JP5919571B2 - マスタ装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents
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Description
本開示は、ネットワークにおいてデータを制御する権利であるデータ制御権を通信装置間で送受信する技術に関する。
従来、通信線により接続された複数の通信装置からなる環状のネットワークにおいて、いわゆるデータ送信権を用いることが知られている。データ送信権は、通信装置がデータ等を通信線に送信する権利であり、トークンと称する場合もある。このようなネットワークにおいては、データ送信権を取得している通信装置のみがデータを送信できる。
特許文献1には、1台のマスタノードと、複数のスレーブノードと、をループ状に接続したネットワークにおいて、マスタノードが、トークンをスレーブノードに発行することにより、通信制御を行う技術について記載されている。
特許文献1には、1台のマスタノードと、複数のスレーブノードと、をループ状に接続したネットワークにおいて、マスタノードが、トークンをスレーブノードに発行することにより、通信制御を行う技術について記載されている。
特許文献1で開示されている従来のリング(環状)接続されたネットワークにおいては、通信装置は、データ送信権(トークン)を、データを送受信する通信線上の特定のデータ(パケット等)を送受信することにより授受する。
そのため、通信線が何らかの理由で正常に通信を行えなくなった場合、データ送信権が通信装置間で正常に送受信されなくなる。この場合、一つのネットワークに複数のデータ送信権が存在したり、又は、全くデータ送信権が存在しなくなったりすることが考えられる。このような現象が生じると、ネットワークの正常な通信が損なわれる可能性がある。
そのため、通信線が何らかの理由で正常に通信を行えなくなった場合、データ送信権が通信装置間で正常に送受信されなくなる。この場合、一つのネットワークに複数のデータ送信権が存在したり、又は、全くデータ送信権が存在しなくなったりすることが考えられる。このような現象が生じると、ネットワークの正常な通信が損なわれる可能性がある。
そこで、本開示は、ネットワーク上のデータ制御権の送受信をより確実に行うマスタ装置、通信システム及び通信方法を提供する。
本開示におけるマスタ装置は、第1の通信装置と、一以上の第2の通信装置のうちの少なくとも一つとに接続されるマスタ装置であって、送受信部と、制御部と、を備える。送受信部は、第1の通信線を介して、少なくとも一以上の第2の通信装置に格納されたデータを制御する機能を実行可能にするデータ制御権の移転指令を第1の通信装置に対して送信し、第1の通信装置より移転指令に対する応答を受信する。制御部は、移転指令を生成し、マスタ装置においてデータを制御する機能を停止又は実行可能にする。制御部は、応答に対する確認通知を生成し、同確認通知を送受信部を介して第1の通信装置に送信したとき、マスタ装置においてデータを制御する機能を停止させる。
本開示における第2のマスタ装置は、データを格納する一以上の通信装置のうちの少なくとも一つと、少なくともデータを制御する機能を実行可能にするデータ制御権を管理する第1のマスタ装置とに接続される第2のマスタ装置であって、送受信部と、制御部と、を備える。送受信部は、第1の通信線を介して、第1のマスタ装置よりデータ制御権の移転指令を受信し、同移転指令に対する応答を第1のマスタ装置に送信する。制御部は、移転指令に対する応答を生成し、第2のマスタ装置においてデータを制御する機能を停止又は実行可能にする。制御部は、送受信部を介して応答に対する確認通知を第1のマスタ装置より受信したとき、第2のマスタ装置においてデータを制御する機能を実行可能にする。
本開示における通信システムは、データを格納する一以上の通信装置と、一以上の通信装置と接続され、少なくともデータを制御する機能を実行可能にするデータ制御権を管理する第1のマスタ装置と、一以上の通信装置のうちの少なくとも一つと第1のマスタ装置とに接続される第2のマスタ装置と、を備える。第1のマスタ装置は、第1の送受信部と、第1の制御部と、を有する。第1の送受信部は、第1の通信線を介して、データ制御権の移転指令を第2のマスタ装置に対して送信し、第2のマスタ装置より移転指令に対する応答を受信する。第1の制御部は、移転指令を生成し、第1のマスタ装置においてデータを制御する機能を停止又は実行可能にする。第2のマスタ装置は、第2の送受信部と、第2の制御部と、を備える。第2の送受信部は、第1の通信線を介して、第1のマスタ装置より上記移転指令を受信し、同移転指令に対する応答を第1のマスタ装置に送信する。第2の制御部は、同応答を生成し、第2のマスタ装置においてデータを制御する機能を停止又は実行可能にする。第1の制御部は、応答に対する確認通知を生成し、同確認通知を第1の送受信部を介して第2のマスタ装置に送信したとき、第1のマスタ装置においてデータを制御する機能を停止させる。第2の制御部は、第2の送受信部を介して応答に対する上記確認通知を第1のマスタ装置より受信したとき、第2のマスタ装置においてデータを制御する機能を実行可能にする。
本開示における通信方法は、データを格納する一以上の通信装置と、少なくともデータを制御する機能を実行可能にするデータ制御権を管理する第1のマスタ装置と、一以上の通信装置のうちの少なくとも一つとマスタ装置とに接続される第2のマスタ装置とを用いた通信方法であって、次の処理を含む。(i)第1のマスタ装置より第2のマスタ装置に対し、第1の通信線を介して、データ制御権の移転指令を送信する。(ii)第2のマスタ装置より第1のマスタ装置に対し、第1の通信線を介して、移転指令に対する応答を送信する。(iii)第1のマスタ装置より第2のマスタ装置に対し、第1の通信線を介して、同応答に対する確認通知を送信する。(iv)第1のマスタ装置が確認通知を送信したとき、第1のマスタ装置においてデータを制御する機能を停止させる。(v)第2のマスタ装置が確認通知を受信したとき、第2のマスタ装置においてデータを制御する機能を実行可能にする。
本開示におけるマスタ装置、通信システム、及び通信方法においては、通信装置間でのデータ制御権の送受信を、より確実に行うことが可能となる。
以下、適時図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
[1−1.構成]
図1は、本実施形態に係る通信システム100の構成を示す図である。通信システム100は、例えば、デジタルカメラやスマートフォン等の電子機器内に形成されたシステムであり、マスタ装置101(マスタ装置の一例)と、Dual−role装置102(第1の通信装置又は第2のマスタ装置の一例)と、スレーブ装置103(第2の通信装置又は通信装置の一例)と、スレーブ装置104(第2の通信装置又は通信装置の一例)と、を備える。なお、以下の説明では、マスタ装置101、Dual−role装置102、及びスレーブ装置103はいずれも通信装置と呼ぶこともある。
[1−1.構成]
図1は、本実施形態に係る通信システム100の構成を示す図である。通信システム100は、例えば、デジタルカメラやスマートフォン等の電子機器内に形成されたシステムであり、マスタ装置101(マスタ装置の一例)と、Dual−role装置102(第1の通信装置又は第2のマスタ装置の一例)と、スレーブ装置103(第2の通信装置又は通信装置の一例)と、スレーブ装置104(第2の通信装置又は通信装置の一例)と、を備える。なお、以下の説明では、マスタ装置101、Dual−role装置102、及びスレーブ装置103はいずれも通信装置と呼ぶこともある。
各通信装置は通信線(データライン)(第1の通信線の一例)を介して接続されている。通信装置は、データ入力の通信線と、データ出力の通信線と、で接続されている。それぞれの通信線で接続される接続相手の通信装置は異なっている。図1に示すように各通信装置が、隣り合う装置の一方を入力側の通信線と接続し、他方を出力側の通信線と接続することで、全体として環状のネットワーク接続形態(リングトポロジ)を構成している。
マスタ装置101は、リングトポロジネットワークにおいてマスタ(主導的装置)として他の通信装置へ指令発行やデータの書き込みや読み込みの指令、データの送受信等のデータの制御を行なう。マスタ装置101はまた、通信システム100におけるいずれかの通信装置において、接続された通信装置に格納されたデータを排他的に制御する機能を実行可能にするデータ制御権を管理する。マスタ装置101としては、例えば、デジタルカメラやスマートフォン等の電子機器におけるメインの制御装置(CPU、メモリ等)である。
