JP5919932B2 - 用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents

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本発明は、用紙処理装置および画像形成システムに関する。
従来、凹凸形状の一対の噛み合い部材で用紙束を挟み込んで当該用紙束を圧着して綴じる装置が知られている(例えば、特許文献1,2)。
しかしながら、従来技術では、用紙束の用紙枚数が多くなると圧着不良による綴じ不良が生じる場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、用紙束の圧着を良好に行うことができる用紙処理装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の用紙処理装置は、用紙に孔を設ける加工部と、三枚以上の用紙を重ねて用紙束とする束化部と、前記用紙束において前記用紙の重なり方向で前記孔と重ねられた重なり部同士を圧着して前記用紙束を綴じる用紙綴じ部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記加工部を制御して、前記用紙の重なり方向で前記用紙束の両端部となる一対の前記用紙には前記孔を設けず、前記用紙束における前記一対の用紙以外の一枚以上の前記用紙に前記孔を設け、前記用紙綴じ部は、前記一対の用紙の前記重なり部同士を圧着する
また、本発明の画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置から前記用紙を受け入れる前記用紙処理装置と、を備える。
本発明によれば、用紙綴じ部が、用紙束において用紙の重なり方向で孔と重ねられた重なり部同士を圧着して用紙束を綴じるので、用紙束の圧着を良好に行うことができる。
図1は、第1の実施形態にかかる画像形成システムの概略構成を示す側面図である。 図2は、第1の実施形態にかかる加工部の要部を示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態にかかる端部綴じ部の要部を示す図であって、端部綴じ部の綴じ工程を示す図である。 図4は、第1の実施形態にかかる用紙後処理装置の各部の電気的な接続を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態にかかる用紙後処理装置が実行する端部綴じ処理の流れを示すフローチャートである。 図6−1は、第1の実施形態にかかる用紙束の一部を示す分解斜視図である。 図6−2は、第1の実施形態にかかる用紙束の一部を示す分解断面図である。 図6−3は、第1の実施形態にかかる綴じられた用紙束の一部を示す断面図である。 図7−1は、参考例にかかる用紙束の一部を示す分解断面図である。 図7−2は、参考例にかかる用紙束の一部を示す断面図である。 図8−1は、第1の実施形態にかかる用紙束の一部を示す分解断面図である。 図8−2は、第1の実施形態にかかる綴じられた用紙束の一部を示す断面図である。 図9−1は、第1の実施形態の変形例にかかる用紙束の一部を示す分解図である。 図9−2は、第1の実施形態の変形例にかかる綴じられた用紙束の一部を示す断面図である。 図10は、第2の実施形態にかかる加工部の要部を示す斜視図である。 図11は、第2の実施形態にかかる端部綴じ部の要部を示す図である。 図12−1は、第2の実施形態にかかる用紙束の一部を示す分解斜視図である。 図12−2は、第2の実施形態にかかる用紙束の一部を示す分解断面図である。 図12−3は、第2の実施形態にかかる綴じられた用紙束の一部を示す断面図である。 図13は、第2の実施形態の変形例にかかる端部綴じ部の要部を示す図である。 図14は、第3の実施形態にかかる端部綴じ部の要部を示す図である。 図15は、第4の実施形態にかかる用紙束の一部を示す分解斜視図である。 図16は、第4の実施形態の変形例にかかる用紙束の一部を示す分解斜視図である。 図17−1は、第5の実施形態にかかる用紙束の一部を示す分解断面図である。 図17−2は、第5の実施形態にかかる綴じられた用紙束の一部を示す断面図である。 図18−1は、第6の実施形態にかかる用紙束の一部を示す分解断面図である。 図18−2は、第6の実施形態にかかる綴じられた用紙束の一部を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、用紙処理装置および画像形成システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置2と、用紙処理装置としての用紙後処理装置3と、を備えている。画像形成装置2と用紙後処理装置3とは、相互に通信可能に接続されている。画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙5(図2参照)に画像を形成し、用紙後処理装置3が画像形成装置2から用紙5を一枚ずつ受け入れて、受け入れた用紙5に各種の後処理を施す。各種の後処理は、例えば、端部綴じ処理、中折り処理等である。中折り処理は、中綴じ処理を含む。本実施形態では、端部綴じ処理および中綴じ処理において、用紙後処理装置3は、用紙束6(図6−3参照)を、針を用いずに圧着によって綴じる。このような各種の後処理を行う用紙後処理装置3は、動作モードとして、排出モードと、端部綴じモードと、中折りモードとを有している。
