14では伝熱促進体3に矩形の突起部3bを設けたものを示しているが、形状の一例であり、三角形、半円形、などの形状でもよい。
本発明の実施の形態4によれば、伝熱促進体3に設けた突起部3bによって伝熱促進体3の伝熱面積を増加させるとともに、伝熱促進体3の壁面に生じる温度境界層が薄くなるために熱交換特性が向上し、EGRガスの冷却効果をさらに向上させることができる。
実施の形態5.
図15は、この発明の実施の形態5に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。さらに図16は、図15におけるK−L線における断面図である。なお、図15、図16において、図8および図9と同一符号は同図と同一、または相当部分を示しており、その詳細説明を省略する。
本発明の実施の形態5では、伝熱促進体3の間に熱拡散体3cを取り付けたものである。熱拡散体3cは、ダイカスト法によるハウジング2と伝熱促進体3の成形後、隣接する伝熱促進体3同士の間に、取り付けたものであり、伝熱促進体3が存在する領域以外の領域で、かつ、ガス通路1の中央部(中心部)に設けられている。なお、熱拡散体3cの取り付けは、伝熱促進体3のテーパー構造を利用し、伝熱促進体3同士、あるいは、伝熱促進体3とガス通路1を形成する壁との間に嵌めこむ方法を取っても良い。
図16では、三角形の突起を有する形状の熱拡散体3cを示しているが、これは形状の一例であり、突起の数は本形状に限るものではなく、いくつでもよい。また、突起の形状は、矩形などの形状でもよく、突起の向きも全て同じ方向を向いている必要はない。
このような実施の形態5によれば、伝熱促進体3の間に設けた熱拡散体3cによって伝熱面積を増加させると共に、温度の高いガス通路1の中央部(中心部)のEGRガスの熱が効率よく拡散するため、EGRガスの冷却効果を向上させることができる。
実施の形態6.
図17は、本発明の実施の形態6に係るEGR装置の要部を示す斜視図である。また、図18は、図17におけるM−N線における断面図である。また、図19は、図17におけるO−P線における断面図である。ただし、説明を分かりやすくするため、図17で示すO−P線はガス通路の中心から僅かにずれた位置である。なお、図17、図18、図19において、図8及び9図と同一符号は同図と同一、または相当部分を示しており、その詳細説明を省略する。
本実施の形態6では、伝熱促進体3をガス流路1における偏流に合わせて配置に粗密を設けたものである。図17に示すような、L字状の曲がり部を有したガス流路1でのEGRガスの流速は異なる。即ち、図19に示すようにガス通路1がL字状の曲がり部を有する場合、ガス流路1のL字状部の外周部に当たる破線で示す領域AではEGRガスの流速は早く、内周部に当たる破線で示す領域Bでは遅くなる。また、領域Bのうち、特にL字状の曲がり部に近い位置には、破線で示すようにEGRガスの淀み領域Cが発生する。
このように、EGRガスの流速に偏りが発生してしまうと、EGRガスの冷却効果に偏りが生じてしまう。そこで、図18に示すように、EGRガスの流速が速い位置に伝熱促進体3をEGRガスの流速が遅い位置よりも多く設けて密にすることにより、外周側のガス通路1での通流抵抗が大きくなり、EGRガスの流れる方向に垂直な平面における、EGRガスの流速を略均一にすることができる。
このような実施の形態6によれば、EGRガスの偏流を解消することができ、熱交換特性が向上し、EGRガスの冷却効果をさらに向上させることができる。
本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜変更、省略したりすることができる。
1 ガス通路、2 ハウジング、2a 端面、3 伝熱促進体、3a 切り欠き、3b 突起部、3c 熱拡散体、4 EGRバルブ、5、6 流通口、8 開口部、16 バルブシート、20 冷却水流路

Claims (9)

  1. 内燃機関の排気側からの排気ガスの一部が一方端の流通口から流入し、他方端の流通口からEGRガスとして内燃機関の吸気側へ流出するガス通路が形成されており、加えて前記ガス通路に連通し、前記EGRガスの流量調整を行うEGRバルブを収納するEGRバルブ収納部が一体で形成されたハウジングと、
    前記ガス通路に沿って設けられた伝熱促進体と、
    前記ガス通路に沿って設けられた冷却水流路と
    を備え、前記伝熱促進体は、前記ハウジングと一体に成形されており、前記EGRバルブ収納部から遠ざかるにつれて先細りの形状となるテーパー状であることを特徴とするEGR装置。
  2. 伝熱促進体は、ガス通路に放射状に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のEGR装置。
  3. 伝熱促進体に切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1または請求項に記載のEGR装置。
  4. 伝熱促進体に突起部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のEGR装置。
  5. 隣接する伝熱促進体の間に熱拡散体を取り付けたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のEGR装置。
  6. ガス通路を形成するハウジングは管状体であって、一方端の端面に一方の流通口が形成され、他方端の側面に他方の流通口が形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のEGR装置。
  7. 伝熱促進体を、ガス通路を流れるEGRガスの流速が遅い位置よりも前記EGRガスの流速が速い位置に密に設けたことを特徴とする請求項に記載のEGR装置。
  8. 伝熱促進体とハウジングはアルミニウムを主成分とした合金で一体的に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のEGR装置。
  9. 内燃機関の排気側からの排気ガスの一部が一方端の流通口から流入し、他方端の流通口からEGRガスとして内燃機関の吸気側へ流出するガス通路と、前記ガス通路に連通し、前記EGRガスの流量調整を行うEGRバルブを収納するEGRバルブ収納部とを有するハウジング、及び前記ガス通路に沿って設けられ、前記EGRバルブ収納部から遠ざかるにつれて先細りの形状となるテーパー状の伝熱促進体が、一体で形成される工程と、
    冷却水流路が、前記ガス通路に沿って設けられる工程と
    を備えることを特徴とするEGR装置の製造方法
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