Dual−role装置102は、マスタ装置101からデータ制御権を取得可能な装置である。Dual−role装置102がデータ制御権を取得していない場合は、スレーブ装置として動作する。Dual−role装置102がデータ制御権を取得すると、Dual−role装置102は、ネットワークに能動的にデータの送信やデータに関する指令発行等のデータ制御を行うことができる。Dual−role装置102は、マスタ装置101の制御によりこの2つの機能を切替える。Dual−role装置102としては、例えば、電子機器における無線装置である。
スレーブ装置103、104は、能動的にネットワークにデータ送信をする機能を持たない装置である。スレーブ装置103の具体的な適用例としては、例えば電子機器に用いられるメモリ装置等の記録装置であって、データを格納する装置が該当する。なお、スレーブ装置の数は図示例に限定されず、一つであっても2つ以上であってもよい。
マスタ装置101と、Dual−role装置102とは割込み線(第2の通信線の一例)で直接接続されている。マスタ装置101は、はDual−role装置102、及びスレーブ装置103、104にクロック信号を供給している。
図2は、マスタ装置101と、Dual−role装置102と、スレーブ装置103と、スレーブ装置104と、の機能構成を示す図である。なお、以下の説明では、上記データ制御権をマスタ権と称して説明する。
マスタ装置101と、Dual−role装置102とは割込み線(第2の通信線の一例)で直接接続されている。マスタ装置101は、はDual−role装置102、及びスレーブ装置103、104にクロック信号を供給している。
図2は、マスタ装置101と、Dual−role装置102と、スレーブ装置103と、スレーブ装置104と、の機能構成を示す図である。なお、以下の説明では、上記データ制御権をマスタ権と称して説明する。
[1−1−1. マスタ装置101の構成]
マスタ装置101は、制御部1010(制御部又は第1の制御部の一例)と、パケット送受信部1011(送受信部又は第1の送受信部の一例)と、エラー検知部1012と、割込み検知部1013(検知部の一例)と、クロック生成部1014と、タイマ1015と、を含む。
マスタ装置101は、制御部1010(制御部又は第1の制御部の一例)と、パケット送受信部1011(送受信部又は第1の送受信部の一例)と、エラー検知部1012と、割込み検知部1013(検知部の一例)と、クロック生成部1014と、タイマ1015と、を含む。
制御部1010は、パケット送信制御やパケット受信時の実行制御、エラー検知時・割込み検知時のシステム状態の管理等、マスタ装置101全体を制御する。
パケット送受信部1011は、制御部1010の指示に応じたパケット送信や、受信パケットの判定を行う。
エラー検知部1012は、パケット受信時のエラー(タイムアウトや不正なパケット受信)を検知し、制御部1010に通知する。
パケット送受信部1011は、制御部1010の指示に応じたパケット送信や、受信パケットの判定を行う。
エラー検知部1012は、パケット受信時のエラー(タイムアウトや不正なパケット受信)を検知し、制御部1010に通知する。
割込み検知部1013は、割込み線を監視し、Dual−role装置102からの割込みを検知すると、制御部1010に通知する。
クロック生成部1014は通信システム100の動作クロックを生成し、Dual−role装置102やスレーブ装置103,104に出力する。
タイマ1015は、内部のクロック数等を基に時間管理をする。
制御部1010は、マスタ機能制御部1010aと、CPU1010bと、を含む。マスタ機能制御部1010aはマスタ装置101のマスタ機能(Dual−role装置102、スレーブ装置103,104への指令発行機能)の停止・再開処理を制御する。
クロック生成部1014は通信システム100の動作クロックを生成し、Dual−role装置102やスレーブ装置103,104に出力する。
タイマ1015は、内部のクロック数等を基に時間管理をする。
制御部1010は、マスタ機能制御部1010aと、CPU1010bと、を含む。マスタ機能制御部1010aはマスタ装置101のマスタ機能(Dual−role装置102、スレーブ装置103,104への指令発行機能)の停止・再開処理を制御する。
[1−1−2. Dual−role装置102の構成]
次に、Dual−role装置102の機能構成について図2を用いて説明する。Dual−role装置102は、制御部1020(制御部又は第2の制御部の一例)と、パケット送受信部1021(送受信部又は第2の送受信部の一例)と、エラー検知部1022と、割込み通知部1023(通知部の一例)と、タイマ1025と、を含む。
次に、Dual−role装置102の機能構成について図2を用いて説明する。Dual−role装置102は、制御部1020(制御部又は第2の制御部の一例)と、パケット送受信部1021(送受信部又は第2の送受信部の一例)と、エラー検知部1022と、割込み通知部1023(通知部の一例)と、タイマ1025と、を含む。
制御部1020は、パケット送信制御やパケット受信時の実行制御、エラー検知時・割込み通知時のシステム状態の管理等、Dual−role装置102全体を制御する。
パケット送受信部1021は、制御部1020の指示に応じたパケット送信や、受信パケットの判定を行う。
エラー検知部1022は、パケット受信時のエラー(タイムアウトや不正なパケット受信)を検知し、制御部1020に通知する。
パケット送受信部1021は、制御部1020の指示に応じたパケット送信や、受信パケットの判定を行う。
エラー検知部1022は、パケット受信時のエラー(タイムアウトや不正なパケット受信)を検知し、制御部1020に通知する。
割込み通知部1023は、制御部1020の指示に応じて割込み線を駆動する。
タイマ1025は、内部のクロック数等を基に時間管理をする。
制御部1020は、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aと、CPU1020bと、を含む。マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、Dual−role装置102のマスタ状態・スレーブ状態の切替え及びマスタ状態時のマスタ機能(スレーブ装置103への指令発行機能)実行を制御する。
タイマ1025は、内部のクロック数等を基に時間管理をする。
制御部1020は、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aと、CPU1020bと、を含む。マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、Dual−role装置102のマスタ状態・スレーブ状態の切替え及びマスタ状態時のマスタ機能(スレーブ装置103への指令発行機能)実行を制御する。
[1−2.動作]
以上のように構成された本実施の形態による通信システム100の動作について説明する。
[1−2−1.マスタ権の委譲処理]
図3は、マスタ装置101とDual−role装置102間で行われるマスタ権受渡し時のパケットデータの送受信のシーケンスを示し、図4は、マスタ装置101からDual−role装置102へのマスタ権委譲する処理のシーケンスを示す。
以上のように構成された本実施の形態による通信システム100の動作について説明する。
[1−2−1.マスタ権の委譲処理]
図3は、マスタ装置101とDual−role装置102間で行われるマスタ権受渡し時のパケットデータの送受信のシーケンスを示し、図4は、マスタ装置101からDual−role装置102へのマスタ権委譲する処理のシーケンスを示す。
図3及び図4に示すように、マスタ権委譲時、(1)マスタ装置101はDual−role装置102へマスタ権移転指令(移転指令の一例)を送信する(T1)。
(2)次にDual−role装置102は、マスタ権移転指令に対してマスタ権移転応答(応答の一例)をマスタ装置101に送る(T2)。マスタ装置101がマスタ権移転応答を受信すると、ハンドシェーク1が成立する。
(2)次にDual−role装置102は、マスタ権移転指令に対してマスタ権移転応答(応答の一例)をマスタ装置101に送る(T2)。マスタ装置101がマスタ権移転応答を受信すると、ハンドシェーク1が成立する。
(3)ハンドシェーク1が成立すると、マスタ装置101はDual−role装置102へマスタ権移転確認(確認通知の一例)を送信する(T3)。このときマスタ装置101はマスタ権委譲が完了したとみなし、マスタ機能、つまり他の通信装置への指令発行やデータ送信等の制御機能を停止する。また、Dual−role装置102がマスタ権移転確認を受信すると、ハンドシェーク2が成立する。このときDual−role装置102はマスタ権取得が完了したとみなし、マスタ機能を起動する。