画像形成装置2は、公知の構成を有し、一例としては、電子写真方式のカラー画像形成装置として構成することができる。画像形成装置2は、例えば、制御部や、作像部、光書き込み部、給紙部、給紙搬送路、画像読取部、中間転写部、定着部、排紙搬送路、両面搬送路等(いずれも図示せず)を有して、用紙5の両面または片面に画像を形成する。
用紙後処理装置3には、画像形成装置2から排出された用紙5を受け入れて当該用紙5を第1の排紙トレイ10に排出するための第1の搬送経路Pt1と、第1の搬送経路Pt1から分岐して用紙束6に端部綴じ処理等を施すための第2の搬送経路Pt2と、第2の搬送経路Pt2と接続していて用紙束6に中綴じ中折り処理を施すための第3の搬送経路Pt3と、が設けられている。各搬送経路Pt1〜Pt3は、例えばガイド部材(図示せず)等によって形成されている。
第1の搬送経路Pt1には、入口ローラ11、搬送ローラ12,13、排紙ローラ14が第1の搬送経路Pt1の上流部から下流部に向けて順に配置されている。入口ローラ11、搬送ローラ12,13および排紙ローラ14は、モータによって回転駆動されて用紙5を搬送する。入口ローラ11の上流には、入口センサ15が配置されている。入口センサ15は、用紙5が用紙後処理装置3内へ搬入されたことを検知する。入口ローラ11の下流には、用紙5に孔5a(図2参照)を設けることが可能な加工部16が配置されている。加工部16は、一例として、打ち抜き加工を行うプレス装置である。また、搬送ローラ12の下流には、分岐爪17が配置されている。分岐爪17は、回動してその位置を切り替えることによって、用紙5を、第1の搬送経路Pt1における分岐爪17の下流側の部分と第2の搬送経路Pt2とのいずれか一方へ選択的に案内する。分岐爪17は、例えばモータやソレノイドなどによって駆動される。
排出モードでは、画像形成装置2から第1の搬送経路Pt1に搬入された用紙5は、入口ローラ11、搬送ローラ12,13および排紙ローラ14によって搬送されて、第1の排紙トレイ10に排出される。一方、端部綴じモードおよび中折りモードでは、第1の搬送経路Pt1に搬入された用紙5は、入口ローラ11および搬送ローラ12によって搬送されて、分岐爪17で進行方向を変えられて、第2の搬送経路Pt2へ搬送される。
第2の搬送経路Pt2には、搬送ローラ20,21,22と、用紙集積トレイ23と、第1のジョガーフェンス24と、端部綴じ部(第1の綴じ部)25とが配置されている。端部綴じ部25は、用紙綴じ部の一例である。搬送ローラ20,21,22は、モータによって駆動されて用紙5を搬送する。第1のジョガーフェンス24は、モータによって駆動される。また、用紙集積トレイ23の下流には、分岐爪26,27が配置されている。分岐爪26,27は、回動してその位置を切り替えることによって、用紙5を、第1の搬送経路Pt1における分岐爪17の下流側の部分と第3の搬送経路Pt3とのいずれか一方へ選択的に案内する。分岐爪26,27は、例えばモータやソレノイドなどによって駆動される。
端部綴じモードでは、第2の搬送経路Pt2に搬送された用紙5は、搬送ローラ20,21,22によって、順次、用紙集積トレイ23上に集積される。これにより、複数の用紙5が積層された用紙束6が形成される。この際、用紙5は、その後端が用紙集積トレイ23に設けられた第1の可動基準フェンス(図示せず)に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第1のジョガーフェンス24によって幅方向位置が揃えられる。第1の可動基準フェンスは、モータによって駆動される。ここで、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24および第1の可動基準フェンスは、複数の用紙5を重ねて用紙束6とする束化部としての第1の束化部28を構成している。また、第1の束化部28は、第1のジョガーフェンス24を駆動するモータや第1の可動基準フェンスを駆動するモータを含む。そして、用紙束6は、第1の可動基準フェンスによって端部綴じ部25へ搬送され、端部綴じ部25によって端部が綴じられる。端部が綴じられた用紙束6は、第1の可動基準フェンスによって第1の搬送経路Pt1に搬送され、その後、搬送ローラ13、排紙ローラ14によって搬送されて第1の排紙トレイ10に排出される。ここで、排紙ローラ14は、端部綴じ部(用紙綴じ部)25によって綴じられた用紙束6を排出する排紙部の一例である。一方、中折りモードでは、第2の搬送経路Pt2に搬送された用紙5は、搬送ローラ20,21,22および第1の可動基準フェンスによって、第3の搬送経路Pt3へ搬送される。
第3の搬送経路Pt3には、搬送ローラ31,32と、中綴じ折り部33とが配置されている。搬送ローラ31,32は、モータに駆動されて用紙5を搬送する。中綴じ折り部33は、中折り部34と、中綴じ部35と、第2の束化部36と、を有している。中綴じ部35は、用紙綴じ部の一例であり、第2の束化部36は、束化部の一例である。第3の搬送経路Pt3に搬送された用紙5は、搬送ローラ31,32によって、順次、第2の束化部36に集積される。これにより、複数の用紙5が積層された用紙束6が形成される。この際、用紙5は、その前端が第2の可動基準フェンス37に当接し、用紙搬送方向位置が揃えられるとともに、第2のジョガーフェンス(図示せず)によって幅方向位置が揃えられる。そして、用紙束6は、中綴じ部35によって、用紙搬送方向の中央部が綴じられる(中綴じされる)。中綴じされた用紙束6は、第2の可動基準フェンス37によって中折り位置まで戻される。第2の可動基準フェンス37は、モータによって駆動される。
中折り位置に位置した用紙束6は、中折り部34によって、用紙搬送方向の中央部で折られる(中折りされる)。中折り部34では、中折り位置に位置した用紙束6の用紙搬送方向中央部と対向するブレード38が、図1の右から左へ移動して、用紙束6の用紙搬送方向中央部を折り曲げながら一対の押圧ローラ39,40の間に押し込む。ブレード38は、モータによって駆動される。そして、折り曲げられた用紙束6は、一対の押圧ローラ39,40によって上下から押圧される。一対の押圧ローラ39,40は、モータによって駆動される。このようにして折り曲げられた用紙束6は、押圧ローラ39,40と排紙ローラ41とよって、第2の排紙トレイ42上に排紙される。排紙ローラ41は、モータによって駆動される。ここで、排紙ローラ41は、中綴じ部(用紙綴じ部)35によって綴じられた用紙束6を排出する排紙部の一例である。
ここで、上記の入口ローラ11、搬送ローラ12,13,20,21,22,31,32、排紙ローラ14,41は、それらを駆動するモータとともに、搬送部51を構成している。また、分岐爪17,26,27は、それらを駆動するモータまたはソレノイドとともに、経路切替部52を構成している。
次に、加工部16について詳しく説明する。図2に示すように、加工部16は、穿孔刃(パンチ)16aと、抜き刃(固定刃)16bが設けられた抜き板(ダイ部、固定刃部)16cと、を有している。穿孔刃16aは、台座16dに固定されている。加工部16は、穿孔刃16aを抜き刃16b内に挿通させることで、穿孔刃16aと抜き刃16bとの間に位置した用紙5に打ち抜き加工を施して当該用紙5に孔5aを設ける。加工部16には用紙5が一枚ずつ搬入され、加工部16は、搬入された用紙5に一枚単位で打ち抜き加工を行うことが可能である。
次に、端部綴じ部25について詳しく説明する。図3に示すように、端部綴じ部25は、第1の噛み合い部材25aと、第2の噛み合い部材25bと、を有している。第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとには、それぞれ凹凸部25c,25dが設けられている。第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとは、相互の凹凸部25c,25dが対向する位置に配置されている(図3の(a))。凹凸部25c,25dは、相互に噛み合い可能である。第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとは、駆動機構(図示せず)によって相互に接離方向に直線往復動される。端部綴じ部25では、図3の(a),(b),(c),(d)に示すように、第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとの間に位置した用紙束6を、駆動機構によって駆動された第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとが挟み込むことで用紙束6を圧着する。この圧着では、用紙5に形成される凹凸形状の嵌合や用紙5間の繊維の絡みにより用紙が綴じられる。
また、図4に示すように、用紙後処理装置3は、制御部61を備えている。制御部61は、CPU、記憶部、通信インターフェース等を有するコンピュータである。制御部61の記憶部は、ROM、RAM等によって構成されており、CPUが実行するプログラム等を格納している。制御部61には、入口センサ15、加工部16、端部綴じ部25、第1の束化部28、中綴じ折り部33、搬送部51および経路切替部52等が接続されている。制御部61(CPU)は、記憶部に記憶されているプログラムに従って用紙後処理装置3の各部を駆動制御する。また、制御部61は、画像形成装置2の制御部とデータ通信可能に接続されている。
次に、綴じ処理の一例である端部綴じ処理について図5のフローチャートを参照して説明する。制御部61は、画像形成装置2からの指令を受けて処理を行う。画像形成装置2の指令には、端部綴じを行う用紙束6における用紙枚数が含まれる。
入口センサ15が画像形成装置2からの用紙5の搬入を検知した場合、制御部61は、当該用紙5に穿孔するか否かを判定する(ステップS1)。まずは、用紙束6の用紙枚数が3枚以上であって且つ奇数枚の場合について説明する。制御部61は、搬入された順番が奇数番(例えば、1番、3番、5番等)の用紙5には穿孔を行わないと判定し(ステップS1のNo)、搬送部51によって当該用紙5を用紙集積トレイ23へ搬送して、用紙集積トレイ23上に集積する(ステップS3)。一方、制御部61は、搬入された順番が偶数番(例えば、2番、4番等)の用紙5には穿孔を行うと判定し(ステップS1のYes)、加工部16を制御して当該用紙5に孔5aを設ける(ステップS2)。つまり、制御部61は、一例として、搬入される用紙5に一枚おきに孔5aをあける。孔5aは、一例として、矩形状の用紙5の端部の所定の領域A1に設けられる。領域A1と孔5aとは一致している。この際、加工部16に対する用紙5の位置決めは、入口センサ15の用紙検知時点から規定時間後に用紙5の搬送停止がなされることで行われる。その後、制御部61は、搬送部51を駆動して当該用紙5を用紙集積トレイ23へ搬送して、用紙集積トレイ23上に集積する(ステップS3)。