このように、T1、T2、T3の3ステップハンドシェークにより、マスタ装置101からDual−role装置102へのマスタ権の委譲が完了する。
このように、T1、T2、T3の3ステップハンドシェークにより、マスタ装置101からDual−role装置102へのマスタ権の委譲が完了する。
《マスタ装置101によるマスタ権委譲処理》
次に、マスタ権委譲シーケンスにおける、マスタ装置101による処理内容を図2の構成図及び図5のフローチャートを用いて説明する。
次に、マスタ権委譲シーケンスにおける、マスタ装置101による処理内容を図2の構成図及び図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS501:マスタ権委譲シーケンス開始時、制御部1010のマスタ機能制御部1010aはパケット送受信部1011に指示を出し、Dual−role装置102へマスタ権移転指令を送信する。
ステップS502:マスタ権移転権指令が、Dual−role装置102に送信されると、マスタ機能制御部1010aはDual−role装置102からのマスタ権移転応答受信待ち処理に入り、一定時間待機する。
ステップS502:マスタ権移転権指令が、Dual−role装置102に送信されると、マスタ機能制御部1010aはDual−role装置102からのマスタ権移転応答受信待ち処理に入り、一定時間待機する。
ステップS503:一定時間待機後、マスタ機能制御部1010aはエラー検知部1012からのハンドシェークタイムアウト通知の有無をチェックする。エラー検知部1012はタイマ1015によるカウントに応じてタイムアウトを検知し、マスタ機能制御部1010aに通知する。タイムアウトの発生が有れば処理を終了する。
ステップS504:マスタ機能制御部1010aは、タイムアウトの発生が無い限り、パケット送受信部1011からのパケット受信の有無をチェックする。このときマスタ機能制御部1010aは、パケット受信が無ければステップS502に戻る。
ステップS504:マスタ機能制御部1010aは、タイムアウトの発生が無い限り、パケット送受信部1011からのパケット受信の有無をチェックする。このときマスタ機能制御部1010aは、パケット受信が無ければステップS502に戻る。
ステップS505:マスタ機能制御部1010aは、パケット受信が有ればパケットの種別をチェックする。ここで、受信パケットがマスタ権移転応答以外であれば処理を終了する。
ステップS506:受信パケットがマスタ権移転応答であれば、マスタ機能制御部1010aはパケット送受信部1011に指示を出し、Dual−role装置102へマスタ権移転確認を送信する。
ステップS506:受信パケットがマスタ権移転応答であれば、マスタ機能制御部1010aはパケット送受信部1011に指示を出し、Dual−role装置102へマスタ権移転確認を送信する。
ステップS507:マスタ権移転確認を送信すると、マスタ機能制御部1010aはマスタ機能を停止する。
以降マスタ装置101は、マスタ機能が復帰されるまで他の通信装置102,103,104への指令発行は行わない。
以降マスタ装置101は、マスタ機能が復帰されるまで他の通信装置102,103,104への指令発行は行わない。
《Dual−role装置102によるマスタ権委譲処理》
次に、マスタ権委譲シーケンスにおける、Dual−role装置102による処理内容を図2の構成図及び図6のフローチャートを用いて説明する。
次に、マスタ権委譲シーケンスにおける、Dual−role装置102による処理内容を図2の構成図及び図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS601:先ずパケット送受信部1021はマスタ装置101からのマスタ権移転指令を受信すると、制御部1020に通知する。
ステップS602:次に制御部1020のマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、自身がマスタ状態へ移転が可能であるかをチェックする。マスタ状態への移転不可であれば、処理をステップS609へ進む。
ステップS602:次に制御部1020のマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、自身がマスタ状態へ移転が可能であるかをチェックする。マスタ状態への移転不可であれば、処理をステップS609へ進む。
ステップS603:マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、マスタ状態への移転が可能であればパケット送受信部1021に指示を出し、マスタ装置101へマスタ権移転応答を送信する。
ステップS604:マスタ権移転応答を送信すると、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aはマスタ装置101からのマスタ権移転確認の受信待ち処理に入り、一定時間待機する。
ステップS604:マスタ権移転応答を送信すると、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aはマスタ装置101からのマスタ権移転確認の受信待ち処理に入り、一定時間待機する。
ステップS605:一定時間待機後、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aはエラー検知部1022からのハンドシェークタイムアウト通知の有無をチェックする。エラー検知部1022はタイマ1025によるカウントに応じてタイムアウトを検知し、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aに通知する。
ステップS606:マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、タイムアウトの発生が無い限り、パケット送受信部1021からのパケット受信の有無をチェックする。
ステップS606:マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、タイムアウトの発生が無い限り、パケット送受信部1021からのパケット受信の有無をチェックする。
このときマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、パケット受信が無ければステップS604に戻る。
ステップS607:マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、パケット受信が有ればパケットの種別をチェックする。
ステップS608:受信パケットがマスタ権移転確認であれば、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは自身の状態をマスタ状態に移転させ、マスタ機能を開始する。以降Dual−role装置102は、スレーブ装置103,104へ指令発行可能となる。
ステップS607:マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、パケット受信が有ればパケットの種別をチェックする。
ステップS608:受信パケットがマスタ権移転確認であれば、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは自身の状態をマスタ状態に移転させ、マスタ機能を開始する。以降Dual−role装置102は、スレーブ装置103,104へ指令発行可能となる。
ステップS609:一方、ステップS602においてマスタ状態への移転不可であれば、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、マスタ権移転不可応答をパケット送受信部1021を介してマスタ装置101に送信し、処理を終了する。
ステップS610:ステップS605においてタイムアウトの発生が有る場合、或いは、ステップS607において受信パケットがマスタ権移転確認以外のパケットである場合、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、割込み通知部1023に割込み要求(所定の通知の一例)を出しマスタ装置101へ割込みを通知し、処理を終了する。
ステップS610:ステップS605においてタイムアウトの発生が有る場合、或いは、ステップS607において受信パケットがマスタ権移転確認以外のパケットである場合、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、割込み通知部1023に割込み要求(所定の通知の一例)を出しマスタ装置101へ割込みを通知し、処理を終了する。
[1−2−2.マスタ権の返還処理]
図7は、Dual−role装置102からマスタ装置101へのマスタ権の返還シーケンスを示す。
マスタ権返還時、Dual−role装置102はマスタ装置101へ割込み線を用いて割込みを通知する。またDual−role装置102は、割込み通知時にスレーブ状態に移転しマスタ機能を停止する。マスタ装置101はDual−role装置102からの割込み通知時、マスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる。
このように割込み通知をトリガに、Dual−role装置102からマスタ装置101へマスタ権が返還される。
図7は、Dual−role装置102からマスタ装置101へのマスタ権の返還シーケンスを示す。
マスタ権返還時、Dual−role装置102はマスタ装置101へ割込み線を用いて割込みを通知する。またDual−role装置102は、割込み通知時にスレーブ状態に移転しマスタ機能を停止する。マスタ装置101はDual−role装置102からの割込み通知時、マスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる。
このように割込み通知をトリガに、Dual−role装置102からマスタ装置101へマスタ権が返還される。
《マスタ装置101によるマスタ権返還処理》
マスタ権返還シーケンスにおける、マスタ装置101による処理内容を図2の構成図及び図8のフローチャートを用いて説明する。
マスタ権返還シーケンスにおける、マスタ装置101による処理内容を図2の構成図及び図8のフローチャートを用いて説明する。
ステップS801:マスタ権返還時、割込み検知部1013はDual−role装置102からの割込み通知を受信し、制御部1010に通知する。
ステップS802:制御部1010のマスタ機能制御部1010aは、自身にマスタ機能があるかどうかをチェックする。マスタ機能がない場合はステップS803に進み、マスタ機能がある場合は処理を終了する。
ステップS803:マスタ機能制御部1010aは、Dual−role装置102によりマスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる。以降マスタ装置101は、他の通信装置102,103,104へ指令発行が可能となる。
ステップS802:制御部1010のマスタ機能制御部1010aは、自身にマスタ機能があるかどうかをチェックする。マスタ機能がない場合はステップS803に進み、マスタ機能がある場合は処理を終了する。
ステップS803:マスタ機能制御部1010aは、Dual−role装置102によりマスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる。以降マスタ装置101は、他の通信装置102,103,104へ指令発行が可能となる。
《Dual−role装置102によるマスタ権返還処理》
マスタ権返還シーケンスにおける、Dual−role装置102による処理内容を図2の構成図及び図9のフローチャートを用いて説明する。
マスタ権返還シーケンスにおける、Dual−role装置102による処理内容を図2の構成図及び図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップS901:マスタ権返還時、マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、自身の状態をスレーブ状態に移転させ、マスタ機能を停止する。
ステップS902:次にマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、割込み通知部1023に指示を出し、マスタ装置101へ割込みを通知する。以降Dual−role装置102は、スレーブ装置への指令発行は行わない。
ステップS902:次にマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、割込み通知部1023に指示を出し、マスタ装置101へ割込みを通知する。以降Dual−role装置102は、スレーブ装置への指令発行は行わない。
なお、Dual−role装置102による割込み通知は、(i)Dual−role装置102からマスタ権が返還される場合の他、(ii)マスタ装置101とDual−role装置102間の通信にエラーが生じた場合において受信される。(ii)の通信エラーは、例えば、Dual−role装置102によるマスタ権移転応答送信後、タイムアウトが検知された場合(図6のステップS605)や、マスタ装置101からのマスタ権移転確認を受信できなかった場合(図6のステップS607)がある。
[1−2−3.マスタ権移転応答の消失時の処理]
図10に示すように、Dual−role装置102からマスタ装置101へのマスタ権移転応答が消失したとき、ハンドシェーク1、ハンドシェーク2ともに不成立となる。この場合、マスタ権はDual−role装置102に委譲されない。
図10に示すように、Dual−role装置102からマスタ装置101へのマスタ権移転応答が消失したとき、ハンドシェーク1、ハンドシェーク2ともに不成立となる。この場合、マスタ権はDual−role装置102に委譲されない。
このようなマスタ権移転応答の消失時における、マスタ装置101による処理内容を図2の構成図及び図5のフローチャートを再び用いて説明すると、次のようになる。
マスタ装置101がマスタ権移転指令を送信(ステップS501)後、マスタ装置101はDual−role装置102からのマスタ権移転応答受信待ち処理に入る(ステップS502)。このとき、マスタ権移転応答が図10に示すように送信途中で消失すると、マスタ装置101のエラー検知部1012がマスタ権移転応答待ちタイムアウトを検知し(ステップS503)、制御部1010のマスタ機能制御部1010aは、マスタ権委譲処理を終了する。このとき、マスタ権はマスタ装置101が所持したままである。
マスタ装置101がマスタ権移転指令を送信(ステップS501)後、マスタ装置101はDual−role装置102からのマスタ権移転応答受信待ち処理に入る(ステップS502)。このとき、マスタ権移転応答が図10に示すように送信途中で消失すると、マスタ装置101のエラー検知部1012がマスタ権移転応答待ちタイムアウトを検知し(ステップS503)、制御部1010のマスタ機能制御部1010aは、マスタ権委譲処理を終了する。このとき、マスタ権はマスタ装置101が所持したままである。
一方、Dual−role装置102からのマスタ権移転応答の消失時における、Dual−role装置102による処理内容を図2の構成図及び図6のフローチャートを再び用いて説明すると、次の通りである。
マスタ権移転応答が消失すると、マスタ装置101からのマスタ権移転確認の受信待ち状態(ステップS604〜S606)にあるマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aに対し、エラー検知部1022がタイムアウトを検知する(ステップS605)。マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、エラー検知部1022のタイムアウトの検知を受けると、割込み通知部1023に指示を出し、マスタ装置101へ割込みを通知し、マスタ権委譲処理を終了する(ステップS610)。このとき、マスタ権はDual−role装置102に委譲されないため、マスタ権競合発生を回避できる。また、マスタ装置101は、Dual−role装置102からの割込み通知によりマスタ権移転応答が消失したことを検知できる。
マスタ権移転応答が消失すると、マスタ装置101からのマスタ権移転確認の受信待ち状態(ステップS604〜S606)にあるマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aに対し、エラー検知部1022がタイムアウトを検知する(ステップS605)。マスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、エラー検知部1022のタイムアウトの検知を受けると、割込み通知部1023に指示を出し、マスタ装置101へ割込みを通知し、マスタ権委譲処理を終了する(ステップS610)。このとき、マスタ権はDual−role装置102に委譲されないため、マスタ権競合発生を回避できる。また、マスタ装置101は、Dual−role装置102からの割込み通知によりマスタ権移転応答が消失したことを検知できる。
[1−2−4.マスタ権移転確認の消失時の処理]
図11に示すように、マスタ装置101からDual−role装置102へのマスタ権移転確認が消失したとき、ハンドシェーク2が不成立となる。この場合、マスタ権はDual−role装置102に委譲されない。
図11に示すように、マスタ装置101からDual−role装置102へのマスタ権移転確認が消失したとき、ハンドシェーク2が不成立となる。この場合、マスタ権はDual−role装置102に委譲されない。