制御部61は、一枚ずつ搬入される各用紙5に対して上記の処理を行う(ステップS4のNo)。これにより、第1の束化部28が、複数の用紙5を重ねて用紙束6とする。第1の束化部28は、一例として、三枚以上の用紙5を重ねて用紙束6とする。制御部61は、全ての用紙5の集積が完了した場合(ステップS4のYes)、ステップS5に進む。なお、用紙5の搬入された順番は、一例として、入口センサ15の検知結果を用いて制御部61が計数する。また、用紙5の集積が完了したか否かの判定は、一例として、用紙集積トレイ23に搬入される用紙5を検知する用紙検出センサ(図示せず)の検出結果を用いてなされる。このように、制御部61は、加工部16を制御して、三枚以上の用紙5のうちの一枚以上に孔5aを設ける。
このようにして集積された奇数数の用紙5からなる用紙束6では、図6−1,6−2に一例を示すように、当該用紙束6において用紙5の重なり方向で当該用紙束6の両端部となる一対の用紙5(図6−1,6−2の最上位置と最下位置に位置する用紙5)には孔5aが設けられていない。そして、用紙束6を構成する少なくとも1枚以上(図6−1,6−2の例では2枚)の用紙5に孔5aが設けられている。なお、各用紙5を区別するために、搬入された順に用紙5を第1の用紙501、第2の用紙502、第3の用紙503・・・とも称する。図6−1,6−2の例では、第1,第3および第5の用紙501,503,505には、孔5aが設けられず、第2および第4の用紙502,504には、孔5aが設けられている。
図5に戻って、ステップS5では、制御部61は、端部綴じ部25を制御して用紙束6を綴じる。端部綴じ部25は、第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとで、用紙束6を圧着する。この際、端部綴じ部25は、用紙束6において用紙5の重なり方向で孔5aと重ねられた重なり部5b同士(図6−1)を圧着して用紙束6を綴じる。図6−1において、重なり部5bは、用紙5(第1,第3および第5の用紙501,503,505)の領域A1の部分である。このようして綴じられた用紙束6には、図6−3に示すように、重なり部5b同士が圧着された圧着部6aが設けられる。図6−3において、圧着部6aは、用紙束6における一点鎖線L内に位置する部分である。孔5aが設けられた用紙5(第2および第4の用紙502,504)には、孔5aに圧着部6aが貫通しており、当該用紙5は、圧着部6aによって他の用紙5(第1,第3および第5の用紙501,503,505)とともに綴じられる。圧着部6aでは、用紙束6を構成する用紙5の枚数よりも圧着部6aで圧着された用紙5の枚数の方が少ない。図6−3の例では、用紙束6を構成する用紙5の枚数が5枚であるのに対して、圧着部6aで圧着された用紙5の枚数は3枚である。
制御部61は、ステップS5による綴じが完了すると、搬送部51を駆動して、綴じられた用紙束6を第1の排紙トレイ10に排出する(ステップS6)。
次に、用紙束6の用紙枚数が3枚以上であって且つ偶数枚の場合について説明する。この場合、搬入される用紙5に一枚おきに孔5aを設けると、図7−1,7−2に参考例を示すように、最後の一枚に孔5aが設けられてしまい、当該最後の用紙5を綴じることができなくなってしまう。最後の一枚は、用紙束6において用紙5の重なり方向で当該用紙束6の一方の端部となる用紙5であり、図7−1,7−2の例では、第6の用紙506である。そこで、用紙束6の用紙枚数が3枚以上であって且つ偶数枚の場合には、図8−1,8−2に一例を示すように、制御部61は、搬入の順番が最初の用紙5(第1の用紙501)および最後の用紙5(第6の用紙506)には、孔5aを設けない。図8−1,8−2は、用紙枚数が6枚の例を示している。このとき、本実施形態では、搬入の順番が最初の用紙5(第1の用紙501)および最後の用紙5(第6の用紙506)の間の用紙5のうちの一つの用紙5には、孔5aを設けない。図8−1,8−2の例では、搬入の順番が3番の第3の用紙503には孔5aが設けられておらず、搬入の順番が2番,4番,5番の用紙である第2,第4および第5の用紙502,504,505に孔5aが設けられている。なお、孔5aを設ける用紙5は、上記に限るものではなく、例えば、搬入の順番が2番,3番,5番の用紙である第2,第3,第5の用紙502,503,505に孔5aを設けてもよい。
また、制御部61は、搬入される用紙5が2枚の場合には、いずれの用紙5にも孔5aを設けずに、それらの用紙5を端部綴じ部25を制御して綴じる(図3参照)。
以上説明したとおり、本実施形態では、3枚以上の用紙5を綴じる場合、端部綴じ部25が、用紙束6において用紙5の重なり方向で孔5aと重ねられた重なり部5b同士を圧着して用紙束6を綴じることにより、用紙束6の圧着部6aでは、用紙束6を構成する用紙5の枚数よりも圧着部6aで圧着された用紙5の枚数の方が少なくなる。したがって、本実施形態によれば、用紙束6の用紙枚数が比較的多い場合であっても、用紙束6の圧着を良好に行うことができる。
また、本実施形態では、端部綴じ部25が、用紙束6において用紙5の重なり方向で孔5aと重ねられた重なり部5b同士を圧着して用紙束6を綴じることにより、用紙束6の圧着部6aでは、用紙束6を構成する用紙5の枚数よりも圧着部6aで圧着された用紙5の枚数の方が少なくなるので、端部綴じ部25の圧着可能枚数を超える枚数の用紙を綴じることができる。また、端部綴じ部25の動作力を増大させることなく、より多くの枚数の用紙5を綴じることができる。したがって、端部綴じ部25に掛かる負担が増大することを抑制することができる。