このようなマスタ権移転確認の消失時における、マスタ装置101による処理内容を図2の構成図及び図5、図8のフローチャートを再び用いて説明すると、次のようになる。
マスタ機能制御部1010aは,Dual−role装置102へマスタ権移転確認を送信後(ステップS506)、マスタ機能を停止する(ステップS507)。その後、マスタ権移転確認が図11に示すように送信途中で消失すると、割込み検知部1013がDual−role装置102からの割込み通知を検知する。マスタ機能制御部1010aは割込み通知受信によりマスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる(ステップS801〜S803)。
マスタ機能制御部1010aは,Dual−role装置102へマスタ権移転確認を送信後(ステップS506)、マスタ機能を停止する(ステップS507)。その後、マスタ権移転確認が図11に示すように送信途中で消失すると、割込み検知部1013がDual−role装置102からの割込み通知を検知する。マスタ機能制御部1010aは割込み通知受信によりマスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる(ステップS801〜S803)。
一方、マスタ装置101からのマスタ権移転確認の消失時における、Dual−role装置102による処理内容を図2の構成図及び図6のフローチャートを用いて説明すると、次の通りである。
マスタ権移転確認が消失すると、マスタ装置101からのマスタ権移転確認の受信待ち状態(ステップS604〜S606)にあるマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aに対し、エラー検知部1022がタイムアウトを検知する(ステップS605)。さらにマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、エラー検知部1022のタイムアウトの検知を受けると、割込み通知部1023に指示を出し、マスタ装置101へ割込みを通知し、マスタ権委譲処理を終了する(ステップS610)。このとき、マスタ権はDual−role装置102に委譲されないため、マスタ権競合発生を回避できる。また、マスタ装置101は、上述のように、Dual−role装置102からの割込み通知受信によりマスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる(ステップS801〜S803)。
マスタ権移転確認が消失すると、マスタ装置101からのマスタ権移転確認の受信待ち状態(ステップS604〜S606)にあるマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aに対し、エラー検知部1022がタイムアウトを検知する(ステップS605)。さらにマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、エラー検知部1022のタイムアウトの検知を受けると、割込み通知部1023に指示を出し、マスタ装置101へ割込みを通知し、マスタ権委譲処理を終了する(ステップS610)。このとき、マスタ権はDual−role装置102に委譲されないため、マスタ権競合発生を回避できる。また、マスタ装置101は、上述のように、Dual−role装置102からの割込み通知受信によりマスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる(ステップS801〜S803)。
[1−3.変形例]
なお、マスタ装置101のマスタ機能制御部1010aは、Dual−role装置102からのマスタ権移転応答の受信待ち処理(ステップS505)において、マスタ権移転応答以外のパケットを受信した場合、パケット受信を無効としてステップS502に戻り、マスタ権移転応答受信待ち処理を継続してもよい。
なお、マスタ装置101のマスタ機能制御部1010aは、Dual−role装置102からのマスタ権移転応答の受信待ち処理(ステップS505)において、マスタ権移転応答以外のパケットを受信した場合、パケット受信を無効としてステップS502に戻り、マスタ権移転応答受信待ち処理を継続してもよい。
また、Dual−role装置102のマスタ/スレーブ機能切替え制御部1020aは、マスタ装置101からのマスタ権移転確認の受信待ち処理(ステップS607)において、マスタ権移転確認以外のパケットを受信した場合、パケット受信を無効としてステップS604に戻り、マスタ権移転確認の受信待ち処理を継続してもよい。
[1−4.効果等]
以上のように、本実施の形態においては、マスタ装置101は、Dual−role装置102とスレーブ装置103とに接続され、通信線を介して、スレーブ装置103に格納されたデータを制御する機能を実行可能にするマスタ権の移転指令をDual−role装置102に対して送信し、Dual−role装置102より同移転指令に対するマスタ権移転応答を受信する送受信部1011と、マスタ権移転指令を生成し、マスタ装置101においてマスタ機能を停止又は実行可能にする制御部1010と、を有し、制御部1010は、マスタ権移転応答に対するマスタ権移転確認通知を生成し、同確認通知を送受信部1011を介してDual−role装置102に送信したとき、マスタ装置101においてマスタ機能を停止させる。
以上のように、本実施の形態においては、マスタ装置101は、Dual−role装置102とスレーブ装置103とに接続され、通信線を介して、スレーブ装置103に格納されたデータを制御する機能を実行可能にするマスタ権の移転指令をDual−role装置102に対して送信し、Dual−role装置102より同移転指令に対するマスタ権移転応答を受信する送受信部1011と、マスタ権移転指令を生成し、マスタ装置101においてマスタ機能を停止又は実行可能にする制御部1010と、を有し、制御部1010は、マスタ権移転応答に対するマスタ権移転確認通知を生成し、同確認通知を送受信部1011を介してDual−role装置102に送信したとき、マスタ装置101においてマスタ機能を停止させる。
本実施の形態においてはまた、Dual−role装置102は、データを格納するスレーブ装置103と、マスタ権を管理するマスタ装置101とに接続され、通信線を介して、マスタ装置101よりマスタ権の移転指令を受信し、同移転指令に対するマスタ権移転応答をマスタ装置101に送信する送受信部2011と、マスタ権移転応答を生成し、Dual−role装置102においてマスタ機能を停止又は実行可能にする制御部2010と、を有し、制御部2010は、送受信部2011を介してマスタ権移転応答に対するマスタ権移転確認通知をマスタ装置101より受信したとき、Dual−role装置102においてマスタ機能を実行可能にする。
これにより、3ステップのハンドシェークを採用してマスタ装置101からDual−role装置102へマスタ権を委譲するようにしたため、通信装置間におけるマスタ権の送受信をより確実に行うことができ、マスタ権移転処理中において、いずれの通信装置にもマスタ権がない異常状態やマスタ権が複数の通信装置に存在する状態(マスタ権の競合)を回避することができる。
ここで、マスタ権が競合するとは、マスタ装置101とDual−role装置102がそれぞれ自身にマスタ権があると認識している状態である。このように、マスタ権が競合すると、リング接続されたマスタ装置101、Dual−role装置102、及びスレーブ装置103,104において、マスタ装置101とDual−role装置102の双方からスレーブ装置103,104に対してデータの書き込み等の指令が出されるため、スレーブ装置103,104に対するデータ書き込み等の処理が正常に実行されないおそれがある。上記実施の形態においては、かかるリスクを回避することができる。
また、本実施の形態においては、マスタ装置101は、Dual−role装置102と接続され上記通信線とは異なる通信線である割込み線を介して割込み通知の受信を検知する割込み検知部1013を更に有し、同割込み検知部1013が割込み通知の受信を検知すると、制御部1010は、マスタ装置101においてマスタ機能が停止されているかどうかを判断し、マスタ機能が停止されている場合は実行可能にする。一方、Dual−role装置102は、割込み線を介してマスタ装置101に割込み通知を送信する割込み通知部1023を更に有し、割込み通知部1023が割込み通知をマスタ装置101に送信したとき、制御部1020は、Dual−role装置102においてマスタ機能を停止させる。これにより、通信装置間におけるマスタ権の送受信をより確実に行うことができ、マスタ権移転処理中において、いずれの通信装置にもマスタ権がない異常状態やマスタ権の競合を回避することができる。
また、本実施の形態においては、Dual−role装置102は、マスタ権を返還する場合だけでなくタイムアウトを検知した場合にも割込み通知をマスタ装置101に送信する。そして、Dual−role装置102からマスタ装置101への割込み通知によって、マスタ装置101の制御部1010は、マスタ権がマスタ装置101にあるかどうかのチェックを行い、マスタ権がない場合はマスタ権を復帰させる。このため、マスタ装置101は、マスタ権の返還時だけでなく何らかの理由でマスタ権の委譲がなされずエラーになった場合であっても割込み通知によってマスタ機能を維持又は復帰でき、いずれの通信装置にもマスタ権がない異常状態となることをより確実に防ぐことができる。
(実施の形態2)
[2−1.構成]
図12は、本実施の形態による通信システム200を示し、マスタ装置201(マスタ装置又は第1のマスタ装置の一例)と、Dual−role措置202(第1の通信装置又は第2のマスタ装置の一例)と、スレーブ装置203、204(第2の通信装置又は通信装置の一例)と、の機能構成を概略的に示す。本実施の形態の通信システム200は、マスタ装置201とDual−role装置202が割込み線で接続されていない点において実施の形態1の通信システム100と異なる。なお、以下の説明において、実施の形態1と同様の構成要素については、説明を省略する。
[2−1.構成]
図12は、本実施の形態による通信システム200を示し、マスタ装置201(マスタ装置又は第1のマスタ装置の一例)と、Dual−role措置202(第1の通信装置又は第2のマスタ装置の一例)と、スレーブ装置203、204(第2の通信装置又は通信装置の一例)と、の機能構成を概略的に示す。本実施の形態の通信システム200は、マスタ装置201とDual−role装置202が割込み線で接続されていない点において実施の形態1の通信システム100と異なる。なお、以下の説明において、実施の形態1と同様の構成要素については、説明を省略する。
[2−1−1.マスタ装置201の構成]
マスタ装置201の内部構成について、図12の構成図を用いて説明する。マスタ装置201は、制御部2010(制御部又は第1の制御部の一例)と、パケット送受信部2011(送受信部又は第1の送受信部の一例)と、エラー検知部2012と、クロック生成部2014と、タイマ2015と、を含む。
マスタ装置201の内部構成について、図12の構成図を用いて説明する。マスタ装置201は、制御部2010(制御部又は第1の制御部の一例)と、パケット送受信部2011(送受信部又は第1の送受信部の一例)と、エラー検知部2012と、クロック生成部2014と、タイマ2015と、を含む。
制御部2010は、パケット送信制御やパケット受信時の実行制御、エラー検知時・割込み検知時のシステム状態の管理等、マスタ装置201全体を制御する。
パケット送受信部2011、エラー検知部2012、クロック生成部2014、タイマ2015は実施の形態1と同様である。
制御部2010は、マスタ機能制御部2010aと、CPU2010bと、割込み制御部2010cと、を含む。割込み制御部2010cは、割込みパケット・割込み確認パケットの送受信管理を行う。マスタ機能制御部2010a、CPU2010bは実施の形態1と同様である。
パケット送受信部2011、エラー検知部2012、クロック生成部2014、タイマ2015は実施の形態1と同様である。
制御部2010は、マスタ機能制御部2010aと、CPU2010bと、割込み制御部2010cと、を含む。割込み制御部2010cは、割込みパケット・割込み確認パケットの送受信管理を行う。マスタ機能制御部2010a、CPU2010bは実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態に係るマスタ装置201は、割込み検知部を有さず、制御部2010が割込み制御部2010cを有する点で、実施の形態1と異なる。
[2−1−2.Dual−role装置202の構成]
次に、Dual−role装置202の内部構成について図12の構成図を用いて説明する。Dual−role装置202は、制御部2020と、パケット送受信部2021と、エラー検知部2022と、タイマ2025と、を含む。
制御部2020(制御部又は第2の制御部の一例)は、パケット送信制御やパケット受信時の実行制御、エラー検知時・割込み通知時のシステム状態の管理等、Dual−role装置202全体を制御する。
パケット送受信部2021(送受信部又は第2の送受信部の一例)、エラー検知部2022、タイマ2025は実施の形態1と同様である。
次に、Dual−role装置202の内部構成について図12の構成図を用いて説明する。Dual−role装置202は、制御部2020と、パケット送受信部2021と、エラー検知部2022と、タイマ2025と、を含む。
制御部2020(制御部又は第2の制御部の一例)は、パケット送信制御やパケット受信時の実行制御、エラー検知時・割込み通知時のシステム状態の管理等、Dual−role装置202全体を制御する。
パケット送受信部2021(送受信部又は第2の送受信部の一例)、エラー検知部2022、タイマ2025は実施の形態1と同様である。
制御部2020は、マスタ/スレーブ機能切替え制御部2020aと、CPU2020bと、割込み制御部2020cと、を含む。割込み制御部2020cは、割込みパケット・割込み確認パケットの送受信管理を行う。マスタ/スレーブ機能切替え制御部2020a、CPU2020bは実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態に係るDual−role装置202は、割込み通知部を有さず、制御部2020が割込み制御部2020cを有する点で、実施の形態1と異なる。
以上のように、本実施の形態に係るDual−role装置202は、割込み通知部を有さず、制御部2020が割込み制御部2020cを有する点で、実施の形態1と異なる。
[2−2.動作]
図13は、マスタ装置201とDual−role装置202間で行われるマスタ権返還時のパケットデータのシーケンスを示し、図14は、マスタ装置201からDual−role装置202へのマスタ権を返還する処理のシーケンスを示す。なお、マスタ権委譲のシーケンスは実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図13は、マスタ装置201とDual−role装置202間で行われるマスタ権返還時のパケットデータのシーケンスを示し、図14は、マスタ装置201からDual−role装置202へのマスタ権を返還する処理のシーケンスを示す。なお、マスタ権委譲のシーケンスは実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図13及び図14に示すように、マスタ権返還時、(1)Dual−role装置202はマスタ装置201へ割込みパケット(所定の通知の一例)を送信する。またDual−role装置202は、割込みパケット送信時にスレーブ状態に移転しマスタ機能を停止する。一方、マスタ装置201はDual−role装置202からの割込みパケット受信時、マスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる(T1)。
Dual−role装置202は、マスタ装置201からの割込み確認パケットを受信するまで、割込みパケットを繰り返し送信する(T2)。
(2)マスタ装置201は、割込みパケットに対する割込み確認パケットをDual−role装置202へ送信する。Dual−role装置202は、マスタ装置201から割込み確認パケットを受信すると、割込みパケット送信を停止する(T3)。
(2)マスタ装置201は、割込みパケットに対する割込み確認パケットをDual−role装置202へ送信する。Dual−role装置202は、マスタ装置201から割込み確認パケットを受信すると、割込みパケット送信を停止する(T3)。
このように割込みパケット送信をトリガに、Dual−role装置202からマスタ装置201へマスタ権が返還される。
マスタ権返還シーケンスにおける、マスタ装置201による処理内容を図12の構成図及び図15のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1501:パケット送受信部2011は、Dual−role装置202からの割込みパケット受信を検知すると、制御部2010に通知する。
マスタ権返還シーケンスにおける、マスタ装置201による処理内容を図12の構成図及び図15のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1501:パケット送受信部2011は、Dual−role装置202からの割込みパケット受信を検知すると、制御部2010に通知する。