また、本実施形態では、加工部16には、用紙5が一枚ずつ搬入され、加工部16は、用紙5に一枚単位で孔5aを設ける。したがって、本実施形態によれば、加工部16の一度に加工可能(打ち抜き可能)な用紙枚数の制限を受けずに、用紙束6を綴じることができる。
また、本実施形態では、針を使わない綴じを良好に行うことができるので、安全性を向上させることができるとともに、用紙束6のシュレッダー時等の処分時に針の分別を行わずに済むという利点がある。
なお、以上の説明では用紙束6の綴じ処理として端部綴じの例を詳しく説明したが、中綴じの場合も端部綴じと同様の綴じ処理が行われる。中綴じの場合の孔5aの位置は、用紙5の長手方向の略中央部である。
また、制御部61は、端部綴じ部25の綴じ可能枚数をN枚とした場合、用紙束6の用紙枚数(M枚)がN枚よりも多くなったときに、M−N枚の用紙5に穿孔をするようにしてもよい。また、穿孔する用紙束6の用紙5(頁)の間隔としては、等間隔に近い程よい。これは、綴じる用紙5の間隔が空くと、つまり穿孔する用紙5が連続すると、圧着する際に用紙5が引っ張られて用紙5のよれ等が発生する可能性があるためである。なお、穿孔をする用紙5の枚数は、第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとの凹凸部25c,25dの形状や、大きさ、凹凸の深さ(高さ)などによって適宜決定してよい。
次に、本実施形態の変形例を説明する。図9−1,9−2に示すように、本変形例では、制御部61は、用紙束6において用紙5の重なり方向で当該用紙束6の両端部となる一対の用紙5(第1および第5の用紙501,505)以外の全ての用紙5(第2ないし第4の用紙502,503,504)に孔5aを設け、用紙束6において用紙5の重なり方向で当該用紙束6の両端部となる一対の用紙5(第1および第5の用紙501,505)には孔5aを設けない。これにより、圧着部6aの用紙枚数を最小限にすることができる。よって、端部綴じ部25の圧着時の動作力の増大を抑制することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、図10に示すように、加工部16において、穿孔刃16aが設けられた台座16dと、抜き刃16bが設けられた抜き板16cとが、それぞれスライド機構16e,16fによって用紙5の紙面に沿ってスライド移動可能に支持されている。スライド機構16e,16fは、相互に同期して動作する。かかる構成では、スライド機構16e,16fによって穿孔刃16aおよび抜き刃16cの位置を変更可能であり、用紙5の穿孔位置を変更可能となっている。
また、図11に示すように、本実施形態の端部綴じ部25は、第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとが二組(複数組)設けられている。第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとは、それぞれ駆動機構25e,25fよって、相互の接離方向に直線往復動される。
本実施形態では、一例として、制御部61は、加工部16を制御して、図12−1,12−2に示すように、用紙束6を構成する用紙5のうち搬入の順番が1番から規定の順番(図12−1,12−2の例では5番)の一つ前の順番までの用紙5には、用紙5の領域A1に孔5aを設ける。図12−1,12−2の例では、第1ないし第4の用紙501〜504の領域A1に孔5aを設ける。また、制御部61は、加工部16を制御して、用紙束6を構成する用紙5のうち搬入の順番が規定の順番の次の順番から最後の順番までの用紙5には、領域A2に孔5aを設ける。図12−1,12−2の例では、第6ないし第9の用紙506〜509の領域A2に孔5aを設ける。領域A2は、領域A1と異なる位置の領域である。領域A1と領域A2とは、本実施形態では用紙5の端部に沿った領域である。制御部61は、搬入の順番が規定の順番の用紙5(第5の用紙505)には孔5aを設けない。ここで、規定の順番は、真ん中の順番や真ん中の前後の順番であってよい。
そして、制御部61は、図12−3に示すように、端部綴じ部25を制御して、用紙束6の2箇所(複数箇所)を綴じる。端部綴じ部25は、用紙束6において、用紙5の領域A1に設けられた孔5aと用紙5の重なり方向で重ねられた重なり部5b同士を、圧着するとともに、用紙束6において、用紙5の領域A2に設けられた孔5aと用紙5の重なり方向で重ねられた重なり部5b同士を、圧着する。このようにして綴じられた用紙束6には、2個(複数)の圧着部6aが設けられる。これらの圧着部6a同士は、搬入の順番が規定の順番の用紙5(第5の用紙505)によって接続されており、かかる構成によって、用紙束6が複数の圧着部6aによって綴じられる。この場合も、各圧着部6aでは、用紙束6を構成する用紙5の枚数よりも圧着部6aで圧着された用紙5の枚数の方が少ない。これらの圧着部6aには、共通の用紙5が含まれるとともに相互に異なる用紙5が含まれる。具体的には、圧着部6aには、共通の用紙5として第5の用紙505が含まれている。また、一方の圧着部6a(図12−3で右側の圧着部6a)には第1ないし第4の用紙501〜504が含まれ、他方の圧着部6a(図12−3で左側の圧着部6a)には第6ないし第9の用紙506〜509が含まれている。本実施形態では、第9の用紙509が一方の用紙の一例であり、第1の用紙501が他方の用紙の一例である。また、領域A1が第一の領域の一例であり、領域A2が第二の領域の一例である。また、領域A1の重なり部5b同士を圧着した圧着部6aが第一の圧着部の一例であり、領域A2の重なり部5b同士を圧着した圧着部6aが第二の圧着部の一例である。