ステップS1502:制御部2010のマスタ機能制御部2010aは、自身にマスタ機能があるかどうかをチェックする。マスタ機能がない場合はステップS1503に進み、マスタ機能がある場合はステップS1504に進む。
ステップS1503:制御部2010の割込み制御部2010cは、マスタ機能制御部2010aに割込みパケットを受信したことを通知する。この通知に応じてマスタ機能制御部2010aはマスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる。
ステップS1503:制御部2010の割込み制御部2010cは、マスタ機能制御部2010aに割込みパケットを受信したことを通知する。この通知に応じてマスタ機能制御部2010aはマスタ権が返還されたとみなし、マスタ機能を復帰させる。
ステップS1504:最後に、割込み制御部2010cは、パケット送受信部2011に指示を出し、Dual−role装置202へ割込み確認パケットを送信する。以降マスタ装置201は、他の通信装置202,203,204へ指令発行が可能となる。
マスタ権返還シーケンスにおける、Dual−role装置202による処理内容を図12の構成図及び図16のフローチャートを用いて説明する。
マスタ権返還シーケンスにおける、Dual−role装置202による処理内容を図12の構成図及び図16のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1601:マスタ権返還時、マスタ/スレーブ機能切替え制御部2020aは、自身の状態をスレーブ状態に移転させ、マスタ機能を停止する。
ステップS1602:次に割込み制御部2020cは、パケット送受信部2021に指示を出し、マスタ装置201へ割込みパケットを送信する。以降Dual−role装置202は、スレーブ装置203,204への指令発行は行わない。
ステップS1602:次に割込み制御部2020cは、パケット送受信部2021に指示を出し、マスタ装置201へ割込みパケットを送信する。以降Dual−role装置202は、スレーブ装置203,204への指令発行は行わない。
ステップS1603:割込みパケットを送信すると、割込み制御部2020cは、マスタ装置201からの割込み確認パケット受信待ち処理に入り、一定時間待機する。
ステップS1604:一定時間待機後、割込み制御部2020cは、パケット送受信部2021からの割込み確認パケット受信の有無をチェックし、割込み確認パケット受信が無ければステップS1602に戻り、割込み確認パケット受信が有れば処理を終了する。
ステップS1604:一定時間待機後、割込み制御部2020cは、パケット送受信部2021からの割込み確認パケット受信の有無をチェックし、割込み確認パケット受信が無ければステップS1602に戻り、割込み確認パケット受信が有れば処理を終了する。
[2−3.効果等]
以上により、本実施の形態によるマスタ装置201は、制御部2010が、マスタ装置201においてマスタ機能が停止されている間に、Dual−role装置202より割込みパケットを受信したと判断したとき、マスタ機能を実行可能にし、割込みパケットに対して割込み確認パケットを送受信部2011を介してDual−role装置202に送信する。また、Dual−role装置202は、送受信部2021が割込みパケットを通信線を介してマスタ装置201に繰り返し送信し、送受信部2021が割込みパケットを最初に送信したとき、制御部2020は、Dual−role装置202においてマスタ機能を停止させる。
以上により、本実施の形態によるマスタ装置201は、制御部2010が、マスタ装置201においてマスタ機能が停止されている間に、Dual−role装置202より割込みパケットを受信したと判断したとき、マスタ機能を実行可能にし、割込みパケットに対して割込み確認パケットを送受信部2011を介してDual−role装置202に送信する。また、Dual−role装置202は、送受信部2021が割込みパケットを通信線を介してマスタ装置201に繰り返し送信し、送受信部2021が割込みパケットを最初に送信したとき、制御部2020は、Dual−role装置202においてマスタ機能を停止させる。
これにより、割込みパケットによるマスタ権返還が可能になり、マスタ装置201とDual−role装置202間に割込み線がない場合であっても、実施の形態1と同様に、通信装置間におけるマスタ権の送受信をより確実に行うことができ、マスタ権移転処理中において、いずれの通信装置にもマスタ権がない異常状態やマスタ権の競合を回避することができる。
また、Dual−role装置202の割込み制御部2020cにおいて、マスタ装置201からの割込み確認パケットを受信するまで割込みパケット送信処理を継続することで、割込みパケット消失による異常状態(マスタ装置201・Dual−role装置202ともにマスタ権を持たない状態)を回避できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例として、実施の形態1及び2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1及び2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上のように、本出願において開示する技術の例として、実施の形態1及び2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1及び2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
例えば、上記実施の形態においては、Dual−role装置側からマスタ装置に対しマスタ権の移転指令を要求することも可能である。その場合のシーケンスを図17に示す。ここでは、実施の形態1の装置(図2)を例にして説明する。(1)まず、Dual−role装置102はマスタ装置101に対し、割込み線を介して割込み要求(所定の通知の一例)を送信する。(2)そして、マスタ装置101は、Dual−role装置102に対して割込み要求に対する応答を通信線を介して送信する。このとき、マスタ装置101においては、割込み検知部1013による検知が制御部1010に伝えられ、マスタ機能制御部1010aはパケット送受信部1011を介してマスタ権移転指令を送信する(T1)。以下は、実施の形態1と同様に、(3)Dual−role装置102は、マスタ権移転指令に対してマスタ権移転応答をマスタ装置101に送る(T2)。(4)マスタ装置101がマスタ権移転応答を受信すると、ハンドシェーク1が成立する。(5)ハンドシェーク1が成立すると、マスタ装置101はDual−role装置102へマスタ権移転確認を送信し(T3)、ハンドシェーク2が成立する。なお、マスタ権の返還処理については実施の形態1と同様にはDual−role装置102による割込み通知によって行われる(図8及び図9)。
その他についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施変更することができる。
例えば、上記実施形態では、データ単位としてパケット用いているが、これに限定されることなく、使用されるプロトコルに応じたデータ単位であっても本発明を適用できる。
また、マスタ装置やDual−role装置において、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
例えば、上記実施形態では、データ単位としてパケット用いているが、これに限定されることなく、使用されるプロトコルに応じたデータ単位であっても本発明を適用できる。
また、マスタ装置やDual−role装置において、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてあり得る。
また、上記各実施の形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。そして、上記各実施の形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、プロセッサ、中央演算装置(CPU)により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記各実施の形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。そして、上記各実施の形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、プロセッサ、中央演算装置(CPU)により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。なお、上記実施の形態に係る通信システム、マスタ装置、Dual−role装置、スレーブ装置をハードウェアにより実現する場合、各処理を行うためのタイミング調整を行う必要があるのは言うまでもない。上記実施形態においては、説明便宜のため、実際のハードウェア設計で生じる各種信号のタイミング調整の詳細については省略している。