以上説明したように、本実施形態では、端部綴じ部25が、用紙束6の複数箇所を圧着するので、用紙束6の用紙枚数が比較的多い場合であっても、用紙束6の圧着を良好に行うことができる。このように複数箇所を綴じることで、相互に重ねられた複数の孔5aの合計高さを、用紙5によれが発生しない程度に抑えることができ、良好に綴じを行うことができる。
なお、本実施形態では、穿孔位置を変更する手段として、穿孔刃16aが設けられた台座16dと、抜き刃16bが設けられた抜き板16cとが、それぞれスライド機構16e,16fによって用紙5の紙面に沿ってスライド移動可能に支持された例を説明したが、これに限るものではない。例えば、抜き刃16bを相互の異なる位置に複数設けて、穿孔刃16aだけをスライド移動させてもよい。更には、穿孔刃16aおよび抜き刃16bをそれぞれ複数設けて、必要に応じて、穿孔刃16aに穿孔運動させてもよい。
次に、本実施形態の変形例を説明する。図13に示すように、本変形例では、端部綴じ部25は、第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとを一組有している。第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとは、それぞれ回動機構25gによって、軸25h周りに回動駆動される。第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとの回動は、同期している。図13では、回動の初期位置に位置した第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとが、実線で示され、初期位置に対して略180度回動した位置に位置した第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとが、二点鎖線で示されている。かかる構成でも、用紙束6の2箇所(複数箇所)を綴じることができる。なお、他の変形として、第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとを直線スライド移動させて位置を変更するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図14に示すように、本実施形態の端部綴じ部25は、第1の噛み合い部材25aが第1のアーム25iの一端部に固定されている。第1のアーム25iは、台座25jに固定されている。一方、第2の噛み合い部材25bは、第2のアーム25kの一端部に固定されている。第2のアーム25kは、第1のアーム25iに軸25mを介して回動可能に連結されている。第2のアーム25kの軸25m周りの往復回動によって、第2の噛み合い部材25bが第1の噛み合い部材25aに対して接離する。
また、第2のアーム25kには、押しカム25nが係合している。押しカム25nには、カム駆動ギヤ25pが固定されている。カム駆動ギヤ25pは、ギヤ25qを介してモータ(駆動源、図示せず)に連結されている。第2のアーム25kは、ばね25rによって、第1の噛み合い部材25aから離間する方向に付勢さている。ばね25rは、一例として、引っ張りばねとして機能するコイルばねであり、第2の噛み合い部材25bと台座25jとに支持されている。
端部綴じ部25の初期状態では、第2のアーム25kは、第2の噛み合い部材25bが第1の噛み合い部材25aから離間する位置に、位置付けられている。このときの第2のアーム25k、第2の噛み合い部材25bおよび押しカム25nが、図14中に二点鎖線で示されている。この初期状態から、モータの駆動によってギヤ25qが一方向に回転駆動されることでカム駆動ギヤ25pが回転し、第2のアーム25kが非線形の回動運動をし、第2のアーム25kの他端部を押し下げ、第2の噛み合い部材25bが第1の噛み合い部材25aに向けて移動し、第1の噛み合い部材25aと第2の噛み合い部材25bとの間に位置した用紙束6を第2の噛み合い部材25bと第1の噛み合い部材25aとが挟み込んで綴じる。次に、モータの駆動によってギヤ25qが他方向に回転駆動されることでカム駆動ギヤ25pが回転し、第2のアーム25kが非線形の回動運動をし、ばね25rによる第2のアーム25kの押し上げを許容し、ばね25rによる第2のアーム25kの押し上げがなされ、第2のアーム25kが初期状態に復帰する。
以上説明した構成によれば、比較的容易に端部綴じ部25の小型化を図ることができる。
(第4の実施形態)
本実施形態では、図15に示すように、圧着部6aが3つ以上(一例として、5個)設けられている。なお、各圧着部6aは、図15中の一点鎖線の各領域内に位置する複数の重なり部5bによって構成される。
図15の例では、11枚の各用紙5の複数の領域A1〜A5に孔5aが選択的に設けられている。領域A1〜A5は、用紙5の端部に沿って直線状に配置された領域である。第1および第2の用紙501,502は、領域A2〜A5に孔5aが設けられている。第3の用紙503は、領域A2,A3,A5に孔5aが設けられている。第4の用紙504は、領域A1〜A3,A5に孔5aが設けられている。第5の用紙505は、領域A1,A2,A5に孔5aが設けられている。第6の用紙506は、領域A1,A2,A4,A5に孔5aが設けられている。第7の用紙507は、領域A1,A4,A5に孔5aが設けられている。第8の用紙508は、領域A1,A3〜A5に孔5aが設けられている。第9の用紙509は、領域A1,A3,A4に孔5aが設けられている。第10および第11の用紙510は、領域A1〜A4に孔5aが設けられている。
そして、第1ないし第3の用紙501〜503の領域A1に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第3ないし第5の用紙503〜505の領域A4に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第5ないし第7の用紙505〜507の領域A3に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第7ないし第9の用紙507〜509の領域A2に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第9ないし第11の用紙509〜511の領域A5に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。したがって、圧着部6a同士が、第3,第5,第7および第9の用紙503,505,507によって接続され、用紙束6が綴じられる。本実施形態では、第11の用紙511が一方の用紙の一例であり、第1の用紙501が他方の用紙の一例である。また、領域A5が第一の領域の一例であり、領域A1が第二の領域の一例であり、領域A2〜A4がそれぞれ第三の領域の一例である。また、領域A5の重なり部5b同士を圧着した圧着部6aが第一の圧着部の一例であり、領域A1の重なり部5b同士を圧着した圧着部6aが第二の圧着部の一例であり、領域A2〜A4の重なり部5b同士を圧着した圧着部6aがそれぞれ第三の圧着部の一例である。
次に、本実施形態の変形例を説明する。本変形例では、図16に示すように、複数の圧着部6aがマトリクス状(マス目状)に複数設けられている。
図16に示す例では、5枚の各用紙5の複数の領域A1〜A9に孔5aが選択的に設けられている。領域A1〜A9は、用紙5の角部でマトリクス状に配置された領域である。第1の用紙501は、領域A1〜A3,A5,A7〜A9に孔5aが設けられている。第2の用紙502は、領域A1,A3,A5,A7,A9に孔5aが設けられている。第3の用紙503は、領域A3〜A7に孔5aが設けられている。第4の用紙504は、領域A2,A4〜A6,A8に孔5aが設けられている。第5の用紙505は、領域A1,A2,A4〜A6,A8,A9に孔5aが設けられている。
そして、第1および第2の用紙501,502の領域A4,A6に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第2および第3の用紙502,503の領域A2,A8に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第3および第4の用紙503,504の領域A1,A9に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第4および第5の用紙504,505の領域A3,A7に位置する重なり部5bによって圧着部6aが構成される。したがって、圧着部6a同士が、第2ないし第4の用紙502〜504によって接続され、用紙束6が綴じられる。本実施形態では、第5の用紙505が一方の用紙の一例であり、第1の用紙501が他方の用紙の一例である。また、領域A3,A7がそれぞれ第一の領域の一例であり、領域A4,A6がそれぞれ第二の領域の一例であり、領域A1,A2,A5,A8,A9がそれぞれ第三の領域の一例である。また、領域A3,A7の重なり部5b同士を圧着した圧着部6aがそれぞれ第一の圧着部の一例であり、領域A3,A7の重なり部5b同士を圧着した圧着部6aがそれぞれ第二の圧着部の一例であり、領域A1,A2,A5,A8,A9の重なり部5b同士を圧着した圧着部6aがそれぞれ第三の圧着部の一例である。
以上の構成では、複数の圧着部6aが集約されるので、複数の圧着部6aでの綴じに要する領域を比較的に小さくすることができる。これにより、用紙束6の見栄えを良くすることができる。
(第5の実施形態)
図17−1,17−2に示すように、本実施形態では、孔5aとして、大きさ違いで第1の孔5aAと第2の孔5aBとの2種類がある。第2の孔5aBは、第1の孔5aAよりも大きい孔である。一例として、第1の用紙501には第1の孔5aAが設けられている。また、第2の用紙502には第2の孔5aBが設けられている。また、第3の用紙503には孔5aが設けられていない。また、第4の用紙504には第2の孔5aBが設けられている。また、第5の用紙505には第1の孔5aAが設けられている。第1の用紙501と第5の用紙505とに設けられた第1の孔aAは、相互にずれた位置に設けられている。また、第1の用紙501に設けられた第1の孔aAは、第2の用紙502に設けられた第2の孔aBと対向している。また、第5の用紙505に設けられた第1の孔5aAは、第4の用紙504に設けられた第2の孔aBと対向している。
そして、第1および第3の用紙501,503の重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第3および第5の用紙503,505の重なり部5bによって圧着部6aが構成される。したがって、圧着部6a同士が、第3の用紙503によって接続され、用紙束6が綴じられる。