また、上記実施の形態における処理方法の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えることができるものである。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリを挙げることができる。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリを挙げることができる。
上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
また、上記実施形態において、マスタ装置とDual−role装置とは、別装置であることに限定されず、1つの装置内に構成されるものであってもよい。
また、上記実施形態において、マスタ装置とDual−role装置とは、別装置であることに限定されず、1つの装置内に構成されるものであってもよい。
なお、本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
本開示は、複数の通信装置が通信線で接続され、制御権データの送受信を行う通信技術に利用可能できる。
101 マスタ装置
102 Dual−role装置
103、104 スレーブ装置
201 マスタ装置
202 Dual−role装置
203、204 スレーブ装置
102 Dual−role装置
103、104 スレーブ装置
201 マスタ装置
202 Dual−role装置
203、204 スレーブ装置
Claims (9)
- 第1の通信装置と、一以上の第2の通信装置のうちの少なくとも一つとに接続されるマスタ装置であって、
第1の通信線を介して、少なくとも前記一以上の第2の通信装置に格納されたデータを制御する機能を実行可能にするデータ制御権の移転指令を前記第1の通信装置に対して送信し、前記第1の通信装置より前記移転指令に対する応答を受信する送受信部と、
前記移転指令を生成し、前記マスタ装置において前記データを制御する機能を停止又は実行可能にする制御部と、
前記第1の通信装置と接続され前記第1の通信線とは異なる第2の通信線を介して所定の通知が受信されたことを検知する検知部と、
を備え、
前記制御部は、
前記応答に対する確認通知を生成し、
前記確認通知を前記送受信部を介して前記第1の通信装置に送信したとき、前記マスタ装置において前記データを制御する機能を停止させ、
前記検知部が前記所定の通知の受信を検知すると、前記データを制御する機能を実行可能にする、
マスタ装置。 - 前記制御部は、前記第1の通信線を介して、前記第1の通信装置より所定の通知を受信したと判断したとき、前記データを制御する機能を実行可能にし、前記所定の通知に対する応答を前記送受信部を介して前記第1の通信装置に送信する、
請求項1に記載のマスタ装置。 - 前記検知部が前記所定の通知の受信を検知すると、前記制御部は、前記所定の通知に対する応答を生成し前記第2の通信線を介して前記第1の通信装置に送信させ、前記データ制御権の移転指令を前記第1の通信線を介して前記第1の通信装置に送信する、
請求項1に記載のマスタ装置。 - データを格納する一以上の通信装置のうちの少なくとも一つと、少なくとも前記データを制御する機能を実行可能にするデータ制御権を管理する第1のマスタ装置とに接続される第2のマスタ装置であって、
第1の通信線を介して、前記第1のマスタ装置より前記データ制御権の移転指令を受信し、前記移転指令に対する応答を前記第1のマスタ装置に送信する送受信部と、
前記移転指令に対する応答を生成し、前記第2のマスタ装置において前記データを制御する機能を停止又は実行可能にする制御部と、
前記第1の通信線とは異なる第2の通信線を介して前記第1のマスタ装置に所定の通知を送信する通知部と、
を備え、
前記制御部は、
前記送受信部を介して前記応答に対する確認通知を前記第1のマスタ装置より受信したとき、前記第2のマスタ装置において前記データを制御する機能を実行可能にし、
前記通知部が前記所定の通知を前記第1のマスタ装置に送信したとき、前記第2のマスタ装置において前記データを制御する機能を停止させる、
第2のマスタ装置。 - 前記送受信部は、所定の通知を前記第1の通信線を介して前記第1のマスタ装置に繰り返し送信し、
前記送受信部が前記所定の通知を最初に送信したとき、前記制御部は、前記第2のマスタ装置において前記データを制御する機能を停止させる、
請求項4に記載の第2のマスタ装置。 - 前記送受信部が前記移転指令に対する応答を前記第1のマスタ装置に送信した後、所定時間、前記第1のマスタ装置より前記応答に対する確認通知を受信しないとき、前記制御部は、前記所定の通知を生成し前記通知部により前記第1のマスタ装置に送信する、
請求項4又は5に記載の第2のマスタ装置。 - 前記第1の通信線とは異なる第2の通信線を介して前記第1のマスタ装置に所定の通知を送信する通知部を更に備え、
前記制御部は、前記所定の通知を生成し前記通知部により前記第1のマスタ装置に送信することにより、前記第1のマスタ装置に対し前記データ制御権の移転指令の送信を要求する、
請求項4に記載の第2のマスタ装置。 - データを格納する一以上の通信装置と、
前記一以上の通信装置のうちの少なくとも一つと接続され、少なくとも前記データを制御する機能を実行可能にするデータ制御権を管理する第1のマスタ装置と、
前記一以上の通信装置のうちの少なくとも一つと前記第1のマスタ装置とに接続される第2のマスタ装置と、
を備える通信システムであって、
前記第1のマスタ装置は、
第1の通信線を介して、前記データ制御権の移転指令を前記第2のマスタ装置に対して送信し、前記第2のマスタ装置より前記移転指令に対する応答を受信する第1の送受信部と、
前記移転指令を生成し、前記第1のマスタ装置において前記データを制御する機能を停止又は実行可能にする第1の制御部と、
を有し、
前記第2のマスタ装置は、
前記第1の通信線を介して、前記第1のマスタ装置より前記移転指令を受信し、前記応答を前記第1のマスタ装置に送信する第2の送受信部と、
前記応答を生成し、前記第2のマスタ装置において前記データを制御する機能を停止又は実行可能にする第2の制御部と、
を有し、
前記第1の制御部は、
前記応答に対する確認通知を生成し、
前記確認通知を前記第1の送受信部を介して前記第2のマスタ装置に送信したとき、前記第1のマスタ装置において前記データを制御する機能を停止させ、
前記第2の制御部は、
前記第2の送受信部を介して前記確認通知を前記第1のマスタ装置より受信したとき、前記第2のマスタ装置において前記データを制御する機能を実行可能にし、
前記第2のマスタ装置は更に、第1の通信線とは異なる第2の通信線を介して前記第1のマスタ装置と接続され、
前記第2のマスタ装置は、(i)前記データ制御権を前記第1のマスタ装置に返還するとき、(ii)前記第1のマスタ装置との間の通信にエラーが生じたとき、又は(iii)前記第1のマスタ装置に対し前記データ制御権の移転を要求するときは、前記第2の通信線を介して前記第1のマスタ装置と接続する、
通信システム。 - データを格納する一以上の通信装置と、少なくとも前記データを制御する機能を実行可能にするデータ制御権を管理する第1のマスタ装置と、前記一以上の通信装置のうちの少なくとも一つと前記第1のマスタ装置とに接続される第2のマスタ装置とを用いた通信方法であって、
前記第1のマスタ装置より前記第2のマスタ装置に対し、第1の通信線を介して、前記データ制御権の移転指令を送信し、
前記第2のマスタ装置より前記第1のマスタ装置に対し、前記第1の通信線を介して、前記移転指令に対する応答を送信し、
前記第1のマスタ装置より前記第2のマスタ装置に対し、前記第1の通信線を介して、前記応答に対する確認通知を送信し、
前記第1のマスタ装置が前記確認通知を送信したとき、前記第1のマスタ装置において前記データを制御する機能を停止させ、
前記第2のマスタ装置が前記確認通知を受信したとき、前記第2のマスタ装置において前記データを制御する機能を実行可能にし、
更に、(i)前記データ制御権を前記第1のマスタ装置に返還するとき、(ii)前記第1のマスタ装置との間の通信にエラーが生じたとき、又は(iii)前記第1のマスタ装置に対し前記データ制御権の移転を要求するときは、第1の通信線とは異なる第2の通信線を介し前記第2のマスタ装置を前記第1のマスタ装置と接続する、
通信方法。
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