(第6の実施形態)
図18−1,18−2に示すように、本実施形態では、複数の圧着部6aが階段状に呈している。本実施形態では、用紙5に設けられた孔5aが、一例として、搬入される順番が遅くなるほど大きくなっている。本実施形態では、一例として、第1および第2の用紙501,502の重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第1ないし第3の用紙501〜503の重なり部5bによって圧着部6aが構成される。また、第1ないし第4の用紙501〜504の重なり部5bによって圧着部6aが構成される。したがって、圧着部6a同士が、第1および第2の用紙501,502によって接続され、用紙束6が綴じられる。なお、本実施形態では、一例として、端部綴じ部25の第1の噛み合い部材25aおよび第2の噛み合い部材25bが、用紙に対して平行ではなく、紙面に対して傾斜して設けられている。これにより、用紙枚数が増加しても良好に用紙を綴じることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、用紙処理装置は、画像形成装置から用紙を受け入れるものに限定されるものではなく、複数の用紙5からなる用紙束6を綴じるものであればよい。
1…画像形成システム、2…画像形成装置、3…用紙後処理装置、5…用紙、5a…孔、5b…重なり部、6…用紙束、6a…圧着部、16…加工部、25…端部綴じ部(用紙綴じ部)、28…第1の束化部(束化部)、35…中綴じ部(用紙綴じ部)、36…第2の束化部(束化部)、61…制御部。
実公昭36−013206号公報 特開平07−165365号公報

Claims (6)

  1. 用紙に孔を設ける加工部と、
    三枚以上の用紙を重ねて用紙束とする束化部と、
    前記用紙束において前記用紙の重なり方向で前記孔と重ねられた重なり部同士を圧着して前記用紙束を綴じる用紙綴じ部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記加工部を制御して、前記用紙の重なり方向で前記用紙束の両端部となる一対の前記用紙には前記孔を設けず、前記用紙束における前記一対の用紙以外の一枚以上の前記用紙に前記孔を設け、
    前記用紙綴じ部は、前記一対の用紙の前記重なり部同士を圧着する、用紙処理装置。
  2. 用紙に孔を設ける加工部と、
    三枚以上の用紙を重ねて用紙束とする束化部と、
    前記用紙束において前記用紙の重なり方向で前記孔と重ねられた重なり部同士を圧着して前記用紙束を綴じる用紙綴じ部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記用紙綴じ部は、複数の前記用紙の第一の領域同士を圧着した第一の圧着部と、複数の前記用紙の前記第一の領域とは異なる第二の領域同士を圧着した第二の圧着部と、を設け、
    前記制御部は、前記第一の圧着部に、前記用紙の重なり方向で前記用紙束の両端部となる一対の前記用紙のうちの一方の前記用紙は含まれ且つ前記一対の用紙のうちの他方の前記用紙は含まれず、前記第二の圧着部に、前記一方の用紙は含まれず且つ前記他方の用紙は含まれ、前記第一の圧着部と前記第二の圧着部とが、前記第一の圧着部と前記第二の圧着部との両方が設けられた前記用紙を介して接続されるように、前記加工部を制御して前記孔を設ける、用紙処理装置。
  3. 用紙に孔を設ける加工部と、
    三枚以上の用紙を重ねて用紙束とする束化部と、
    前記用紙束において前記用紙の重なり方向で前記孔と重ねられた重なり部同士を圧着して前記用紙束を綴じる用紙綴じ部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記用紙綴じ部は、複数の前記用紙の第一の領域同士を圧着した第一の圧着部と、複数の前記用紙の前記第一の領域とは異なる第二の領域同士を圧着した第二の圧着部と、複数の前記用紙の前記第一の領域および前記第二の領域とは異なる第三の領域同士を圧着した第三の圧着部と、を設け、
    前記制御部は、前記第一の圧着部に、前記用紙の重なり方向で前記用紙束の両端部となる一対の前記用紙のうちの一方の前記用紙は含まれ且つ前記一対の用紙のうちの他方の前記用紙は含まれず、前記第二の圧着部に、前記一方の用紙は含まれず且つ前記他方の用紙は含まれ、前記第三の圧着部に、前記一対の用紙は含まれず、前記用紙束における前記一対の用紙以外の二枚以上の前記用紙は含まれ、前記第一の圧着部と前記第二の圧着部とが前記第三の圧着部を介して接続されるように、前記加工部を制御して前記孔を設ける、用紙処理装置。
  4. 前記加工部には、前記用紙が一枚ずつ搬入され、前記加工部は、前記用紙に一枚単位で前記孔を設ける請求項1ないし3のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  5. 前記用紙綴じ部は、前記用紙束の複数箇所を圧着する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  6. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から前記用紙を受け入れる請求項1ないし5のいずれか一項に記載の用紙処理装置と、
    を備えた画像形成システム。
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